JP3319840B2 - 作業機のブーム下げ操作制御方法およびブーム制御装置 - Google Patents

作業機のブーム下げ操作制御方法およびブーム制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワーショベル等の作
業機のブームの操作方法の改良に係り、特にブームを下
げる操作をしたときに、ブームを予め設定した所定の位
置(角度)に自動停止させるのに好適な作業機のブーム
下げ操作制御方法およびブーム制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図は、作業機の一例であるパワーショ
ベルの概略側面図である。パワーショベルは、下部走行
体10の上部に、旋回装置12を介して上部旋回体14
が設けてあり、この旋回体14に操作室16が設置して
ある。また、旋回体14には、作業機18の本体を構成
しているブーム20の基端部が枢着してある。このブー
ム20は、「く」の字状に屈曲しており、ブーム20の
屈曲部と上部旋回体14との間に、ブーム20を上下方
向に回動させるブームシリンダ22が配設してある。
【0003】一方、ブーム20の先端部には、アーム2
4の基端部が枢着してある。また、アーム24の先端部
には、作業具としてのバケット26が枢着してある。そ
して、ブーム20の先端側上部とアーム24の上部とに
は、アームシリンダとバケットシリンダとが配設してあ
って(いずれも図示せず)、アームシリンダを作動する
ことにより、アーム24をブーム20に対して上下方向
に回動できるとともに、バケットシリンダによってバケ
ット26をアーム24に対して回動できるようにしてあ
る。
【0004】パワーショベルによる掘削は、バケット2
6によって掘削した土砂を、ダンプトラックに積載した
り掘削個所30周辺の地上の所定位置に積み上げる等を
するために、ブーム20を頻繁に上下動させる必要があ
る。そして、例えば、図8に示した掘削個所30にバケ
ット26を下ろす場合、ブーム20を下げすぎると、バ
ケット26が地面に衝突し、大きな衝撃を受けて破損し
たりする。このため、近年は、バケット26による掘削
深さを設定すると、それに対応して、基準線となるx軸
に対するブーム20の角度(ブーム角度)θが設定さ
れ、ブーム20を下げる操作をしたときに、ブーム20
が設定角度θを下回らないようにして、バケット26が
地面に衝突するのを防止している。
【0005】このブーム20を所定の設定角度(目標停
止角度)θに自動的に停止させる従来の方法は、下方に
向けて回動させたブーム20が設定角度θより予め定め
た角度(例えば、θ3 度)だけ手前(上方)の位置にき
たときに、図示しないコントローラがブームシリンダ2
2の制御部に対して作動停止信号を出力してブームシリ
ンダ22の作動を停止し、作業機18の慣性のためにブ
ーム20がさらに下方へ回動したとしても、設定角度θ
を下回らないようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブーム20
を下げて目標停止角度に停止させる従来の制御方法は、
ブーム20の回動速度(下げ速度)と無関係に、下方に
回動しているブーム20が目標停止角度θより所定の角
度手前に達したときに、ブームシリンダ22の作動停止
信号を出力するようになっている。そして、従来の制御
方法においては、ブーム20が下がり過ぎてバケット2
6が地面に衝突したりする危険を避けるため、ブーム2
0を全速で下げた場合であっても、ブーム20が目標停
止角度(設定角度θ)を下回らないような位置(角度)
で作動停止命令を出すようになっていた。
【0007】ところが、パワーショベルは、ブーム20
の先端に重量のあるアーム24やバケット26が取り付
けてあり、ブーム20の回動速度によって慣性モーメン
トが大幅に変化する。このため、従来の制御方法では、
常に目標停止角度θより3度手前で作動停止信号を出力
したとしても、ブーム20の回動速度が異なると、ブー
ム20の実際の停止位置(停止角度)が異なってくる。
すなわち、ブーム20の下げ速度(回動速度)が小さく
なるのに従って、ブーム20の実際の停止角度が目標停
止角度より上方側にずれ、バケット26の停止位置が上
方にずれてくる。
【0008】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、下げ操作しているブームを目標
停止角度に精度よく停止させることができる作業機のブ
ーム下げ操作制御方法およびブーム制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る作業機のブーム下げ操作制御方法
は、先端に作業具を取り付けたブームを下方に向けて回
動し、前記ブームが目標停止角度に達する前に回動操作
を停止して、前記ブームを目標停止角度に止める作業機
のブーム下げ操作制御方法において、作業現場に合わせ
てオペレータが前記ブームの目標停止角度を任意に設定
し、前記回動操作を停止する前記ブームの角度と前記目
標停止角度との差を、前記ブームの回動速度に応じて変
えることを特徴としている。
【0010】回動操作を停止するブームの角度と目標停
止角度との差は、ブームの回動速度が大きいほど大きく
する。そして、ブームの回動速度は、全速回動速度に対
する比として求めてよい。
【0011】また、上記制御方法を実施するための作業
機のブーム操作制御装置は、支持体に枢着したブームの
基準線に対する角度を検出する角度検出手段と、この角
度検出手段の出力信号に基づいて、前記ブームの角速度
を求める角速度演算手段と、下方に向けて回動させた前
記ブームの目標停止角度を任意に設定可能な目標停止角
度設定手段と、この目標停止角度設定手段の出力信号お
よび前記角度検出手段の出力信号に基づいて、前記ブー
ムの目標停止角度と回動している前記ブームの実際の角
度との差を求める角度偏差演算手段と、この偏差演算手
段と前記角速度演算手段との出力信号に基づいて、前記
目標停止角度と前記実際の角度との差が、前記ブームの
回動角速度に応じて予め定めた値になったときに、前記
ブームを回動を停止する信号を出力する停止指令出力手
段と、を有する構成となっている。
【0012】
【作用】上記の如く構成した本発明は、作業現場に合わ
せてオペレータが任意に設定す るブームの目標停止角度
に対して、ブームを下げる速度によって、ブームの回動
を停止するタイミングを変えるため、オペレータが所望
する目標停止角度に対する実際のブームの停止位置のバ
ラツキを、ブームの下げ速度の相違によるブームの慣性
の相違に関わらず非常に小さくすることができる。
【0013】
【実施例】本発明に係る作業機のブーム下げ操作制御方
法およびブーム制御装置の好ましい実施例を、添付図面
に従って詳説する。図1は、実施例に係る作業機のブー
ム制御装置のブロック図である。
【0014】図1において、ブーム制御装置40は、ブ
ーム角速度演算器42と角度偏差演算器44と停止指令
出力部46とを有している。ブーム角速度演算器42に
は、作業機のブームの枢着部であるフートピンの部分に
設けた、例えばポテンショメータからなる角度センサ3
2の検出信号が入力するようになっており、この角度セ
ンサ32の検出信号に基づいて、ブームの角速度、すな
わちブームの回動速度を求め、角度センサ32の検出信
号とともに、停止指令出力部46に入力するようになっ
ている。また、角度偏差演算器44には、角度センサ3
2の検出信号とともに、図示しないオペレータが操作す
るレバーなどにより、ブームを停止させたい任意の角度
が設定される目標停止角度出力部34からブームの目標
停止角度が入力するになっており、角度センサ32が
検出した実際のブームの角度と、目標停止角度出力部3
4が出力した目標停止角度との偏差を求めて停止指令出
力部46に入力する。
【0015】停止指令出力部46は、フルスピード時角
速度メモリ48と、速度比演算器50と、停止指令出力
位置演算器52と、停止指令出力回路54とから構成し
てある。そして、フルスピード時角速度メモリ48に
は、ブームをフルスピードで回動させたときのブームの
角速度が記憶させてある。すなわち、フルスピード時角
速度メモリ48には、ブームシリンダを全速で作動させ
たときの、ブームの角度に対応させたブームの角速度が
格納してある。図2は、フルスピード時角速度メモリ4
8に記憶させた、ブームフルスピード時の角速度の一例
を示したものである。
【0016】速度比演算器50は、ブーム角速度演算器
42からその演算結果と角度センサ32の検出値とを受
け取るとともに、フルスピード時角速度メモリ48内の
データを読み出し、回動しているブームのフルスピード
に対する速度割合、すなわちフルスピードで回動したと
きの角速度に対する実際の角速度の割合を求め、その結
果を停止指令出力位置演算器52に送出する。一方、停
止指令出力位置演算器52は、フルスピードに対する速
度割合に対応した停止指令出力位置を記憶しており、速
度比演算器50の出力に基づいてブームの回動操作を停
止させる指令を出力する位置を求め、停止指令出力回路
54に送る。
【0017】図3は、ブームの実際の速度のフルスピー
ドに対する割合と停止指令出力位置α0 との関係を示し
たものである。この停止指令出力位置α0 は、目標停止
角度に対するブームの手前(上方)の位置を角度で示し
てある。すなわち、停止指令出力位置が+θ1 度という
のは、下方に向けて回動しているブームが目標停止角度
の1度手前にきたときに、ブームの回動操作を停止する
信号を出力することを意味している。そして、本実施例
の場合、ブームの速度のフルスピードに対する割合が0
〜50%の間の停止指令出力位置α0 は、速度の増大と
ともに直線的に大きくなるように、すなわち目標停止角
度に対してより手前で回動操作の停止指令を出力するよ
うになっていて、50%のときに1度手前で出力するよ
うにしてある。また、フルスピードの50〜100%の
間も、ブームの回動速度が増加するするのに従って、停
止指令出力位置が直線的に大きくしてあるが、その傾斜
は、0〜50%の2倍に設定してある。勿論、0〜10
0%まで同一の勾配によって変化させるようにしてもよ
いし、必要があれば曲線的に変化させてもよい。
【0018】一方、停止指令出力回路54は、角度偏差
演算器44の求めた角度偏差が停止指令出力位置演算器
52の求めた停止指令出力位置α0 と一致すると、ブー
ムシリンダ制御部36に回動動作を停止させる信号を出
力する。なお、図3は、ブームを地表面の付近に停止さ
せる場合の停止指令出力位置を示している。
【0019】上記の如く構成した実施例の作用は、次の
とおりである。例えば、排土したバケットを図に示し
たような掘削位置30に下ろす場合、掘削位置の深さが
設定されると、目標停止角度出力部34にブームの目標
停止角度θが設定され、ブーム制御装置40の角度偏差
演算器44に入力される。そして、オペレータがブーム
操作レバーによってブームの下げ操作を開始すると、角
度センサ32がブームの時々刻々の角度(位置)を検出
し、検出信号をブーム制御装置40のブーム角速度演算
器42と角度偏差演算器44とに入力する。
【0020】ブーム制御装置40のブーム角速度演算器
42は、所定時間ごとに角度センサ32の出力信号を取
り込み、ブームの実際の角速度ωr を求めて停止指令出
力部46の速度比演算器50に入力する。また、角度偏
差演算器44は、角度センサ32が検出したブームの角
度を目標停止角度出力部34に設定された目標停止角度
θと比較し、両者の偏差を算出して停止指令出力部46
の停止指令出力回路54に送る。
【0021】停止指令出力部46の速度比演算器50
は、ブーム角速度演算器42から角度センサ32が検出
したブームの角度と、その角度におけるブームの実際の
角速度ωr とを受け取り、フルスピード時角速度メモリ
48に記憶させてあるデータと比較し、フルスピードに
対する実際のブームの回動速度の割合を求める。すなわ
ち、速度比演算器50は、角度センサ32が検出したブ
ームの実際の角度から、その角度におけるフルスピード
で振り下ろしたときのブームの角速度ωs を、フルスピ
ード時角速度メモリ48に格納してある図2から読み取
るとともに、ブーム角速度演算器42が求めたブームの
実際の角速度ωr とωs とから、
【数1】 V=(ωr /ωs )×100(%) を演算し、停止指令出力位置演算器52に出力する。
【0022】ただし、上の〔数1〕式において、
【数2】 ωr /ωs >1 である場合、
【数3】 ωr /ωs =1 とする。
【0023】停止指令出力位置演算器52は、速度比演
算器50が求めたフルスピードに対する速度の割合に基
づいて、図3からブームの回動操作を停止させる信号を
出力する位置α0 を演算し、停止指令出力回路54に送
出する。例えば、速度比演算器50が求めた値がフルス
ピードの50%の場合、停止指令出力位置は+θ1 度で
あって、ブームが目標停止角度θの+θ1 度手前にきた
ときに、ブームの回動操作を停止する信号、すなわちブ
ームシリンダの作動を停止する信号を出力する。同様
に、速度比演算器50の求めた値が100%である場
合、停止指令出力位置は+θ3 度である。ただし、停止
指令出力位置の最大値は、実施例の場合、+θ3 度とな
っている。これは、従来からフルスピードでブームを下
げたときの停止指令出力位置が目標停止角度の3度手前
であり、この位置で停止指令を出力すれば、ブームは目
標停止角度を下回らないことによる。
【0024】例えば、ブームをフルスピードの80%で
下げる操作をした場合、停止していたブームは、図4の
曲線に示したように、次第に速度を増しながらフルス
ピードの80%の角速度に達し、目標停止角度(図4の
0で示した位置)に向けて回動していく。停止指令出力
位置演算器52は、ブームがフルスピードの80%の角
速度で振り下ろされているので、内部メモリに記憶して
いる停止指令出力位置線図Sを用いて、フルスピードの
80%に対応した停止指令出力位置となるブーム角度a
を求め、停止指令出力回路54に送出する。
【0025】一方、角度偏差演算器44は、角度センサ
32が検出したブームの角度と設定された目標停止角度
θとの差を演算し、停止指令出力回路54に入力する。
そして、停止指令出力回路54は、角度偏差演算器44
が求めた値が2.2度になると、ブームシリンダ制御部
36にブームの作動停止信号を出力する。これにより、
ブームシリンダの作動が停止し、ブームの回動操作が停
止され、ブームは慣性によって、図4の破線に示したよ
うに下がっていき、目標停止角度よりやや上方のbで停
止する。なお、実施例においては、ブームが最終的に停
止した位置bと、停止指令を出力した位置aとの間φは
不感領域となっていて、ブームの下げ操作を再度行う場
合、ブームをa以上に上げないとブームの下げ操作が行
えないようにしてある。
【0026】従って、図4のbで停止したブームを元の
位置に戻し、図5のようにブームをフルスピードに対し
て50%の角速度で下げると、最初の下げ操作と同様
に、目標停止角度の1度手前のdで停止指令が出力さ
れ、最終的に慣性により位置eに停止する。そして、ブ
ームを再度下げる場合には、最終的にブームが停止した
位置eと停止指令を出力した位置dとの間は不感領域φ
であるため、ブームをd以上、すなわち目標停止角度よ
りθ1 度以上上方に上げなければ、ブームの下げ操作を
行うことができない。また、例えばブームを目標停止角
度の少しぐらい上の位置、θ1 とθ2 中間から再び下げ
操作をした場合、たとえ全速で下げる操作をしたとして
も、図6に示したように、ブームの回動速度が停止指令
出力位置線図Sと交わって点で停止指令が出力され、ブ
ームの回動操作が停止される。
【0027】このように、実施例においては、ブームを
下げて目標停止角度に停止させる場合、ブームの下げる
速度によって、ブームの回動操作を停止させる指令の出
力位置を変えるため、ブームが目標停止角度を下回った
り、目標停止角度より遙か上方で停止したりすることが
なく、危険の防止が図れるとともに、作業機の操作性、
作業効率を向上することができる。
【0028】なお、上記の実施例の停止指令出力位置線
図Sは、ブームの最大角速度が一番小の位置の場合に
ついて説明したが、ブームの目標停止角度が下がれば、
図2に示したようにブームの角速度が大きくなるため、
実際には、目標停止角度をオーバーランし、その量も増
大する。そこで、停止指令を出力する位置を、ブームの
角速度の大きさに応じて補正する必要がある。
【0029】すなわち、ブームのフルスピード時の角速
度ωs をブームの最大角速度が一番小さい位置での角速
度ωSminで割り、この値を停止指令出力位置演算器52
が求めた停止指令出力位置α0 に乗じて、補正後の停止
指令出力位置αを
【数4】 α=(ωs /ωSmin)・α0 として求める。ωSminは、図2に示したフルスピード時
の角速度曲線の、ほぼ極小値となる角速度である。
【0030】なお、前記実施例においては、パワーショ
ベルのブームを操作する場合について説明したが、ロボ
ットやマニピュレータ等にも適用することができる。ま
た、停止指令出力位置の補正方法は、例えば停止指令出
力位置演算器52が求めた停止指令出力位置に、ブーム
の角速度に応じた数値を加える等でもよく、実施例に限
定されないことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように、ブームを下げる
速度によって、ブームの回動を停止するタイミングを変
えるため、ブームの回動速度の相違によってブームの慣
性が相違したとしても、ブームの停止角度の目標停止角
度に対するバラツキを極めて小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る作業機のブーム制御装置
のブロック図である。
【図2】ブームシリンダを全速で作動させたときのブー
ムの角度に対するブーム角速度の変化の一例を示す図で
ある。
【図3】実施例に係るフルスピード時の角速度に対する
実際のブーム角速度の割合とブームの回動を停止する停
止指令出力位置との関係を示す図である。
【図4】実施例における停止しているブームをフルスピ
ードの80%で下げたときの停止指令出力位置を説明す
る図である。
【図5】実施例における停止しているブームをフルスピ
ードの50%で下げたときの停止指令出力位置を説明す
る図である。
【図6】実施例における不感領域のやや上方からブーム
を下げた場合の停止指令出力位置の説明図である。
【図7】パワーショベルの概略側面図である。
【符号の説明】
32 角度検出手段(角度センサ) 34 目標停止角度出力部 40 ブーム制御装置 42 ブーム角速度演算器 44 角度偏差演算器 46 停止指令出力部 48 フルスピード時角速度メモリ 50 速度比演算器 52 停止指令出力位置演算器 54 停止指令出力回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に作業具を取り付けたブームを下方
    に向けて回動し、前記ブームが目標停止角度に達する前
    に回動操作を停止して、前記ブームを目標停止角度に止
    める作業機のブーム下げ操作制御方法において、作業現場に合わせてオペレータが前記ブームの目標停止
    角度を任意に設定し、 前記回動操作を停止する前記ブー
    ムの角度と前記目標停止角度との差を、前記ブームの回
    動速度に応じて変えることを特徴とする作業機のブーム
    下げ操作制御方法。
  2. 【請求項2】 支持体に枢着したブームの基準線に対す
    る角度を検出する角度検出手段と、 この角度検出手段の出力信号に基づいて、前記ブームの
    角速度を求める角速度演算手段と、下方に向けて回動させた前記ブームの目標停止角度を任
    意に設定可能な目標停止角度設定手段と、 この目標停止角度設定手段の出力信号および 前記角度検
    出手段の出力信号に基づいて、前記ブームの目標停止角
    度と回動している前記ブームの実際の角度との差を求め
    る角度偏差演算手段と、 この偏差演算手段と前記角速度演算手段との出力信号に
    基づいて、前記目標停止角度と前記実際の角度との差
    が、前記ブームの回動角速度に応じて予め定めた値にな
    ったときに、前記ブームを回動を停止する信号を出力す
    る停止指令出力手段と、 を有することを特徴とする作業機のブーム制御装置。
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