JPS62248812A - オイル循環装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はエンジンのオイル循環装置に関する。

［従来の技術］ オイル循環装置は、エンジンに連結回転せしめられるオ
イルポンプによってオイルパンのオイルをエンジン各部
に圧送するものである。従来、オイルポンプの吐出側に
はリリーフ弁を設（）（送給されるオイル圧を一定に保
っている。

一方、特にディーゼルエンジンにａ３いて寒冷時の始動
特性の改善およびアイドル口、１の燃費低減が望まれて
いる。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記従来のリリーフ弁は内設したバネのばね力により弁
体を閉鎖位置に付勢するものが一般的であり、その設定
圧はエンジンの通常運転時にこれに充分なオイルを供給
すべく約５　Ｋｇ　／　ｃｒＡとしである。しかして、
オイル温度が未だ上野していない始動時等においてはオ
イル粘度は非常ｌこ高く、その流動性が著しく低下して
いる上に、上述の如くオイル圧の設定が高いため、オイ
ルポンプを駆動するエンジンに大きな負担がかかつてエ
ンジン始動性とアイドリンク時の燃費特性を悪化せしめ
る原因の１つとなっていた。一方、エンジン始動時やア
イドリング時には通常運転時はどのオイル循環量は必要
としない。

本発明はかかる背景に鑑みてなされたもので、低温始動
時においてオイルポンプがエンジンの大きな負荷となら
ず、これにより速やかなエンジン始動を実現することが
でるとともに、アイドリング時の燃費を大幅に改善し得
るエンジンのオイル循環装置を提供することを目的とす
る。

［問題貞を解決するための手段］ 本発明の構成を第１図で説明すると、オイルポンプ１の
吐出側には電磁リリーフ弁２が設けてあり、該リリーフ
弁は制御手段３により開閉制御される。制御手段３は、
オイル温度が所定温度以下かつエンジンが始動回転数の
時、ないしエンジンがアイドル回転数かつオイル圧が所
定圧以上の時に上記リリーフ弁２を開放する。なお、図
中３１．３２．３３はそれぞれオイル温度センサ、エン
ジン回転数センサ、オイル圧力センサである。また、図
中４はスタータ、４１はスタータスイッチ、５はバッテ
リ、６はエンジン潤滑部、７は循環路、８はリターン路
である。

［作用、効果１ 本発明の装置によれば、オイル温度が低いエンジン始動
時にはリリーフ弁が開放されＵ　エンジンの負担が低減
され、これによりスムーズな一■−ンジン始動がなされ
る。また、アイドリング時には通常運転時のオイル設定
圧より・し低い所定１−［以］−でリリーフ弁が開放さ
れる結果、オイル圧は上記低い所定圧に維持され、これ
によりエンジンの負担は軽減されて燃費が向上する。

［実施例］ 第１図において、オイルポンプ１はＡイルパン９よりオ
イルを汲み上げ、循環路７を経てエンジン潤滑部６ヘオ
イルを供給する。オイルポンプ１の吐出口近くには上記
循環路７より分岐せしめてリターン路８が設けてあり、
該リターン路８には途中スプール式電磁リリーフ弁２が
介設しである。

上記リリーフ弁２は、ケース内に設けたシリンダ室を図
の左右方向に摺動自在な小径のニードル２０１と大径の
スプール２０２を有しており、ニードル２０１およびス
プール２０２はそれぞれコイルバネ２０３．２０４によ
り図示の位置に保持されている。スプール２０２は、オ
イルポンプ１側に位置する圧力室２０５を、中心に設け
た小孔２０２ａを介して変圧室２′０６と区画するとと
もに、上記圧力室２０５とリターン通路２０７とを遮断
している。ニードル２０１はその先端が、変圧室２０６
とリターン通路２０７を結ぶ小孔２０リリーフ弁２のケ
ース外には電磁コイル２０８が設けてあり、該電磁コイ
ル２０８に通電するとニードル２０１はコイルバネる０
３のばね力に抗して図の左方に移動する！これにより、
小孔２０１ａは開き、変圧室２０６の圧力が低下してス
プール２０２が左方へ移動する。この移動により圧力室
２０５とリターン通路２０７が連通し、オイルがリリー
フされる。

上記電磁コイル２０８４よコンピュータ３に接続されて
、これにより作動制御せしめられる。コシピユータ３に
はスタータスイッチ４１よりスタータ４の作動信号が入
力されている。図中へはバラ。上記コンピュータ３には
オイル温度 センサ３１、エンジン回転数センサ３２、およびオイル
圧力センサ３３が接続しである。

コンピュータ３の制御フローチャートを第２図に示す。

図より知られる如く、以下の三条性のいずれかで上記電
磁コイル２０８に通電してリリーフ弁２を開放せしめる
。

■オイル圧５　Ｋｔｊ　／　ｒ：ｔＡ以上■エンジンが
アイドル回転数（７００〜８００ｒｐｍ）かつオイル圧
’ＩＫ９／ｃＩ７を以十■オイル温度−１５℃以下でス
タータ作動中、かつエンジン回転数８０Ｏｒｐｍ以下 車両の通常走行時には、−上記条件■によりオイル圧力
はほぼ５　Ｋｙ　／　ｃ／ｌに保たれる。）フィトリン
グ時には、上記条件■によりオイル圧力はほぼ１　Ｋｆ
ｌ／ｄに保持され、オイルポンプ駆動の為のエンジン負
荷が軽減されて燃費の低減が図られ得る。

ざらには、寒冷時におけるエンジン始動は、上記条件■
によりオイルポンプ駆動の負荷がほとんど生じないため
、良好かつ速やかに行なわれる。

第３図には本発明の他の例を示し、オイル循環蕗８のス
トレーナパイプ８１にはＰＴＣヒータ１Ｏが設けてあり
、コンピュータ３により通電制御される上記ヒータ１０
によってオイル温度を急速に上昇せしめてその粘度を低
下せしめる。かかるヒータ１０を併用することにより、
上記リリーフ弁２の開放時間を短くして信頼性を向上す
るとともにヒータ１０へのバッテリ負担も小さくするこ
とができる。

なお、上記条件■〜■におけるオイル圧、エンジン回転
数、オイル温度は使用条件に応じて適宜変更する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すオイル循環装置の全体
構成図、第２図はコンピュータの制御フローチャート、
第３図は他の例を示すオイル循環装置の全体構成図であ
る。 １・・・・・・オイルポンプ ２・・・・・・電磁リリーフ弁 ３・・・・・・制御手段 ３１・・・・・・オイル温度センリ ３２・・・・・・エンジン回転数センサ３３・・・・・
・オイル圧力センサ ４・・・・・・スタータ ４１・・・・・・スタータスイッチ ５・・・・・・バッテリ ６・・・・・・エンジン潤滑部 ７・・・・・・循環路 ８・・・・・・リターン路 １０・・・・・・ＰＴＣヒータ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）オイルポンプの吐出側に電磁リリーフ弁を設け、
   該リリーフ弁を、オイル温度が所定温度以下かつエンジ
   ンが始動回転数の時に、ないしエンジンがアイドル回転
   数かつオイル圧が通常運転時の設定圧よりも低い所定圧
   以上の時に開放する制御手段を設けたことを特徴とする
   オイル循環装置。
2. （２）上記設定圧を５Ｋｇ／ｃｍ＾２とし、上記所定圧
   を１Ｋｇ／ｃｍ＾２とした特許請求の範囲第１項記載の
   オイル循環装置。