JPS6226036B2 - - Google Patents

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JPS6226036B2
JPS6226036B2 JP54077515A JP7751579A JPS6226036B2 JP S6226036 B2 JPS6226036 B2 JP S6226036B2 JP 54077515 A JP54077515 A JP 54077515A JP 7751579 A JP7751579 A JP 7751579A JP S6226036 B2 JPS6226036 B2 JP S6226036B2
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JP54077515A
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Akyoshi Ooya
Yasuji Uchama
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Nippon Gakki Co Ltd
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Nippon Gakki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6226036B2 publication Critical patent/JPS6226036B2/ja
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【発明の詳細な説明】
この発明は電子楽器に関し、特に鍵盤部におけ
る押下鍵の最高音または最低音を検出して発音す
るようにした電子楽器に関するものである。 A 従来技術とその欠点 電子楽器においては、通常鍵盤部の低音域(下
鍵盤)において伴奏演奏を行ない高音域(上鍵
盤)においてメロデイ演奏を行なうものである
が、この場合メロデイ演奏を強調するために、例
えば押下鍵うちの最高音を検出してこの最高音を
主楽音発生系とは別の特殊楽音発生系から主楽音
発生系の音色とは異なつた音色で発音させるよう
にした電子楽器がすでに提案されている(例えば
特願昭54−8870号;発明の名称:電子楽器)。と
ころで、上記電子楽器は、メロデイ演奏を連続的
に行なつている状態(メロデイ演奏音に対応する
鍵が常に1鍵以上押鍵されている状態)において
は、メロデイ演奏音のうちの最高音が特殊楽音発
生系から主楽音発生系の音色と異なつた音色で発
音されるので、メロデイ演奏音が強調されて特殊
効果が得られるという優れた効果を有する。しか
しながら、低音域における伴奏演奏中に高音域に
おけるメロデイ演奏が中断されると(メロデイ演
奏音に対応する鍵が押鍵されていない状態)、こ
のメロデイ演奏の中断期間において検出される最
高音は伴奏演奏音のうちの最高音となりこの伴奏
演奏音の最高音が特殊楽音発生系から発音されて
しまう。したがつて特殊楽音発生系から発音され
る楽音がメロデイ演奏の中断時に突然伴奏音に移
行して非常に不自然な発音となつてしまう不都合
が生じる。 B この発明の目的と概要説明 この発明は、上述した点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、鍵盤部における押
下鍵のうちの最高音(または最低音)を検出して
発音するに際し、メロデイ演奏(または伴奏演
奏)の中断時において発音される最高音(または
最低音)の音高が大きく移行するのを防止するこ
とである。 このため、この発明においては、検出手段で検
出された最高音(または最低音)に相当する特定
鍵が変化したとき、その変化前の旧特定鍵と変化
後の新特定鍵の音高関係を判別する判別手段と、
この判別手段の判別結果に基づき楽音発生手段に
おける楽音の発生を禁止制御する禁止制御手段と
を備え、判別手段は、禁止制御手段が旧特定鍵に
対応する楽音の発生を禁止していないときは、旧
特定鍵の音高を基準にしてこの音高に対し新特定
鍵の音高が所定音程以上離れているか否かを判別
し、禁止制御手段が旧特定鍵に対応する楽音の発
生を禁止していたときは、新特定鍵の音高が旧特
定鍵の音高よりも低音側(または高音側)である
か否かを判別し、禁止制御手段は、判別手段の判
別結果が所定音程以上離れていることを示すとき
および低音側(または高音側)であることを示す
とき、楽音発生手段における新特定鍵に対応する
楽音の発生を禁止するように構成したものであ
る。 C この発明の実施例 (1) 構成説明 第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を
示すブロツク図であつて、大別すると上鍵盤
(UK)1a、下鍵盤(LK)1bおよびペダル鍵
盤(PK)1cにおける押下鍵を各鍵盤別にそれ
ぞれ検出して押下鍵を表わすコード化した鍵情報
(以下キーコードKCと称す)UKC,LKC,PKC
を出力するUK押鍵検出回路2a、LK押鍵検出回
路2b、PK押鍵検出回路2cと、PK押鍵検出回
路2cから出力されるキーコードPKCを選択さ
れたベースパターンに対応して適宜加工すること
によりウオーキングベース音を発生させるための
キーコードを出力するキーコード加工部3と、
UKおよびLK押鍵検出回路2a,2bから出力さ
れるキーコードUKC,LKCおよびキーコード加
工部3から出力されるキーコードPKCを入力
し、これらキーコードUKC,LKC,PKCを同時
発音可能な複数の発音チヤンネル(この実施例で
は18チヤンネル)のうち、いずれかの発音チヤン
ネルに割当てる動作を実行する発音割当て部4
と、発音割当て部4から各発音チヤンネルに割当
て処理されて出力されキーコードKC(UKC,
LKC,PKC)を入力し、各発音チヤンネル毎に
当該発音チヤンネルに割当てられたキーコード
KCに対応する音高の楽音信号を発生する上鍵
盤、下鍵盤およびペダル鍵盤用の第1楽音信号発
生部5と、発音割当て部4から出力される各発音
チヤンネルのキーコードKCを入力し、キーコー
ドKCの中で最も高い音高(最高音)を表わすキ
ーコードを最高音キーコードMKCとして出力す
る最高音検出部6と、最高音検出部6から出力さ
れる最高音キーコードMKCを入力し、この最高
音キーコードMKCに対応した音高の楽音信号を
第1楽音信号発生部5の音色と異なつた音色で発
生する第2楽音信号発生部7と、第1楽音信号発
生部5および第2楽音信号発生部7から発生され
る楽音信号をミキシングして図示しないサウンド
システムに供給するミキシング抵抗8と、UK,
LK,PK押鍵検出回路2a〜2c、発音割当て部
4、第1楽音信号発生部5および最高音検出部6
等に対して各種タイミング信号を供給するタイミ
ング信号発生部9とから構成されている。 そして、この実施例においては上鍵盤1a、下
鍵盤1bおよびペダル鍵盤1cは第1表に示す音
域をそれぞれ担当する鍵によつて構成されてい
る。
【表】 また、PK押鍵検出回路2cは高音優先の単音
選択機能を有しており、ペダル鍵盤1cにおいて
同時に複数の鍵が押鍵された場合には各押下鍵の
うちで最も音高の高い鍵に対応したキーコード
PKCのみを出力するように構成されている。UK
押鍵検出回路2a、LK押鍵検出回路2bはそれ
ぞれ上鍵盤1a、下鍵盤1bで押鍵されている鍵
に対応したキーコードUKC,LKCを出力するも
ので、同時に複数の鍵が押鍵された場合には各押
下鍵に対応する複数のキーコードUKC,LKCを
時分割的に出力するように構成されている。この
場合、各押鍵検出回路2a〜2cから出力される
各キーコードUKC,LKC,PKCはそれぞれ押下
鍵のオクターブ音域を表わすブロツクコードBC
と押下鍵の音名(ノート)を表わすノートコード
NCとによつて構成される。キーコードUKC,
LKC,PKCのブロツクコードBCは3ビツトの信
号B8〜B1からなり、その内容とオクターブ音域
との関係の一例を第2表に示す。また、ノートコ
ードNCは4ビツトの信号N4〜N1からなり、その
内容と音名との関係の一例を第3表に示す。
【表】
【表】 ここで、C音のノートコードN4〜N1
“1100”(10進数の12)であるが、楽音発生のため
に実際にC音のノートコードN4〜N1が利用され
るときには“1111”(10進数の15)に変換される
ようになつている。C音のノートコードN4〜N1
を最初から“1111”としなかつた理由は、後述す
るようにデータ多重回路4bから“1111”という
内容の同期データが発生されるようになつてお
り、これとの区別を行なうためである。 キーコード加工部3はリズムパターン発生回路
3aから発生されるベースパターンデータ(デイ
ジタル数値データであり所望のリズムに対応して
変化する)とPK押鍵検出回路2cから出力され
るキーコードPKCとをキーコード加工回路3b
で加減算等の演算を行なうことにより、ペダル鍵
盤1cで単一の鍵を押鍵するのみでウオーキング
ベース音を発生させるためのキーコードPKCを
出力する。 発音割当て部4は発音割当て回路4aとデータ
多重回路4bとによつて構成されている。発音割
当て回路4aはUK,LK押鍵検出回路2a,2b
およびキーコード加工部3bから出力される各キ
ーコードUKC,LKC,PKCを発音チヤンネルに
割当てる処理を行なうもので、各発音チヤンネル
に割当てたキーコードKC(UKC,LKC,PKC)
およびこの割当てたキーコードKCに対応する鍵
の状態を表わすキーオン信号KONを各発音チヤ
ンネル毎に第3図aに示すクロツク信号φにし
たがつて時分割的に出力する。なお、キーオン信
号KONは押鍵中は“1”で、離鍵されると
“0”になる信号である。 この実施例では、鍵盤別に予め発音チヤンネル
が定められており、発音割当て回路4aは予め定
められた発音チヤンネルのいずれかに当該鍵盤の
キーコード(UKC,LKC,PKC)を割当てる。
各鍵盤のキーコードUKC,LKC,PKCがそれぞ
れ割当てられる発音チヤンネルの一例を第4表に
示す。
【表】 なお、第12、第15、第18発音チヤンネルは自動
アルペジヨ音等の特殊演奏用のチヤンネルであつ
て、キーコードUKC,LKC,PKCは割当てられ
ず、アルペジヨ音用のキーコードが割当てられる
ようになつている。しかしこの点はこの発明の要
旨ではないので説明を省略する。 データ多重回路4bは発音割当て回路4aから
出力される各発音チヤンネルのキーコードKCお
よびキーオン信号KONを各発音チヤンネル毎に
それらのビツト数よりも少ないビツト数のデータ
MD(MD1〜MD4)に多重化して出力する。デー
タ多重回路4bは第1〜第18の各発音チヤンネル
のキーコードKCおよびキーオン信号KONを第1
〜第18の各多重チヤンネル時間においてそれぞれ
多重化して出力する。 この場合、各多重チヤンネル時間は第5表に示
すように、クロツク信号φ(第3図a)の1周
期を単位ステートとする第1〜第3ステートによ
つて構成されている。従つて、各多重チヤンネル
時間はクロツク信号φの3周期分の時間幅を有
することになる。 そして、第1多重チヤンネル時間の第1ステー
トにおいては、第1楽音信号発生部5および最高
音検出部6においてこの多重化されたデータMD
を復調する際に使用する同期データ“1111”を発
生する。また、各多重チヤンネル時間の第2ステ
ートにおいては、キーコードKCのブロツクコー
ドB1〜B8およびキーオン信号KONをビツトMD1
〜MD4で伝送する。更に各多重チヤンネル時間の
第3ステートにおいてはキーコードKCのノート
コードN1〜N4をビツトMD1〜MD4で伝送する。 なお、第5表の「鍵盤」の欄に示されている
「UK」は上鍵盤、「LK」は下鍵盤、「PK」はペタ
ル鍵盤のキーコード(UKC,LKC,PKC)がそ
れぞれ専用に割当てられるチヤンネルであること
を示す。 以上が発音割当て部4の概略構成であるが、こ
の発音割当て部4における発音割当て回路4a
は、各発音チヤンネルに割当て処理されたキーコ
ードKCおよびキーオン信号KONを保持し続ける
ように構成されており、該キーコードKCに対応
する鍵が
【表】
【表】
【表】 離鍵されるとキーオン信号KONの保持のみが解
除されてキーコードKCのみが離鍵後も出力し続
けられるように構成されている。このように、キ
ーコードKCを離鍵後においても出力するのは、
離鍵後における楽音の減衰発音のためにキーコー
ドKCが必要となるからである。そして、次に該
発音チヤンネルに新たなキーコードKCおよびキ
ーオン信号KONが割当て処理されると、該発音
チヤンネルに先に割当てられて保持されているキ
ーコードKCの保持が解除され、新たに割当て処
理されたキーコードKCおよびキーオン信号KON
が保持されて出力し続けられる。従つて、データ
多重回路4bからは、割当て回路4aから出力さ
れる上記キーコードKCおよびキーオン信号KON
が第5表に示したように順次多重化されて出力さ
れることになり、一度割当て処理された発音チヤ
ンネルに対しては離鍵後においてもキーオン信号
KON以外は該発音チヤンネルに対する次の割当
て処理が行なわれるまでキーコードKC(ブロツ
クコードBC、ノートコードNC)が出力し続けら
れる。 第1楽音信号発生部5は、発音割当て部4から
送られてくる多重データMD(MD1〜MD4)を復
調して各発音チヤンネル毎にキーコードKCおよ
びキーオン信号KONを並列化して取り出し、各
発音チヤンネルにおいて当該チヤンネルのキーコ
ードKCおよびキーオン信号KONにもとずいて対
応した音高の楽音信号を発生させ、この発生楽音
信号をミキシング抵抗8を介して図示しないサウ
ンドシステムに供給することにより上鍵盤、下鍵
盤およびペダル鍵盤における押下鍵に対応した楽
音を発生させる。 最高音検出部6はデータ復調回路6a、最高音
検出回路6b、キーコードメモリ6cおよびキー
オン検出回路6dとから構成されている。データ
復調回路6aは発音割当て部4から多重データ
MDとして出力される信号を復調して各発音チヤ
ンネル毎にキーコードKCおよびキーオン信号
KONを並列化して取り出すとともに、第3表に
示すように発音割当て部4から“1100”として送
られてくるC音のノートコードN4〜N1をC音の
本来のノートコードN4〜N1である“1111”に変
換する。また、このデータ復調回路6aは、発音
割当て部4から出出力される多重データMDに含
まれている前述した同期データ“1111”を検出し
て同期信号SYとしてタイミング信号発生部9に
供給することにより、タイミング信号発生部9の
動作を同期させている。 最高音検出回路6bは、データ復調回路6aか
ら出力される各発音チヤンネルのキーコードKC
の中から鍵盤選択スイツチ群6eの出力によつて
指定される鍵盤に関するものを選択し、この選択
されたキーコードKCの内で最も音高の高い鍵に
対応するキーコードKCを最高音キーコードMKC
として取り出す動作を行なう。そして、この最高
音検出回路6bは発音制御スイツチ6fにより制
御されて通常モードまたは発音制御モードのいず
れかで動作し、発音制御スイツチ6fがオフの場
合には通常モードとなつて最高音キーコード
MKCをそのまま無条件で出力し、また、発音制
御スイツチ6fがオンの場合には発音制御モード
となつて新たな最高音キーコードMKCが先の最
高音キーコードMKCに対して予め定められてい
る所定音程範囲内にある場合に限つてその新たな
最高音キーコードMKCを送出し、所定音程範囲
外の場合にはその新たな最高音キーコードMKC
を送出しない動作を行なう。 鍵盤選択スイツチ群6eはUK選択スイツチ
UCSとLK選択スイツチLCSとから構成されてお
り、UK選択スイツチUCSのみをオンすると各発
音チヤンネルに割当てられたキーコードKCのう
ちの上鍵盤1aに関するキーコードKCの中から
最高音キーコードMKCが選択され、LK選択スイ
ツチLCSのみをオンすると下鍵盤1bに関するキ
ーコードKCの中から最高音キーコードMKCが選
択され、UK,LK選択スイツチUCS,LCSの両
方をオンした場合には上鍵盤1aおよび下鍵盤1
bに関するキーコードKCの中から最高音キーコ
ードMKCが選択される。 キーコードメモリ6cは最高音検出回路6bか
ら出力される最高音キーコードMKCを一時記憶
した後に第2楽音信号発生部7に供給する。キー
オン検出回路6dはキーコードメモリ6cの記憶
状態にもとずいて最高音キーオン信号MKONを
形成して第2楽音信号発生部7に出力するもの
で、このキーオン検出回路6dはキーコードメモ
リ6cの入力最高音キーコードMKCと記憶最高
音キーコードMKCとを比較し、両者が一致して
いるときに最高音キーオン信号MKON(“1”)
を出力し、不一致のときには最高音キーオン信号
MKONを出力しない(MKON=“0”)。 第2楽音信号発生部7は、キーコード・音高電
圧変換回路7aと、電圧制御型可変発振器(以下
VCOと称す)7bと、電圧制御型可変フイルタ
(以下VCFと称す)7cと、電圧制御型可変増幅
器(以下VCAと称す)7dと、VCF7cおよび
VCA7dを制御するエンベロープ制御波形発生
回路(以下EGと称す)7e,7fとによつて構
成されている。 キーコード・音高電圧変換回路7aは、最高音
検出部6のキーコードメモリ6cはから出力され
るデイジタルデータの最高音キーコードMKCを
対応するアナログ値の音高電圧KVに変換して
VCO7bに出力する。VCO7bは音高電圧KVに
対応した周波数の音源信号を発生してVCF7c
に供給する。 一方、EG7e,7fはキーオン検出回路6d
から出力される最高音キーオン信号MKONによ
つて動作し、アタツク、サステイン、デイケイ等
からなるエンベロープ制御波形EW1,EW2を発
生してVCF7c,VCA7dに出力する。この結
果、VCO7bから出力された音源信号は、VCF
7cにおいてエンベロープ制御波形EW1にした
がつて音色が付与され、またVCA7dにおいて
エンベロープ制御波形EW2にしたがつて振幅エ
ンベロープが付与される。このようにして音色お
よび振幅エンベロープが付与された楽音信号は、
ミキシング抵抗8を介して図示しないサウンドシ
ステムから楽音として発音される。 タイミング信号発生部9は、前述した最高音検
出部6から出力される同期信号SYに同期して動
作し、各押鍵検出回路2a〜2c、発音割当て部
4、第1楽音信号発生部5、最高音検出部6等の
動作を制御する各種タイミング信号を発生するも
ので、この電子楽器における動作の基準となる部
分である。 以上がこの実施例における電子楽器の概要説明
であるが、以下においては各部の詳細回路を示し
てその動作を説明する。なお、UK,LKおよび
PK押鍵検出回路2a〜2cは例えば特開昭52−
23324号:発明の名称「キーコーダ」に開示され
たものを採用することができ、またキーコード加
工部3は例えば特開昭53−26114号:発明の名称
「電子楽器」に開示されたものを採用することが
でき、更にまた発音割当て部4および第1楽音信
号発生部5は例えば特開昭54−34812号:発明の
名称「電子楽器」に開示されたものを採用するこ
とができるので、以下の詳細説明ではこれらの部
分についてはその詳細説明を省略する。 タイミング信号発生部9(その1) 第2図は第1図に示すタイミング信号発生部9
の要部を示す具体的な回路図であり、この電子楽
器における動作の基準となる各種タイミング信号
を発生する部分である。従つて、まず最初にタイ
ミング信号発生部9を説明する。このタイミング
信号発生部9は、互いに直列接続されて第3図
a,bに示す互いに逆位相の2相クロツク信号φ
,φによつて動作する遅延フリツプフロツプ
901,902を有し、遅延フリツプフロツプ9
01は前述した最高音検出部6のデータ復調回路
6aにおいて、第5表に示す多重データMDの第
1多重チヤンネル時間の第1ステートに“1111”
として送られてくる同期データを検出して出力さ
れる同期信号SY(第3図c)をオアゲート90
3を介して入力する。また遅延フリツプフロツプ
901,902の出力信号は、ノアゲート904
に入力され、両出力信号がともに“0”になつた
とき信号“1”がオアゲート903を介して遅延
フリツプフロツプ901に入力され、これにより
2ビツト構成の循環型シフトレジスタを構成す
る。従つて、第3図cに示すようにクロツク信号
φに同期しかつクロツク信号φの1周期に相
当するパルス幅をもつ同期信号SYがオアゲート
903を介して遅延フリツプフロツプ901に入
力されると、遅延フリツプフロツプ901はクロ
ツク信号φのタイミングでこの同期信号SYを
取込み、クロツク信号φのタイミングで出力
し、この結果第3図dに示すように同期信号SY
を1ビツトタイム(クロツク信号φ,φの1
周期)遅延した信号が得られる。この遅延フリツ
プフロツプ901の出力信号(第3図d)は、遅
延フリツプフロツプ902に入力され、同様に1
ビツトタイム遅延されて第3図eに示すように出
力される。そして、遅延フリツプフロツプ90
1,902の出力信号が“0”になると、ノアゲ
ート904の出力信号が第3図fに示すように
“1”となり、このノアゲート904の出力信号
(“1”)がオアゲート903を介して再び遅延フ
リツプフロツプ901にクロツク信号φのタイ
ミングで取込まれて上述した場合と同様の動作を
続ける。従つて、遅延フリツプフロツプ902か
らは、同期信号SYに同期してクロツク信号φ
を3分周した信号(第3図e)が出力されること
になり、この信号がデータ多重回路4bから出力
される第5表に示す多重データMDの各多重チヤ
ンネル時間における第3ステートのタイミングを
示すタイミング信号3Y3として出力される。従つ
て、このタイミング信号3Y3で多重データMDを
ラツチすることにより、各発音チヤンネルに割当
てられたキーコードKCのノートコードN1〜N4
取出せることになる。次に、アンドゲート905
はタイミング信号3Y3(第3図e)と遅延フリツ
プフロツプ901の出力信号(第3図d)をイン
バータ906で反転した信号と、クロツク信号φ
のタイミングでオンとなる電界効果型のトラン
ジスタ907を介して供給される遅延フリツプフ
ロツプ901の出力信号とを入力している。この
場合、トランジスタ907は出力ラインが入力イ
ンピーダンスの高いアンドゲート905に接続さ
れているために、クロツク信号φのタイミング
における入力条件(遅延フリツプフロツプ901
の出力)を次のクロツク信号φが供給されるま
で出力ラインの浮遊容量で保持し続ける。従つ
て、アンドゲート905からは第3図gに示すよ
うに、第3図eに示すタイミング信号3Y3の立上
りからクロツク信号φの半周期分だけ出力信号
が“1”となるタイミング信号3Y3S(タイミン
グ信号3Y3の立上りを微分した状態の信号)が出
力される。また、ノアゲート904の出力信号
(第3図f)は、クロツク信号φでオンとなる
電界効果型トランジスタ908を介して出力され
ている。この場合、トランジスタ908の出力ラ
インは、入力インピーダンスの高い負荷(ロジツ
ク回路)に接続されているために、クロツク信号
φのタイミングにおける入力条件(ノアゲート
904の出力)を次のクロツク信号φが供給さ
れるまで出力ラインの浮遊容量で保持し続ける。
従つて、トランジスタ908からは、第3図hに
示すように、タイミング信号3Y3(第3図e)を
クロツク信号φの1.5周期だけ遅らさせたタイ
ミング信号1.5Y3が出力されることになる。 なお、このタイミング信号発生部9において
は、上述したタイミング信号3Y3,3Y3S,1.5Y3
の外に更にタイミング信号t1-15,t1,t17
UKT,LKT,OT等を発生するための回路が設
けられているが、これらについては後述する。 データ復調回路6a 第5図は第1図に示すデータ復調回路6aの具
体的な実施例を示す回路図であつて、第1図に示
す発音割当て部4からクロツク信号φに同期し
て出力される第5表に示した4ビツト構成の多重
データMD(MD1〜MD4)は、クロツク信号φ
,φ(第3図a,b)によつて駆動される遅
延フリツプフロツプ600a〜600dに入力さ
れ、1ビツトタイム遅延されて出力される。各遅
延フリツプフロツプ600a〜600dから出力
される遅延された多重データMDの各ビツト信号
MD1〜MD4はアンドゲート601に入力されて同
期データ“1111”が検出され、このアンドゲート
601の出力“1”が多重データMDのスタート
部分を示す同期信号SYとして第2図のタイミン
グ信号発生部9に供給される。また、各遅延フリ
ツプフロツプ600a〜600dから出力される
多重データMDの各ビツト信号MD1〜MD4はラツ
チ回路603の入力端子IN1〜IN4に入力されると
ともに、クロツク信号φ,φによつて駆動さ
れる遅延フリツプフロツプ602a〜602dに
入力される。遅延フリツプフロツプ602a〜6
02dは入力された各ビツト信号MD1〜MD4を1
ビツトタイム遅延してラツチ回路603の入力端
子IN5〜IN8に加える。 ラツチ回路603のストロープ端子Sにはタイ
ミング信号3Y3S(第3図g)が入力されてお
り、タイミング信号3Y3Sが発生したときその各
入力端子IN1〜IN8に入力されている信号をラツチ
する。この場合、タイミング信号3Y3Sは、タイ
ミング信号発生部9(第2図)の説明において詳
記したように、第5表に示す各多重チヤンネル時
間の第3ステートのタイミングを表わすタイミン
グ信号3Y3(第3図e)の立上りを微分した状態
の信号である。従つて、このタイミング信号
3Y3Sの発生時においては、遅延フリツプフロツ
プ600a〜600dから第5表に示す各多重チ
ヤンネル時間の第3ステートにおけるビツト信号
MD1〜MD4、すなわちノートコードN1〜N4が出
力されており、また遅延フリツプフロツプ602
a〜602dからは遅延フリツプフロツプ600
a〜600dの出力を1ビツトタイム遅延した各
多重チヤンネル時間の第2ステートにおけるビツ
ト信号MD1〜MD4、すなわちブロツクコードB1
B3およびキーオン信号KONが出力されている。
この結果、ラツチ回路603をタイミング信号
3Y3Sによりラツチするとその出力端子OUT1
OUT8からはノートコードN1〜N4、ブロツクコー
ドB1〜B3、キーオン信号KONがそれぞれ出力さ
れる。このようにラツチ回路603からはタイミ
ング信号3Y3Sの発生毎に各発音チヤンネルのノ
ートコードN1〜N4、ブロツクコードB1〜B3およ
びキーオン信号KONが順次並列的に取り出され
るものである。ここで、ラツチ回路603から1
つの発音チヤンネルに関するキーコードKCおよ
びキーオン信号KONが送出されている期間を単
にチヤンネル時間と称し、このチヤンネル時間と
発音チヤンネル(すなわちラツチ回路603の出
力)および多重チヤンネル時間との関係を示すと
第6表のようになる。
【表】 一方、ラツチ回路603の出力側には、ノート
コードN1〜N4のビツト信号N1,N2を反転するイ
ンバータ604,605が設けられており、アン
ドゲート606はインバータ604,605の出
力(12)とラツチ回路603から出力され
るノートコードN1〜N4のビツト信号N3,N4との
アンド条件を求めることによつて第3表に示す音
名CのノートコードN4〜N1(“1100”)を検出し
てCノート検出信号CKを出力する。アンドゲー
ト606からCノート検出信号CKが出力される
と、このCノート検出信号CKを入力するオアゲ
ート607,608の出力が信号“1”となつて
第3表に示すC音のノートコードN4〜N1
“1100”から本来の“1111”にコード変換され
る。 タイミング信号発生部(その2) 第2図に戻つてタイミング信号発生部9の残り
の部分について説明する。上述したデータ復調回
路6aから発生される同期信号SYは、クロツク
信号φ,φで動作する遅延フリツプフロツプ
909において、1ビツトタイム遅延された後
に、オアゲート910を介して前述した発音チヤ
ンネル数と等しい18ステージのシフトレジスタ9
11に供給される。この場合、シフトレジスタ9
11は、前記タイミング信号1.5Y3(第3図h)
によつて入力信号を取込み、タイミング信号3Y3
(第3図e)によつてシフト動作を行なつてい
る。この場合、シフトレジスタ911の取込みタ
イミングであるタイミング信号1.5Y3とその入力
信号とのタイミングを一致させるために、同期信
号SYを遅延フリツプフロツプ909において1
ビツトタイム遅延し、この遅延した同期信号
SY′をオアゲート910を介してシフトレジスタ
911に入力するようにしている。シフトレジス
タ911はタイミング信号1.5Y3によつて同期信
号SY′(信号“1”)を取込み、タイミング信号
3Y3(第3図e)によつて取込まれた信号“1”
(SY′)を順次シフトする。すなわち、シフトレ
ジスタ911の第1ステージからは、同期信号
SYの発生後、最初のタイミング信号3Y3の発生
時点(第1多重チヤンネル時間の第3ステート)
から2回目のタイミング信号3Y3の発生直前(第
2多重チヤンネル時間の第2ステート)まで信号
“1”が出力されるものであり、2回目のタイミ
ング信号3Y3の発生により上記信号“1”は第2
ステージにシフトされ、第2ステージからは2回
目のタイミング信号3Y3の発生時点から3回目の
タイミング信号3Y3の発生直前まで信号“1”が
出力される。 以上同様にタイミング信号3Y3の発生により信
号“1”がシフトレジスタ911の第2ステージ
から第18ステージに向けて順次シフトする。従つ
て、このシフトレジスタ911の各ステージの出
力は第6表で示した第1〜第18チヤンネル時間を
表わしていることになる。そして、この信号
“1”がシフトレジスタ911の第18ステージま
でシフトされると、シフトレジスタ911の第1
〜17ステージ出力を入力としているノアゲート9
12の出力が信号“1”となり、この信号“1”
がオアゲート910を介してシフトレジスタ91
1の入力端に供給されて循環型のシフトレジスタ
となる。この場合、シフトレジスタ911に取込
まれた信号“1”が順次シフトされて第10ステー
ジ出力が信号“1”になると、フリツプフロツプ
913がセツトされてその出力Qが信号“1”と
なり、更にシフトされて第18ステージ出力が信号
“1”になるとノアゲート912の出力が信号
“1”になりフリツプフロツプ913がリセツト
されてその出力Qは信号“0”となる。また、シ
フトレジスタ911に取込まれた信号“1”が第
18ステージにシフトされた時にノアゲート912
から出力される信号“1”は、遅延フリツプフロ
ツプ914において1ビツトタイム遅延された後
にフリツプフロツプ915をセツトしてその出力
Qを信号“1”にする。そして、シフトレジスタ
911の第9ステージの出力が信号“1”になる
と、フリツプフロツプ915はリセツトされてそ
の出力Qは信号“0”となる。従つて、フリツプ
フロツプ913の出力Qは、第4図aにクロツク
信号φAとして示すように、シフトレジスタ91
1の第10〜第17ステージの出力のいずれかが
“1”の期間において信号“1”となる。またフ
リツプフロツプ915の出力Qは、第4図bにク
ロツク信号φBとして示すように、シフトレジス
タ911の第1〜第8ステージの出力のいずれか
が“1”の期間において信号“1”となる。アン
ドゲート916は遅延フリツプフロツプ914の
出力信号とタイミング信号1.5Y3のタイミングで
オンとなる電界効果型のトランジスタ917を介
して供給されるノアゲート912の出力とを入力
している。この場合、トランジスタ917はその
出力ラインが高入力インピーダンスのアンドゲー
ト916に接続されているために、タイミング信
号1.5Y3の発生時における入力条件(つまりノア
ゲート912の出力)を次のタイミング信号
1.5Y3の発生時まで出力ラインの浮遊容量で保持
し続けることになり、アンドゲート916から出
力される信号は、第4図cにタイミング信号TIS
として示すように、シフトレジスタ911の第1
ステージ出力発生期間の前半期において“1”と
なつて第1チヤンネル時間の立上り部分を示す信
号となる。また、シフトレジスタ911の第1ス
テージ出力は第4図dに示すように第6表の第1
多重チヤンネル時間(ペタル鍵盤用の発音チヤン
ネルに対応)を示すタイミング信号t1として出力
され、シフトレジスタ911の第2〜第8ステー
ジ出力は、オアゲート918から第4図eに示す
ように第6表の第2〜第8チヤンネル時間(上鍵
盤用の発音チヤンネルに対応)を示すタイミング
信号UKTとして出力され、シフトレジスタ91
1の第9〜第15ステージ出力はオアゲート919
を介して第4図fに示すように、第6表の第9〜
第15チヤンネル時間(下鍵盤用の発音チヤンネル
に対応)を示すタイミング信号LKTとして出力
される。 一方、電源投入時に発生されるイニシアルクリ
ア信号ICによつてリセツトされる2進5ビツト
構成のカウンタ921は、フリツプフロツプ91
3,915から出力されるクロツク信号φA,φB
を順次カウントアツプしている。従つて、カウン
タ921はシフトレジスタ911の1周期毎に、
すなわち第6表に示した第1〜第18チヤンネル時
間が1循する毎に1カウントアツプしていること
になる。また、カウンタ921の出力側には、カ
ウンタ921のカウント値が10進数で「31」に達
する毎にタイミング信号31Tを出力するアンド
ゲート922が設けられている。そして、このア
ンドゲート922から出力されるタイミング信号
31Tは、クロツク信号φA,φBで駆動される遅
延フリツプフロツプ923において、カウンタ9
21の1カウント時間分(シフトレジスタ911
の1周期に相当する時間)遅延されてタイミング
信号OTとして出力される。 次に、この発明を特徴づける最高音検出回路6
bについて詳細に説明する。 最高音検出回路6b 第6図は第1図に示す最高音検出回路6bの具
体例を示す回路図であつて、鍵盤選択スイツチ群
6eのUK選択スイツチUCS,LK選択スイツチ
LCSの各出力信号は、それぞれ遅延フリツプフロ
ツプ610a,610bにタイミング信号1.5Y3
(第3図h)のタイミングで取込まれ、タイミン
グ信号3Y3(第3図e)によつて出力される。こ
れは、各選択スイツチUCS,LCSによつて発生
されるチヤツタリングの影響を後続の回路に与え
ないようにするために行なわれているものであ
る。そして、遅延フリツプフロツプ610aの出
力信号は、アンドゲート611において第2図の
タイミング信号発生部9から出力されるタイミン
グ信号UKT(第4図e)とのアンド条件が求め
られ、アンドゲート611からはUK選択スイツ
チUCSのオン時に上鍵盤用の発音チヤンネルに
関するデータ(キーコードUKCおよびキーオン
信号KON)がラツチ回路603(第5図)から
送出される期間(第6表の第2〜第8チヤンネル
時間)を示すタイミング信号UKTの発生期間に
おいてのみ信号“1”となるUK選択信号UTが
出力される。また、遅延フリツプフロツプ610
bの出力信号は、アンドゲート612においてタ
イミング信号LKT(第4図f)とのアンド条件
が求められ、アンドゲート612からはLK選択
スイツチLCSのオン時に下鍵盤用の発音チヤンネ
ルに関するデータ(キーコードLKCおよびキー
オン信号KON)がラツチ回路603から送出さ
れている期間(第9〜第15チヤンネル時間)を示
すタイミング信号LKTの発生期間においてのみ
信号“1”となるLK選択信号LTが出力される。
アンドゲート611および612から出力される
UK選択信号UTおよびLK選択信号LTはオアゲー
ト613を介してULK選択信号ULTとして出力
される。 一方、データ復調回路6a(第5図)から出力
されるキーコードKC(ブロツクコードB3〜B1
ノートコードN4〜N1)は、オアゲート613から
出力されるULK選択信号ULTによつてオンとな
るゲート回路620を介してメモリ621および
第1比較器622のA入力端にそれぞれ加えられ
る。 従つて、ゲート回路620は第6表に示したご
とく時分割的に送られてくる各発音チヤンネルの
キーコードKCのうちUKおよびLK選択スイツチ
UCS,LCSによつて選択された鍵盤のキーコー
ドKCのみを取り出してメモリ621および第1
比較器622に供給していることになる。メモリ
621は後述するアンドゲート623から出力さ
れる信号“1”を書込み信号Wとして入力キーコ
ードKCを書込み、アンドゲート623の出力信
号とタイミング信号t1(第4図d)とイニシアル
クリア信号ICとを入力するノアゲート624か
ら出力される信号“1”を保持信号Mとしてい
る。この場合、メモリ621としては例えば第7
図に示すように、キーコードKCのノートコード
N1〜N4およびブロツクコードB1〜B3をそれぞれ
入力するレジスタ625a〜625gを有する。
そして、各レジスタ625a〜625gは書込み
信号Wによつて入力信号を取り込むアンドゲート
626と、アンドゲート626の出力信号を遅延
フリツプフロツプ627に供給するオアゲート6
28と、遅延フリツプフロツプ627の出力信号
を保持信号Mによつてオアゲート628を介して
遅延フリツプフロツプ627に帰還することによ
つて入力信号を記憶して出力し続けるために設け
られたアンドゲート629とによつて構成されて
いる。そして、遅延フリツプフロツプ627は、
タイミング信号1.5Y3(第3図h)によつて入力
信号の取り込みを行ない、タイミング信号3Y3
(第3図e)によつて送出を行なつているため
に、各レジスタ625a〜625gからは各チヤ
ンネル時間(第6表)に同期して出力が送出され
ることになる。 第1比較器622はゲート回路620の出力
(キーコードKC)をA入力端に入力するととも
に、メモリ621の出力をB入力端に入力し、A
>Bの場合のみ出力端Z1からアンドゲート623
に信号“1”を供給する。従つて、第1比較器6
22は、ULK選択信号ULTの発生期間(第2〜
第15チヤンネル時間)においてゲート回路620
の出力キーコードKCとメモリ621の出力キー
コードKCとを比較していることになる。 尚、以後の説明では、便宜上UK選択スイツチ
UCSおよびLK選択スイツチLCSがともにオンさ
れていてULK選択信号ULTが第2〜第15チヤン
ネル時間において“1”となるものとする。この
場合、メモリ621はイニシアルクリア信号IC
によつてリセツトされ、更にタイミング信号t1
よつて第1チヤンネル時間において周期的にリセ
ツトされるために、まずゲート回路620から第
2チヤンネル時間において最初のキーコードKC
が出力されると、第1比較器622はA>Bの条
件が成立して出力端Z1から信号“1”をアンドゲ
ート623に出力する。アンドゲート623は第
1比較器622から供給される信号“1”とキー
オン信号KONとのアンド条件を求め、上記第2
チヤンネル時間のキーコードKCに関する鍵が押
鍵中であることを条件にその出力信号“1”を書
込み信号Wとしてメモリ621に供給する。メモ
リ621は書込み信号Wが“1”となつたことに
より、ゲート回路620から出力されている上記
キーコードKCを書込んで保持する。次の第3チ
ヤンネル時間になると、メモリ621からは上述
の第2チヤンネル時間において書込んだキーコー
ドKCが出力されて第1比較器622のB入力端
に加えられる。第1比較器622はこの時ゲート
回路620から出力されているキーコードKCと
メモリ621から出力される上記キーコードKC
とを比較し、A>Bの条件が成立すれば前述した
と同様に書込み信号Wが発生してメモリ621に
ゲート回路620の出力キーコードKCを書込
む。A>Bの条件が成立しなければ第1メモリ6
21の出力キーコードKC(第2チヤンネル時間
に書込んだキーコード)がそのまま記憶保持され
る。このような動作が第2〜第15チヤンネル時間
の各チヤンネル時間において実行されることによ
り、第15チヤンネル時間の終了時点においてはメ
モリ621に鍵盤選択スイツチ群6eによつて指
定された鍵盤の押下鍵に対応するキーコードKC
のうち、音高の最も高いもの(最大値)が保持さ
れていることになる。そして、この最高音に関す
るキーコードKCは次の第1チヤンネル時間に同
期してタイミング信号t1(第4図d)が発生され
るまで保持され、タイミング信号t1の発生に伴な
つてクリアされる。 ここで、メモリ621、比較器622、アンド
ゲート623等により検出手段が構成される。 一方、メモリ621から出力される最高音に関
するキーコードKCは、第1チヤンネル時間の立
上りに同期して発生されるタイミング信号TIS
(第4図c)によりラツチ回路630に最高音キ
ーコードMKCとしてラツチされる。この場合、
ラツチ回路630にラツチされる最高音キーコー
ドMKCはタイミング信号TISの発生タイミング
で周期的に書き換えられる。このようにしてラツ
チ回路630にラツチされて出力される最高音キ
ーコードMKCは、クロツク信号φA,φB(第4
図a,b)で駆動される遅延回路631に入力さ
れ、第1〜第18チヤンネル時間の1サイクル分
(1周期分)遅延された後、後述する発音制御回
路640によつて制御されるゲート回路632を
介してキーコードメモリ6cに供給される。 発音制御回路640はラツチ回路630から出
力される最高音キーコードMKCに対応する楽音
を発音すべきかどうかの制御(すなわちゲート回
路632をオンすべきかどうかの制御)を行なう
もので、この制御は発音制御回路640の遅延フ
リツプフロツプ641から出力される発音制御信
号によつて行なわれる。この発音制御信号
はインバータ642により反転された後オアゲー
ト643を介してアンドゲート644に加えられ
る。アンドゲート644にはタイミング信号OT
が入力されており、アンドゲート644はこのタ
イミングにおいてのみ動作可能となる。従つて発
音制御信号が信号“0”であればアンドゲー
ト644には信号“1”が入力され、タイミング
信号OTの発生タイミングでアンドゲート644
から信号“1”が出力されてゲート回路632に
加わりゲート回路632をオンさせる。これによ
つて上記最高音キーコードMKCが遅延回路63
1、ゲート回路632を介してキーコードメモリ
6c(第1図)に供給され後述するように該最高
音キーコードMKCに対応する楽音信号が第2楽
音信号発生部7から発生される。また、発音制御
信号SEが信号“1”であればアンドゲート64
4には信号“0”が入力されるためアンドゲート
644は不動作となつてゲート回路632はオン
しない(オフされる)。従つて、この場合には最
高音キーコードMKCはキーコードメモリ6cに
供給されず対応する楽音信号は発生されない。す
なわち発音は禁止される。なお、オアゲート64
3には発音制御スイツチ6fの出力信号が入力さ
れており、このスイツチ6fがオフの場合(通常
モード)には信号“1”が常時オアゲート643
から出力されて、最高音キーコードMKCは無条
件にキーコードメモリ6cに供給される。従つ
て、この場合には最高音キーコードMKCに対応
する楽音信号が発生される。発音制御スイツチ6
fがオンの場合(発音制御モード)にはその出力
信号は信号“0”となり、この場合には上述した
ように発音制御信号によつて制御される。以
下、この発音制御信号の形成について説明す
る。 発音制御回路640の第2比較器645はラツ
チ回路630から出力される最高音キーコード
MKCをA入力端に入力し、また遅延回路631
から出力される遅延した最高音キーコードMKC
をB入力端に入力して両者の比較を行ない、両者
が一致しないとき(A≠Bのとき)その出力端Z
から信号“1”を出力する(換言すればA=Bの
条件が成立したときのみ出力端Zから信号“0”
を出力する)。この第2比較器645の比較出力
信号はノアゲート646に加えられる。ノアゲー
ト646には更にラツチ回路630から出力され
る最高音キーコードMKCのビツト信号N3〜N1
入力するノアゲート647の出力信号およびイニ
シヤルクリア信号ICが加えられている。従つて
このノアゲート646からは、ラツチ回路630
から出力される最高音キーコードMKCが遅延回
路631から出力される1サイクル前の先回の最
高音キーコードMKCと同一であるとき、すなわ
ちラツチ回路630にラツチされた最高音キーコ
ードMKCは今までと同じで変化していない場合
に限つて信号“1”の一致信号EQが出力され
る。なお、ノアゲート646にノアゲート647
の出力信号も入力するようにしたのはラツチ回路
630から何らかの最高音キーコードMKCが出
力されていることを条件に一致信号EQを発生さ
せるためであり、ラツチ回路630および遅延回
路631の出力がともに零の状態において一致信
号EQが発生するのを禁止するためである。 また、加算器648はラツチ回路630から出
力される最高音キーコードMKCを入力端Aに入
力し、入力端Bに所定の加算値データKを入力し
てその加算を行ない加算結果(「MKC+K」)を
出力端Sから出力する。この場合、加算値データ
Kは、インバータ642から出力される前述した
発音制御信号SEによつて制御されるアンドゲー
ト649の出力により“0000000”または
“0000100”のいずれかに設定される。すなわち、
加算値データKは発音制御信号SEが信号“1”
のときは“0000100”(10進数の「4」)に設定さ
れ、一方発音制御信号SEが信号“0”のときは
“0000000”(10進数の「0」)に設定される。従つ
てこの加算器648においては、ラツチ回路63
0から出力される最高音キーコードMKCに対
し、発音制御信号SEが信号“1”のとき(1サ
イクル前の先回の最高音キーコードMKCの発音
を許可しているとき)には10進数の「4」を加算
し、一方発音制御信号SEが信号“0”のとき
(1サイクル前の先回の最高音キーコードMKCの
発音を禁止しているとき)には何も加算しない。
なお、最高音キーコードMKCに対して加算値デ
ータKとしての“0000100”を加算するのは最高
音キーMKCに対して300セント上のキーコードを
形成するためである。すなわち、前述した第2表
および第3表からわかるようにあるキーコード
KCに対し“0000100”(10進数の「4」)を加算す
ると、その結果得られるキーコードKCは元のキ
ーコードKCに対し常に3鍵分、すなわち300セン
ト音高が高い鍵を表わすものとなる。このように
して最高音キーコードMKCに対し10進数の
「4」を加算することにより最高音キーコード
MKCよりも300セント(3鍵分)音高の高いキー
コードが形成されるわけであるが、これは後述す
るように新たな最高音キーコードMKCが1サイ
クル前の先回の最高音キーコードMKCに対して
所定音程範囲内(この実施例では200セント以内
であるとしている)にあるかどうかを検出するた
めである。なお、各鍵(各音高)間は100セント
ずつ離れている。加算器648の加算出力は第3
比較器650のA入力端に入力される。第3比較
器650はB入力端に遅延回路631から出力さ
れる1サイクル前の先回の最高音キーコード
MKCを入力しており、これにより両入力の比較
を行なつてA>Bの条件が成立した場合のみ出力
端Zから信号“1”を出力する。なお、ここで以
下の説明では、便宜上発音制御信号SEが信号
“1”で加算値データKが“0000100”に設定され
たものとして説明する。 従つて、この場合において第3比較器650か
ら信号“1”が出力される条件は、ラツチ回路6
30から出力される新たな最高音キーコード
MKCが遅延回路631から出力される1サイク
ル前の先回の最高音キーコードMKCに対し低音
側に300セント以上離れていない場合、すなわち
200セント以内の場合である(勿論両者が同じ場
合も含む)。この第3比較器650の比較出力信
号はノアゲート651に入力される。このため、
ノアゲート651からは、新たな最高音キーコー
ドMKCが1サイクル前の先回の最高音キーコー
ドMKCに対して低音側に300セント以上離れてい
るときに信号“1”が出力され、300セント以上
離れていないとき(200セント以内であるとき)
に信号“0”が出力される。なお、ノアゲート6
51には加算器648のキヤリイアウト端子C0
から出力されるキヤリイ信号も入力しているが、
これは加算器648における最高音キーコード
MKCと加算値データK(“0000100”)との加算に
際しその加算結果がオーバフローすると第3比較
器650において上述した本来の正しい比較動作
が実行できなくなるため、加算器648がオーバ
フローしてキヤリイ信号が出力された場合にはノ
アゲート651の出力を無条件で信号“0”とす
るためである。 ノアゲート651の出力信号は、ノアゲート6
46から出力される一致信号EQがインバータ6
52を介して加えられるアンドゲート653に入
力される。アンドゲート653はラツチ回路63
0から出力される新たな最高音キーコードMKC
が変化したこと(一致信号EQが信号“0”であ
る)およびこの変化した新たな最高音キーコード
MKCが1サイクル前の先回の最高音キーコード
MKCに対して低音側に300セント以上離れている
こと(ノアゲート651の出力信号が“1”)を
条件に信号“1”を出力し、オアゲート654を
介してクロツク信号φA,φB(第4図a,b)に
よつて駆動される遅延フリツプフロツプ641に
加える。なお、一致信号EQが信号“0”になる
とアンドゲート655は不動作となつて遅延フリ
ツプフロツプ641にはその出力である発音制御
信号SEは加えられず、上述したアンドゲート6
53の出力信号のみが加えられる。従つて、遅延
フリツプフロツプ641には、ラツチ回路630
から出力される新たな最高音キーコードMKCが
先回の最高音キーコードMKCに対して低音側に
300セント以上離れているときに信号“1”が、
また200セント以内にあるときに信号“0”が読
込まれる。遅延フリツプフロツプ641に読込ま
れた信号は前述した遅延回路631と同じように
第1〜第18チヤンネル時間が1循する1サイクル
時間遅延された後、ラツチ回路630から出力さ
れる新たな最高音キーコードMKCに対する前述
した発音制御信号として出力される。このよ
うにして発音制御信号が形成されるわけてあ
るがこの発音制御信号は、ノアゲート646
から出力される一致信号EQが加えられるアンド
ゲート655を介して遅延フリツプフロツプ64
1に帰還されて自己保持される。この記憶保持は
一致信号EQが信号“0”となつたとき、すなわ
ちラツチ回路630から出力される新たな最高音
キーコードMKCが再び変わつたとき、またはラ
ツチ回路630から最高音キーコードMKCが何
ら出力されなくなつたとき(鍵盤選択スイツチ群
6eで選択された鍵盤における押下鍵が全て離鍵
されたとき)にクリアされる。 従つて、遅延フリツプフロツプ641から出力
されている1サイクル前の先回の最高音キーコー
ドMKCに対する発音制御信号が信号“0”で
該最高音キーコードMKCがキーコードメモリ6
cに供給されている(該最高音キーコードMKC
に対応する楽音が発音されている)状態において
ラツチ回路630に最高音キーコードMKCが新
たにラツチされると、この最高音キーコード
MKCが先回の最高音キーコードMKCと同じであ
れば(一致信号EQが信号“1”であれば)、発音
制御信号はそのままの状態を維持し、一方最
高音キーコードMKCが変化すると(一致信号EQ
が信号“0”になると)この変化した新たな最高
音キーコードMKCに対する発音制御信号の形
成が行なわれる。新たな最高音キーコードMKC
が先回の最高音キーコードMKCに対して300セン
ト以上離れていなければ(200セント以内であれ
ば)ノアゲート651の出力信号は信号“0”と
なるので発音制御信号も信号“0”となつて
ゲート回路632がオンし、該新たな最高音キー
コードMKCはキーコードメモリ6cに供給され
発音可能となる。また、新たな最高音キーコード
MKCが先回の最高音キーコードMKCに対して低
音側に300セント以上離れていればノアゲート6
51の出力信号が信号“1”となるので発音制御
信号も信号“1”となつてゲート回路632
はオフし、該新たな最高音キーコードMKCはキ
ーコードメモリ6cには供給されず発音が禁止さ
れる。 このように発音制御信号が信号“1”とな
つて発音が禁止されている状態においてラツチ回
路630に再び新たな最高音キーコードMKCが
ラツチされた場合につき次に説明する。発音制御
信号が信号“1”になると前述したようにア
ンドゲート649が不動作となつて加算器648
に加わる加算値データKは“0000000”(10進数の
「0」)になり、加算器648からはラツチ回路6
30から出力される新たな最高音キーコード
MKCがそのまま出力される。従つて、この場合
には第3比較器650はラツチ回路630から出
力される新たな最高音キーコードMKCが遅延回
路631から出力される1サイクル前の先回の最
高音キーコードMKC(発音は禁止されている)
よりも音高が高い場合に限つて信号“1”を出力
する。この結果発音制御信号は新たな最高音
キーコードMKCが先回の最高音キーコードMKC
よりも音高が高いときに信号“0”となり、新た
な最高音キーコードMKCが先回の最高音キーコ
ードMKCと同じものであるとき、またはそれよ
り音高の低いときには信号“1”となる。これに
より新たな最高音キーコードMKCは先回の最高
音キーコードMKCより音高が高い場合のみキー
コードメモリ6cに供給される。このように、先
回の最高音キーコードMKCに対し発音が禁止さ
れた場合には、新たな最高音キーコードMKCが
先回の最高音キーコードMKCに対して低音側に
300セント以上離れているかどうかを調べるかわ
りに新たな最高音キーコードMKCが先回の最高
音キーコードMKCより音高が高いかどうかを調
べるようにすることにより、音高が低いために発
音が禁止された最高音よりも更に音高の低い最高
音が発音されてしまう不自然さを防止することが
可能となる。 以上において、第2比較器645、第3比較器
650、加算器648、アンドゲート649等に
より判別手段が構成され、遅延フリツプフロツプ
641、アンドゲート655、ゲート回路632
等により禁止制御手段が構成される。 以上が最高音検出回路6bの構成および動作説
明であるが、次の第7表にこの回路6bにおける
各部の信号内容を鍵操作状態との関係のもとにそ
の一例を示す。なお、第7表においては説明を簡
単にするために押下鍵の属する鍵盤名(上鍵盤
UKまたは下鍵盤LK)を省略して記載している。
また第7表においてT1′,T2′,T3′,T4′,T5′,
T6′,T7′,T8′はそれぞれT1,T2,T3,T4
T5,T6,T7,T8よりもクロツク信号φA(φB
の1周期分だけ経過したタイミングを表わしてい
る。 尚、この第6図に示す最高音検出回路6bにお
いて、遅延回路631はラツチ回路630から出
力される最高音キーコードMKCに対し1サイク
ル前の先回の最高音キーコードMKCを得るため
のものであるため、遅延回路631は一時記憶回
路とみなすことができるもので、遅延回路631
に代えて他の構成の一時記憶回路を用いるように
してもよい。また実施例においてはゲート回路6
32に遅延回路631から出力される遅延された
最高音キーコードMKCを入力するようにした
が、ラツチ回路630から出力される最高音キー
コードMKCを直接入力するようにしてもよい。 キーコードメモリ6c、キーオン検出回路6
【表】 第8図は第1図に示したキーコードメモリ6c
とキーオン検出回路6dの具体例を示す回路図で
ある。キーコードメモリ6cは最高音検出回路6
b(第6図)から出力される最高音キーコード
MKCのノートコードN1〜N4およびブロツクコー
ドB1〜B3をそれぞれ入力して記憶するメモリ回
路670a〜670gを有する。そして、この各
メモリ回路670a〜670g(回路670a,
670gのみについてその詳細を図示する。)は
入力信号を取込むアンドゲート671と、アンド
ゲート671を介して入力された信号をオアゲー
ト672を介してクロツク信号φA(第4図a)
で取込み、クロツク信号φB(第4図b)で出力
する遅延フリツプフロツプ673と、遅延フリツ
プフロツプ673の出力をオアゲート672を介
して遅延フリツプフロツプ673の入力側に帰還
するアンドゲート674とからなる1ステージの
循環型レジスタによつて構成されている。また、
各メモリ回路670a〜670gには入力信号と
遅延フリツプフロツプ673の出力信号とを比較
して両者の不一致を検出する排他オアゲート67
5が設けられている。以上がキーコードメモリ6
cの構成である。 次に、キーオン検出回路6dは、キーコードメ
モリ6cに入力される最高音キーコードMKCの
各ビツト信号N1〜N4およびB1〜B3を入力し、い
ずれかのビツトに信号“1”が存在している場合
を最高音キーコードMKCの到来として信号
“1”を出力するオアゲート677と、各メモリ
回路670a〜670gの各排他オアゲート67
5の出力とオアゲート677の出力を反転するイ
ンバータ678の出力とを入力とするノアゲート
679と、タイミング信号OTの発生毎にノアゲ
ート679の出力を取込み、タイミング信号OT
の発生毎に順次シフトする3ステージのシフトレ
ジスタ680と電源VDDとアース間に抵抗681
を介して接続され、かつシフトレジスタ680の
第1ステージ出力S1をゲート入力として最高音キ
ーオン信号MKONを出力するトランジスタ68
2と、シフトレジスタ680の第3ステージの出
力信号S3をインバータ683で反転した信号とオ
アゲート677の出力信号とを入力とし、その出
力信号“1”を各メモリ回路670a〜670g
のアンドゲート671に取込み信号として供給す
るアンドゲート684と、アンドゲート684の
出力信号とイニシアルクリア信号ICを入力と
し、その出力信号“1”を各メモリ回路670a
〜670gのアンドゲート674に保持用の信号
として出力するノアゲート685とによつて構成
されている。また、前記シフトレジスタ680は
レジスタ680a〜680cが直列に接続されて
構成されており、各レジスタ680a〜680c
はタイミング信号OTによつて信号を取込むアン
ドゲート686と、アンドゲート686によつて
取込まれた信号をオアゲート687を介してクロ
ツク信号φA(第4図a)で取込み、クロツク信
号φB(第4図b)で出力する遅延フリツプフロ
ツプ688と、タイミング信号OTとイニシアル
クリア信号ICとを入力とするノアゲート689
の出力信号“1”によつて遅延フリツプフロツプ
688の出力をオアゲート687を介して遅延フ
リツプフロツプ688の入力側に帰還するアンド
ゲート690とから構成されている。 このように構成されたキーコードメモリ6cお
よびキーオン検出回路6dにおいて、最高音検出
回路6bから最高音キーコードMKCが出力され
ない状態においては、最高音キーコードMKCの
到来を検出するオアゲート677の出力が信号
“0”となり、これに伴なつてインバータ678
の出力が信号“1”となる。この結果、ノアゲー
ト679の出力が信号“0”となるために、シフ
トレジスタ680はこの信号“0”をタイミング
信号OTの発生毎に順次シフトしていることにな
り、これに伴なつてシフトレジスタ680の第3
ステージの出力信号S3を反転するインバータ68
3は信号“1”を出力し続けている。この状態に
おいて、例えば第9図に示す時点TAにおいて最
高音検出回路6bから前述したようにタイミング
信号OTのタイミングで最高音キーコードMKCが
出力されると、キーオン検出回路6dのオアゲー
ト677から信号“1”が出力される。一方、キ
ーコードメモリ6cの各メモリ回路670a〜6
70gの排他オアゲート675は、入力された最
高音キーコードMKCと遅延フリツプフロツプ6
73から出力される信号とを比較し、これによつ
て同一内容の最高音キーコードMKCが所定時間
以上連続して供給されているかを検出する。 この場合においては、最高音キーコードMKC
の最初の到来であるために、各メモリ回路670
a〜670gの排他オアゲート675のいずれか
はその出力が信号“1”となる。この結果、ノア
ゲート679の出力は信号“0”状態を続けてい
る。 一方、オアゲート677から信号“1”が出力
されると、インバータ683の出力が前述したよ
うに信号“1”となつているために、アンドゲー
ト684はオアゲート677の出力が信号“1”
になるのと同時に取込み信号としての信号“1”
をキーコードメモリ6cの各メモリ回路670a
〜670gを構成するアンドゲート671に供給
する。各アンドゲート671は取込み信号の供給
に伴なつて、最高音検出回路6bから出力される
最高音キーコードMKCの各ビツト信号N1〜N4
よびB1〜B3をそれぞれ取込み、オアゲート67
2を介して遅延フリツプフロツプ673に供給す
る。この場合、アンドゲート684が信号“1”
の取込み信号を出力している期間においては、ノ
アゲート685の出力信号が信号“0”となり、
これに伴なつて各メモリ回路670a〜670g
のアンドゲート674は不動作となつて遅延フリ
ツプフロツプ673の出力がその入力側に帰還す
るのを阻止しているため、入力最高音キーコード
MKCの各ビツト信号N1〜N4,B1〜B3がそれぞれ
メモリ回路670a〜670gの遅延フリツプフ
ロツプ673に確実に取込まれることになる。そ
して、タイミング信号OTの期間においてのみ最
高音検出回路6bから出力される最高音キーコー
ドMKCがタイミング信号OTの期間以後において
消滅すると、オアゲート677の出力信号が
“0”となり、これに伴なつてアンドゲート68
4から出力されていた取込み信号が“0”とな
る。アンドゲート684の出力信号が“0”にな
ると、ノアゲート685から出力される保持信号
が“1”となる。これによつて上述したタイミン
グ信号OTの発生時にアンドゲート671を介し
て遅延フリツプフロツプ673に取込まれた入力
信号(最高音キーコードMKC)がそのまま記憶
保持される。この場合、各メモリ回路670a〜
670gに記憶保持された最高音キーコード
MKCは、第9図bに示すように後述する第2楽
音信号発生部7のキーコード・音高電圧変換回路
7a(第1図)において対応する値の音高電圧
KVに変換される。しかし、この時点において
は、後述するようにキーオン検出回路6dからは
キーオン信号MKONは出力されていないために
発音は何ら行なわれない。 次に、第9図の時点TBにおいてタイミング信
号OTが発生すると、これに伴なつて最高音検出
回路6bから最高音キーコードMKCが再び出力
される。すると、オアゲート677が信号“1”
を出力する。これにより、インバータ678の出
力信号は“0”となる。また各メモリ回路670
a〜670gの排他オアゲート675は、新たに
供給された最高音キーコードMKCと記憶保持さ
れている遅延フリツプフロツプ673から出力さ
れている先回の最高音キーコードMKCとを各ビ
ツト毎に比較し、両者が一致している場合には信
号“0”を出力する。各メモリ回路670a〜6
70gの排他オアゲート675の出力信号がすべ
て“0”になると、ノアゲート679の出力信号
は“1”となる。従つて、このノアゲート679
の出力信号“1”は、最高音検出回路6bから供
給される最高音キーコードMKCがタイミング信
号OTの次の周期(すなわち第9図の時点TB)に
於いても同一内容のものであることを示すものと
なる。また、オアゲート677の出力信号が
“1”になると、アンドゲート684の出力信号
が“1”となつて取込み信号が出力される。この
取込み信号が出力されると、前述した場合と同様
に各メモリ回路670a〜670gは、入力され
る最高音キーコードMKCの各ビツト信号N1
N4,B1〜B3を取込んで記憶保持する。 一方、ノアゲート679の出力信号が“1”に
なると、タイミング信号OTによつてシフトレジ
スタ680の第1ステージを構成するレジスタ6
80aのアンドゲート686がこの信号“1”を
取込んでオアゲート687を介して遅延フリツプ
フロツプ688に供給する。この遅延フリツプフ
ロツプ688は、タイミング信号φAによつてア
ンドゲート686の出力信号を取込み、クロツク
信号φBによつて第9図cに示すように“1”の
出力信号S1を送出する。この場合、タイミング信
号OTの終了後においては、次のタイミング信号
OTが発生する(第9図の時点TC)までノアゲ
ート689から出力される信号“1”によつてレ
ジスタ680aのアンドゲート690が動作して
遅延フリツプフロツプ688の出力信号S1が記憶
保持される。シフトレジスタ680の第2ステー
ジを構成するレジスタ680bは、第1ステージ
のレジスタ680aの出力信号S1を次のタイミン
グ信号OTのタイミング(第9図の時点TC)で
取込んで保持するためにその出力信号S2は第1ス
テージ出力S1の発生時(第9図c)からタイミン
グ信号OTの1周期に相当する時間τだけ遅れて
第9図dに示すように発生する。また、シフトレ
ジスタ680の第3ステージを構成するレジスタ
680cは、更に次のタイミング信号OTのタイ
ミング(第9図の時点TD)で第2ステージの出
力信号S2を取込んで保持するために、その出力信
号S3は第2ステージ出力S2の発生時(第9図d)
からタイミング信号OTの1周期に相当する時間
τだけ遅れて第9図eに示すように発生する。そ
して、第1ステージを構成するレジスタ680a
の出力信号S1は、トランジスタ682のゲートに
供給されてトランジスタ682をオンさせ、これ
に伴なつて第9図fに示すように最高音キーオン
信号MKONが信号“1”となる。このキーオン
信号MKONは第1図に示す第2楽音信号発生部
7のEG7e,EG7fに供給されてエンベロープ
制御波形EW1,EW2の発生動作を開始させ、こ
れによつて最高音キーコードMKCに対応する楽
音信号を発生させる。 なお、この実施例において、キーオン検出回路
6dが、最高音検出回路6bからタイミング信号
OTの発生毎にキーコードメモリ6cに供給され
る最高音キーコードMKCがタイミング信号OTの
1周期以上にわたつて同一内容であることを検出
して最高音キーオン信号MKON(“1”)を出力
するようにしたのは、キーコードメモリ6cに入
力された信号が雑音信号等の不要信号ではなく正
規の最高音キーコードMKCであることを確認す
るためである。これにより誤つて最高音キーオン
信号MKONが発生されるのを防止できる。 次に、全ての鍵が離鍵され、第9図に示す時点
TE以後におけるタイミング信号OTのタイミン
グで最高音検出回路6bから最高音キーコード
MKCが全く出力されなくなつた場合を説明す
る。第9図の時点TEにおいてキーコードメモリ
6cには最高音キーコードMKCが入力されない
のでオアゲート677の出力信号は“0”となつ
たままである。したがつて、各メモリ回路670
a〜670gの記憶はそのまま保持される。これ
によりキーコードメモリ6cから出力される記憶
最高音キーコードMKCは鍵がすべて離鍵されて
も何ら変更されずに元のままであり、キーコー
ド・音高電圧変換回路7aから出力される音高電
圧KVもそのままである。 一方、時点TEにおいて上述したようにオアゲ
ート677の出力信号が“0”となつているた
め、インバータ678の出力信号は“1”であ
り、ノアゲート679の出力信号は“0”であ
る。このため、タイミング信号OTが発生しても
シフトレジスタ680の第1ステージのレジスタ
680aには信号“1”は入力されず、またレジ
スタ680aはタイミング信号OTの発生時にそ
の記憶がクリアされる(保持用アンドゲート69
0が不動作となる)ので、レジスタ680aの出
力信号S1は第9図cに示すようにこの時点TE直
後に“0”となる。これによりトランジスタ68
2はオフしてキーオン信号MKONが信号“0”
となつて第2楽音信号発生部7における楽音信号
の発生はデイケイ動作に移行する。 次に第10図に示すように、時点TFにおいて
最高音検出回路6bからタイミング信号OTのタ
イミングで出力される最高音キーコードMKCが
他の音高を表わす内容に変化すると、前述したと
同様にキーコードメモリ6cに記憶保持されてい
る先回の最高音キーコードMKCと新たな最高音
キーコードMKCとが比較される。この場合、両
者は不一致であるのでノアゲート679から信号
“0”が出力される。このノアゲート679の出
力信号“0”は、シフトレジスタ680に取込ま
れて第1ステージの出力信号S1は第10図cに示
すように時点TF直後に“0”となる。この結
果、トランジスタ682の出力側から送出される
キーオン信号MKONは信号“0”となり、これ
に伴なつて第2楽音信号発生部7のEG7e,EG
7fがデイケイのためのエンベロープ制御波形
EW1,EW2を送出して発生楽音信号の振幅を
徐々に小さくする。この場合、新たな最高音キー
コードMKCの到来時においてはシフトレジスタ
680の第3ステージの出力信号S3が第10図e
に示すように“1”であるために、インバータ6
83の出力信号は“0”となつてアンドゲート6
84から取込み信号が送出されるのを阻止してい
るために、キーコードメモリ6cには先の最高音
キーコードMKCが保持し続けられている。 一方、シフトレジスタ680の第1ステージの
出力信号S1(“0”第10図c)は次のタイミン
グ信号OTのタイミング(時点TG)で第2ステ
ージのレジスタ680bにシフトされてその出力
信号S2は第10図dに示すように時点TG直後に
“0”になる。また、第2ステージのレジスタ6
80bの出力信号S2は、更に次のタイミング信号
OTのタイミング(時点TH)において、第3ス
テージのレジスタ680cにシフトされてその出
力信号S3は第10図eに示すように時点TH直後
に“0”となる。このようにして、最高音検出回
路6bから出力される最高音キーコードMKCが
変更されると、タイミング信号OTの3周期目に
シフトレジスタ680の出力信号S3が第10図e
に示すように“0”となる。この結果、インバー
タ683の出力信号が“1”となつて次のタイミ
ング信号OTのタイミング(時点TI)でアンドゲ
ート684から取込み信号を送出させる。従つ
て、キーコードメモリ6cには最高音発音キーコ
ードMKCの変更時からタイミング信号OTの4周
期目(時点TI)において始めて変更された新た
な最高音キーコードMKCが記憶保持され、これ
に対応してキーコード・音高電圧変換回路7aか
ら出力される音高電圧KVも第10図bに示すよ
うに時点TI直後で変化する。また新たな最高音
キーコードMKCがキーコードメモリ6cに記憶
保持されると、次のタイミング信号OTのタイミ
ング(時点TJ)において最高音検出回路6bか
ら記憶されている新たな最高音キーコードMKC
と同一内容の最高音キーコードMKCが出力され
ると、この時点においてノアゲート679の出力
信号が“1”となり、この信号“1”が時点TJ
のタイミング信号OTの発生に同期してシフトレ
ジスタ680に取込まれ、その第1ステージの出
力信号S1は第10図cに示すように時点TJの直
後に“1”となる。これによりトランジスタ68
2からキーオン信号MKON(“0”)が出力され
る。従つて最高音検出回路6bから出力される最
高音キーコードMKCが変更された場合には、キ
ーオン信号MKONが瞬時に信号“0”となり、
タイミング信号OTの5周期目からキーオン信号
MKONが再び信号“1”となり、変更された新
たな最高音キーコードMKCに対応した音高の楽
音信号が第2楽音信号発生部7から発生されるこ
とになる。なお、最高音検出回路6bから出力さ
れる最高音キーコードMKCが変更された場合に
キーオン信号MKON(“1”)の発生をタイミン
グ信号OTの4周期(時点TFからTJ)にわたつ
て阻止する理由は、第2楽音信号発生部7におい
て、変更後の最高音キーコードMKCに対応した
楽音信号の発生に際して、始め(アタツク部分)
からエンベロープを付与するためにEG7e,EG
7fをリセツトする必要があり、このEG7e,
EG7fのリセツト期間としてタイミング信号OT
の4周期間が必要となるためである。 なお、上述した実施例においては、最高音キー
コードMKCに対応する楽音の発音を禁止するた
めに、最高音検出回路6b(第6図)内にゲート
回路632を設け最高音キーコードMKCが最高
音検出回路6bから出力されないようにしたが、
これ以外の方法、例えば発音制御回路640にお
ける発音制御信号(SE)によりキーコードメ
モリ6c、キーオン信検出回路6d、あるいは第
2楽音信号発生部7の動作を制御して発音を禁止
するようにしてもよい。 また、上述した実施例においては、押下鍵の最
高音を発音する第2楽音信号発生部7を特別に設
けた場合について説明したが、最高音発音用とし
てソロ演奏用のソロ楽音発生系を利用するように
しても良い。この場合には、ソロ鍵盤の押下鍵検
出回路から出力されるソロ鍵盤の押下鍵を表わす
キーコードとそのキーオン信号および前述の最高
音検出部6から出力されるキーコードとキーオン
信号のいずれかを選択してソロ楽音発生部に供給
する選択手段を設ければ良い。 また、この発明による電子楽器は複数段の鍵盤
を有するものに限定されるものではなく、1段鍵
盤にも適用されるものであり、また発音の移行量
を制限する発音禁止条件は300セント(3鍵分)
に関係なく、任意に設定できるものである。ま
た、最高音検出回路6bの代りに最低音検出回路
を用いて押下鍵の内の最低音を検出するととも
に、この最低音に対応する楽音の発音制御を行な
うようにしてもよい。この場合には、第6図の構
成において、比較器622,650の比較出力の
条件を「A<B」に変更するとともに、加算器6
48を減算器に変更する等の処理を適宜行なえば
よい。 D この発明による効果 以上説明したようにこの発明による電子楽器
は、押下鍵の内の最高音(または最低音)に相当
する特定鍵を検出して発音させるについて、旧特
定鍵に対応する楽音の発生が禁止されていないと
きは、旧特定鍵の音高を基準にしてこの音高に対
し新特定鍵の音高が所定音程以上離れている場合
に新特定鍵に対応する楽音の発生を禁止するよう
に構成し、旧特定鍵に対応する楽音の発生が禁止
されていたときは、新特定鍵の音高が旧特定鍵の
音高よりも低音側(または高音側)である場合に
新特定鍵に対応する楽音の発生を禁止するように
構成したものであるために、発生楽音の音高が大
きく移行して、例えばメロデイ音の発音の間に伴
奏音の発音が入るような、または伴奏音の発音の
間にメロデイ音の発音が入るような不自然な演奏
状態となるのを防止することができる。また、旧
特定鍵の発音が禁止されている場合、この旧特定
鍵より音高の低い新特定鍵の発音を防ぐことがで
きる等優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を
示す全体構成図、第2図は第1図に示したタイミ
ング信号発生部の一例を示す詳細回路図、第3図
および第4図は第2図に示したタイミング信号発
生部の各部動作波形図、第5図は第1図に示した
データ復調回路の一例を示す詳細回路図、第6図
は第1図に示した最高音検出回路の一例を示す詳
細回路図、第7図は第6図のメモリの構成例を示
す回路図、第8図は第1図に示したキーコードメ
モリとキーオン検出回路の一例を示す詳細回路
図、第9図および第10図は第8図に示したキー
コードメモリおよびキーオン検出回路の各部動作
波形図である。 1a……上鍵盤、1b……下鍵盤、1c……ペ
タル鍵盤、2a〜2c……UK,LK,PK押鍵検
出回路、4……発音割当て部、4a……発音割当
て回路、4b……データ多重回路、5……第1楽
音信号発生部、6……最高音検出部、6a……デ
ータ復調回路6a、6b……最高音検出回路、6
c……キーコードメモリ、6d……キーオン検出
回路、7……第2楽音信号発生部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 a 各音高に対応して設けられた複数の鍵を
    有する鍵盤部と、 b 上記鍵盤部における押下鍵のうち最高音(ま
    たは最低音)に相当する特定鍵を検出する検出
    手段と、 c 上記検出手段で検出された上記特定鍵に対応
    する楽音を発生する楽音発生手段と、 d 上記検出手段で検出された特定鍵が変化した
    とき、その変化前の旧特定鍵と変化後の新特定
    鍵の音高関係を判別する判別手段と、 e 上記判別手段の判別結果に基づき上記楽音発
    生手段における楽音の発生を禁止制御する禁止
    制御手段と、 を備えた電子楽器であつて、 f 上記判別手段は、上記禁止制御手段に基づ
    き、 f1 該禁止制御手段が上記旧特定鍵に対応する
    楽音の発生を禁止していないときは、上記旧
    特定鍵の音高を基準にしてこの音高に対し上
    記新特定鍵の音高が所定音程以上離れている
    か否かを判別し、 f2 該禁止制御手段が上記旧特定鍵に対応する
    楽音の発生を禁止していたときは、上記新特
    定鍵の音高が上記旧特定鍵の音高よりも低音
    側(または高音側)であるか否かを判別する ことを選択的に行なうものであり、 g 上記禁止制御手段は、上記判別手段の判別結
    果が上記所定音程以上離れていることを示すと
    きおよび上記低音側(または高音側)であるこ
    とを示すとき、上記楽音発生手段における上記
    新特定鍵に対応する楽音の発生を禁止する ことを特徴とする電子楽器。
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JPS5454858A (en) * 1977-10-04 1979-05-01 Iseki Agricult Mach Power transmitting apparatus of threshing machine

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