JPS62247887A - 汚濁水域の浄化方法 - Google Patents
汚濁水域の浄化方法Info
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- JPS62247887A JPS62247887A JP9131786A JP9131786A JPS62247887A JP S62247887 A JPS62247887 A JP S62247887A JP 9131786 A JP9131786 A JP 9131786A JP 9131786 A JP9131786 A JP 9131786A JP S62247887 A JPS62247887 A JP S62247887A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、汚濁水域の浄化方法に係わり、海、湖沼等に
おける汚濁水域の汚濁物質を各水深に設けた凝集剤によ
り凝集沈降分離する方法に関する。
おける汚濁水域の汚濁物質を各水深に設けた凝集剤によ
り凝集沈降分離する方法に関する。
従来の技術
海、湖沼、ダム、河川、池のような水域はいろいろな原
因で汚染することがある。例えば港湾では赤潮が発生し
、湖沼、ダム、河川、池等においてはアオコが発生する
ことがある。また、このような赤潮やアオコの発生がな
くても、例えば浚渫工事等により泥等の微細粒子により
水域が汚濁したり、タンカーの事故により油が海面に流
出することもある。このように水域が赤潮、アオコ、粘
土、シルト、コロイド等により汚濁することは、魚貝類
の生息にとって好ましくない。特に海等に作られる魚を
養殖するための生簀にその外側の海で発生した赤潮が流
入すると魚は死に易くなるので、この赤潮が発生したと
き生簀に対する応急処置をどのようにするかは重要な問
題である。
因で汚染することがある。例えば港湾では赤潮が発生し
、湖沼、ダム、河川、池等においてはアオコが発生する
ことがある。また、このような赤潮やアオコの発生がな
くても、例えば浚渫工事等により泥等の微細粒子により
水域が汚濁したり、タンカーの事故により油が海面に流
出することもある。このように水域が赤潮、アオコ、粘
土、シルト、コロイド等により汚濁することは、魚貝類
の生息にとって好ましくない。特に海等に作られる魚を
養殖するための生簀にその外側の海で発生した赤潮が流
入すると魚は死に易くなるので、この赤潮が発生したと
き生簀に対する応急処置をどのようにするかは重要な問
題である。
このような場合には、赤潮を生簀に到る前で阻止できれ
ば好ましいが、赤潮はブランクI〜ンの死骸が浮いたも
のであるので、この赤潮の中に船が入って行ってもプラ
ンクトンの死骸は水とともに流れてしまい捕捉すること
が困難である。そこで、従来は生簀を船で引っ張って赤
潮の発生していない沖の方に緊急避難することが行なわ
れている。
ば好ましいが、赤潮はブランクI〜ンの死骸が浮いたも
のであるので、この赤潮の中に船が入って行ってもプラ
ンクトンの死骸は水とともに流れてしまい捕捉すること
が困難である。そこで、従来は生簀を船で引っ張って赤
潮の発生していない沖の方に緊急避難することが行なわ
れている。
しかしながら、このように生簀を移動するのは面倒であ
るだけでなく、時間もかかり極めて不能率な作業となる
。
るだけでなく、時間もかかり極めて不能率な作業となる
。
このような事情はアオコにより水域が汚濁する場合、粘
土、シルト、コロイド等の微小粒子で水域が汚濁する場
合にも同様に当てはまり、その改善が望まれていた。
土、シルト、コロイド等の微小粒子で水域が汚濁する場
合にも同様に当てはまり、その改善が望まれていた。
発明が解決しようとする問題点
以上のように、赤潮、アオコ等により汚濁した水域を臨
機応変に簡単に浄化できる適当な方法がなくその開発が
望まれていた。
機応変に簡単に浄化できる適当な方法がなくその開発が
望まれていた。
問題点を解決するための手段
上記問題点を解決するために、本発明は、汚濁水域の各
水深を網羅するネットに凝集剤を含み水でこの凝集剤が
溶出可能の凝集剤充填体を水平方向及び垂直方向に間隔
をおいて取り付け、汚濁水をこの凝集剤充填体を取り付
けたネットを通過させ、汚濁物質を上記溶出した凝集剤
により凝集させることを特徴とする汚濁水域の浄化方法
を提供するものである。
水深を網羅するネットに凝集剤を含み水でこの凝集剤が
溶出可能の凝集剤充填体を水平方向及び垂直方向に間隔
をおいて取り付け、汚濁水をこの凝集剤充填体を取り付
けたネットを通過させ、汚濁物質を上記溶出した凝集剤
により凝集させることを特徴とする汚濁水域の浄化方法
を提供するものである。
本発明において、凝集剤とは水中の汚濁物質を凝集させ
るものであるが、これには固形で水中で熔解しフロック
を作るものが好ましい。例えば固形調合形凝集剤が好ま
しい。この固形調合形凝集剤というのは、一般に言われ
る凝集機構、すなわち■汚濁粒子の表面電荷を下げ、■
電気二重層を壊し、■架橋、吸着を行い、■イオンの中
和を行うことのできる凝集剤であり、上記■、■、■の
機能を有効に発揮する無機系凝集剤の性質と、上記■、
■の機能を有効に発揮する有機系凝集剤の性質を併せ持
つものである。
るものであるが、これには固形で水中で熔解しフロック
を作るものが好ましい。例えば固形調合形凝集剤が好ま
しい。この固形調合形凝集剤というのは、一般に言われ
る凝集機構、すなわち■汚濁粒子の表面電荷を下げ、■
電気二重層を壊し、■架橋、吸着を行い、■イオンの中
和を行うことのできる凝集剤であり、上記■、■、■の
機能を有効に発揮する無機系凝集剤の性質と、上記■、
■の機能を有効に発揮する有機系凝集剤の性質を併せ持
つものである。
本発明の凝集剤充填体とは、この凝集剤を透水性の例え
ばネット袋、濾過布等に充填したものが例示され、これ
らは水中で凝集剤を溶出させるものである。このような
凝集剤充填体はネットにその水平方向、垂直方向に間隔
を置いて取り付けられて使用される。これは、例えば赤
潮は海の表面だけでなくある程度の水深まで発生してい
るので、これを全て網羅するためである。このような凝
集剤充填体は汚濁水がこのネットを通過するときに溶出
した凝集剤により汚濁物質を凝集し、この凝集汚濁粒子
は通常は沈降される。この場合、ネットを静止しておい
て汚濁水を流す場合、逆に静水にネットを移動させて凝
集剤と汚濁物質を接触させるいずれの方法も用いられる
。
ばネット袋、濾過布等に充填したものが例示され、これ
らは水中で凝集剤を溶出させるものである。このような
凝集剤充填体はネットにその水平方向、垂直方向に間隔
を置いて取り付けられて使用される。これは、例えば赤
潮は海の表面だけでなくある程度の水深まで発生してい
るので、これを全て網羅するためである。このような凝
集剤充填体は汚濁水がこのネットを通過するときに溶出
した凝集剤により汚濁物質を凝集し、この凝集汚濁粒子
は通常は沈降される。この場合、ネットを静止しておい
て汚濁水を流す場合、逆に静水にネットを移動させて凝
集剤と汚濁物質を接触させるいずれの方法も用いられる
。
作用
ネットの適宜位置から凝集剤が溶出できるようにすると
、汚濁水域の各水深の汚濁物質を余すことなく凝集沈降
させることができる。
、汚濁水域の各水深の汚濁物質を余すことなく凝集沈降
させることができる。
実施例
次に本発明の一実施例を図面に基いて説明する。
図中、1はネットで、このネット1には、上端に浮き体
2.2・・・が取り付けられているとともに、その下端
に重錘として鎖3が取り付けられている。また、このネ
ット1には凝集剤充填体4.4・・・が例えば水平方向
、垂直方向それぞれ約1mおきに取り付けられている。
2.2・・・が取り付けられているとともに、その下端
に重錘として鎖3が取り付けられている。また、このネ
ット1には凝集剤充填体4.4・・・が例えば水平方向
、垂直方向それぞれ約1mおきに取り付けられている。
この凝集剤充填体は、アルミニューム系凝集剤、ポリア
クリルアミド等高分子凝集剤、アルカリ剤等の従来使用
されている凝集剤単独あるいはその混合物が使用され、
これらの凝集剤は例えば直径Iotaの白色棒状ペレッ
トに成形し、ネット袋に1袋当たり1Kg充填したもの
が例示される。これは商品名ソリッドエースNCCとし
て市販されている。
クリルアミド等高分子凝集剤、アルカリ剤等の従来使用
されている凝集剤単独あるいはその混合物が使用され、
これらの凝集剤は例えば直径Iotaの白色棒状ペレッ
トに成形し、ネット袋に1袋当たり1Kg充填したもの
が例示される。これは商品名ソリッドエースNCCとし
て市販されている。
このように凝集剤充填体を取り付けたネット1を海に垂
直にセットし、その上端の両端を船5.5で例えば赤潮
に向かって引っ張って行くと、ネット1はその下端に鎖
3が付いているのであおられることなく水深の各位置を
網羅するように移動し、この際ネット1の各位置の凝集
剤充填体から凝集剤が溶出してこれが例えば水酸化アル
ミニュームとポリアクリルアミド等からなるフロックに
なり、汚濁物質はこれに吸着されて沈降する。この際汚
濁の程度が大きいときは、上記のネット1を往復させ、
これを繰り返して汚濁物質を除去することができる。こ
れは凝集剤充填体の凝集剤がなくなるまで行なうことが
できる。
直にセットし、その上端の両端を船5.5で例えば赤潮
に向かって引っ張って行くと、ネット1はその下端に鎖
3が付いているのであおられることなく水深の各位置を
網羅するように移動し、この際ネット1の各位置の凝集
剤充填体から凝集剤が溶出してこれが例えば水酸化アル
ミニュームとポリアクリルアミド等からなるフロックに
なり、汚濁物質はこれに吸着されて沈降する。この際汚
濁の程度が大きいときは、上記のネット1を往復させ、
これを繰り返して汚濁物質を除去することができる。こ
れは凝集剤充填体の凝集剤がなくなるまで行なうことが
できる。
なお、凝集剤にはセルローズ繊維を混合し、凝集効果を
高めることもできる。
高めることもできる。
また、図示省略したが、上記ネット1の下端に長さ方向
に沿って間隔をおいて多数の吹き出し孔を有する管を設
け、これにコンプレッサーで空気を送り、この空気を吹
き出し孔から吹き出し、凝集充填体から溶出する凝集剤
を攪拌して汚濁物質との接触効率を高めるようにしても
良い。
に沿って間隔をおいて多数の吹き出し孔を有する管を設
け、これにコンプレッサーで空気を送り、この空気を吹
き出し孔から吹き出し、凝集充填体から溶出する凝集剤
を攪拌して汚濁物質との接触効率を高めるようにしても
良い。
発明の詳細
な説明したように、本発明によれば、凝集剤充填体をネ
ットに取り付け、汚濁水をこのネットに通すようにした
ので、汚濁水域の各水深位置で赤潮、アオコ、結上、そ
の他の汚濁粒子は凝集剤充填体から溶出される凝集剤に
より凝集されて沈降分離される。これにより汚濁物質は
水域の表面だけでなく、水中からも除去され、浄化を徹
底させることができる。また、このように浄化できるの
で、例えば赤潮が発生したときは臨機応変に例えば船で
凝集剤充填体を取り付けたネットを汚濁水域で引き摺る
ことにより赤潮が生簀に侵入することを事前に防止でき
る。このようにして広域、大水深下の水中汚濁物質を短
時間で処理することができると、養殖業者の赤潮に対す
る処置が生簀のセット状態を変えることなく迅速に行な
われるので、作業上の多大のメリットを提供することが
できる。
ットに取り付け、汚濁水をこのネットに通すようにした
ので、汚濁水域の各水深位置で赤潮、アオコ、結上、そ
の他の汚濁粒子は凝集剤充填体から溶出される凝集剤に
より凝集されて沈降分離される。これにより汚濁物質は
水域の表面だけでなく、水中からも除去され、浄化を徹
底させることができる。また、このように浄化できるの
で、例えば赤潮が発生したときは臨機応変に例えば船で
凝集剤充填体を取り付けたネットを汚濁水域で引き摺る
ことにより赤潮が生簀に侵入することを事前に防止でき
る。このようにして広域、大水深下の水中汚濁物質を短
時間で処理することができると、養殖業者の赤潮に対す
る処置が生簀のセット状態を変えることなく迅速に行な
われるので、作業上の多大のメリットを提供することが
できる。
図は本発明の一実施例の方法に用いられる装置の使用状
態の説明図である。 図中、1はネット、2.2 ・・は浮き体、3は重錘と
しての鎖、4.4 ・・は凝集剤充填体である。 昭和61年04月22日
態の説明図である。 図中、1はネット、2.2 ・・は浮き体、3は重錘と
しての鎖、4.4 ・・は凝集剤充填体である。 昭和61年04月22日
Claims (1)
- (1)汚濁水域の各水深を網羅するネットに凝集剤を含
み水でこの凝集剤が溶出可能の凝集剤充填体を水平方向
及び垂直方向に間隔をおいて取り付け、汚濁水をこの凝
集剤充填体を取り付けたネットを通過させ、汚濁物質を
上記溶出した凝集剤により凝集させることを特徴とする
汚濁水域の浄化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61091317A JP2516742B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 汚濁水域の浄化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61091317A JP2516742B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 汚濁水域の浄化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62247887A true JPS62247887A (ja) | 1987-10-28 |
JP2516742B2 JP2516742B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=14023084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61091317A Expired - Lifetime JP2516742B2 (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 汚濁水域の浄化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516742B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990007719A (ko) * | 1998-10-22 | 1999-01-25 | 김창수 | 물속의 준설 작업시 부유물 확산 방지장치 |
JP2006272257A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Maezawa Ind Inc | フロキュレータ |
JP2010274161A (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-09 | Nippon Solid Co Ltd | 汚濁水の処理方法 |
JP2015212486A (ja) * | 2014-05-02 | 2015-11-26 | 日本ソリッド株式会社 | 浚渫・土捨て工法 |
-
1986
- 1986-04-22 JP JP61091317A patent/JP2516742B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990007719A (ko) * | 1998-10-22 | 1999-01-25 | 김창수 | 물속의 준설 작업시 부유물 확산 방지장치 |
JP2006272257A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Maezawa Ind Inc | フロキュレータ |
JP4516468B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2010-08-04 | 前澤工業株式会社 | フロキュレータ |
JP2010274161A (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-09 | Nippon Solid Co Ltd | 汚濁水の処理方法 |
JP2015212486A (ja) * | 2014-05-02 | 2015-11-26 | 日本ソリッド株式会社 | 浚渫・土捨て工法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2516742B2 (ja) | 1996-07-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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