JPS62259402A - 導電性樹脂組成物 - Google Patents

導電性樹脂組成物

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JPS62259402A
JPS62259402A JP10193086A JP10193086A JPS62259402A JP S62259402 A JPS62259402 A JP S62259402A JP 10193086 A JP10193086 A JP 10193086A JP 10193086 A JP10193086 A JP 10193086A JP S62259402 A JPS62259402 A JP S62259402A
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JP
Japan
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polystyrene
conductive powder
conductive resin
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JP10193086A
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雅彦 福田
中野 昭和
早苗 田上
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は導電性樹脂組成物に関し、詳しくは新規な立体
構造を有するポリスチレンに導電性粉体を配合した組成
物であって、その電気的特性として特定の温度領域に達
したときに電気抵抗値が急激に増大する正温度係数特性
を示す感熱抵抗性のすぐれた導電性樹脂組成物に関する
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕
従来から正温度係数特性(PTC)を有する材料、特に
電気抵抗値が特定の温度領域に達すると急激に正の温度
係数の増大する特性を有する材料として、ポリエチレン
などの結晶性樹脂とカーボンブラックを混練した組成物
が知られている(特公昭36−16338号公報、特公
昭4 +23288号公報など)。
しかし、これら従来から知られている組成物は、50〜
180℃の温度領域において抵抗値の増大を示し、この
領域以上の高温領域において抵抗値の増大を示すものは
未だ開発されていない。
そこで本発明者らは、上記従来のPTC組我組上物も高
温領域ですくれたPTC特性を示ず訴たな材料を開発す
ぺ(鋭意研究を重ねた。
〔問題点を解決するための手段〕
その結果、シンジオタクチック構造を有するポリスチレ
ンに、カーボンブラック等の導電性粉体を配合した組成
物が、目的とするPTC特性を備えたものであることを
見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(八)主としてシンジオタクチック
構造を有するポリスチレンおよび(B) s電性粉体を
主成分とする組成物であって、該導電性粉体の配合割合
が組成物全体の10〜60重量%である導電性樹脂組成
物を堤供するものである。
本発明の組成物においては、(A)成分として、主とし
てシンジオタクチック構造を有するポリスチレンが用い
られる。このポリスチレンは、主としてシンジオタクチ
ック構造、即ち炭素−炭素結合から形成される主鎖に対
して側鎖であるフェニル基が交互に反対方向に位置する
新規な立体構造を有するものであり、そのタフティシテ
ィ−は核磁気共鳴法(NMR法)により定量される。
NMRにより測定されるタフティシティ−は、連続する
複数個の構成単位の存在割合、例えば2個の場合はダイ
アツド、3個の場合はトリアット。
5個の場合はペンタッドでもって示すことができるが、
本発明に言う主としてシンジオタクチック構造を有する
ポリスチレンとは、総じてダイアツドで85%以上若し
くはペンタ・ラドで50%以上のシンジオタクチック構
造を有するものを意味する。
本発明の組成物の(A)成分としては、このような高度
のシンジオタクテイシテイ−ををするポリスチレンを単
独で用いてもよいが、これに少量の他の樹脂を混合して
使用してもよい。
次に、本発明の組成物の(B)成分である導電性粉体と
しては種々のものが挙げられ、具体的には例えばオイル
ファーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブ
ラック等のカーボンブラック;グラファイト;金属粉体
;炭素あるいは金属の短繊維またはこれらの混合物等が
挙げられ、特にカーボンブラック、グラファイトが好適
である。この導電性粉体としては平均粒径が10〜20
0mμ好ましくは20〜100mμのものが用いられる
ここで平均粒径がtomμ未満のものであると、特定温
度領域に到達した際の抵抗増大倍率が十分でなく、一方
、平均粒径が200.mμを超えたものであると、室温
での電気抵抗値が大きくなるため好ましくない。
上記導電性粉体としては粒径を異にする2種以上の導電
性粉体を混合したものであってもよい。
また、(II)成分である導電性粉体の配合割合は、組
成物全体の10〜60重量%、好ましくは30〜50重
量%である。10重量%未満では得られる組成物に充分
な導電性を付与できず、また、60重量%を超えると組
成物中に均一に分散させることが困難となり好ましくな
い。
本発明の組成物は、上述の如< (A) 、 (B)両
成分を主成分とするものであるが、さらに必要に応じて
酸化防止剤などの通常の添加剤や、炭化珪素(SiC)
などの耐電圧性向上のための改質材を適宜加えてもよい
本発明において、上記(A) 、 (B)成分、また所
望により加える他成分を混練するにあたっては、状況に
応じて適宜条件を選定すればよいが、−aにはバンバリ
ーミキサ−や混練ロールによる通常の溶融混練によれば
よい。
〔発明の効果〕
このようにして得られる本発明の導電性樹脂組成物は、
従来のPTC組成物よりも高い温度領域でPTC特性を
示すため、高温用PTC素子として有効に利用される。
また、この導電性(11脂組成物は、発熱体に用いたと
きに、大きな電流を流すことができ、発熱量が大きい。
そのため、面状発熱体としても有効に利用される。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
参考例1 (ポリスチレンの製造) 反応容器に、溶媒としてトルエンI2と、触媒成分とし
てシクロペンタジェニルチタニウムトリクロライド10
ミリモルおよびメチルアルミツギサンをアルミニウム原
子として0.4モルを入れ、さらに原料のスチレンを1
.31加えて1時間重合反応を行なった。反応終了後、
生成物を塩酸−メタノール混合液で洗浄して触媒成分を
分解除去し、乾燥して重合体165gを得た。次に、こ
の重合体をソックスレー抽出器を用い、メチルエチルケ
トンを溶媒として抽出し、抽出残重合体95wtχを得
た。この重合体は重量平均分子量が280.000であ
り、数平均分子量が57,000であった。また、この
重合体は”C−NMR法(同位体炭素による核磁気共鳴
スペクトル法)による分析からシンジオタクチック構造
に基因する145.35ppmに吸収が認められ、・そ
のピーク面積から算出したペンタッドでのシンジオタク
テイシテイ−が96%の高度のシンジオタクチック構造
を有するポリスチレンであった。
実施例1 ラボプラストミルに、上記参考例1で得られたポリスチ
レンと、カーボンブラック(粒径43mμ;商品名:ダ
イヤブラックE;三菱化成工業側型)を、カーボンブラ
ックが全体の40−tχとなるように供給し、295℃
において20分間混練した。
得られた混練物は、ペレット化した後、熱プレス成形機
によって、150kg/−の圧力、300℃の温度で1
0分間プレスし、シートを得た。
次に、このシートの上下面に電解ニッケル箔を重ねて、
上記の条件で圧着した。この結果、肉圧l amの積層
シートが得られた。この積層シートより・たてl c+
++・よこl cmの正方形の切断片を切り出し、この
切断片を用い、上下面に圧着した電解ニッケル箔を電極
として電気的特性の測定を行なった。
その結果、室温における比抵抗は1.0Ω・C1nであ
った。また、昇温にともなう抵抗値の急激な増大は28
0℃においてみられ、この場合の室温における抵抗値に
対する280℃での抵抗値の増大倍率が102.5倍で
あった。さらに、発熱体としての特性をみるため、(電
流)×(電圧)の値が一定となる定常域において2.4
ワツトの発熱量が認められた。
実施例2 カーボンブラックの配合比を30wtχとしたほかは、
実施例1と同様の操作をして試験片を作成し、電気的特
性を測定した。
この結果、室温での比抵抗は4.0Ω・値であり、27
0℃における抵抗の増大倍率は10’・1倍であった。
また、発熱量は2.0ワツトであった。
比較例1 高密度ポリエチレン(出光石油化学■製;商品名:出光
ポリエチレン540B)に対し、上記のカーボンブラン
クをその含有量が全体の4.Owtχとなるよう配合し
、ラボプラストミルで150℃において10分間混練し
た。得られた組成物より実施例1と同様にして積層体の
切断片を作成し、電気的特性を測定した。
この結果、室温での比抵抗は1.7Ω・0であり、抵抗
値の急激な増大は135°Cにおいてみられ、抵抗の増
大倍率は104・8倍であった。また、発熱量は0.8
ワツトであった。
比較例2 カーボンブランクを、含有量が全体の43wtχとなる
ように配合量を変えたこと以外は、比較例1と同様の操
作を行なった。
この結果、室温での比抵抗は1.0Ω・cmであり、抵
抗値の急激な増大は135°Cにおいてみられ、抵抗の
増大倍率は103・5倍であった。また、発熱定常域で
の発熱量は1,0ワツトであった。
このことから、本発明の組成物を用いた発熱体は、従来
の組成物を用いた発熱体に比し、同一比抵抗、同一素子
形状の場合の発熱量が2倍以上であることがわかる。
手続釘n正書(自発) 昭和62年7月24日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)主としてシンジオタクチック構造を有する
    ポリスチレンおよび(B)導電性粉体を主成分とする組
    成物であって、該導電性粉体の配合割合が組成物全体の
    10〜60重量%である導電性樹脂組成物。
  2. (2)(B)導電性粉体が、粒径10〜200mμのカ
    ーボンブラック粉体である特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。
JP10193086A 1986-05-06 1986-05-06 導電性樹脂組成物 Granted JPS62259402A (ja)

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JP10193086A JPS62259402A (ja) 1986-05-06 1986-05-06 導電性樹脂組成物

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JP10193086A JPS62259402A (ja) 1986-05-06 1986-05-06 導電性樹脂組成物

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JPS62259402A true JPS62259402A (ja) 1987-11-11
JPH0253921B2 JPH0253921B2 (ja) 1990-11-20

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5200454A (en) * 1988-01-14 1993-04-06 Idemitsu Kosan Company Limited Flame-retardant resin composition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5200454A (en) * 1988-01-14 1993-04-06 Idemitsu Kosan Company Limited Flame-retardant resin composition

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JPH0253921B2 (ja) 1990-11-20

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