JPS62248670A - 手動式記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、記録装置に関わり、特にノートや、書籍、箱
の表面等、被印字部を従来の記録装置においては、装填
する事が困難な対象への印字に適した手動式記録装置に
関する。

［従来の技術］ ハンディタイプのワードプロセッサーが普及するに連れ
、作成した文書を所定の用紙に印字するだけでなく、ノ
ー斗や、ファイル、書籍など、従来のプリンターには装
填できない印字対象物への印字要求が増えている。そこ
で、印字ヘッド部を露出させ、手動により被印字部上を
走査し印字を行えるようにしたものが、例えば特開昭５
１−５０７４４に示されている手動式記録装置である６
手動式記録装置の印字方式としては、普通紙対応、機構
の単純小型化といった要請から、熱転写方式が一般的に
は用いられている。゛ ［発明が解決しようとする問題点］ 熱転写方式の印字ヘッドは、薄膜技術により作製され、
発熱素子を有する印字部と、印字部へ印字信号を供給す
る信号線群を電気的に接合する箇所とは、一般に同一平
面上にあり、かつ、通常は印字部よりも接合部の方が、
信号線群の厚さだけ突出している。そのため手動式記録
装置に於いては、印字する際に被印字物にこの接合部が
接触し、印字不良や接合部破損が起きるといった不都合
が生じていた。

本発明の目的は、上記の欠点に鑑み、信号線群と印字ヘ
ッドとの接合部を、印字する際に被印字部へ接触しない
様に配置した手動式記録装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するために、印字ヘッドと、イ
ンクリボンと、前記印字ヘッドを被印字。

部に対して押し付ける印字ヘッド支持部と、被印字部に
対する印字ヘッドの相対変位に対応して印字タイミング
信号を発生する変位検出器と、被印字部に接触して回動
し、前記変位検出器と連動する車輪からなり前記印字ヘ
ッドの一端部に位置する印字部へ印字信号を供給する信
号線群を印字ヘッド上の前記印字部より、印字方向に近
い、他端部から引き出すことを特徴とする。

［実施例］ それでは、本発明に拠る実施例を図面に基づき説明する
。

第１図は、本発明を適用した手動式記録装置の一実施例
を示す概略説明図である。第２図は手動式記録装置の構
成断面図、第３図は第２図に示すＡ−Ａ’断面図である
。第４図は、構成要素間の信号の流れを示す回路概要図
である。

まず、構成要素を説明する。車輪６は、被印字部３に接
触して手動式記録装置の移動と共に摩擦により回動する
。歯車７は車輪６と同軸に固定され伝達歯車８と噛み合
っているため、歯車９及びリボン巻き取り部１２をも同
時に回動する。スリットディスク１０は、歯車９と同軸
に固定されており、その周辺部に開けられた同一ピッチ
のスリットが、回転と同期してフォトインタラプタ１１
の光路を周期的に遮る。すなわち、車輪６の回転量はフ
ォトインタラプタ−１１から出力されるパルス数に対応
し、変位検出器の役割をなす。インクリボン力セツ！・
１３から供給されるインクリボン１４は、印字ヘッド４
と被印字部３の間を経由して、リボン巻き取り部１２に
より巻き取られている。

次に、印字に必要な構成要素間の一連の動作を順を追っ
て説明する。まず、オペレーターはワードプロセッサー
１を、手動式記録装置に拠る印字モードにして、手で手
動式記録装置２を被印字部３上の印字しようとする箇所
へ運び、スタートスイッチ１５を押す。ワードプロセッ
サー１は、スタートスイッチが押されたことを認知し、
印字信−号を送る待機状態に入る０手動式記録装置を走
査すると、同時に車輪６が回動し、上述した機構により
フォトインクラブター１１より、手動式記録装置の被印
字物に対する相対変位に対応するパルスが、ワードプロ
セッサー１に送られる。ワードプロセッサー１は、手動
式記録装置から送られてくるパルスに応じて、印字ヘッ
ド駆動信号を出力する。印字ヘッド駆動回路１６は、後
述する印字ヘッド４印字部上の複数の発熱素子に、印字
信号に応じて、選択的に電流を流し、インクリボン上の
インクを融解し、被印字部３上にドツトパターンを形成
する。さらに、消費されたインクリボンは、リボン巻き
取り部１２により弛みを生じない程度に巻き取られる。

以上の動作が連続的に行なわれることにより、第１図に
示したように被印字物３への印字が可能となる。

次に、印字ヘッド部４の構成について説明する。

第５図（ａ）は、印字ヘッド部の正面図、（ｂ）は（ａ
）図のＡ−Ａ’断面・図である。信号線群２２を印字ヘ
ッド４上の印字部２０に対し、印字方向に近い他端部よ
り、印字方向側に引き出す事を特徴としており、更に、
印字する際、第５図（ｂ）に示すように、被印字部３に
対し、印字ヘッド４を０．５度から５度傾けて配置する
。このことにより、印字部２０のみが、被印字部３に押
し当てるようにすることが可能になる。第６図（ａ）、
（ｂ）は、印字ヘッドの、信号線群引き出し及び、印字
ヘッド支持部を示す斜視図、（ｃ）は、（ｂ）図のＡ−
Ａ’断面図である。印字ヘッド支持部５は、回転軸２３
を中心に回転する自由度を持ち、バネ２４により印字方
向に引き付けられ、ストッパー２５に接触している。さ
らに、印字部２０は、図２に示した４個の車輪６．６′
を被印字物に押し当てた際に、車輪の接する点の作る平
面に対し、被印字物方向に、僅かに出っ張っており、オ
ペレーターが手動式記録装置を被印字物に押し当てると
、押されて、バネ２４を引き伸ばし、被印字物に対して
、２００から、８００グラムの荷重で押しつけられる。

即ち、印字ヘッドの押しつけ圧はオペレーターが手動式
記録装置を押しつける圧力によらず常に一定になり、安
定した良好な印字を可能にする。

第７図は、本発明・に拠る第二の実施例を示す図であり
、（ａ）は、ヘッド支持部５の斜視図、（ｂ）は、（ａ
）図のＢ−Ｂ’断面図、（ｃ）は、（ａ）図の０面の断
面図である。印字ヘッドを傾斜させて、被印字部に接触
する箇所を印字部のみとする構成は、第一の実施例、第
５図（ｂ）と同様である。信号線群２２は、印字ヘッド
支持機構と離れて引き出すことで、構造が簡単になると
いう利点を有する。

［発明の効果］ 以上述べたように、本発明によれば、印字ヘッドの一端
部に位置する印字部へ印字信号を供給する印字信号線群
を、印字ヘッド上の前記印字部より、印字方向に近い他
端部から引き出すことにより、印字ヘッド上で、被印字
部に接触する箇所を印字部のみとすることか可能となり
、信号線群と印字ヘッドとの接合部を傷付けず、印字品
質も安定するという多大なる長所を有する。

【図面の簡単な説明】

′第１図は本発明に拠る、手動式記録装置の概略説明図
、第２図はその構成断面図、第３図は第２図に示すＡ−
Ａ’断面図。第４図は回路概要図。 第５図（ａ）は、本発明に拠る印字ヘッドの正面図、第
５図（ｂ）は、そのＡ−Ａ’断面図。第６図（ａ）、（
ｂ）は、印字ヘッド支持部の斜視図、第６図（Ｃ）は、
そのＡ−Ａ’断面図。第７図（ａ）は、本発明による第
２の実施例を示す印字ヘッド部の斜視図である。第７図
（ｂ）は、そのＢ−Ｂ’断面図。第７図（Ｃ）は、Ｂ面
断面図である。 １・・・・ワードプロセッサー ２・・・・手動式記録装置 ３・・・・被印字部 ４・・・・印字ヘッド ５・・・・印字ヘッド支持部 １０・・・スリットディスク １１・・・フォトインタラプタ− １４・・・インクリボン １５・・・スタートスイッチ ２０・・・印字部 ２１・・・接合部 ２２・・・信号線群 ２４・・・バネ 第３図 （ａ＞ （ｂ） 第５図 （ｂ） 第６図 （Ｃ） 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印字ヘッドと、インクリボンと、前記印字ヘッドを被印
   字部に対して押し付ける印字ヘッド支持部と、被印字部
   に対する印字ヘッドの相対変位に対応して印字タイミン
   グ信号を発生する変位検出器と、被印字部に接触して回
   動し、前記変位検出器と連動する車輪からなり、印字ヘ
   ッドの一端部に位置する印字部へ印字信号を供給する信
   号線群を、印字ヘッド上の前記印字部より印字方向に近
   い、他端部から引き出すことを特徴とする手動式記録装
   置。