JPS6225259Y2 - - Google Patents

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JPS6225259Y2
JPS6225259Y2 JP9085880U JP9085880U JPS6225259Y2 JP S6225259 Y2 JPS6225259 Y2 JP S6225259Y2 JP 9085880 U JP9085880 U JP 9085880U JP 9085880 U JP9085880 U JP 9085880U JP S6225259 Y2 JPS6225259 Y2 JP S6225259Y2
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JP
Japan
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rolls
roll
applicator
wax
doctor
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JP9085880U
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JPS5717764U (ja
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  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 従来の板紙等の表裏両面コート装置は上下互い
に相近接するアプリケーターロールに夫々上下ド
クターロールを近接し、上アプリケーターロール
は周面にゴム又は合成樹脂部材を巻回被着せしめ
て、弾性をもたせ、近接する上ドクターロールと
の間に蓄液部を形成し、この蓄液部に溶融ワツク
スが流下し、蓄液するように、その直上位置にシ
ヤワーを配置し、下アプリケーターロールは金属
ロールにして、表面を金属平滑面に形成し、溶融
ワツクス皿槽内に架設し、上ドクターロールを加
熱させ、各ロールを回転せしめながら、シヤワー
より流下し蓄液する溶融ワツクス及び溶融ワツク
ス皿槽内の溶融ワツクスを夫々上下ドクターロー
ルを介して、上下アプリケーターロールに転移さ
せ、上下アプリケーターロールの間を通過する板
紙の表裏両面にワツクスを塗布していた。
従つて、上アプリケーターロールは周面がゴム
又は合成樹脂が巻回被覆されているため、高温に
加熱できない故上アプリケーターロールと溶融ワ
ツクスとの温度差が大きくなり、せつかく上アプ
リケーターロールに転移された溶融ワツクスはア
プリケーターロールの周面に於いて凝固するおそ
れを生じ、板紙へのワツクス浸透塗布がむらとな
つたりするおそれが多々あつた。
又、従来技術において、上ドクターロールを加
熱した場合では溶融ワツクスが上アプリケーター
ロールへと熱が移り吸収され均一な加熱温度が保
てず、そのため、時として上アプリケーターロー
ルと上ドクターロールとの間隙調整も必要となつ
たが、この調整操作だけでは塗布量の調整、均一
塗布面を得るには極めて困難であつた。又、上ア
プリケーターロールに比し、上ドクターロールの
ロール径が小さいのに熱源をこの上ドクターロー
ルに導入して上ドクターロールを加熱するので、
この上ドクターロールが熱膨脹を起し、歪みや曲
げを生じ、上ドクターロールと上アプリケーター
ロールとの間隙部が不均一となり、上アプリケー
ターロールへ溶融ワツクスが均一に転移すること
ができなくなるをもつて、板紙の表面に良好な塗
布面を形成することができ得なかつた。
そこで本考案は上下アプリケーターロールを金
属製にして、その表面に梨地、メツシユ状の微凹
凸模様を設け、加熱・圧着した際にも上下アプリ
ケーターロールが熱膨脹によつて歪んだり、曲が
つたり、又、押圧力によつて変形しないように上
下ドクターロールよりそのロール径をはるかに大
径に成型し、上下アプリケーターロールの表面温
度を調整してワツクスの転移量を任意に調整し得
るようになし、上下アプリケーターロール自体の
加熱によつて、溶融ワツクスの温度を加熱保持せ
しめると共にワツクスの溶融温度を保ち、均一に
上下アプリケーターロールに転移させ、上下アプ
リケーターロールを介して、板紙表面に所望量の
ワツクスを均一に塗布せしめて、ワツクス加工板
紙の用塗に応じて各種防水特性を有する板紙製品
を高速で能率よく連続的に生産することができる
ようにしたことを特徴とする板紙等の表裏両面コ
ート装置を提供するにあり、以下実施の一例につ
いて説明する。
コート装置Aは鉛直線上に上下相近接対峙し得
る位置に上下アプリケーターロール1,1′の回
転軸6,6′を夫々軸架し、上下アプリケーター
ロール1,1′は板紙Bの厚さに応じて、適宜上
下移動自在になるように形成し、板紙Bを通過せ
しめ得るように隙間を設ける。
そして、この上下アプリケーターロール1,
1′の前方即ち板紙Bの流方向の上流側に上下ア
プリケーターロール1,1′よりはるかにロール
径の小径なる上下ドクターロール2,2′を横架
近接し、上ドクターロール2と上アプリケーター
ロール1との間には蓄液部aを形成せしめ、その
蓄液部aの直上に溶融ワツクスCを蓄液部aに流
し込み供給するシヤワー4を架設すると共に、下
アプリケーターロール1′は下方に設けた溶融ワ
ツクスCを収納する溶融ワツクス皿槽3内に架設
する。
上・下アプリケーターロール1,1′の後方に
は塗布された板紙上の余剰溶融ワツクスCを取り
除くためにかき板5,5′を設置する。
上下アプリケーターロール1,1′は鉄又は金
属にて、上下ドクターロール2,2′より遥かに
大径の管筒状に形成して中空部b,b′を設け、そ
の中空部b,b′内に熱蒸気を送り込んで加熱し、
この加熱によつて、上下アプリケーターロール
1,1′が歪み、曲げを生じないようになし、上
下ドクターロール2,2′と均一に近接し得るよ
うに成型すると共に、上下アプリケーター1,
1′の外周面には梨地又はメツシユ状の微凹凸模
様d,d′を刻設し、板紙Bの表面に均一に溶融ワ
ツクスCを塗布し得るように形成してある。
上・下ドクターロール2,2′の外周面にはゴ
ム又は合成樹脂等の弾性部材7,7を一体的に巻
回被着して弾性を付与し、上・下ドクターロール
2,2′を上・下アプリケーターロール1,1′外
周面に圧接してもアプリケーターロール1,1′
に傷を付けるといつたことがなく、しかもアプリ
ケーターロール1,1′との間の間隙を微調節で
き、塗布量の調整を広範囲に行なうことが出来る
ようにしてある。
従つて、上アプリケーターロール1と上ドクタ
ーロール2とによつて形成された蓄液部aにシヤ
ワー4を介して流下蓄液された溶融ワツクスC
は、上アプリケーターロール1の熱蒸気加熱によ
り高温度に保温されながら、上ドクターロール2
により塗着が均一化され上アプリケーターロール
1に導びかれて、上アプリケーターロール1の回
転で上アプリケーターロール1に接する移動中の
板紙Bの表面上に均一に塗布せられ、板紙Bの表
面にワツクスをコートすると共に、板紙Bの裏面
はワツクス溶融皿槽3に浸漬する下アプリケータ
ーロール1′の回転により、溶融ワツクス皿槽3
内の溶融ワツクスCを転移させ、下ドクターロー
ル2′によつて、均一に塗布量を調整しながら塗
布し、板紙Bにワツクス面を形成する。
本考案は以上のように上下アプリケーターロー
ルのみを熱蒸気によつて加熱せしめたから、上ア
プリケーターロールの表面温度の調整は極めて簡
単に出来、且、上下ドクターロールはその外周面
をゴム又は合成樹脂等の弾性部材で巻回被着して
弾性を付与し、上下アプリケーターロールとのな
じみを良くすると共に、上下アプリケーターロー
ルと上下ドクターロールとの間隙の微調節を可能
としたるをもつて、板紙へのワツクスの転移量を
任意に調整することが出来、所望塗布量のワツク
スを板紙に均一にコートすることが出来る。
又、従来の如くドクターロールを加熱した場
合、溶融ワツクスの熱がアプリケーターロールへ
移り、均一な加熱温度を保てないが、本考案はア
プリケーターロールを加熱したるをもつて、直接
溶融ワツクスを加熱させることになり、溶融ワツ
クスの温度を保つことができ、溶融ワツクスが塗
布工程中に凝固することがなく、均一的に板紙上
にワツクスを塗布せしめ得る効果があり、用途に
応じて各種の防水特性を有する板紙を高速で能率
良く連続的に生産し得る。
又、更に従来のアプリケーターロールの周面は
ゴム又は合成樹脂部材で弾性を有するアプリケー
ターロールを成型していたので、熱に弱く、且ド
クターロールが小径な上に加熱するので歪み、曲
げを生じ、これによつて、アプリケーターとドク
ターロールとの間隙は均一にならず、アプリケー
ターへのワツクス転移に濃淡を生じ、且一部凝固
したりして不均一な転移となり、板紙表面に良好
な均一コート面が得られなかつた。
その上アプリケーターロールが板紙等に接触、
高速回転すると紙巾の広狭により、紙耳端接触部
がゴム、合成樹脂部材のため、摩耗し、アプリケ
ーターロールに筋傷がつき、ワツクスを塗布する
際、板紙にワツクスの筋がつき、不均一な塗布面
をもつた板紙ができるので、使用頻度が激しいと
周期的にこのアプリケーターロールを取換交換せ
ねばならず高価だ不経済であつたが、本考案のア
プリケーターは金属製であるため前述した心配は
全くなく、耐熱耐圧効果を撥揮すると共に長期使
用に耐え得て実用的効果極めて大である。
【図面の簡単な説明】
図面は板紙等の表裏両面コート装置を示す。 図中、A……コート装置、1,1′……アプリ
ケーターロール、B……板紙、2,2′……ドク
ターロール、C……溶融ワツクス、3……溶融ワ
ツクス皿槽、7,7′……弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下互いに相近接対峙するアプリケーターロー
    ルに夫々上下ドクターロールを近接し、上アプリ
    ケーターロールと上ドクターロールとの間に溶融
    ワツクスを流し込み得るようにシヤワーを配設
    し、下アプリケーターロールと下ドクターロール
    を溶融ワツクス皿槽内に架設せしめてなる板紙等
    の表裏両面コート装置において、前記上下アプリ
    ケーターロールを金属にて成型し、その周表面に
    梨地又はメツシユ状の微凹凸模様を設け、内部を
    中空体状に形成し、その中空部内に熱蒸気を送り
    込んで加熱せしめ、且、上・下ドクターロールの
    周面には弾性部材を巻回被着し、上・下アプリケ
    ーターロールと上・下ドクターロールとの間隙調
    節により塗布量を調節出来るようにしたことを特
    徴とする板紙等の表裏両面コート装置。
JP9085880U 1980-06-28 1980-06-28 Expired JPS6225259Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9085880U JPS6225259Y2 (ja) 1980-06-28 1980-06-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9085880U JPS6225259Y2 (ja) 1980-06-28 1980-06-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5717764U JPS5717764U (ja) 1982-01-29
JPS6225259Y2 true JPS6225259Y2 (ja) 1987-06-27

Family

ID=29452852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9085880U Expired JPS6225259Y2 (ja) 1980-06-28 1980-06-28

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084130Y2 (ja) * 1989-12-07 1996-02-07 カシオ計算機株式会社 液晶表示パネル基板用ロールコート装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5717764U (ja) 1982-01-29

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