JPS62270191A - ゼンマイ利用変形玩具 - Google Patents

ゼンマイ利用変形玩具

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JPS62270191A
JPS62270191A JP10029086A JP10029086A JPS62270191A JP S62270191 A JPS62270191 A JP S62270191A JP 10029086 A JP10029086 A JP 10029086A JP 10029086 A JP10029086 A JP 10029086A JP S62270191 A JPS62270191 A JP S62270191A
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toy
wind
container
gear
shaft
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悟 福田
隆志 松田
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Takara Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [発明の属する技術分野] この発明は、外より、ゼンマイを巻上げることによって
、収容体を破って中からゼンマイ式を走行玩具又は歩行
玩具(以下、ゼンマイ玩具と総称する。)が飛び出して
走行又は歩行を続ける新規なゼンマイ利用玩具に関する
[この発明の目的] このような玩具は今まで知られていない。
この発明は、外部からの入力により、単一物の形態を有
する収容体が一定時間経過後又は瞬時に分割し、中に収
容されていた異形のゼンマイ玩具が飛び出して動作をす
るという突飛でバラエティに富んだゼンマイ利用玩具を
提供することを目的とする。
[目的達成手段] 上記目的を達成するため、この発明は、ゼンマイ駆動部
を有し、後記収容体の形態と異なる外観を有するゼンマ
イ玩具と、連結したとき単一物の形態を有し前記ゼンマ
イ玩具を収容する分割可能な収容体とで構成し、ゼンマ
イ玩具には、これを収容した前記収容体を保持する手段
を設け、その保持手段で収容体を保持したとき、ゼンマ
イ駆動部の入力軸を収容体の回転部に連結し、又はその
入力軸に連結した部材を収容体から突出させた、ざらに
、出力軸の回転により収容体の保持を解放する手段を設
けたものである。
以上の構成により、ゼンマイ玩具を収容体で収容して保
持した後、収容体の回転部又は入力軸に連結した部材を
回転してゼンマイを巻き上げれば、ゼンマイのエネルギ
放出により出力軸が回転し、その回転によって、収容体
の保持解放手段が動作して収容体が分割し、中から現れ
たゼンマイ玩具が出力軸の回転によって歩行、走行など
の所定の動作を行なう。
[この発明の実施例コ 次に、この発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は、収容体をタマゴの殻の形状に、ゼンマイ玩具
を歩行する恐竜の子の形状に表現した場合を示している
収容体Aは左右に上方された部材AI、A2からなり、
それぞれ開口部1を突合せ、がっ、−口部に形成した段
部2を嵌合して連結することにより一つのタマゴの形態
を備えるようになっている。結合部分3はタマゴの殻が
割れたときと同様のキザキザが形成されている。
第2図に示すように、一方部材Atは、凹部4の底部か
ら開口方向に延び、仕切板5を貫通する円筒6を有する
。円筒6は、筒内にバネ7を面え、仕切板5から突出し
た部分の外周に凹溝8を有する。
他方部材A2は、さらに、二つの部材すなわち開口部側
に存して後記ゼンマイ玩具の一部を収容する被覆部A2
1 と端部に存するゼンマイ巻上げ部AZ2とからなる
被覆部A21は、割れたタマゴの殻の頂部を截断した、
お椀のような形状を有し、がっ、截断部分に存する底部
9の中央に孔9aを有している。ゼンマイ巻上げ部A2
2は、タマゴの殻の頂部の形状を有し、凹部1oの底部
から突出して底板11を貫通する円筒12を有する。円
筒12は、一方部材Alの円筒6と同様に端部に凹溝1
3、内部にバネ14を備えている。そして、円筒12の
孔9aに貫通した部分に外径が孔よりも大きいギヤ15
を固着することによって被覆部△21と回転自在に連結
されている。
ゼンマイ玩具Bは、頭部B1、胴部82、脚部B3、尾
部B4からなる。
頭部B1は、これを胴部B2と連結する軸16を中心に
上下に回転可能であるが、係止部材17によって正面よ
りも上方に回転することを規制され、さらに、頭部B1
から軸16を巻回して胴部B2の背中まで延びるバネ1
8の上方への付勢により常時頭部B!が正面を向くよう
になっている。尾部B4もこれを胴部と連結する軸19
を中心に上下に回転可能であるが、係止部材20とバネ
21の下方への付勢により、常時後方を向くようになっ
ている。
胴部B2は、内部にゼンマイ駆動部22を有し、左右両
件側壁には前記収容体の筒6.12内に嵌合する支軸2
3.24が突設されている。
また、左外側壁からはゼンマイ駆動部の入力・出力兼用
の軸25が突出し、その突出部分にはギヤ26と円板2
7が取付けられている。ギヤ26は前記支軸23が筒1
2内に嵌合したとき、筒12に固着されているギヤ11
と噛合うようになっている。ギヤ26は軸25に固着さ
れているのに対し、円板27は軸25に対して回転自在
となっており、周面に一つの爪28を有する。
また、ギヤ26と円板27は、のこ歯継手29により連
結している。従って、軸25が歯車26を介して第6図
の実線矢印方向すなわち、ゼンマイ駆動部22のゼンマ
イが巻上げられる方向に回され場合は、円板27は一定
の制動が加えられるとギヤ26から離れ、回転しなくな
る。反対に第6図の鎖線矢印方向に軸25が回るときは
円板の継手29が噛合うため、ギヤ26と円板27がと
もに回転する。なお、ゼンマイは軸25上に設けた図示
されていないギヤを介して巻上げられる。
また、胴部B2には、胴部を左右に貫通する軸30に固
着した係止部材31.32が軸30を中心として回転自
在に設けられている。係止部材31.32はバネ33に
より支軸23゜24方向に常時付勢されている。係止部
材31゜32の先端部分は湾曲されており、この湾曲部
34.35の幅は、前記部材AL、A2に設けられた円
筒の凹溝8.13の幅とほぼ同じかやや小とされている
脚部B3は、もう一つの出力軸36に取付けられた二つ
の偏心カム及びリンクなどく図示せず)を介してゼンマ
イ駆動部22と連結してあり、ゼンマイの出力によって
そのカム・リンクを介して左右の脚部37.38が交互
に回転上下して歩行するようになっている。
ゼンマイ玩具Bは以上の構成であるから、これを収容体
Aに収容するときは、まず、玩具の頭部Blと尾部B4
をバネ18.21の付勢方向とは逆の方向に折畳む。そ
して、収容体A2の被覆部A21でゼンマイ玩具の左側
、すなわち、ギヤ26の存する側を被覆し、収容体A1
で右側を被覆する。このとき、ゼンマイ玩具の支軸23
.24をそれぞれ筒6,12内に嵌合し、筒の凹iM8
.13に係止部材31.32の湾曲部34.35が嵌合
するまで押込む。筒の先端39.40及び係止部材の湾
曲部34,35にテーバを設ければ係止部材31.32
の筒の先端39.40への乗上げ及び凹溝8.13への
嵌合がスムーズに行なうことができる。
係止部材31.32の凹溝8.13内への嵌合によりゼ
ンマイ玩具Bは収容体Aを保持し、第3図に示すように
外観がタマゴの形になったまま固定される。ゼンマイ玩
具Bのギヤ26の存する側では、支軸24と筒12との
嵌合により、ギヤ26とギヤ15とが噛合うため、巻上
げ部Azzを手などによって回転すると、その回転力が
ギヤ15.26を介してゼンマイ駆動部22に伝達され
ゼンマイが巻上げられる。円板27はギヤ26との摩擦
力により一時ギヤ26とともに回転するが、爪28が係
止部材 ′32の係止面41に接触しそれ以上の回転を
阻止されるので、のこ歯継手29の作用によりギヤ26
との噛合いが外れ回転が停止する(第7図(イ)参照)
。ギヤ26は円板27の停止には影響されず巻上げ部A
21の回転とともに回転する。
係止部材32の係止面41は曲率半径を湾曲部35の曲
率半径よりも小に形成し、かつ、上部に張出し部42を
設けることによって、係止面41に爪28が接触した際
、係止部材32は斜め上方に力が加わるようになってい
るため、係上部材31.32の湾曲部34.35は筒の
凹溝8.13から外れることがない。
ゼンマイの巻上げを止めて玩具を床などに載置すると、
ゼンマイのエネルギ放出により軸25は今度は反対(第
6図の鎖線方向)に回転するので、円板27はギヤ26
と噛合いギヤと一緒に回転する。軸25がほぼ一回転し
たとき円板の爪28が再び係止部材32に接触し、さら
に軸が回転すると係止部材32をバネの付勢に抗して支
軸24から離間する方向に押圧するため、係上部材31
.32は凹溝8,13から離れ(第7図(ロ)参照)、
収容体A!、A2は筒内のバネ7.14の弾発により互
いに支軸から離間する方向に勢いよく分割する。中に入
っていたゼンマイ玩具Bは、畳まれていた頭部B1と尾
部B4をバネ18.21により復帰されながら出現する
。そして、ゼンマイのエネルギ放出により歩行する。
この実施例では、ゼンマイ玩具Bはタマゴ形の収容体へ
の中に入れるため、床に載置したとき、中の玩具がどの
ような姿勢(例えば、さかさ′になっているとか、横に
なっているとか)で収容されているかわからない。その
ため、外殻部材Aが分割したときに必ず脚部の接地面で
直立するとは限らない。従って、この実施例では、脚部
の接地面積を広くとるとともに、足の裏に四部を設け、
そこにおもり43.44を収容して構成したので、ゼン
マイ玩具Bを収容体Aで被覆し、タマゴにした状態で床
などに載置したとき、収容体Aは前記おもり43.44
により脚部の接地面側が必ず下向きになるように回転し
、脚部の接地面が下向きなったときに停止する。そのた
め、収容体Aが分割した際、ゼンマイ玩具Bは必ず脚部
の接地面で床面などに直立することができる。また、収
容体A1の凹部に載置板45を設けて、ゼンマイ玩具B
を被覆するときに、その載置板45に胴部B2を載せて
脚部B3を浮かせるようにしておけば、収容体Aが分割
した瞬間に、脚部の接地面が収容体の内周面に摩擦によ
り引張られて玩具がひつくり返ったりすることがない。
上記の実施例では、収容体へをタマゴとして、ゼンマイ
玩具Bを恐竜の子どもとして適用したので、タマゴの状
態であったものが突然殻を破って恐竜の子どもが出現し
、さらに、周辺を閑歩するという動作が得られ、見てい
て非常に面白く、楽しい。
しかし、この発明は上記のものに限定されるものではな
く、例えば、収容体を車庫、ゼンマイ玩具を自動車にし
て、車庫が分割したと同時に自動車が現われ走行すると
いうものにしてもよいし、その他、適用例は多数考えら
れる。
[この発明の効果] 以上のように、この発明は、内部にゼンマイ駆動部を有
し収容体の形態と異なる外観を有するゼンマイ玩具と、
連結したとき単一物の形態を有し前記ゼンマイ玩具を被
覆する分割可能な収容体で構成し、前記ゼンマイ玩具は
、前記収容体を保持する手段を有し、その保持手段で収
容体を保持したとき、前記ゼンマイ玩具の入力軸又は入
力軸に連結した部材を収容体から突出させ、ざらに、出
力軸の回転により収容体の保持を解放する手段を設けた
から、単一物の形態を有する物体が一つの入力軸への入
力後、一定時間経過後又は瞬時に(ゼンマイ駆動部の軸
25への歯車比による)分割し、中に収容されていた異
形のゼンマイ玩具が飛び出して動作をするという突飛で
バラエティに富んだ玩具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の一実施例を示すものであり、第1図
は収容体内にゼンマイ玩具を収容した状態におけるこの
発明に係るゼンマイ利用玩具の斜視図、第2図は収容体
が分割し、中からゼンマイ玩具が飛び出した場合を示す
斜視図、第3図はこの発明に係るゼンマイ利用玩具の分
解断面図、第4図は分割された状態における収容体のみ
を示す斜視図、第5図はゼンマイ玩具の側面図、第6図
はゼンマイ玩具の一方の支軸、ギヤ、円板及び係止部材
を抽出して示す斜視図、第7図は円板と係止部材の動作
を示す説明図、第8図はゼンマイ玩具の平面図、第9図
は同底面図である。 A・・・収容体、 A1.Az・・・部材、 A2L・・・被覆部、A22・・・ゼンマイ巻上げ部、
6.12・・・円筒、 7.14・・・バネ、 8.13・・・凹溝、 15・・・ギヤ、 B・・・ゼンマイ玩具、 Bt・・・頭部、B2・・・胴部B3・・・脚部、B4
・・・尾部、 23.24・・・支軸、 25・・・入力・出力兼用軸、 26・・・ギヤ、 27・・・円板、 28・・・爪、 31.32・・・係止部材。 特  許  出  願  人   株式会社  タ  
カ  ラ第1図 B1脚部 手続ネ11正書 昭和62年6月12日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿      舅シ1、
事件の表示 昭和61年 特 許 願 第100290号2、発明の
名称 ゼンマイ利用玩具 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称   株式会社 タ カ ラ 4、代理人〒105 住所 東京都港区新橋3丁目15番5号(2)図面第5
A図を加入する。 明  細  書 1、発明の名称 ゼンマイ利用変形玩具 2、特許請求の範囲 (イ)連結した状態において単一物の形態を有し、内部
に後記ゼンマイ式走行玩具又は歩行玩具を収容する分割
可能な収容体と、 (ロ)前記収容体と異なる外観を有し、前記収容体の一
部又はその外方から巻き上げられるゼンマイ駆動部を備
え、前記収容体を保持する手段と、前記ゼンマイ駆動部
の出力軸の回転により前記収容体の保持を解放する手段
とを有するゼンマイ式走行玩具又は歩行玩具と、からな
るゼンマイ利用変形玩具。 3、発明の詳細な説明 [発明の属する技術分野] この発明は、外より、ゼンマイを巻上げることによって
、収容体を破って中からゼンマイ式を走行玩具又は歩行
玩具(以下、ゼンマイ玩具と総称する。)が飛び出して
走行又は歩行を続ける新規なゼンマイ利用変形玩具に関
する。 [この発明の目的] 、       このような玩具は今まで知られていな
い。 □       この発明は、外部からの入力により、
単一物゛、      の形態を有する収容体が一定時
間経過後又は瞬時に分割し、中に収容されていた異形の
ゼンマイ玩具が飛び出して動作をするという突飛でバラ
エティに富んだゼンマイ利用変形玩具を提供することを
目的とする。 [目的達成手段] 上記目的を達成するため、この発明は、ゼンマイ駆動部
を有し、後記収容体の形態と異なる外観を有するゼンマ
イ玩具と、連結したとき単一物の形態を有し前記ゼンマ
イ玩具を収容する分割可能な収容体とで構成し、ゼンマ
イ玩具には、これを収容した前記収容体を保持する手段
を設け、その保持手段で収容体を保持したとき、ゼンマ
イ駆動部の入力軸を収容体の回転部に連、      
結し、又はその入力軸に連結した部材を収容体から突出
させ、さらに、出力軸の回転により収容体の保持を解放
する手段を設けたものである。 以上の構成により、ゼンマイ玩具を収容体で収容して保
持した後、収容体の回転部又は入力軸に連結した部材を
回転してゼンマイを巻き上げれば、ゼンマイのエネルギ
放出により出力軸が回転し、その回転によって、収容体
の保持解放手段が動作して収容体が分割し、中から現れ
たゼンマイ玩具が出力軸の回転によって歩行、走行など
の所定の動作を行なう。 [この発明の実施例〕 次に、この発明の実施例を図面に基いて説明する。図示
の実施例は、収容体Aをタマゴの殻の形状に、ゼンマイ
玩具Bを歩行する恐竜の子の形状にそれぞれ表現した場
合のものである。 収容体Aは左右に上方された部材A1.A2からなり、
それぞれ開口部1を突合せ、がっ、開口部に形成した段
部2を嵌合することにより一つのタマゴの形態を備える
ようになっている。 開口端縁3はタマゴの殻が割れたときと同様のキザキザ
に形成されている。 第3図に示すように、−力部材A1は、凹部4の底部か
ら開口方向に延び、仕切板5を貫通する円筒6を有する
。円筒6は、筒内にバネ7を備え、仕切板5から突出し
た部分の外周に凹溝8を有する。 他方部材A2は、ざらに、二つの部材すなわち開口部側
に存して後記ゼンマイ玩具の一部を収容する被覆部A2
1と端部に存するゼンマイ巻上げ部A22とからなる。 被覆部A21は、割れたタマゴの殻の頂部を截断した、
椀と同様な形状を有し、かつ、戚断部分に存する底部9
の中央に孔9aを有している。ゼンマイ巻上げ部A22
は、タマゴの殻の頂部の形状を有し、凹部10の底部か
ら突出して底板11を貫通する円筒12を有する。円筒
12は、−力部材A1の円筒6と同様に端部に凹溝13
、内部にバネ14を備えている。そして、円筒12の孔
9aに貫通した部分に外径が孔よりも大きいギヤ15を
固着してあり、ゼンマイ巻上げ部は被覆部A21に円筒
部12を中心として回転自在に連結されている。 一方、ゼンマイ玩具Bは、頭部B1、胴部B2、脚部B
3、尾部B4からなる。 第5図に示すように、頭部B1は、これを胴部B2と連
結する軸16を中心に上下に回転可能であるが、係上部
材17によって正面よりも上方に回転することを規制さ
れ、さらに、頭部B1から軸16を巻回して胴部B2の
背中まで延びるバネ18の上方への付勢により常時頭部
B1が正面を向くようになっている。尾部B4もこれを
頂部と連結する軸19を中心に上下に回転可能であるが
、係止部材20とバネ21の下方への付勢により、常時
後方を向くようになっている。 胴部B2は、内部にゼンマイ駆動部22を有し、左右両
外側壁には前記収容体の筒6.12内に嵌合する支軸2
3.24が突設されている。 また、左外側壁からはゼンマイ駆動部の入力・出力兼用
の軸25が突出し、その突出部分にはギヤ26と円板2
7が取付けられている。ギヤ26は前記支軸24が筒1
2内に嵌合したとき、筒12に固着されているギヤ26
と噛合うようになっている。ギヤ26は軸25に固着さ
れているのに対し、円板27は軸25に対して回転自在
となっており、周面に一つの爪28を有する。 また、ギヤ26と円板27は、のこ歯継手29により連
結している。従って、軸25が歯車26を介して第6図
の実線矢印方向すなわち、ゼンマイ駆動部22のゼンマ
イが巻上げられる方向に回される場合は、円板27は一
定の制動が加えられるとギヤ26から離れ、回転しなく
なる。反対に第6図の鎖線矢印方向に軸25が回るとき
は円板の継手29が噛合うため、ギヤ26と円板27が
ともに回転する。なお、ゼンマイは軸25上に設けた図
示されていないギヤを介して巻上げられる。 また、胴部B2には、胴部を左右に貫通する軸30に固
着した係止部材31.32が軸30を中心として回転自
在に設けられている。係止部材31.32はバネ33に
より支軸23゜24方向に常時付勢されている。係止部
材31゜32の先端部分は湾曲されており、この湾曲部
34.35の幅は、前記部材Al、Azに設けられた円
筒の凹溝8.13の幅とほぼ同じかこれよりやや小とさ
れている。 脚部B3は、もう一つの出力軸36に取付けられた二つ
の偏心カム36a及び案内手段36b 、36G 、3
6dを介してゼンマイ駆動部22と連結してあり、ゼン
マイの出力によってその偏心カム及び案内手段を介して
左右の脚部37.38が交互に回転上下して歩行するよ
うになっている。 ゼンマイ玩具Bは以上の構成であるから、これを収容体
Aに収容するときは、まず、玩具の頭部B1と尾部B4
をバネ18.21の付勢方向とは逆の方向に折畳む。そ
して、収容体A2の被覆部A21でゼンマイ玩具の左側
、すなわち、ギヤ26の存する側を被覆し、収容体△1
で右側を被覆する。このとき、ゼンマイ玩具の支軸23
.24をそれぞれ筒6.12内に嵌合し、多筒の凹溝8
,13に係止部材31.32の湾曲部34.35が嵌合
するまで押込む。筒の先端39.40及び係止部材の湾
曲部34゜35にテーバを設ければ係止部材31.32
の筒の先端39.40への乗上げ及び凹1i!8゜13
への嵌合がスムーズに行なわれる。 係止部材31.32の凹溝8.13内への嵌−□   
   合によりゼンマイ玩具Bは収容体Aを保持し、第
3図に示すように外観がタマゴの形になったまま固定さ
れる。ゼンマイ玩具Bのギヤ26の存する側では、支軸
24と簡12との嵌合により、ギヤ26とギヤ15とが
噛合うため、巻上げ部A22を手などによって回転する
と、その回転力がギヤ15.26を介してゼンマイ駆動
部22に伝達され、ゼンマイが巻上げられる。 円板27はギヤ26との摩擦力により一時ギヤ26とと
もに回転するが、爪28が係止部材32の係止面41に
接触しそれ以上の回転を阻、  止されるので、のこ歯
継手29の作用によりギヤ26との噛合いが外れ、円板
27の回転が停止する(第7図〈イ)参照)。ギヤ26
は円板27の停止には影響されず、巻上げ部A21の回
転とともに回転する。 係止部材32の係止面41は曲率半径を湾曲部350曲
率半径よりも小に形成し、かつ、上部に張出し部42を
設けることによって、係止面41に爪28が接触した際
、係止部材32は斜め上方に力が加わるようになってい
るため、係止部材31.32の湾曲部34.35は筒の
凹溝8.13から外れることがない。 ゼンマイの巻上げを止めて玩具を床などに載置すると、
ゼンマイのエネルギ放出により軸25は今度は反対(第
6図の鎖線方向〉に回転するので、円板27はギヤ26
と噛合い、このギヤと一緒に回転する。軸25がほぼ一
回転したとき円板の爪28が再び係止部材32に接触し
、ざらに軸が回転すると係止部材32をバネ33の付勢
に抗して支軸24から離間する方向に押圧するため、係
止部材31.32は凹溝8゜13から脱落しく第7図(
C1)参照)、収容体゛      互いに支軸から離
間する方向に勢いよく分割すAl、Azは筒内のバネ7
.14の弾発によりる。中に入っていたゼンマイ玩具B
は、畳まれていた頭部B1と尾部B4をバネ18.21
により復帰され恐竜の子の姿を回復しながら出現する。 そして、ゼンマイのエネルギ放出により歩行する。 この実施例では、ゼンマイ玩具Bはタマゴ形の収容体A
の中に入れるため、床に載置したとき、中の玩具がどの
ような姿勢(例えば、逆さになっているとか、横になっ
ているとか〉で収容されているかわからない。そのため
、外殻部材Aが分割したときに必ず脚部の接地面で直立
するとは限らない。従って、この実施例では、脚部の接
地面積を広くとるとともに、足の裏に凹部を設け、そこ
におもり43.44を収容して構成したので、ゼンマイ
玩具Bを収容体Aで被覆し、タマゴにした状態で床など
に載置したとき、収容体Aは前記おもり43.44によ
り脚部の接地面側が必ず下向きになるように回転し、脚
部の接地面が下向きなったときに停止する。そのため、
収容体Aが分割した際、ゼンマイ玩具Bは必ず脚部の接
地面で床面などに着地し、直立することができる。また
、収容体A1の凹部に載置板45を設けて、ゼンマイ玩
具Bを被覆するときに、その載置板45に胴部B2を載
せて脚部B3を収容体の底部内周面より浮かせるように
しておけば、収容体Aが分割した瞬間に、脚部の接地面
が収容体の内周面に摩擦により引張られて玩具がひつく
り返ったりすることがない。 上記の実施例では、収容体へをタマゴとして、ゼンマイ
玩具Bを恐竜の子どもとして適用したので、タマゴの状
態であったものが突然殻を破って恐竜の子どもが出現し
、ざらに、周辺を間奏するという動作が得られ、見てい
て非常に面白く、楽しい。 しかし、この発明は上記のものに限定されるものではな
く、例えば、収容体を車庫、ゼンマイ玩具を自動車にし
て、車厘が分割したと同時に自動車が現われ走行すると
いうものにしてもよいし、その他、適用例は多数考えら
れる。 [この発明の効果] 以上のように、この発明は、内部にゼンマイ駆動部を有
し収容体の形態と異なる外観を有するゼンマイ玩具と、
連結したとき単一物の形態゛、     収容体で構成
し、前記ゼンマイ玩具は、前記収を有し前記ゼンマイ玩
具を被覆する分割可能な容体を所定形態に保持する手段
を有し、その保持手段で収容体を保持したとき、前記ゼ
ンマイ玩具の入力軸又は入力軸に連結した部材を収容体
から突出させ、さらに、出力軸の回転により収容体の保
持を解放する手段を設けたから、単一物の形態を有する
収容体が一つの入力軸への入力後、一定時間経過後又は
瞬時に(ゼンマイ駆動部の軸25への歯車比による)分
割し、中に収容されていた異形のゼンマイ玩具が飛び出
して動作をするという突飛でバラエティに富んだ玩具を
提供することができる。 4、図面の簡単な説明 図面は、この発明の一実施例を示すものであり、第1図
は収容体内にゼンマイ玩具を収容した状態におけるこの
発明に係るゼンマイ利用玩具の斜視図、第2図は収容体
が分割し、中からゼンマイ玩具が飛び出した場合を示す
斜視図、第3図はこの発明に係るゼンマイ利用玩具の分
解断面図、第4図は分割された状態における収容体のみ
を示す斜視図、第5図はゼンマイ玩具の脚部の一部を省
略した側面図、第5A図は脚部とゼンマイ駆動部との連
係構造を示す一部破断側面図、第6図はゼンマイ玩具の
一方の支軸、ギヤ、円板及び係止部材を抽出して示す斜
視図、第7図は円板と係止部材の動作を示す説明図、第
8図はゼンマイ玩具の平面図、第9図は同底面図である
。 A・・・収容体、 A* 、A2・・・部材、 A21・・・被覆部、A22・・・ゼンマイ巻上げ部、
6.12・・・円筒、 7.14・・・バネ、 B・・・ゼンマイ玩具、 8.13・・・凹溝、 15・・・ギヤ、 Bl・・・頭部、B2・・・胴部B3・・・脚部、B4
・・・尾部、 23.24・・・支軸、 25・・・入力・出力兼用軸、 26・・・ギヤ、 27・・・円板、 28・・・爪、 31.32・・・係止部材。 第5A因 X

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (イ)連結した状態において単一物の形態を有し、内部
    に後記ゼンマイ式走行玩具又は歩行玩具を収容する分割
    可能な収容体と、 (ロ)前記収容体と異なる外観を有し、収容体の一部又
    はその外方から巻き上げられるゼンマイ駆動部を備え、
    前記収容体を保持する手段と、ゼンマイ駆動部の出力軸
    の回転により収容体の保持を解放する手段とを有するゼ
    ンマイ式走行玩具又は歩行玩具と、 からなるゼンマイ利用玩具。
JP10029086A 1986-04-30 1986-04-30 ゼンマイ利用変形玩具 Granted JPS62270191A (ja)

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GB8625086A GB2189710B (en) 1986-04-30 1986-10-20 Windup spring using toy
US07/180,287 US4817936A (en) 1986-04-30 1988-04-11 Spring-powered toy
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012157565A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Ing 21:Kk 作動玩具
JP6321773B1 (ja) * 2016-12-27 2018-05-09 スピン・マスター・リミテッド ハウジング内の物体、及びハウジングを開放するための機構を有する組立体
JP2022010241A (ja) * 2018-04-05 2022-01-14 スピン・マスター・リミテッド ハウジング内の物体、及びハウジングを開放するための機構を有する組立体

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JP2012157565A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Ing 21:Kk 作動玩具
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JP2018102682A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 スピン・マスター・リミテッド ハウジング内の物体、及びハウジングを開放するための機構を有する組立体
JP2022010241A (ja) * 2018-04-05 2022-01-14 スピン・マスター・リミテッド ハウジング内の物体、及びハウジングを開放するための機構を有する組立体

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