JP4456199B2 - ブーム式作業車における支持荷重検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、例えば高所作業車のようなブーム式作業車において、ジブ先端部に取付けた荷重支持部材(例えばバスケット)に支持される荷重を検出し得るようにした支持荷重検出装置に関するものである。
【従来の技術】
【0003】
例えば高所作業車のバスケットには、作業員が搭乗したり各種資材が積載されるが、バスケットに支持される荷重がバスケット強度の許容限度を超えると、該バスケットあるいはバスケット取付部分が破損するおそれがある。
【0004】
ところで、従来の高所作業車の中には、バスケットに積載された積載物の荷重を検出し得るようにしたものがあるが、この従来の支持荷重検出装置では、バスケットの下面に直接ロードセルを設置し、該ロードセルでバスケットを含む合計重量を検出するようにしている。尚、実際の支持荷重(積載物重量)は、ロードセルでの検出値から予め計量しているバスケット重量を減算して求められる。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、高所作業車のバスケットは、作業中に他の構造物と干渉する危険性があるが、例えばバスケットが構造物に横方向から干渉すると、該バスケットに横方向からの押圧力が働くようになる。ところが、バスケット下面にロードセルを設けた従来の支持荷重検出装置では、バスケットに横方向からの押圧力が働くと、その下面のロードセルに対して不自然な(こねるような)力が働き、該ロードセルが壊れるという問題があった。又、このように、バスケット下面にロードセルを設けた支持荷重検出装置では、ロードセルの使用個数が1〜2個程度の小個数であれば、積載物の位置によっては正確な荷重が検出できない場合があり、他方、ロードセルの使用個数を3〜4個にすれば荷重検出を比較的正確にできるものの、コストや調整等の面で問題があった。
【0006】
本願発明は、上記した従来の支持荷重検出装置の問題点に鑑み、ブーム式作業車の作業中に荷重支持部材(例えばバスケット)が他の構造物に干渉しても、支持荷重を検出する検出部に悪影響が生じないようにするとともに、コストや調整等の面でも有利になるようにした支持荷重検出装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、例えば高所作業車のようにブーム先端部側にバスケットのような荷重支持部材を設けたブーム式作業車において、荷重支持部材に支持される荷重を検出するための支持荷重検出装置を対象にしている。
【0008】
[本願請求項1の発明]
本願請求項1の発明では、ブーム式作業車として、起伏自在なブームと、ブーム先端部にブーム起伏面に沿って起伏自在に設けたジブと、ブームとジブ間に設けたジブ起伏駆動手段と、ジブ先端部にジブ起伏面に沿って起伏自在に設けた荷重支持部材と、荷重支持部材の姿勢を一定に維持する姿勢維持手段とを備えたものを採用している。
【0009】
ブームは、車両のフレーム上に取付けた旋回台上で起伏自在に取付けられている。該ブームは、一般に伸縮ブームが採用される。又、本願では、上下2つのブームを使用し、下ブームに対して上ブームを屈曲自在に連結した屈曲式ブームを採用することもできる。尚、ブームは、ブーム起伏シリンダによって起伏せしめられる。
【0010】
ジブは、ブーム先端部に対してジブ起伏駆動手段によりブーム起伏面に沿って起伏され、他方、荷重支持部材は姿勢維持手段によりジブ起伏面に沿って起伏される。ジブ起伏駆動手段としては、この請求項1ではロータリーアクチュエータや、電動モータと減速機によるもの等が使用可能である。
【0011】
荷重支持部材は、作業員を搭乗させたり各種資材を積載したりするものであり、例えばバスケットが採用可能である。
【0012】
そして、本願請求項1の発明の支持荷重検出装置では、姿勢維持手段は、ジブ基端部に設けた支軸の回りで回転又は揺動する可動体とジブ先端部に設けた支軸の回りで回転又は揺動する可動体との間を接続手段で接続し且つ該接続手段をブーム側に設けた作動手段で支持することで荷重支持部材の姿勢を一定に維持するように構成している。この姿勢維持手段としては、例えばジブ基端部に設けたスプロケット(上記可動体となる)とジブ先端部に設けたスプロケット(上記可動体となる)との間にチエン(上記接続手段となる)を張設し、そのチエンをチエン駆動シリンダ(上記作動手段となる)で押し引き操作する構成のものを採用できる。尚、この姿勢維持手段は、ブーム起伏シリンダやジブ起伏駆動手段と同調して駆動される。
【0013】
又、本願請求項1の発明の支持荷重検出装置は、ジブの対地姿勢を検出するジブ角度検出手段と、ジブ起伏駆動手段の出力を検出する出力検出手段と、ジブと荷重支持部材とに関する基準情報を記憶する記憶手段と、ジブ角度検出手段・出力検出手段・記憶手段等からの各種データを用いて荷重支持部材に支持される荷重を演算する荷重演算手段、とを備えている。
【0014】
ジブの対地角度は、ジブ角度検出手段で常時検出されている。
【0015】
ジブ起伏駆動手段にロータリーアクチュエータを使用する場合には、その出力検出手段として圧力検出器やトルク検出器を使用し、又、該ジブ起伏駆動手段に電動モータを使用する場合には、その出力検出手段として電流検出器やトルク検出器を使用するとよい。
【0016】
記憶手段には、ジブ重量、ジブ長さ、ジブ起伏支点からジブ重心までの長さ、荷重支持部材の重量、等のデータを予め基準情報として記憶している。又、この記憶手段に記憶する基準情報のうち、ジブ重量とジブ起伏支点からジブ重心までの長さは、ジブ水平状態でのジブ重量モーメントに置き換えて記憶させておいてもよい。
【0017】
ところで、このブーム式作業車では、作業時に荷重支持部材上に作業員が搭乗したり資材を積載したりするが、そのときジブ、荷重支持部材、積載荷重の各モーメントが合算されてジブ起伏駆動手段の出力検出手段で検出されるようになっている。
【0018】
そして、この請求項1の発明の支持荷重検出装置では、荷重演算手段において、出力検出手段からの検出値から演算したジブ起伏出力モーメント、ジブ角度検出手段からの検出値と記憶手段に記憶されたジブに関する基準情報から演算したジブ重量モーメント、ジブ角度検出手段からの検出値と記憶手段に記憶されたジブに関する基準情報から演算したジブ水平長さ、記憶手段に記憶された基準情報である荷重支持部材の重量、とを用い、
{(ジブ起伏出力モーメント)−(ジブ重量モーメント)}/(ジブ水平長さ)−(荷重支持部材の重量)
なる演算を行って荷重支持部材に支持される荷重を演算するようにしている。尚、この演算式の検証は後述の実施形態の中で説明する。
【0019】
本願請求項1の支持荷重検出装置では、上記のようにジブ・荷重支持部材・積載物等の荷重(モーメント)をジブ起伏駆動手段の出力検出手段で検出するようにしているが、このようにすると、該荷重検出部を荷重支持部材から離れた位置に設けることができ、従って作業時に荷重支持部材が他の構造物に干渉しても、該荷重検出部(ジブ起伏駆動手段の出力検出手段)に悪影響が発生しない。又、このようにジブ起伏駆動手段の出力検出手段で荷重支持部材上の支持荷重を検出するようにしたものでは、該出力検出手段が1個でよい。さらに、荷重演算手段において、上記演算式を採用すれば、荷重支持部材上の積載物の位置にかかわらず、正確に積載物重量を算出できる。
【0020】
[本願請求項2の発明]
本願請求項2では、請求項1のブーム式作業車におけるジブ起伏駆動手段として、ブームとジブ間で伸縮自在に設置したジブ起伏シリンダを採用している。又、姿勢維持手段も請求項1と同様のものを採用している。
【0021】
そして、本願請求項2の支持荷重検出装置は、ジブの対地角度を検出するジブ角度検出手段と、ブームに対するジブの姿勢を検出するブーム・ジブ相対角度検出手段と、ジブ起伏シリンダの出力を検出する出力検出手段と、ジブと荷重支持部材とジブ起伏シリンダとに関する基準情報を記憶する記憶手段と、ジブ角度検出手段・出力検出手段・記憶手段等からの各種データを用いて荷重支持部材に支持される荷重を演算する荷重演算手段、とを備えている。
【0022】
本願請求項2の支持荷重検出装置では、ジブ起伏用に伸縮式のジブ起伏シリンダを採用しているが、この場合、支持荷重を演算するのに現状でのジブ姿勢とジブ起伏シリンダの位置関係(角度関係)のデータが必要となる。そして、この請求項2の支持荷重検出装置では、荷重演算手段において、ブーム・ジブ相対角度検出手段からの検出値、記憶手段に記憶されたジブ起伏シリンダに関する基準情報とからジブ起伏シリンダのジブ起伏支点回りのモーメントアームを演算しさらに出力検出手段からの検出値を合わせて演算したジブ起伏出力モーメント、ジブ角度検出手段からの検出値と記憶手段に記憶されたジブに関する基準情報から演算したジブ重量モーメント、ジブ角度検出手段からの検出値と記憶手段に記憶されたジブに関する基準情報から演算したジブ水平長さ、記憶手段に記憶された基準情報である荷重支持部材の重量とを用いて、
{(ジブ起伏出力モーメント)−(ジブ重量モーメント)}/(ジブ水平長さ)−(荷重支持部材の重量)
なる演算を行って荷重支持部材に支持される荷重を演算するようにしている。
【0023】
この場合も、荷重検出部(ジブ起伏シリンダの出力検出手段)が荷重支持部材から離れた位置にあるので、作業時に荷重支持部材が他の構造物に干渉しても、該荷重検出部(ジブ起伏シリンダの出力検出手段)に悪影響が発生しない。又、この請求項2の場合も、請求項1と同様に1個の出力検出手段でよいし、荷重支持部材上の積載物の位置にかかわらず、正確に積載物重量を算出できる。
【発明の実施の形態】
【0024】
以下、図1〜図3を参照して本願の実施形態を説明する。この実施形態で使用されるブーム式作業車は、図1及び図2に示すように、車両8上の旋回台9上にブーム2を取付け、該ブーム2の先端部23にジブ3を取付け、ブーム先端部23付近とジブ3の適所間にジブ起伏シリンダ5を設け、ジブ5の先端部に荷重支持部材4を取付け、さらに該荷重支持部材4の姿勢を一定に維持する姿勢維持手段6を備えて構成されている。
【0025】
ブーム2は、この実施形態では、上下2つの伸縮ブーム21,22を屈曲自在に連結した屈曲式ブームを採用している。下ブーム21は旋回台9に対して起伏シリンダ24で起伏せしめられ、他方、上ブーム22は下ブーム21の先端部に対して起伏シリンダ25で起伏せしめられる。尚、下ブーム21と上ブーム22とは、同一鉛直面で起伏せしめられる。
【0026】
ジブ3は、その基端部を上ブーム22のトップブーム先端部(以下、単にブーム先端部という)23に支軸31で枢着している。この支軸31は、ブーム先端部23及びジブ3の基端部に対して回転自在となっている。そして、このジブ3は、ジブ起伏シリンダ5によって上ブーム22の起伏面に沿って起伏せしめられる。尚、このジブ起伏シリンダ5としては、油圧シリンダは勿論、電動シリンダでもよい。
【0027】
荷重支持部材4は、この実施形態ではバスケット41と取付アーム42とを有している。そして、この荷重支持部材4は、取付アーム42の基端部をジブ3の先端部の支軸32に固定している。ジブ先端部の支軸32は、ジブ3に対して回転自在となっており、該支軸32に取付アーム42の基端部を固定することにより、荷重支持部材4全体をジブ3の起伏面に沿って起伏し得るようにしている。又、バスケット41は取付アーム42に対して首振り自在に取付けられており、図示しない首振り駆動手段でバスケット41を水平揺動せしめ得るようにしている。
【0028】
姿勢維持手段6は、荷重支持部材4のバスケット41を水平姿勢に維持するためのものであり、この実施形態では、姿勢維持手段6として第1チエン61と第2チエン64と該各チエン61,64を駆動するチエン駆動手段68とを有している。第1チエン61は、ブーム先端部23からブーム基端側にやや離れた位置に取付けた基側スプロケット62とジブ基端部側の支軸31に取付けた先側スプロケット63間に巻掛けている。第2チエン64は、ジブ基端部側の支軸31に取付けた基側スプロケット65とジブ先端部側の支軸32に取付けた先側スプロケット66間に巻掛けている。
【0029】
尚、この実施形態では、ジブ基端部側の支軸31に取付けた基側スプロケット65とジブ先端部側の支軸32に取付けた先側スプロケット66とが、それぞれ特許請求範囲中の各可動体に相当し、第2チエン64が特許請求範囲中の接続手段に相当し、チエン駆動手段68が特許請求範囲中の作動手段に相当するものである。
【0030】
第1チエン61側の先側スプロケット63と第2チエン64側の基側スプロケット65とは、相対回転しない状態で共通の支軸31に取付けられていて、第1チエン61と第2チエン64とが相互に連動するようになっている。チエン駆動手段68には、油圧シリンダ(以下、チエン駆動シリンダという)が採用されている。このチエン駆動シリンダ68は、そのチューブがブーム先端部23側に連結され、ロッド先端部が第1チエン61側に連結された状態で取付けられている。そして、該チエン駆動シリンダ68を伸長方向に作動させると、第1チエン61及び第2チエン64を図2において左回転方向に駆動させて、ジブ先端部の先側スプロケット66及び支軸32を左回転させ、逆にチエン駆動シリンダ68を縮小方向に作動させると、第1チエン61及び第2チエン64を介して、ジブ先端部の先側スプロケット66及び支軸32を右回転させるようになっている。このように、ジブ先端部の支軸32が回動すると、該支軸32に固定されている取付アーム42が連動して、荷重支持部材4全体をジブ3に対して起仰又は倒伏させ得るようになっている。尚、チエン駆動シリンダ68は、荷重支持部材4が水平姿勢からずれたとき(傾斜したとき)に、後述の荷重支持部材角度検出手段40からの角度検出信号に基いて、荷重支持部材4を水平姿勢に戻す方向に作動するようになっており、いわゆる荷重支持部材4のレベリングシリンダとして機能するものである。
【0031】
尚、この実施形態では、荷重支持部材4の姿勢は、上ブーム22の起伏姿勢が変化したときに変動するようになっていて、ジブ3が単独で起伏しても該荷重支持部材4の姿勢は変動しない。従って、チエン駆動シリンダ68は、上ブーム22の起伏姿勢の変化に伴って作動するようになっている。
【0032】
上ブーム22(図示例ではブーム先端部23付近)には、該上ブーム22の対地角度を検出するブーム角度検出手段20が設けられている。又、ジブ3には、該ジブ3の対地角度を検出するジブ角度検出手段30が設けられている。さらに、荷重支持部材4のバスケット41には、該荷重支持部材4の対地角度を検出する荷重支持部材角度検出手段40が設けられている。これらの角度検出手段20,30,40からの検出信号は、それぞれコントローラに入力されて、例えば次のように各種処理用のデータとして利用される。
【0033】
まず、ブーム角度検出手段20で検出されるブーム角度データとジブ角度検出手段30で検出されるジブ角度データとは、上ブーム(トップブーム)22とジブ3間の相対角度を計算するのに利用できる。そして、上ブーム22とジブ3間の相対角度が計算できれば、ジブ起伏シリンダ5のブームへの取付位置及び該ジブ起伏シリンダ5のジブへの取付位置の各記憶値とで、ジブ起伏シリンダ5とジブ3との位置関係を演算でき、それによってジブ起伏シリンダ5のモーメントアーム(図2のRJ)を求めることができる。尚、この実施形態では、ブーム角度検出手段20とジブ角度検出手段30とで、本願請求項2のブーム・ジブ相対角度検出手段を構成しているが、他の実施形態では該ブーム・ジブ相対角度検出手段として、支軸31回りにおいて1つの角度検出手段でブーム先端部23とジブ3基端部との間の相対角度を検出するようにしたものを採用してもよい。
【0034】
又、ジブ角度検出手段30は、ジブ3の対地角度を検出するものであるが、このジブ角度検出手段30で検出されたジブ角度データは、ジブ3の水平長さL2及びジブ起伏支点(支軸31)からジブ重心J0までの水平長さLJを求めるのに利用できる。
【0035】
荷重支持部材角度検出手段40は、バスケット41の対地角度を検出するものであるが、この荷重支持部材角度検出手段40で検出された荷重支持部材角度データは、荷重支持部材4の重心B0から取付アーム42の起伏支点(支軸32)までの水平長さLBを求めるのに利用できる。尚、この荷重支持部材角度検出手段40は、荷重支持部材4が水平姿勢からずれたとき(傾斜したとき)に、その荷重支持部材角度を検出して、姿勢維持手段6のチエン駆動シリンダ68に対して荷重支持部材4を水平にする方向に作動させる作用を有している。従って、該荷重支持部材4が常に水平姿勢に維持されることを前提にすると、荷重支持部材4の重心B0から取付アーム42の起伏支点(支軸32)までの水平長さLBは一定となり、該水平長さLBを求める演算式を省略することができる。このことは、後述するように図3に示す荷重演算手段12に対して、荷重支持部材角度検出手段40からの角度検出信号を入力しなくてもよいことになる。又、このように、荷重支持部材4が常に水平姿勢に維持されることを前提にすると、上記ジブ角度検出手段30は、ジブ先端部の支軸32回りにおいて、取付アーム42に対する相対角度を検出することによってジブ3の角度を検出するようにすることもできる。又、他の実施形態では、ジブ角度検出手段30として、旋回台9と下ブーム21との相対角度、下ブーム21と上ブーム22との相対角度、及び上ブーム22とジブ3との相対角度をそれぞれ検出し、それらを演算して算出するようにしたものも採用できる。
【0036】
ジブ起伏シリンダ5のロッド先端部には、該ジブ起伏シリンダ5の出力を検出する出力検出手段50が設けられている。このジブ起伏シリンダ用の出力検出手段50には、ジブ3の重量WJ、荷重支持部材4の重量WB、積載物10の重量W等から発生する各モーメントが作用する。尚、この出力検出手段50は、圧力検出によるものであっても、取付ピンの歪検出によるものであってもよいことは勿論である。
【0037】
この実施形態のブーム式作業車には、荷重支持部材4で支持される積載物10の重量Wを検出するための支持荷重検出装置が設けられている。この実施形態では、支持荷重検出装置として、図3に示すように各種部材の基準データを記憶している記憶手段11と、後述の各種演算処理を行う荷重演算手段12とを有している。
【0038】
記憶手段11には、ジブ3の重量WJ、ジブ3の実質長さ(例えば支軸31と支軸32間の実質長さ)、ジブ起伏支点(支軸31)からジブ重心J0までの実質長さ、荷重支持部材4の重量WB、荷重支持部材4の重心B0から荷重支持部材4の起伏支点までの長さLB、ジブ起伏シリンダ5の上ブーム22への取付位置及びジブ起伏シリンダ5のジブ3への取付位置、等の基準データ(不変データ)をそれぞれ記憶させている。又、他の実施形態では、記憶手段11に記憶する基準情報のうち、ジブ3の重量WJとジブ起伏支点からジブ重心J0までの長さは、ジブ水平状態でのジブ重量モーメントに置き換えて記憶させておいてもよい。
【0039】
荷重演算手段12には、ブーム角度検出手段20、ジブ角度検出手段30、荷重支持部材角度検出手段40、ジブ起伏シリンダ(ジブ起伏駆動手段)出力検出手段50からのそれぞれ現状での検出データが入力されるとともに、記憶手段11で記憶されている各記憶値が入力される。
【0040】
そして、荷重演算手段12では、次の各演算を行う。まず、ブーム・ジブ相対角度検出手段(この実施形態ではブーム角度検出手段20とジブ角度検出手段30が担当する)からの検出値と、ジブ起伏シリンダ5の上ブーム22及びジブ3への各取付位置の記憶値とで現状でのジブ3の姿勢とジブ起伏シリンダ5の位置関係を演算し、図2においてジブ起伏シリンダ5のモーメントアームRJを算出する。又、ジブ角度検出手段30と記憶手段11の記憶値(ジブ長さデータと、ジブ起伏支点からジブ重心までの長さデータ)を用いてそれぞれ現状でのジブ水平長さL1とジブ起伏支点31からジブ重心J0までの水平長さLJを演算する。そして、それらの演算値(モーメントアームRJ、ジブ水平長さL1、ジブ起伏支点からジブ重心までの水平長さLJ)とジブ起伏シリンダ5の出力検出手段50からの検出値FJと記憶手段11の記憶値(ジブ3の重量WJ、荷重支持部材4の重量WB)とを用いて荷重支持部材4に支持される積載物10の荷重Wを演算するようになっている。即ち、この荷重演算手段12では、次の算式を用いて積載物10の重量Wを演算するようになっている。
W=(FJ・RJ−WJ・LJ)/L1−WB・・・・算式(1)
但し、Wは積載物10の重量、FJ・RJはジブ起伏出力モーメント、WJ・LJはジブ重量モーメント、L1はジブ3の水平長さ、WBは荷重支持部材4の重量である。
【0041】
上記算式(1)により積載物重量が計算できることは、次の算式によって検証できる。尚、次の算式において、FTはチエン張力に見合うチエン駆動シリンダ68の出力値、Rはスプロケット63の半径L2は荷重支持部材4に積載された積載物10の重心W0から荷重支持部材4の起伏支点(支軸32)までの水平長さである。
まず、ジブ起伏支点回りのモーメントの釣り合いに関連して、
FT・R+FJ・RJ=WJ・LJ+W(L1+L2)+WB(L1+LB)・・・・算式(2)
FT・R=W・L2+WB・LB・・・・算式(3)
とが成り立つ。
即ち、図2の釣り合い状態において、FT・Rであるチエン駆動シリンダ68の出力モーメントとFJ・RJであるジブ起伏シリンダ5のジブ起伏出力モーメントとの合計出力モーメントと、WJ・LJであるジブ3の重量モーメントとW(L1+L2)である積載物10の重量モーメントとWB(L1+LB)であるバスケット41の重量モーメントとの合計重量モーメントとが等しいことから、上記算式(2)が成り立つ一方、FT・Rであるチエン駆動シリンダ68の出力モーメント(第1チエン61と第2チエン64とを介して取付アーム42の起伏支点(支軸32)回りに作用する)と、W・L2である取付アーム起伏支点(支軸32)回りでの積載物10の重量モーメントとWB・LBである取付アーム起伏支点(支軸32)回りでのバスケット41の重量モーメントとの合計重量モーメントとが等しいことから、上記算式(3)が成り立つ。
又、算式(2)と算式(3)から、
FJ・RJ=WJ・LJ+(W+WB)L1・・・・算式(4)
を導ける。
そして、この算式(4)から上記算式(1)を導き出せる。
【0042】
ところで、積載物10の重心W0から荷重支持部材4の起伏支点(支軸32)までの水平長さL2は、未知数であり且つ変動するものであるが、この荷重演算手段12による演算式(算式(1))によると、荷重支持部材4上での積載物10の位置に関係なく、ジブ起伏シリンダ5に設けた出力検出手段50の出力値FJを求めることにより、該積載物10の重量Wを正確に演算することができる。
【0043】
このように、この実施形態の支持荷重検出装置によれば、ジブ起伏シリンダ5の出力検出手段50を利用して積載物重量Wを求めることができる。又、この出力検出手段50は、荷重支持部材4(バスケット41)から離れた位置にあるので、もしバスケット41が他の構造物に干渉しても出力検出手段50に対して何ら悪影響(例えば破損)が発生しない。さらに、この荷重演算手段12による上記算式(1)によれば、ジブ起伏シリンダ5の出力検出手段50を利用したものであっても、荷重支持部材4上の積載物10の重心位置あるいはバスケット41の首振り位置にかかわりなく、該積載物重量Wを正確に算出できる。又、荷重検出のための出力検出手段として、ジブ起伏シリンダ5の1個の出力検出手段50のみを使用しているので、コストや調整等の面でも有利になる。
【0044】
尚、図3に示すように、荷重演算手段12で算出された積載物10の重量Wは、出力手段13により、例えば表示器に数値で表示させたり、あるいは該重量Wが許容値を超えると警報を発するようにするとよい。
【0045】
尚、上記実施形態では、本願請求項2に対応して、ジブ起伏シリンダ5を用いた場合について説明したが、本願請求項1に使用されるジブ起伏駆動手段5としては、上記ジブ起伏シリンダ5にかえてロータリーアクチュエータや電動モータ(減速機つき)を採用することができる。そして、この場合は、油圧あるいはトルクを検出することにより、荷重演算手段12においてモーメントアームRJを算出することなく実施できる。
【0046】
又、姿勢維持手段6における支軸31と支軸32間の接続構造は、チエンにかえてロープ、ベルトは勿論のこと、平行リンクを採用することもできる。
【0047】
さらに、上記実施形態では、ブーム式作業車として、バスケット41を備えた高所作業車を例にとって説明したが、バスケットのかわりにマニピュレータを備えたものやその他に適用できることは勿論である。
【0048】
又、上記実施形態の支持荷重検出装置では、記憶手段11で記憶させた基準データの記憶値を荷重演算手段12に送って演算するようにしているが、該記憶手段11は荷重演算手段12に一体的に組み込んで、基準データを該荷重演算手段12に保持させるようにしたものでもよい。又、他の実施形態では、上記基準データは、荷重演算手段12で実行される演算式に定数として組み込んでおくこともできる。尚、これらの場合は、荷重演算手段12での演算は一括して実行される。
【0049】
さらに、上記実施形態では、ジブ重量モーメントは、記憶手段11に記憶させたジブ重量WJとジブ起伏支点からのジブ重心までの長さとジブ角度検出手段30からの検出値とを用いて算出するようにしているが、他の実施形態では、予め記憶手段11にジブ水平状態でのジブ重量モーメントを記憶させておき、そのジブ水平状態でのジブ重量モーメントとジブ角度検出手段30からの検出値とで現状のジブ重量モーメントを算出するようにしてもよい。
【0050】
又、上記演算式は、各種データを数値に変換したものを用いて実行させてもよく、あるいは出力値(例えば出力検出手段の電圧値)をそのまま用いて演算するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0051】
本願請求項1及び2の各発明の支持荷重検出装置によれば、上記説明から理解できるように、積載物重量Wを求めるための検出手段として、ジブ起伏駆動手段(ジブ起伏シリンダ)5の出力検出手段50(荷重支持部材4から離れた位置にある)を利用しているので、作業時においてもし荷重支持部材4が他の構造物に干渉しても(例えば横方向からの圧力が加わっても)、出力検出手段50に対して何ら悪影響が発生せず、従って該出力検出手段50を保護できる(壊れない)という効果がある。又、積載物重量Wを求めるために付加される検出手段は、上記出力検出手段50の1個でよいので、コスト面で有利となるとともに、複数個の場合のような調整が不要となるという効果がある。
【0052】
さらに、荷重演算手段12において、
{(ジブ起伏出力モーメント)−(ジブ重量モーメント)}/(ジブ水平長さ)−(荷重支持部材の重量)
という演算を行うことで、積載物重量Wを求めることができるので、ジブ起伏駆動手段5の出力検出手段50を利用したものであっても、荷重支持部材4上の積載物10の重心位置あるいはバスケットの首振り角度にかかわりなく、該積載物重量Wを正確に且つ簡単な演算(少ない演算回数)で算出できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願実施形態の支持荷重検出装置を備えたブーム式作業車の側面図である。
【図2】 図1のブーム式作業車の一部拡大図である。
【図3】 本願実施形態の支持荷重検出装置のブロック図である。
【符号の説明】
1はブーム式作業車、2はブーム、3はジブ、4は荷重支持部材、5はジブ起伏駆動手段(ジブ起伏シリンダ)、6は姿勢維持手段、10は積載物、11は記憶手段、12は荷重演算手段、20はブーム角度検出手段、21は下ブーム、22は上ブーム、23はブーム先端部、30はジブ角度検出手段、31,32は支軸、40は荷重支持部材角度検出手段、41はバスケット、50はジブ起伏駆動手段の出力検出手段、61は第1チエン、64は第2チエン(接続手段)、65は基側スプロケット(可動体)、66は先側スプロケット(可動体)、68はチエン駆動シリンダ(作動手段)である。
Claims (2)
- 起伏自在なブームと、ブーム先端部にブーム起伏面に沿って起伏自在に設けたジブと、ブームとジブ間に設けたジブ起伏駆動手段と、ジブ先端部にジブ起伏面に沿って起伏自在に設けた荷重支持部材と、荷重支持部材の姿勢を一定に維持する姿勢維持手段とを備えたブーム式作業車において、
前記姿勢維持手段は、ジブ基端部に設けた支軸の回りで回転又は揺動する可動体とジブ先端部に設けた支軸の回りで回転又は揺動する可動体との間を接続手段で接続し且つ該接続手段をブーム側に設けた作動手段で支持することで前記荷重支持部材の姿勢を一定に維持するように構成するとともに、
前記ジブの対地角度を検出するジブ角度検出手段と、
前記ジブ起伏駆動手段の出力を検出する出力検出手段と、
前記ジブと前記荷重支持部材とに関する基準情報を記憶する記憶手段と、
前記出力検出手段からの検出値から演算したジブ起伏出力モーメント、前記ジブ角度検出手段からの検出値と前記記憶手段に記憶された前記ジブに関する基準情報から演算したジブ重量モーメント、ジブ角度検出手段からの検出値と記憶手段に記憶されたジブに関する基準情報から演算したジブ水平長さ、記憶手段に記憶された基準情報である荷重支持部材の重量、とを用い、
{(ジブ起伏出力モーメント)−(ジブ重量モーメント)}/(ジブ水平長さ)−(荷重支持部材の重量)
なる演算を行って荷重支持部材に支持される荷重を演算する荷重演算手段、
とを備えた、
ことを特徴とするブーム式作業車における支持荷重検出装置。 - 起伏自在なブームと、ブーム先端部にブーム起伏面に沿って起伏自在に設けたジブと、ブームとジブ間で伸縮自在に設置したジブ起伏シリンダと、ジブ先端部にジブ起伏面に沿って起伏自在に設けた荷重支持部材と、荷重支持部材の姿勢を一定に維持する姿勢維持手段とを備えたブーム式作業車において、
前記姿勢維持手段は、ジブ基端部に設けた支軸の回りで回転又は揺動する可動体とジブ先端部に設けた支軸の回りで回転又は揺動する可動体との間を接続手段で接続し且つ該接続手段をブーム側に設けた作動手段で支持することで前記荷重支持部材の姿勢を一定に維持するように構成するとともに、
前記ジブの対地角度を検出するジブ角度検出手段と、
前記ブームに対する前記ジブの角度を検出するブーム・ジブ相対角度検出手段と、
前記ジブ起伏シリンダの出力を検出する出力検出手段と、
前記ジブと前記荷重支持部材と前記ジブ起伏シリンダとに関する基準情報を記憶する記憶手段と、
前記ブーム・ジブ相対角度検出手段からの検出値、前記記憶手段に記憶された前記ジブ起伏シリンダに関する基準情報とからジブ起伏シリンダのジブ起伏支点回りのモーメントアームを演算しさらに前記出力検出手段からの検出値を合わせて演算したジブ起伏出力モーメント、前記ジブ角度検出手段からの検出値と記憶手段に記憶された前記ジブに関する基準情報から演算したジブ重量モーメント、ジブ角度検出手段からの検出値と記憶手段に記憶されたジブに関する基準情報から演算したジブ水平長さ、記憶手段に記憶された基準情報である荷重支持部材の重量、とを用い、
{(ジブ起伏出力モーメント)−(ジブ重量モーメント)}/(ジブ水平長さ)−(荷重支持部材の重量)
なる演算を行って荷重支持部材に支持される荷重を演算する荷重演算手段、
とを備えた、
ことを特徴とするブーム式作業車における支持荷重検出装置。
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-
1999
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