JPS62255649A - ベルト張力設定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、動力伝達装置のベルト張力の設定に関するも
のである。

従来の技術 近年、ベルト等を用いる動力伝達装置は、伝達能力の範
囲が広く、低コスト等の理由で、あらゆる産業界で幅広
く用いられており、空調分野においても、自動車用空調
機やガスエンジンヒートポンプ等の動力伝達に使用され
ている。

ベルト伝動はベルトとプーリとの間の摩擦力を利用する
方式であるから所要馬力を確実に伝達するためには常に
適当な大きさの張力をベルトに加えておくことが重要で
ある。しかしこの張力が大き過ぎると軸受部で起る動力
損失は増して伝達効率が低下し、かつベルトの寿命が短
くなる。また逆に小さ過ぎるとベルトとプーリとの間の
すべりがはなはだしくなり、伝動が不確実となって所要
の馬力も回転も従動車に伝達できないことになる。

以下、第４図を参照しながら、従来のベルト張力設定方
法を説明する。

ベル）３ｆ！ｃ可揺軸側、従動軸側プーリ１．２聞に張
架後、軸間距離Ｃを調整して適当な張力を与え、軸間距
離を固定する□ベルト３を正確な張力に設定するには、
まずスパンＡｔの中心でベルトに垂直に押付力Ｆを頒え
る。次にその時のたわみ量δを読みとる。前記たわみ量
δが求まれば、ベルトの張力Ｔは次式となる。

一１２δ Ｔ　＝　Ｆ　／　２ｓｔｎ（Ｔａｎ　下）−・−−−曲
（１）もし前記ベルト張力Ｔが適切でなければ、再び軸
問距ｇＩＣを再調烙する。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、ベルト張力設定に
時間がかかる上、テンションゲージ等の測定器を用いな
くては正確なベルト張力を得ることが困難であるといっ
た問題点を有していた。

本発明は上記問題に鑑み、テンションゲージ等の測定器
を用いなくても正確なベルト張力を与えることが可能で
、かつベルト張力設定が極めて短時間で行なえるベルト
張力設定装置を提供するものである。

間穎点を解決する之めの手段 上記問題点を解決するために本発明のベルト張力設定装
置は、伝動２軸間距離の調整代を設けたベルト駆動伝達
装置において、可揺軸を移動させ軸間距離を調整し所定
のベルト張力を与えて回部軸を固定する回部用ボルトと
締付す７トと皿バネと締付固定枠とを備え、前記皿バネ
は、荷重たわみ曲線の形がある荷重までにほぼ直線的で
、ある荷重になるとその荷重のままたわみだけが増して
いく定荷重バネ性を有し、＋ｊｒｊ記定荷重領域を過ぎ
ると密着状力まで再び直線的な関係となるもので、皿バ
ネの利用範囲を前記定荷重域から密着までとしたもので
ある。

作　　用 本発明は上記した構成によって、皿バネの荷重とたわみ
の関係を用いることにより、皿バネの変形度合で所定の
ベルト張力を与え、管理できるので、テンションゲージ
等の測定器具を用いる必要はなく、ベルト張力設定が極
めて短時間で行なえるものとなる。

実施例 以下、本発明の一実施例のベルト張力設定装置について
、図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例におけるベルト駆動伝達装置
に設置したベルト張力設定装置を示すものである。

第１図において、１１は可拙軸側プーリ、１２は固定軸
側プーリ、１：ｌｊ伝達ベルト、１４は可拙軸側本体、
１５は固定軸側本体、１６は可拙用ポルト、１７は締付
ナツト、１８は皿バネ、１９／ｉ締付固定枠である。こ
こで、締付ナツト１７を締付けていけば、可拙軸側本体
は引張られて伝達ベルトは徐々に張られていく。（故に
、所定のベルト張力が得られるように皿バネ１８にかか
る締付荷重を設定すれば、皿バネ１８の変形度合でベル
ト張力の設定管理が行なえる。） 第２図に皿バネ１８の断面図を示す。第２図において、
ｈ／ｌキ１．５附近の皿バネ１８を使用すれば、皿バネ
１８の荷重たわみ曲線は第３図に示すような形状となる
ことが実験的にも確かめられている。この時、皿バネ１
８の締付荷重は定荷重領域に設定してもよいし、密着荷
重に設定してもよい。また、定荷重領域と密着荷重の中
間に設定してもよい。

ベルト張力の設定方法は、締付す７ト１７の締付による
皿バネ１８のたわみを監視しながら行なってもよいし、
最初に皿バネ１８を締付固定枠１９に密着させた後、締
付ナツト１７を何回伝号かゆるめるだけで所定の密着荷
重に設定できるようにしてもよい。これ（１、可拙用ボ
ルト１６のピッチがわかれば、容易に実現できる。

以上のように本実施例によれば、テンションゲージ等の
測定器具を用いず皿バネの変形度合でベルト張力の設定
管理が正確に行なえ、設定時開も従来に比べて短縮でき
るものとなる。

なお上記実施例で、皿バネ１８を１枚としたが、数枚の
皿バネ１８を重ね合せて使用しても同等の効果を有する
ことは言うまでもない。

発明の効果 以上のように本発明は、伝動２軸間距灘の調整代を設け
たベルト駆動伝達装置において、可揺軸を移動させ軸間
距離を調整し所定のベルト張力を与えて可揺軸を固定す
る回部用ボルトと締付ナツトと皿バネと締付固定枠とを
備え、前記皿バネは、荷重たわみ曲線の形がある荷重ま
ではほぼ直線的で、ある荷重になるとその荷重のままた
わみだけが増してい〈定荷重バネ性を有し、前記定荷重
領域を過ぎると密着状琶まで再び直線的な関係となるも
ので、皿バネの利用範囲を前記定荷重域から密着までと
したため、ベルト張力設定装置を設けることにより、テ
ンションゲージ等の４（１１定器具を用いなくても皿バ
ネの変形度合でベルト張力を正確に設定管理でき、設定
時間も従来に比べて短縮できる効果を奏する。また、皿
バネを用いているので、振動等によるナツトのゆるみ防
止にも大いに効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるベルト駆動伝達装置
に設置したベルト張力設定装置を示す図、第２図は同実
施例における皿バネの断面図、第３図は皿バネの荷重と
たわみとの関係を示す図、第４図は従来のベルト張力設
定方法を示す図である。 １１・・・・・・可揺軸側プーリ、１２・・・・・・固
定軸側プーリ、１３・・・・・・伝達ベルト、１４・・
・・・・可揺軸側本体、１５・・・・・・固定軸側本体
、１６・・・・・・回部用ボルト、１７・・・・・・締
付ナツト、１Ｂ・・・・・・皿バネ、１９・・・・・・
締付固定枠。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　歓　男　ほか１名ｙｔ
−＝週巴軸使Ｉ）−リ フ２−−一面冑Ｊ告俣リフ５す Ｉ３−−一伝送ベルト Ｉ４−一一可拙釉・側本体 １５−　　百定釉犯杢体 Ｉ６−−−　可謡】（ボルト Ｉ７−−−緒付ナツト 第１図　　　　　　ｔｑ−訓面定砕 第２図 Ｂ 第３図 Ｉ点

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　伝動２軸間距離の調整代を設けたベルト駆動伝達装置
   において、可揺軸を移動させ軸間距離を調整し所定のベ
   ルト張力を与えて可揺軸を固定する可揺用ボルトと、締
   付ナットと、皿バネと締付固定枠とを備え、前記皿バネ
   は、荷重たわみ曲線の形が設定荷重まではほぼ直線的で
   、設定荷重になるとその荷重のままたわみだけが増して
   いく定荷重バネ性を有し、前記定荷重領域を過ぎると密
   着状態まで再び直線的な関係となるようにし、皿バネの
   利用範囲を前記定荷重域から密着までとしたベルト張力
   設定装置。