JPS5927831Y2 - 洗滌器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、病人、身体障害者や妊産婦等、身体の動きが
不自由な人、或いは痔疾患者が肛門等の人体排泄部を、
不快感や痛みを伴なうことなく快適且衛生的に洗滌する
ことができるようになした洗滌器に関するものである。

上述の如き洗滌器は従来既に公知であるが、従来のもの
は、洗滌器に発熱体が組込まれていないので、使用の都
度洗滌器に設けた貯水槽に温水を補給せねばならず、１
度の使用で温水が余っても、次回の使用時までに冷水に
戻っているので、これをそのまま使用することはできな
かった。

上記難点を解決する為貯水槽内に電熱ヒーターを組込み
、電灯線より通電するようにすることも考えられるがこ
の場合には、給水の際貯水槽を給水場所に持ち運ぶ為−
々コードをコンセントから抜くか、もしくは別容器を用
いて給水場所から水を運んで貯支槽に給水せねばならな
いという欠点があった。

本考案は上記従来の欠点を解消し、連続して給湯可能で
且給水に余分な手間のかからない洗滌器を提供するため
になされたものである。

次に本考案洗滌器の一例を図面に基いて詳述する。

１は洗滌器本体であって、肩部に空間を備えた略り字状
をなしており、該空間には、透明合成樹脂壁によって成
形され、貯水量が肉眼で視認できるようなされた貯水槽
２が本体１に着脱可能に取着されている。

貯水槽２の底部には、自動弁機構２１が設けられ、貯水
槽２が洗滌器本体１から離脱した状態では閉弁し、洗滌
器本体１に取着された状態では開弁じて貯水槽２から送
水管路１１に通水するようになされている。

送水管路１１にはポンプ駆動モーター１２のモーター軸
に直結された翼車式給水ポンプ１３が設けられており、
給水ポンプ１３と貯水槽２との中間部にはシーズヒータ
ー１４及び温度調整器１５が設けられ、常時水温を３５
〜４０℃に保持するよう加熱するようになされている。

１６はマイクロスイッチであって、貯水槽２を洗滌器本
体１に取着した際に通電するようなされている。

３は洗滌水噴出ノズルであって、該ノズルと洗滌器本体
１とは可撓送水ホース４によって接続されている。

洗滌器本体１の外側壁には平面形状馬蹄形のノズル収納
筒５が着脱自在に設けられ、不使用時には前記ノズル３
を収納する。

本考案洗滌器は、斜上の如き構成となされて、電熱ヒー
ターが洗滌器本体内の送水管路に設けられていて貯水槽
には設けられていないので、給水の際貯水槽を給水場所
に持ち運べばよく、−々コードをコンセントから抜いた
り、別の容器を使用しなくとも、貯水槽に給水すること
ができ、貯水槽の清掃も容易で貯水槽を洗滌器本体に取
着することにより、送水管路に通水されると共に、電熱
ヒーターに通電されるので、空焚が防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す縦断面図。 １：洗滌器本体、２：貯水槽、１１：送水管路、１４：
シーズヒーター、１６：マイクロスイッチ、２１：自動
弁機構。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 貯水槽と貯水槽内の水がポンプにより送水管路を経て洗
   滌ノズルから吐出されるようになされた洗滌器本体とか
   らなり、貯水槽は洗滌器本体に対し着脱可能となされ、
   送水管路には電熱ヒーターが設けられ、貯水槽を洗滌器
   本体に取着したときに、開弁じて貯水槽内から送水管路
   に通水されると共に、電熱ヒーターに通電するようなさ
   れた洗滌器。