JPS62259191A - 走査パタ−ン読取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は光走査装置により走査パターン面を光走査しこ
の反射光を受光装置に受けて走査パターンを読取らせる
走査パターン読取り装置に関する。

（従来の技術） 従来、この種の装置例えばバーコード読取り装置は、光
源から発せられた光を光走査装置により投射角度を変化
させながら走査パターン面に照射し、この走査パターン
面で反射された光を一定の位置に固定した受光装置の受
光素子に受けさせて光電変換し、この後、電気信号を所
定の信号処理を行って読取り信号を出力させるように構
成されていた。

然しながら、この種の構成のものでは、光走査装置によ
り投射光の投射角度が変化されているにも拘らず、受光
装置の受光素子の光軸が走査パターン面に対して一定方
向に向けられているから、投射角度の変化に伴い受光装
置への入射率（入射光の強さ／投射光の強さ）が変化す
る。このため、投射角度の変化に伴い受光素子からの信
号レベルが変化して走査パターンの読取り精度が低下す
るという問題がある。即ち、走査パターン面からの反射
光の強度は走査パターン面への入射角度と等しい反射角
度の方向において最大となるから、最大強度の反射光が
受光素子の光軸に沿う径路を辿るような投射角度で光が
投射された時に受光素子への入射光が最大強度となって
信号レベルが最大となる。また、この投射角度からずれ
るに従い受光素子に入る入射光の強度が弱まるため、受
光装置からの出力信号レベルが低下する。

（発明が解決しようとする問題点） 以上要するに、光走査装置により投射光の投射角度を変
化させながら走査パターン面を走査する方式では、従来
、受光装置から出力される読取り信号が投射角度の変化
の影響を受けるため、走査パターンの読取り精度が低下
し易いという欠点があった。

そこで、本発明の目的は、走査パターンの読取り精度を
向上させ得る走査パターン読取り装置を提供するにある
。

［発明の構成コ （問題点を解決するための手段） 本発明の走査パターン読取り装置は、光源からの光を投
射角度を変化させながら走査パターン面に投射する光走
査装置と、所定部位に固定され前記走査パターン面から
の反射光を受けて充電変換した後信号処理して読取り信
号を出力する受光装置とから構成され、前記走査パター
ン面への投射光の強さ又は前記受光装置における信号処
理レベルを、前記光走査装置からの光の投射角度に応じ
て変化させるようにしたことを特徴とするものである。

（作用） 光走査装置により光の投射角度が変化させられると、そ
の投射角度に応じて受光装置への入射率（入射光の強さ
／投射光の強さ）が変化する。

投射角度に応じて投射光の強さを変化させる場合には、
入射率の変化に拘らず、その変化が補正されて受光装置
への入射光の強さが走査パターン面の明暗に正確に対応
するようになる。また、受光装置における信号処理レベ
ルを変化させる場合には、投射角度の変化に伴う入射光
の強さは信号処理レベルの変化により補正されて受光装
置からの読取り信号が走査パターン面の明暗に正確に対
応するようになる。

（実施例） 以下、本発明を例えばバーコード読取り装置に適用した
第１実施例につき第１図に基づき説明する。

先ず、１は光源、２は光走査装置で、光走査装置２は光
源１から発せられた光を投射角度を変化させながらバー
コードが表示された走査パターン面３へ投射するように
なっている。４は走査パターン面３からの反射光を受け
る受光装置で、これは所定部位に固定されており、光軸
が走査パターン面３に対して一定方向に向けられ且つ受
光した光を光電変換する受光素子５と、バーの太さや配
列ピッチに応じて光電変換された電気信号を増幅して読
取り信号を出力する増幅装置６とから構成されている。

次に、７は光走査装置２に接続された投射角度検出装置
で、これは投射光の投射角度即ち基準角度からの振れ角
度θを検出するようになっている。ここで基準角度とは
、図中実線で示すように走査パターン面３における入射
角度と反射角度とが等しい状態で反射光が受光装置５に
入射するような投射角度を言う。８は振れ角度検出装置
７に接続された光源制御装置で、これは振れ角度検出装
置７により検出された振れ角度の絶対値θが大になるに
従い光源１の光の強さが増すように光源１を制御するよ
うになっている。

」二記構成によれば、光走査装置２により投射光の投射
角度即ち振れ角度θが変化すると、この振れ角度θが大
になるに従い光源制御装置８により光源１の出力が強め
られるから、振れ角度θが大になる程受光素子５への入
射率が低下するという事情があっても、振れ角度θのい
かんに拘らず受光索子５への入射光の強さを光源１から
の光が基準角度で投射される場合と同程度にできる。こ
のため、振れ角度θの変化に起因する入射率の変化を打
ち消して受光装置４から出力される読取り信号を走査パ
ターン面３の明暗に正確に対応したものとでき、以て走
査パターンの読取り誤差の発生を防１１ンすることがで
きる。

第２図は本発明の第２実施例を示すもので、上２第１実
施例との相違は、投射光の投射角度の変化に応じて光源
１の出力を変化させる方式に代えて増幅装置６の増幅度
を変化させる方式にした点にある。９は振れ角度検出装
置７と増幅装置６との間に接続された増幅度制御装置で
、これは投射光の投射角度即ち振れ角度θが大になるに
従い、受光装置４における信号処理レベル例えば増幅装
置６の増幅度が大となるように増幅装置６を制御するも
のである。これにより、投射光の振れ角度θが次第に大
になり、受光素子５に入る入射光の強度が弱まって、受
光索子５で光電変換した出力信号レベルが低下するよう
になっても、増幅制御装置！′９により増幅装置６の増
幅度が大になるように制御されるから、入射光の強度低
下が補正され、以て受光装置４からの読取り信号を走査
パターン面３の明暗に正確に対応したものとすることが
できる。

第３図は本発明の第３実施例を示す。前記第２実施例と
の相違は受光装置４の構成にある。即ち、受光索子５に
より光ＴＬ変換した電気信号は増幅器１０により一定の
増幅率で増幅され、増幅器１０からの信号を比較器１１
にて基準信号発生器１２からの信号と比較して、比較器
１１から受光素子５への入射光の変化に応じたデジタル
信号を出力させる構成である。ここで、基準信号発生器
コ２は振れ角度検出装置７からの信号及び増幅器１０か
らの信号に基づき振れ角度θが大きくなる程出力レベル
を低下させるように制御される。斯かる構成としても、
振れ角度θが大きくなって受光索子５からの信号レベル
が低下しても、これに併せて基準信号発生器１２からの
出力信号も低下するから、結局、投射角度の変化に起因
する受光素子５への入射光の強さの変化を打ち消すこと
ができ、以て受光装置４からの読取り信号を走査パター
ン面３の明暗に正確に対応したものとすることができる
。

尚、本発明は上記し汀つ図面に示す実施例に限定される
ものではなく、例えば、光走査装置２が予め定められた
関数に基づき投射角度を変化させるように制御されてい
る場合には、振れ角度検出装置７は省略して同様な関数
に基づき光源１、増幅装置６或いは基■信号発生器１２
を制御する構成としても良い。その他、本発明は、バー
コード読取り装置に限らず、例えばファクシミリ等その
他の走査パターン読取り装置に適用し得る等、腎旨を逸
脱しない範囲内で適宜変形して実施し得ることは勿論で
ある。

［発明の効果］　“ 本発明は以上述べたように、走査パターン面への投射角
度に応じて、投射光の強さ又は受光装置の信号処理レベ
ルを変化させる構成としたので、投射角度の変化に起因
する受光装置への入射率の変化が打ち消され、走査パタ
ーンの読取り精度を向上させることができるという極め
て優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示すブロック図、第２図
は本発明の第２実施例を示す第１図相当図、第３図は本
発明の第３実施例を示す第１図相当図である。 図面中、１は光源、２は光走査装置、３は走査パターン
面、４は受光装置を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、光源と、この光源からの光を投射角度を変化させな
   がら走査パターン面に投射する光走査装置と、所定部位
   に固定され前記走査パターン面からの反射光を受けて光
   電変換した後信号処理して読取り信号を出力する受光装
   置とを具備したものにおいて、前記走査パターン面への
   投射光の強さ又は前記受光装置における信号処理レベル
   を、前記光走査装置からの光の投射角度に応じて変化さ
   せるようにしたことを特徴とする走査パターン読取り装
   置。