JPS62252089A - 透明面状発熱体及びその製造方法 - Google Patents

透明面状発熱体及びその製造方法

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JPS62252089A
JPS62252089A JP9321386A JP9321386A JPS62252089A JP S62252089 A JPS62252089 A JP S62252089A JP 9321386 A JP9321386 A JP 9321386A JP 9321386 A JP9321386 A JP 9321386A JP S62252089 A JPS62252089 A JP S62252089A
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JP
Japan
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heating element
transparent
composite
polymer
thermoplastic resin
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Pending
Application number
JP9321386A
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English (en)
Inventor
正雄 小林
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドーパントをドーピングしたイソチアナフテ
ン構造を有する重合体と熱可塑性樹脂フィルムとの複合
体からなる性能の良好な透明面状発熱体及びその製造方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、電気カーペットなどの暖房用器具として、導電性
フィラーを合成樹脂に配合せしめた面状発熱体の利用が
普及してきている。
更に単なる面状発熱体ではなく、透明性もあわせもった
透明導電膜としてポリエステルの表面に酸化インジウム
などの半導体や金などの金属を物理的に薄く堆積させた
膜が開発され、1oovのS番 #動電源の使用が可能な冷凍庫の結露防止用として、実
用化に充分な発熱量が得られてきている。
しかし、この透明面状発熱体を自動車の窓ガラスの結露
防止用とて用いるためには、12Vで駆動させねばなら
ず、その場合充分な発熱量を得るためには、導電体の厚
さを厚くしなければならず、それによって透明性が損わ
れるという問題点があった。
一方、近年新しい導電性高分子フィルムの製造方法とし
て、電解重合法を用いて芳香族系高分子材料と熱可塑性
樹脂フィルムを複合化する方法が提案された(特開昭6
0−105532号公報)。
この方法の特徴は、基板と導電性物質が一体となるため
、機械的特性が優れている点にある。しかし、この方法
で開示されている、ポリチオフェンやポリピロールなど
の芳香族系高分子材料は、導電状態で可視領域に強い吸
収を持ち、面発熱体として使用可能な量を熱可塑性樹脂
フィルム中に複合化すると、真黒になってしまい、透明
性を必要とする用途には適さなかった。
最近、導電状態で透明性を有する新しい重合体としてイ
ソチアナフテン構造を有する重合体が提案された。更に
、特開昭60−105532号公報に記載されている方
法を用いてこのイソチアナフテン構造を有する重合体と
熱可塑性樹脂フィルムを複合化する方法についてもすで
に提案された(特願昭60−273500号)、シかし
、この方法によって得られる複合体の電気伝導度の値は
10−g〜10−33/amのオーダーであり、面状発
熱体として利用するには不充分であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、前記従来の透明面状発熱体の欠点を克
服して、低抵抗でかつ透明性が高く、又機械的特性にも
優れ、自動車や航空機、或は住宅用窓などの結露防止用
として有用な新しい透明面状発熱体及びその製造方法を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に従えば、前記目的が有効に達せられた透明面状
発熱体及びその製造方法が提供される。
即ち、本発明はドーパントをドーピングしたイソチアナ
フテン構造を有する重合体と熱可塑性樹脂フィルムの複
合体からなる透明面状発熱体に関する。
更に、本発明は、電解重合法により熱可塑性樹脂フィル
ムとイソチアナフテン構造を有する重合体を複合化し、
次いで得られた複合体に電気化学的にドーパントをドー
ピングすることを特徴とする透明面状発熱体の製造方法
に関する。
本発明で用いられるイソチアナフテン構造を有する重合
体とは、下記の一般式(I) (式中、R1及びR3は水素又は炭素数1〜5の炭化水
素を表わし、Xは陰イオンを表わし、yはインチアナフ
テン構造の単位当りの陰イオンの割合を表わすO−0,
04の数である。nは重合度を表わし、5〜500の数
である) で表わされる重合体で、下記の一般式(n)で表わされ
るイソチアナフテン化合物を電気化学的に重合させるこ
とによって得られる。
(式中、R1及びR2は水素又は炭素数1〜5の炭化水
素基を表わす、) 上記の一般式(n)で表わされるイソチアナフテン化合
物を電解重合法により、熱可塑性樹脂フィルムに複合化
する方法としては、特願昭60−273500号に記載
されている方法を用いることができる。
この方法で得られた複合体は、重合時の電位によってド
ーピングレベルが異なり、又重合時のドーパントの種類
によっては、電解重合終了後の洗浄操作で、容易に脱ド
ーピングが進行してしまうこともあるが、イソチアナフ
テン構造を有する重合体がドーピング状態で透明性で高
導電性であることが知られている。よって本発明におい
て、複合体を性能の良好な透明面状発熱体とするために
は、安定なドーパントを用いて電気化学的にドーピング
することが必要である。
電気化学的にドーピングを行うためには、二極式の電解
セルを用い、作用極の電位を参照極からの電位として規
制するのが望ましい0作用極としては、特願昭60−2
73500号に記載されている方法で製造した集電体に
密着させた複合体フィルムをそのまま用いることができ
る。透明で高導電性にするためには、作用極の電位を、
飽和カロメル電極を基準として+0.5〜+1.5■、
好マしくは+0.9〜+1.2Vに設定することが望ま
しい。この条件によれば、複合体にドープされるドーパ
ントの量は、約5〜22モル%の範囲内にある。電気化
学的ドーピングを行うためのドーパントとしては、 P
F6− 、 SbF6− 、八sF、−。
SbCl 、−、BF、、−の如き、ハロゲン化物アニ
オン、0104−の如き過塩素酸アニオン、パラ−トル
エンスルホン酸アニオン、 の各種アニオンが安定に存在するドーパントとして好適
に用いられる。電気化学的ドーピングを行うための溶媒
としては特に制限はないが、アセトニトリル、ベンゾニ
トリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、スルホラン
、プロピレンカーボネート等の有機溶媒をあげることが
できる。
本発明の透明面状発熱体のドーピング状態は空気中でも
安定に保たれるが必要に応じて表面を透明なフィルムで
封止することにより、更に安定性を向上させることも可
能である。
本発明の透明面状発熱体の基板とする熱可塑性樹脂フィ
ルムとしては特に制限はないがポリ塩化ビニル、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリメチルメタクリレートなどをあげ
ることができる。
〔発明の効果〕
本発明の透明面状発熱体は、従来のITOをポリエステ
ル表面に蒸着した透明面状発熱体に比較して、以下のよ
うな利点を有している。
■ 導電物質であるイソチアナフテン構造を有する重合
体が単に基板である熱可塑性樹脂フィルムの表面に堆積
しているのではなく、樹脂中にもぐりこんで一体となっ
ているので剥離の心配がなく、長期安定性に優れている
■ 高ドーピングレベルのイソチアナフテン構造を有す
る重合体は、金属的な高導電性を示し、ITOをポリエ
ステル表面に蒸着したタイプと比較し、表面抵抗を11
5以下にすることができる。
■ イソチアナフテン構造を有する重合体は、エレクト
ロクロミック材料としても有用であり、熱可塑性樹脂フ
ィルムと複合化して窓材として使用した場合、面状発熱
体として結露防止の機能を果たすだけでなく、ブライン
ド用としての機能を担うこともできる。
〔実施例〕
以下実施例及び比較例をあげて本発明を更に詳細に説明
する。なお、各側の透明面状発熱体の特性値は表に示す
実施例1 100μmの膜厚のポリ塩化ビニルフィルムを白金箔に
ホットプレスを用いて密着させ、作用極γ を作製した。対極としてヂラファイトシートを用い、電
解質としての0.05モル/lのテトラフェニルホスホ
ニウムクロライド及び0.15モル/lのインチアナフ
テンモノマーをア七ト二トリル:テトラヒドロフラン=
90:10(体積比)の溶媒に溶かして電解重合セルを
作製した。室温で10分間定電位2■で通電し、ポリ 
(1,3−イソチアナフテン)とポリ塩化ビニルの複合
体を作製した。
次に、0.5モル/1のテトラブチルアンモニウムテト
ラフルオロボレートのア七ト二トリ、、ル:テトラヒド
ロフラン−90:10(体積比)の溶液を電解液とし、
飽和カロメル電極を参照極とし、白金板を対極として上
記複合体の電気化学的ドーピングを実施した。Ovと+
1.Ovの間で数回電位走査を繰り返してドーパントを
BF、−とした後、電位を+1.1vにして複合体を高
導電性でかつ透明性とした後、白金箔より剥離させて透
明面状発熱体とした。
実施例2 実施例1において、50μmの膜厚のポリフッ化ビニリ
デンフィルムをポリ塩化ビニルフィルムの代わりに用い
た他は、実施例1と同様の操作を行い、透明面状発熱体
とした。
比較例1 電解重合用のモノマーとしてピロールを用い、そして電
解質としてテトラエチルアンモニウムバークロレートを
用いた他は、実施例1と同様の操作を行い、面状発熱体
を作製した。
比較例2 市販品の東しハイビームBを用いて、その特性値を測定
した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ドーパントをドーピングしたイソチアナフテン構造
    を有する重合体と熱可塑性樹脂フィルムの複合体からな
    る透明面状発熱体。 2)電解重合法により熱可塑性樹脂フィルムとイソチア
    ナフテン構造を有する重合体を複合化し、次いで得られ
    た複合体に電気化学的にドーパントをドーピングするこ
    とを特徴とする透明面状発熱体の製造方法。
JP9321386A 1986-04-24 1986-04-24 透明面状発熱体及びその製造方法 Pending JPS62252089A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5432237A (en) * 1989-05-23 1995-07-11 Showa Denko K.K. Radically polymerizable composition

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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