JPS62247611A - オフセツト補償演算増幅回路 - Google Patents

オフセツト補償演算増幅回路

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JPS62247611A
JPS62247611A JP61090773A JP9077386A JPS62247611A JP S62247611 A JPS62247611 A JP S62247611A JP 61090773 A JP61090773 A JP 61090773A JP 9077386 A JP9077386 A JP 9077386A JP S62247611 A JPS62247611 A JP S62247611A
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Kosuke Suganuma
菅沼 孝祐
Toshio Adachi
敏男 安達
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明を以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F作用 G 実施例 G−1第1の実施例(第1図) G−2第2の実施例(第2図) G−3変形例 H発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、対を成す入力端間のオフセット電圧を低減さ
せるオフセット補償機能を備えた演算増幅回路に関する
B 発明の概要 本発明は、オフセット補償機能を備えた演算増幅回路に
おいて、演算増幅動作部に対して、それを形成する複数
のトランジスタのいずれかに並列的に接続された、少な
くとも1個の、トランジスタとスイッチ素子との直列接
続構成を含む付加トランジスタ部と、その付加トランジ
スタ部のスイッチ素子を制御するスイッチ制御部とを設
け、演算増幅動作部の1対の入力端の夫々の電位が互い
に等しくされたもとで、演算増幅動作部の出力端電位に
所定の設定電位との差が生じているとき、スイッチ制御
部が付加トランジスタ部のスイッチ素子を開状態もしく
は閉状態をとらせるべく駆動し、それにより演算増幅動
作部の出力端電位が変化して所定の設定電位に到達した
とき、スイッチ制御部が付加トランジスタ部のスイッチ
素子を開状態もしくは閉状態に維持し、演算増幅動作部
の1対の入力端の夫々の電位が独立したものとなるよう
にすることにより、比較的簡単で集積回路化に適した構
成をもって、実際の製造プロセスを経て得られる各回路
素子定数の設計値からのずれの影響が可及的に小とされ
る状態で、演算増幅動作部の1対の入力端間におけるオ
フセット電圧の低減を図ることができるようにしたもの
である。
C従来の技術 複数のトランジスタが用いられて形成され、集積回路化
された演算増幅器においては、その中で差動構成をとる
ものとされる対を成すトランジスタが、それらの特性を
厳密に同一にするものとはならず、不所望な特性上の差
異を有するものとなってしまうのが一般的である。そし
て、このような演算増幅器は、斯かる差動構成をとる対
のトランジスタの特性上の差異に起因して、一対の入力
端の夫々の電位が互いに等しくされたもとにあっても、
出力端に所望の設定電位とは異なった電位が得られる状
態におかれることになり、出力端に所望の設定電位が得
られるようになすには、一対の入力端間に所定の電位差
を与えることが必要となる。この出力端に所望の設定電
位が得られるようにするため要求される一対の入力端間
の電位差が、所謂、演算増幅器のオフセット電圧である
斯かる演算増幅器のオフセット電圧を低減させるべく、
例えば、1981年8月11日付の「エレクトロニクス
(Electronics)ヨ誌・第112頁に記載さ
れている如く、演算増幅器における差動増幅部の負荷を
可変抵抗部を含む構成となし、演算増幅器の一対の入力
端の夫々の電位が同一にされたもとで演算増幅器の出力
端の電位が所定の設定電位とは相違する状態において、
可変抵抗部の抵抗値を変化させ、それに伴って出力端の
電位が変化して所定の設定電位に達したとき、可変抵抗
部の抵抗値変化を停止させるようにして、差動増幅部の
負荷抵抗値を設定することが提案されており、このよう
に負荷抵抗値が設定された差動増幅部を有する演算増幅
器は、小なる値のオフセット電圧をもって作動するもの
となされる。斯かる場合、可変抵抗部は、夫々の抵抗値
が互いに相違するとともに予め設定された特定の相互関
係を満足するものとなるように選定された複数の抵抗素
子と、各々の抵抗素子に対応して接続されたスイッチ素
子とを含んで構成され、各スイッチ素子の開閉状態が制
御されて抵抗素子の選択がなされ、それによって、可変
抵抗郡全体の抵抗値が予め設定された態様で変化するも
のとされる。
D 発明が解決しようとする問題点 このように差動増幅部の負荷が可変抵抗部を含む構成と
された演算増幅器にあっては、可変抵抗部を構成する複
数の抵抗素子及び各々の抵抗素子に対応して配されるス
イッチ素子も集積回路化されることが望まれるが、可変
抵抗部を構成する複数の抵抗素子の夫々を集積回路素子
として形成する場合には、夫々の抵抗値を、互いに相違
するとともに予め設定された特定の相互関係を満足する
ものとなるように選定されたものとされる設計値に合う
ものとすることは極めて困難となる。また、各抵抗素子
に対応して配されるスイッチ素子を集積回路素子として
形成するに際しても、その閉状態(オン状態)において
、対応する抵抗素子に比して充分に低い抵抗値を有する
ものとするためには、その素子寸法を比較的大にするこ
とが必要とされ、占有面積が大となってしまうという不
都合を生じる。従って、結局、上述の如くに、オフセッ
ト電圧の低減を図るべ〈従来提案された、差動増幅部の
負荷が可変抵抗部を含む構成をとる演算増幅器は、集積
回路化には適していないことになるという問題を伴って
いる。
斯かる点に鑑み、本発明は、比較的石車で集積回路化に
好適な構成をとるものとされ、製造プロセスを経て得ら
れる各回路素子定数の設計値からのずれの影響が可及的
に小とされるもとで、1対の入力端間におけるオフセッ
ト電圧を充分に低減することができるようにされた、オ
フセット補償演算増幅回路を提供することを目的とする
E 問題点を解決するための手段 上述の目的を達成すべく、本発明に係るオフセット補償
演算増幅回路は、複数のトランジスタを含んで形成され
た演算増幅動作部と、演算増幅動作部の1対の入力端の
夫々の電位を互いに等しくする第1の状態と互いに独立
したものとする第2の状態とを選択的にとる入力短絡部
と、演算増幅動作部を形成する複数のトランジスタのい
ずれかに並列的に接続された、少なくとも1個の、トラ
ンジスタとスイッチ素子との直列接続構成を含む付加ト
ランジスタ部と、付加トランジスタ部のスイッチ素子に
制御出力を供給するスイッチ制御部と、演算増幅動作部
の出力端電位を検知して検知出力を発生する電位検知部
とを備え、入力短絡部が、演算増幅動作部の出力端電位
に所定の設定電位との差が生じているもとで第1の状態
をとり得るものとされ、また、スイッチ制御部が、演算
増幅動作部の出力端電位に所定の設定電位との差が生じ
ているもとで、制御出力に基づいてスイッチ素子を開状
態もしくは閉状態をとらせるべく駆動するものとされ、
さらに、電位検知部が、演算増幅動作部の出力端電位が
所定の設定電位との差を生じた状態から変化して所定の
設定電位に到達したとき検知出力を変化させ、その検知
出力の変化に基づいて、スイッチ制御部にスイッチ素子
を開状態もしくは閉状態に維持する状態をとらせるとと
もに、入力短絡部を第1の状態から第2の状態に移行さ
せて、オフセット電圧が低減された動作状態となすもの
とされて構成される。
2作用 このように構成される本発明に係るオフセット補償演算
増幅回路にあっては、入力短絡部が演算増幅動作部の1
対の入力端の夫々の電位を互いに等しくする第1の状態
をとるもとで、演算増幅動作部の出力端電位が所定の設
定電位との差を生じている状態において、スイッチ制御
部が付加トランジスタ部のスイッチ素子を開状態もしく
は閉状態をとらせるべく駆動する。斯かるスイッチ素子
の駆動に伴って演算増幅動作部の出力端電位が変化し、
その結果、演算増幅動作部の出力端電位が所定の設定電
位に達すると、電位検知部が検知出力を変化させ、その
検知出力の変化に基づいて、スイッチ制御部がスイッチ
素子を開状態もしくは閉状態に維持する状態にされると
ともに、入力短絡部が第1の状態から演算増幅動作部の
1対の入力端の夫々の電位を互いに独立したものとする
第2の状態に移行せしめられて、演算増幅動作部の1対
の入力端間のオフセット電圧が低減された動作状態がと
られる。
このようにして、複数のトランジスタを含んで形成され
た演算増幅動作部に対して、その複数のトランジスタの
いずれかに並列的に接続された、少なくとも1個の、ト
ランジスタとスイッチ素子との直列接続構成を含む付加
トランジスタ部が設けられ、付加トランジスタ部のスイ
ッチ素子が開閉制御されることにより、付加トランジス
タ部のトランジスタが演算増幅動作部に関与するものと
される状態と関与しないものとされる状態とが選択的に
取られるようにされた、集積回路化に適した構成をもっ
て、オフセット電圧の低減が図られることになる。
G 実施例 G−1第1の実施例(第1図) 第1図は、本発明に係るオフセット補償演算増幅回路の
一例を示す。
この例は、基本的構成要素として、一対の入力端子11
A及び11Bが設けられ、複数のトランジスタを含んで
形成された演算増幅動作部13゜演算増幅動作部13の
入力側に接続された入力短絡部15.演算増幅動作部1
3の構成にさらにトランジスタを付加すべく配された、
複数のトランジスタとスイッチ素子とを含む付加トラン
ジスタ部17.付加トランジスタ部17におけるスイッ
チ素子の開閉制御を行うスイッチ制御部19、及び、演
算増幅動作部13の出力側に接続された電位検知部21
を備え、さらに、スイッチ制御部19に付随するクロッ
ク信号発生部23が、ナンド・ゲート部25及びアンド
・ゲート部27を伴って配されたものとされている。
演算増幅動作部13は、夫々のゲートが入力端子11A
及びIIBに接続されて差動構成をとるものとされた一
対のNチャンネル型MO3I−ランジスタ(以下、N型
トランジスタという)31及び32を有している。これ
らN型トランジスタ31及び32の夫々のソースは、電
流源として作動するN型トランジスタ33を介して基準
電位点、例えば、接地電位点に接続されており、N型ト
ランジスタ33のゲートには、端子34を通じて所定の
バイアス電圧vbが供給されている。また、N型トラン
ジスタ31及び32の夫々のドレインと電源■。0との
間には、カレントミラー構成部を形成するPチャンネル
型MOSトランジスタ(以下、P型トランジスタという
)35及び36が配されており、P型トランジスタ35
が、そのゲートとドレインとが短絡されたものとなされ
て、N型トランジスタ31のドレインに接続され、P型
トランジスタ36がN型トランジスタ32のドレインに
接続されている。このようにして、N型トランジスタ3
1及び32を主構成素子とし、カレントミラー構成部を
形成するP型トランジスタ35及び36を負荷とする差
動増幅器が形成されているのである。
さらに、演算増幅動作部13は、電源VOOと接地電位
点との間に接続された、出力部を形成するP型トランジ
へ夕37とN型トランジスタ38との組を有しており、
P型トランジスタ37のゲ−トが、P型トランジスタ3
.6とN型トランジスタ32との間の接続点Xd、即ち
、N型トランジスタ31及び32が形成する差動増幅器
の出力端子に接続され、また、N型トランジスタ38の
ゲートが、バイアス電圧vbが供給される端子34に接
続されている。そして、P型トランジスタ37及びN型
トランジスタ38の夫々のドレインが共通接続されて、
その接続点XOから演算増幅動作部13の出力端子39
が導出されている。
入力短絡部15は、一対のN型トランジスタ40及び4
1で形成されている。これらN型トランジスタ40及び
41は、夫々、スイッチ素子として作動し、各々のゲー
トが共通接続されており、N型トランジスタ40のドレ
イン−ソース通路が入力端子11Aと入力端子11Bと
の間に接続され、また、N型トランジスタ41のドレイ
ン−ソース通路が入力端子11Bと接地電位点との間に
接続されている。
付加トランジスタ部17は、ゲートとドレインとが短絡
接続された6個のP型トランジスタ42a〜42fと、
これらP型トランジスタ42a〜42fに夫々接続され
てスイッチ素子として作動する、さらに6個のP型トラ
ンジスタ433〜43「とで形成されている。P型トラ
ンジスタ42aとそれに対応するP型トランジスタ43
aとは、夫々のソース−ドレイン通路が直列接続されて
、演算増幅動作部13におけるカレントミラー構成部を
形成するP型トランジスタ35のソース−ドレイン通路
に並列に接続されたものとなされている。他のP型トラ
ンジスタ42b〜42fの夫々とそれに対応するP型ト
ランジスタ43b〜43fの夫々についても、P型トラ
ンジスタ42aとそれに対応するP型トランジスタ43
aと同様な接続態様がとられている。即ち、付加トラン
ジスタ部17は、演算増幅動作部13におけるカレント
ミラー構成部を形成するP型トランジスタ35に並列に
接続された、P型トランジスタ(423〜42fの夫々
)とスイッチ素子(43b〜43fの夫々)との直列接
続構成を、合計6個有しているのである。
そして、この例においては、P型トランジスタ42a〜
42fは、夫々の有効寸法が1:2:22 .23 .
24 .25の比をもって相違するものとされており、
従って、P型トランジスタ422〜42fの夫々のソー
ス−ドレイン通路を流れる電流は、それらの値の比が1
:2:2”  :2’  :24.25となるものとさ
れる。また、演算増幅動作部13においてP型トランジ
スタ35とともにカレントミラー構成部を形成するP型
トランジスタ36は、その有効寸法がP型トランジスタ
35の有効寸法より大とされ、かつ、P型トランジスタ
35の有効寸法とP型トランジスタ42a〜42fの夫
々の有効寸法との和より小となるように選定されている
スイッチ制御部19は、縦続配置された6個のフリップ
・フロップ44a〜44fで構成された6段の2進カウ
ンタをもって形成されている。フリップ・フロップ44
2〜44fは、前段の正・反転出力端子Q及び百が次段
の正・反転クロック端子C及びでに夫々接続される態様
をもって順次配列され、フリップ・フロップ44a〜4
4fの各々の反転出力端子間が、付加トランジスタ部1
7におけるスイッチ素子であるP型トランジスタ43a
〜43fの各々のゲートに夫々接続されている。また、
フリップ・フロップ448〜44fの各々のセット端子
Sには、セット信号入力端子45を通じてセット信号S
sが供給される。さらに、フリップ・フロップ443〜
44fで構成される6段の2進カウンタの初段を形成す
るフリップ・フロップ44aの正・反転クロック端子C
及びでには、クロック信号発生部23から得られるクロ
ックパルス信号Scが、クロック信号発生部23の出力
端子が一方の入力端子に接続されたナンド・ゲート部2
5を介し、インバータ46で反転されて、及び、直接に
供給される。
電位検知部21は、比較入力端子が演算増幅動作部13
の出力端子39に接続され、基準入力端子が、電源VD
Dと接地電位点との間の中点電位Prに相当する電位に
設定された基準電圧源47に接続された電圧比較器48
と、電圧比較器48の出力端子がデータ端子りに接続さ
れたD−フリップ・フロップ49とにより形成されてい
る。D−フリップ・フロップ49のクロック端子Cには
、ナンド・ゲート部25を経たクロックパルス信号Sc
が供給され、また、セット端子Sには、セット信号入力
端子45からのセット信号Ssが供給される。さらに、
D−フリップ・フロップ49の出力端子Qは、入力短絡
部15ON型トランジスタ40及び41のゲートに接続
されるとともに、ナンド・ゲート部25の他方の入力端
子及びアンド・ゲート部27の一方の入力端子に接続さ
れている。
そして、アンド・ゲート部27の他方の入力端子は、セ
ット信号入力端子45に接続されており、セット信号入
力端子45からのセット信号Ssが、アンド・ゲート部
27を介して、クロック信号発生部23のイネーブル端
子Eに供給される。
斯かる構成を有するものとされた第1図の例が動作を開
始するに際しては、セット信号入力端子45に供給され
るセット信号Ssが、ローレベルからハイレベルに変化
せしめられる。このセット信号S Sのローレベルから
ハイレベルへの変化により、スイッチ制御部19におけ
る6段の2進カウンタを構成する6個のフリップ・フロ
ップ44a〜44fの夫々がセットされ、夫々の反転出
力端子間に得られ゛る出力が一斉にローレベルをとるも
のとされる。それにより、付加トランジスタ部17にお
けるP型トランジスタ43a〜43fが全て閉状8i<
オン状態)とされ、従って、付加トランジスタ部17に
おけるP型トランジスタ42a〜42fの全てが、演算
増幅動作部13におけるカレントミラー構成部を形成す
るP型トランジスタ35に対して、実質的に並列付加さ
れることになる。
また、セット信号Ssのローレベルからハイレベルへの
変化により、電位検知部21のD−フリップ・フロップ
49もセットされ、その出力端子Qに得られる出力信号
Sfがハイレベルをとるものとされる。それにより、入
力短絡部15のN型トランジスタ40及び41が共に閉
状態とされ、演算増幅動作部13における一対の入力端
子11A及びIIBの夫々の電位が接地電位に維持され
る。
斯かる状態においては、演算増幅動作部13において差
動増幅器を形成するN型トランジスタ31及び32の夫
々の負荷が、P型トランジスタ35とそれに実質的に並
列付加された付加トランジスタ部17におけるP型トラ
ンジスタ423〜42rの全て、及び、P型トランジス
タ36で形成されることになる。そして、P型トランジ
スタ35とそれに実質的に並列付加されたP型トランジ
スタ423〜42fの夫々の有効寸法との和がP型トラ
ンジスタ36の有効寸法より大であるので、N型トラン
ジスタ31及び32が形成する差動増幅器が不平衡な状
態におかれることになり、N型トランジスタ31とP型
トランジスタ35と間の接続点Xcの電位Paに比して
、N型トランジスタ32とP型トランジスタ36と間の
接続点Xdの電位pbが低下したものとなる。このため
演算増幅動作部13の出力部を形成するP型トランジス
タ37とN型トランジスタ38との間の接続点Xoの電
位、即ち、演算増幅動作部13の出力端子39の電位P
oが、前述の中点電位Prより高いものとなる。その結
果、電位検知部21の電圧比較器48の出力信号Spが
ハイレベルをとるものとなり、このハイレベルをとる出
力信号SpがD−フリップ・フロップ49のデータ端子
りに供給される。
このときナンド・ゲート部25及びアンド・ゲート部2
7に供給されるD−フリップ・フロップ49の出力信号
Sfはハイレベルをとるものとされているので、セット
信号入力端子45からのセット信号Ssが、アンド・ゲ
ート部27を介して、クロック信号発生部23のイネー
ブル端子Eにハイレベルをもって供給され、それにより
クロック信号発生部23が、クロックパルス信号Scを
発生する。このクロックパルス信号Scは、ナンド・ゲ
ート部25を介してD−フリップ・フロ・ノブ49のク
ロック端子Cに供給される。従って、D−フリップ・フ
ロップ49においては、上述の如くにハイレベルをもっ
てデータ端子りに供給される電圧比較器48の出力信号
Spに応じたレベルの出力が、クロックパルス信号Sc
の到来毎に出力端子Qに得られて維持され、D−フリッ
プ・フロップ49の出力信号Sfはハイレベルに保たれ
る。
また、クロック信号発生部23において発生され、ナン
ド・ゲート部25を介して得られるクロックパルス信号
Scが、スイッチ制御部19において2進カウンタを構
成するフリップ・フロップ443〜44fにおける初段
のフリップ・フロップ44aの正・反転クロック端子C
及びでに、インバータ46を介して、及び、直接に供給
される。
それにより、フリップ・フロップ44a〜44fにより
構成される2進カウンタが、クロックパルス信号Scの
到来毎にカウント動作を行い、フリップ・フロップ44
a〜44fの夫々の反転出力端子子に得られる出力が2
進カウント値に応じてハイレベルとなる。そして、斯か
るフリップ・フロップ443〜44fの夫々の反転出力
端子子に得られる出力のレベル変化に伴って、付加トラ
ンジスタ部17におけるP型トランジスタ432〜43
fの夫々がスイッチ制御部19における2進カウンタの
2進カウント値に応じて開状態とされる。即ち、スイッ
チ制御部19による、付加トランジスタ部17における
スイッチ素子を形成するP型トランジスタ43a〜43
fに対する駆動が行われるのである。
このとき、P型トランジスタ428〜42fにおける、
P型トランジスタ43a〜43fのうちの開状態とされ
るものに対応するものは、演算増幅動作部13において
カレントミラー構成部を形成するP型トランジスタ35
に実質的に並列付加された状態から除外されることにな
る。従って、P型トランジスタ422〜42「のうちの
演算増幅動作部13においてカレントミラー構成部を形
成するP型トランジスタ35に実質的に並列付加される
ことになるものが、スイッチ制御部19における2進カ
ウンタの2進カウント値に応じて変化していき、スイッ
チ制御部19における2進カウンタのカウント動作毎に
、演算増幅動作部13においてカレントミラー構成部を
形成するP型トランジスタ35とP型トランジスタ42
3〜42fのうちのP型トランジスタ35に実質的に並
列付加されるものとの有効寸法の和が、P型トランジス
タ42aの有効寸法骨づつ順次減少して、P型トランジ
スタ35とともにカレントミラー構成部を形成するP型
トランジスタ36の有効寸法に次第に近づいていき、演
算増幅動作部13においてN型トランジスタ31及び3
2で形成される差動増幅器が平衡状態に向かっていく。
それにより、演算増幅動作部13における接続点Xdの
電位Pbは次第に上昇していき、それに伴って、演算増
幅動作部13の出力端子39の電位POが徐々に中点電
位Prに向かって降下していく。このとき、演算増幅動
作部13に設けられた入力端子11A及びIIBの夫々
は接地電位に維持されているので、演算増幅動作部13
の出力端子39の電位POが徐々に中点電位Prに向か
って降下していくことは、演算増幅動作部13のオフセ
ット電圧が徐々に低減されていくことになる。
そして、P型トランジスタ35とP型トランジスタ42
a〜42fのうちのP型トランジスタ35に実質的に並
列付加されるものとの有効寸法の和が、P型トランジス
タ36の有効寸法より大である状態からそれ以下となる
とき、演算増幅動作部13における接続点Xdの電位p
bが、接続点Xcの電位Pa以上となり、演算増幅動作
部13の出力端子39の電位Poが中点電位Prに達し
て、中点電位Prに等しいもの、もしくは、中点電位P
rより若干低下したものとなり、演算増幅動作部13の
オフセット電圧が最も低減せしめられた状態とされる。
演算増幅動作部13の出力端子39の電位POが中点電
位Prに等しいもの、もしくは、中点電位Prより若干
低下したものとなると、電位検知部21における電圧比
較器48の出力信号Spがハイレベルからローレベルに
変化する。それにより、D−フリップ・フロップ49の
出力端子Qに得られる出力信号Sfがハイレベルをとる
ものからローレベルをとるものへと変化する。
このようにして、D−フリップ・フロップ49の出力信
号Sfがローレベルをとるものとされることにより、入
力短絡部15のN型トランジスタ40及び41が共に開
状態とされて、演算増幅動作部13に設けられた入力端
子11A及び11Bが、接地電位に維持される状態から
解除され、互いに独立した電位をとるものとされる。ま
た、アンド・ゲート部27が遮断状態とされて、セット
信号入力端子45からのセット信号Ssがアンド・ゲー
ト部27を通じてクロック信号発生部23のイネーブル
端子Eに供給される状態がとられなくなり、クロック信
号発生部23におけるクロックパルス信号Scの発生が
停止される。さらに、ナンド・ゲート部25の出力側が
ハイレベルに維持されて、D−フリップ・フロップ49
がその出力信号Sfがローレベルを維持する状態に保た
れるとともに、スイッチ制御部19においてフリップ・
フロップ44a〜44fにより構成される2進カウンタ
が、P型トランジスタ35とP型トランジスタ42a〜
42fのうちのP型トランジスタ35に実質的に並列付
加されるものとの有効寸法の和が、P型トランジスタ3
6の有効寸法より大である状態からそれ以下となるとき
の状態に維持される。
このようにして、第1図に示される例にあっては、演算
増幅動作部13におけるP型トランジスタ35に対する
、付加トランジスタ部17におけるP型トランジスタ4
2a〜42fの実質的な並列付加状態が制御されること
により、演算増幅動作部13のオフセット電圧が最も低
減せしめられた状態がとられ、その後、演算増幅動作部
13に設けられた入力端子11A及びIIBに供給され
る入力信号に応じた通常動作が行われ得るものとされる
ことになる。
G−2第2の実施例(第2図) 第2図は、本発明に係るオフセット補償演算増幅回路の
他の例を示す。
第2図においては、第1図に示される各部に対応する部
分が第1図と共通の符号が付されて示されており、それ
らについての重複説明は省略される。
この第2図の例にあっては、演算増幅動作部13に関連
して設けられた付加トランジスタ部17が、6個のN型
トランジスタ50a〜50fと、これらN型トランジス
タ50a〜50fに夫々接続されたスイッチ素子として
作動する、さらに6個のN型トランジスタ51a〜51
fとで形成されている。N型トランジスタ50aとそれ
に対応するN型トランジスタ51aとは、夫々のソース
−ドレイン通路が直列接続されて、演算増幅動作部13
における差動増幅器を形成するN型トランジスタ31の
ソース−ドレイン通路に並列に接続されたものとなされ
ている。他のN型トランジスタ50b〜50fの夫々と
それに対応するN型トランジスタ51b〜51fの夫々
についても、N型トランジスタ50aとそれに対応する
N型トランジスタ51aと同様な接続態様がとられてい
る。
即ち、この例においては、付加トランジスタ部17は、
演算増幅動作部13における差動増幅器を形成するN型
トランジスタ31に並列に接続された、N型トランジス
タ(50a〜50fの夫々)とスイッチ素子(51a〜
51fの夫々)との直列接続構成を、合計6個をしてい
るのである。
このように並列に配されるN型トランジスタ50a〜5
0fLよ、夫々の有効寸法が1 : 2 : 22.2
1  :24 .25の比をもって相違するものとされ
ており、従って、N型トランジスタ50a〜50fの夫
々のソース−ドレイン通路を流れる電流は、それらの値
の比が1:2:2”  、2:l  :24 :25と
なるものとされる。また、演算増幅動作部13において
N型トランジスタ31とともに差動増幅器を形成するN
型トランジスタ32は、その有効寸法がN型トランジス
タ31の有効寸法より大とされ、かつ、N型トランジス
タ31の有効寸法とN型トランジスタ50a〜50fの
夫々の有効寸法との和より小となるように選定されてい
る。
そして、スイッチ素子を形成するN型トランジスタ51
a〜51fの夫々のゲートは、スイッチ制御部19にお
いて6段の2進カウンタを形成する6個のフリップ・フ
ロップ442〜44fの各々の反転出力端子間に、夫々
接続されている。
その他の各部は、第1図に示される例と同様に構成され
ている。
斯かる構成のもとに、第2図の例が動作を開始するに際
しても、セット信号入力端子45に供給されるセット信
号Ssがローレベルからハイレベルに変化せしめられ、
このセット信号SSのローレベルからハイレベルへの変
化により、スイッチ制御部19における6段の2進カウ
ンタを構成する6個のフリップ・フロップ44a〜44
fの反転出力端子間に得られる出力が一斉にローレベル
をとるものとされる。それにより、付加トランジスタ部
17におけるN型トランジスタ513〜51fが全て開
状態(オフ状態)とされ、従って、付加トランジスタ部
17におけるN型トランジスタ50a〜50fの夫々が
、演算増幅動作部13における差動増幅器を形成するN
型トランジスタ31に対して、実質的に並列付加されな
い状態とされることになる。
また、このとき、第1図に示される例と同様にして、電
位検知部21のD−フリップ・フロップ49の出力信号
Sfがハイレベルをとるものとされ、それにより、入力
短絡部15のN型トランジスタ40及び41が共に閉状
態とされて、演算増幅動作部13における一対の入力端
子11A及び11Bの夫々の電位が接地電位とされる。
斯かる状態においては、演算増幅動作部13においてN
型トランジスタ31及び32により形成される差動増幅
器は、N型トランジスタ31の有効寸法がN型トランジ
スタ32の有効寸法より小とされているので、不平衡な
状態におかれて、N型トランジスタ31を流れる電流よ
りN型トランジスタ32を流れる電流が大となり、N型
トランジスタ31とP型トランジスタ35との間の接続
点Xcの電位Paに比して、N型トランジスタ32とP
型トランジスタ36との間の接続点Xdの電位pbが低
下したものとなる。このため、演算増幅動作部13の出
力端子39の電位poが中点電位Prより高いものとな
り、電位検知部21の電圧比較器48の出力信号Spが
ハイレベルをとるものとなる。
また、第1図に示される例と同様にして、D−フリップ
・フロップ49の出力信号Sfはハイレベルに保たれ、
さらに、スイッチ制御部19においてフリップ・フロッ
プ44a〜44fで構成される2進カウンタが、クロッ
クパルス信号Scの到来毎にカウント動作を行い、フリ
ップ・フロップ443〜44fの夫々の反転出力端子間
に得られる出力が2進カウント値に応じてハイレベルと
なる。そして、斯かるフリップ・フロップ44a〜44
fの夫々の反転出力端子間に得られる出力のレベル変化
に伴って、付加トランジスタ部17におけるN型トラン
ジスタ512〜51fの夫々がスイッチ制御部19にお
ける2進カウンタの2進カウント値に応じて閉状態とさ
れる。即ち、スイッチ制御部19による、付加トランジ
スタ部17におけるスイッチ素子を形成するN型トラン
ジスタ51a〜51fに対する駆動が行われるのである
このとき、N型トランジスタ50a〜50fにおける、
N型トランジスタ51a〜51fのうちの閉状態とされ
るものに対応するものは、演算増1陥動作部13におい
て差動増幅器を形成するN型トランジスタ31に実質的
に並列付加されることになる。従って、N型トランジス
タ50a〜50fのうちの演算増幅動作部13において
差動増幅器を形成するN型トランジスタ31に実質的に
並列付加されることになるものが、スイッチ制御部19
における2進カウンタの2進カウント値に応じて変化し
ていき、スイッチ制御部19における2進カウンタのカ
ウント動作毎に、演算増幅動作部13において差動増幅
器を形成するN型トランジスタ31とN型トランジスタ
50a〜50fのうちのN型トランジスタ31に実質的
に並列付加されるものとの有効寸法の和が、N型トラン
ジスタ50aの有効寸法骨づつ増加して、N型トランジ
スタ31と共に差動増幅器を形成するN型トランジスタ
32の有効寸法に次第に近づいていき1、N型トランジ
スタ31及び32で形成される差動増幅器が平衡状態に
向かっていく。それにより、演算増幅動作部13におけ
る接続点Xdの電位Pbは次第に上昇していき、それに
伴って、演算増幅動作部13の出力端子39の電位Po
が徐々に中点電位Prに向かって降下していく。この場
合にも、演算増幅動作部13に設けられた入力端子11
A及びIIBの夫々は接地電位に維持されているので、
演算増幅動作部13の出力端子39の電位POが徐々に
中点電位Prに向かって降下していくことは、演算増幅
動作部13のオフセット電圧が徐々に低減されていくこ
とになる。
そして、N型トランジスタ31とN型トランジスタ50
a〜50fのうちのN型トランジスタ31に実質的に並
列付加されるものとの有効寸法の和が、N型トランジス
タ32の有効寸法より小である状態からそれ以上となる
とき、演算増幅動作部13における接続点Xdの電位p
bが、接続点Xcの電位Pa以上となり、演算増幅動作
部13の出力端子39の電位Poが中点電位Prに達し
て、中点電位Prに等しいもの、もしくは、中点電位P
rより若干低下したものとなり、演算増幅動作部13の
オフセット電圧が最も低減せしめられた状態とされる。
演算増幅動作部13の出力端子39の電位Poが中点電
位Prに等しいもの、もしくは、中点電位Prより若干
低下したものとなると、電位検知部21における電圧比
較器48の出力信号Spがハイレベルからローレベルに
変化し、D−フリップ・フロップ49の出力端子Qに得
られる出力信号Sfがローレベルをとるものとなる。
このようにして、D−フリップ・フロップ49の出力信
号Sfがローレベルをとるものとなることにより、第1
図の例と同様に、入力短絡部15のN型トランジスタ4
0及び41が共に開状態とされて、入力端子11A及び
11Bが互いに独立した電位をとるものとされ、クロッ
ク信号発生部23におけるクロックパルス信号Scの発
生が停止され、さらに、D−フリップ・フロップ49が
その出力信号Sfがローレベルを維持する状態に保たれ
るとともに、スイッチ制御部19におけるフリップ・フ
ロップ442〜44fにより構成される2進カウンタが
、N型トランジスタ31とN型トランジスタ50a〜5
0fのうちのN型トランジスタ31に実質的に並列付加
されるものとの有効寸法の和が、N型トランジスタ32
の有効寸法より小である状態からそれ以上となるときの
状態に維持される。
このようにして、第2図に示される例にあっても、演算
増幅動作部13におけるN型トランジスタ31に対する
、付加トランジスタ部17におけるN型トランジスタ5
0a〜50fの実質的な並列付加状態が制御されること
により、演算増幅動作部13のオフセット電圧が最も低
減せしめられた状態がとられ、その後、演算増幅動作部
13に設けられた入力端子11A及びIIBに供給され
る入力信号に応じた通常動作が行われ得るものとされる
ことになる。
G−3変形例 上述の第1図及び第2図に夫々示されるいずれの例にお
いても、電位検知部21に設けられた電圧比較器48及
び基準電圧源47は、必ずしも必要なものではなく、斯
かる電圧比較器48及び基準電圧源47を用いることな
く、演算増幅動作部13の出力端子39を、D−フリッ
プ・フロソソプ49のデータ端子りに直接接続して、実
用士別段の支障を生じない構成とすることもできる。
また、上述の第1図及び第2図に夫々示される例におい
ては、演算増幅動作部13における基準電位点が接地電
位点とされているが、この基準電位点は、電源■、。よ
り低い所定の正もしくは負の電位の点とすることができ
るものである。さらに、第1図及び第2図に夫々示され
る例においては、入力短絡部15のN型トランジスタ4
0及び41が閉状態とされるとき、演算増幅動作部13
に設けられた入力端子11A及びIIBが共に接地電位
に維持されるようになされているが、入力短絡部15の
N型トランジスタ40及び41が閉状態とされるとき入
力端子11A及び11Bに要求されることは、同電位に
されることであり、従って、入力端子11A及びIIB
を接地電位以外の任意の電位に維持するようになすこと
ができる。
H発明の効果 以上の説明から明らかな如く、本発明に係るオフセット
補償演算増幅回路は、例えば、作動状態の初期において
セット信号のレヘルが変化せしめられることにより、一
対の入力端子間におけるオフセット電圧が自動的に低減
せしめられる状態がとられ、かつ、オフセット電圧が低
減せしめられた後には、自動的に、一対の入力端子に供
給される入力信号に応じた通常動作を行い得る状態とさ
れる。従って、通常動作が常に低減されたオフセット電
圧のもとで行われる利点が得られる。そして、オフセッ
ト電圧の低減にあたり、所定の抵抗値に設定された複数
の抵抗素子を用いるという如くの、集積回路素子として
形成することが困難とされる構成を必要とせず、そのた
め、製造プロセスを経て得られる各回路素子定数の設計
値からのずれの影響が可及的に小とされる、集積回路化
に適した構成をとるものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るオフセット補償演算増幅回路の一
例を示す回路構成図、第2図は本発明に係るオフセット
補償演算増幅回路の他の例を示す回路構成図である。 図中、11A及びIIBは入力端子、13は演算増幅動
作部、15は入力短絡部、17は付加トランジスタ部、
19はスイッチ制御部、21は電位検知部、23はクロ
ック信号発生部である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のトランジスタを含んで形成された演算増幅
    動作部と、 該演算増幅動作部の1対の入力端の夫々の電位を互いに
    等しくする第1の状態と互いに独立したものとする第2
    の状態とを選択的にとり、上記演算増幅動作部の出力端
    電位に所定の設定電位との差が生じているもとで上記第
    1の状態をとり得るものとされた入力短絡部と、 上記演算増幅動作部を形成する複数のトランジスタのい
    ずれかに並列的に接続された、少なくとも1個の、トラ
    ンジスタとスイッチ素子との直列接続構成を含む付加ト
    ランジスタ部と、 該付加トランジスタ部のスイッチ素子に制御出力を供給
    し、上記演算増幅動作部の出力端電位に所定の設定電位
    との差が生じているもとで、上記制御出力に基づいて上
    記スイッチ素子を開状態もしくは閉状態をとらせるべく
    駆動するスイッチ制御部と、 上記演算増幅動作部の出力端電位を検知して検知出力を
    送出し、上記出力端電位が所定の設定電位との差を生じ
    た状態から変化して上記所定の設定電位に到達したとき
    上記検知出力を変化させ、該検知出力の変化に基づいて
    、上記スイッチ制御部に上記スイッチ素子を開状態もし
    くは閉状態に維持する状態をとらせるとともに、上記入
    力短絡部を上記第1の状態から第2の状態に移行させ、
    オフセット電圧が低減された動作状態となす電位検知部
    と、 を備えて成るオフセット補償演算増幅回路。
  2. (2)付加トランジスタ部が演算増幅動作部を形成する
    複数のトランジスタのいずれかに並列的に接続された、
    複数個の、トランジスタとスイッチ素子との直列接続構
    成を含み、該複数の直列接続構成の夫々におけるトラン
    ジスタの有効寸法比が、1:2もしくは1:2:・・・
    :2^n^−^1(nは3以上の正整数)なる関係を満
    足する値に選定されたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のオフセット補償演算増幅回路。
  3. (3)スイッチ制御部が複数段の2進カウンタで形成さ
    れ、該2進カウンタの各段における出力によって複数の
    直列接続構成の夫々におけるスイッチ素子が制御される
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のオフセッ
    ト補償演算増幅回路。
  4. (4)スイッチ制御部と電位検知部との夫々がセット端
    子を有し、該セット端子の夫々に供給されるセット信号
    によって、上記スイッチ制御部から得られる制御出力及
    び上記電位検知部から得られる検知出力の初期化が行わ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のオフ
    セット補償演算増幅回路。
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