JPS6225137Y2 - - Google Patents

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JPS6225137Y2
JPS6225137Y2 JP1980074853U JP7485380U JPS6225137Y2 JP S6225137 Y2 JPS6225137 Y2 JP S6225137Y2 JP 1980074853 U JP1980074853 U JP 1980074853U JP 7485380 U JP7485380 U JP 7485380U JP S6225137 Y2 JPS6225137 Y2 JP S6225137Y2
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protrusion
hole
fabric
hook
base material
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JP1980074853U
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JPS57307U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、貫通孔が形成された嵌合体と、突起
が一体成形された合成樹脂製の止着体とをホツク
取付基材の両側に配置し、該基材に刺し通した突
起を前記貫通孔に挿通して、その突起先端部を孔
縁にカシメ止めするようにしたホツクにおける前
記止着体に関する。
この種のホツクは、ホツク取付基材が包装用ビ
ニール袋や化学繊維によつて織成、編成された布
地である場合には好適に使用できるが、例えばジ
ーンズのように、綿糸よりなる厚手の布地に用い
る場合には、止着体の突起を布地に刺し通す際布
地を組織する糸同士の滑りによる織目の拡張変形
を起こしにくいので、突起が布地をうまく貫通で
きず、第1図の如く、止着体1Bの突起13が布
地1Cによつて押し潰されてしまうことがある。
このような不都合を解消する手段としては、布
地1Cに予め孔を穿設し、この孔に突起13を通
すことが考えられるが、これによる場合は、ホツ
ク取付工程とは別に穿孔工程を要するばかりでな
く、布地1Cの孔と突起13との位置合わせが必
要となり、作業能率の低下を逸れ得ない。
また、突起13は、先端部が尖鋭である程、布
地1Cを貫通しやすいため、突起13を尖鋭な形
状に成形することによつて布地1Cへの貫通能力
を高めることも考えられるのであるが、これによ
る場合は、次のような不都合が生じる。
即ち、突起13の突出先端部をホツク取付機の
ハンマーで打撃して嵌合体の孔縁にカシメ止めす
る際、第2図に示す如く、突起13が尖鋭である
程、横方向への変形量を多く必要とし、他方、突
起13の材料樹脂の伸びには限度があるから(因
みに、この種の止着体では伸び率が18〜22%程度
といつた比較的硬い合成樹脂によつて作製される
のが普通である。)、打撃による突起13の拡径変
形部1aの付根に亀裂1bが生じやすく、孔縁と
係合する拡径変形部1aの強度(即ち、カシメ止
め強度)が低下し、僅かな外力によつても拡径変
形部1aが折れ、嵌合体と止着体1Bとが分離す
ることになる。従つて、カシメ止め強度のみを考
えれば、突起13は、先細り形状とせず、単なる
円柱状に成形することが望ましいが、このように
すれば、布地1Cへの貫通が不能になることは言
うまでもない。
本考案は、これらの問題を解決したものであ
り、突起の先端に尖鋭な小突起を一体成形した点
に特徴がある。
而して、本考案によれば、ホツク取付基材がジ
ーンズのような厚手で、しかも、糸同士の滑りに
よる織目の拡張変形を起こしにくい布地であつて
も、布地両側に配置された嵌合体と止着体とを互
いに接近する方向に押圧した際、先ず尖鋭な小突
起が布地に突き刺さつて微細な孔をあけ、この孔
を押し拡げつつ突起が布地をスムーズに貫通する
ことになる。
しかも、このように小突起で布地に一次的に孔
をあけるため、突起の肩部を大きな曲率半径の緩
斜面に成形しても、ホツク取付基材に対する十分
な貫通能力を確保でき、従つて、突出先端部の打
撃による拡径変形部の亀裂発生を抑制し、拡径変
形部の強度を向上して止着体と嵌合体とのカシメ
止めを強固に行なわせることが可能となる。
また、小突起は合成樹脂材料により突起と一体
成形されるものであるから、成形用金型の形状を
変更するだけで、小突起を有しない従来の止着体
と同様に、容易かつ安価に製造できる。
以下、本考案の実施例を第3図以降の図面に基
づいて説明する。
図において、A1は雄型の嵌合体、A2は雌型の
嵌合体であり、これら嵌合体A1,A2は合成樹脂
により作製されたもので、中央部には貫通孔1…
を有する。B1,B2は、円板状部分2…とその片
面中央部に位置する突起3…と該突起3…の先端
中央部に位置する尖鋭な小突起4…とを合成樹脂
にて一体成形した止着体である。突起3…は、前
記貫通孔1…の内径に対応する直径の円柱状を呈
し、且つ、肩部3a…を大きな曲率半径で彎曲し
た斜面に形成してある。小突起4…は、突起3…
と同芯の円錐状を呈し、突起3…先端からの高さ
hは適宜(例えば1〜2mm)に設定される。ま
た、小突起4…と突起3…先端との隅角部は彎曲
した斜面にしておくことが望ましい、C…はホツ
ク取付基材の一例であるジーンズを示す。
上記の構成によれば、第5図に示すように、先
ず小突起4がジーンズCに突き刺さつて微細な孔
をあけ、この孔を押し拡げつつ突起3がジーンズ
Cをスムーズに貫通するため、ジーンズCに予め
孔をあけておかなくても、突起3がジーンズCで
押し潰されることがない。
また、突起3の肩部3aは直線的な斜面であつ
てもよいが、この実施例では、曲率半径の大きい
緩やかな彎曲斜面に形成してあるため、突起3の
突出先端部を打撃して貫通孔1の孔縁にカシメ止
めする際、材料樹脂の横方向への変形量が少なく
ても、拡径変形部aを孔縁に係合することができ
る。換言すれば、拡径変形部aに材料樹脂の無理
な伸びがなく、拡径変形部aにおける亀裂の発生
が極力抑制される。
従つて、拡径変形部aが折損しにくく、強固な
カシメ止め状態が得られるのである。
尚、小突起4の形状としては、第7図、第8図
にその代表例を示す通り、三角錐状、四角錐状な
ど適宜設定できるものであり、図示の形状に限ら
れるものではない。円板状部分2についても同様
である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来例を示す断面図、第3図
乃至第6図は本考案の実施例を示し、第3図は斜
視図、第4図は拡大断面図、第5図は作用図、第
6図はホツク取付け状態を示す断面図、第7図、
第8図は各々別の実施例を示す突起の拡大平面図
である。 A1,A2……嵌合体、B1,B2……止着体、1…
…貫通孔、3……突起、4……小突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貫通孔が形成された嵌合体と、突起が一体成形
    された合成樹脂製の止着体とをホツク取付基材の
    両側に配置し、該基材に刺し通した突起を前記貫
    通孔を挿通して、その突出先端部を孔縁にカシメ
    止めするようにしたホツクの前記止着体であつ
    て、前記突起の先端に尖鋭な小径突起を一体成形
    してあることを特徴とする合成樹脂製ホツク止着
    体。
JP1980074853U 1980-05-30 1980-05-30 Expired JPS6225137Y2 (ja)

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JP1980074853U JPS6225137Y2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30

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JP1980074853U JPS6225137Y2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30

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JPS57307U JPS57307U (ja) 1982-01-05
JPS6225137Y2 true JPS6225137Y2 (ja) 1987-06-27

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ID=29437547

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WO2010116501A1 (ja) * 2009-04-08 2010-10-14 Ykk株式会社 ボタン取付部材
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JPS49109707U (ja) * 1973-01-17 1974-09-19

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Publication number Publication date
JPS57307U (ja) 1982-01-05

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