JPS62270843A - パワ−ユニツトのマウンテイング装置 - Google Patents
パワ−ユニツトのマウンテイング装置Info
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- JPS62270843A JPS62270843A JP11373886A JP11373886A JPS62270843A JP S62270843 A JPS62270843 A JP S62270843A JP 11373886 A JP11373886 A JP 11373886A JP 11373886 A JP11373886 A JP 11373886A JP S62270843 A JPS62270843 A JP S62270843A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/26—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
- F16F13/30—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions comprising means for varying fluid viscosity, e.g. of magnetic or electrorheological fluids
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
(産業上の利用分野)
本発明は、例えばエンジンのパワーユニットを車両の車
体に対してマウンティングするためのマウンティング装
置に関し、特に、パワーユニットの回転軸を挟んで両側
方に配設された流体封入マウントの変形を互いに関連づ
けるようにしたマウンティング装置に関する。
体に対してマウンティングするためのマウンティング装
置に関し、特に、パワーユニットの回転軸を挟んで両側
方に配設された流体封入マウントの変形を互いに関連づ
けるようにしたマウンティング装置に関する。
(従来技術)
従来、この種のマウンティング装置として、例えば特開
昭58−161617号公報に開示されているものが知
られている。このマウンティング装置は、パワーユニッ
トの回転軸を挟んで左右両側に配設されてパワーユニッ
トを基台に対し弾性支持する一対のマウントを備えてい
る。上記マウントは、非圧縮性流体が封入された上下室
を有するとともに、これら上下室の隔壁にパワーユニッ
トの脚部が連結されている。そして左側マウントの上室
と右側マウントの下室、および左側マウントの下室と右
側マウントの上室とがそれぞれ独立した導管で連通され
ており、パワーユニ、トのバウンス振動に対しては、両
マウントの互いに連通ずる上下室間で流体が移動する際
の移動ばね定数により低バウンス剛性を得る一方、パワ
ーユニソトのロール振動に対しては、上下室間の流体移
動が行なわれないことによってロール剛性を増大させて
いる。
昭58−161617号公報に開示されているものが知
られている。このマウンティング装置は、パワーユニッ
トの回転軸を挟んで左右両側に配設されてパワーユニッ
トを基台に対し弾性支持する一対のマウントを備えてい
る。上記マウントは、非圧縮性流体が封入された上下室
を有するとともに、これら上下室の隔壁にパワーユニッ
トの脚部が連結されている。そして左側マウントの上室
と右側マウントの下室、および左側マウントの下室と右
側マウントの上室とがそれぞれ独立した導管で連通され
ており、パワーユニ、トのバウンス振動に対しては、両
マウントの互いに連通ずる上下室間で流体が移動する際
の移動ばね定数により低バウンス剛性を得る一方、パワ
ーユニソトのロール振動に対しては、上下室間の流体移
動が行なわれないことによってロール剛性を増大させて
いる。
しかしながら、上記公報に開示された構成においては、
本質的にロール剛性の増大を目的としているために、そ
の高ロール剛性により、パワーユニットの変動トルクの
基台への伝達率が大きくなり、振動や騒音を緩和するこ
とは困難であった。
本質的にロール剛性の増大を目的としているために、そ
の高ロール剛性により、パワーユニットの変動トルクの
基台への伝達率が大きくなり、振動や騒音を緩和するこ
とは困難であった。
そこで本発明者等は、パワーユニットを挟んで両側方に
配置されたマウントの流体室間を4管で連通させた構成
について種々検討したところ、導管内の流体の共振現象
により、パワーユニットのトルク変動に伴う振動数の変
化に応じてマウンティング装置のロール剛性が第2回の
曲線で示すように変化することを見出した。すなわち、
(1)剛性を表わすロールばね定数は、低振動数域では
導管内を流体が移動するために、流体室連通時の静ばね
定数Kにほぼ等しく、振動数の増加に従って低下して振
動数faで最小値に達する。
配置されたマウントの流体室間を4管で連通させた構成
について種々検討したところ、導管内の流体の共振現象
により、パワーユニットのトルク変動に伴う振動数の変
化に応じてマウンティング装置のロール剛性が第2回の
曲線で示すように変化することを見出した。すなわち、
(1)剛性を表わすロールばね定数は、低振動数域では
導管内を流体が移動するために、流体室連通時の静ばね
定数Kにほぼ等しく、振動数の増加に従って低下して振
動数faで最小値に達する。
(2)上記最小振動数faを過ぎて振動数が増加すると
、加速度の自乗に比例する導管的流体の慣性力の増大に
よって導管内を流体が流れ難くなるため、ロールばね定
数は比較的急激に増加し、振動数reで流体室非連通時
の非連通ばね定数(1+N)Kと等しくなる。ここで、
Nはマウントにおける弾性壁の膨張/移動ばね定数比で
ある。
、加速度の自乗に比例する導管的流体の慣性力の増大に
よって導管内を流体が流れ難くなるため、ロールばね定
数は比較的急激に増加し、振動数reで流体室非連通時
の非連通ばね定数(1+N)Kと等しくなる。ここで、
Nはマウントにおける弾性壁の膨張/移動ばね定数比で
ある。
(3) ロールばね定数は、上記振動数[eを過ぎて
もさらに増加し、導管的流体の開存振動数fnにおいて
最大値に達する。
もさらに増加し、導管的流体の開存振動数fnにおいて
最大値に達する。
(4) 上記固有振動数fnよりも高い振動数域では
ロールばね定数は振動数増加とともに低下し、流体が導
管内を流れない状態での上記非連通ばね定数(1+N)
Kに漸近する。
ロールばね定数は振動数増加とともに低下し、流体が導
管内を流れない状態での上記非連通ばね定数(1+N)
Kに漸近する。
したがって、マウンティング装置のロール剛性を低くす
るには、パワーユニットのロール剛性が固有振動数fn
付近にある逆効果域でのばね定数を低下させることが必
要となる。
るには、パワーユニットのロール剛性が固有振動数fn
付近にある逆効果域でのばね定数を低下させることが必
要となる。
一方、第2図に示すように、低振動数域のロール剛性が
低い場合、過渡的な大トルク発生時には、パワーユニッ
トが大きな振幅で過大振動して他の部材に干渉し、騒音
を発生す、1おそれがあり、その防止のために、パワー
ユニットの運転状態に応じて減衰係数を増大させること
が必要となる。
低い場合、過渡的な大トルク発生時には、パワーユニッ
トが大きな振幅で過大振動して他の部材に干渉し、騒音
を発生す、1おそれがあり、その防止のために、パワー
ユニットの運転状態に応じて減衰係数を増大させること
が必要となる。
(発明の目的)
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、パワー
ユニットの両側方のマウントの流体室間を導管で連通し
たマウンティング装置において、導管内の流体移動をコ
ントロールすることにより、ロール振動数の逆効果域で
のばね定数の低下および過渡的な大トルク発生時におけ
るパワーユニットの過大運動の防止を図ったマウンティ
ング装置を措供することを目的とする。
ユニットの両側方のマウントの流体室間を導管で連通し
たマウンティング装置において、導管内の流体移動をコ
ントロールすることにより、ロール振動数の逆効果域で
のばね定数の低下および過渡的な大トルク発生時におけ
るパワーユニットの過大運動の防止を図ったマウンティ
ング装置を措供することを目的とする。
(発明の構成)
本発明は、パワーユニットの回転軸を挟んで両側方に、
印加される電圧に応じて粘性が変化する流体を封入され
たマウントを配設するとともに、両マウントの流体室を
連通して流体の移動を許容して両流体室の圧力変化を関
連づけるための専管を設け、さらに上記流体に電圧を印
加するための電極を上記専管内に配設するとともに、上
記電圧を調整して流体の粘性を可変する手段を設けたこ
とを特徴とする。
印加される電圧に応じて粘性が変化する流体を封入され
たマウントを配設するとともに、両マウントの流体室を
連通して流体の移動を許容して両流体室の圧力変化を関
連づけるための専管を設け、さらに上記流体に電圧を印
加するための電極を上記専管内に配設するとともに、上
記電圧を調整して流体の粘性を可変する手段を設けたこ
とを特徴とする。
(発明の効果)
本発明によれば、電気流動流体を用いてその粘性を電気
的に制御しているため、制御速度が早(、かつ機械的制
御手段のように動作音を伴わない利点がある。
的に制御しているため、制御速度が早(、かつ機械的制
御手段のように動作音を伴わない利点がある。
また、パワーユニットのロール振動時、そのロール振動
数が非連通ばね定数(1+N)Kに対応する振動数fe
よりも低いときには、電圧調整手段を流体の粘性が低下
するように制御すれば、ロール振動に伴い導管内で流体
が抵抗なく移動するため、ばね定数が低く保たれる。
数が非連通ばね定数(1+N)Kに対応する振動数fe
よりも低いときには、電圧調整手段を流体の粘性が低下
するように制御すれば、ロール振動に伴い導管内で流体
が抵抗なく移動するため、ばね定数が低く保たれる。
一方、ロール振動数が非連通ばね定数
(1+N)Kに対応する振動数「eより高いときには、
電圧調整手段を流体の粘性が増大するように制御すれば
、導管内における流体移動が流動抵抗を受けて減衰する
ので、固有振動数近傍の逆効果域でのばね定数の低下を
図ることができる。
電圧調整手段を流体の粘性が増大するように制御すれば
、導管内における流体移動が流動抵抗を受けて減衰する
ので、固有振動数近傍の逆効果域でのばね定数の低下を
図ることができる。
さらに、パワーユニットに過渡的な大トルクが発生した
場合、電圧調整手段を流体の粘性が増大するように制御
すれば、減衰係数を大きい値とすることができるから、
パワーユニットの過大振動を抑制し、パワーユニットの
他の部材への干渉防止、および過渡振動や衝撃の緩和を
図ることができるから、特に車両への適用により有用な
効果を発揮することができる。
場合、電圧調整手段を流体の粘性が増大するように制御
すれば、減衰係数を大きい値とすることができるから、
パワーユニットの過大振動を抑制し、パワーユニットの
他の部材への干渉防止、および過渡振動や衝撃の緩和を
図ることができるから、特に車両への適用により有用な
効果を発揮することができる。
(実 施 例)
以下図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明
する。
する。
第1図は車両用エンジンを車体に取付ける場合に適用し
た本発明によるマウンティング装置の全体構成を示し、
1は基台としての車体、2は車体1のエンジンルーム内
底部に載置支持されるパワーユニットとしてのエンジン
で、このエンジン2の回転軸すなわちクランク軸2aを
挟んだ左右両側面に、左右に延びるブラケット3が一体
に突設され、これらブラケット3と車体lとの間に、エ
ンジン2を車体lに対して弾性支持するための対をなす
マウント4が配設されている。
た本発明によるマウンティング装置の全体構成を示し、
1は基台としての車体、2は車体1のエンジンルーム内
底部に載置支持されるパワーユニットとしてのエンジン
で、このエンジン2の回転軸すなわちクランク軸2aを
挟んだ左右両側面に、左右に延びるブラケット3が一体
に突設され、これらブラケット3と車体lとの間に、エ
ンジン2を車体lに対して弾性支持するための対をなす
マウント4が配設されている。
各マウント4は、車体lに固定されかつ上下面が開放さ
れた円筒状のケース5と、このケース5の上面開放口を
密閉し、かつブラケット3に連結ポルト6を介して結合
されたゴム等よりなる弾性壁7とを備え、ケース5の下
面開放口は、オリフィス8を設けた仕切板9が取付けら
れ、かつこの仕切板9の下方に取付けられた弾性膜lO
により密閉されていて、ケース5、弾性壁7および弾性
膜10により密閉状の流体室11が形成され、この流体
室11内に流体が封入されている。上記弾性膜10は流
体室11内の圧力の変化に応じて変形するように形成さ
れている。流体室ll内の液体は電気流動流体(ER流
体)と呼ばれるそれ自体は公知の流体である。このER
流体は、通常は粘性の低い流体であるが、電圧を加える
につれて粘性が高まる性質を有し、主成分である油に直
径10μm程度の多孔質ポリマ粒子を懸濁させたものよ
りなる。このポリマは内部に水を含むが、これに電圧を
加えると浸透圧が変化して水が外側を覆い、粒子間の結
合力が増大して粘性が高まるのであり、応答速度がきわ
めて早く、しかも電極間に流れる電流がきわめて少い特
徴を存する。
れた円筒状のケース5と、このケース5の上面開放口を
密閉し、かつブラケット3に連結ポルト6を介して結合
されたゴム等よりなる弾性壁7とを備え、ケース5の下
面開放口は、オリフィス8を設けた仕切板9が取付けら
れ、かつこの仕切板9の下方に取付けられた弾性膜lO
により密閉されていて、ケース5、弾性壁7および弾性
膜10により密閉状の流体室11が形成され、この流体
室11内に流体が封入されている。上記弾性膜10は流
体室11内の圧力の変化に応じて変形するように形成さ
れている。流体室ll内の液体は電気流動流体(ER流
体)と呼ばれるそれ自体は公知の流体である。このER
流体は、通常は粘性の低い流体であるが、電圧を加える
につれて粘性が高まる性質を有し、主成分である油に直
径10μm程度の多孔質ポリマ粒子を懸濁させたものよ
りなる。このポリマは内部に水を含むが、これに電圧を
加えると浸透圧が変化して水が外側を覆い、粒子間の結
合力が増大して粘性が高まるのであり、応答速度がきわ
めて早く、しかも電極間に流れる電流がきわめて少い特
徴を存する。
上記マウント4のケース5には導管12の両端部がそれ
ぞれ連結されており、この導管12により、両マウント
4の流体室11間を連通して流体の移動が許容され、両
流体室11の圧力変化を関連づけるように構成されてい
る。
ぞれ連結されており、この導管12により、両マウント
4の流体室11間を連通して流体の移動が許容され、両
流体室11の圧力変化を関連づけるように構成されてい
る。
弾性膜10の上側に設けられているオリフィス8を備え
た仕切板9は、弾性膜10の上方への変形を規制すると
ともに、オリフィス8を通る流体の移動により振動を減
衰するようになされている。
た仕切板9は、弾性膜10の上方への変形を規制すると
ともに、オリフィス8を通る流体の移動により振動を減
衰するようになされている。
また弾性膜10の下側には、外縁部がマウント40ケー
ス5の下端に固定されたカップ状の支持板15が配設さ
れている。この支持板15には支持孔16が開口してい
て、この支持孔16には、弾性膜10に当接可能な当接
部17aを上端に備えたブツシュロッド17が上下方向
に移動可能に嵌挿支持されている。また支持板15には
、通電によりブツシュロッド17を吸引して上方へ移動
させる電磁石18が取付けられており、電磁石18の非
通電時には、ブツシュロッド17の下降移動により弾性
#lOの変形を許容し、一方、電磁石18への通電によ
りブツシュロッド17を上方へ移動させてその当接部1
7aで弾性膜10を仕切板9に押付けることによってそ
の変形を阻止するようにした弾性膜変形阻止手段19が
構成されている。
ス5の下端に固定されたカップ状の支持板15が配設さ
れている。この支持板15には支持孔16が開口してい
て、この支持孔16には、弾性膜10に当接可能な当接
部17aを上端に備えたブツシュロッド17が上下方向
に移動可能に嵌挿支持されている。また支持板15には
、通電によりブツシュロッド17を吸引して上方へ移動
させる電磁石18が取付けられており、電磁石18の非
通電時には、ブツシュロッド17の下降移動により弾性
#lOの変形を許容し、一方、電磁石18への通電によ
りブツシュロッド17を上方へ移動させてその当接部1
7aで弾性膜10を仕切板9に押付けることによってそ
の変形を阻止するようにした弾性膜変形阻止手段19が
構成されている。
さらに、上記両マウント4を連通する導管12
゛の中間位置には拡大された室20が形成され、この室
20内に、この室20内の流体に対し電圧を印加するた
めの電極21.22が配設されている。
゛の中間位置には拡大された室20が形成され、この室
20内に、この室20内の流体に対し電圧を印加するた
めの電極21.22が配設されている。
電極21.22間には例えば可変)氏抗器よりなる電圧
調整手段23を介して直流型a24が接続され、この直
流電源24はスイッチ25を介して上記−i 4(i石
18にも接続されている。
調整手段23を介して直流型a24が接続され、この直
流電源24はスイッチ25を介して上記−i 4(i石
18にも接続されている。
26は、電圧調整手段23およびスイッチ25を作動制
御するコントローラで、このコントローラ26には、エ
ンジン2の回転数を検出する回転センサ27と、車両の
スロットル開度を検出するスロットル開度センサ28と
、車両の変速機のシフト位置を検出するシフト位置セン
サ29と、車両の走行速度を検出する車速センサ30と
、エンジン2のラフネス等の振動を検出する振動センサ
31と、車両のクラッチの断続状態を検出するクラッチ
センサ32とから検出信号が供給され、これらセンサ2
7〜32の検出信号にもとづいてコントローラ26によ
り車両の運転状態を判定し、これに応じて電圧調整手段
23を制御して導管12の室20内の流体の粘性を変化
させるとともに、各電磁石18への通電を制御するよう
に構成されている。
御するコントローラで、このコントローラ26には、エ
ンジン2の回転数を検出する回転センサ27と、車両の
スロットル開度を検出するスロットル開度センサ28と
、車両の変速機のシフト位置を検出するシフト位置セン
サ29と、車両の走行速度を検出する車速センサ30と
、エンジン2のラフネス等の振動を検出する振動センサ
31と、車両のクラッチの断続状態を検出するクラッチ
センサ32とから検出信号が供給され、これらセンサ2
7〜32の検出信号にもとづいてコントローラ26によ
り車両の運転状態を判定し、これに応じて電圧調整手段
23を制御して導管12の室20内の流体の粘性を変化
させるとともに、各電磁石18への通電を制御するよう
に構成されている。
以上の構成において、各センサ27〜32の検出信号を
受けたコントローラ26により、エンジン2のトルク変
動の最低次数成分(例えば4サイクル4気筒エンジンで
は2次成分)のロール振動数が検出され、第2図に実線
で示すように、上記振動数が両流体室11を非連通状態
にしたときの非連通ばね定数(1+N)Kに対応する振
動数feよりも低いときは、電極21.22によって流
体に印加される電圧を低下させて流体の粘性を低めるよ
うに電圧調整手段23が制御され、上記振動数re以上
のときは電圧を高めて流体の粘性を高めるように電圧調
整手段23が制御される。その結果、振動数feよりも
低い低振動数域では、流体の粘性が低められたことによ
り、導管12内で流体が抵抗なく移動するので、ロール
ばね定数が低くなる連通効果がそのまま得られる。一方
、振動数re以上の振動数域では、流体の粘性が高めら
れたことにより、導管12内での流体移動が減衰される
ので、連通時のように固有振動数fn付近の逆効果域で
ばね定数は非連通ばね定数(1十N)Kに近づくように
低下する。したがって、ロール剛性を全体的に低下させ
てエンジン2のロール振動の車体1への伝達率を下げ、
車体1での撮動や騒音を緩和することができる。
受けたコントローラ26により、エンジン2のトルク変
動の最低次数成分(例えば4サイクル4気筒エンジンで
は2次成分)のロール振動数が検出され、第2図に実線
で示すように、上記振動数が両流体室11を非連通状態
にしたときの非連通ばね定数(1+N)Kに対応する振
動数feよりも低いときは、電極21.22によって流
体に印加される電圧を低下させて流体の粘性を低めるよ
うに電圧調整手段23が制御され、上記振動数re以上
のときは電圧を高めて流体の粘性を高めるように電圧調
整手段23が制御される。その結果、振動数feよりも
低い低振動数域では、流体の粘性が低められたことによ
り、導管12内で流体が抵抗なく移動するので、ロール
ばね定数が低くなる連通効果がそのまま得られる。一方
、振動数re以上の振動数域では、流体の粘性が高めら
れたことにより、導管12内での流体移動が減衰される
ので、連通時のように固有振動数fn付近の逆効果域で
ばね定数は非連通ばね定数(1十N)Kに近づくように
低下する。したがって、ロール剛性を全体的に低下させ
てエンジン2のロール振動の車体1への伝達率を下げ、
車体1での撮動や騒音を緩和することができる。
またセンサ27〜32により検出されたエンジン回転数
、スロットル開度、変速機のシフト位置、車速、エンジ
ン2のラフネス等の振動状態、クラッチの断続状態をも
とにエンジン20発生トルクが検出され、この発生トル
クが設定値以上のときには上記と同様に、電圧を高めて
流体の粘性を高めるように電圧調整手段23が制御され
るから、これにより流体の移動が減衰され、ロール減衰
係数が増大して、その結果、過渡的な大トルク発生時の
エンジン2の過大な運動を規制して、他の部材との干渉
、および過渡現象や衝撃の緩和を図ることができる。な
お、上記実施例においては、コントローラ26によって
作動制御される電圧調整手段23として可変抵抗器を用
いているが、その代りに電源回路を断続するスイッチを
用いてもよく、あるいは可変電圧直流電源を用いてもよ
い。
、スロットル開度、変速機のシフト位置、車速、エンジ
ン2のラフネス等の振動状態、クラッチの断続状態をも
とにエンジン20発生トルクが検出され、この発生トル
クが設定値以上のときには上記と同様に、電圧を高めて
流体の粘性を高めるように電圧調整手段23が制御され
るから、これにより流体の移動が減衰され、ロール減衰
係数が増大して、その結果、過渡的な大トルク発生時の
エンジン2の過大な運動を規制して、他の部材との干渉
、および過渡現象や衝撃の緩和を図ることができる。な
お、上記実施例においては、コントローラ26によって
作動制御される電圧調整手段23として可変抵抗器を用
いているが、その代りに電源回路を断続するスイッチを
用いてもよく、あるいは可変電圧直流電源を用いてもよ
い。
次に各マウント4に設けられている弾性膜変形阻止手段
19の動作について説明すると、エンジン2のロール振
動時における振動数が、第2図に示すように両マウント
連通時の静ばね定数Kに対応する周波数「0よりも高い
周波数域では、コントローラ26はスイッチ25を開状
態に保っているため、各電磁石18が非+111 電状
態に保たれ、ブツシュロッド17は弾性膜10からやや
離れた下降位置に保持されて弾性膜10は自由に変形で
き−る状態となる。そのため、ロール振動により各流体
室11間の導管12を介しての流体移動は、前記電圧調
整手段23によって流体自体の粘性が高められたことと
も相俟ってさらに減衰され、したがってマウンティング
装置のロールばね定数をさらに低く保つことができる。
19の動作について説明すると、エンジン2のロール振
動時における振動数が、第2図に示すように両マウント
連通時の静ばね定数Kに対応する周波数「0よりも高い
周波数域では、コントローラ26はスイッチ25を開状
態に保っているため、各電磁石18が非+111 電状
態に保たれ、ブツシュロッド17は弾性膜10からやや
離れた下降位置に保持されて弾性膜10は自由に変形で
き−る状態となる。そのため、ロール振動により各流体
室11間の導管12を介しての流体移動は、前記電圧調
整手段23によって流体自体の粘性が高められたことと
も相俟ってさらに減衰され、したがってマウンティング
装置のロールばね定数をさらに低く保つことができる。
一方、ロール振動数が上記振動数fo以下にある低い周
波数域では、コントローラ26がスイッチ25を閉にす
ることによりN磁石■8が通電されてブツシュロット1
7が上方に移動し、このブツシュロッド17の上昇によ
り弾性膜lOが仕切板9に押しつけられてその変形が阻
止される。そのため、エンジン2のロール振動に伴って
両流体室11の流体が導管12を通って移動し、その流
体移動により流体室11の容積変化が吸収されるように
なり、また電圧調整手段23によって流体に印加される
電圧が低められて流体自体の粘性が低められたこととも
相俟って、ロール剛性を極めて低く保つことができる。
波数域では、コントローラ26がスイッチ25を閉にす
ることによりN磁石■8が通電されてブツシュロット1
7が上方に移動し、このブツシュロッド17の上昇によ
り弾性膜lOが仕切板9に押しつけられてその変形が阻
止される。そのため、エンジン2のロール振動に伴って
両流体室11の流体が導管12を通って移動し、その流
体移動により流体室11の容積変化が吸収されるように
なり、また電圧調整手段23によって流体に印加される
電圧が低められて流体自体の粘性が低められたこととも
相俟って、ロール剛性を極めて低く保つことができる。
以上発明によればロール振動周波数へ低域から高域に亘
ってロール剛性を低くしてエンジン2のロール振動の車
体1への伝達率を低減して、車体1の振動や騒音の低減
を図ることができる。
ってロール剛性を低くしてエンジン2のロール振動の車
体1への伝達率を低減して、車体1の振動や騒音の低減
を図ることができる。
第1図は発明の実施例の全体構成を示す模式的説明図、
第2図はロール剛性の振動周波数特性を示す説明図であ
る。 1−・−車体 2−エンジン4−・マウ
ント 10・・・弾性膜11−流体室
12−・−導管17・−ブツシュロッド 18
・−電磁石19−弾性膜変形阻止手段 20−・−室 21.22−電極23−
電圧調整手段 24−直流電源26−コントローラ
第2図はロール剛性の振動周波数特性を示す説明図であ
る。 1−・−車体 2−エンジン4−・マウ
ント 10・・・弾性膜11−流体室
12−・−導管17・−ブツシュロッド 18
・−電磁石19−弾性膜変形阻止手段 20−・−室 21.22−電極23−
電圧調整手段 24−直流電源26−コントローラ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 パワーユニットの回転軸を挟んで両側方に互いに対をな
して配設されて、前記パワーユニットを基台に対して弾
性支持する流体封入マウントと、これらマウントの流体
室間を連通してこれら流体室間の流体の移動を許容する
導管と、 前記マウントの流体室に封入され、かつその粘性が印加
される電圧に応じて変化する流体と、前記導管内の流体
に電圧を印加するために前記導管内に配設された電極と
、 前記電圧を調整して前記流体の粘性を可変する手段とを
備えていることを特徴とするパワーユニットのマウンテ
ィング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11373886A JPH0718465B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | パワ−ユニツトのマウンテイング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11373886A JPH0718465B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | パワ−ユニツトのマウンテイング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62270843A true JPS62270843A (ja) | 1987-11-25 |
JPH0718465B2 JPH0718465B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=14619882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11373886A Expired - Lifetime JPH0718465B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | パワ−ユニツトのマウンテイング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718465B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4991826A (en) * | 1989-10-02 | 1991-02-12 | General Motors Corporation | Hydraulic mount with voltage controlled fluid |
US5052662A (en) * | 1988-09-26 | 1991-10-01 | Nissan Motor Company, Ltd. | Mounting arrangement for automotive engine |
WO1996007836A3 (en) * | 1994-09-09 | 1996-07-25 | Lord Corp | Magnetorheological fluid devices and process of controlling force in exercise equipment utilizing same |
EP0672224A4 (en) * | 1992-11-06 | 1997-08-13 | Byelocorp Scient Inc | MAGNETORHEOLOGICAL VALVE AND DEVICES WITH MAGNETTORHEOLOGICAL ELEMENTS. |
-
1986
- 1986-05-20 JP JP11373886A patent/JPH0718465B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5052662A (en) * | 1988-09-26 | 1991-10-01 | Nissan Motor Company, Ltd. | Mounting arrangement for automotive engine |
US4991826A (en) * | 1989-10-02 | 1991-02-12 | General Motors Corporation | Hydraulic mount with voltage controlled fluid |
EP0672224A4 (en) * | 1992-11-06 | 1997-08-13 | Byelocorp Scient Inc | MAGNETORHEOLOGICAL VALVE AND DEVICES WITH MAGNETTORHEOLOGICAL ELEMENTS. |
WO1996007836A3 (en) * | 1994-09-09 | 1996-07-25 | Lord Corp | Magnetorheological fluid devices and process of controlling force in exercise equipment utilizing same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0718465B2 (ja) | 1995-03-06 |
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