JPS62248724A - 油圧シヨベルの揺動防止装置 - Google Patents

油圧シヨベルの揺動防止装置

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JPS62248724A
JPS62248724A JP9229186A JP9229186A JPS62248724A JP S62248724 A JPS62248724 A JP S62248724A JP 9229186 A JP9229186 A JP 9229186A JP 9229186 A JP9229186 A JP 9229186A JP S62248724 A JPS62248724 A JP S62248724A
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Shuichi Ichiyama
一山 修一
Yukio Aoyanagi
青柳 幸雄
Keiichiro Uno
宇野 桂一郎
Tomohiko Yasuda
知彦 安田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧ショベルの掘削作業において生じるジヤ
ツキアップによる揺動を防止する油圧ショベルの揺動防
止装置に関する。
C従来の技術〕 油圧ショベルは、下部走行体、この下部走行体に旋回可
能に設置された上部旋回体、およびこの上部旋回体に可
回動に取付けられたフロントを有し、このフロントは、
上部旋回体に可回動に取付けられたブーム、ブームに可
回動に取付けられたアーム、およびアームに可回動に取
付けられたバケットで構成されている。これらブーム、
アーム、バケットはそれぞれブームシリンダ、アームシ
リンダ、バケットシリンダにより駆動され、これらブー
ムシリンダ、アームシリンダ、およびバケットシリンダ
の駆動を制御することによりフロントを任意の姿勢とす
ることができる。そして、油圧ショベルによる掘削は、
フロントをその掘削に都合のよい姿勢に制御しながら行
なわれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記油圧ショベルの掘削4’FLにおいて、アームシリ
ンダおよびバケットシリンダを伸長させて掘削を実施す
る場合、これら各シリンダの出力が極めて大であり、か
つ、ブームシリンダの保持圧が高いと、フロント全体が
一つの梃子のようになって油圧ショベルの本体(下部走
行体と上部旋回体)を持ち上げる状態(いわゆるジヤツ
キアップ状態)となり、油圧ショベルの本体前部が持ち
上げられる。
上記の状態のまま掘削を行ない、この掘削が終了すると
、バケットを地面から離すべくブームシリンダが伸長せ
しめられる。そうすると、それまで持ち上げられていた
油圧ショベルの本体は地面に落下し、油圧ショベルに大
きな衝撃を生じる。
このような衝撃は油圧ショベルを操作しているオペレー
タに不快感を与え、その操作性を悪化させるばかりでな
く、油圧ショベルの各部に思わぬ損傷を生じるおそれが
ある。なお、場合によっては油圧ショベルの本体後部が
持ち上げられることもあるが、この場合でも同様の欠点
が生じる。
本発明の目的は、このような従来の欠点を解消し、いわ
ゆるジヤツキアップ状態の発生を防止することができる
油圧ショベルの揺動防止装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、ブーム角、アー
ム角およびバケット角をそれぞれ検出する各角度検出器
と、アームシリンダの圧力を検出する圧力検出器とを備
え、フロントの現在姿勢において、油圧ショベルの重量
が油圧ショベル本体の所定点に作用する荷重と同じ荷重
を当該所定点に発生させるためのバケット先端に加わる
垂直荷重を演算する第1の演算手段と、フロントの現在
姿勢において、バケット先端の掘削力の垂直成分を演算
する第2の演算手段と、第1の演算手段で得られた演算
値と第2の演算手段で得られた演算値とを比較し、前者
の演算値が後者の演算値を超えるときブームシリンダの
保持圧を減少させる手段とを設けたことを特徴とする。
〔作用〕
各角度検出器の検出値と、油圧ショベルの重量と、油圧
ショベルの各部寸法から、当該重量が油圧ショベル本体
の所定点に及ぼす荷重を演算し、このときのフロントの
姿勢と同一姿勢において、当該所定点に前記荷重と同一
の荷重を作用させるにはバケット先端にどの程度の大き
さの垂直荷重を作用させる必要があるかを第1の演算手
段により演算する。一方、このときのフロントの姿勢に
おいて、バケット先端の掘削力の垂直成分を第2の演算
手段により演算する。次に、第1の演算手段と第2の演
算手段の各演算値を比較し、第2の演算手段の演算値が
第1の演算手段の演算値より大きくなったとき、ブーム
シリンダの保持圧を減少させ、これによりジヤツキアッ
プ状態の発生を防止する。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る油圧ショベルの揺動防止
装置の系統図、第2図は油圧ショベルの概略構成の側面
図である。まず、第2図に示す油圧ショベルの全体構成
を説明すると、1は下部走行体、2は上部旋回体、3は
上部旋回体2に可回動に取付けられたフロントである。
フロント3はブーム4、アーム5およびバケット6で構
成されており、Dはバケット6の先端を示す。7はブー
ム4を駆動するブームシリンダ、8はアーム5を駆動す
るアームシリンダ、9はバケット6を駆動するバケット
シリンダである。
10はブーム4の回動中心に設けられてブーム角を検出
するブーム角検出器、11はアーム5の回動中心に設け
られてアーム角を検出するアーム角検出器、12はバケ
ット6の回動中心に設けられてバケット角を検出するバ
ケット角検出器である。なお、Gは地面を示す。
次に、第1図で15は油圧ショベルに搭載された油圧ポ
ンプ、I6は油圧ポンプI5とブームシリンダ4との間
に介在しブームシリンダ4の駆動を制御する電磁制御弁
である。17はアームシリンダ8に供給される油の圧力
を検出するアーム圧力検出器、18は演算部である。演
算部18はブーム角検出器10、アーム角検出器11、
バケット角検出器12およびアーム圧力検出器17の検
出値を入力し、所定の演算を実行し、その演算結果によ
り電磁制御弁16を制御する。
次に、本実施例の動作を、第2図に示す各部寸法や角度
を参照しながら説明する。第2図で、Aは油圧ショベル
の転倒支点である。Bは上部旋回体2の旋回中心と地面
Gとの交わる点であり、この点がフロント3の姿勢の基
準点(座標の原点)となる。Cは油圧ショベルの重心位
置を示す、前述のように、フロント3が図示の姿勢にあ
るとき、アームシリンダ8およびバケットシリンダ9を
それぞれ大きな力で伸長方向に駆動すると、油圧ショベ
ル本体がジヤツキアップされ、下部走行体1と上部旋回
体2の前方が転倒支点Aを中心とじて持ち上げられた状
態となる。
このようなジヤツキアップの現象を考察すると、この現
象は、重心位置Cの重量が転倒支点Aに及ぼす荷重(モ
ーメント)に対して、バケット6の先端りに作用する掘
削力が転倒支点Aに及ぼす荷重(モーメント)の方が大
きくなったときに生じるものと考えられる。そこで本実
施例では、転倒支点Aに作用する荷重のうち、上記後者
の荷重が上記前者の荷重を超えたときブームシリンダ7
を伸長させ、ジヤツキアップを未然に防止しようとする
ものである。そして、両者の荷重の大小を比較するため
、本実施例では、この比較を転倒支点Aとバケット6の
先端りとの間の位置関係で行なうこととし、このため、
転倒支点Aに上記前者の荷重を作用させるために先端り
に加えるべき仮想された垂直荷重(力)を演算し、一方
、先端りに加わる掘削力の垂直成分を演算し、両者の大
小を比較することとする。
以下、この演算について説明する。ここで、FT 二上
記垂直荷重(力) FDv:上記垂直成分の力 F’DA:バケット6の先端りに作用する掘削力θF 
=掘削力FDAの地面Gの垂直線に対する角度W:重心
位置Cにおける油圧ショベル重量LF0:基準点Bと転
倒支点Aとの間の距離L□二二基点点と重心位置Cとの
間の水平方向の距離 LX :基準点Bと先端りとの間の水平方向の距離2す
りと、 F ov”’ F oA−cosθF −−−−−−・
−−−−−(i )又、モーメントの平衡関係から LX+LFO が成立する。したがって、第1図に示す演算部18で上
記(1)、(2)式を演算し、力FDvと力F7とを比
較し、両者の力関係が(FDV>FT)になったとき電
磁制御弁16を第1図で左側位置に駆動し、ブームシリ
ンダ4を伸長せしめればよい。
ところで、(1)式においては、力F’oa、角度θF
は未知であり、又、(2)式においては、長さLXが未
知である。このため、(1)式および(2)式を演算す
る前段においてこれらの未知数を既知の値および検出し
た値に基づいて算出する必要がある。そこで、まずこの
算出に要する既知の値を定めるため、油圧ショベルの各
点を次のように表わす。
Pl :上部旋回体2とブーム4との連結点P2 :ブ
ーム4とアームシリンダ8のヘッド側との連結点 P、:プーム4とアーム5との連結点 P4 :アーム5とアームシリンダ8のロッド側との連
結点 P、:アーム5とブーム6との連結点 又、これら各点に関する長さを次のように表わすことに
する。
LrzS点P+ と基準点Bとの間の水平距離り、、:
点Pr、P2間の直線距離 L8□:点□、、Pg間における点PI、P1間の直線
に平行な距離 L■:点P2と、点P、、P、間の直線との間の垂直距
離 Lo:点P、と先端りとの間の直線距離さらに、 θB :ブーム角検出器lOで検出される水平線に対す
る点P l+ P z間の線分のなす角(ブーム角) θA :点P、、P6間の線分と、点P+、P3間の線
分に対する垂直線とのなす角(アーム角検出器11で検
出されるアーム角) elLI:点P 3. P s 間(7) 線分ト、点
P、と先端り間の線分とのなす角(バケット角検出器1
2で検出されるバケット角) FA :アーム圧力検出器17で検出された圧力から得
られるアームシリンダ8の推力 とする。上記の値り、yz〜L0は既知であり、又、値
θ8〜FAは検出値又は検出値から得られる値である。
これらの値を用いて、(1)式および(2)式における
未知の数値を求めるための演算を示す。
まず、(1)式の値FDAを求める。モーメントの平衡
関係から、 が成り立つ。ただし、 LAv:点P3とアームシリンダ8の軸線との間の垂直
距離 P :l D :点P、と先端りとの間の距離(以下、
各点間の距離をこのように表わす。) である。ここで、距離P3Dは次の演算で求めることが
できる。
三角形DP3PSにおける余弦定理を適用すると、 ・・・・・・・・・・・・(4) 次に、距離LAvは以下の演算で求める。
l P z P s P a = 2π−−一θえ−/
P t P 3P z一/Pa Pz PS・・・・・
・・・・・・・(5)p z p s = Fフ+ (
Lm+−πF・・・・・・(6)三角形P2 Pz P
sにおける余弦定理を適用してアームシリンダ8の長さ
PzPaを求めると、X (Pz P4)Cos(/P
z Pz P4 )・・・・・・・・・・・・(7) 上記(5)〜(8)式中、(5)弐の角度(/P8Pi
P4)および(6)式の距19PzPsはそれぞれ既知
の値の演算により求めることができ、又、(8)式の角
度(/Ps P、P4)は既知の距離P、P、および(
5)〜(7)式で求めた値を用いて演算により求めるこ
とができる。そして、(6)式で求めた距離pg Pz
および(8)式で求めた角度(/p、p、p、)を用い
ると、距離LAvを求めることができる。
LAv=Pz Pz  s i n C/Px Pz 
P4)−・= (9)このように、(4)式および(9
)式でそれぞれ距離Px D、Lavが得られるので、
アーム圧力検出器17の検出値より得られたアームシリ
ンダ8の推力FAとともに(3)式の演算を実施し、力
F’oaを得ることができる。
次に(1)式の値θ、を求める。まず、三角形P3 p
s Dに正弦定理を適用すると、・・・・・・・・・・
・・(10) (10)式で、距@P、Dは既知であり、距離PADは
(4)式で得られ、角度θ8Uは検出値である。そして
、角度θ2は(10)式の角度(/Ps P3D)を用
いて次式により求めることができる。
θ、=−−θ、−θa +l P s P 3 D・・
・・・・(11)以上のように、力F11Aおよび角度
θ、が得られるので、(1)式の掘削力FDAの垂直成
分F’nvを得ることができる。
一方、(2)式における未知の距離LXを演算により求
める。この演算は次式にしたがってなされる。
LX = Lrz+ Lll c o sθs  +P
3  P5 sin(θ8+OA)+LIILlsiハ
(θ1+θ。
+θmu−π) = L、2+ L1coses+ P3Pssin(θ
8 +θa )  +L8LIS  i n  (θ^
 +θB+θ!lL+)            ・・
・・・・・・・・・・ (12)この(12)式で求め
た距離LXを用いて(2)式の演算を行なうと垂直荷重
(力)Ftを求めることができる。
さて、以上述べた演算により求められたそのときのフロ
ント3の姿勢における掘削力の垂直成分Fovと、仮想
された垂直荷重FTとは演算部8において比較され、比
較の結果(Fov>Ft)となれば電磁制御弁16を左
側位置に切換え、ブームシリンダ4を伸長させる。
このように、本実施例では、掘削力の垂直成分と仮想さ
れた垂直荷重とを比較し前者が後者より大きいときブー
ムシリンダを伸長するようにしたので、ジヤツキアップ
の発生を防止し、オペレータの不快感を解消し、又、油
圧ショベルの損傷を防止することができる。
なお、上記実施例の説明では、油圧ショベル本体前部が
持ち上げられるジヤツキアップ状態の場合について説明
したが、逆に油圧ショベル本体後部が持ち上げられる場
合についても、上記実施例に準じる手段により、ジヤツ
キアップを防止することができる。又、上記実施例の説
明ではアームシリンダの圧力を検出する1列について述
べたが、バケットシリンダの場合も同様に演算すること
ができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明では、バケット先端の掘削力
の垂直成分と、油圧ショベルの重量が転倒支点に作用す
る荷重と同じ荷重を発生させるバケット先端における仮
想された垂直荷重とを比較し、前者が後者以上のときブ
ームシリンダの保持圧を;A+させるようにしたので、
油圧ショベルのジヤツキアップを防止することができ、
ひいては、ジヤツキアップに伴なうオペレータの不快感
を解消することができ、かつ、油圧ショベルの損傷を防
止することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る油圧ショベルの揺動防止
装置の系統図、第2図は油圧ショベルの側面図である。 3・・・・・・フロント、4・・・・・・ブーム、5・
・・・・・アーム、6・・・・・・バケット、7・・・
・・・ブームシリンダ、8・・・・・・アームシリンダ
、10・・・・・・ブーム角検出器、11・・・・・・
アーム角検出器、12・・・・・・バケット角検出器、
16・・・・・・電磁制御弁、17・・・・・・アーム
圧力検出器。 第1図 7・・・・・アームしソ〉ダ。 16・・・・・電工制御弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 本体、およびブーム、アーム、バケットより成るフロン
    トを備えた油圧ショベルにおいて、ブーム角、アーム角
    、バケット角をそれぞれ検出する各角度検出器と、前記
    アームを駆動するアームシリンダ又は前記バケットを駆
    動するバケットシリンダの圧力を検出する圧力検出器と
    、前記各角度検出器の各検出値と前記油圧ショベルの重
    量に基づき前記フロントの現在姿勢において前記重量が
    前記本体の所定点に作用する荷重と等しい荷重を発生さ
    せる前記バケット先端の垂直荷重を求める第1の演算手
    段と、前記各角度検出器の各検出値のうちの所要の検出
    値と前記圧力検出器の検出値に基づき前記現在姿勢にお
    いて前記バケット先端の掘削力の垂直成分を求める第2
    の演算手段と、この第2の演算手段により得られた値が
    前記第1の演算手段により得られた値を超えたとき前記
    ブームを駆動するブームシリンダの保持圧を減少させる
    手段とを設けたことを特徴とする油圧ショベルの揺動防
    止装置。
JP9229186A 1986-04-23 1986-04-23 油圧シヨベルの揺動防止装置 Expired - Lifetime JPH0621461B2 (ja)

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