JPS62256972A - 摺接部材 - Google Patents

摺接部材

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JPS62256972A
JPS62256972A JP61100643A JP10064386A JPS62256972A JP S62256972 A JPS62256972 A JP S62256972A JP 61100643 A JP61100643 A JP 61100643A JP 10064386 A JP10064386 A JP 10064386A JP S62256972 A JPS62256972 A JP S62256972A
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JP
Japan
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sliding
layer
sliding surface
contact member
wear resistance
Prior art date
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JP61100643A
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JPH0774464B2 (ja
Inventor
Tsutomu Shimizu
勉 清水
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C28/00Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ロークリピストンエンジンのロータハウジン
グのように他の部材の摺動面を有する摺接部材に関し、
特にその摺動面における摺動部材との初期なじみ性およ
び耐摩耗性の向上を図ったものに関する。
(従来の技術) 従来から、黒鉛、フッ素樹脂などの固体潤滑剤は、摩擦
係数が低く初期なじみ性に優れた材料であることが知ら
れている。しかし、これらの材料を部材の摺動面を形成
する硬質層の表面にコーティングした場合には、摺動部
材との密着性が悪い。
そこで、他の溶射粉末と一緒に硬質層の表面にコーティ
ングすることが案出され、ニッケルに黒鉛、フッ素樹脂
などを添加した粉末を硬質層上にコーティングするよう
にしたものがある。例えば、特開昭58−158251
号にはこのような摺動面ヲ有するロータリピストンエン
ジンのロータハウジングが開示されている。すなわち、
この公報においては、ロータハウジングのトロコイド面
(摺動面)とロータのアペックスシール先端面(摺動部
材)との初期なじみ性を良くするために、フン素樹脂粒
子を分散させたニッケルメッキをトロコイド面に施すよ
うにしている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このように摺動面にニッケルメッキを施
したものにおいては、初期なじみ性は良くなるものの、
ニッケル自体は摺動特性が良くないので、摺動部材の側
、ロータハウジングの場合にはロータのアペッスシール
の側の摩耗量が多くなり、かかる摺動部材の耐久性が低
下してしまうという問題があった。
本発明は、この従来技術の問題点に着目してなされたも
のであり、摺動部材との初期なじみ性を好適に維持しつ
つ、しかも摺動部材の耐摩耗性を損なうことのない摺動
面を有する摺接部材を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明の摺接部材におい
ては、第1図に示すように、硬質層3bからなる摺動面
上には、固体潤滑剤の粒子3dを分散させたモリブデン
の複合層3cが形成された構成を有している。
上記の複合層は、モリブデンと固体潤滑剤とを予め定め
た量で混合し、この混合粉末を通常の溶射法によって、
硬質層上に所定の厚さになるようにコーティングするこ
とにより形成することができる。
ここに、固体潤滑剤としては、例えば、黒鉛、フッ素樹
脂(PTFE等)、二硫化モリブデンを挙げることがで
きる。この固体潤滑剤の混合量は、特に限定されるもの
ではないが、この混合量が多いほど初期なじみ性が良く
なる傾向にある。通常は、この混合量は、混合粉末に対
して10乃至55%にされる。
また、上記の複合層の厚さは、特に限定されるものでは
ないが、通常は10乃至30μに設定される。更に、こ
の複合層を形成するための溶射法は、通常の粉末式溶射
法を用いることができるが、その中でも特に、溶射粒子
の速度が速くしかも母材への熱影響が少ないプラズマ溶
射法が好適である。
なお、上記の硬質層としては、めっき層、溶射層、ガス
軟層等の公知の層を挙げることができる。
また、この硬質層の表面粗さは、それが粗いとモリブデ
ンの密着性は良くなるが摺動部材の摩耗量が増大する傾
向が有るので、通常は、Ra 0.2乃至0.7程度が
好適である。
(発明の効果) このように、本発明の摺接部材においては、その硬質層
からなる摺動面上に、固体潤滑剤粒子を分散したモリブ
デンの複合層を形成しているので、摺動部材との間の初
期なじみ性が向上するとともに、この複合層中のモリブ
デン粉末の存在によって摺動面の摺動特性が改善され、
摺iJ1部材の摩耗量が少なくなり耐摩耗性が改善され
る。
(実施例) 以下に、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図および第2図は、本発明を適用したロークリピス
トンエンジンのロータハウジングを示すものである。既
に知られているように、燃料噴射方式のロークリピスト
ンエンジン1は、トロコイド状の内周面3aを備えたロ
ータハウジング3を有し、この中を三角形状のロータ5
が偏心回転するようになっている。このロータ5の各頂
部には、アペックスシール7がとりつけられ、これらの
アペックスシール7は気密状態でハウジング3の内周面
3aを摺動する。上記のロータハウジング3はアルミニ
ウム合金から形成されたおり、その内周面3aは、第1
図に示すように、硬質層3bとこの表面に形成された複
合層3Cとにより構成されている。この複合層3Cは、
固体潤滑剤の粒子3dを分散させたモリブデンの層から
なっている。
かかる構成のロータハウジングを有するロークリエンジ
ンと従来構成のロータリエンジンとを用いて、以下に述
べる条件の下で初期なじみ性および摩耗性を評価した。
(条 件) (11使用エンジン: 1300CC(13B型)ロー
クリエンジン、出力200F!5 (2)ロータハウジング内周面(摺動面):第11表に
示すように、階1から11h8までの8種類の層構成の
ロータ、ハウジングを作製し、これらをエンジンに組み
つけてテストを行った。これらの内、隘8のものは固体
潤滑剤を含んでいない。
(3)テストモード: (a)初期なじみ性 ロークリピストンエンジンの運転時間の経過に伴うエン
ジン作動室の圧縮圧力pcを測定し、その降下率から初
期なじみ性を評価した。(PCダウンテスト・について
は(4)にその詳細を述べる。) (bl摩耗性 上記のPCダウンテスト後におけるアペックスシールの
摩耗量によって評価した。
(41PCダウンテスト: このテストは、ロータリピストンエンジンを第3図に示
すようなpcダウン評価モードに従って繰り返し運転し
、その間の作動室の圧力低下を測定するものである。す
なわち、まずエンジンを無負荷、1800rpmで18
分間連続運転したのち、120orpmで連続運転する
とともに、MGS(桐油およびMo5z)を注入し、更
に無負荷1800rpmで18分間連続運転したのちP
Cを測定し、この値を基準値PC。
とした。その後、1時間の間強制冷却したあとに、15
00rpmと700Orpmとの間でエンジン回転数を
1分間毎に全負荷状態のままで3回上下させるという基
本モードを繰り返した。
この繰り返しを21回行った後に圧縮圧力pcを測定し
た。この値の基準値PCoからの低下率をPCダウン率
として算出した。
(テスト結果) 第1表にそれぞれの場合における初期なじみ性およびY
耗性を示す。この表から明らかなように、固体潤滑剤が
10乃至55%の間の含存量を有する遅1から寛4まで
のものは、いずれもPCダウン率が10%以下であり、
しかも摩耗量が1.0μ以下であった。これらの値は、
ロークリピストンエンジンのロータハウジング内周面に
要求される初期なじみ性および摩耗特性を充分に満足す
るものである。
これに対して、隘5のものは、モリブデンに対する固体
潤滑剤の添加量が多いので、その分だけ初期なじみ性は
良くなっているがアペックスシールの摩耗量が多くなっ
ている。また、階6および患7は、固体潤滑剤の量が少
ないので、摩耗量は少な(なっているが初期なじみ性が
多少悪くなっている。一方、複合層の溶射を行っていな
い患8のものにおいては、初期なじみ性が悪いとともに
、摩耗量もおおくなっており、ロータリピストンエンジ
ンのロータハウジングには不適である。
なお、上述の実施例は、ロークリピストンエンジンのロ
ータハウジングについて説明したが、本発明はこのロー
タハウジングの内周面に限られるものではない。他の部
材における摺動面に対しても適用できることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の摺動面の層構成を示す断面図、第2図
は本発明を適用したロークリピストンエンジンのロータ
ハウジングを示す断面図、第3図はPCダウンテストに
おけるエンジンの運転モードを示す図である。 1・・・・・・ロータリピストンエンジン、3・・・・
・・ロータハウジング、 3a・・・・・・内周面(摺動面)、 3b・・・・・・硬質層、 3C・・・・・・複合層、 3d・・・・・・固体潤滑剤、 5・・・・・・ロータ、 7・・・・・・アペックスシール(摺動部材)。 ハ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 硬質層からなる表面を有し、この表面が他の部材の摺動
    面となっている摺接部材であって、前記摺動面上には、
    固体潤滑剤の粒子を分散させたモリブデンの複合層が形
    成されていることを特徴とする初期なじみ性及び耐摩耗
    性に優れた摺接部材。
JP61100643A 1986-04-30 1986-04-30 摺接部材 Expired - Lifetime JPH0774464B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP61100643A JPH0774464B2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30 摺接部材

Applications Claiming Priority (1)

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JP61100643A JPH0774464B2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30 摺接部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62256972A true JPS62256972A (ja) 1987-11-09
JPH0774464B2 JPH0774464B2 (ja) 1995-08-09

Family

ID=14279504

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JP61100643A Expired - Lifetime JPH0774464B2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30 摺接部材

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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01119683A (ja) * 1987-10-30 1989-05-11 Nissan Motor Co Ltd 固体潤滑被膜処理方法
JP2007308800A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Hamilton Sundstrand Corp コーティングの形成方法およびベアリングコーティング
JP2014511432A (ja) * 2011-01-18 2014-05-15 マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 固体潤滑剤粒子の分散体での溶射コーティング
JP2015055186A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 株式会社東芝 シール装置及びシール装置の製造方法、流体機械

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JPS60187660A (ja) * 1984-02-24 1985-09-25 Honda Motor Co Ltd 部分硬化鋳鉄部材

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JPH0774464B2 (ja) 1995-08-09

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