JPS6226449B2 - - Google Patents

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JPS6226449B2
JPS6226449B2 JP54050806A JP5080679A JPS6226449B2 JP S6226449 B2 JPS6226449 B2 JP S6226449B2 JP 54050806 A JP54050806 A JP 54050806A JP 5080679 A JP5080679 A JP 5080679A JP S6226449 B2 JPS6226449 B2 JP S6226449B2
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JP
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lens
distance
numerical value
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JP54050806A
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English (en)
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JPS54158226A (en
Inventor
Karuman Shenku Edoin
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Polaroid Corp
Original Assignee
Polaroid Corp
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Publication date
Application filed by Polaroid Corp filed Critical Polaroid Corp
Publication of JPS54158226A publication Critical patent/JPS54158226A/ja
Publication of JPS6226449B2 publication Critical patent/JPS6226449B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/40Systems for automatic generation of focusing signals using time delay of the reflected waves, e.g. of ultrasonic waves

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はカメラ、特に映画撮影カメラ(以下ム
ービカメラと称す)用自動焦点調節装置とその装
置を組み込んだカメラに関するものである。
(従来の技術) 本出願と同一出願人によつて出願されすでに公
開された特開昭53−48523号特許出願にはムービ
カメラが開示されていて、そのカメラにおいて
は、レンズマウントが、カメラから送信された超
音波バーストが被写体に照射されそこから反射し
て来たエコーが受信された時に発生される距離パ
ルスに応答して、焦点位置、すなわち、記録部位
における焦点面上で被写体像の焦点を結ばせるよ
うな位置に移動するよう構成されている。レンズ
マウントが焦点位置に達すると、トランスデユー
サが起動され、カメラとの距離が変動する被写体
の動きにレンズマウントを追従させながら動作周
期が繰り返される。また上記レンズマウントによ
る移動する被体追従は、レンズマウントが各瞬時
の新しい焦点位置へ移動するために要する時間で
定まる段階的な方法で行なわれる。
上記特開昭53−48523号明細書に開示された焦
点調節装置においては、被写体距離との間に固定
倍率係数を介して直線関係を持つ時限が距離パル
スによつて画定され、それにより、レンズ/被写
体関数すなわち、被写体距離とその距離の被写体
を結像させ得るレンズマウント位置との間の関係
を与える関数が時間パラメータを持つように構成
されている。レンズ/被写体関数近似値の時間導
関数に従つて繰返し周波数の変化するスケールド
クロツク発生器からの累積出力がレンズ/被写体
関数自体の導関数の積分値に等しくなるようにす
ることにより、距離パルスで画定される時限の終
端時点におけるスケールドクロツク発生器からの
発生パルス総数はレンズの焦点位置を表わす数値
になる。現時点の焦点位置を表わすこの数値はレ
ジスタ内に記憶され、その内容はその直前のレン
ズ焦点位置を表わす数値を記憶しているレジスタ
の内容から差し引かれる。そして、その差分の符
号はレンジマウントに接続された可逆モータの回
転方向を制御するために利用され、また、差分の
絶対値は直前の焦点位置から新しい焦点位置まで
のレンズマウント移動所要距離を決定するために
利用される。したがつて、この場合、レンズマウ
ントの絶対位置(一定基準位置に対するレンズマ
ウントの位置)は不明であるから、例えば、距離
測定中にパルス欠除などによつて実際のレンズマ
ウント位置決めに誤りが生じると、その誤差は以
後の距離測定にまで次々とその影響を残すことに
なる。
(発明の目的及概要) さらに、被写体の僅かな移動にたいして敏感に
反応してレンズを追従移動させることは、映写時
に好ましくない視覚的影響を与える。従つて、レ
ンズのこのような過剰な追従移動は避けるのが好
ましい。
本発明の目的は距離測定動作中に誤りが生じた
場合、その誤りを以後の距離測定動作において除
去することができ、かつ被写体の僅かな移動にた
いしてレンズが過剰に追従移動することの無いよ
うな自動焦点調節装置をもつたカメラを提供する
ことである。
本発明による自動焦点調節装置では、被写体距
離に直接関連する特性を持つ距離パルスが周期的
に発生するようになつており、各パルスに対応す
るレンズマウントの焦点位置が1つの数値で表わ
され、その数値は第1のレジスタに記憶される。
したがつて、被写体距離が変動するときには、こ
のレジスタの内容は距離パルスの繰返し周波数に
依存する速度で変化する。このレジスタ内容の変
化速度は上記特開昭53−48523号開示の場合とは
異なり、相異なる焦点位置間のレンズマウント移
動所要時間には依存しない。
本発明の装置ではさらに、レンズマウントの実
位置が数値的に表わされてその数値が第2のレジ
スタに記憶され、その記憶内容は位置変化速度に
よつて決定される速度でレンズマウントの位置が
変わるに従つて変化する。そして、両レジスタの
内容の大きさを比較することによつて、両レジス
タ内容の大小が決定される。
本発明の一実施例では、可逆モータの回転は、
両レジスタの内容が等しくないときに開始され、
内容が相等しいときには停止される。さらに、所
定個数の距離パルスの過半数部分で一方のレジス
タの内容が他方のレジスタの内容を上回つている
ことが決定された時にのみ、モータの回転が開始
され、そして、その回転方向は、上記所定個数の
パルス発生中の大半時間でいずれのレジスタが大
きい内容を持つていたか、によつて決定される。
この実施例でも、モータの回転は両レジスタ内容
が等しくなると停止される。
距離パルスを周期的に発生させると共に、レン
ズマウントが被写体焦点合わせ位置へ移動してい
る期間中に第1カウンタの内容更新が行なわれる
ようにするため、本発明においては、レンズマウ
ントの移動は無段階連続的に行なわれ、いかなる
段階的不続性をも含まない。また、レンズマウン
トの位置決めには絶対位置を用いるので、距離測
定動作中に生じる計数誤りはすべて、次回の距離
測定動作において修正される。これらの特徴を備
えた本発明の自動焦点調節装置は、距離変動を伴
なう被写体の撮影に好ましい効果をもたらす。
実施例 第1図において、参照番号10は本発明による
自動焦点調節式ムービカメラを概略的に表わして
いる。カメラ10はハウジング11を備え、この
ハウジングの底部には、ハンドル12が取り付け
られている。使用者がこのハンドルでカメラを保
持し、シヤツタ機構16を操作すると、被写体1
3からの被写界光が、調節可能なレンズマウント
14を通つて記録部位の焦点面15に導入され、
被写体像が記録される。焦点面15へ入射する瞬
時光量は、シヤツタ機構16に接続された絞り1
7と、レンズマウント14との協働関係によつて
設定される。絞り開度は被写界光に応答して動作
する光度計回路18によつて制御される。
ハウジング11にはさらに、自動焦点調節装置
19が取り付けられ、この装置19は作動時にカ
メラ被写体間距離およびその距離変動に応答して
レンズマウント14の位置調節を行なうことによ
り、被写体13の像が焦点面15で焦点を結ぶ状
態を維持する働きを持つ。カメラハンドル12の
中には、電源(図示されていない)に接続された
スイツチ24が取り付けられており、使用者がカ
メラを被写界に向けて保持するとき、手のひらの
下部がハンドルに当つて作動器25が回転するこ
とにより、スイツチ24が光度計回路18および
自動焦点調節装置19の動作を制御するようにな
つている。スイツチ24はまた、後述のように被
写界記録を行なうためのモータ起動スイツチ21
に電池を接続する機能をも持つ。
ハウジング11の中にはまた、モータ20が取
り付けられており、このモータは、作動器23の
操作時にモータ起動スイツチ21を介して付勢さ
れた時、シヤツタ16とフイルム送り爪とを同時
に作動させる。なお、フイルム送り爪は図示され
ていないが、フイルム22を間欠的に駆動し、フ
イルムを、シヤツタ16の後方に位置する記録部
位を通過するようにさせるためのものである。さ
らに、被写界の構図決め、すなわちフレーミング
を行なうためのフアインダ26も設けられてい
る。
カメラ10を操作するとき、使用者はハンドル
12を握り、フアインダ26を見ながら被写体1
3のフレーミングを行なう。ハンドル12を握る
と、作動器25の移動によつてスイツチ24が閉
成し、光度計回路18および自動焦点調節装置1
9に電源が投入される。それに伴つて、光度計回
路18は被写界の光量に応じた適切な絞り開度を
設定し、一方では自動焦点調節装置19が超音波
エネルギーのバースト27A,27B(第1図参
照)を次々と被写体13に向けて発信する。これ
らのバーストは被写体13に当つて、28A,2
8Bで示されるように反射され、その反射エネル
ギは自動焦点調節装置のトランスデユーサが受信
する。
装置29から発信された呼掛バースト27Aが
被写体13で反射されることによつて生じるエコ
ーは、次の呼掛バースト27Bが発射される前に
装置19に到達し、受信される。すなわち、本発
明の自動焦点調節装置は親出願に記載された装置
と同様に、各呼掛パルスごとにレンズの適正焦点
位置が計算されるようにした単発パルス装置であ
る。
上記特開昭53−48523号明細書にも記載されて
いるように、装置19は呼掛バースト27Aの発
信からそのエコー受信までの時間を求めることに
よつてカメラ被写体距離を設定するものである。
距離設定後、装置19はレンズマウント14を焦
点位置すなわち、シヤツタ16の作動時に焦点面
15上に被写体像の焦点を結ばせることのできる
位置へ移動させる。前に述べた通り、シヤツタ1
6の作動は、使用者がひきがね23を押すことに
よつてスイツチ21が閉成してモータ20が付勢
された時にのみ行なわれる。一方、自動焦点調節
装置19は使用者がハンドル12を握り続けてい
る限り動作状態にあつて、被写体距離決定動作を
継続的に行ない、その結果、撮影前、撮影中を通
じてレンズマウント14は被写体距離の変動に追
従する。
自動焦点調節装置19の詳細は第3図、第4
図、第5図に示されており、これらの図に従つて
動作説明を行なう。ただし、第3図は、本発明の
レンズ過剰追従移動を防ぐための構成がない場合
のものであるが、本発明によるカメラの動作が良
く理解できるように、まず第3図により説明す
る。第3図の48で示される部分を第4図の如く
変更したものが本発明の構成である。スイツチ2
4が閉成すると、装置19の各回路が付勢され、
サイクルプログラマ31が発振器32からの高周
波出力を分割し、同じ繰返し周波数で位相の異な
る送信/リセツト・パルス列を作る。出力端33
に現われる送信パルスはMESという記号で表わ
されており、このパルスの周期は100〜200msの
範囲内で決めればよいが、パルス繰返し周波数を
6〜8サイクルにすることが好ましい(第5図参
照)。出力端34に現われるリセツトパルス列は
RSTという記号で表わされており、このパルス
はパルスMESよりも50msだけ遅れている。この
遅れ時間は、通常の温度、気圧条件下において、
カメラから約7.3メートル(24フイート)離れた
過焦点(定焦点)距離レンズ位置にある被写体に
対する超音波エネルギの往復時間よりも長い時間
である。このような構成にすれば、カメラとの間
隔が7.3メートル(24フイート)以内の被写体か
らのエコーは常に、RSTパルスのパルス間隔相
当時間内に装置19に到達して受信される(第5
図参照)。
MESパルスと発振器32からの出力信号を入
力する送信/ブランキング発生器35は、1977年
11月11日付でJuerg Muggliによつて出願された
米国特許出願第840802号に記載された超音波距離
計システムに含まれる同等部材と同じ動作を行な
い、その動作により、トランスデユーサ36が呼
掛バーストを周期的に発信する。これら呼掛バー
ストのうちの2つが参照番号27A,27Bで図
示されている。バースト27Aによつて生じる被
写体からのエコーが28Aで図示されている。こ
のエコーはトランスデユーサ36で受信され、前
記Muggliの米国特許出願に記載された方法で受
信増幅器37に供給される。増幅器37は傾斜利
得発生器37Aにより制御される傾斜利得特性を
持ち、それにより、遠距離被写体に対する装置感
度が高くなる。増幅器37の出力は受信検出器3
8で検出されてエコーパルス(第5図に39で示
される)となる。そして、送信パルス40とその
対応エコーパルス39の時間間隔は第5図に示す
ようにカメラ被写体間距離に比例する。
この時間間階は、レンズマウント14の適正焦
点位置を表わす数値を設定するために、スケール
ドクロツク発生器41との関連で利用される。上
記特開昭53−48523号の場合と同様に、スケール
ドクロツク発生器41の出力はパルス列であつ
て、そのパルス繰返し周波数はレンズ/被写体関
数の時間導関数と同じく時間経過に伴つて変化す
る。スケールドクロツク発生器41の出力は、2
進カウンタ42によるパルス累積動作によつて積
分される。そして、ある時点におけるカウンタ4
2の内容は、送信パルス40の発射時からその時
点までの範囲でレンズ/被写体関数の時間導関数
を積分して得られる値を表わす。したがつて、エ
コーパルス39が発生しているときのカウンタ4
2の内容はレンズ/被写体関数の時間導関数の定
積分値である。換言すれば、その内容は送信パル
ス40とエコーパルス39の時間間隔で決まる距
離だけカメラから離れた被写体に対するレンズマ
ウント14の焦点位置を表わす数値を指示する。
エコーパルス39は検出器38に供給され、そ
して、並列入力型シフトレジスタ43に対するス
トローブ信号として検出器から出力される。すな
わち、エコーパルス39の発生時にはシフトレジ
スタ43にストローブ信号が与えられるため、カ
ウンタ42の内容はシフトレジスタ43に転送さ
れる。以上のように、トランスデユーサ36と受
信増幅器37、検出器38、カウンタ42、レジ
スタ43は、音波エコーに応答してレンズマウン
ト14の焦点位置を表わす数値を作り出すための
装置を形成する。第5図に示されるように、音波
エコー39の発生直後にはリセツトパルス44が
発生し、それにより、スケールドクロツク発生器
41および2進カウンタ42がリセツトされると
共に送信/ブラツキング発生器35が次の送信パ
ルス40の発生段階に入る。さらに、傾斜利得発
生器37Aもリセツトされて次の送信パルスの発
生に備える。そして、次の送信パルスが発信され
ると、上記動作周期が繰り返され、次のエコーパ
ルス39の発生時にカウンタ42の内容は再びレ
ジスタ43に転送される。このような繰返し動作
の結果、レジスタ43の記憶数値は被写体距離の
変動に対応して、送信パルス40の繰返し周波数
に依存する速さで変化する。
レンズマウントの実位置を決定するためにレン
ズ位置デコーダ44が設けられており、このデコ
ーダはグレイコード方式のものが好ましいが詳細
については第2図の関連説明で述べる。第2図に
はレンズデコーダ44の好適例が示されている。
第2図に示されるように、対物レンズ70を保持
するレンズマウント14は、カメラハウジング1
1に保持されたねじ付き部材71に回転可能に取
り付けられ、レンズマウントの回転運動によつて
レンズ70が軸方向に変位できるようになつてい
る。実際には、レンズを軸上のクロースアツプ限
度位置から無限遠位置または超焦点位置へ変位さ
せるための回転角が360度よりもかなり小さい角
度になるように、部材70のねじのピツチが決め
られる。レンズマウント14の周面に設けられた
歯列とモータ51との間には、レンズマウントを
回転させるための歯車列72が配置されている。
両方の終端位置でそれぞれレンズマウント14の
軸方向変位限度位置を設定するストツパにレンズ
マウントが当つた時にモータ51が空転し得るよ
うにするため、モータ51とレンズマウント14
の間にはスリツプクラツチ接続(図示されていな
い)が施されている。レンズマウント14には円
板73が取り付けられ、レンズマウントと共に回
転するようになつており、その円板にはグレーコ
ード方式のシヤフトエンコード用マーク74が付
いている。このマークは複数個の光電池75およ
び光源(図示せず)との間に動作上の関連性を持
ち、そして、各光電池75の出力によつて、レン
ズマウントの角位置に関する1ビツトの情報が与
えられるようになつている。この場合、適切な数
のビツトを用いることにより、レンズ70の直線
位置決定に関する所望の精度が得られる。
デコーダ44の出力は第3図に示されるよう
に、グレイコード/2進コード変換レジスタ45
に供給される。この変換レジスタはレンズマウン
トの位置に応答してレンズマウントの実位置を表
わす数値を作り出すためのものである。
以下、第3図の実施例の動作説明を続ける。レ
ジスタ43は本装置の第1のレジスタであつて、
レンズマウントの焦点位置を表わす数値を記憶す
る。この第1レジスタの内容は被写体距離の変動
に従つて、送信パルスに繰返し周波数に依存する
速さで変化する。なお、人物被写体の動きに追従
し得るように、比較的高い周波数で被写体距離の
標本化が行なわれる。
グレイコード/2進コード変換レジスタ45は
本装置の第2のレジスタを形成するものであつ
て、レンズマウントの現在位置を表わす数値を記
憶する。この第2レジスタの内容はレンズマウン
ト位置の変動に従つて、位置変化率に依存する速
さで変化する。したがつて、レジスタ45の内容
変化率はレジスタ43の内容更新速度には依存し
ない。
レジスタ43,45の内容は、両者の大小関係
を連続的に求めるために、比較器47で比較され
る。両レジスタの記憶値は同一基準に基づいてい
る(焦点位置、絶対位置は共に同一の基準点から
測定される)ので、両レジスタの内容は、レンズ
マウントの実位置が焦点位置に一致した時に相等
しくなる。一方のレジスタの内容が他方の内容よ
り大きいときには、レンズマウントの実位置は、
両レジスタの内容差に対応する量だけ焦点位置か
ら動かされる。実位置が焦点位置のどちら側にあ
るかは、もちろん両レジスタ内容の大小関係に依
存する。両レジスタの内容に差があることが分
り、そして、大きい方の内容を記憶するレジスタ
が識別されると、駆動装置48が比較器の出力に
応答してレンズマウント14を駆動し、それによ
り、レンズマウントが被写体距離の変動に追従す
る変位を行なう。
比較器47は第1端子49と第2端子50を備
えている。第1端子49には、第1レジスタ43
の内容値Aが第2レジスタの内容値Bより大きい
時にのみ信号が現われる。すなわち、A>Bのと
きにのみ端子49に信号が現われ、両レジスタの
内容値の大小関係が逆のとき、すなわちB>Aの
時にのみ第2端子50に信号が現われる。
駆動装置48は可逆モータ51、モータ正回転
制御装置53、モータ逆回転制御装置54を備え
ており、モータ51は機械的連結器52を介して
レンズマウント14に接続されている。モータ正
回転制御装置53は第1端子49の信号に応答し
てモータを一方の方向へ駆動する。すなわち、レ
ジスタ45の内容値が増加して端子49の信号が
ゼロに近づくような方向へレンズマウントを移動
させるための回転方向でモータが駆動される。し
かし、端子49の信号がゼロ状態に達するか否か
は、レジスタ43の内容の変化情況、すなわち被
写体距離の変動に依存する。
同様に、第2端子50に信号が現われたときに
は、モータ逆回転制御装置54によつてモータ5
1が逆方向に駆動され、レンズマウントも逆方向
に移動し、レジスタ45の内容値が減少する。こ
の場合、もし被写体が静止しているものとすれば
端子50の信号はゼロに近づく。端子49,50
のいずれにも信号が現われないときには、制御装
置53,54は両方とも作動せず、したがつて、
モータ51は静止状態に保たれる。前述で指摘し
た通り、この静止状態が生じるのは、レンズマウ
ントの実位置が目標被写体に対する焦点位置と一
致したときである。
被写体距離が変動する場合、互に隣接する送信
パルス40とエコーパルス39の時間間隔は直線
関係で変化する。その結果、スケールドクロツク
発生器41の各動作開始点を基準とした異なる時
点において、カウンタ42からレジスタ43への
内容転送が行なわれる。したがつて、レジスタ4
3の内容値が変化し、比較器47の出力はこの変
化を反映する。その結果、モータ制御装置53,
54のいずれか適切な方が作動し、レンズマウン
ト14の実位置が焦点位置に近づくに従つてレジ
スタ43,45の内容差が減少していく。レンズ
マウント14の位置決定は絶対的にデコーダ44
のみによつて行なわれるから、距離測定動作中に
パルスの欠除や余剰に基づく誤りによつてレジス
タ43,45の内容に影響が現われたとしても、
その誤りは次回の距離測定動作において修正され
る。すなわち、本発明に生じる誤りは自己修正さ
れる。
カメラからほぼ一定距離を保ちながら移動する
物体を撮影する場合、送信パルス40に対してエ
コーパルス39が生じる地点での超音波バースト
の反射様態が、物体の移動に影響されることがあ
る。さらに、被写体距離が撮影中にわずかながら
変動することもある。しかし、映写時における好
ましくない視覚的影響を減らすためには、このよ
うなわずかな変動の追従は、避けた方が良いだろ
う。
レンズマウント14の追従動作を少なくし、さ
らに細かく焦点調節を行なうために、本発明にお
いては第3図の駆動装置48を第4図に示される
ように構成する。第4図において、駆動装置48
Aは1対のサンプルホールド装置60,61を備
えており、これらの比較器47の各出力端49,
50に接続されている。各サンプルホールド装置
は複数個のセルを有する直列入力型シフトレジス
タ62,63を備えている(図には4個のセルが
示されているが、セルの個数は重要ではない)。
そして、レジスタ62の入力セル62Aは端子4
9に接続され、レジスタ63の入力セル63Aは
端子50に接続されている。直列入力型シフトレ
ジスタの入力セルの状態は、そのセルに接続され
た端子に信号が現われているか否かによつて異な
る。シフトレジスタ内の1つのセルから隣接セル
への内容転送は、第4図の各シフトレジスタにシ
フトパルスが与えられた時に行なわれる。シフト
パルスはエコーパルス39を第5図のように遅延
させることによつて得られる。エコーパルスの遅
延操作は遅延回路65Aで行なわれ、パルス
RCDとして出力される。
第5図に示されるように、シフトパルス64は
エコーパルス39に対して100mS程度の遅れδを
持つている。したがつて、被写体距離の測定時に
焦点位置を表わす数値が発生してレジスタ43に
記憶されるごとに、レジスタ62,63の各セル
の内容が順次転送される。この状況が第6図の表
に示されている。この表の場合、最初のシフトパ
ルスの直前に、レジスタ43の内容Aはレジスタ
45の内容Bより大きい。したがつて、最初のシ
フトパルスが現われた時、ライン49(レジスタ
62の入力端)に信号が現われていた場合の例で
ある。信号が現われている時のライン49の状態
を“1”で表わすと、シフトパルス64によつて
状態“1”はセル62Aに転送される。第6図
は、2番目のシフトパルスが発生した時の同様の
状況を示している。しかし、3番目のシフトパル
スが発生した時には両レジスタ43,45の内容
は相等しかつた。4番目のシフトパルスが発生し
た時にはレジスタ45の内容はレジスタ43の内
容より大きかつた。最後に、5番目のシフトパル
スが発生した時には、レジスタ43の内容はレジ
スタ45の内容より大きかつた。以上の各シフト
パルスが発生するごとに、セルの内容の転送が行
なわれた。したがつて、5番目のシフトパルスが
発生した後には、シフトレジスタ62に含まれる
5個のセルは縦行Bに列挙された内容を持つ。
シフトレジスタ62には第1の多数決論理ゲー
ト65、シフトレジスタ63には第2の多数決論
理ゲート66がそれぞれ接続されている。これら
各論理ゲートはそれぞれに接続されたシフトレジ
スタ内のセルの内容を調べた後、それらのシフト
レジスタ内のセルの過半数が信号出現を指示する
状態にあるとき、出力信号を出す。換言すれば、
サンプルホールド装置が所定サンプル個数の過半
数を保持するときにのみ、ゲート65,66から
制御信号が出力される。
ゲート65から信号が出力されると、モータ制
御装置53が作動してモータ51を一方の方向に
回転させる。一方、ゲート66から信号が出力さ
れた時には、モータ制御装置54が作動してモー
タ51を逆方向に回転させる。比較器47に第3
の端子67を設けて、レジスタ43,45の内容
が相等しいことを表わす信号を端子67から取り
出すようにすれば、この端子67に現われる信号
をモータ制御装置53,54の動作禁止用信号と
して用いることができる。このようにすると、ゲ
ート65,66のいずれかから出力が発生した
時、モータ51が作動し、それにより、レンズマ
ウント14はレジスタ43,45の内容を等しく
する方向へ駆動される。そして、両レジスタの内
容が相等しくなつた時、レンズマウントは焦点位
置にあり、被写体にピントが合う。この時、シフ
トレジスタ62,63が端子49,50の状態の
サンプルホールド動作を継続していても、端子6
7に現われる禁止信号によつてモータ51は消勢
される。端子67がなく、したがつて制御装置5
3,54に禁止信号が供給されない場合には、モ
ータ51は適当な回転位置まで空転し、その後、
レンズマウントの追従動作が開始されることにな
ろう。多くの場合、このような動作方法は不便で
あり、端子67を設けることが好ましい。
第4図の装置は、いくつかの距離測定用呼掛信
号に基づく多数決法によつてレンズ運動を決定す
るものであるから、被写界内の障害物、例えば目
標の被写体または被写界を横切る物体や、遠景を
カメラで走査する場合の樹木などの静止物は、レ
ンズの焦点調節運動に影響を及ぼさない。
以上の説明の通り、受信増幅器37、受信検出
器38、レジスタ43は被写体距離に関連する距
離パラメータの発生手段であり、また、レンズマ
ウント14、モータ51はカメラの動作あるいは
少なくともカメラのレンズ組立体の動作を被写体
距離に従つて制御するための手段であり、グレイ
コード/2進コード変換レジスタ45は上記被写
体距離に関連するカメラパラメータを作り出すた
めの手段である。さらに、比較器47、モータ制
御装置53,54は上記距離パラメータと上記カ
メラパラメータを比較するための手段であると同
時に、その比較に基づく差分に従つてカメラを制
御し、その差分を減少させるカメラパラメータを
作り出すための手段でもある。また、シフトレジ
スタ62,63は上記差分を反復的に記憶するた
めの手段であり、ゲート65,66は、記憶内容
の大きい方のレジスタを決定するための手段であ
る。
本発装置から得られる利点、改良点は本発明の
実施例に関する上記説明で明らかにされた。別掲
の「特許請求の範囲」の記載範囲内で各種の変
更、修正が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したムービカメラの側面
図、第2図はカメラのレンズマウントの位置を数
値的に表わすためのエンコーダ機構を示す、ムー
ビカメラ用レンズマウントの透視図、第3図は本
発明を説明するためその駆動装置の部分を簡略化
したもののブロツク図、第4図は本発明による駆
動装置の一実施例の構成を示すブロツク図、第5
図は本発明装置に関連する各種パルスの相対位置
を示す複合タイミング図、第6図は第4図の実施
例に用いられる多数決論理操作の一例を示す図表
である。 (参照符号の説明)43,45……レジスタ、
47……比較回路、49,50,67……比較回
路端子、51……可逆モータ、62,63……レ
ジスタ、31……サイクルプログラマ、53,5
4……モータ制御器、60,61……サンプルホ
ールド回路、65,66……論理回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被写体像を焦点面に焦点合わせするよう移動
    可能なレンズであつて、かつ被写体距離とそれに
    焦点を合わせたときのレンズ位置との関係が特定
    のレンズ/被写体関数によつて与えられる前記レ
    ンズと、被写体距離を示す距離信号を発生する距
    離計装置とを備えたカメラにおいて、 被写体距離の変化に追従して前記距離信号を遂
    次発生させるよう前記距離計装置を周期的に作動
    させるサイクルプログラマと、 前記距離信号の発生に応答して、該距離信号で
    示される被写体距離に焦点を合わすための前記レ
    ンズ位置を示す数値(第1の数値)を発生する第
    1の装置と、 前記レンズの実際の位置を示す数値(第2の数
    値)を発生する第2の装置と、 前記第1の装置より発生する前記第1の数値を
    格納する第1のレジスタであつて、その内容は被
    写体距離の変化に応じて、また前記距離信号の周
    期的発生の割合に対応した割合で変化するように
    なつた第1のレジスタと、 前記第2の装置より発生する前記第2の数値を
    格納する第2のレジスタであつて、その内容が前
    記レンズの位置変化に従つて、かつレンズの位置
    変化の割合に依存する割合で変化する前記第2の
    レジスタと、 前記第1、第2のレジスタの内容を相互比較
    し、前記第1のレジスタの内容と第2のレジスタ
    の内容のいずれか一方が他方より大であるとき、
    何れが大であるかを特定できるように出力信号を
    発生する比較器と、 前記比較器の出力信号を所定数サンプリングし
    保持するサンプル・ホールド装置と、 前記サンプル・ホールド装置によりサンプリン
    グされた所定数の前記比較器の出力信号の過半数
    が前記第1のレジスタの内容が前記第2のレジス
    タの内容より大であることを示す場合第1の制御
    信号を、また過半数が第2のレジスタの内容が第
    1のレジスタの内容より大であることを示す場合
    第2の制御信号を発生する過半数論理装置と、 前記第1の制御信号に応答して、前記レンズを
    前記第2の数値が増大する方向に駆動し、また前
    記第2の制御信号に応答して、前記レンズを前記
    第2の数値が減少する方向に駆動するレンズ駆動
    装置と、 を備えた前記カメラ。
JP5080679A 1978-04-25 1979-04-24 Method of automatically positioning lens and camera executing same Granted JPS54158226A (en)

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AU4628679A (en) 1979-11-01
FR2424556A1 (fr) 1979-11-23
IT7922114A0 (it) 1979-04-24
AU528360B2 (en) 1983-04-28
ATA309979A (de) 1982-09-15
JPS54158226A (en) 1979-12-13
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GB2019595B (en) 1982-09-29
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