JPS62270367A - 研磨フイルムカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は通電熱１転写方式のプリンタに使用する研磨フ
ィルムカセットの構成に関する。

［従来の技術］ 熱により活性化したインクを受像紙に転写し印写を行な
う通電熱転写方式を第２図及び第３図を用いて説明する
。重ねられた受像紙（溶融したインクを受け、印字画像
が記録として残るインク被転写物を総称して呼ぶ）２０
６とインクフィルム２０５はプラテン２０７と記録ヘッ
ド２０２の間に配されている。インクフィルム巻取コア
２０８と供給コア２０９の回転、及び受像紙支持ローラ
２１０．２１１のｔｉ１転を制御することにより、イン
クフィルム及び受像紙は記録ヘッドに送られる記録信号
と同期を取りながら記録ヘッドとプラテンの間を移動す
る。インクフィルムの構造の一例を第３図に示す。３０
１は抵抗層で一般には樹脂中に金属粉ないしはカーボン
粒子を分子ｌｋさせた層である。３０２は支持層で一般
には５〜６μｍ厚のポリエステルフィルム（一般にＰＥ
Ｔと呼ばれる樹脂フィルム）が使用され、またインク層
３０３は、ワックスないしは樹脂中に顔料あるいは染料
を分散させた層で、６０〜８０°Ｃで活性化する特性を
有し、厚みは３μｍ前後である。インクフィルムの抵抗
層に記録ヘッドの記録’４ｊ、　＋玉２０１を接触させ
記録電極間に電位差を与えることにより、抵抗層に電流
が流れ、ジュール熱が発生しこの熱によりインクが活性
化し受像紙に転写し印字ないしは印画が行なわれる。記
録電極と抵抗層との良好な電気的接続を図り、さらにイ
ンクの転写性をよくする為に、通常記録ヘッドは回転軸
２０３を介しバネ２０４により抵抗層さらにはプラテン
に押し付けられている。

記録電極は抵抗層との摺動による機械的摩耗、及び抵抗
層との電位差による放電により、印写を繰り返すと第４
図に示すように記録電極４０１の端面のみがヘッド支持
基板４０２の端面から後退してしまい、抵抗層との電気
的接続が低下し、プラテンへの圧力のむらが生じ、イン
クのΦヌ写が不完全になり印写画質が著しく低下する。

そのため従来においては特開昭５９−１６５０８０の様
に、インクフィルムカセット（少なくともインクフィル
ム２０５、巻取コア２０８及び供給コア２０９からなる
）のインクフィルムの一部に研磨紙ないしはラッピング
フィルム等研磨フィルムを付け、インクフイルム力セツ
Ｉ・の使用中に後退した記録電極の端面が回復するまで
記録ヘッドを削っていた。

［発明が解決しようとする問題点コ しかし、従来技術には、研磨フィルムを取りつけた部所
まで使用しないうちに、インクフィルムカセットを交換
した場合には記録ヘッド電極端面が研磨されないため、
導通が不安定及び加圧力が不均一となる事により、印写
画質が低下するという問題点と、電極端面が研磨された
場合でも、削った記録ヘッドの粉が記録電極の回りに付
着し、記録＠、極と抵抗層の接触性が低下することによ
り印写画質が著しく低下するという問題点があった。

そこで本発明はこのような問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは記録ヘッドを任意の時に研磨可能
とし、かつ研磨フィルムで削った後に研磨屑を除くこと
により印写画質の低下を防止することにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の研磨フィルムカセットは、研磨フィルムと、前
記研磨フィルムを供給する供給コアと、前記研ばフィル
ムを巻き取る巻取コアと、クリーニングパッドと、前記
研磨フィルム、供給コア、巻取コア、クリーニングパッ
ドを収容するカセットケースから構成されることを特徴
とする。

〔作用］ 本発明の上記の構成によれば、抵抗層との摺動による機
械的摩耗、及び抵抗層との電位差による放電により後退
した記録電極の端面が回復するまで記録ヘッドを削った
後、記録を極の回りに付着した粉をクリーニングパッド
で拭き取る為、記録電極と抵抗層の接触性が低下せず、
記録ヘッドを研磨フィルムで削った直後においても印写
画質は良好となる。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例であり、１０１は研磨フィル
ム（１，ＯＯＯ詐の耐水研磨紙）、１０２（よりリーニ
ングバッド（厚さ３ミリのスポンジ）、１０３　！、上
カセソ１、ケース、１０・１（よ巻取コア、１０５は供
給コアを表す。印写を縁り返し抵抗層との摺動による４
Ｈ４ｊ的ｔｔ耗、及び抵抗層との電位差による放電によ
り、記録ヘッドの記Ｓネ電儀４０１の端面のみがヘッド
支持基板４０２の端面から後退してしまった通電熱転写
方式のプリンタにこの研磨フィルムカセットを挿入する
と、研磨フィルムは、まず記録ヘッドを研磨する。巻取
ローラが研磨フィルムを巻き取り、研磨が終了するとひ
きつづき、クリーニングパッドが記録ヘッドに接触走行
し研磨で生じた研磨粉を取り除く。この後研磨フィルム
カセットを取り出し、プリンタに通電熱転写方式のイン
クフィルムが装填されているインクフィルムカセットと
受像紙を挿入し記録ヘッドに記録信号を与え、プリント
を行なう。

通電熱転写方式のプリンタにおいてはたとえば特開昭６
０−７８７７２にその原理及び方法を示すように、記録
電極に通電する時間を変えることにより転写するインク
の量が変わり階調記録を行なうことかて・きる。第５図
は転写したインクの量をＯＤ値（光学反射濃度、日経エ
レクＩ・ロニクス］−９８１，１０，２６Ｐ、１！２参
照）で表し通電時間との関係をグラフ化したものである
。

５０１は本実施例の研磨フィルム力セッＩ・を使用した
場合であり、５０２は本実施例の研磨フィルムカセット
からクリーニングパッド１０２を取り除いたものを使用
した場合である。クリーニングパッドが付いていないと
、研磨フィルムで記録ヘッドを研磨して生じた研磨粉が
記録＠極の回りに付着し、印写を行なう際に記録電極と
インクフィルムの抵抗層の接触性が悪くなり、通電時間
が短く転写インク量が少ない場合転写が完全に行なわれ
ない。その為５０２のように、通電時間が長くなるまで
ＯＤ値が低く、このような条件で画像を印写した場合、
印写面イ象の画質は非常に悪くなる。

これに対し、記録電極を研磨後クリーニングパッドで研
磨粉のクリーニングをすると、通電時間の短い時から転
写が完全に行なわれ（５０１）、印写画像の画質は良好
となる。

研磨フィルムは記録ヘッドを研磨できるものであれば研
磨紙、ラッピングフィルム等河でもよく、材質、厚み等
は問わない。クリーニングパッドは研磨粉を取り除ける
ものであれば材質、厚みを問わない。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、記録電極が抵抗層と
の摺動による機械的摩耗、及び抵抗層との電位差による
放電により後退した記録電極の端面が回復するまで記録
ヘッドを削った後、記録電極の回りに付着した粉をクリ
ーニングパッドで拭き取ることにより、記録電極と抵抗
層の接触性が低下せず、記録ヘッドを研磨フィルムで削
った直後においても印写画質は良好であるという効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の研磨フィルムカセットの一実施例を示
す主要断面図（ａ）、及び上面図（ｂ）。 １０１・・・・・・　研磨フィルム １０２・・・・・・　クリーニングパッド１０３・・・
・・・　カセッＩ・ケース１０４・・・・・・　巻取コ
ア １０５・・・・・・　供給コア 第２図は通電熱転写方式のプリンタの概略＋Ｉｔ成図。 第３図は通電熱転′１メ方式のインクフィルムの構造の
一例を示す図。 第４図は長時間使用した通電熱転写方式の記録ヘッドの
断面図。 第５図は通電熱転写方式のプリンタで印写する時の通電
時間と印写ＯＤ値の関係を示す図。 以上 出願人　セイコーエプソン株式会社 （ｂ） 第１図 第４図 通友帽昌 筒５膨

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 研磨フィルムと、前記研磨フィルムを巻回し供給する供
   給コアと、前記研磨フィルムを巻き取る巻取コアと、ク
   リーニングパッドと、前記研磨フィルム、供給コア、巻
   取コアクリーニングパッドを収容するカセットケースか
   ら構成されることを特徴とする研磨フィルムカセット。