JPH0258411B2 - - Google Patents
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- JPH0258411B2 JPH0258411B2 JP56012979A JP1297981A JPH0258411B2 JP H0258411 B2 JPH0258411 B2 JP H0258411B2 JP 56012979 A JP56012979 A JP 56012979A JP 1297981 A JP1297981 A JP 1297981A JP H0258411 B2 JPH0258411 B2 JP H0258411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- working
- angle
- signal
- bucket
- range
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000036544 posture Effects 0.000 description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/26—Indicating devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、油圧シヨベルやバツクホウアタツチ
メント付ブルドーザなどの、旋回機能を有する作
業用アタツチメントを備えた土木・建設機械の作
業範囲規制方法に関する。
メント付ブルドーザなどの、旋回機能を有する作
業用アタツチメントを備えた土木・建設機械の作
業範囲規制方法に関する。
従来の油圧シヨベルの作業用フロントアタツチ
メントは、走行体の推進方向に対して斜め方向
(どの程度の角度範囲になるかは車体の設計仕様
による)でバケツトを引き込むと、バケツトが履
帯に当つて、バケツトもしくは履帯を損傷してし
まう不都合があつた。これを防ぐ良い方法がな
く、作業者が目視にて注意している方法しかなか
つた。
メントは、走行体の推進方向に対して斜め方向
(どの程度の角度範囲になるかは車体の設計仕様
による)でバケツトを引き込むと、バケツトが履
帯に当つて、バケツトもしくは履帯を損傷してし
まう不都合があつた。これを防ぐ良い方法がな
く、作業者が目視にて注意している方法しかなか
つた。
また、狭いトンネル内の作業において、トンネ
ル坑道方向には自由に作業用フロントアタツチメ
ントを伸ばすスペースがあつても、側方向にはト
ンネル内壁による制限があるため、その内壁にバ
ケツトをぶつけないように作業者は注意して運転
する必要があり、作業者に余分な負担を強いてい
た。
ル坑道方向には自由に作業用フロントアタツチメ
ントを伸ばすスペースがあつても、側方向にはト
ンネル内壁による制限があるため、その内壁にバ
ケツトをぶつけないように作業者は注意して運転
する必要があり、作業者に余分な負担を強いてい
た。
また、都市部の狭い場合での作業においても同
様の状況があり、安全性の面でも問題があつた。
様の状況があり、安全性の面でも問題があつた。
従来、作業部材がある位置をとつた時の旋回体
の旋回角範囲を自動的に規制するもの、或いは旋
回体の位置が固体された状態での作業部材の作業
範囲を自動的に規制するものは提案されている
が、これらはいずれも規制する作業範囲が2次元
であるので、前述のバケツトの履帯衝突防止やト
ンネル側壁衝突防止のように、作業範囲を、旋回
を含む3次元で規制しなければならない場合に
は、適用することができない。
の旋回角範囲を自動的に規制するもの、或いは旋
回体の位置が固体された状態での作業部材の作業
範囲を自動的に規制するものは提案されている
が、これらはいずれも規制する作業範囲が2次元
であるので、前述のバケツトの履帯衝突防止やト
ンネル側壁衝突防止のように、作業範囲を、旋回
を含む3次元で規制しなければならない場合に
は、適用することができない。
本発明の目的は、上述した問題点を解決し、土
木・建設機械の作業部材の作業範囲を、3次元で
自動的に規制することである。
木・建設機械の作業部材の作業範囲を、3次元で
自動的に規制することである。
この目的を達成するために、本発明は、旋回装
置の旋回角の各値にそれぞれ対応した作業部材の
作業範囲を予め設定し、旋回角信号及び作業部材
の位置もしくは姿勢に関する作業部材姿勢信号の
入力によつて、旋回角信号に対応した作業範囲指
示信号を発生すると共に、作業範囲指示信号と作
業部材姿勢信号とを比較し、該比較によつて識別
信号を出力し、識別信号に応じて作業部材の作業
範囲を規制し、以て、旋回角の値が変われば作業
部材の作業範囲も変えられるようにしたことを特
徴とする。
置の旋回角の各値にそれぞれ対応した作業部材の
作業範囲を予め設定し、旋回角信号及び作業部材
の位置もしくは姿勢に関する作業部材姿勢信号の
入力によつて、旋回角信号に対応した作業範囲指
示信号を発生すると共に、作業範囲指示信号と作
業部材姿勢信号とを比較し、該比較によつて識別
信号を出力し、識別信号に応じて作業部材の作業
範囲を規制し、以て、旋回角の値が変われば作業
部材の作業範囲も変えられるようにしたことを特
徴とする。
以下、本発明を図示の実施例にもとずいて詳細
に説明する。第1図は本発明の方法を実施する装
置の系統図である。土木・建設機械の一例とし
て、バツクホウフロントアタツチメントを有する
油圧シヨベルが示されている。旋回体1には、作
業用フロントアタツチメントが取り付けられ、作
業用フロントアタツチメントは、作業部材である
ブーム2、アーム3及びバケツト4から成つてい
る。旋回体1は旋回装置(図示せず)によつて走
行体5に対して旋回される。演算制御部6には、
旋回体1の旋回角Θに対応したブーム2などの作
業範囲が予め設定され、旋回体1の旋回角信号Θ
と、ブーム2、アーム3、バケツト4の位置もし
くは姿勢に関する作業部材姿勢信号α1,α2,α3が
入力する。演算制御部6は、旋回角信号Θに対応
した作業範囲指示信号を発生すると共に、作業範
囲指示信号と作業部材姿勢信号とを比較し、作業
部材が作業範囲内にある場合とそうでない場合と
を識別するオンオフ信号Sや、作業範囲をどの程
度逸脱したかもしくは逸脱するまでどの程度の余
裕があるかを識別する偏差信号δを出力する。本
発明においてはオンオフ信号Sと偏差信号δとを
含めて識別信号とする。警報表示部7はオンオフ
信号Sに応じてブザーを鳴らし、表示ランプを点
灯させる。駆動系制御部8は、オンオフ信号S又
は偏差信号δに応じて作業部材の駆動を停止させ
たり、駆動力を制限したりする。本発明における
作業部材の規制とは、上記の警報表示動作や、作
業部材の駆動停止又は駆動力低減を総称するもの
である。
に説明する。第1図は本発明の方法を実施する装
置の系統図である。土木・建設機械の一例とし
て、バツクホウフロントアタツチメントを有する
油圧シヨベルが示されている。旋回体1には、作
業用フロントアタツチメントが取り付けられ、作
業用フロントアタツチメントは、作業部材である
ブーム2、アーム3及びバケツト4から成つてい
る。旋回体1は旋回装置(図示せず)によつて走
行体5に対して旋回される。演算制御部6には、
旋回体1の旋回角Θに対応したブーム2などの作
業範囲が予め設定され、旋回体1の旋回角信号Θ
と、ブーム2、アーム3、バケツト4の位置もし
くは姿勢に関する作業部材姿勢信号α1,α2,α3が
入力する。演算制御部6は、旋回角信号Θに対応
した作業範囲指示信号を発生すると共に、作業範
囲指示信号と作業部材姿勢信号とを比較し、作業
部材が作業範囲内にある場合とそうでない場合と
を識別するオンオフ信号Sや、作業範囲をどの程
度逸脱したかもしくは逸脱するまでどの程度の余
裕があるかを識別する偏差信号δを出力する。本
発明においてはオンオフ信号Sと偏差信号δとを
含めて識別信号とする。警報表示部7はオンオフ
信号Sに応じてブザーを鳴らし、表示ランプを点
灯させる。駆動系制御部8は、オンオフ信号S又
は偏差信号δに応じて作業部材の駆動を停止させ
たり、駆動力を制限したりする。本発明における
作業部材の規制とは、上記の警報表示動作や、作
業部材の駆動停止又は駆動力低減を総称するもの
である。
作業部材姿勢信号として具体的には、第1図に
示されるように、旋回体1とブーム2の相対角α1
(以下ブーム角と呼ぶ)、ブーム2とアーム3の相
対角α2(以下アーム角と呼ぶ)、アーム3とバケツ
ト4の相対角α3(以下バケツト角と呼ぶ)を考え
るのが一般的であり、実用的でもあるが、後述の
ように必ずしもこれら全ての信号が必要なわけで
はない。また、上記相対角α1〜α3の代りに各作業
部材駆動用のシリンダ長さを用いてもよいし、ア
ーム3の先端部から旋回体1への相対距離をその
間にワイヤーを張るなどして検出することによ
り、ブーム2とアーム3の動き一定の関数関係に
て検出することでもよい。また、連続的な信号の
みならず、シリンダにリミツトスイツチや近接ス
イツチを設けることによりそれらのリミツトスイ
ツチなどのオンオフ信号を作業部材姿勢信号とし
て用いることができる。旋回角信号Θに関して
も、上記と同様の任意性がある。
示されるように、旋回体1とブーム2の相対角α1
(以下ブーム角と呼ぶ)、ブーム2とアーム3の相
対角α2(以下アーム角と呼ぶ)、アーム3とバケツ
ト4の相対角α3(以下バケツト角と呼ぶ)を考え
るのが一般的であり、実用的でもあるが、後述の
ように必ずしもこれら全ての信号が必要なわけで
はない。また、上記相対角α1〜α3の代りに各作業
部材駆動用のシリンダ長さを用いてもよいし、ア
ーム3の先端部から旋回体1への相対距離をその
間にワイヤーを張るなどして検出することによ
り、ブーム2とアーム3の動き一定の関数関係に
て検出することでもよい。また、連続的な信号の
みならず、シリンダにリミツトスイツチや近接ス
イツチを設けることによりそれらのリミツトスイ
ツチなどのオンオフ信号を作業部材姿勢信号とし
て用いることができる。旋回角信号Θに関して
も、上記と同様の任意性がある。
演算制御部6の具体的構成例を以下に説明す
る。第2〜5図はローデイングシヨベルのバケツ
ト4が履帯に当たるのを防ぐ場合の本発明の実施
例を示す。ローデイングシヨベルはバツクホウよ
りもバケツト4が履帯に当たりやすい。第2図は
ローデイングシヨベルの作業用フロントアタツチ
メント及び走行体5を示し、第3図はバケツト4
を引き込む場合のバケツト4と走行体5の相対位
置関係を示す。旋回体1を走行体5の斜め方向に
向けて、バケツト4を引き込む場合、ブーム角α1
がある限界角α1L以下の時には、アーム角α2を小
さく(手前に)していくと、第3図に示された各
旋回角Θiにおいて、位置Liでバケツト4が走行体
5の履帯に接触する。厳密には、バケツト角α3の
大小に応じて接触する部分やアーム角α2の限界角
α2Lが変化するが、演算制御部6の構成を実用的
な範囲で簡素化する意味で、第2図に示されるよ
うに、バケツト4の後端部より一定の範囲(例え
ばバケツト4の回動中心9より距離rの範囲)が
走行体5に接触する限界であると考えれば、バケ
ツト角α3の検出は不要となり、演算制御部6内の
演算回路は簡単になる。第3図の接触限界位置Li
は回動中心9から距離rの範囲を含めて考えたも
のである。第2図において、10はバケツトシリ
ンダであり、第3図において、11は走行体5の
トラツクフレーム、Oは旋回体1の旋回中心、
X,Yは旋回中心Oを原点とした平面座標軸であ
る。
る。第2〜5図はローデイングシヨベルのバケツ
ト4が履帯に当たるのを防ぐ場合の本発明の実施
例を示す。ローデイングシヨベルはバツクホウよ
りもバケツト4が履帯に当たりやすい。第2図は
ローデイングシヨベルの作業用フロントアタツチ
メント及び走行体5を示し、第3図はバケツト4
を引き込む場合のバケツト4と走行体5の相対位
置関係を示す。旋回体1を走行体5の斜め方向に
向けて、バケツト4を引き込む場合、ブーム角α1
がある限界角α1L以下の時には、アーム角α2を小
さく(手前に)していくと、第3図に示された各
旋回角Θiにおいて、位置Liでバケツト4が走行体
5の履帯に接触する。厳密には、バケツト角α3の
大小に応じて接触する部分やアーム角α2の限界角
α2Lが変化するが、演算制御部6の構成を実用的
な範囲で簡素化する意味で、第2図に示されるよ
うに、バケツト4の後端部より一定の範囲(例え
ばバケツト4の回動中心9より距離rの範囲)が
走行体5に接触する限界であると考えれば、バケ
ツト角α3の検出は不要となり、演算制御部6内の
演算回路は簡単になる。第3図の接触限界位置Li
は回動中心9から距離rの範囲を含めて考えたも
のである。第2図において、10はバケツトシリ
ンダであり、第3図において、11は走行体5の
トラツクフレーム、Oは旋回体1の旋回中心、
X,Yは旋回中心Oを原点とした平面座標軸であ
る。
第3図におけるバケツト4の接触限界位置Liに
対応するアーム限界角α2Lとすると、アーム限界
角α2Lは第4図のようになる。限界角α2Lは旋回角
Θが0゜≦Θ≦90゜の範囲で示されているが、0゜、
90゜、180゜、270゜の所で軸対称となる関係であるの
で、これで充分である。また、0゜≦Θ<Θ1及び
Θ6<Θ≦90゜の範囲では、作業用フロントアタツ
チメントの機構上、アーム角α2の最小角α2nioよ
り限界角α2Lが小さいので、履帯との接触は生じ
得ない。したがつて、アーム3の動きを規制する
ための作業部材姿勢信号を得る限界角α2Lとして
は接触限界位置L1〜L6におけるもののみで充分
である。
対応するアーム限界角α2Lとすると、アーム限界
角α2Lは第4図のようになる。限界角α2Lは旋回角
Θが0゜≦Θ≦90゜の範囲で示されているが、0゜、
90゜、180゜、270゜の所で軸対称となる関係であるの
で、これで充分である。また、0゜≦Θ<Θ1及び
Θ6<Θ≦90゜の範囲では、作業用フロントアタツ
チメントの機構上、アーム角α2の最小角α2nioよ
り限界角α2Lが小さいので、履帯との接触は生じ
得ない。したがつて、アーム3の動きを規制する
ための作業部材姿勢信号を得る限界角α2Lとして
は接触限界位置L1〜L6におけるもののみで充分
である。
第4図から分かるように、限界角α2Lは旋回角
Θの関数で表わすことができる。そこで、α2L=
f(Θ)の関数を利用すると、バケツト4が走行
体5の履帯に当たるのを防ぐための演算制御部6
は第5図に示されるような構成となる。ブーム角
α1の限界角α1Lを定数設定器12で設定し、比較
器13によりブーム角α1と限界角α1Lとの差Δα1
が0より大きい場合にはオンオフ信号S1を0と
し、0以下の場合にはオンオフ信号S1を1とす
る。一方、α2L=f(Θ)の関数を関数発生器14
に設定し、旋回角Θの入力により限界角α2Lを発
生する。アーム角α2と限界角α2Lとを比較器15
により比較し、その差Δα2が0より大きい場合に
はオンオフ信号S2を0とし、0以下の場合にはオ
ンオフ信号を1とする。そして、アンドゲート1
6によりオンオフ信号S1とS2の論理積であるオン
オフ信号Sを出力させる。このように演算制御部
6を構成することにより、ブーム2及びアーム3
が予め設定された作業範囲にあるかどうかを識別
することができ、そのオンオフ信号Sによつてア
ーム3の作業範囲を規制することができる。
Θの関数で表わすことができる。そこで、α2L=
f(Θ)の関数を利用すると、バケツト4が走行
体5の履帯に当たるのを防ぐための演算制御部6
は第5図に示されるような構成となる。ブーム角
α1の限界角α1Lを定数設定器12で設定し、比較
器13によりブーム角α1と限界角α1Lとの差Δα1
が0より大きい場合にはオンオフ信号S1を0と
し、0以下の場合にはオンオフ信号S1を1とす
る。一方、α2L=f(Θ)の関数を関数発生器14
に設定し、旋回角Θの入力により限界角α2Lを発
生する。アーム角α2と限界角α2Lとを比較器15
により比較し、その差Δα2が0より大きい場合に
はオンオフ信号S2を0とし、0以下の場合にはオ
ンオフ信号を1とする。そして、アンドゲート1
6によりオンオフ信号S1とS2の論理積であるオン
オフ信号Sを出力させる。このように演算制御部
6を構成することにより、ブーム2及びアーム3
が予め設定された作業範囲にあるかどうかを識別
することができ、そのオンオフ信号Sによつてア
ーム3の作業範囲を規制することができる。
第5図に示される実施例において、オンオフ信
号S1はブーム2やブームシリンダの動きに応じて
α1=α1Lにおいて作動するリミツトスイツチなど
から出力されるものでもよい。また第4図に示さ
れる接触限界位置L1〜L6の代わりに、ABCDEF
の形の関数を考えて、旋回角Θ=Θ1、Θ2、Θ′5、
Θ6などの位置にリミツトスイツチを設け、AB
間、CD間、EF間で限界角α2Lを定数と考える近
似的な方法をとることもできる。こうした近似を
行うことは作業範囲を狭くする欠点があるが、検
出器や演算回路が簡単になる利点がある。
号S1はブーム2やブームシリンダの動きに応じて
α1=α1Lにおいて作動するリミツトスイツチなど
から出力されるものでもよい。また第4図に示さ
れる接触限界位置L1〜L6の代わりに、ABCDEF
の形の関数を考えて、旋回角Θ=Θ1、Θ2、Θ′5、
Θ6などの位置にリミツトスイツチを設け、AB
間、CD間、EF間で限界角α2Lを定数と考える近
似的な方法をとることもできる。こうした近似を
行うことは作業範囲を狭くする欠点があるが、検
出器や演算回路が簡単になる利点がある。
第6〜8図は側壁にバケツト4を当てないよう
にする場合の本発明の実施例を示す。第6図にお
いて、GHJKはアーム3の先端軌跡範囲を示すも
ので、その中の曲線座標(α2、α1)はアーム3の
先端位置とブーム角α1、アーム角α2の関係を示
す。第6図の上半部には、旋回体1の旋回中心O
を原点とする平面座標OXYが重ね合わせて画か
れており、その平面座標OXY上に側壁の位置W
−W′が示されている。曲線座標(α2、α1)と平
面座標OXYとは同じ尺度である。アーム3の先
端からバケツト4を最も伸ばした爪先きまでの距
離に多少の余裕寸法を考慮した長さをlとし、壁
面W−W′より長さlだけ手前の面L−L′を考え
ると、アーム3の先端が面L−L′より手前にあれ
ば、バケツト4は側壁に当たらない。この場合
も、第2〜5図の実施例と同じく、バケツト角α3
を入力として側壁とバケツト4とのより厳密な接
触条件を求めることが可能であるが、実用的な見
地からこのような安全側への近似を行う。
にする場合の本発明の実施例を示す。第6図にお
いて、GHJKはアーム3の先端軌跡範囲を示すも
ので、その中の曲線座標(α2、α1)はアーム3の
先端位置とブーム角α1、アーム角α2の関係を示
す。第6図の上半部には、旋回体1の旋回中心O
を原点とする平面座標OXYが重ね合わせて画か
れており、その平面座標OXY上に側壁の位置W
−W′が示されている。曲線座標(α2、α1)と平
面座標OXYとは同じ尺度である。アーム3の先
端からバケツト4を最も伸ばした爪先きまでの距
離に多少の余裕寸法を考慮した長さをlとし、壁
面W−W′より長さlだけ手前の面L−L′を考え
ると、アーム3の先端が面L−L′より手前にあれ
ば、バケツト4は側壁に当たらない。この場合
も、第2〜5図の実施例と同じく、バケツト角α3
を入力として側壁とバケツト4とのより厳密な接
触条件を求めることが可能であるが、実用的な見
地からこのような安全側への近似を行う。
第6図において、旋回角Θ=Θiのとき、作業用
フロントアタツチメントの中心線の延長線が面L
−L′に交叉する点をPiとすると、i=iとし
てとつたX軸上の点Qiを通りX軸に直交する線Ri
R′iが各旋回角Θiに対して求まる。この線RiR′i上
の点(α1、α2)の組み合わせは、Θ=Θiにおいて
バケツト4が壁面W−W′に当たらないためのブ
ーム角α1とアーム角α2の満たすべき関係を示す。
この関係をΘiをパラメータとして示したのが第7
図である。Θ≦Θ1では側壁とバケツト4との接
触は生じない。第7図に示される曲線の下方が側
壁に当たらない範囲である。第7図の曲線を、旋
回角Θ及びブーム角α1に応じてアーム限界角α2L
を定めるものとしてとらえることができるから、
α2L=g(α1、Θ)として表わすことができる。こ
の関数g(α1、Θ)を利用すれば、演算制御部6
は第8図に示されるように構成される。関数発生
器17にα2L=g(α1、Θ)の関数を設定し、旋回
角Θ及びブーム角α1の入力によりアーム限界角
α2Lを発生する。アーム角α2とアーム限界角α2Lと
を比較器18により比較し、その差Δα2が0以上
の場合にはオンオフ信号Sを1とし、0より小さ
い場合にはオンオフ信号Sを0とする。また差
Δα2を増幅器19により増幅して、偏差信号δと
して出力する。1のオンオフ信号Sにより警報表
示を行つたり、作業部材駆動系を停止したりする
ことによつて、バケツト4を壁面W−W′に接触
しないようにすることができる。また、偏差信号
δにより作業部材駆動系の駆動力を比例的に低下
させることによつて、作業範囲を規制することが
できる。例えば、壁面W−W′に相当する部分ま
で掘削して、壁面W−W′を最後に残す場合とか、
予め鋼矢板などが打つてあり、その鋼矢板より手
前の土を掘る場合などは、偏差信号δに応じて駆
動力を低下させる方がよい。
フロントアタツチメントの中心線の延長線が面L
−L′に交叉する点をPiとすると、i=iとし
てとつたX軸上の点Qiを通りX軸に直交する線Ri
R′iが各旋回角Θiに対して求まる。この線RiR′i上
の点(α1、α2)の組み合わせは、Θ=Θiにおいて
バケツト4が壁面W−W′に当たらないためのブ
ーム角α1とアーム角α2の満たすべき関係を示す。
この関係をΘiをパラメータとして示したのが第7
図である。Θ≦Θ1では側壁とバケツト4との接
触は生じない。第7図に示される曲線の下方が側
壁に当たらない範囲である。第7図の曲線を、旋
回角Θ及びブーム角α1に応じてアーム限界角α2L
を定めるものとしてとらえることができるから、
α2L=g(α1、Θ)として表わすことができる。こ
の関数g(α1、Θ)を利用すれば、演算制御部6
は第8図に示されるように構成される。関数発生
器17にα2L=g(α1、Θ)の関数を設定し、旋回
角Θ及びブーム角α1の入力によりアーム限界角
α2Lを発生する。アーム角α2とアーム限界角α2Lと
を比較器18により比較し、その差Δα2が0以上
の場合にはオンオフ信号Sを1とし、0より小さ
い場合にはオンオフ信号Sを0とする。また差
Δα2を増幅器19により増幅して、偏差信号δと
して出力する。1のオンオフ信号Sにより警報表
示を行つたり、作業部材駆動系を停止したりする
ことによつて、バケツト4を壁面W−W′に接触
しないようにすることができる。また、偏差信号
δにより作業部材駆動系の駆動力を比例的に低下
させることによつて、作業範囲を規制することが
できる。例えば、壁面W−W′に相当する部分ま
で掘削して、壁面W−W′を最後に残す場合とか、
予め鋼矢板などが打つてあり、その鋼矢板より手
前の土を掘る場合などは、偏差信号δに応じて駆
動力を低下させる方がよい。
演算制御部6は以上説明した二つの具体例に限
定されるものではなく、種々の具体的構成をとる
ことができる。
定されるものではなく、種々の具体的構成をとる
ことができる。
以上説明したように、本発明によれば、旋回装
置の旋回角の各値にそれぞれ対応した作業部材の
作業範囲を予め設定し、旋回角信号及び作業部材
の位置もしくは姿勢に関する作業部材姿勢信号の
入力によつて、旋回角信号に対応した作業範囲指
示信号を発生すると共に、作業範囲指示信号と作
業部材姿勢信号とを比較し、該比較によつて識別
信号を出力し、識別信号に応じて作業部材の作業
範囲を規制し、以て、旋回角の値が変われば作業
部材の作業範囲も変えられるようにしたから、土
木・建設機械の作業部材の作業範囲を、3次元で
自動的に規制することができる。
置の旋回角の各値にそれぞれ対応した作業部材の
作業範囲を予め設定し、旋回角信号及び作業部材
の位置もしくは姿勢に関する作業部材姿勢信号の
入力によつて、旋回角信号に対応した作業範囲指
示信号を発生すると共に、作業範囲指示信号と作
業部材姿勢信号とを比較し、該比較によつて識別
信号を出力し、識別信号に応じて作業部材の作業
範囲を規制し、以て、旋回角の値が変われば作業
部材の作業範囲も変えられるようにしたから、土
木・建設機械の作業部材の作業範囲を、3次元で
自動的に規制することができる。
第1図は本発明の方法を実施する装置の一例を
示す系統図、第2図はローデイングシヨベルの作
業用フロントアタツチメントを示す側面図、第3
図はバケツトの接触限界位置を示す平面図、第4
図は旋回角に対するアーム限界角を示すグラフ、
第5図は演算制御部6の一実施例を示すブロツク
図、第6図は側壁に対するバケツトの接触限界を
求める図、第7図は旋回角をパラメータとする、
ブーム角に対するアーム角の限界を示すグラフ、
第8図は演算制御部6の他の実施例を示すブロツ
ク図である。 1……旋回体、2……ブーム、3……アーム、
4……バケツト、Θ……旋回角、α1……ブーム
角、α2……アーム角、α3……バケツト角、α1L…
…ブーム限界角、α2L……アーム限界角、S……
オンオフ信号、δ……偏差信号。
示す系統図、第2図はローデイングシヨベルの作
業用フロントアタツチメントを示す側面図、第3
図はバケツトの接触限界位置を示す平面図、第4
図は旋回角に対するアーム限界角を示すグラフ、
第5図は演算制御部6の一実施例を示すブロツク
図、第6図は側壁に対するバケツトの接触限界を
求める図、第7図は旋回角をパラメータとする、
ブーム角に対するアーム角の限界を示すグラフ、
第8図は演算制御部6の他の実施例を示すブロツ
ク図である。 1……旋回体、2……ブーム、3……アーム、
4……バケツト、Θ……旋回角、α1……ブーム
角、α2……アーム角、α3……バケツト角、α1L…
…ブーム限界角、α2L……アーム限界角、S……
オンオフ信号、δ……偏差信号。
Claims (1)
- 1 複数の作業部材から成る作業用アタツチメン
トを旋回装置により旋回させる土本・建設機械
の、作業部材の作業範囲を規制する方法におい
て、旋回装置の旋回角の各値にそれぞれ対応した
作業部材の作業範囲を予め設定し、旋回角信号及
び作業部材の位置もしくは姿勢に関する作業部材
姿勢信号の入力によつて、旋回角信号に対応した
作業範囲指示信号を発生すると共に、作業範囲指
示信号と作業部材姿勢信号とを比較し、該比較に
よつて識別信号を出力し、識別信号に応じて作業
部材の作業範囲を規制するようにしたことを特徴
とする作業範囲規制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1297981A JPS57130641A (en) | 1981-02-02 | 1981-02-02 | Regulating method of working range |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1297981A JPS57130641A (en) | 1981-02-02 | 1981-02-02 | Regulating method of working range |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57130641A JPS57130641A (en) | 1982-08-13 |
JPH0258411B2 true JPH0258411B2 (ja) | 1990-12-07 |
Family
ID=11820329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1297981A Granted JPS57130641A (en) | 1981-02-02 | 1981-02-02 | Regulating method of working range |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57130641A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5920211U (ja) * | 1982-07-28 | 1984-02-07 | 三菱レイヨン株式会社 | ケ−ブルプラグ |
JPS59141638A (ja) * | 1983-02-01 | 1984-08-14 | Komatsu Ltd | パワ−シヨベルの安全装置 |
JPH0788670B2 (ja) * | 1987-03-05 | 1995-09-27 | 株式会社小松製作所 | 旋回掘削機の作業機姿勢制御装置 |
JPH07116718B2 (ja) * | 1988-10-28 | 1995-12-13 | 新キャタピラー三菱株式会社 | 油圧ショベルにおける作業アタッチメントの干渉防止制御方法 |
JP6760163B2 (ja) * | 2017-03-22 | 2020-09-23 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5212702A (en) * | 1975-07-18 | 1977-01-31 | Kubota Ltd | Alllround rotary backhoe provided with earthhmoving apparatus |
JPS55126619A (en) * | 1979-03-19 | 1980-09-30 | Komatsu Ltd | Excessive excavation alarm device for construction machine |
-
1981
- 1981-02-02 JP JP1297981A patent/JPS57130641A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5212702A (en) * | 1975-07-18 | 1977-01-31 | Kubota Ltd | Alllround rotary backhoe provided with earthhmoving apparatus |
JPS55126619A (en) * | 1979-03-19 | 1980-09-30 | Komatsu Ltd | Excessive excavation alarm device for construction machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57130641A (en) | 1982-08-13 |
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