JPS62252459A - 吸放湿性組成物ならびにその製造方法 - Google Patents

吸放湿性組成物ならびにその製造方法

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JPS62252459A
JPS62252459A JP9641586A JP9641586A JPS62252459A JP S62252459 A JPS62252459 A JP S62252459A JP 9641586 A JP9641586 A JP 9641586A JP 9641586 A JP9641586 A JP 9641586A JP S62252459 A JPS62252459 A JP S62252459A
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rubber
collagen
gelatin
chitosan
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植村 勇
Mitsuo Yasui
三雄 安井
Yoshio Ono
尾野 凱生
Yasushi Saeki
靖 佐伯
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は吸放湿性組成物ならびにその製造方法に関する
ものである。
(従来の技術) 一般に使用されている吸放湿性組成物には天然皮革、紙
、バμプ、木綿、へちま々どの天然繊維があシ、建材、
内装材、履物、衣料などに用いられている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、これらの性質をより有効に活用する上で、本体
では自由な成形性に欠けるのが難点の一つである。そこ
で、これらの欠点を改善し、その吸放湿特性をいかすこ
とを目的としてこれまでに皮粉やバμプ等の天然繊維な
どをゴムラテックスをバインダーとして成形し、パルプ
ボードやレザーボードとして建材や靴素材に利用されて
きた。しかし、これらの欠点は強度面を重視した配合に
するとゴムマトリックスが天然繊維をとシまく構造とな
り、天然繊維本来の吸放湿性が損われ、また逆に吸放湿
性を重視すると強度不足の構造となることであった。
(問題を解決するための手段) 以下、本発明の構成について説明する。本発明は上述の
問題点に鑑み発明されたものであって、膠、ゼラチンも
しくはコラーゲンまたはカゼイン、キトサンなどの吸放
湿性を損うことなくゴムもしくは合成樹脂の特性をいか
した組成物とその製造方法である。すなわち、本発明は
ゴムもしくは合成樹脂100重量部に膠、ゼラチンもし
くはコラーゲンまたはカゼイン、キトサンなどを単独ま
たは複数を20〜150重量部よりなる配合物を主成分
とし、添加剤0〜40重量部を副成分とする吸放湿性組
成物を第一の発明の構成要旨とし、ゴムもしくは合成樹
脂700重量部に膠、ゼラチンもしくはコラーゲンまた
はカゼイン、キトサン等を単独または複数を20〜15
0重量部よりな配合物を主成分とし、添加剤0〜40重
量部を副成分とした配合割合で、所定の温度と所定のせ
ん断応力下で混線し死後、常法によシ成型することを特
徴とする吸放湿性組成物の製造方法を第二の発明の構成
要旨とする。
尚、第一の発明において主成分に対し、添加剤0〜40
重量部を副成分として添加配合してもさしつかえなく、
同様に第二の発明においても主成分に対して添加剤0〜
40重量部を副成分として添加配合してもさしつかえな
い。
ここで、本発明において適用するゴムもしくは合成樹脂
としては任意のものを利用でき、たとえば天然ゴムのほ
か合成ゴムとしてスチレン−ブタジェン共重合体(SB
R)、スチレン−イソプレンブロック共重合体(SIS
)、ヌチレンーブタジエンブロック共電合体(SBS 
)イソプレンゴム(IR)、ニトリyコ°ム(NBR)
、クロロプレンゴム(CR)、ウレタンゴム、アクリル
ゴム、クロロヒドリンゴムるるいは再生ゴム等が適用で
きる。又、合成樹脂としてはウレタン樹脂、ナイロン、
ABS樹脂、EVA樹脂等が適用できる。膠、セフチン
もしくはコラーゲンまたはカゼイン、キトサンとじては
、膠、ゼラチンは皮革工業副産物として提供さたものを
微粉末状として使用する。コラーゲンは皮粉、粉末状コ
ラーゲンまたは液状可溶性コラーゲンである。カゼイン
またはキトサンは市販のままの状態で使用する。尚、添
加剤としては無機添加剤としてシリカ、炭酸力μシウム
、クレー、カーボンブラック、金属粉末のほか、多孔質
物成形剤として、例えば食塩、次酸ソーダ、塩化カルシ
ウムなど、これらのうち単独もしくは複数を用いること
ができ、又、顔料としては赤口顔料、リトポン、黄鉛、
ベンジジンエローなどが適用でき、さらに、有機添加剤
としてはグリセリン、ポリエチレングリコール、ブドウ
糖、ショ糖、でんぷん、木粉などが適用できる。配合量
は使用目的によって変更し、以下の実施例のとおりとな
る。尚、「主成分とする」の意義は他の添加剤(可塑剤
、充填剤、強化剤、難燃剤、滑剤、酸化防止剤、発泡剤
、架橋剤、帯電防止剤、防滴防曇剤、防かび剤、抗菌剤
、金属腐食防止剤、着色剤、他の改質剤)と共に併用さ
れてもよいことを意味する。膠、セフチンもしくはコラ
ーゲンまたはカゼイン、キトサン等の形状は500μm
以下の粉末を用いるのが望ましい。但し、コラーゲンの
場合は液状コラーゲンも使用可能である。また、粉末は
150μm以下のよシ細かい状態で配合すると機械的特
性(引張強さ、引裂強さ、伸び率)、吸放湿特性に顕著
な効果を示した。さらに、膠、ゼラチンもしくはコラー
ゲンについては分子量1000〜50.000のものが
望ましい。
配合物の混練はせん断応力下で、必要に応じて加熱混合
ができる混線機、例えばバンバIJ−ミキサー、樹脂用
ロール、ゴム用ロールなトラ用い、常温ないし200°
Cの温度範囲で1〜30分間混練を行う。最適混練時間
は5〜15分間程度である。混線温度はゴムや合成樹脂
の違いKよって適当な条件を選択して行う。この場合、
一般には未加硫ゴムは常温で、合成樹脂は6゜°C以上
の温度で混練する。但し、熱可塑性ゴム等は常温または
高温混練も可能である。配合の順序はゴムもしくは合成
樹脂を混練した後、膠、ゼラチンもしくはコラーゲンま
たはカゼイン、キトサンなど、これらのうち単独または
複数で混練し、ついで目的に応じた添加剤を加える方法
、あるいは膠、ゼラチンもしくはコラーゲンまたはカゼ
イン、キトサンなどこれらのうち単独または複数と相容
性を示す添加剤で可塑化した後、ゴムもしくは合成樹脂
を混練する方法、あるいは膠、ゼラチンもしくはコラー
ゲンまたはカゼイン、キトサン等のうち単独または複数
の混合物を加える方法なども行うことができる。
混合物の成形は混線物の性質と使用目的に応じ通常のゴ
ムや合成樹脂の成形で行われるプレス、押出機、ロール
によるシート成形や溶媒によるフィルム成形などが行わ
れる。
さらに成形物は目的に応じて別途の処理、すなわち吸放
湿性組成物中の膠、ゼラチンもしくはコラーゲンまたは
カゼイン、キトサンあるいはゴム、合成樹脂、添加剤な
どの一部を熱水または有機溶[(ハロゲン化炭化水素、
ベンゼン、エステル等)に浸漬処理して除去し、多孔質
化したり、組成を変化させることによシ、吸放湿能をは
じめとするその他の物性を変化せしめることが可能であ
る。配合割合は膠、ゼラチンもしくはコラーゲン、キト
サンの20重量部以下では吸放湿機能が不足する。また
150重量部以上の添加では用途に応じた必要物性が得
られず約50〜60重量部付近で最もバランスのとれた
複合体を得ることができる。
(実施例) 次に本発明の実施例によシ詳しく説明する。
特許にかかわる代表的な配合例を実施例・1に示す。
実施例 1 配合1−5についてはゼラチンをグリセリンで予め可塑
化した後、これを75°Cで混練しながらSBSを練り
込む。また配合1−6についてはSBSを可塑化しなか
らN a c 1とゼラチンの混合物をSBSに順次練
シ込んだ。他の配合についてははじめにゴムを可塑化し
ながら他の成分をこれに加えて混線操作を行った。次に
これらの混練操作を終了したシート状試料に関する「別
途の処理」についての実施例を示す。
実施例 2 実施例1−2の配合物の混練操作を完了した1〜21u
L厚のシート状複合体を目的に応じた大きさに切シ取る
。これを3時間熱水中で煮沸処理した後、熱風式乾燥話
中で70°C124時間送風乾燥を行ってシート中の水
分を除去する。
最後に70℃、接触圧で平滑仕上げを行って吸放湿性多
孔質体とする。
実施例 3 実施例1−3の試料について、実施例2と同様の操作を
行って吸放湿性多孔質体とする。
実施例 4 実施例1−4の試料について実施例2と同様の操作を行
って吸放湿性多孔質体とする。
実施例 5 実施例1−6の試料について実施例2と同様の操作を行
って吸放湿性多孔質体とする。
実施例 6 実施例1−7の試料について実施例2と同様の操作を行
って吸放湿性多孔質体とする。
実施例 7 実施例1−8の試料について混練操作を完了した配合物
を四項炭素に溶解し10%溶液とする。これに1.5 
uc厚の不織布を浸漬し、配合物を不織布に含浸する。
含浸処理不織布は70°Cで熱風式乾燥器にて溶媒を除
去した後、80°C1接触圧でプレス仕上げを行う。こ
の試料を実施例2と同様の処理を行って吸放湿性多孔質
体とする。
実施例 8 実施例1−9の試料について実施例2と同様の操作を行
って吸放湿性多孔質体とする。
実施例 9 実施例1−10について混練操作を完了した配合物を1
40°C115分間加硫を行って1×12x12IuL
シートを作製。つぎにこのシートを実施例2と同様の処
理を行い吸放湿性多孔質体とする。
実施例 10 以上実施例1〜9で作製したそれぞれの試料および市販
レザーボードおよび市販バμプボードについて吸湿性、
放湿性およびその他の特性試験を実施した。
尚、吸放湿性能評価のための測定法は以下のとおりであ
る。
(通気度の測定) ガーレ式デンソメータによって測定
し、10Qccの空気が試料表面から裏面へと通過する
時間で表示。
(m湿Plf)測定’)  JIS−Z−0208に準
する方法で、試料を水蒸気が透過する度合(?/−12
4hr)を表わす。
(吸湿度と放湿量の測定) 吸湿度は3×4c1nの測
定用試料を切り取り秤量ヒンに入れ、25°C145%
RH雰囲気中で2日間祠湿した後、40’C,90%R
H雰囲気中に放置し所定時間し最高24時間)における
電量増加分を、または放湿量は吸湿度測定で24時間放
置した試料を再び25°C145%RH雰囲気中に移し
所定時間における重量減少分を求め、いずれも単位体積
当りの重量で算出する。
吸放湿性素材は一般的な評価として適度な透湿度(約5
00〜3000 P/rIt24hr程度)と適度に通
気性があること、および吸放湿性が大で、かつ吸湿した
水分を速やかに放散することが優れたものとされている
。特に吸放湿量とその速度や透湿度はその性能を評価す
る上で大切な目安を与える。実施例10に示すとおり、
履物の中敷材や中底材として使用され、吸放湿性に優れ
ているとされているレザーボードでは、吸湿量は他の試
料と比較して大きいが放湿速度が遅い。この放湿速度の
遅いことが従来からの天然皮革の改善すべき課題であっ
た。
(発明の効果) しかるに本発明の実施例2〜7にみられる吸放湿性組成
物ではバルブボードをしのぐ吸湿性を示し、吸湿速度に
おいてはレザーポーに匹敵する性能を有している。特に
放湿性については優れた通気性とあいまって、レザーボ
ード、バルブボードに比べて極めて速い放湿速度を示し
ている。複合化することによって、吸湿した湿分を速や
かに放散する特性を具備せしめたことが本発明の特徴と
なっている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴムもしくは合成樹脂100重量部と、膠、ゼラ
    チンもしくはコラーゲンまたはカゼイン、キトサンなど
    のうち単独または複数を20〜150重量部とからなる
    ものを主成分とすることを特徴とする吸放湿性組成物。
  2. (2)ゴムもしくは合成樹脂100重量部に対し、粉末
    状の膠、ゼラチンもしくはコラーゲンまたはカゼイン、
    キトサンなどのうち単独または複数を20〜150重量
    部としたものを主成分とし、これを所定温度の所定せん
    断応力下で混練した後、常法により成型することを特徴
    とする吸放湿性組成物の製造方法。
JP9641586A 1986-04-24 1986-04-24 吸放湿性組成物ならびにその製造方法 Granted JPS62252459A (ja)

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