JPS6227193Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は前面を鏡面とした出窓部下方に、洗面
部を設けることにより、家屋に洗面場所を便宜か
つ納まりよく構築しうるようにした洗面装置に係
り、以下その一実施例を図面に基づき説明する。

図において本考案の洗面装置１は、出窓部２下
方に洗面部３を連設したものであり、本実施例で
は一体のユニツトとして形成される。洗面装置１
は、その基体を、前壁体５とその両側に対置され
る側壁体６，６と、その下方に付設される底板７
と、屋根板９とを結合してなりかつ背面が開口し
た箱体状のユニツト枠体Ａとして形成し、かつそ
の略中央高さ位置で水平な中板１０により上下に
区分することにより上方の空間で出窓部２を、又
下方の空間で洗面部３を形成する。出窓部２に
は、その前壁体５の内面に鏡１１を添設する。又
側壁体６，６には、一端が窓枠１３に沿つて摺動
するに伴ない他端が外方に突出するごとく構成し
た所謂すべり出し窓などの窓１２を取付け、又そ
の内面に前記と同様な鏡１１を添設する。出窓部
２の天井には、光拡散用の格子を設けた透光板１
６が、水平に付設され、又該透光板１６と前記屋
根板９との間の空所１９には、螢光灯などの照明
灯２０を納設している。洗面部３は前記中板１０
に洗面用の貯水部２１、蛇口２２等の洗面器具を
具え、かつその下方に両開き戸により開閉できる
収納部２７が形成される。又、前記ユニツト枠体
Ａにはその周縁から垂直に外方に突出しかつ透光
板１６と屋根板９との間を隠蔽する背板２９を付
設し、又背板２９の内縁に沿つてフランジ片３１
を周設する。従つて、外壁体Ｗに予設される取付
孔にフランジ片３１を嵌挿し、背板２９の突出片
およびフランジ片３１をビスを用いて固定するこ
とにより、外壁体Ｗから突出する出窓部２と、お
よびその下方に配着される洗面部３を連設でき
る。なお、外壁体Ｗとの接合個所には適宜の雨仕
舞が施こされている。

然して本考案の洗面装置１は、洗面可能な洗面
部３と、鏡１１を設けた出窓部２とを、居住場所
を殆ど減じることなく形成でき、又窓１２を開く
ことによつて通風、採光を図りうるとともに、前
面の鏡１１とともに、三面鏡として機能させう
る。

叙上のごとく本考案の洗面装置は、鏡を有する
出窓部下方に洗面部を連設する結果、室内空間を
有効利用しつつ洗面場所を納まりよく形成でき、
居住スペースを拡大しうる。又出窓部は前壁体
と、側壁体の開閉自在な窓とに前記鏡を取付けて
おり、従つて複数面を鏡面とし、姿見、洗面を便
宜とする他、前記窓を開くことにより、外気の取
入れ、換気、採光も可能となるなど、使い勝手を
高める。なお本考案の装置は、ユニツトとしてで
はなく造り付けによつて形成することもでき、又
本考案の装置は採光の妨げとならない北側に形成
するのがよい。さらに前壁体の鏡も開閉自在な窓
状に形成し採光可能にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の洗面装置の一実施例を示す一
部欠切斜視図、第２図は洗面室外壁体への取付け
を示す断面図である。 １……出窓装置、２……出窓部、３……洗面
部、Ｗ……外壁体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 出窓部の前壁体の内面に鏡を設けかつ前記出窓
   部の側壁体に開閉自在かつ内面に鏡を添設した窓
   を取付けるとともに、該出窓部を建物の外壁体に
   突設する一方、その下方に、洗面器具が上面に設
   けられた洗面部を連設したことを特徴とする洗面
   装置。