JPS6226482A - 熱処理炉のガスシ−ル装置 - Google Patents
熱処理炉のガスシ−ル装置Info
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- JPS6226482A JPS6226482A JP16401385A JP16401385A JPS6226482A JP S6226482 A JPS6226482 A JP S6226482A JP 16401385 A JP16401385 A JP 16401385A JP 16401385 A JP16401385 A JP 16401385A JP S6226482 A JPS6226482 A JP S6226482A
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- sealing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は熱処理炉のガスシール装置に係り、特に炭素I
R雑等の新素材を熱処理する熱処理炉のガスシール装置
において、ガスシール装置の構造を改良することにより
、シール性が向上し、熱処理炉の操業中被処理物が切断
した場合に、炉内のガスシールを漏洩させることなく被
処理物の接続ができる熱処理炉のガスシール装置に関す
るものである。
R雑等の新素材を熱処理する熱処理炉のガスシール装置
において、ガスシール装置の構造を改良することにより
、シール性が向上し、熱処理炉の操業中被処理物が切断
した場合に、炉内のガスシールを漏洩させることなく被
処理物の接続ができる熱処理炉のガスシール装置に関す
るものである。
[従来の技術]
金属材料の特性の向上には限界がある。例えば一つの材
料に相反する2種以上の特性を同時に付加することは困
難である。上記の状況を鑑みて、材料の固有の特性をう
まく利用し合うことにより、新しい特性を持つ材料を製
造しようとする考えが生れた。このような考えに基づい
て生れた新素材の一つに炭素繊維がある。
料に相反する2種以上の特性を同時に付加することは困
難である。上記の状況を鑑みて、材料の固有の特性をう
まく利用し合うことにより、新しい特性を持つ材料を製
造しようとする考えが生れた。このような考えに基づい
て生れた新素材の一つに炭素繊維がある。
一般にこの炭素m維は高度の引張り強麿及び高度の弾性
を有しており、且つ、軽量であることから航空、宇宙材
料等への採用が注目されていることは知られている。
を有しており、且つ、軽量であることから航空、宇宙材
料等への採用が注目されていることは知られている。
従来、この炭素繊維の製造は酸化雰囲気中で有機繊維前
駆体を200〜400℃の温度で熱処理して、耐炎化熱
処理繊維とした後、不活性ガス雰囲気或は還元雰囲気の
炭素化炉内で1000〜1500℃の温度で炭素化熱処
理して連続的に製造されており、更に、高度の弾性を持
たせる場合には炭素化熱処理後、不活性ガス雰囲気或は
還元雰囲気の黒鉛化炉内で2000〜3000℃の温度
で黒鉛化熱処理して連続的に製造されていた。
駆体を200〜400℃の温度で熱処理して、耐炎化熱
処理繊維とした後、不活性ガス雰囲気或は還元雰囲気の
炭素化炉内で1000〜1500℃の温度で炭素化熱処
理して連続的に製造されており、更に、高度の弾性を持
たせる場合には炭素化熱処理後、不活性ガス雰囲気或は
還元雰囲気の黒鉛化炉内で2000〜3000℃の温度
で黒鉛化熱処理して連続的に製造されていた。
[発明が解決しようとする問題点]
ところで、特に、炭素化熱処理及び黒鉛化熱処理にあっ
ては熱処理炉内にN2等の不活性ガス或はN2等の還元
性ガスを封入し、大気中の酸化性ガスを炭素化熱処理ゾ
ーン及び黒鉛化熱処理ゾーン内に混入させないことが重
要である。酸化性ガスが混入すると引張強度や弾性等の
特性が低下するばかりでなく、熱的、力学的なl!雑の
損傷を起して繊維が切断してしまう問題があった。この
ような問題を解決すべく大気中の酸化性ガスが混入し易
い熱処理炉の繊維の装入口及び排出口にガスシール装置
が設けられている。
ては熱処理炉内にN2等の不活性ガス或はN2等の還元
性ガスを封入し、大気中の酸化性ガスを炭素化熱処理ゾ
ーン及び黒鉛化熱処理ゾーン内に混入させないことが重
要である。酸化性ガスが混入すると引張強度や弾性等の
特性が低下するばかりでなく、熱的、力学的なl!雑の
損傷を起して繊維が切断してしまう問題があった。この
ような問題を解決すべく大気中の酸化性ガスが混入し易
い熱処理炉の繊維の装入口及び排出口にガスシール装置
が設けられている。
一般に熱処理炉の酸素濃度は炭素化熱処理にあっては1
0ρpi以下に、黒鉛化熱処理にあっては2ppI11
以下に保持する必要があり、大気中の酸化性ガスの熱処
理炉内への混入を極力防止してシール性を向上させるこ
とが上記問題を回避することになるという観点から実公
昭60−8640号後方等の改善が成されてきた。
0ρpi以下に、黒鉛化熱処理にあっては2ppI11
以下に保持する必要があり、大気中の酸化性ガスの熱処
理炉内への混入を極力防止してシール性を向上させるこ
とが上記問題を回避することになるという観点から実公
昭60−8640号後方等の改善が成されてきた。
しかしながら、従来の改善策にあ・りては何らかの原因
で炉内直前や炉内において炭素IHNが切断してしまっ
た場合、その接続に際してシール装置が単数であるため
熱処理炉内のシールガスが漏洩し、操業を一時停止しな
ければならないという問題があり、充分な解決策となら
なかった。
で炉内直前や炉内において炭素IHNが切断してしまっ
た場合、その接続に際してシール装置が単数であるため
熱処理炉内のシールガスが漏洩し、操業を一時停止しな
ければならないという問題があり、充分な解決策となら
なかった。
[発明の目的]
本発明は熱処理炉のガスシール装置における問題点を解
決すべく創案されたものである。
決すべく創案されたものである。
本発明の目的は熱処理炉の操業中に炉内直前乃至炉内に
おいて炭素繊維等の被処理物が切断した場合、熱処理炉
内のガスシールを漏洩させることなく被処理物の接続が
できる熱処理炉のガスシール装置を提供するものである
。
おいて炭素繊維等の被処理物が切断した場合、熱処理炉
内のガスシールを漏洩させることなく被処理物の接続が
できる熱処理炉のガスシール装置を提供するものである
。
[発明の概要]
上記目的を達成するために本発明は熱処理炉内に供給さ
れた炭素!&1維等の連続した被処理物が切断された場
合に被処理物の切断端を炉外に抽出してこれに後続の被
処理物を接続させる熱処理炉のガスシール装置において
、上記炉内装入口から炉内に出没自在に設けられ、上記
切断された被処理物を炉外へ抽出する治具と、上記装入
口に被処理物の搬入方向上流側に沿って設けられ上記治
具及び被処理物を案内するためのシールチャンバと、こ
のシールチャンバと上記炉内装入口との間に設けられ、
装入口を開閉すると共に抽出される被処理物を囲繞して
シールする第1のシール手段と、上記シールチャンバの
入口側に設けられ、これを開閉すると共に、シールチャ
ンバ外に抽出された被処理物を囲繞してシールする第2
のシール手段と、上記治具を炉内に挿入する際に上記第
2のシール手段を開放させると共に、治具が上記シール
チャンバ内に案内されたことにより上記第2のシール手
段を閉成し、上記第1のシール手段を開放して治具を炉
内に案内させた後、炉内から治具により抽出された被処
理物が上記シールチャンバ内に至ったとぎに上記第1の
シール手段を閉じてシールさせると同期して第2のシー
ル手段を開閉させて炉外へ治具を含む被処理物を案内さ
せてシールさせるためのシール駆動手段とを備えて構成
し、上記熱処理炉の被処理物装入口に被処理物の搬入方
向上流側に沿って設けられた上記シールチャンバと、こ
のシールチャンバの入口側と出口側とに第1のシール手
段と第2のシール手段とが複数設けられたことにより、
上記熱処理炉内のガスシール性を向上させると共に、こ
の熱処理炉内直前乃至炉内において被処理物が切断した
場合に、上記熱処理炉内のガスシールを漏洩することな
く、切断した被処理物の接続ができるものである。
れた炭素!&1維等の連続した被処理物が切断された場
合に被処理物の切断端を炉外に抽出してこれに後続の被
処理物を接続させる熱処理炉のガスシール装置において
、上記炉内装入口から炉内に出没自在に設けられ、上記
切断された被処理物を炉外へ抽出する治具と、上記装入
口に被処理物の搬入方向上流側に沿って設けられ上記治
具及び被処理物を案内するためのシールチャンバと、こ
のシールチャンバと上記炉内装入口との間に設けられ、
装入口を開閉すると共に抽出される被処理物を囲繞して
シールする第1のシール手段と、上記シールチャンバの
入口側に設けられ、これを開閉すると共に、シールチャ
ンバ外に抽出された被処理物を囲繞してシールする第2
のシール手段と、上記治具を炉内に挿入する際に上記第
2のシール手段を開放させると共に、治具が上記シール
チャンバ内に案内されたことにより上記第2のシール手
段を閉成し、上記第1のシール手段を開放して治具を炉
内に案内させた後、炉内から治具により抽出された被処
理物が上記シールチャンバ内に至ったとぎに上記第1の
シール手段を閉じてシールさせると同期して第2のシー
ル手段を開閉させて炉外へ治具を含む被処理物を案内さ
せてシールさせるためのシール駆動手段とを備えて構成
し、上記熱処理炉の被処理物装入口に被処理物の搬入方
向上流側に沿って設けられた上記シールチャンバと、こ
のシールチャンバの入口側と出口側とに第1のシール手
段と第2のシール手段とが複数設けられたことにより、
上記熱処理炉内のガスシール性を向上させると共に、こ
の熱処理炉内直前乃至炉内において被処理物が切断した
場合に、上記熱処理炉内のガスシールを漏洩することな
く、切断した被処理物の接続ができるものである。
[実施例]
次に本発明の一実施例を添付図面に従って詳述する。
本実施例にあっては本発明を複数の炭素繊維束を製造す
る熱処理炉のガスシール装置に適用したものであり、特
に、熱処理炉内に供給される炭素m維束等の被処理物が
炉内直前乃至炉内において切断された場合に被処理物の
切断端を熱処理炉外に抽出して、これに後続の被処理物
を接続させる熱処理炉のガスシール装置を構成したもの
である。
る熱処理炉のガスシール装置に適用したものであり、特
に、熱処理炉内に供給される炭素m維束等の被処理物が
炉内直前乃至炉内において切断された場合に被処理物の
切断端を熱処理炉外に抽出して、これに後続の被処理物
を接続させる熱処理炉のガスシール装置を構成したもの
である。
第1図に示す如く、複数の炭素繊維束等の被処理物1を
製造する熱処理炉2は例えば矩形筒体にて形成されてお
り、その内部には断熱材2aによって囲繞されて炉内3
が形成されている。この熱処理炉2の炉内装入口4から
炉内3に出没自在に治具5が設けられ、炉内直前6乃至
炉内3において炭素Ia紺等の被処理物1が切断された
場合に、切断された被処理物1を熱処理炉2外へ抽出す
るように成っている。上記炉内装入口4には上記治具5
及び被処理物1を案内するためのシールチャンバ7の出
口側8が接続されており、このシールチャンバ7は被処
理物1の搬入方向上流側に沿って設けられている。また
、このシールチャンバ7の内壁には断熱材7aが設けら
れ、治具5が通過できるだけの大きさの中空室9を形成
している。
製造する熱処理炉2は例えば矩形筒体にて形成されてお
り、その内部には断熱材2aによって囲繞されて炉内3
が形成されている。この熱処理炉2の炉内装入口4から
炉内3に出没自在に治具5が設けられ、炉内直前6乃至
炉内3において炭素Ia紺等の被処理物1が切断された
場合に、切断された被処理物1を熱処理炉2外へ抽出す
るように成っている。上記炉内装入口4には上記治具5
及び被処理物1を案内するためのシールチャンバ7の出
口側8が接続されており、このシールチャンバ7は被処
理物1の搬入方向上流側に沿って設けられている。また
、このシールチャンバ7の内壁には断熱材7aが設けら
れ、治具5が通過できるだけの大きさの中空室9を形成
している。
このシールチャンバ7の出口側8と炉内装入口4との間
には第1のシール手段10が設けられており、この炉内
装入口4を開閉すると共に抽出される被処理物1を囲繞
してシールするように成っている。この第1のシール手
段10は炉内装入口4側に設けられた断熱材10aと、
シールチャンバ7の出口側8に設けられた第1のマニホ
ールド10bと、これら断熱材10aと第1のマニホー
ルド10bとの間に挾持された第1の冷却液槽10cと
、これら断熱材10aと第1のマニホー・ ルド10b
と第1の冷却液槽10Gとを外方から支持する第1のシ
ール装置本体10dとから成っており、本実施例の熱処
理炉2にあっては治具5及び被処理物1の第1の通過部
11を挟んで上下に一対設けられている。また、上下の
第1のマニホールド10bには下部に吹込口12aと上
部に吹出口12bとが設りられ、上下の第1のマニホー
ルド10bから上記第1の通過部11に臨んで相対向し
てスリット13が設けられており、吹込口12aから吹
出口12bに向ってN2ガスが吹き込まれて第1のN2
シールカーテンが形成されている。更に、上下の第1の
シール装置本体10dの外方にはそれぞれエアシリンダ
等の第1のシール駆動手段14が設けられ、第1のシー
ル手段10とシールチャンバ7の出口側8との間と、第
1のシール手段10と炉内装入口4との間に間隙$1を
隔てて、この炉内装入口4を開閉すると共に、抽出され
る被処理物1を挾持しシールするように成っている。こ
れら上下の第1のシール手段1゜のシールは液封シール
構造15にて形成されており、上記間隙S1をシールし
て、シール板15aとシール液槽15bとから成ってい
る。また更に、上記シールチャンバ7の入口側16には
第2のシール手段17が設けられており、このシールチ
ャンバ7の入口側を開閉すると共に、シールチャンバ7
外に抽出された被処理物1を囲繞してシールするように
成っている。この第2のシール手段17はシールチャン
バ7の入口側に設けられた断熱材17aと、被処理物1
の搬入方向上流側に設けられた第2のマニホールド17
bど、これら断熱材17aと第2のマニホールド17b
との間に挟持された第2の冷却槽17Cと、これら断熱
材17aと第2のマニホールド17bと第2の冷却槽1
7cとを外方から支持する第2のシール装置本体17d
とから成っており、第1のシール手段10同様に治具5
及び被処理物1の第2の通過部18を挟/Vで上下に一
対設けられている。また、上下の第2のマニホールド1
7bには第1のマニホールド10bと同様の構成で吹込
口19aと吹出口19bとスリット20が設けられてお
り、第2のN2シールカーテンが形成されている。更に
、上下の第2のシール装置本体17dの外方にはそれぞ
れエアシリンダ等の第2の駆動手段21が設けられてい
る。これら上下の第2のシール手段17のシールは圧着
シール構造22にて形成されており、第2のシール手段
17とシールチャンバ7の入口側16との間と、圧着を
司どる圧着装置23との間に圧着用シール材24を挾持
させて形成されている。上記第2の駆動手段21によっ
て第2のシール手段17を上下に開閉させるときには上
記圧着装置23の圧着力を緩和し、上記シールチャンバ
7の入口側16を開閉させると共に、このシールチャン
バ7外に抽出された被処理物1を挟持し、シールチャン
バ7内をシールする。そして、上記治具5を炉内直前6
乃至炉内3に挿入する際に、上記圧着装置23を緩和し
、第2のシール駆動手段21によって第2のシール手段
17を上下に開放させると共に、治具5が上記シールチ
ャンバ7内に案内されたことにより、上記第2のシール
駆動手段21によって第2のシール手段17を上下に閉
成し、上記第1のシール駆動手段14によって第1のシ
ール手段10を上下に開放して治具5を炉内直前6乃至
炉内3に案内ざぜた後、炉内3から治具5により抽出さ
れた被処理物1が上記シールチャンバ7内に至ったとき
に、第1のシール駆動手段14によって第1のシール手
段10を上下に閉じて炉内3をシールさせると同期して
第2のシール駆動手段21によって第2のシール手段1
7を上下に開閉させてシールチャンバ7を含む熱処理炉
2外へ治具5を含む被処理物1を案内させてシールチャ
ンバ7を含む熱処理炉2内部をシールするためのシール
駆動手段25が備えられている。このシール駆動手段2
5は第1のシール駆動手段14と圧着装置23を含む第
2のシール駆動手段21とシールチャンバ7内に設けら
れたセンサ27と制御装置28とから成っている。
には第1のシール手段10が設けられており、この炉内
装入口4を開閉すると共に抽出される被処理物1を囲繞
してシールするように成っている。この第1のシール手
段10は炉内装入口4側に設けられた断熱材10aと、
シールチャンバ7の出口側8に設けられた第1のマニホ
ールド10bと、これら断熱材10aと第1のマニホー
ルド10bとの間に挾持された第1の冷却液槽10cと
、これら断熱材10aと第1のマニホー・ ルド10b
と第1の冷却液槽10Gとを外方から支持する第1のシ
ール装置本体10dとから成っており、本実施例の熱処
理炉2にあっては治具5及び被処理物1の第1の通過部
11を挟んで上下に一対設けられている。また、上下の
第1のマニホールド10bには下部に吹込口12aと上
部に吹出口12bとが設りられ、上下の第1のマニホー
ルド10bから上記第1の通過部11に臨んで相対向し
てスリット13が設けられており、吹込口12aから吹
出口12bに向ってN2ガスが吹き込まれて第1のN2
シールカーテンが形成されている。更に、上下の第1の
シール装置本体10dの外方にはそれぞれエアシリンダ
等の第1のシール駆動手段14が設けられ、第1のシー
ル手段10とシールチャンバ7の出口側8との間と、第
1のシール手段10と炉内装入口4との間に間隙$1を
隔てて、この炉内装入口4を開閉すると共に、抽出され
る被処理物1を挾持しシールするように成っている。こ
れら上下の第1のシール手段1゜のシールは液封シール
構造15にて形成されており、上記間隙S1をシールし
て、シール板15aとシール液槽15bとから成ってい
る。また更に、上記シールチャンバ7の入口側16には
第2のシール手段17が設けられており、このシールチ
ャンバ7の入口側を開閉すると共に、シールチャンバ7
外に抽出された被処理物1を囲繞してシールするように
成っている。この第2のシール手段17はシールチャン
バ7の入口側に設けられた断熱材17aと、被処理物1
の搬入方向上流側に設けられた第2のマニホールド17
bど、これら断熱材17aと第2のマニホールド17b
との間に挟持された第2の冷却槽17Cと、これら断熱
材17aと第2のマニホールド17bと第2の冷却槽1
7cとを外方から支持する第2のシール装置本体17d
とから成っており、第1のシール手段10同様に治具5
及び被処理物1の第2の通過部18を挟/Vで上下に一
対設けられている。また、上下の第2のマニホールド1
7bには第1のマニホールド10bと同様の構成で吹込
口19aと吹出口19bとスリット20が設けられてお
り、第2のN2シールカーテンが形成されている。更に
、上下の第2のシール装置本体17dの外方にはそれぞ
れエアシリンダ等の第2の駆動手段21が設けられてい
る。これら上下の第2のシール手段17のシールは圧着
シール構造22にて形成されており、第2のシール手段
17とシールチャンバ7の入口側16との間と、圧着を
司どる圧着装置23との間に圧着用シール材24を挾持
させて形成されている。上記第2の駆動手段21によっ
て第2のシール手段17を上下に開閉させるときには上
記圧着装置23の圧着力を緩和し、上記シールチャンバ
7の入口側16を開閉させると共に、このシールチャン
バ7外に抽出された被処理物1を挟持し、シールチャン
バ7内をシールする。そして、上記治具5を炉内直前6
乃至炉内3に挿入する際に、上記圧着装置23を緩和し
、第2のシール駆動手段21によって第2のシール手段
17を上下に開放させると共に、治具5が上記シールチ
ャンバ7内に案内されたことにより、上記第2のシール
駆動手段21によって第2のシール手段17を上下に閉
成し、上記第1のシール駆動手段14によって第1のシ
ール手段10を上下に開放して治具5を炉内直前6乃至
炉内3に案内ざぜた後、炉内3から治具5により抽出さ
れた被処理物1が上記シールチャンバ7内に至ったとき
に、第1のシール駆動手段14によって第1のシール手
段10を上下に閉じて炉内3をシールさせると同期して
第2のシール駆動手段21によって第2のシール手段1
7を上下に開閉させてシールチャンバ7を含む熱処理炉
2外へ治具5を含む被処理物1を案内させてシールチャ
ンバ7を含む熱処理炉2内部をシールするためのシール
駆動手段25が備えられている。このシール駆動手段2
5は第1のシール駆動手段14と圧着装置23を含む第
2のシール駆動手段21とシールチャンバ7内に設けら
れたセンサ27と制御装置28とから成っている。
次に以上の如く構成された熱処理炉のガスシール装置の
作用を第2図、第3図、第4図及び第5図に従って述べ
る。
作用を第2図、第3図、第4図及び第5図に従って述べ
る。
熱処理炉2内への大気中の酸化性ガスの混入を防止すべ
くガスシール装置を設けるわけであるが、何らかの不慮
の原因によって炉内直前6乃至炉内3において炭素繊維
等の被処理物1が切断された場合に、次の手順で切断さ
れた被処理物1の接続を行なう。まず、シールチャンバ
7の入口側16に設けられた第2のシール手段17の圧
着装置23の圧着力を緩和して、第2のシール駆動手段
21によって第2のシール手段17を上下に開放する。
くガスシール装置を設けるわけであるが、何らかの不慮
の原因によって炉内直前6乃至炉内3において炭素繊維
等の被処理物1が切断された場合に、次の手順で切断さ
れた被処理物1の接続を行なう。まず、シールチャンバ
7の入口側16に設けられた第2のシール手段17の圧
着装置23の圧着力を緩和して、第2のシール駆動手段
21によって第2のシール手段17を上下に開放する。
そして、シールチャンバ7の入口側16より治具5を挿
入し、センサ27によってシールナ11ンバ7の中空室
9を通過することを検出する。
入し、センサ27によってシールナ11ンバ7の中空室
9を通過することを検出する。
その検出信号が制御装置28に伝達され、第2のシール
駆動手段21を制御して第2のシール手段17が閉成さ
れると共に圧着装置23の圧着力が強められる。これと
同期して第1のシール駆動手段14を制御して第1のシ
ール手段10が開放される。次に、治具5が炉内直前6
乃至炉内3に案内され、切断された被処理物1と係合さ
れる。このとき、第1のシール手段10は開成するよう
制御しても、或は開放したままでもよい。第2図中5a
は治具が炉内直前6乃至炉内3に挿入された状態を示す
ものである。切断された被処理物1を抽出゛するに際し
て、まず、第1のシール手段10が閉成されている場合
には制御装置28によって第1のシール駆動手段14を
制御し第1のシール手段10が開放される。そして、治
具5を含む被処理物1がシールチャンバ7の中空室9内
に案内される。上記中空室9内に治具5を含む被処理物
1が案内され、第3図に示す如く、センサ27が治具5
の通過を検出すると、その検出信号が制御装置28に伝
達され、制御装置28が第1のシール駆動手段14を制
御して、第1のシール手段10が上下に開成される。こ
れと同期して圧着装置23の圧着力が緩和され、制御装
置28にょって第2のシール駆動手段21を制御し、第
4図に示す如く、第2のシール手段17が開放される。
駆動手段21を制御して第2のシール手段17が閉成さ
れると共に圧着装置23の圧着力が強められる。これと
同期して第1のシール駆動手段14を制御して第1のシ
ール手段10が開放される。次に、治具5が炉内直前6
乃至炉内3に案内され、切断された被処理物1と係合さ
れる。このとき、第1のシール手段10は開成するよう
制御しても、或は開放したままでもよい。第2図中5a
は治具が炉内直前6乃至炉内3に挿入された状態を示す
ものである。切断された被処理物1を抽出゛するに際し
て、まず、第1のシール手段10が閉成されている場合
には制御装置28によって第1のシール駆動手段14を
制御し第1のシール手段10が開放される。そして、治
具5を含む被処理物1がシールチャンバ7の中空室9内
に案内される。上記中空室9内に治具5を含む被処理物
1が案内され、第3図に示す如く、センサ27が治具5
の通過を検出すると、その検出信号が制御装置28に伝
達され、制御装置28が第1のシール駆動手段14を制
御して、第1のシール手段10が上下に開成される。こ
れと同期して圧着装置23の圧着力が緩和され、制御装
置28にょって第2のシール駆動手段21を制御し、第
4図に示す如く、第2のシール手段17が開放される。
そして、治具5を含む被処理物1はシールチャンバ7の
中空室9からシールチャンバ7を含む熱処理炉2外へ抽
出される。治具5を含む被処理物1がシールチャンバ7
を含む熱処理炉2外へ抽出されると、制御装置28によ
って第2のシール駆動手段21を制御し、第5図に示す
如く、第2のシール手段17が閉成される。そして、切
断された被処理物1と後続の被処理物1とは接続される
ことになる。
中空室9からシールチャンバ7を含む熱処理炉2外へ抽
出される。治具5を含む被処理物1がシールチャンバ7
を含む熱処理炉2外へ抽出されると、制御装置28によ
って第2のシール駆動手段21を制御し、第5図に示す
如く、第2のシール手段17が閉成される。そして、切
断された被処理物1と後続の被処理物1とは接続される
ことになる。
このように熱処理炉2の炉内装入口4に被処理物1の搬
入方向上流側に沿ってシールチャンバ7が設けられ、こ
のシールチャンバ7の入口側16と出口側8とに第1の
シール手段10と第2のシール手段17とが複数設けら
れており、これら第1のシール手段10と第2のシール
手段17とがシール駆動手段25である第1のシール駆
動手段14と、第2のシール駆動手段21と、圧着装置
23と、制御装置28と、センサ27とによって開閉制
御されているため、熱処理炉2操業中に炉内直前6乃至
炉内3において被処理物1が切断しでも、上記熱処理炉
2内のガスシールを漏洩させることなく、切断した被処
理物1が治具5によっで抽出され、後続の被処理物1と
接続される。また、第1のシール手段10と第2のシー
ル手段17が二重に構成され、これらはN2シールカー
テンをも備えているのでシール性も従来以上に向上する
。
入方向上流側に沿ってシールチャンバ7が設けられ、こ
のシールチャンバ7の入口側16と出口側8とに第1の
シール手段10と第2のシール手段17とが複数設けら
れており、これら第1のシール手段10と第2のシール
手段17とがシール駆動手段25である第1のシール駆
動手段14と、第2のシール駆動手段21と、圧着装置
23と、制御装置28と、センサ27とによって開閉制
御されているため、熱処理炉2操業中に炉内直前6乃至
炉内3において被処理物1が切断しでも、上記熱処理炉
2内のガスシールを漏洩させることなく、切断した被処
理物1が治具5によっで抽出され、後続の被処理物1と
接続される。また、第1のシール手段10と第2のシー
ル手段17が二重に構成され、これらはN2シールカー
テンをも備えているのでシール性も従来以上に向上する
。
[発明の効果]
以上要するに本発明によれば次の如ぎ優れた効果を発揮
する。
する。
(1) 熱処理炉の炉内装入口に被処理物の搬入方向
上流側に沿って設けられた上記シールチャンバと、この
シールチャンバの入口側と出口側とに第1のシール手段
と第2のシール手段とが複数設けられたことにより、熱
処理炉の操業中炉心 前乃至炉内において被処
理物が切断した場合に、上記熱処理炉内のガスシールを
漏洩させることなく、V′JI!Iiシた被処理物の接
続ができるので、操業効率が可及的に向上できる。
上流側に沿って設けられた上記シールチャンバと、この
シールチャンバの入口側と出口側とに第1のシール手段
と第2のシール手段とが複数設けられたことにより、熱
処理炉の操業中炉心 前乃至炉内において被処
理物が切断した場合に、上記熱処理炉内のガスシールを
漏洩させることなく、V′JI!Iiシた被処理物の接
続ができるので、操業効率が可及的に向上できる。
(21(11項の如く第1のシール手段と第2のシール
手段とが複数設けられ、二重のシール構造を有している
ため、大気中の酸化性ガスの混入が完全に防止でき、省
エネルギ化に大きく寄与できる。
手段とが複数設けられ、二重のシール構造を有している
ため、大気中の酸化性ガスの混入が完全に防止でき、省
エネルギ化に大きく寄与できる。
(3) 第1のシール手段及び第2のシール手段の開
閉度が自由に調整できる。
閉度が自由に調整できる。
(4) 構造が比較的簡単であるので故障が少ない。
第1図は本発明の一実施例を示す概略側断面図、第2図
、第3図、第4図及び第5図は本発明の一実施例の作用
を示す概略図である。 図中、1は被処理物、2は熱処理炉、3は炉内、4は炉
内装入口、5は治具、7はシールチャンバ、10は第1
のシール手段、17は第2のシール手段、25はシール
駆動手段である。 特 許 出 願 人 石川島播磨重工業株式会社株式
会社岩国製作所 代理人弁理士 絹 谷 信 雄 第2図 第3図
、第3図、第4図及び第5図は本発明の一実施例の作用
を示す概略図である。 図中、1は被処理物、2は熱処理炉、3は炉内、4は炉
内装入口、5は治具、7はシールチャンバ、10は第1
のシール手段、17は第2のシール手段、25はシール
駆動手段である。 特 許 出 願 人 石川島播磨重工業株式会社株式
会社岩国製作所 代理人弁理士 絹 谷 信 雄 第2図 第3図
Claims (1)
- 熱処理炉内に供給される炭素繊維等の連続した被処理物
が炉内等にて切断された場合に被処理物の切断端を炉外
に抽出してこれに後続の被処理物を接続させる熱処理炉
のガスシール装置において、上記炉内装入口から炉内に
出没自在に設けられ、上記切断された被処理物を炉外へ
抽出する治具と、上記装入口に被処理物の搬入方向上流
側に沿って設けられ上記治具及び被処理物を案内するた
めのシールチャンバと、該シールチャンバと上記炉内装
入口との間に設けられ、装入口を開閉すると共に抽出さ
れる被処理物を囲繞してシールする第1のシール手段と
、上記シールチャンバの入口側に設けられ、これを開閉
すると共に、シールチャンバ外に抽出された被処理物を
囲繞してシールする第2のシール手段と、上記治具を炉
内に挿入する際に、上記第2のシール手段を開放させる
と共に、治具が上記シールチャンバ内に案内されたこと
により上記第2のシール手段を閉成し、上記第1のシー
ル手段を開放して治具を炉内に案内させた後、炉内から
治具により抽出された被処理物が上記シールチャンバ内
に至ったときに上記第1のシール手段を閉じてシールさ
せると同期して第2のシール手段を開閉させて炉外へ治
具を含む被処理物を案内させてシールさせるためのシー
ル駆動手段とを備えたことを特徴とする熱処理炉のガス
シール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16401385A JPS6226482A (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 熱処理炉のガスシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16401385A JPS6226482A (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 熱処理炉のガスシ−ル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6226482A true JPS6226482A (ja) | 1987-02-04 |
Family
ID=15785116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16401385A Pending JPS6226482A (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 熱処理炉のガスシ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6226482A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003516515A (ja) * | 1999-12-06 | 2003-05-13 | スネクマ・プロピュルシオン・ソリド | 薄い製品の連続した全長を連続的に処理するためのチャンバー用のシーリングボックス |
-
1985
- 1985-07-26 JP JP16401385A patent/JPS6226482A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003516515A (ja) * | 1999-12-06 | 2003-05-13 | スネクマ・プロピュルシオン・ソリド | 薄い製品の連続した全長を連続的に処理するためのチャンバー用のシーリングボックス |
JP4741137B2 (ja) * | 1999-12-06 | 2011-08-03 | スネクマ・プロピュルシオン・ソリド | シーリングボックスならびにそれを用いた方法および装置 |
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