JP3066547U - 覆い部材支持器 - Google Patents

覆い部材支持器

Info

Publication number
JP3066547U
JP3066547U JP1999006092U JP609299U JP3066547U JP 3066547 U JP3066547 U JP 3066547U JP 1999006092 U JP1999006092 U JP 1999006092U JP 609299 U JP609299 U JP 609299U JP 3066547 U JP3066547 U JP 3066547U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
framework
pipe
cover member
flexible hose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1999006092U
Other languages
English (en)
Inventor
正中 安達
Original Assignee
正中 安達
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 正中 安達 filed Critical 正中 安達
Priority to JP1999006092U priority Critical patent/JP3066547U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3066547U publication Critical patent/JP3066547U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 枠組を覆う掛け布団などの覆い部材を、枠組
の一側端から半分程度剥がしても、冬期に寝たきり老人
などの使用者が寒さや,冷えを感じないように保温する
ことが、容易にまた安全にできる覆い部材支持器を提供
する。 【解決手段】 ベッドなどの支持部材1上に、使用者の
胴体部と対応して突出する枠組4の左,右側部を載置
し、枠組4を掛け布団などの覆い部材支持器において、
支持部材1外に容器6を配置し、容器6内に入れた水を
電気9によって加温し、加温した温水をポンプ7によっ
て少なくとも一部を可撓性のホース8にした管路10に
通し、枠組4の左,右側部の一方および枠組4を覆う部
材を加温し、使用者が寒さや冷えを感じないようにす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、寝たきり老人,手術後の患者などが使用する場合に好適する寝具 、特に掛け布団などの覆い部材を支持する覆い部材支持器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、ベッドなどの支持部材上の寝たきり老人,手術直後の患者など使用者 の胴体部分と対応するトンネル状などの枠組を、掛け布団,毛布などで覆う覆い 部材支持器において、前記支持器の左,右側端部を前記支持部材上に支持し、使 用者の胴体部分と前記支持器との間に空間部を設け、前記支持器を掛け布団など の覆い部材で覆うようにしている。 そして、必要な時に看護婦などの介護者が前記覆い部材の一側部を半分程度剥 がして、寝たきり老人の場合は、おむつ交換,尻拭きなどの作業をし、手術後の 患者の場合は、傷口のガーゼ,包帯の交換作業をている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、冬期などの寒冷時には前記覆い部材を一側から半分程度剥がすこと になるので、寝具から熱が逃げて、前記老人などの使用者が寒く感じたり、枠組 の一側部が冷えたりするという問題点があった。 また、寝たきり老人などの場合、尻拭き作業に限らず、朝の洗顔,身体拭きの ために必要とするお湯は、一々湯沸かし器からお湯をベッドまで運んできて使用 しなければならず、極めて不便で面倒であると共に、介護者の作業時間が長く掛 かり、介護者を長時間拘束するようになるという問題点があった。
【0004】 この考案は、前述した問題点を解決し、冬期に掛け布団,毛布などの覆い部材 を支持器の一側から半分程度剥がしても、使用者に寒さや冷えを感じさせないよ うにすることが、容易にしかも安全にできる掛け布団,毛布などの覆い部材支持 器を提供することを目的とする。 また、前記支持器に配設した循環管路に給湯する加温装置の容器のお湯を自由 に使用可能とすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案は、ベッドなどの支持部材上に、使用者の胴体部と対応し てトンネル状など上方に突出する枠組の左,右側端を載置し、前記胴部と前記枠 組みとの間に空間部を形成し、枠組を掛け布団などの覆い部材で覆うようにした 覆い部材支持器において、前記支持部材から離して配置した容器と、この容器に 入れた水を加温する電気ヒータと、少なくとも一部を可撓性のホースにして前記 枠組の少なくとも上部を加温し、加温部と前記容器との間をポンプによって循環 させる管路とからなる加温装置を備えたことを特徴とする覆い部材支持器。
【0006】 請求項2に係かる考案は、請求項1に記載した覆い部材支持器において、容器 内の水を電気ヒータによって35℃〜40℃、好ましくは36℃〜38℃の温水 とし、この温水が可撓性のホースによって枠組の上部と前記容器内とを循環する ようにしたことを特徴とする。
【0007】 請求項3の考案は、請求項1または2に記載した覆い部材支持器において、枠 組を構成する縦杆及び横杆の少なくとも一部を硬質プラスチックパイプまたは金 属パイプとし、これらのパイプの少なくとも一部で管路を構成し、可撓性のホー スによって容器内と前記パイプとを接続したことを特徴とする。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の一実施形態につき、図を参照して説明する。 図1に示した実施形態は、ベッドなどの支持部材1上に設けた敷き布団2など の頭部上に枕3を載せ、敷き布団2の寝たきり老人などの使用者(図示省略)の 胴体部に対応する部分に、トンネル状など上方に突出する金属または硬質プラス チックからなる縦杆4aと横杆4bとを交差させた既存の枠組4を載置し、左, 右側縁の縦杆4aを敷き布団2またはマットレスの両端部上に支持させる。
【0009】 図1,図2に示すように、前記枠組4を加温する加温装置5は、直方体状の容 器6を支持部材1に近い床上に移動可能に設置し、前記容器6は長手方向の略中 央部で側面に開口穴6eを有する仕切板6dが形成された上面開口容器で、一端 側の開口には着脱可能な上蓋6aが、また他端側の開口には上蓋6bが着脱可能 に取り付けられ、前記開口が閉じられている。
【0010】 前記容器6内の他端側の底には、水中ポンプ7を固定し、このポンプ7に連な る管路10の一部または全部を構成する可撓性のホース8の送出側端部を接続し 、ホース8を上蓋6b上方に貫通させ、前記ホース8の容器6外の部分を前記枠 組4の弧状に形成した前,後横杆4b,4bに、接着や紐などによって保持させ ると共に、ホース8の中間部を前,後横杆4b,4b間の左右方向中央部に配置 した縦杆4aに沿わせ、ホース8の戻し側端部を容器6の上蓋6bの下方に貫通 させ、容器6内の他端側に開口させてある。
【0011】 また容器6内の他端側の下部に電気ヒータ9を配置し、このヒータ9を容器6 の側壁6cに保持させ、ヒータ9の作動によって容器6内の水温を35℃〜40℃ 程度にサーモスタッドによって温度制御するようにしてある。 また水中ポンプ7および電気ヒータ9は容器6の外側から操作するようにして ある。なお、ポンプ7は外側に6取り付けてもよい。
【0012】 前述のように構成した、この考案の実施形態の覆い部材支持器は、使用者の胴 体部と枠組4との間に空間部を設け、冬期などの寒冷時に、看護婦などの介護者 が掛け布団などの覆い部材を枠組4の一側部から半分程度剥がして、寝たきり老 人や術後の患者の、おむつ交換,尻拭きやガーゼ,包帯の交換作業をする。
【0013】 この際に、予め加温装置5の電気ヒータ9を作動させて、容器6内に入れた水 を35℃〜40℃、好ましくは36℃〜38℃程度の温水とし、この温水の温度 を保ってポンプ7を作動させ、前記温水を管路10を構成するホース8に通して 枠組4の一側部を加温し、容器6内の温水を循環させることで、枠組4およびホ ース8,掛け布団などの覆い部材および前記空間部を暖かく保ち、前記老人など の使用者が寒さや冷えを感じるのを、容易にまた安全に防止することができる。
【0014】 また、前記容器6の上蓋6aを開いて容器6内の温水を洗面器などに汲み出し 、洗顔や身体を拭き清める温水として使用でき、必要に応じて上蓋6aを開いて 容器6内に水を補給し、上蓋6aを閉じる。
【0015】 なお、図2に鎖線で示すように、温水取出し蛇口11を設け、容器6内の温水 を蛇口11を開いて洗面器などに入れた後、蛇口11を閉じるようにしても良い 。 さらに、寒冷地では、加温装置5を所要時間作動させ、枠組4全体にホース8 を配設するようにして、前記枠組4上部の一部だけでなく全体を加温するように しても良い。
【0016】 そして、加温装置5は、図1に示す位置に配置することなく、支持部材1であ るベッドの4本の脚によって囲まれた部分の床上などに配置することで、部屋の 床面積が狭い場合に容器6が邪魔になることを防止したり、ホース8の長さを短 くしたりすることもできる。
【0017】 前述した実施形態の加温装置は、既設の覆い部材支持器の枠組を加温するのに 適するが、新規の前記支持器の場合には、縦杆,横杆4の一部又は全部を硬質プ ラスチックや金属のパイプとし、これらのパイプに加撓性のホースを接続してこ らのパイプに温水を循環させて使用でき、このようにすることで構成が簡単とな り、安価に前記支持器を加温できて好ましい。
【0018】 前述した実施形態では、敷き布団を用いた場合について述べたが、マットレス や布を用いたり、これらと敷き布団とを重ねて用いてもよい。 また、この考案は、雪や氷による凍傷患者などの加温としても用いることがで き、覆い部材支持器の使用者は広い範囲になる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の考案は、ベッドなどの支持部材上に、使用者 の胴部と対応してトンネル状など上方に突出する枠組の左,右側端を載置し、前 記胴部と前記枠組との間に空間部を形成し、枠組を掛け布団などの覆い部材で覆 うようにした覆い部材支持器において、前記支持部材から離して配置した容器と 、この容器に入れた水を加温する電気ヒータと、少なくとも一部を可撓性のホー スにして前記枠組の少なくとも上部を加温し、加温部と前記容器との間をポンプ によって循環させる管路とからなる加温装置を備えた構成としたので、次の効果 がある。
【0020】 すなわち、枠組を覆う掛け布団,毛布などの覆い部材を、一側部から半分程度 剥がしても、枠組の所要部分を温水によって加温でき、寝たきり老人や術後の患 者などの使用者が寒さや冷えを感じないように保温することが容易にしかも安全 にできる。
【0021】 請求項2の考案は、請求項1に記載した覆い部材支持器において、容器内の水 を電気ヒータによって35℃〜40℃、好ましくは36℃〜38℃の温水とし、 この温水が可撓性のホースによって枠組の上部と前記容器内とを循環するように したので、人体に好適な温度に、掛け布団などの覆い部材および枠組の空間部を 加温でき、安全で使い易い。
【0022】 請求項3の考案は、請求項1または2に記載した覆い部材支持器において、枠 組を構成する縦杆および横杆の少なくとも一部を硬質プラスチックパイプまたは 金属パイプとし、これらのパイプの少なくとも一部で管路を構成し、可撓性のホ ースによって容器内と前記パイプとを接続したので、前記パイプの少なくとも一 部を管路とし、有効な加温が簡単な構成でできると共に、可撓性のホースを短く でき安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施形態に係る加温装置付き掛け
布団支持器をベッドと共に示した斜視図。
【図2】図1に示した加温装置の垂直断面図。
【符号の説明】
1 支持部材 2 敷き布団 3 枕 4 枠組 4a 縦杆 4b 横杆 5 加温装置 6 容器 6a 上蓋 6b 上蓋 6c 側壁 7 ポンプ 8 ホース 9 電気ヒータ 10 管路

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドなどの支持部材上に、使用者の胴
    部と対応してトンネル状など上方に突出する枠組の左,
    右側端を載置し、前記胴体部と前記枠組との間に空間部
    を形成し、枠組を掛け布団などの覆い部材で覆うように
    した覆い部材支持器において、前記支持部材から離して
    配置した容器と、この容器に入れた水を加温する電気ヒ
    ータと、少なくとも一部を可撓性のホースにして前記枠
    組の少なくとも上部空間部を加温し、加温部と前記容器
    との間をポンプによって循環させる管路とからなる加温
    装置を備えたことを特徴とする覆い部材支持器。
  2. 【請求項2】 容器内の水を電気ヒータによって35℃
    〜40℃、好ましくは36℃〜38℃の温水とし、この
    温水が可撓性のホースによって枠組の上部および一方の
    側部と前記容器内とを循環するようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載した覆い部材支持器。
  3. 【請求項3】 枠組を構成する縦杆及び横杆の少なくと
    も一部を硬質プラスチック性のパイプまたは金属性のパ
    イプとし、これらのパイプの少なくとも一部で管路を構
    成し、可撓性のホースによって容器内と前記パイプとを
    接続したことを特徴とする請求項1または2に記載した
    覆い部材支持器。
JP1999006092U 1999-08-11 1999-08-11 覆い部材支持器 Expired - Lifetime JP3066547U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999006092U JP3066547U (ja) 1999-08-11 1999-08-11 覆い部材支持器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999006092U JP3066547U (ja) 1999-08-11 1999-08-11 覆い部材支持器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3066547U true JP3066547U (ja) 2000-02-25

Family

ID=43200109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999006092U Expired - Lifetime JP3066547U (ja) 1999-08-11 1999-08-11 覆い部材支持器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3066547U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2500839B2 (ja) 介護装置
US4207629A (en) Tub-bathing equipment for bedridden old people and physically-handicapped people
US4970736A (en) Multi-functional bed for attending to the daily hygienic need of an infirm patient
CN111789727A (zh) 一种长期卧床患者专用洗脚装置及其控制方法
CN209220742U (zh) 一种具有洗头装置的老年护理床
JP3066547U (ja) 覆い部材支持器
WO2001070162A1 (en) All-purpose care bed
CN212326824U (zh) 一种长期卧床患者专用洗脚装置
JPH025787Y2 (ja)
JP3150311B2 (ja) 入浴装置
JP2764003B2 (ja) 寝たきり病人等の介護装置
CN216168414U (zh) 一种可折叠助浴沐浴篷
JP2000334004A (ja) 介護用ベッド
JP2001104430A (ja) 折り畳み浴槽及び介護支援入浴システム
JPH025788Y2 (ja)
JPH0742639U (ja) シャワー入浴装置
JP3055524U (ja) 持ち運びができる入浴装置
KR200405288Y1 (ko) 반신 보온기
KR20000006180U (ko) 침대용 매트
JP2000325421A (ja) 移動式入浴サービス車両
JP2001149439A (ja) 浴槽兼用介護用ベッド
KR200397348Y1 (ko) 반신 보온 매트
JPS596823Y2 (ja) 患者用マツト
JPH024664Y2 (ja)
JP2002253635A5 (ja)