JPS6225621B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6225621B2
JPS6225621B2 JP6192780A JP6192780A JPS6225621B2 JP S6225621 B2 JPS6225621 B2 JP S6225621B2 JP 6192780 A JP6192780 A JP 6192780A JP 6192780 A JP6192780 A JP 6192780A JP S6225621 B2 JPS6225621 B2 JP S6225621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
emulsion
parts
ethylene
vinyl chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6192780A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56157444A (en
Inventor
Yoshito Taira
Juji Yoshii
Michio Sasaya
Yoshiharu Tachibana
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP6192780A priority Critical patent/JPS56157444A/ja
Publication of JPS56157444A publication Critical patent/JPS56157444A/ja
Publication of JPS6225621B2 publication Critical patent/JPS6225621B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、塩化ビニル30〜90重量%、エチレン
10〜70重量%および塩化ビニルとエチレンの合計
に対して0.5〜10重量%の(メタ)アクリルアミ
ド類を共重合したガラス転位温度が−60℃〜+40
℃である塩化ビニル−エチレン系3元共重合体エ
マルジヨンまたは該共重合体を酸又は塩基で加水
分解処理した塩化ビニル−エチレン系3元共重合
体エマルジヨンを水硬性無機組成物の水硬性成分
100重量部に対しエマルジヨンを固形分換算で5
〜200重量部混入してなる水硬性無機組成物混和
用エマルジヨンに関するものである。 水硬性無機組成物混和用エマルジヨンとしては
種々のエマルジヨン(ラテツクス、デイスパージ
ヨン、分散液などと表現される、以下エマルジヨ
ンと統一する)がすでに知られ、紹介されている
が、これらの実用化段階においては、種々制約あ
り改良が要求されている。 たとえばエチレン−酢酸ビニル共重合エマルジ
ヨン(特公昭47−33054号公報)は現在最も一般
的に本用途に用いられるものであるが、この種エ
マルジヨンは混入することで可使時間が短かくな
る、あるいは多量混入した場合コテに粘着する、
または水分が多いか、湿度の高い所に使用した場
合に所望の性能が得られない等の欠点を有する。 また他種のエマルジヨンにおいては可使時間が
必要以上に長いかあるいは所望の作業時間内で硬
化しない、または硬化体の物理物性が低下する
等、水硬性組成物本来の機能を著しく損なうこと
が多い。 本発明者らはこれらの現状に鑑み鋭意研究した
結果、塩化ビニル−エチレン系3元共重合体エマ
ルジヨンを用いることにより従来品の欠点を改良
できることおよびさらに高度の諸物性が得られる
ことを見い出し、本発明に至つた。 すなわち本発明は、30〜90重量%の塩化ビニ
ル、10〜70重量%のエチレンおよび塩化ビニルと
エチレンの合計に対して0.5〜10重量%の(メ
タ)アクリルアミド類を共重合したガラス転位温
度が−60℃〜+40℃である塩化ビニル−エチレン
系3元共重合体又は該共重合体を酸又は塩基で加
水分解処理した塩化ビニル−エチレン系3元共重
合体エマルジヨンを水硬性無機組成物の水硬性成
分100重量部に対しエマルジヨンを固形分換算で
5〜200重量部混入した水硬性無機組成物混和用
エマルジヨンを提供するものである。 本発明に用いるエマルジヨンのガラス転位温度
(以下単にTgと略す)は−60℃〜+40℃が好まし
く、−60℃未満すなわちエチレン含有量が70重量
%を越えると得られる水硬性組成物硬化体の凝集
力が弱く、所望の改質がはかれない。また、Tg
が+40℃を越えるすなわちエチレン含有量が10重
量%未満では粒子融着が期待できず、水硬性組成
物に対しての有効な結合剤となりえないことから
改質効果が得難い。 なお、Tgはエマルジヨンに可塑剤あるいは溶
剤等を添加して下げることが可能であるが、可塑
剤(例えばフタル酸またはリン酸等のアルキルエ
ステル)を用いると水硬性組成物硬化体中の可塑
剤が経日でマイグレーシヨンし、界面の接着力を
低下させ、かつ塗料等を上がけする場合可塑剤の
影響で塗装できないなどの欠点を生じ、また溶剤
で変性する場合、硬化後の水硬性組成物中に溶剤
が含有されることから硬化物が熱暑に曝されると
き多数の欠孔が発生し、脆弱化することから好ま
しくなく、本発明の如く、あくまで内部可塑性の
共重合体である必要がある。 本発明に用いる(メタ)アクリルアミド類とし
ては、例えばアクリルアミド、メタアクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロ
ールアクリルアミド、N−(メトキシメチル)ア
クリルアミド、N−(メトキシメチル)メタアク
リルアミド、N−(エトキシメチル)アクリルア
ミド、N−(エトキシメチル)メタアクリルアミ
ド等がある。 本発明においてかかる(メタ)アクリルアミド
類の使用量は塩化ビニルとエチレンの合計量に対
して0.5〜10重量%、好ましくは1〜10重量%で
ある。使用量が0.5重量%より少ない場合にはそ
のエマルジヨンを混和した水硬性無機組成物の凝
結速度が早く、混和組成物の可使時間が短かくな
り、作業性が著しく悪いものとなるばかりか接着
強度も劣るものとなる。一方その使用量が10重量
%より多い場合には、そのエマルジヨンを用いた
水硬性無機組成物の凝結速度が著しく遅くなり、
混和組成物の強度発現が著しく遅くなり、かつ得
られた硬化体は耐水性の劣るものとなる。 また本発明において用いる(メタ)アクリルア
ミド類は2種以上併用したものであつてもよい。 本発明に用いるエマルジヨンは塩化ビニル30〜
90重量%、エチレン10〜70重量%および塩化ビニ
ルとエチレンの合計に対して0.5〜10重量%の
(メタ)アクリルアミド類を共重合したものであ
るが、本発明においてはかかる共重合体エマルジ
ヨンを変性して用いることができる。すなわち該
共重合体エマルジヨンを少量の強アルカリ性物質
たとえばアルカリ金属水酸化物や第四級アンモニ
ウム水酸化物たとえばテトラメチルアンモニウム
水酸化物、または鉱酸などの強酸、たとえば塩
酸、硫酸、リン酸、硝酸を用いることにより容易
に加水分解変性を行なうことができる。使用する
塩基または酸が25℃において10-4より大なるイオ
ン化定数を有することが好ましい。 前記の加水分解変成は、エチレン、塩化ビニル
および(メタ)アクリルアミド類の共重合体エマ
ルジヨンをこの共重合体中のアミド当量の約0.1
〜約100%に化学的に等しい量の塩基または酸の
水溶液で処理することによつて行なわれる。 さらに本発明で述べる水硬性無機組成物とはモ
ルタルコンクリート、セメントノロなどのセメン
トを水硬性成分としたもの、半水石膏、焼石膏な
どの石膏を水硬性成分としたもの、珪酸カルシウ
ム、水酸化マグネシウム等を水硬性成分としたも
のである。 本発明のエマルジヨンを水硬性無機組成物に混
入する方法はいかなる方法でもよく、また混入し
た組成物はコテ、ハケなどによる手塗工あるいは
スプレー、ロールコーターなどによる機械塗工で
塗工できる。 本発明の組成物については従来品よりエマルジ
ヨンと水硬性無機質との混入比が増加できる。水
硬性無機物に対する混入量はエマルジヨンの固形
分として水硬性成分100重量部に対し5〜200重量
部が適している。かかる混入量が5重量部未満で
は本質的に水硬性無機組成物の改良が図れず、ま
た200重量部を越えると水硬性無機組成物の特徴
を生かすことができず、かつ経済的な効果におい
ても好ましくない。 かかるエマルジヨンの混入量の少ない範囲の用
途としては鉛舶のデツキコート、床あるいは土間
補修、セメントモルタルまたはコンクリート構造
物の亀裂補修、あるいはセメントリシン塗料のご
とき無機系吹付塗料や表面化粧材があり、中間的
混入量の用途としては建築用プレキヤストコンク
リート表面仕上げ、復興板のノンスリツプコー
ト、貯水槽あるいは建造物のポリマーモルタル防
水、ハードボード、シリカボード等のボード用内
添バインダー等がある。さらに多量混入する用途
としては鋼管被覆、人工芝バツキング、産業用カ
ーペツトのバツキング等があげられる。 本発明に用いるエマルジヨンは一般的なエマル
ジヨン重合方法が適用でき、特に限定された方法
ではなく、代表的な方法としては特公昭47−
16976号公報に記載の方法が知られている。 次に本発明について実施例をもつて説明する。 なお、それに先立つて一般的なエマルジヨン重
合方法に従つて第1表に示すエマルジヨンを得
た。
【表】 比較用に用いた市販エマルジヨンを第2表に示
す。
【表】 実施例 1 各エマルジヨンを、、セメント(ボルトランド
セメント)対砂(珪砂7号)が重量比で1:1で
あるモルタル配合物へ、セメント100重量部に対
しエマルジヨンの固形分換算で10重量部を混入す
る。 この時の全水量はセメント100重量部に対し50
重量部とし、モルタルの混練りはJIS R−5201
(セメントの物理試験方法)に準じた。(調整モル
タルをポリマーモルタルと呼ぶ。) 調整したポリマーモルタルを (A) JIS A−5304(歩道用コンクリート平板)に
5mmから0.5mm厚の傾斜でコテ塗りし、何mmで
亀裂を生じるかを測る。 (B) ポリマーモルタルの可使時間を測る。 (C) ポリマーモルタルをJIS A−5304に6mm厚に
コテ塗りし、23℃、65%RH雰囲気で4週間養
生し、その接着力を測定する。 (D) ポリマーモルタルをJIS A−5304に6mm厚に
コテ塗りし、23℃、65%RHで3日間、ついで
21日間23℃水中に浸漬後取出し4日間23℃、65
%RH雰囲気で乾燥し接着力(耐水接着力)を
測定した。 これらの結果を第3表に示す。
【表】
【表】 する。
実施例 2 各エマルジヨンを豊浦標準砂200重量部、ポル
トランドセメント100重量部モルタル配合物のセ
メント100重量部に対し、エマルジヨンの固形分
換算で100重量部を混入し、手練りで均一になる
まで撹拌する。 調整した組成物をポリプロピレン製の人工芝の
裏のりとして3mm厚塗工し、60℃で3時間強制乾
燥しその時のブリスター発生及び亀裂発生状況に
ついて調べた。 その結果を第4表に示す。
【表】
【表】 実施例 3 ポルトランドセメント100重量部および川砂
(JASS−15、中塗り用)250重量部の1:2.5モル
タル配合物のセメント100重量部に対し各エマル
ジヨンを固形分換算で20重量部、セメント100重
量部に対する全水量が50重量部となる様に調整
し、JIS R−5201の混練り方法に準じて混練り
し、このものを厚さ5mmの軟鋼板、厚さ3mmの
JISアルミニウム板、普通ガラス板(3mm)、JIS
A−5304歩道用コンクリート平板、厚さ2.5mm
FRP板、JAS1類合板に各々13mm厚にコテ塗り
し、その時のコテに対する粘結性及び23℃、65%
RH雰囲気中で1週間及び4週間養生後の接着力
を測定した結果を第5表に示した。
【表】 本発明は実施例に記載した以外の水硬性無機組
成物、例えばセレフレベリング性のα石膏あるい
はケイ酸カルシウム等に応用してもその効果は顕
著であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 塩化ビニル30〜90重量%、エチレン10〜70重
    量%および塩化ビニルとエチレンの合計に対して
    0.5〜10重量%の(メタ)アクリルアミド類を共
    重合したガラス転位温度が−60℃〜+40℃である
    塩化ビニル−エチレン系3元共重合体エマルジヨ
    ンまたは該共重合体を酸または塩基で加水分解処
    理した塩化ビニル−エチレン系3元共重合体エマ
    ルジヨンを、水硬性無機組成物の水硬性成分100
    重量部に対しエマルジヨンを固形分換算で5〜
    200重量部混入してなる水硬性無機組成物混和用
    エマルジヨン組成物。
JP6192780A 1980-05-09 1980-05-09 Emulsion composition for admixture with hydraulic inorganic composition Granted JPS56157444A (en)

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JPS56157444A JPS56157444A (en) 1981-12-04
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JPS605053A (ja) * 1983-06-21 1985-01-11 株式会社セブンケミカル ゴム状弾性を有する複合材の製造方法
DE112013000162B4 (de) * 2012-09-20 2018-04-26 Lg Chem. Ltd. Verfahren zum Herstellen eines Vinylchloridharzlatex mit niedrigem Energieverbrauch

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