JPS62253271A - 拡大・縮小可能な画像処理装置 - Google Patents

拡大・縮小可能な画像処理装置

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JPS62253271A
JPS62253271A JP61097288A JP9728886A JPS62253271A JP S62253271 A JPS62253271 A JP S62253271A JP 61097288 A JP61097288 A JP 61097288A JP 9728886 A JP9728886 A JP 9728886A JP S62253271 A JPS62253271 A JP S62253271A
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JP
Japan
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data
image
interpolation
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signal
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Application number
JP61097288A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Abe
阿部 喜則
Masahiko Matsunawa
松縄 正彦
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、筒易形の電子写真式カラー複写機などに適
用できる拡大・縮小可ず七な画像処理装置に関する。
[発明のマ″r景] 原画像を拡大・縮小することのできる画像処理装置にお
いて、これに使用される表示装置や記録装置などの出力
装置は、一般に白と黒の2値でしか表わされないものが
多い。
このような出力装置を用いて擬似的に中間調を表現する
方法として、ディザ法などが知られている。ディザ法は
面積階調法の一種であって、一定の面積(マトリックス
)内に記録するドツトの数を変化させることにより中間
調画像を表現するものである。
従って、ディザ法は第39図に示すように、所定の闇値
マトリックスを用いて原稿の1画素に対応した部分を1
ドツトで記録するものである。
これにより2値化された出力データが得られる。
この出力データは擬似的に白、黒の2値で中間調画像を
表現することになる。
ところで、このような出力装置を有するカラー画像処理
袋とで、CODなどの画像読み取り手段から得られた原
画像を外部より設定した倍率で拡大・縮小して記録でき
るようにしたものが開発されている。
この場合、通常倍率に応じてCCDからの信号読み出し
クロック(転送りロック)の周波数を変化させることに
より、目的とする拡大・縮小画像を得ている。
例えば、出力装置の)ミ走査方向におけるlラインの走
査時間をTV、lライン走査に要する画素数をNとした
とき、出力装置の転送りロック周波数fOは。
fo=N/TV となる。
同様に、CCDからの転送りロックをf。
CCDが1ライン走査に要する時間をTとすると。
f = N/T となる。
従って、f> fOのときは原画像が縮小されて記録さ
れ、f (fOのときには拡大されて記録されることに
なる。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上述した従来の画像処理装置では、CCDの
転送りロックを倍率に応じて0■変しているので、次の
ような欠点を有する。
すなわち、まずCODに供給される転送りロックを変化
させるようにしているので、この転送りロックの制御と
同時に露光ランプの露光量も制御する必要がある。その
ため、露光量の制御回路を設けなければならない。
また、CCDに供給される転送りロックの周波数を倍率
に対応して呵責する必要があるから。
クロック発振器としては可変形のものを使用する必要が
ある。その場合、倍率を細かく設定できるようにすると
、転送りロック周波数を細かく調整しなければならない
から、可変形発振器の回路構成が複雑化する。
さらに、CCDに供給される転送りロックを倍率に対応
して変化させることは、原画像に対してそのサンプリン
グ位lを倍率に応じてロエ変することと等価であること
から、拡大処理時は原画像の同一サンプリング位置の同
一データが繰り返して使用され、縮小時は逆に間引かれ
ることになる。その結果、原画像を忠実に拡大・縮小し
た記録画像が得られない欠点がある。
このような欠点を除去するには、原画像データを11t
だのち、隣接する一対の原画像データのレベルにノ^づ
いてこれら一対の原画像データに関連したデータを増加
したり、間引いたりすることによって、拡大・縮小画像
を得るようにすればよい。
例えば、原画像を2倍に拡大処理する場合。
i40図に示すように、2点間の原画像のレベルDI、
D2に対しそれらの中間のレベルS1を求め、このレベ
ルSt及び原画像のレベルDI  。
D2を拡大処理後の画像データ、つまり補間データSと
して使用すればよい。
しかし、この場合、拡大・縮小処理をリアルタイムで処
理するには、上述したような補間データはROMなどに
予め記憶させておく必要がある。
そして、ROMの動作周波数は画像読み取り周波数の2
倍にして1画像読み取り周波数の1サイクルに2つの補
間データを読み出す必要がある。
このようなことからデータROMとしては高速動作する
ROMを使用しなければならず、コストアップの原因と
なってしまう。
そこで、この発明では、従来の画像処理装置の欠点であ
る拡大・縮小処理するための付属回路系の構成の複雑化
、記録画像の品質劣化を除去すると共に、補間法によっ
て拡大・縮小用の補間データを得る場合であっても、コ
ストアップをもたらすことなく、かつ高速に拡大・縮小
処理を実現できるようにした拡大・縮小可蝿な画像処理
袋こを提案するものである。
[発明が解決しようとする問題点] 上述の問題点を解決するため、この発明では、複数間の
画像情報の補間を行なう補間データが格納された補間テ
ーブルと、この補間テーブルの補間データを選択するた
めのデータ選択信号が格納されたデータ選択テーブルと
を41し、補間テーブルとデータ選択テーブルとは複数
のメモリで構成され、これら複数のメモリには倍率に応
じた補間データ及び補間データ選択用のデータ選択信号
が予め記憶されてなることを特徴とするものである。
[作用] 補間テーブル及びデータ選択テーブルを構成する複数の
メモリの動作周波数を画像読み出し周波数に選定し、複
数のメモリからのデータを選択する選択り段を制御する
クロックの周波数として最大拡大−(lの整数値に選定
すれば、これらメモリとして機能するROMは低速の動
作のものを使用することができる。そして、このように
複数のメモリに補間データなどを分割してメモリしてお
けば、これらのメモリとしては小規模のROMでも充分
に実用化できることになる。
[実施例] 続いて、この発明に係る拡大・縮小可能な画像処理装置
を説明する。
ただし、以下に示す実施例は、中央を基準にして画像の
読み取り及び記録がなされ、かつ画像の記録位置が外部
で1没定できるようになされた、出力装置として簡易形
の電子式カラー複写機を使用したカラー画像処理装置に
適用した場合である。
従って、まずこの発明が適用されるこのようなカラー画
像処理装置の前提条件を説明する。
中央基準の画像読み出し及び記録から説明する。
第41図に示すように、Wを画像読み取り手段の最大読
み取り幅としたとき、原稿a置台51の中央縁立を基準
に原稿52の画像データを読み堆り、この中央縁立を基
準にして画像が記録されるものでは、等倍時には、第4
2図Bに示すように記録されるものの、縮小時には、同
図Aに示すように記録される。
従って、記録すべき記録紙53のサイズが小さいような
ときには、記録紙の転写領域外になることが考えられ、
その場合には縮小画像を記録紙上に正しく記録すること
ができない。
記録紙53のサイズが大きいようなときでも、縮小画像
は記録紙53の端に詰めて記録されてしまう欠点がある
さらに、拡大処理時には、元の原稿の余白部分も拡大さ
れる結果、第42図Cに示すように拡大されることにな
る。そのため、必要な範囲の画像を所定の記録紙531
.に記録できなくなるおそれがある。
従って、このような中央基市のものでは、画像データ処
理タイミング(具体的には、後述する出カバ7)7回路
への画像データの読み出し、書込みタイミング)を適宜
調整する必要がある。実施例では、どのような倍率でも
記録紙の中央をノ^準にして画像が記録されるように工
夫されている。
次に、記録位置を外部より指定できるように構成されて
いるカラー画像処理装置は、第43図Aに示す原稿52
の領域nを拡大して、例えば、同図Bに示す記録紙53
の指定位tに、その拡大画像Nを記録できるようにした
ものである。
さて、第1図はこの発明に係るカラー画像処理装置の概
略構成を示す。
原稿52などの画像情報は画像読み取り装置50で、色
分離処理、A/D変換処理、その他の画像処理がなされ
ることにより、各色信1)に対応した所定ビット数の画
像データ、例えば、16階! (0−F)の画像データ
に変換される。
各画像データは画像処理回路2において、拡大・縮小な
どの画像処理が補間法に基づいて処理される。この場合
、補間データは補間テーブルが使用され、この補間デー
タを選択するためのデータ選択信号は上述したデータ選
択テーブルが使用される。そして、必要なデータ選択信
号は倍率指定に応じてシステムコントロール回路80か
らの指令に基づいて選択される0画像処理後の画像デー
タは出力バッファ回路90で、中央基準による画像記録
処理や記録指定に基づく処理が実行される。
これらの処理は出力バッファ回路90に設けられたライ
ンメモリに対する1り込みあるいは読み出しアドレスを
制御することによって達成される。
出力バッファ回路90から読み出された各色に対応した
画像データは出力装置65に供給されて、外部で設定さ
れた倍率で画像が記録されたり、外部で設定された位置
に画像が記録される。
画像読み取り装2150には画像読み取り手段を駆動す
るための駆動モータや露光ランプなどが旧設ごれている
が、これらはシーケンス制御回路(シーケアストライパ
ー)70から得られる制御信1;により所定のタイミン
グをもって制御される。
因に、原画像を2倍に拡大するときには等倍時の速度に
対し1/2の速度でCCDを移動させる。
シーケンス制御回路70には、ポジションセンサ(特に
、図示せず)からのデータが入力される。
操作・表示部75では、倍率指定、記録位置の指定、記
録色の指定などの各種入力データがインプットされたり
、その内容などが表示される。
表示ト段はLEDなどの素子が使用される。
上述した各種の制御及び画像処理袋ご全体のコントロー
ル及び状態の管理などはシステムコントロール回路80
によって制御される。そのため、このシステムコントロ
ール回路80はCPUを使用したマイクロコンピュータ
制御が適切である。
図はマイクロコンピュータ制御の一例であって、このコ
ントロール回路80と上述の各種の回路系との間はシス
テムバス81によって、必要な画像処理データ及び制御
データの授受が行なわれることになる。
具体的に以下説明する。
画像読み取り回路50に対しては、画像読み取り開始信
号、シェーデング補正のための開始信号、記録色指定信
号などがシステムバス81を介して供給される。
画像処理回路2に対しては、操作・表示部75で指定さ
れた倍率指定のための倍率データや。
記録する画像の種類や濃度などに応じて画像データを2
値化するための田植を選択する闇値選択データ、さらに
は記録位置が指定されたときの記録位置指定データなど
がコントロール回路80に取り込まれてからシステムバ
ス81を介して供給されるものである。
出力バッファ回路90には、これに設けられたラインメ
モリに対する書込みあるいは読み出し開始アドレスが供
給される。ラインメモリにセッテングされる1り込みあ
るいは読み出し開始アドレスデータは指定倍率や記録位
置指定データなどによって異なったものとなる。
出力装置65に対しては、画像記録のためのスタート信
号や記録紙サイズの選択信号などが供給される。出力装
2165としては、電子写真式のカラー複写機などが使
用される。
続いて、これらの構成品素について、詳細に説明する。
説明の都合1−1まず、この発明に適用できる簡易形の
カラー複写機の構成の一例を第6図以下を参照して説明
することにする。
簡易形のカラー複写機は色情報を3種類程度の色情報に
分解してカラー画像を記録しようとするものである0分
離すべき3種類の色情報として、この例では、黒BK、
赤R及び青Bを例示する。
第6図において、200はカラー複写機の要部の一例で
あって、201はドラム状をなす像形成体で、その表面
にはセレンSeiの光導゛市性感光体表層が形成され、
光学像に対応した静電像(静電潜像)が形成できるよう
になされている。
像形成体201の周面にはその回転方向に向って順次以
下に述へるような部材が配置される。
像形成体201の表面は帯電器202によって、一様に
帯電され、その後、露光ランプ203によってその表面
が弱い光で一様に露光される。
帯電、露光された像形成体201の表面には各色分解像
に基づく像露光(その光学像を204で示す)がなされ
る。
像露光後は所定の現像器によって現像される。
現像器は色分解像に対応した数だけ配置される。
この例では黒のトナーの現像剤が充填された現像器20
5と、赤のトナーの現像剤が充填された現像器206と
、青のトナーの現像剤が充填された現像器207とが、
像形成体201の回転方向に向ってこれらの順で、順次
像形成体201の表面に対向配とされる。
現像器205〜207は像形成体201の回転に同期し
て順次選択され、例えば現像器205を選択することに
よって黒の色分解像に基づく静電像にトナーが付着する
ことにより、黒の色分解像が現像される。
現像器207側には転写前帯電器209と転写前露光ラ
ンプ210とが設けられ、これらによってカラー画像を
記録体Pに転写しやすくしている。ただし、これらの転
写前帯電器209及び転写前露光ランプ210は必要に
応じて設けられる。
像形成体201上に現像化されたカラー画像は転写器2
11によって、記録体P上に転写される。転写された記
録体Pは後段の定着器212によって定着処理がなされ
、その後記録体Pが排紙される。
なお、除電器213は除電ランプと除電器コロナ放電器
の一方または両者の組合せからなる。
クリーニング装置214はクリーニングブレードやファ
ーブラシで構成され、これらによって像形成体201の
カラー画像を転写した後のドラム表面に付着している残
留トナーを除去するようにしている。
この除去作業は、現像が行なわれた表面が到達するとき
までには像形成体201の表面から離れるようになされ
ていることは周知の通りである。
帯電器202としてはスコロトロンコロナ放電器などを
使用することができる。これは、先の帯電による影響が
少なく、安定した帯電を像形成体201上に4えること
ができるからである。
像露光204としては、レーザビームスキャナなどによ
って得られる像露光を利用することができる。レーザビ
ームスキャナを使用する場合には、鮮明なカラー画像を
記録することができる。
色トナー像を重ね合せるために繰り返される少なくとも
第2回目以降の現像については、先の現像により像形成
体201に付着したトナーTを後の現像でずらしたりす
ることなどがないようにしなければならない、その意味
でこのような現像は非接触ジャンピング現像条件による
ことが好ましい、第6図はこのような非接触ジャンピン
グ現像条件によって現像するタイプの現像器を示す。
現像剤としては、非磁性トナーと磁性キャリアとが混合
されたいわゆる2成分現像剤を使用するのが好ましい、
この2成分現像剤は色が鮮明で、かつトナーの帯電制御
が容易だからである。
第2図に画像読み取り装2250及び画像処理回路2の
一例を示す。
同図において、原稿52のカラー画像情報(光学像)は
ダイクロイックミラー55において、2つの色分解像に
分離される。この例では、赤Hの色分解像とシアンcy
の色分解像とに分離される。そのため、ダイクロイック
ミラー55のカットオフは600n閣程度ものが使用さ
れる。
これによって、赤成分が透過光となり、シアン成分が反
射光となる。
赤R及びシアンCyの各色分解像は夫々CCDなどの画
像読み取り手段56.57に供給されて、夫々から赤成
分R及びシアン成分cyのみの画像信号が出力される。
第3図は、画像信号R,Cyと各種のタイミング信号−
との関係を示し、水モ有効域信号(H−VALID) 
(同図C)はCCD56.57の最大原稿読み取り幅W
に対応し、同図F及びGに示す画像信号R,C7は同期
クロックCLK(同図E)に同期して読み出される。
これら画像信号R,CFは正規化用のアンプ58、Fl
を介してA/D変換器60.61に供給されることによ
り、所定ビット数のデジタル信号に変換される。デジタ
ルカラー画像信号は次段の色分離回路150に供給され
て、カラー画像記録に必要な複数の色信号に分離される
上述の例では、赤R1青B及び黒BKの3色でカラー画
像を記録するようにした簡易形の記録装置であるので1
色分離回路150ではこれら3色の色信号R,B、BK
に分離されることになる。
色分離の具体例については後述する。
色信号R,B、BKは色選択回路160においてそのう
ちの1つの色信号が選択される。これは、上述したよう
に、像形成体201の1回転につき1色のカラー画像が
現像されるような画像形成処理プロセスを採用している
からであり。
像形成体201の回転に同期して現像器205〜207
が選択されると共に、選択された現像器に対応した色信
号が色選択回路160において選択されることになる。
端/−170には色信号に対する選択信号Gl〜G3が
供給される。この選択信号01〜G3は、後述するよう
に、3色記録、つまり通常の記録モードの場合と、中色
記録、つまり色指定記録モードの場合とによって、出力
すべき色信号を選択するため使用されるもので、システ
ムコントロール回路80から供給される。
なお、カラー原稿から3色の色信号に分離する色分離処
理は像形成体201の1回転毎に実行される。
上述した色分離(2色から3つの色信号への色分子i)
は次のような考えに基づいて行なわれる。
第7図は色成分のカラーチャートの分光反射特性を模式
的に示したものであって、同図Aは無彩色の分光反射特
性を、同図Bは青色の分光反射特性を、そして同図Cは
赤色の分光反射特性を夫々示す。
その横軸は波長(nm)を、縦軸は相対感度(%)を示
す、従って、グイクロイックミラー12の分光特性を6
00n*とすれば、赤成分Rが透過し、シアン成分Cy
が反射される。
白色を基準として正規化した赤信号RのレベルをVR,
シアン信号CyのレベルをVCとするとき、これら信号
vR,vcとから座標系を作成することにより、作成さ
れた色分離マツプに基づいて赤、青及び黒の色分離を行
なうことができる。座標軸の決定に際しては、次の点を
考慮する必要がある。
■、中間調を表現できるようにするため、テレビジョン
信号の輝度信号に相当する原稿tiの反射率(反射濃度
)の概念を取り入れる。
■、赤、シアンなどの色差(色相、彩度を含む)の概念
を取り入れる。
従って、輝度信号情報(例えば、5ビツトのデジタル信
号)と色差信号情報(同様に、5ビツトのデジタル信号
)として例えば以下のものを用いるとよい。
輝度信号情報=vR+VC(1) ただし、 0≦VR≦1 、0        (2)0≦V(:
 ≦l 、O(3) O≦VR+VC≦2 、0     (4)VR,VC
の和(VR+VC)は黒L/ ヘJl/(=O)から自
レベル(= 2 、0)までに対応し、全ての色はOか
ら2.0の範囲に存在する。
色差信号情報=VR/ (VR+VC)またはVC/ 
(VR+VC)   (5) 無彩色の場合には、全体のレベル(VR+VC)に含ま
れる赤しベルVlll、シアンレベルVCの;1,1合
は一定である。従って、VR/ (VR+VC) =V
C/ (VR+VC)=0.5     (6) となる。
これに対し、有彩色の場合には、赤系色では。
0 、5<VR/ (VR+VC)≦1.0  (7)
0≦VC/ (VR+VC) <0 、5  (8)シ
アン系色では、 0≦VR/ (VR+VC) <0 、5  (9)0
.5<VC/(VR+VC) ≦1.0 (10)のよ
うに表現することができる。
従って、座標軸として(VR+VC)とVR/ (VR
+VC) モL、〈ハ(VR+VC) トVC/ (V
R+VC: )を2軸とする座標系を用いることにより
、レベル比較処理だけで有彩色(赤系とシアン系)、無
彩色を明確に分離することができる。
第8図には、その縦軸に輝度信号成分 (VR+VC)を、その横軸に色差信号成分VC/ (
VR+VC)を取ったときの座標系を示す。
色差信号成分としてVG / (VR+VC)を使用す
れば、0.5より小さい領域は赤系R10,5より大き
い領域はシアン系Cyとなる。
色差信号情報=0.5近傍及び輝度信号情報が少ない領
域に夫々無彩色が存在する。
第9図はこのような色分離方法に従って色区分を行なっ
た色分離マツプの具体例を示す0色分離マツプはROM
テーブルが使用され、図示の例は32X32のブロック
に分けられている例を示す、そのため、ROMテーブル
に対するアドレスビット数としては行アドレスが5ビツ
ト、列アドレスが5ビツト使用される。
ROMテーブル内には、原稿の反射濃度から得られた1
5子化後のC度対応値が格納されている。
第4図はこのような色分離を実現するための色分離回路
150及び色選択回路160の一例を示す系統図である
端子150a、150bには3色に色分離する前の赤信
号R及びシアン信号cyが供給され、演算処理回路15
1において、階調変換、γ補正などの処理が実行される
演算処理後のデータは、輝度信号データを求めるための
(VR+VC)の演算結果が格納されたメモリ152に
対するアドレス信号として利用されるとノ(に、色差信
号データVC/ (VR+VC)の演算結果が格納され
たメモリ153に対するアドレス信号として利用される
これらメモリ152,153の各出力は後述のメモリ1
54〜156のアドレス信号として利用される。メモリ
154〜156は第13図に示した色分離マツプのデー
タが各色毎に格納されたデータテーブルが使用される。
メモリ154は黒信号BK用であり、メモリ155は赤
信号R用であり、メモリ156は青信号B用である。
第9図に示す色分離マツプからも明らかなように、赤信
号R及びシアン信号Cyのレベルを検出し、演算処理す
ることによって2つのカラー情報信号から、赤、fすお
よび黒の3つの色信号R1B、BKに分離することがで
きる。
夫々のメモリ154〜156から読み出された所定の色
信号は色選択回路160に供給される。
色選択回路160は夫々バッファ回路161〜163を
右し、夫々から得られる色信号はアンドゲート165〜
167に供給されて、必要な色信号のみ選択的に出力さ
れる。その出力がオアゲート168を経て画像処理回路
2に供給される。
これらアンドゲート165〜166及びオアゲート16
8には、実際には4ビツトのデータが人力される。そし
て、アンドゲート165〜166には、虹述したゲート
信号01〜G3が供給される。
ゲート信号01〜G3は分離された各色信号に対応する
もので、像形成体201の回転に回期した3相のゲート
信号G1−G3が形成される(第5図C−H)、同時に
、現像器205〜207にも、第5図C−Hに示す現像
バイアスが像形成体201の回転に同期して各現像器2
05〜207に供給されることになる。
その結果、各色に対する露光プロセスI〜■(同図F)
をもって、順次露光、現像処理工程が実行される。
第10図は画像処理回路2の一例を示すブロック図であ
る。
この例では、0.5倍から2.0倍までの間を1.5%
(1/84の近似として)きざみで拡大・縮小すること
ができるようにした場合である。
ここで、この発明でも原理的には、拡大処理は画像デー
タを増加し、縮小処理は画像データを間引くような補間
処理である。そして、第41図に示す主走査方向の拡大
、縮小は電気的な信号処理で行ない、副走査方向の拡大
、縮小処理はCCDの露光時間を一定にした状態でC0
D(または画像情報)の移動速度を変えて行なうように
している。
画像データをリアルタイムで拡大・縮小処理することに
よって得られる新たな補間データは既にテーブル上に記
憶されたものが使用される。この補間テーブルを参照す
るためには、隣接する2点間の画像データがアドレスデ
ータとして使用される他、指定された倍率によって変わ
るサンプリング周期に関連したデータ(データ選択信号
)も、アドレスデータとして使用される。
これは、隣接する画像デ゛−夕のレベルが同一であって
も、倍率が異なれば、補間すべき画像データのレベルが
相違するから、データ選択信号をも参考にして補間デー
タを参照する必要があるからである。
データ選択信号もデータテーブルが使用される。従って
、画像処理回路2には、補間テーブルの他に、データ選
択信号用のデータテーブル(データ選択テーブル)が川
、なされている、この場合、補間テーブル及びデータ選
択テーブルは。
夫々中−・のデータテーブルを使用してもよいが、画像
処PPをリアルタイムで行なうときにはこれらのデータ
テーブルとしては高速ROMなどを使用しなければなら
ない。
そこで、この発明ではこれら補間テーブル及びデータ選
択テーブルを、夫々複数のメモリで構成し、夫々は画像
読み取り周波数に同期させて同時にアドレッシングされ
ると共に、夫々から得られるデータを選択的に使用する
ようにしたものである。夫々において使用するメモリの
個数は、取り扱うことのできる最大倍率あるいは読み取
り周波数によって異なる。
この実施例では、夫々のテーブルとして2個のメモリが
使用される。
さて、第10図において、タイミング信号発生回路10
は画像処理回路2全体の処理タイミングを制御するタイ
ミング信号などを得るためのものであって、これにはC
0D56.57に対すると同様に、同期クロック(CL
K)、木モ有効域信号(H−VALID)、垂直有効域
信号(V −VALID)及び水平同期信号(H−5Y
NC)が供給される。
タイミング信号発生回路lOからは上述したタイミング
信号の他に、同期クロックCLKや倍率が2倍までをリ
アルタイムに処理するために。
同期クロックCLKの2倍の周波数を持つクロックCK
L2などが出力される。
色選択回路160から各色信号毎に送出された16階調
レベルを有する画像データはスイッチング回路11を介
して縦続接続された2つのラッチ回路12.13に供給
されて、4ビツト構成の画像データ、従って中間調レベ
ルをもって出力された画像データのうち隣接した2つの
画素の画像データDI 、DOが同期クロックのタイミ
ングでラッチされる。
スイッチング回路11は第43図に示すように読み取る
べき画像領域を8没定するとき、その設定領域外の画像
情報を切り捨てるために使用されるものである。そのた
め、指定領域外では“0″データ(画像が白の場合のデ
ータ)がラッチされるようにスイッチング回路11が制
御される。
スイッチング回路11に対する制御信号は上述したタイ
ミング信号発生回路10で生成される。
ラッチ回路12.13でラッチされた画像データDO,
DIは補間データSが格納された補間テーブル14の7
トレスデータとして使用される。補間テーブル14は上
述したように、同一データが格納された2つのROMメ
モリ15゜16で構成され、夫々には拡大・縮小処理に
必要な補間データ、つまり隣接する2つの画像データD
o、DIから参照される新たな中間調レベルを有する画
像データが記憶されている。
第11図は、ラッチデータDO,DIとデータ選択信号
−3Dによって選択される補間データSの一例を;卜す
ものである。実施例では、DOとDiのデータを直線補
間したものを補間データとしている。
第11図において、Sは16階調レベルでもって出力さ
れる補間データ(4ビツト)で、ラッチデータとして使
用される画像データ00.DIはそれぞれ16階調レベ
ルをもつことから、補間データSとしては、16X16
=256通りのデータブロックが含まれている。
図は、DO=O,DI=Fであるときの、各ステップに
おける直線補間による理論イ1(少数点5桁)と、実際
にメモリされている補間データSの値を、正傾斜と負傾
側の夫々の場合について示す。
実際には、第12図に示すような形で補間データSが記
憶されている。ただし、このデータはDO=4.Di 
=0−Fの場合の例である。
このi12図において、ADR3はベースアドレスであ
って、DO=4のとき、DIがOからFまでのレベルを
とるときのデータ選択信号SD(横方向に配置されたO
からFまでのデータ)と、出力される補間データSとの
関係を示す。
アドレスデータADR3と横軸のデータ選択信号SDの
4Itを加えたものが補間メモリ13に対する実際のア
ドレスとなる。
補間メモリ15.16より出力された補間データSはラ
ッチ回路17.18でラッチされ、ラッチされた補間デ
ータは選択回路19に供給されて、一対の補間データの
うちいずれかが選択されて出力される。
ラッチ回路17.18に対するラッチパルス及び選択回
路19に対する選択パルスは何れも画像読み取りタイミ
ングに同期した同期クロックCLKが利用される。
補間メモリ13のアドレスデータとしては。
L述した一対のラッチデータDo、DIの他に。
データ選択信号SDが利用される。
データ選択信号SDは、一対のラッチデータDo、DI
によって選択されたデータテーブル群のうち、どのデー
タを補間データとして使用するかを決定するためのアド
レスデータとして利用される。データ選択信号SDは、
後述するように拡大・縮小のための設定倍率により決定
される。
22はデータ選択信号SDが格納されたデータ選択テー
ブルである。データ選択テーブル22も一対のデータ選
択メモリ23.24で構成される。
第1及び第2のデータ選択メモリ23.24の夫々にお
ける下位6ビツトのアドレス端子には同期クロックCL
Kをカウンタ21でカウントしたデータがアドレスデー
タとして供給される。上位6ビツトのアドレス端子には
システムコントロール回路80から出力された倍率デー
タが供給される。
第1及び第2のデータ選択メモリ23.24には、倍率
により定まるデータ選択信号SDと後述する処理タイミ
ング信号TDとがブロックごとに ゛格納されている。
第1のデータ選択メモリ23に格納されたデータ選択信
号SDは第1の補間メモリ15に対するアドレスデータ
として使用され。
第2のデータ選択メモリ24に格納されたデータ選択信
号SDは第2の補間メモリ16に対するアドレスデータ
として使用される。
第13図に、画像拡大時に使用するデータ選択信S> 
S Dの一部を示す0例示のデータは拡大率Mを124
/84とした場合であり、17B4の間隔で倍率を設定
することかでさる0図中、本印は無効データを示す。
このように、 1/84の間隔で倍率を設定できるよう
にすると、第13図に示すように、その繰り返し周期は
64となる。また、拡大率が124/84である場合に
はサンプリング間隔は84/124(= 0.5161
3)となるので、繰り返し周期に対するサンプリング位
置(理論値)と、そのときに参照されるデータ選択信号
SDとの関係は図示するような関係になる。
崩り返し周期rQJでのデータ選択信号SDにおいて、
iii者のデータ(0)は、サンプリング位置が(0,
00000)のときのデータ選択信号SDであり、後者
のデータ(8)は、サンプリング位置が(0,5181
3)のときのデータ選択信−)SDである、これら対の
データ選択信号SDは繰り返し周期の値によって相違す
る。
なお、繰り返し周期が15.32及び48のところでは
、後者のデータ選択信りSDのイ1が存在しない、これ
はその周期間では、1個のデータしか存在しないことを
示している。
これらのデータは実際には第14図に示すような状態で
補間データ選択メモリ23.24に格納されている。同
図において、ベースアドレスADR3(縦軸)とステッ
プ数(横軸)とによって参照されるデータ選択信号SD
のうちで、その右側のデータは後述するように占込みク
ロックコントロール用のデータ(処理タイミング信号T
Dという)を示す。
処理タイミング信号TDは“l”のとき、占込み可俺状
態(古込みイネーブル)となり、“O”のとき、占込み
禁止状態となる。従って、同図中のデータ“OO′は無
効データを示す。
第15図は画像縮小時に使用する補間データ選択信号S
Dのデータテーブルの一部を示す。
例示したデータは縮小率Mを33/84とした場合であ
る0図中、木印は間引きデータを示す、このデータ選択
信号も第16図に示すような状態でメモリに格納されて
いる。
第1のデータ選択メモリ23には、′5倍時において使
用されるデータ選択信号TDが格納されている(第14
図及び第16図におけるt段のブロック)、第2のデー
タ選択メモリ24には拡大・縮小時に使用されるデータ
選択信−)、つまり拡大時に使用する増加用のデータも
しくは縮小時に使用する間引用のデータが格納されてい
る(第14図及び第16図における下段のブロック)。
データ選択メモリ23.24は、同期クロックCLKで
同時にアドレッシングされることから。
これらは同時並列動作である。また、同期クロックCL
Kを使用する関係玉、データ選択メモリ23.24も画
像読み取りに同期することになる。
処理タイミング信号TDは、と述のように補間データS
が存在するときには“1″ 存在しないとき及びデータ
を間引くときには“O″′となるようなデータである。
データ選択メモリ23.24から読み出されたデータ選
択信号SDと処理タイミング信号TDとは夫々ラッチ回
路25.26でラッチされたのち、データ選択信号SD
は補間メモリ15 、18に供給され、処理タイミング
信号TDは再びラッチ回路27に供給されてラッチされ
、その後選択回路28に供給されてデータ選択メモリ2
3から得られる処理タイミング信号の方が先に選択され
る。この処理タイミング信号TDがゲートパルスとして
同期クロックCLK2のゲート回路29に供給される。
ゲート回路29は処理タイミング信号TDが“l”のと
き開となり、“O”のとき閉となるように制御され、′
l′のときのみ同期クロックCLK2が出力される。こ
れによって、ラッチ回路30が制御され、補間メモリ1
5.16から出力された補間データSのうち有効なデー
タのみがラッチされて後段の2値化回路22に供給され
る。
1り込みクロックは後段の出力74777回路90の−
1込み川のクロックとしても使用される。
さて、データ選択メモリ23.24から第17図B、C
に示すようなデータ選択信号SD(図は拡大率が2倍の
とき)が読み出されたときには、これらデータ選択信号
TDと画像データDO。
DI とによって決るアドレスが参照されて、所定の補
間データが夫々の補間メモリ15.16から読み出され
、これら補間データが同期クロックCLK(第17図A
)の゛トサイクルごとに選択される。その結果、同期ク
ロックCLKの1サイクルごとにデータ選択信号TDを
読み出しても、選択回路19より出力された補間データ
Sの繰り返し周期は同期クロックCLK2の周期に一致
する。
従って、データ選択信号TDの1.′4期は等価的に同
期クロックCLK2の周期に一致し、第17図りに示す
ような状態でデータ選択信号TI)が読み出されたこと
になる。従って、補間データSもまた、このデー、夕選
択信号TDのタイミングで選択回路19から出力される
ことになる。
ラッチ回路27は、ラッチ回路17.18でラッチされ
るべき補間データSのタイミングを制御するもので、補
間メモリ15.16のアクセス時間t(第22図参照)
だけ遅延される。
以上説明したのが画像処理回路2の主要な構成であるが
8画像処理回路2から得られる出力データは一旦2値化
されたのち、出力バッファ回路90(詳細は後述する)
を介して出力装置65に供給される。
2値化処理のための回路構成の一例を第18図を参照し
て説明する。
図において、闇値テーブル32は、書込みクロックをカ
ウントする主走査カウンタ33と、水平同期信号をカウ
ントする副走査カウンタ34と、これらのカウンタ33
.34のカウント値に基づいて所定の闇値データを出力
するマトリックス(ROM構l0It)33とを有する
闇値データはI10ポート35を介して得られるシステ
ムコントロール回路80からの制御信号にノ、(づいて
選択される。すなわち、読み取るべき原稿が線画である
場合には、その濃度に対応した一定用値のデータが使用
される。第19図にその一例を示す0図の田植データは
ヘキサデシマル表示である。
原稿52が写真画のような場合には、ディザ法による2
値化が好ましいので、この例ではディザマトリックスが
闇値データとして使用される。
ディザマトリックスとしては、原稿52の濃度に応じて
、この例では3種類のマトリックスが111、なされ、
これらが適宜選択される。ディザマトリックスとしては
、4×4で構成されたマトリックスを使用することがで
き、原稿52の濃度が薄いとき、:jS20図Aに示す
ディザマトリックスが選択されるときには、汀通の濃度
のときには同図Bのマトリックスが、濃いときには、同
図Cのマトリックスが選択される。
線画のときに使用する閾値データあるいは写真画のとさ
に使用するディザマトリックスは原稿52の濃度に応じ
てオペレータが手動的に選択してもよいが、自動化した
法が便利である。自動化する場合には、原稿52の全体
の濃度を検出し。
その濃度から最適なディザマトリックスなどがシステム
コントロール回路80の指令に基ツいて選択される。
なお、ディザマトリックスによるディザ画像はランダム
ディザや条件付きディザよりもディザマトリックスの最
大面積の開口(第20図では、4×4の面積開口)に闇
値が1つづつ入るように1組織的ディザ法によるディザ
画像が好ましく、また最小面積の開口にも閾値が均等に
入るような分散形ディザ画像が好ましく、さらに完全に
闇値が分散したベイヤ形ディザ画像が特に好ましい。
2値化回路37においては、ラッチ回路3゜から出力さ
れた画像データがディザマトリックス33で選択された
ディザ閾値と比較されて画素ごとに2値化される。
次に、上述した画像処理装置2の画像処理動作について
、まず拡大処理動作から第21図以下を参照して詳細に
説明する。説明の便宜上、拡大率Mは124/fi4(
= 1.94)倍とする。  ゛第21図はオリジナル
データと補間後のデータとの関係をアナログ的に図示し
たものであって、Dはオリジナルデータを示し、Sは補
間後の出力データを示す。
このときの画像情報レベルと補間後のデータとの関係は
第11図に示した通りである。また、このときの補間時
におけるサンプリングピッチとデータ選択信号SDとの
関係は第13図に示した通りである。
この補間処理時の各部における信時のタイミングチャー
トは第22図に示すようになる。
従って、今、CCD56.57から得られるオリジナル
画像データを、00(0)、DI(F)、D2(F)、
D3(0)、D4(0)(カッコ内は各画像データの階
調レベルを示す)とする、同期クロックに同期してラッ
チ回路12からはDI(F)が、ラッチ回路13からは
DO(0)が出力される。
一方、外部で設定した倍率信号とカウンタ回路21の出
力とによって、第14図に示すデータテーブルが参照さ
れて、データ選択信号SDとしては0,8.0,8.1
,9.1,9.・・・(第22図E)が出力され、処理
タイミング信号TDとしては、1,1,1.・・・(同
図F)が出力される。
補間テーブル14からは、画像データDO,DIと、デ
ータ選択信号SDとによって、必要な補間データS(同
図G)が読み出される。
すなわち、画像データD 0(0)とDi(F)との間
では、データ選択信号SDが0と8であることから、補
間データSO及びSlとしては、0と8が出力される。
画像データDi(F)とD2(F)との間では、データ
選択信号SDがOと8であることから、補間データS2
及びS3としては、FとFが出力される。
画像データD 2(F)と03(0)との間では、デー
タ選択信号SDが1と9であることから、補間データS
4及びS5としては、Eと7が出力される。
画像データD 3(0)とD 4(0)との間では1選
択手段SDが1と9であることから、補間データS6及
びS7としては、OとOが出力される。
その後に続く画像データD5.DB、・・・・・・につ
いても上述したと同様な補間データSの読み出しが実行
される。
従って、補間後のデータをX印で表わすと、第21図に
示すようになって、オリジナル画像データ間に所定のレ
ベルを有する画像データが補間されて出力されることが
分かる。
このようにして、実際の画像データDO〜D4に対して
補間法により補間データ5O−57が順次読み出され、
これら補間データSがラッチ回路17.18に順次送出
され(同図工)、それらが同期クロックCLK2によっ
て順次交互に選択される。
次に、縮小処理について説明する。
第23図は縮小処理の場合の画像信号をアナログ的に図
示したものであって、画像データDO。
DI  、D2 、D3 、・・・1・・はO印で、補
間データso  、si  、・・・・・・はX印で表
わしである。第24図はそのときの信号のタイミングチ
ャ・−トを示し、そのどきに使用されるオリジナル画像
データDと補間データSとの関係は第13図に、データ
選択信号SDの関係は第15図に示した通りである。な
お、ここに例示した縮小率Mは33/84(−0,52
)であり、画像データの階調レベルは上述した拡大処理
の場合と同じとする。
ラッチ回路12.13から隣接する2つの画像データ(
例えば、画像データDI、DO)がアドレス信号として
補間テーブル14に供給され。
外部で7Q定した縮小用の倍率(33/84)がデータ
用選択テーブル22に供給され、さらに回期クロックC
LKがカウンタ回路21でカウントされることは、上述
した拡大処理の場合と同じである。
:JrJlS図からも明らかなように、選択メモリ16
からはデータ選択信++SDとして、09本;F1本;
本9本;E、木;・・・・・・が出力され、処理タイミ
ング信号TDとしては、1,0,1,0゜o、o、t、
o、・・・・・・が出力される。ただし本は無効データ
であるので、データ選択テーブル22にはOデータが記
憶されている(第16図参照)、ここで、セミコロン「
;」で囲まれたデータ選択信号SDのうち、前者は第1
6図に示すように、第1のデータ選択メモリ23から読
み出され、後者は第2のデータ選択メモリ24から読み
出されたデータを示す。
そのため、補間テーブル14からは第23図に示すよう
な補間データSが読み出される。
すなわち1画像データD 0(0)とDI(F)との間
では、データ選択信号SDがOと本であることから、補
間データ5(=SO)としては、0のみが出力される。
画像データDI(F)と02(F)との間では、データ
選択信−)SDがFと本であることから、補間データS
lとしてはFが出力される0画像データD2(F)とD
3(0)との間テハ、デー’FM択4M号s。
がともに本であることから、補間データSは何も出力さ
れない0画像データD 3(0)とD4(0)との間で
は1選択データSDがEと木であることから、補間デー
タS2としては、Oのみが出力される。
その後に続く画像データD4.D5.・・・・・・につ
いても上述したと同様な補間データSの読み出しが実行
される。
このようにして、実際の画像データDO,DI。
・・・・・・に対して補間法によりデータが求められる
ことにより、補間データso、st、・・・・・・が順
次読み出されて、その補間データSが選択回路19に順
次転送される。
一方、処理タイミング信号TDは0,1,0゜0.0.
1・・・・・・となるので(同図F)、ゲート回路29
から出力される書込みクロックは第24図Hに示すよう
になるから、所定のデータが間引かれて補間データso
 、st  、・・・・・・が出力される(同図工)。
なお、上述したように、縮小する場合は、原画像情報の
原画素間に新たな画像データを与えてその画像データを
出力し、また原画素の画像データのいくつかを間引きし
たり、そのままの値を出力したりするものであるが、こ
れらの出力画像データは総じて補間データという。
1、述の実施例において、拡大・縮小の倍率を変更すれ
ば、データ選択テーブル22から出力されるデータ選択
信!、; S Dが変り、補間テーブル14がそれに応
じてアドレスされて対応する補間データSが出力される
ことは1!1らかであろう。
拡大・縮小処理が施され、かつ2値化処理された肖像デ
ータは出力バッファ回路90に供給されるが、この出力
バッファ回路90では、拡大・縮小(r<率などの外部
指定データに)、(づいて、出力バッファ回路90に設
けられたラインメモリに対するデータの書込みあるいは
読み出し開始アドレスが制御される。
まず1,1;込みあるいは読み出し開始アドレスを指定
された倍率に応じて制御する理由を第25図及び第26
図を参照して説IIする。
例えば、CCD 60の最大画像読み取りサイズが84
判で、その解像度が18dats/amである場合には
、1947分の画像データ量は4096ビツトとなる0
倍率が2倍までを考えると1画像データ記憶用のライン
メモリとしては第25図に示すような8192ビツトの
容(1Fをもつラインメモリを用意する。
そして、記録した結果が、中央(2048ビツト11)
がJ!亭になるように画像データが書込まれたり、読み
出されたりする。
従って、画像縮小時、例えば1/2に画像を縮小する場
合、ラインメモリの書込み開始アドレスとしては、40
96ビツトの174に相当するアドレス(1024番目
のアドレス)に設定されることになるから、その場合に
は縮小画像データは第25図Aに示す状態でラインメモ
リに書込まれることになる。
これに対して、読み出し開始アドレスは、Oアドレスに
設定される。そのため、第26図Aに示すように縮小画
像が記録される。同図Cは等倍記録画像を示す。
これは、0アドレスから1023アドレスまでは、画像
データがO”であるために、その間は白とみなされて記
録紙に記録され、1024アドレスから始めて縮小画像
データに基づく記録が開始されることになるからである
例えば、32/64の縮小率のときには縮小画像データ
は1024アドレスから書込まれる。同様に33/84
の縮小率のときには992アドレスから11:込まれ、
34/[14の縮小率のときには960アドレスから1
1;込まれることになる。
このように、結果が中央になるように画像データを1+
)込み、読み出しはOアドレスを基塾にすれば記録紙5
3の中央縁立を基準として画像が記録されることになる
このようなことから、縮小時の、l)込み開始アドレス
は、次のように1投定されるものである。
−:込み開始アドレス = (409B−4098X縮小倍率)72画像拡大時
には、画像データが増えるため縮小時とは逆に読み出し
開始アドレスが制御される。
最大拡大率が2倍であるとそのときの画像データは等倍
時の画像データの2倍となる。
その場合、記録される画像の面積は4倍になるから、例
えば84判サイズの原稿を2(Δに拡大しようとしても
記録紙の最大サイズが84判までであるときには、拡大
画像の全てを記録紙上に記録することはできない。
このようなことを考慮すると、記録紙の最大サイズによ
り、原稿の中央部分の処理結果が記録されるように制限
しておいた方が、自然な拡大画像を得ることができる。
それ故、画像拡大時は第25図B、Cに示すように、拡
大画像データ凝の1/2のデータ(拡大画像の中心縁立
の位置に対応する)を基準にして前後2048ビツトの
計4096ビツトが読み出されることになる。
そのため、128/fi4の拡大率のときには、拡大画
像データのうち、最初のデータから2047ビツト目の
データまでが無視され、2048ビツト[1のデータか
らラインメモリへの読み出しが開始され、これより合計
4096ビツトの画像データが読み出されることになる
これに対して、書込み開始アドレスは′0″アドレスに
設定される。これによって、第26図Bに小才ように拡
大画像が記録される。
同様に、127/[i4の拡大率のときには、2016
ビツトllから読み出しが開始され、また124/f1
4の拡大−(lのときには、1984ビツト目から読み
出しが開始され、これより合計4096ビー/ トの画
像データが読み出されることになる。
他の拡大率に設定した場合も、その拡大率に応じた読み
出し開始アドレスからの画像データが選定されるは言う
までもない。
このようなことから、拡大時の読み出し開始アドレスは
1次のように設定されるものである。
読み出し開始アドレス = (409BX拡大倍率−409111)/2以」−
総合すると、拡大・縮小時における−)込み及び読み出
し開始アドレスは第27図に示すように設定されるもの
である。
以北が中央を基準として画像が処理される場合の書込み
あるいは読み出し開始アドレスの設定例である。
続いて、指定領域のみ画像データを読み取り。
そして指定された記録位置に拡大・縮小処理された画像
を記録するために必要な書込みあるいは読み出し開始ア
ドレスの制御例を説明する。
第28図は記録位置指定の説明図であって5図は説明の
便宜上、画像を拡大するときの説明図であるが、画像縮
小の場合にも適用できることは言うまでもない。
まず、読み取るべき画像領域をn1〜n4、拡大・縮小
された結果の記録画像領域をN1〜N4とし、画像領域
n1−n4の対角線−ヒに位置する各座標を、(xi 
 、yl)、(N2  、y2)とする、同様に、記録
画像領域N1〜N4の対角線上に位置する座標のうち、
最小座標を、(N3.y3)とする、また、読み出し画
像領域及び記録画像領域における基準点(原稿52の端
のことで、(x、y)=(0,0)の点をいう)からの
主走査方向(水平走査方向)及び副走査方向(垂直走査
方向)における上述した座標までのデータ数及びライン
数を図示するように、IO。
11、LO,L+ とする。
画像領域n1〜n4が指定された場合には。
人力される画像データは第7図に示すスイッチ切換回路
25により指定領域以外のデータが“O”(自情報)と
なるようにタイミング発生回路lOによりコントロール
される。
第28図A及びCはII)1Gの例であり、同図B及び
DはII  <IOの例である。
11)IOの場合から説明する。
記11度が上述のように、18dots/IImである
場合、線分IO,Itは。
l0=16−xi 工1=1611x3 となる、ここで、指定された倍率をmとすれば、工0ま
での画像データは1m・■0に増加する。
一方、IIは上述した通りであるから、これらの関係を
図示すれば、第29図のようになる。
また1画像領域nlを記録しようとする場合には、■0
のデータは」二連したように“0″データである。また
、記録領域NlにおけるIIまでのデータは何も記録さ
れないデータである。
さて、第29図に示す例は、II)mIQであるから、
拡大された画像データ(mφIO)をそのままラインメ
モリに書込み、これを読み出したのでは、水上方向の記
録開始点x3に到達する前に本来の画像領域nlにおけ
る拡大画像データm5(x2−xi)が記録されてしま
い、指定した記録開始点から外れて記録されてしまう。
このようなことがないように、拡大画像データのライン
メモリへの占込み開始点を制御する必要がある。すなわ
ち、このような場合には、第30図に示すように、工1
とmφIOとの差が記録開始点のずれ槍となるので、そ
の分を見込んだ位置AOより拡大画像データをラインメ
モリに書込むようにすればよい。
こうすれば、指定された画像データの書込まれるアドレ
スAIは第29図のようになる。
アドレスAIまでのデータ数は11に相当し、これは取
も直さず記録座標系における水平座標x3に対応するこ
とになる。
従って、II )IOの場合で、かつII)meIOの
ときには、 AO=Il−m・lo 11のアドレスから、拡大画像データが占込まれ、その
読み出しはOアドレスからである。0アドレスからAO
までのアドレスまでは、拡大・縮小の処理が行なわれて
いないときに、“O”データ(内情+4J)によりライ
ンメモリがクリアされてl、%るので、この間は後述す
るように、°゛0”データが一2込まれている。
II  <TOで、m@l0)IIのときには、第31
図及び第32図からも明らかなように、拡大画像データ
はOアドレスから書込まれることになるのに対し、読み
出しアドレスは、 AO=口・lo−It に対応するアドレスから画像データが読み出される。
こうすることによって、mIo)IIの場合でも、設定
された水平座標点x3から画像が正しく記録されること
になる。
このように、ラインメモリに対する書込みあるいは読み
出し開始アドレスを設定することによって、画像記録位
置の水上移動が可能になる。
垂直方向における画像記録位との移動は、画像読み取り
装と50の読み取りスタートあるいは出力装置65のに
込みスタートを翳めたりするなど、その動作タイミング
を制御することによって実現される。
結果のみ示せば。
Ll >LOのときには、 To = (Ll−m@LO) e主走査時間だけ出力
装?165を通常時よりも早くスタートさせる。主走査
時間とは、1ラインを走査するに要する主走査方向の時
間をいう。
Ll  <LOのときには、 TO=(mIILO−Ll)・主走査時間だけ画像読み
取り装2150を通常時よりも早くスタートさせる。
このように動作タイミングを選定すると共に、上述の占
込み及び読み出しアドレスを選定することによって、予
め設定された記録位置(x3゜y3)に、拡大・縮小処
理された画像N1〜N4を正しく記録することができる
ことになる。
第28図には、画像を拡大処理する例を示しているが、
上述の動作は等倍処理(m=1.0)で記録位置のみ移
動させて記録したり、あるいは縮小処理(m(1,0)
した上で画像を記録する場合にも適用できるは言うまで
もない。
さて、第33図以下は、上述した中央基準による画像記
録あるいは記録位置指定による画像記録動作を実現する
ための一例を示す回路図である。
第33図は出力8777回路90の一例を示す。
出力バッファ回路90には一対のラインメモリZoo、
lotが、没けられ、夫々には1947分の画像データ
が供給される。一対のラインメモリ100、lotを設
けたのは1947分の画像データを交lfに供給して、
画像データの1呼込み及び読み出しをリアルタイムで処
理できるようにするためである。ラインメモリtoo、
101は」二速したように8192ビツトの容+ilを
もつものが使用される。
中央を、l;!準にして画像を記録する場合におけるラ
インメモリtoo、101に対する占込み及び読み出し
は次のように制御される。
まず、ラインメモリへのデータ書込み時には、画像処理
回路2において生成された占込みクロックが使用され、
読み出し時には出力袋7B657T1の読み出しクロッ
クが使用されるので、これらクロックはクロー7り選択
用の第1及び第2のスイッチ102,103を介して夫
々のアドレスカウンタ104,105に供給される。
第1及び第2のスイッチ102,103は一方のライン
メモリが書込みモードにあるとき、他方のラインメモリ
が読み出しモードとなるように相補的に制御される。そ
のためのスイッチコントロールはコントロール回路10
7から出力された水モ周期のコントロール信号(:53
4図C)が利用される。
夫々のアドレスカウンタ104,105にはさらにライ
ンメモリ100,101に対する書込み開始アドレス及
び読み出しアドレスを決定するための各アドレスデータ
が第3及び第4のスイッチ108,109を介して供給
される。
第3及び第4のスイッチ108,109もまた、 ・方
のアドレスカウンタが11:込みモードにあるときには
、他方のアドレスカウンタが読み出しモートとなるよう
に相補的に制御されるものであって、これらスイー2チ
10B、109にも、第34図Cに示したような水平周
期のコントロール信号が供給される。
一;込み開始アドレスあるいは読み出し開始アドレスは
水平同期信号(第34図A)に同期してアドレスカウン
タ104あるいは105にプリセットされる。CPU8
0で生成された上述の−)込みあるいは読み出しアドレ
スは夫々I10ボート130,131を介してスイッチ
108゜109に供給される。
ラインメモリ100,101からの出力は第5のスイッ
チ110でその何れかが選択されたのち、上述した出力
装置65や、画像メモリ64に供給される。第5のスイ
ッチ110は読み出しモード時の画像データを選択する
ためのものであるから、t534図Cに示すコントロー
ル信号とは逆相の信号が使用されるものである。
さて、一対のラインメモリ100,101のデータ供給
ラインには第6のスイッチ140が設けられ1本来の画
像データと、“0″データ(白情報に相当)とが選択さ
れる。これは、ラインメモリ100,101をクリアす
るためのデータで、原稿読み取りが行なわれていないと
さに選択されている。
記録位置指定モードの場合には、読み取り画像領域を示
す座標(xi  、yl)、(x2  、y2)の各座
標データの人力の他に、記録位置を指定する座標(x3
.y3)及び指定倍率mが操作・表示部75から入力さ
れる。
これらデータの入力は、上述のようにオペレータが直接
的にキー人力してもよければ、タブレットなどのポイン
ティングデバイス上に原稿52を置き、直接位置を指定
してCPU80にてその座標を読み取らせるようにして
もよい。
キー人力する場合にあっても、所定のピッチをもって縦
横に罫線が施された透明ホルダーに原稿52を差し込ん
で、各座標を指定してもよい。
このような透明ホルダーを使用すると、その座標の読み
取りを素早く行なうことができる。
上述の各入力データからアドレスが算出されて(アドレ
スが格納されたROMテーブルを使用してもよい)、ラ
インメモリZoo、101への書込み及び読み出しアド
レスが所定のように選択される。これと同時に、速度制
御データが算出されて、これが画像読み取り装置50に
付設された駆動モータに供給されることにより、指定倍
率に応じた読み取り速度に規制されると共に、画像読み
取りスタート信t)が供給される。
出力装置65にも、指定倍率や記録位置に対応した記録
スタート信号が供給されることになる。
ところで、上述では原稿の中央を基準にして画像を読み
取り、記録紙の中央を基準にして画像が記録されるよう
な画像処理装置に適用したが、この発明はこれ以外の画
像処理装置にも適用することができる。
第1に、画像読み取りも1画像記録もともに原稿(記録
紙)の片側を基準にして処理されるものであるときは、
CC056,57の画像読み取り開始位置と、記録開始
位置(レーザプリンタでは、レーザビームの記録ビーム
開始位置)とが同じであるので、開局なくこの発明を適
用できる。
第2に、画像読み取りが原稿の中央線を基準にして行な
われ、画像記録は記録紙の片側を基準にして処理される
タイプの画像処理型こでは、出力バッファ回路90への
書込み及び開始アドレスは次ぎのようになる。
この場合、ラインメモリZoo、lotへの書込み開始
アドレスは常にOアドレスとなる。
これに対して読み出し開始アドレスは倍率信号だけでは
決定することができない、原稿のサイズによって相違す
る。
そのため、この種の画像処理装置においては、原稿サイ
ズを示す信号と倍率とから読み出し開始アドレスが決定
される。
第351Jに示すように、読み取るべき原稿52のサイ
ズがA4判であるときを以ドに示す。
I−述のように、+8dots/I1mであるときには
、A4目の横幅のビット数は。
210mm X  16data/ms=  3360
ビツトであるから、最大読み取り原稿サイズがB 4 
’1.1であると、第35図の幅Yに対して倍率を乗じ
た値がラインメモリに対する読み出し開始アドレスとな
る。
従って、等倍時の読み出し開始アドレスは。
(4096−3380) / 2 =  388  ビ
ットとなる。
任、αの倍率における占込み及び開始アドレスの値を第
36図に示す、ただし、原稿サイズはA4判の場合であ
る。
第3に1画像読み取りが第37図に示すように、片側を
基準にして行なわれ1画像記録は記録 −紙の中央MA
Rを基準にして処理されるタイプの画像処理装置では、
出力バッファ回路90への書込み及び開始アドレスは以
下のように定められる。
この場合には、A4判の最大ビット数 (3360ビツト)と34判の最大ビット数(4096
ビツト)から書込み開始アドレスが決定される。すなわ
ち 書込み開始アドレス = (409111−3380X倍率)/2である。こ
のとき、読み出し開始アドレスはOアドレスである。
:jI込み開始アドレスが負になったとき(拡大時)は
、その値が読み出し開始アドレスの値となる。従って、
このときの占込み開始アドレスはOアドレスである。
任意の倍率における1吋込み及び読み出し開始アドレス
の値を第38図に示す。
このように書込みあるいは読み出し開始アドレスは原稿
の読み取りあるいは書込み基準位置に応じて変更するこ
ともできる。また、ラインメモリZoo、101への1
与込み開始アドレスは記録紙の紙サイズに応じて変更す
るようにしてもよい。
上述では、拡大・縮小率を128/84から33/64
までの間で、1/64きざみで選択できるようにした条
件のドでは、タイミング発生回路10により得られる回
期クロ、りCLK2を基準同期クロ、りの2倍の周波数
としたが、この周波数は最大拡大率により定まるもので
ある。
例えば最大拡大率が3倍に選定されているときには、同
期クロックCLK2の周波数はノ、(準同期クロックの
3倍の周波数に設定されるものである。従って、同期ク
ロックCLK2の周波数は使用する最大拡大率に応じて
変更される。
メモリ13.16はROMの代りにRAMを使用しても
よく、メモリ13はこれに代えて仙算回路を使用しても
よい。
し発明の効果] 以l二説明したように、この発明では補間テーブルとデ
ータ選択テーブルとを最大倍率に応じて複数個用意し、
これらを同時並列動作させるようにしたから、補間テー
ブル及びデータ選択テーブルとして高速のROMなどを
使用するまでもなく、高速ROMを使用したのと等価な
動作をコストアップを招来することなくiiiに実現す
ることができる。
勿論、高速で画像処理を行なうことができるから、画像
メモリなどを使用して画像処理された補間データなどを
一旦記憶させる必要もなく、拡大学縮小処理をリアルタ
イムで処理できる効果がある。また、サンプリング周期
を変更することなく拡大・縮小ができるので、付属回路
の簡略化、記録画質の改善を図ることができる。
さらに、拡大・縮小倍率に応じて出力バッファ回路90
などを制御する場合には、指定された任意の位置に拡大
・縮小された画像を記録することができる。従って、オ
ペレータの希望する領域の画像を、記録紙上の希望する
位置に、希望する大きさ及び色の画像を記録できる特徴
を有する。
勿論、この発明ではラインメモリへの書込みあるいは読
み出し開始アドレスを倍率に応じて制御するようにした
から、拡大・縮小が読み取り側の中央をノ、(べれにし
て行なわれたのと同様の効果が得られると共に、記録に
対しても記録紙の中央を)、(準として記録されること
になる。
その結果、縮小画像が片寄って記録されたり、記録紙の
転写領域外に画像が記録されたりするおそれがない、ま
た、画像拡大時でも余白部分まで拡大されるおそれがな
いので、必要とする画像をiEしく記録することができ
るなどの特徴を右する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による拡大・縮小町溌な画像処理装置
の概要を示す系統図、第2図は画像読み取り装置の一例
を示す系統図、第3図はその動作説IJIに供する波形
図、第4図は色分離回路及び色選択回路の一例を示す系
統図、第5図は画像形成処理プロセスの一例を示す説明
図、第6図は簡易形の電子写真式カラー複写機の一例を
示す構成図、第7図及び第8図は色分離の説明に供する
図、第9図は色分離マツプの一例を示す図、第10図は
画像処理回路の一例を示す系統図。 第11図及び第12図は画像拡大時に使用する補間デー
タの一例を示す図、第13図及び第14図は画像拡大時
に使用する縁り返し周期とそのとさのデータ選択信号と
に関係を示す図、第15図及び第16図は画像縮小時に
使用する繰り返し周期とデータ選択信号との関係を示す
図、第17図はデータ選択信号の選択手順を説明するた
めの図、第18図は閾値テーブルの一例を示す系統図、
第19図は線画用に使用する閾値データの一例を示す図
、第20図は写真画用に使用する閾値データマトリック
スの一例を示す図、第21図は画像拡大処理動作の説明
に供する信号波形図、第22図はそのときのタイミング
チャート、第23図は画像縮小処理動作の説明に供する
信号波形図、第24図はそのときのタイミングチャート
、:jS25図はラインメモリの説明に供する図、第2
6図は記録画像の説明図、第27図、第36図及び第3
8図は夫々書込み及び読み出し開始アドレスの一例を示
す図、第28図は記録位こ指定の説II図、第29図〜
第32図はその動作説明に供する図、第33図は出力バ
ッファ回路の一例を示す系統図、第34図はその動作説
明に供する波形図、第35図及び第37図は画像読み取
り及び画像記録の他の例を示す図、第39図はディザ画
像による記録例の説明図、第40図はデータ補間の説I
jI図、第41図は従来の拡大・縮小可能な画像処理装
置の要部の一例を示す系統図、第42図はその動作説明
に供する波形図、第43図は記録位置指定の説IJI図
である。 2・・・画像処理回路 lO・・・タイミング信号発生回路 14・・・補間テーブル 15.16・・・第1及び第2の補間メモリ22・・・
データ選択テーブル 23.24・・・第1及び第2のデータ選択メモリ36
・・・2値化回路 50・・・画像読み取り装置 60・・・画像読み取りL段(c CD)65・・・出
力装置 70・・・シーケンス制御回路 75・・・操作・表示部 90・・・出力バッファ回路 D・・・画像データ S・・・補間データ SD・・・データ選択信号 TD・・・処理タイミング信号 特許出願人 小西六写真玉業株式会社 代 理 人 弁理上 山口 邦夫 G五傅徐わ 第11図 データ選択信号SD 第1 データ選択信号5D r−一一一一一ノ ADRS  +o  +t  +2  +3  +4 
 +5  +61メモ 2図 →ステップ数 ←7  −!−8+9   +A   +B   +C
+D   +E   +Fす13の内容 n    n n11nOn    0−51813テ
ータどゼ号≧υ nnnnnnnntoan7ワフ1nR第19図 第20図 (A)     (B)     (C)第22図 第24図 第25図 第26図 輻・1・吟    私丸叶    薯七叶第27図 −一−10−一一 第29図 第3C=図 ゛ 第31図 に書98よア、9よ 第39図 面素 第40図 一 ブンfリンフ僧−1 第36図 第38図 第41図 ° (捷、42丁] 第43図 八        B b′53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数間の画像情報の補間を行なう補間データが格
    納された補間テーブルと、 この補間テーブルの補間データを選択するためのデータ
    選択信号が格納されたデータ選択テーブルとを有し、 上記補間テーブルとデータ選択テーブルとは夫々複数の
    メモリで構成され、 これら複数のメモリには倍率に応じた補間データ及び補
    間データ選択用のデータ選択信号が予め記憶されてなる
    ことを特徴とする拡大・縮小可能な画像処理装置。
  2. (2)上記複数のメモリは画像読み取り周波数に同期し
    てアドレスされるようになされたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の拡大・縮小可能な画像処理装置
  3. (3)上記複数のメモリは倍率に応じて選択されるよう
    になされたことを特徴とする特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の拡大・縮小可能な画像処理装置。
  4. (4)上記複数のメモリは最大拡大率の整数値に選定さ
    れてなることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2
    項または第3項記載の拡大・縮小可能な画像処理装置。
JP61097288A 1986-04-26 1986-04-26 拡大・縮小可能な画像処理装置 Pending JPS62253271A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63103565A (ja) * 1986-10-20 1988-05-09 Sharp Corp イメ−ジ入力処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63103565A (ja) * 1986-10-20 1988-05-09 Sharp Corp イメ−ジ入力処理装置

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