JPS62258643A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は超音波診断装置に係り、特に超音波パルスドプ
ラを用いて被検体の血流情報を得るものに関する。

（従来の技術） 従来、超音波断層法とパルストアラ法とを組み合せて、
リアルタイムの超音波断層縁を表示しながら、被検体内
の流体例えば血流を観測する装置（特に超音波ドプラ装
置と称される）が提供されていた。この装置による血流
情報の検出の概要について述べると次のとおりである。

超音波トランスジューサからパルス−状の超音波を被検
体例えば生体内に送波し、生体内の血流によりドプラ偏
移を受けた超音波エコーを再び同じ超音波トランスジュ
ーサで受波し、次いで、超音波エコーを電気信号に変換
して１ｑだ超音波エコー信号の中心周波数（例えば２．
４ＭＨｚ＞と同一の基本周波数を有する連続波信号を、
前記超音波エコー信号にかけ合わせることにより前記超
音波エコー信号と連続波信号との位相差を検出する。

このようにして検出された位相差信号は、サンプリング
回路により任意の指定位置に相当する時間においてサン
プリングされ、ざらに、サンプリングした位相差信号を
バンドパスフィルタに通すことにより、対象物である血
液の流れに基づくドプラ偏移信号を検出する。そして、
前記ドプラ偏移信号を周波数分析することにより、任意
の指定位置における血流のパワースペクトラムを、横軸
を時間とし、縦軸をドプラ偏移周波数（血流速度に比例
）とし、輝度を前記パワースペクトラムの強度として表
示装置に表示する。尚、周波数分析に用いる周波数分析
器として、１２８ポイントのデータ例を２ｍ５ｅｃ以下
で＠算可能なＦＦＴ周波数分析器、（テレビジョン学会
誌、第３５巻第１号、第２項、１９８１年）が挙げられ
る。また、前記表示装置には、前記血流のパワースペク
トラムの分布を平均化することによる瞬時平均血流速を
表示することもできる。

ところで、超音波パルストアラ法を用いた血流情報収集
方法の一つであるＨ　Ｐ　ＲＦ　（Ｈｉｇｈ　Ｐｕ１ｓ
ｅＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎ　Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）法では
、サンプル車ＩＪ　１−ム（血流情報を得る領域として
設定される関心領域の幅）は超音波ビームの送波方向に
複数個設定される。サンプルボリュームの設定位置は例
えばトラックボール等により所定範囲内で移動すること
ができるようになっている。

しかしながら、従来装置においては、ドプラ用の超音波
ビームのフォーカス位置がサンプルボリュームの位置に
かかわらず一定であり、このため、サンプルボリューム
の位置によっては最適なフォーカスを得ることができず
、血流情報を高精度で得ることができないという問題点
を生じている。

（発明が解決しようとする問題点） 上述したように従来装置においては、サンプルボリュー
ムの位置によって最適なフォーカスを得ることができず
、血流情報を高精度で得ることができないという問題点
を有する。

この発明はかかる事情に罵みて成されたものであり、そ
の目的とするところは、サンプルボリュームの設定位置
にかかわらず、血流情報を高精度で得ることができる超
音波診断装置を提供することにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、サンプルボリューム位置に、超音波ビームの
フォーカス位置を設定可能な入力手段と、設定されたフ
ォーカス位置に集束する超音波ビームによる超音波送受
信を制御する送受信制御手段と、前記サンプルボリュー
ム位置及びフォーカス位置を同一画面上に表示する表示
手段とを備えたものである。

（作　用） 表示手段に表示されたサンプルボリューム位置とフォー
カス位置との関係より、所望のサンプルボリューム位置
にフォーカス位置が設定されているか否かの判別を容易
に行うことができ、この判別において、所望のサンプル
ボリューム位置にフォーカス位置が設定されていないと
判断したなら、前記入力手段を操作して所望位置にフォ
ー力ス位置を設定すればよい。この状態で送受信制御手
段の制御により、血流情報収集のための超音波送信が行
われる。このように、所望のサンプルボリューム位置に
フォーカス位置を設定することができ、この状態で血流
情報を得るようにしたものであり、従来のようにフォー
カス位置を一定とするものではないから、サンプルボリ
ュームの設定位置にかかわらず、血流情報を高精度で得
ることが可能となる。

（実施例） 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例たる超音波診断装置のブロッ
ク図である。この超音波診断装置は、超音波探触子１．
送受信手段２．検波手段３．ＤＳＣ（ディジタル・スキ
ャン・コンバータ）４．入力手段５．送受信υ制御手段
６．クラフィックメモリ７、合成手段８１表示手段９を
有して成る。

超音波探触子１は、複数の超音波撮動子をアレイ状に配
列して成り、被検体（図示せず）に向って超音波の送受
波を行うものである。送受信手段２は、レートパルスを
発生する発撮器１発生したレートパルスを遅延させる送
信遅延回路、この遅延回路の出力に基づき前記超音波撮
動子を励撮するパルサ、被検体よりの反射エコーを遅延
させる受信遅延回路、この遅延回路の出力を加算する加
算回路等を有して成り、後述する送受信制御手段６の１
ｔＩＩＩＷＪ下にある。また、検波回路３は、前記送受
信手段２の出力（受信エコー）を基にドツプラ偏移信号
を検出すると共に、被検体の８モード像を得るための全
幅検波を行うものであり、その出力は後段配置されたＤ
ＳＣ４に取り込まれるように成っている。ＤＳＣ４はフ
レームメモリを中心に構成されており、フレームメモリ
内の画像情報は合成手段８を介して表示手段９に伝達さ
れるように成っている。

入力手段５は、血流情報を得る領域を示すサンプルボリ
ューム位置に、超音波ビームのフォーカス位置を設定す
るものであり、ここでは送信多段（ダイナミックフォー
カス）における所望のフォーカス位置を選択するスイッ
チが適用される。

また、送受信制御手段６は、この入力手段５の操作によ
って設定されたフォーカス位置に集束する超音波ビーム
による超音波送受信を制御するものであり、例えばｃｐ
ｕ　＜中央処理装置）を中心に構成され、送信多段によ
る超音波送受信制御が可能となっている。グラフイクメ
モリ７は、サンプルボリューム位置のマーカ及びフォー
カス位置のマーカ等を予め記憶するものであり、前記送
受信制御手段６の制御下にある。このグラフィックメモ
リ７より出力されたマーカ情報は合成手段８を介して前
記表示手段９に伝達され、Ｂモード像上に重畳表示され
るようになっている。

次に、以上のように構成された実施例装置の作用につい
て説明する。

送受信制御手段６の制御により、Ｂモード像を得るため
の超音波送受が行われ、例えばセクタスキャンによって
形成されたＢモード像が表示手段９に表示される。そし
てこの日モード像上にサンプルボリューム位置を示すマ
ーカが重畳表示される。第２図は表示手段９の表示の一
列を示すものであり、図中２１．２２．２３はサンプル
ボリューム位置を示すマーカであり、Ｓ、Ｍｌ、Ｍ２　
。

しは送信多段による各フォーカス位置での情報収集領域
を示している。

ここで例えばサンプルボリューム２２位置における血流
情報を得たい場合には、入力手段（スイッチ）５を操作
して領域すを選択する。すると、この選択情報は送受信
制御手段６に認識され、グラフィクメモリ７及び合成手
段８を介して表示手段９上にフォーカス位置マーカ（・
印）２４が表示される。そして、前記送受信制御手段６
の制御の下に、領域すに収束する超音波ビームによる血
流情報収集が行われる。得られた血流情報は表示手段９
にグラフ表示される。勿論、サンプルボリューム２１．
２３位置における血流情報を得る場合も同様に行われる
。

このように本実施例装置にあっては、所望のサンプルボ
リューム位置にフォーカス位置を設定することができ、
この状態で血流情報を得るようにしたものであるから、
サンプルボリュームの設定位置にかかわらず、血流情報
を高精度で得ることができる。特に、入力手段５として
スイッチを適用したことにより、フォーカス位置の変更
を速やかに行うことができるという利点もある。

以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が
可能であるのはいうまでもない。

例えば上記実施例では、入力手段５としてフォーカス位
置を選択するスイッチを適用したものについて説明した
が、キーボードのテンキー、トラックポール、ジョイス
ティック等、他のあらゆる入力手段を適用することがで
きる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、サンプルボリュー
ムの設定位置にかかわらず、血流情報を高精度で得るこ
とができる超音波診断装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例たる超音波診断装置のブロッ
ク図、第２図は本実施例装置における表示の一例を示す
説明図である。 ５・・・入力手段、６・・・送受信制御手段、９・・・
表示手段。 代理人　弁理士　則　　近　　憲　　重量　　　　　　
大　　　胡　　　典　　　夫第　　１　図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被検体に向つて送波した超音波の反射成分より被
   検体の血流情報を得る超音波診断装置において、血流情
   報を得る領域を示すサンプルボリューム位置に、超音波
   ビームのフォーカス位置を設定可能な入力手段と、設定
   されたフォーカス位置に集束する超音波ビームによる超
   音波送受信を制御する送受信制御手段と、前記サンプル
   ボリュームの位置及びフォーカス位置を同一画面上に表
   示する表示手段とを有することを特徴とする超音波診断
   装置。
2. （２）前記送受信制御手段は送信多段による超音波送受
   信制御が可能であり、前記入力手段はこの送信多段にお
   ける所望のフォーカス位置を設定するスイッチである特
   許請求の範囲第１項に記載の超音波診断装置。