JPS6226145Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は適宜の動物に象た玩具体が陸上を進行し
得ると共に、水上をも進行することができる水陸
両用の進行動物玩具に係る。

本案は従来知られる水陸両用の進行玩具と異な
り、陸上を進行する場合はひれで歩行するような
作動をなし、又水上では水かきの作動をなすひれ
と、尾ひれとの両作動で軽快に水上を進行する子
供等によろこばれる目新しい玩具の提供を目的と
してなされたものである。

本案を図面に示す実施例によつて説明すると、
１は外形をおつとせいに象た胴殻にして、首２は
胴殻と別個に形成され、基部３を胴殻の前端に設
けた開孔４より胴殻内方に嵌合させ、基部を胴殻
内に装置したぜんまい原動機５の機枠６の前端支
枠７に軸着連結している。８は水平に装置した尾
ひれにして、胴殻後端の開孔９より後方に突出さ
れ、基部１０の両端に設けた支軸１１を機枠６の
後端に設けた側枠板１２に軸着している、１３は
ぜんまい原動機に関連される駆動軸にして、胴殻
内に横に配設され、胴殻の外方に延長突出させた
外端に夫々周辺適所にゴム板等で形成したひれ１
４の基部を固着した車輪１５を取付けている、１
６は胴殻の後部に設けた補助輪、１７は機枠の上
面に沿うて摺動し得るように装置した摺動枠で、
ぜんまい巻軸の上端に取付けたカム１８にて前後
に摺動し得るように装置されている１９は機枠上
に突出した原動機に関連された回転軸で、これに
取付けたクランク２０のピンと尾ひれ８の基部と
をコイルスプリング２１で連結している、２２
は、摺動枠１７の前端上面に立設した支柱２３
と、首２の軸支部より上方基部とを連結したコイ
ルスプリングである。２４は胴殻１の内方〓部に
充填した発泡スチロールである。

本案は上記のように構成されているから、巻鍵
２５によつてぜんまい原動機５を巻締めて後、床
面上に玩具体を置くと、原動機に関連される駆動
軸１３は駆動し、これにより駆動軸両端の車輪１
５は回転するので玩具体は前進し、この際おつと
せいに象た玩具体は車輪に取付けたひれ１４の作
動で歩くような状態を出現する、この前進と同時
にカム１８の作動と、コイルスプリング２２との
交互作用で機枠上の摺動枠１７は前後摺動をな
し、同時に首２を基部の支軸を支点として上下に
上げ下げ作動し、おつとせいが歩行するときの動
作に以た作動をなす、一方クランク２０の回転に
より、該クランクとコイルスプリング２１にて関
連される尾ひれ８は上下にあおるように作動す
る、本案では玩具体が進行する際、上述したよう
な作動をなすから、床面に代り水上に置くと、胴
殻内方に充填した発泡スチロールにより玩具体は
浮揚し、尾ひれ及びひれ１４の作用で玩具体は遊
泳するように水上を進行する。

本案は以上のように車輪１５の回転で床面上を
走行するばかりか、水上でも進行するので、水陸
両用の動物玩具として十分子供等に興感を与える
効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の実施例を示すものにして、第１図
は胴殻を切断し内部構造を示す側面図、第２図は
同じく内部構造の平面図である。 １……胴殻、２……首、３……基部、５……ぜ
んまい原動機、７……支枠、８……尾ひれ、１０
……基部、１２……側枠板、１３……駆動軸、１
４……ひれ、１５……車輪、１７……摺動枠、１
８……カム、２０……クランク、２１，２２……
コイルスプリング、２４……発泡スチロール。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外形を適宜の動物に象た胴殻の内方に、ぜんま
   い原動機を装備した機枠を内装し、機枠の前部寄
   り下方に、原動機に関連される駆動軸を横に装置
   すると共に、胴殻の外方に延長した軸の両端に
   夫々車輪を取付け、該車輪には周辺の適所にゴム
   板の如き材料で形成したひれの基部を固着し、機
   枠の後端に、胴殻の後部開孔より外方に突出させ
   た尾ひれの基部を軸支し、機枠の上面にぜんまい
   巻軸端に取付たカムによつて前後に摺動する摺動
   枠を装置し、摺動枠の前方機枠上面に原動機に関
   連されるクランクと、尾ひれの基端適所とをコイ
   ルスプリングにて連結し、機枠の前端に設けた支
   枠に、胴殻と別個に形成した首の基部を、首が上
   下に可動し得るように連結し、該連結部より上方
   の首の基部に、後端を摺動枠に掛け止めたコイル
   スプリングの前端を掛け、胴殻の内方原動機枠と
   胴殻内壁間の空隙部に発泡スチロールを充填して
   なる、水陸進行動物玩具。