JPS5844246Y2 - 浴室用暖房装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は浴室の暖房機に係り、短時間で暖房効果を発揮
させると共に入浴時にはスノコの役割りをもたした暖房
機を得ることを目的とする。

冬期の入浴時には浴室内をかなり高温にしておかなけれ
ば洗場では非常に寒く感じるものであった。

そのため従来は、天井部に暖房機を設けて床面に向かい
温風を送風して暖房を行なっていたか、暖房機を天井部
に設けるためには大工事を行なわねばならないと共に、
天井部から送風するため、かなりの風速でもって送風し
なければ高温にならないため、風速の大きな温風に人体
が接すると寒さを感じ、また不快感を感じる欠点があっ
た。

本考案は上記従来の欠点を解消するもので、以下にその
実施例を第１〜３図にもとづいて説明する。

図において、１は内部に送風機２とヒータ３を有した温
風発生機、４は温風発生機１の温風吹出口５に着脱自在
に設けられる伸縮自在なホース、６は上面を凹凸状に形
成した中空状のフロア−パネル、７は凹部８から凸部９
に）″、上る立上り壁に設けた通気口、１０は７０アー
バネル６内の水を排水するようにフロア−パネル６の底
部に設けた排水口、１１は温風発生機１に接続されるホ
ース４の端部が接続されるようにフロア−・ぐネル６の
側壁に設けた接続口、１２は浴室の洗場、１３は脱衣場
、１４は浴室１２と脱衣場１３を仕切る仕切壁で゛ある
。

上記横取において、フロア−パネル６を浴室の洗場１２
に置き、脱衣場１３等に置かれた温風発生機１の温風吹
出口５に接続されたホース４の端部をフロア−パネル６
に設けられた接続口１１に接続して温風発生機１を運転
すると、送風機２により送られる空気がヒータ３により
加熱されてフロア−パネル６内に供給され、フロア−バ
ネ几６に設けた通気ロアより浴室内に温風が供給され浴
室内の暖房が行なわれる。

今フロアーパネル６−Ｌに人が位置した場合にはフロア
−パネル６の通気ロアから放散される温風が直接人体に
接触して、暖を得ることが出来るものである。

またフロア−パネル６は洗場に置かれ、スノコの役目を
するので、洗場において人体を洗っている時においても
人体の下方から温風が供給され、寒さを感じることが無
く、フロア−パネル６内には入った湯水は排水口１０よ
り排水され温風の供給にさまたげにならないものである
。

このように本考案によれば、浴室の洗場にフロア−パネ
ルを設け、浴室の床面側から温風が放散されるので、浴
室の暖房効率が良くなると共にフロア−パネルをスノコ
として利用出来、フロアパネル上に座って身体を洗いな
がらフロア−パネルから放散する温風が直接身体に接触
するので、寒さを感じることなく快適な入浴が出来る。

また、フロア−パネルには電装品が設けられていないの
で感電することも無く安心して使用できると共に、設置
が容易である等の効果をもたらす。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の浴室用暖房装置の斜視図、第２図は同
使用状態を示す一部断面図、第３図は同フロア−パネル
の断面図である。 １・・・・・・温風発生器、４・・・・・・ホース、６
・・・・・・フロア−パネル、７・・・・・・通気口、
８・・・・・・凹部、９・・・・・・凸部、１０・・・
・・・排水口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中空で上面に凹凸面を有したフロア−パネルと、前記凹
   凸面の凹部から凸部に立上がる立上り壁に設けた通気孔
   と、フロア−パネルの底部に設けた排水口と、フロア−
   パネル内にホースを介して温風を供給する温風発生機と
   からなる浴室用暖房装置。