JPS62265564A - 尿の濃縮法 - Google Patents

尿の濃縮法

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JPS62265564A
JPS62265564A JP10907286A JP10907286A JPS62265564A JP S62265564 A JPS62265564 A JP S62265564A JP 10907286 A JP10907286 A JP 10907286A JP 10907286 A JP10907286 A JP 10907286A JP S62265564 A JPS62265564 A JP S62265564A
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JP
Japan
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urine
semipermeable membrane
water
permeable
high osmotic
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Pending
Application number
JP10907286A
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English (en)
Inventor
Mamoru Matsubara
松原 護
Isao Kaiho
海保 功
Mitsuo Nagasawa
長沢 光雄
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は保存性を高め、有用成分回収を容易にする尿の
濃縮法に関する。
〔従来の技術およびその欠点〕
尿は成人男子の場合、1日に1〜1.5JiJI泄され
、その殆んどが水であるが、この中には、50〜7(l
の固形分が含右され、成分数は数百にも及んでいる。勿
論、食事の内容によっても個人差があり、また疾病の有
無によっても成分は変化し、ざらに時間的変動も大ぎい
しかし、その代表的固形成分のそれぞれのG、および有
機成分の種類を示Uば第1表および第2表のようになる
。すなわち、第1表〔出典、真島英信「生理学」文光堂
〕は人間の1日に排泄される尿中の固形成分の排泄mで
ある。また、第2表(出典、Journal of C
hromatography 181 (1980))
は、液体り[171−グラフィーによってもとめた有機
成分である。
第    1    表 上記表より明らかなように、尿中には、例えばウロビリ
ノーゲンなどの有用成分が含まれており変質させないで
回収することが望まれているが、いずれも温度が低く、
これらを効率よく回収するには、ある程度濃縮すること
が必要である。しかし、尿中には数多くの有機物、無機
物が含有されており、0機物の中には、熱、冷凍、乾燥
、ある程度以上の塩濃度等に弱くて変質し易いものが多
く、適当な濃縮法がないのが現状である。
また、尿は検体としてもm要で、病院な、どにおいては
、所定期間保存しておく必要がある。保存する方法とし
ては、短期間の場合の4〜6℃で冷蔵保管する方法、長
期間の場合の一30℃程度で冷凍保管する方法がある。
上記短期間の冷蔵保管においては、ホルマリンの添加、
細胞保存液の添加、トルエン、キシレンの添加、塩酸の
添加、炭酸すl−リウムの添加、抗プラスミンの添加、
細胞培養試験管採尿、E[lTA塩添加などの方法があ
り、短期間で回転が早いため、多数の試rlの仝吊保存
にかかわらず必要とする冷蔵庫スペースは比較的小さく
てすむ。
また、長期間の保存においては、尿が細菌にとって最良
の18地であることから、凍結保存が不可欠で、特にア
ルドステロン、アミノ酸分析などの定量を目的とする場
合には凍結保存しむければならない。
凍結保存の方法としては、(1)塩酸などを添加し全量
を凍結保存する方法、(2)遠心沈降して沈澱物を凍結
保存する方法、(3)凍結乾燥し、残漬を凍結保存する
方法などがある。
上記(1)の全量を凍結保存する場合には、比較的変質
がないが、糖蛋白や蛋白質の変成は避けられない。また
、長期間、多数の試料を余聞保管しなければならず、大
きな冷凍庫スペースが必要となる。(2)の遠心沈降の
場合は、糖蛋白や蛋白質の変成を抑制する物質を添加す
ることにより、可成り変成を抑制御ることが出来るが、
装置が高価で、操作に手間がかかるため、多数の試料の
処理には問題がある。(3)の凍結乾燥は凍結後真空に
して水分を除去し、濃縮することによって尿の吊は大幅
に減少するが、変質が大きく、さらに装置が高価で、処
P11に人手を要する等の欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の問題点を解決ずべくなされたもので、言
付成分を変′ご1させず、簡単な操作、装置によって尿
を濃縮出来る方法を提供することを目的どし、その要旨
は、尿を透水性半透j漠を介してlO1浸透ロー物!1
J3よび/または高分子吸収剤と接触さびる尿の濃縮法
にある。
〔発明の具体的構成および作用〕
以下本発明の方法を詳しく説明する。
本発明に用いられる透水性半透膜(以下半透膜という)
は、膜自身の溶出分が少なく、水分の透過速度が高く、
適度に無機塩類の透過性を有するものが望ましい。通常
入手できるものとしては、ビニロンフィルム、普通セロ
ハン、コロ?オン膜、低延伸ナイロン)イルム、エチレ
ン−酢酸ビニール共重体フィルムなどが好適である。
高浸透圧物質としては、ショ糖、賃性化糖、水飴、プル
ラン、果糖、ブドウ糖、マンニトール、ソルゴ1−−ル
、マンニトールなどの糖類、マンナン質、アルギン酸ソ
ーダ、カラギーナン、アラビヤゴムなどの天然高分子、
メチルセルローズ、カルボキシメチルセルローズ、ポリ
アクリル醇ソーグ、グリヒリン、プロピレングリコール
、ポリエチレングリコールなどの合成物或は合成高分子
が使用できる。これらの高浸透圧物質は、単独或稈混合
してら使用出来るが、液状のらのが使い易く、また、半
J 11!11を透過づ゛ろものは避けた方がよい。
例えば、シリカゲルは液状とならず、塩化プトリウム、
塩化マグネシウム、塩化カルシウムなどの潮解性のある
塩は、半透膜を透過りろので好ましくない。
高分子吸収剤としては、含水してゲルを形成するもので
あって、生理処理用品、紙J3むつ、土壌改良剤等の分
野において広く用いられているものが使用できる。例え
ば、デンプン、セルロース簀の多糖類に、水溶性、また
は加水分解して水溶性となる・E合性用吊体、すなわち
、アクリル酸、メタアクリル酸、アクリルMW、メタア
クリル酸塩、アクリル酸ニスデル、メタアクリル酸エス
テル、アクリル酸アミド、メタアクリル酸アミド、アク
リ0ニトリル、メタアクリロニトリル、マレイン酸、ス
ルホン化スチレン、ポリビニールピリジン等、またはこ
れらのオリゴマー或はオリゴマーをグラフ1−重合させ
、必要に応じて加水分解さVて1!1られた親水性ポリ
マーを、架橋剤によって三次元的に重合させたものなど
である。
高分子吸収剤の市販品としては、例えば、昭和電工株式
会社製PX−402A、三洋化成工業株式会社製lN−
1000,製鉄化学工業株式会社製 アクアキープl0
SI+、日本触媒工業株式会社製 アクアリックCA等
がある。
また、上記高浸透圧物質と高分子吸収剤との混合物を用
いる場合には、これらに、さらに親水性アルコール類を
添加して用いてもよい。親水性アルコール類は、吸収性
を右する親水性の液体状アルコール類で、例えばエヂル
アルコール、ブ[lピレングリコール、グリセリン等で
ある。
土間半透膜、?:4浸透浸透圧物上び/またはれ分子吸
収剤を用いて尿を濃縮するには次のような方法がある。
すなわち、 (1)第1図に示ずように、半透膜1を袋体とし、尿2
を充填密封して、これをビーカー等に入れた高浸透圧物
質3に浸漬する。尿中の水分は半透膜1を透過して高浸
透圧物質に移行し、尿は濃縮される。
(2)第2図に示すように、2枚の半透膜1に高浸透圧
物¥13、高分子吸収剤4の混合物を挾持させ、その周
縁をヒートシール等によって密封して、脱水シート5を
つくる。この脱水シー+−5を第3図に示すように頁中
より折り、2辺をヒートシール等によって密着して袋体
とし、この中に所定ωの尿を入れる。尿中の水分は、半
透膜1を透過して上記挾持されている高浸透圧物質と高
分子吸収剤との混合物に吸収され、尿が濃縮される。こ
のように、高浸透圧物質と高分子吸収剤とを共存させる
と、半透膜を透過して高浸透圧物質に移行した水が高分
子吸収剤に吸収されるので、その保水力は人ぎくなり、
小量の薬剤によって大部の水を除去することが出来る。
−F記(2)の方法においては、高浸透圧物質、高分子
吸収剤に、さらに親水性アルコール類を添加してもJ:
い。また、袋の代りに、第4図に示すように枠体6にj
脱水シー1−5を載置して8芯を形成し、これに所定量
の尿2を入れてもよい。また上記脱水シー1−5は、一
方の面が半透膜であればよく、他方の面は非透水性合成
樹脂シートを用いることが出来る。
また、上記(2)における高浸透圧物質、高分子吸収剤
の代りに高分子吸収剤4のみを挾持させたものも、使用
出来る。
〔実施例〕
次に実施例を示して本発明を説明する。
実施例1 5 X 2 cmのビニロンフィルム(東京セロハン紙
株式会社¥JLit−18) 2枚の間に、水飴(参松
工業株式会社製 ハイマル38)を0.5!7、プロピ
レングリコール(昭和電工株式会?j !J )を0.
059、および高分子吸収剤(昭和電工株式会社製PX
−4024)を0.19混合して挾持させ、外周をヒー
トシールした。これを心中より2つに折り、長辺、およ
び短辺をヒートシールし、一方の短辺が1 cmの開口
部となっている長さ5 cttrの袋を形成した。
この袋に管理法(米国A M E S社製PEに−CI
IEに)2CCを入れ5℃に保持して濃縮を行なった。
その際の、経時的な濃縮の程麿を第3表に示した。また
管理法、および各濃縮時点における尿の分析結果を第4
表に示した。
なお、分析は液体クロマトグラフィー(カラム。
5hodex、 Axpah 、 N−422)を用い
7行ない、右礪物は、管理法のピークを1とした場合の
ピーク比によって示した。
第    3    表 第4表 表J:す、塩素イオンは尿を濃縮しても殆んど濃度が変
らず、リン酸イオンおよび硫酸イオンは濃縮とともに濃
度が高くなり、また、有機物のピーク比も濃縮に伴なっ
て大きくなる。
実施例2 成人男子の尿250ccを均一に混合して原尿とし、こ
の原尿をビニロンフィルム(東京セロハン紙株式会社製
L1−20)の袋、5個にそれぞれ50CCずつ充填密
封した。これをプロピレングリコール(昭和電工株式会
社製)10ノ中に浸漬し、ゆっくり撹拌しながら、20
℃に保持した。その場合の経時的な濃縮倍率、および、
それぞれの濃縮時点における分析値を第5表に示した。
第    5    表 表より、尿の水分が半透膜を通って高浸透圧物質である
プロピレングリコール側に移り、上記成分の大部分が尿
に残って濃縮されていることがわかる。
〔効 果〕
以上述べたように本発明に係る尿の濃縮法は、氷点より
高い低温、かつ常圧で濃縮でき、しがち塩の一部は水と
ともに除去され、塩の濃度が低く保持されるので含有す
る成分が変化せず、操作、装置が簡単で、人手を要さず
安価に処理されるので、有用成分の回収が容易となり、
病ll;i′等における尿の長JIJ保存に際し、多数
の試料を少ない冷凍スペースで保存出来るなど、産業面
、医療面に寄与することが極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の詳細な説明図で、第1図
は半透膜に充填密閉上だ尿を高浸透圧物質に浸漬した図
、第2図は脱水シートの縦断面図、第3図は脱水シー]
・ににってっくられた袋の斜視図、第4図は脱水シート
によって形成した容冴の図である。 1・・・・・・透水性半透膜(半透膜)、2・・・・・
・尿、3・・・・・・高浸透圧物質、4・・・・・・高
分子吸収剤、5・・・・・・脱水シート、6・・・・・
・枠体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)尿を透水性半透膜を介して高浸透圧物質および/
    または高分子吸収剤と接触させることを特徴とする尿の
    濃縮法。
  2. (2)尿を透水性半透膜を介して高浸透圧物質に接触さ
    せる方法が、尿を透水性半透膜の袋内に充填密封し、こ
    れを高浸透圧物質中に浸漬することである特許請求の範
    囲第1項記載の尿の濃縮法。
  3. (3)尿を透水性半透膜を介して高浸透圧物質および高
    分子吸収剤と接触させる方法が、少なくとも一方が透水
    性半透膜である2枚のシートの間に高浸透圧物質および
    高分子吸収剤を挾持させて周縁を密封した脱水シートを
    、上記透水性半透膜を内側にして容器を形成し、これに
    尿を入れることである特許請求の範囲第1項記載の尿の
    濃縮法。
  4. (4)尿を透水性半透膜を介して高分子吸水材と接触さ
    せる方法が、少なくとも一方が透水性半透膜である2枚
    のシートの間に高分子吸収剤を挾持させ、周縁を密封し
    た脱水シートを、上記透水性半透膜を内側にして容器を
    形成し、これに尿を入れることである特許請求の範囲第
    1項記載の尿の濃縮法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166130A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Toshiba Corp 溶媒と溶質とを含む液体から溶媒を分離する方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012166130A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Toshiba Corp 溶媒と溶質とを含む液体から溶媒を分離する方法および装置

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