JPS622704Y2 - - Google Patents

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JPS622704Y2
JPS622704Y2 JP1982138158U JP13815882U JPS622704Y2 JP S622704 Y2 JPS622704 Y2 JP S622704Y2 JP 1982138158 U JP1982138158 U JP 1982138158U JP 13815882 U JP13815882 U JP 13815882U JP S622704 Y2 JPS622704 Y2 JP S622704Y2
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JP
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terminal
card
terminals
voltage
static electricity
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JP1982138158U
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JPS5945668U (ja
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ICを内蔵したカードに関する。
背景技術とその問題点 クレジツトカードやIDカードなどにおいて、
そのカード内にICを設け、これにより暗証番号
や本人であることのIDコードなど主として個人
に関するデータの提供を可能にしたカードが考え
られている。
すなわち、第1図及び第2図において、1はそ
のようなICを内蔵したカードを示し、これはポ
リ塩化ビニルなどのプラスチツクにより全体が長
方形のカード状に形成されると共に、例えばその
短辺側に、開口が長方形の凹部2が形成され、こ
の凹部2の開口を塞ぐようにプリント基板3が接
着により設けられている。このプリント基板3
は、両面スルーホール基板とされているもので、
その表側(外側)の面にはカード1の短辺に沿う
ように複数の銅箔パターン3Aが形成されて接続
端子(接点)T1〜Toとされ、裏側(内側)の面
には、引き出し線となる銅箔パターン3Bがパタ
ーン3Aに対応して形成されると共に、これらパ
ターン3Aと3Bとは、それぞれ対応するもの同
志が、スルーホールを通じて互いに接続されてい
る。
また、4はC−MOSにより構成され、暗証番
号やIDコードなど主として個人に関するデータ
を有するICを示し、これは、例えば、CPUと、
プログラム及び個人に関するデータが書き込まれ
ているROMと、ワークエリア用のRAMとが一体
化された1チツプマイコンである。そして、この
IC4の端子は、パターン3Bにそれぞれハンダ
付けされ、従つて、IC4はパターン3B及びス
ルーホールを通じて端子T1〜Toに接続されてい
る。
さらに、5は例えばガラスエポキシ樹脂にセラ
ミツクの粉末を混入した比較的硬い充填材であ
る。また、6Aは抜ち出しによる形成されたカー
ド番号などの表示部、6Bは粗面処理などにより
形成された名前などのメモ部、6Cはカード挿入
方向を示す矢印である。
従つて、このカード1を使用する場合には、こ
のカード1を矢印6Cにしたがつてカード読み取
り装置(図示せず)の挿入孔に挿入すればよい。
すると、装置の接点がカード1の端子T1〜To
接触して装置からカード1のIC4に動作電圧が
供給されると共に、制御信号が供給され、これに
よりIC4からデータが取り出されて装置に供給
される。
こうして、このカード1によれば、暗証番号や
IDコードなどを提供できる。
ところが、このようなカード1では、端子T1
〜Toがカード1の表面に露出していると共に、
IC4がC−MOSにより構成されているので、静
電気によりIC4が破壊されてしまう。因みに、
C−MOS単体の耐圧は200V程度であるのに対
し、静電気は数千Vに達することがある。
このため、一般には、C−MOSの入力インピ
ーダンスが大きいことを利用し、端子T1〜To
IC4との間の信号ラインに、数十kΩの抵抗器
を直列接続して静電気によるIC4の破壊を防止
している。
しかしながら、IC4の動作時には、IC4の電
源ラインには1mA程度の動作電流が流れるの
で、その電源ラインに数十kΩもの抵抗器を直列
接続することはできず、従つて、電源ラインを通
じる静電気によりIC4が破壊されることがあつ
た。
また、信号ラインに抵抗器を直列接続する場
合、その抵抗器の値が大きいほど大きな電圧の静
電気に対する保護が確実になるが、あまり大きく
すると、その抵抗器とIC4の入力容量との時定
数のため、信号波形がなまつたり、信号に遅れを
生じたりして好ましくない。このため、抵抗器に
よる保護は、必ずしも確実ではないことがあつ
た。
考案の目的 この考案は、上述のような問題点を解決しよう
とするものである。
考案の概要 この考案においては、ICを内蔵し、カード本
体の表面に、上記ICの各端子にそれぞれ接続さ
れる接続端子を有し、この接続端子のうち、共通
端子を除く接続端子ないしこの接続端子と上記
ICの各端子とを接続するラインに近接して放電
電極がそれぞれ設けられて上記接続端子ないし上
記ラインと上記放電電極との間に、放電ギヤツプ
がそれぞれ形成され、上記放電電極が上記共通端
子及び上記ICの共通端子に接続されると共に、
上記共通端子を除く接続端子に接続されたライン
と、上記ICの対応する端子との間に、抵抗器が
それぞれ直列接続されると共に、これら抵抗器が
接続された上記ICの端子とこのICの共通端子と
の間にツエナーダイオードがそれぞれ接続された
カードである。
従つて、カードに内蔵されているICを静電気
による破壊から防止することができ、カードの信
頼性を向上させることができる。
実施例 第3図において、端子T1は電源端子、端子To
は共通端子(接地端子)、端子T2〜To-1は信号端
子とする。
そして、これら端子T1〜To-1に近接して放電
電極Tdが設けられて端子T1〜To-1と電極Tdと
の間に、放電ギヤツプG1〜Go-1が形成されると
共に、電極Tdは端子Toに接続される。この場
合、電極Tdは、端子T1〜Toと同様パターン3A
により形成され、スルーホール及び裏面のパター
ン3Bを通じて端子Toに接続されているパター
ン3Bに接続される。また、このとき、放電ギヤ
ツプG1〜Go-1の間隔は、例えば100〜200μmと
される。
さらに、端子T1〜To-1と、IC4の対応する端
子t1〜to-1との間のパターン3Bには、抵抗器
R1〜Ro-1がそれぞれ直列接続されると共に、端
子ToとIC4の共通端子toとはパターン3Bによ
りそのまま接続される。また、端子t1〜to-1
端子toとの間にツエナーダイオードD1〜Do-1
それぞれ接続されると共に、端子t1とtoとの間
にコンデンサC1が接続される。
この場合、抵抗器R1は、IC4に動作電流が流
れたとき、あまり大きな電圧降下を生じない程度
の値、例えば100Ωとされ、抵抗器R2〜Ro-1は、
やや大きな値、例えば5〜10kΩ程度とされる。
また、ダイオードD1〜Do-1は、IC4の動作電圧
(信号電圧)よりも大きいツエナー電圧で、か
つ、IC4の耐圧よりも小さなツエナー電圧、特
にIC4の動作電圧に近いツエナー電圧、例えば
IC4の動作電圧が4.5Vとすれば、ツエナー電圧
は6.8Vとされ、さらに、コンデンサC1は高周波
特性に優れ、かつ、IC4に供給される電圧の立
ち上がりをゆるやかにする値、例えば0.01μFと
される。なお、素子R1〜Ro-1,D1〜Do-1,C1
は、凹部2内に位置するように、基板3のパター
ン3B側に設けられる。
このような構成によれば、通常の使用時には、
端子T1〜To-1に動作電圧あるいは信号電圧が供
給されても、その電圧は数Vなので、放電ギヤツ
プG1〜Go-1が放電を起こすことがない。そし
て、抵抗器R1にはIC4の動作電流が流れるが、
抵抗器R1における電圧降下は小さく、また、ダ
イオードD1のツエナー電圧はIC4の動作電圧よ
りも大きいので、IC4には正常に動作電圧が供
給される。そして、抵抗器R2〜Ro-1の値に比べ
てIC4の入力インピーダンスは十分に大きいと
共に、このカード1からデータを読み取る回路の
入力インピーダンスも十分に大きくできるので、
IC4に対して正常に信号をアクセスできる。
一方、端子T1〜To-1に静電気が加えられた場
合には、放電ギヤツプG1〜Go-1によりその静電
気の大部分は放電してしまう。そして、わずかに
残つた静電気が、抵抗器R1〜Ro-1を通じてIC4
に加わろうとするが、このとき、その静電気は抵
抗器R1〜Ro-1及びダイオードD1〜Do-1により電
圧制限され、IC4にはダイオードD1〜Do-1のツ
エナー電圧に等しい電圧の静電気しか加わらな
い。従つて、IC4を静電気から保護できる。
なお、一般に、ツエナーダイオードが電圧を制
限する場合、その電圧が供給されてから実際に電
圧が制限されるまでには動作遅れがあり、この動
作遅れ期間には、制限されない電圧が出力されて
しまう。しかし、この考案によれば、その動作遅
れ期間における静電気は、コンデンサC1(及び
抵抗器R1)により吸収されて端子t1には耐圧以上
の静電気は加えられない。また、端子t2〜to-1
には、コンデンサは接続されていないが、抵抗器
R2〜Ro-1の値が大きいので、これによりダイオ
ードD2〜Do-1の動作遅れ期間の静電気は減衰さ
せられる。従つて、この動作遅れ期間もIC4を
静電気から保護できる。
実験によれば、上述の数値例のとき、容量が
200pFのコンデンサを10kVの電圧で充電し、こ
の充電されたコンデンサを端子T1〜To-1間に接
続して静電気の印加をシミユレーシヨンしても、
IC4を十分に保護できた。
こうして、この考案によれば、カード1に内蔵
されているIC4を静電気による破壊から防止で
きる。しかも、その場合、放電電極Tdは、端子
T1〜Toと同時に簡単に形成でき、コストアツプ
がない。また、静電気の大部分は、放電ギヤツプ
G1〜Go-1により放電し、わずかに残つた静電気
のみが、素子R1〜Ro-1,D1〜Do-1に加わるだけ
なので、素子R1〜Ro-1,D1〜Do-1は小容量のも
のでよく、従つて、小型のものでよいので、カー
ド1に内蔵させるとき、スペースなどの点で有利
である。さらに、抵抗器R2〜Ro-1の値は、あま
り大きくする必要がないので、信号波形がなまつ
たり、信号に遅れを生じたりすることがない。
なお、上述において、電極Tdは、基板3の裏
面にパターン3Bに近接してそれぞれ形成するこ
ともできる。また、ダイオードR1〜Ro-1と端子
t1〜to-1との間に、抵抗器をそれぞれ直列接続
してもよい。
考案の効果 カードに内蔵されているICを静電気による破
壊から防止することができ、カードの信頼性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を説明するための斜視図、第
2図は第1図のA−A線における拡大断面図、第
3図はこの考案の一例の接続図である。 1はカード、4はIC、G1〜Go-1は放電ギヤツ
プである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ICを内蔵し、カード本体の表面に、上記ICの
    各端子にそれぞれ接続される接続端子を有し、こ
    の接続端子のうち、共通端子を除く接続端子ない
    しこの接続端子と上記ICの各端子とを接続する
    ラインに近接して放電電極がそれぞれ設けられて
    上記接続端子ないし上記ラインと上記放電電極と
    の間に、放電ギヤツプがそれぞれ形成され、上記
    放電電極が上記共通端子及び上記ICの共通端子
    に接続されると共に、上記共通端子を除く接続端
    子に接続されたラインと、上記ICの対応する端
    子との間に、抵抗器がそれぞれ直列接続されると
    共に、これら抵抗器が接続された上記ICの端子
    とこのICの共通端子との間にツエナーダイオー
    ドがそれぞれ接続されたカード。
JP13815882U 1982-09-10 1982-09-10 カ−ド Granted JPS5945668U (ja)

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