JPS62247241A - 電気泳動用媒体材料 - Google Patents

電気泳動用媒体材料

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JPS62247241A
JPS62247241A JP61090621A JP9062186A JPS62247241A JP S62247241 A JPS62247241 A JP S62247241A JP 61090621 A JP61090621 A JP 61090621A JP 9062186 A JP9062186 A JP 9062186A JP S62247241 A JPS62247241 A JP S62247241A
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electrophoresis
layer
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oxygen permeation
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JP61090621A
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Naohiko Sugimoto
杉本 直彦
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本:51]は、電気泳動用媒体材料に関するものであり
、さらに詳しくは、特にDNAの1′!!基配列決定操
作に用いるのに適した電気泳動用媒体材料に関するもの
である。
[発明の背景] 化学分解法(Max3a−Gilbcrt法等)、ジデ
オキシ法等による核酸(DNA、RNA)の塩基配列決
定法においては、電気泳動用媒体層としてポリアクリル
アミドゲル膜を用いたスラブ電気泳動操作か必須の操作
となっている。特に近年において遺伝イー関連の研究か
進むにつれて、DNA塩基配列決定の操作の迅速化が急
務となっている。
ポリアクリルアミドゲル膜は、アクリルアミドのような
Qi 量体を触媒の存在下にてN、N”−メチレンビス
アクリルアミドのような二官濠性の架橋剤を用い架橋重
合させることにより得られる。
なお、DNA1i!基配列決定用のポリアクリルアミド
ゲル膜の形成に際して通常は、尿素あるいはホルムアミ
ドのような少なくとも1個のカルバモイル基をもつ化合
物変性剤を含有させる。
上記の東金反応はラジカル架橋重合であり、酸素の影響
により反応か阻害されるため、ポリアクリルアミドゲル
膜は酸素をg断した状態て調製する必要がある。この理
由から、現在ては一般に、ポリアクリルアミドゲル膜は
2枚のガラス板で形成されたセル(一定の空間、たとえ
ば約0.3〜1mm厚の空間を有するもの)の中にゲル
形成液を注入し、酸素を遮断した状態で架橋重合させて
ゲル膜を形成させている。しかし、この方法は二枚のガ
ラス板の間でゲル膜を形成するために、取り扱い性か悪
く、かつゲル膜の量産化か困難であるといった大きな欠
点を有している。
以上のようにして形成したポリアクリルアミドゲル膜を
電気泳動媒体として用いる電気泳動操作は、たとえば、
次のようにして実施される。
サンプルスロットか上端部に設けられたポリアクリルア
ミドゲル膜をガラス板に挟んだままの状態で垂直に配置
し、まず前電気泳動操作を行なったのち、サンプルスロ
ット中に試料(マキサム・ギルバート分解したコ2Pラ
ベル化DNAなど)を=一定量注入し、次いで電気泳動
操作を行なう。そして一定時間(例、約6時間〜12時
間)の電気泳動を行なった後1片面のガラス板を注意深
く除去し、その露出面をポリ塩化ビニリデンフィルムな
どの合1&樹脂製フィルムでゲル膜を覆い、この状態に
てオートラジオグラフィー処理を行なう。
このオートラジオグラフィー処理は、ポリアクリルアミ
ドゲル膜を覆っているフィルムの上にX線フィルム、増
感スクリーンを順次のせて、低温(たとえば、−80°
C)で一定時間(たとえば、約io〜20時間)′A光
を行ない、そして露光終了後、X線フィルムを現像し、
DNAの分離泳動パターンを画像化する処理である。こ
のようにして得られたDNAの分離泳動パターンに基づ
いてDNAの塩基配列を決定することができる。
オートラジオグラフィー処理は以上のように長時間を必
要とするため、その迅速化が望まれ、更に読みとりの高
分解能化も望まれている。
従来のアクリルアミドゲル膜を用いた電気泳動媒体材料
は上記のようにガラス板を用いるために取り扱い性に問
題かあり、しばしばガラスを割ったりして実験を失敗す
ることがある。更に、オートラジオクラフィーに際し、
上記のように片面のガラスを除く必要があり、この時に
ゲル膜を破損したりする事もあり、この操作は非常に熟
練を必要とする。したがって、この様な欠点を改良した
取り扱い性の良好なポリアクリルアミドゲル膜の開発が
既にすすめられ、支持体としてポリエチレンテレフタレ
ートなどのプラスチック材料からなる支持体を用い、そ
の上にポリアクリルアミドゲル膜を形成した電気泳動媒
体材料が既に提案されている。
上記のプラスチック材料製の支持体を用いた電気泳動媒
体材料は、その製造か容易で、取り扱い性も良いとの利
点を有する。そして、DNA分解物などの電気泳動も、
その電気泳動媒体材料を用いて行なうことかできるが1
本発明者か詳細に検討したところによると、支持体とし
てガラス板を用いて製造した電気泳動媒体材料に比較す
ると、その解像力か若干低下する傾向があることかわか
った。
[発明の要旨] 本発明の目的は、新規なプラスチック製フィルム(ある
いはシート)を支持体として用いたポリアクリルアミド
ゲル膜系電気泳動媒体材料を提供することにある。
本発明の目的は、特にプラスチック製フィルム(あるい
はシート)を支持体として用いたポリアクリルアミドゲ
ル膜系゛−[気泳動媒体材料であって、支持体としてガ
ラス板を用いて製造した電気泳動媒体材料と同笠の解像
力を示す電気泳動媒体材料を提供することにある。
未発IIは、アクリルアミド系化合物と架橋剤とか木の
存在下て架橋重合してなるポリアクリルアミド系水性ゲ
ルからなり、変性剤として少なくとも1個のカルバモイ
ル基をもつ化合物を含む電気泳動用媒体層およびプラス
チック材料製支持体を含む電気泳動用媒体材料であって
、該電気泳動用媒体層と支持体層との間に1.V、Cr
、Ni、Cu、Ga、In、GeおよびSnからなる群
より選ばれる金属元素の酸化物もしくは硫化物からなる
酸素透過防止層x層が備えられていることを特徴とする
電気泳動用媒体材料からなるものである。
[発明の効果] 本発明の電気泳動媒体材料1は、上記のようにプラスチ
ック製支持体からの電気泳動用体層への酸素の透過、拡
散を低ドさせることのできる酸素透過防止層層が設けら
れているため、電気泳動用媒体層(ポリアクリルアミド
ゲル膜)の形成のための架橋を合反応が非常に円滑に進
行し、高度に均質な電気泳動用媒体層が形成される。従
って、そのようなm素透過防止層を備えていないプラス
チック支持体上に形成された電気泳動用媒体層に比較し
て、本発明の電気泳動用媒体材料の電気泳動用媒体層は
、更に高い解像性を示す。
また、本発明の蒸着層の形成によって、スマイリング効
果により中央泳動列と両側部泳動列との間で発生しゃす
い泳動速度の差を低減することができるとの効果もある
[発IJ1の詳細な記述] 本発明の電気泳動用媒体材料の支持体は、プラスチック
材料から形成されるシート状¥k(フィルム状物も含む
)である。このプラスチック製シートとしては、任意の
プラスチック材料から形成したものを用いることがてき
る。好ましいプラスチック材料の例としては、ポリエチ
レンテレフタレート、ビスフェノールAのポリカルボネ
ート、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、セルロー
スアセテート、およびセルロースアセテートプロピオネ
ートをあげることができる。
プラスチック材料製支持体は公知の表面活性化処理によ
り表面を親水化したものであることが好ましい。表面親
木化処理のためには紫外線照射。
グロー放電処理、コロナ放電処理、火焔処理、電子線照
射、ケミカルエツチング、電解エツチング等の公知の方
法を適用することができる。
支持体は、一般に厚さが約50〜5004m、好ましく
は約70〜300pmのものが用いられる。
これまでに提案されているプラスチック製支持体を用い
た電気泳動用媒体においては、プラスチック製支持体」
二に、直接あるいは接着剤層を介してポリアクリルアミ
ドゲル形成用塗布液が塗布され、次いで窒素雰囲気下に
て架橋重合反応が行なわれている。
本発明の電気泳動用媒体においては、プラスチック製支
持体上にV、Cr、Ni、Cu、Ga、In、Geおよ
びSnからなる群より選ばれる金属元素の酸化物もしく
は硫化物からなる酸素透過防止層が設けられる。本発明
の酸素透過防止層はI n203・5n02からなるこ
とが好ましい。
上記の金属酸化物をプラスチック支持体表面に蒸着する
方法としては、たとえば電子ビーム法、スパッタリング
法を利用することができる。これらの蒸着法は、既に一
般的に利用されている技術を適用できるので、ここで特
に触れることはしない。
なお、蒸着層には必要に応じてビニルシランのようなシ
ラン系カップリング剤を用いて処理(たとえば、蒸着層
の4二にカップリンク剤を塗Itjする処理)してもよ
い。
酸素透過防止層は0.05〜3μmの層厚を右すること
か好ましく、特に0.1〜2gmの範囲の層厚を有する
ことが好ましい。
また、酸素透過量Iに層は1013〜103Ω/口の範
囲の表面抵抗(/iを有することが望ましい。
酸素透過量止層と上記支持体とからなる積層体の酸素透
過!l::は1Occ/rr+′・at麿・day以下
であることか好ましく、さらに7 c c /rrf 
−aLm ・day以丁であることが特に好ましい。
なお、上記の酸素透過量は、酸素透iM量の測定方法と
して一般的に利用されているmocon法による測定値
である。
L記の酸素透過防止層の上に直接、あるいは接着剤層な
どの他の中間層を介して電気泳動用媒体層か設けられる
次に電気泳動用媒体層(以下において、ゲル媒体層、ポ
リアクリルアミドゲル1模あるいは単にゲル膜ともいう
)について説明する。
ポリアクリルアミドゲル膜は、アクリルアミド系化合物
と架橋剤とを、水溶液または水分散液として水中に溶解
または分散させてゲル形成液を調製したのち、液中て両
者を架橋重合させて架橋重合した水性ゲル膜として形成
することにより得ることかできる。本川細どにおいては
、特にことわらない限り、(水中に)溶解と(水中に)
分散の両者を含めて単に(水中に)溶解といい、水溶液
と水分散液の両者を含めて学に水溶液という。また、溶
媒または分散媒として、所望により加えられる有機溶媒
と水の混合物をも包含する。
ポリアクリルアミドゲル膜の形成に用いることができる
アクリルアミド系化合物の例としては、アクリルアミド
、N−メチルアクリルアミド、N、N−ジメチルアクリ
ルアミド、N−(ヒドロキシメチル)アクリルアミド、
ジアセトンアクリルアミド等のアクリルアミド系化合物
やメタクリルアミド等のメタクリルアミド系化合物か挙
げられ、これらの化合物は単独で、あるいは二種以とを
併用して用いることかできる。これらのアクリルアミド
系化合物のうちてはアクリルアミドが最も好ましく、ま
たアクリルアミドと他のアクリルアミド系化合物、メタ
クリルアミド系化合物の一種以七の併用も好ましい。
架橋剤としてはr F、IccLrophoresis
J 1981.2゜220−2287に記載の公知の化
合物(一種または二種以上の組合せ)を用いることがで
きる。架橋剤の具体例としては、N、N’ −メチレン
ビスアクリルアミド(BIS);N、N’ −プロピレ
ンビスアクリルアミド(PBA)、ジ(アクリルアミド
ジメチル)エーテル(DAE)、l、2−ジアクリルア
ミドエチレングリコール(DEG);エチレンウレアビ
スアクリルアミド(EUB);エチレンジアクリレート
(EDA);N、N’ −ジアリルタータルジアミド(
N、N’−diallylLarLardiam聞e 
 :DATD);およびN、N’ −ヒ′スアクリリル
シスタミン(N 、N’−bisacryl ylcy
sLasine 。
BAC)1の二官能性化合物が挙げられる。
架橋剤の量は、巾賃体と架橋剤の総重量に対して約2〜
30 w t%、好ましくは約3〜l Ow t%の範
囲である。
ゲル濃度としては、 S、 1ljertcn:  r
  Arch。
Bioches、 8iophys、 J l (5u
pp1. )、 +47(1962)に記載の定義に従
って表示して、弔峨体、架橋剤および水からなるゲル膜
の容積に対して、弔驕体と架橋剤の量が約3 w / 
v%から約30w/’v%の範囲で好ましく用いられる
ポリアクリルアミドゲル膜に含有させる変性剤は、少な
くとも1個のカルバモイル基を持つ化合物であり、その
具体例としては、尿素、ホルムアミド等が挙げられる。
これらのうちで尿素か特に好ましく用いられる。変性剤
は、単量体と架橋剤とを含む水性ゲルの容積に対して、
約40〜60w t / v%の範囲の雀で用いられる
。尿素な用いる場合には、単量体と架橋剤とを含む水性
ゲル1文に対し約6モル(約360g)から飽和溶解:
11まで、好ましくは約7モル(約420g)から飽和
溶解量までの範囲の量で用いることかできる。
ポリアクリルアミドゲル膜には水溶性ポリマーを含有さ
せることかできる。
水溶性ポリマーとしては、付加東金型または縮重合型の
水溶性ポリマーを用いることかできる。
付加重合型ポリマーの具体例としては、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド笠
の非イオン性水溶性ポリマーか挙げられる。縮重合型ポ
リマーの具体例としてポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール笠の非イオン性水溶性ポリアルキレ
ングリコールが挙げられる。水溶性ポリマーの分子量は
、約1万から約100万の範囲のものか好ましい。これ
らの水溶性ポリマーのうちては、ポリエチレングリコー
ル、ポリアクリルアミドか特に好ましい。
水溶性ポリマーは、単量体と架橋剤の合計重量に対して
約2wt%から約100wt%の範囲、好ましくは約5
 w t%から約50wt%の範囲のjIiて用いられ
る。水溶性ポリマーを添加することにより、ポリアクリ
ルアミドゲル膜はtiT塑性を有するようになるため、
裁断加工時に壊れることがなくなり、またゲル膜は乾燥
時にも可塑性を有するようになり、もろさか改良され、
壊れにくくなるとの利点かある。また、水溶性ポリマー
の分子+、Hおよび添加■を選択することにより、ゲル
膜の粘度をコントロールすることもてきる。
ポリアクリルアミドゲル膜にはアガロ一スを含有させる
ことができる。アガロースは公知のアガロースであれば
特に制限はなく、低電気浸透性、中電気侵透性、高電気
浸透性アガロースのいずれをも用いることかできる。用
いることのできるアガロースの例としては特開昭55−
5730号。
特開昭55−110946号、特表昭57−50209
8号等の公報に開示されているアガロース等がある。
アガロースは、nAN体と架橋剤とを含むゲル組成液の
容積に対して約0.2w/v%から約2 w / v%
、好ましくは約0−3w/v%から約1.2w/v%の
割合にて添加される。ゲル膜にアガロースを添加するこ
とにより、ゲル形成用溶液温度を変化させることにより
、適当な溶液粘度にコントロールすることが可渣となり
、その流動性を止めることかてき、またゲル膜を成形す
る時には成形しやすくなるとの利点かある。
ポリアクリルアミドゲル膜にはP)(緩衝剤を含有させ
ることかできる。緩衝剤としては、pH8,0か610
.O1好ましくにtpH8,oから960の範囲内のp
i−を値に緩衝できる緩衝剤であれば、いずれをも用い
ることができる。用いうる緩衝剤としては、日本化学会
編「化学便覧 基礎編1(東京、大片■1966年発行
) 1312−1:120頁;r Data tar 
Iliochemical Re5earch J (
RJ、C。
Dawson  at at編 第2版、 0xfor
d at Lhe C1arcndon Press、
1969年発行) 476−508ベージ:r Ili
ochwmistry J 、 5,467(+966
)  ;r 八nalytical  Biochem
ist、ry  J  +04.:100−:110(
1980)等の刊行物に記載の緩衝剤があげられる。そ
して、その具体例としてはトリス(ヒドロキシメチル)
アミノメタン(Tris)  [(AS RcgisL
ry N。
77−86−11 、N 、 N−ビス(2−ヒドロキ
シエチル)グリシン(Bicinc) 、 N −2−
ヒトロキシエチルビベラジンーN’−2−ヒドロキシプ
ロパン−3−スルホン酸のNa塩またはにkm’3、N
−2−ヒトロキシエチルピベラシン−N’ −3−プロ
パンスルホン酸のNa塩またはにtilt;、N−[ト
リス(ヒドロキシメチル)メチル]−3−アミノプロパ
ンスルホン酸のNa1′1!またはに塩および′、これ
らのいずれかと必要により組合せられる酸、アルカリま
たは塩等をあげることかできる。
特に好ましい緩衝剤の例としてはTris、ホウ酸およ
びEDTA ・2Na塩の組合せ(pH8,3)がある
本発明においてポリアクリルアミドゲル膜はアクリルア
ミドに代表される単量体、二官渣性のアワル(ally
l )化合物またはアクリル化合物(架橋剤)、水溶性
ポリマー、およびアガロースを実質的に均一に溶解させ
た水溶液中で単量体と架橋剤とをラジカル架橋重合させ
て得られるものであり、単量体と架橋剤から形成された
三次元架橋重合体に水溶性ポリマーとアガロースが実質
的に分散されて、後二者のポリマー釦か三次元架橋重合
体とからみあっている構造を有すると推定される。
上記のラジカル架橋を合反応は、分子状酸素の不存在F
て過酸化物の存在および/または紫外線照射笠の公知の
方υ:により発生させることかてきる。この反応を加熱
および紫外線照射により加速することもてきる。
ラジカル架橋重合用触媒としては、r  EIecLr
phorcsisJ 1981.2.21:l−219
,同+981.2.220−228 ; i++’木、
水井編「最新電気泳動法J  (197:1年発行)T
に記載の公知の低温ラジカル重合開始剤のうちから適宜
選択して用いることができる。
好ましいラジカル重合開始剤の具体例としては、β−ジ
メチルアミノプロピオニトリル(DMAPN)−ベルオ
クソニ硫酸アンモニウム混合物。
N、N、N’ 、N’ −テトラメチルエチレンシアミ
ン(TEMED)−ベルオクソニ硫酸アンモニウム混合
物、TEMED−リボフラどン混合物、TEMED−リ
ボフラビン−過酸化水素混合物と紫外線照射の組合せ等
が挙げられる。ラジカル重合開始剤の含有量は、単量体
と架橋剤の合計重量に対して約0.3〜5重呈%、そし
て好ましくは約0.5〜3屯j1ニ一%の範囲である。
ゲル媒体層は、支持体りの前記の#素透過防tL層のに
に直接あるいは接着剤層などの他の中間層を介してE記
のゲル形成液を公知の方法により塗布して設けたのち、
ゲル形成液を架橋重合させることにより形成することか
てきる。
ゲル形成液を支持体の表面て架橋重合させる場合には、
ゲル形成液塗布層の上をさらにカバーフィルム、シート
または板などの被覆材料でおおうことができる。この目
的に使用されるカバーフィルム、シート、または板とし
ては前記支持体と同様な素材からなり、更に支持体同様
、酸素透過f七を低下させているものを用いることがで
きる。この被覆材料の厚さは300JLm以下てあり、
実用的に好ましい厚さの範囲は約4〜200pLmてあ
り、特に好ましい範囲は約4μm〜100gmである。
ポリアクリルアミドゲル膜には、必要に応して抗酸化剤
などの他の添加剤を含有させることかできる。抗酸化剤
としては、ゲル膜に配合しうろことか知られている種々
の化合物を用いることかできる。抗酸化剤の具体例とし
てはジチオスレイトール、2−メルカプトエタノールを
挙げることかできる。
その他の添加剤としては湿潤剤があり、ポリアクリルア
ミドゲル膜にはグリセリン、エチレングリコール等のポ
リオール化合物を含有させることもできる。ポリオール
化合物の含有量は、ゲル膜の容積に対して約5〜約40
 w / v%の範囲から選ばれる。ポリオール化合物
のうちではグリセリンか特に好ましい。湿潤剤を配合す
ることによりゲル膜の保存時の極端な水分の蒸発による
乾燥を防ぐことが可俺となり、また極端な乾燥に起因す
るもろさを防ぎ、ひびわれを防ぐ等のゲル1模の物性か
改9されるとの利点かある。
本発明の電気泳動用媒体材料は、前述の諸文献等に記載
の公知の方法に従って、水平型および垂直型平板電気泳
動法、ディスク電気泳動泳動法等のいずれにも用いるこ
とができる。
以丁に本発明の実施例を記載するか、これらは本発明の
範囲を限定するものではない。
〔実施例1〕 紫外線照射処理により表面を親木性にした厚さ180#
Lmの無色透明ポリエチレンテレフタレートシート(支
持体)上に、1n203のベレットとSnO2のベレ・
ントとを用いて層厚か約0.5JLmのIn2O3−5
n02 (10: 1)混合蒸着層を形成した。この層
厚は水晶振動式膜厚ヘッドモニターを用いて測定した。
L記の蒸着層が付設された支持体の酸素透過係数は5c
c/lrf′−ate −dayてあった。
支持体上に設けられた蒸着層の上に、アクリルアミド7
.60g、BIS400mg、リボフラビン(0,25
wL%水溶液)1.5mJ1、尿素42g、トリス(ヒ
ドロキシメチル)アミノメタン[CA S  lleg
istry No、 77−86−1 ] 1 、21
 g、ホウ酸0.654gおよびEDTA −2Na塩
75mgを含有するloomJlの溶液に重合開始剤と
してベルオクソニ硫酸アンモニウム(5wt%)1.3
m5L、TEMED33glを加えたものを0.3mm
の厚みに塗布成形し、100w高圧水銀灯をLOcmの
距離から照射し、10分間静置しポリアクリルアミドゲ
ル膜を得た。
[比較例1] ポリエチレンテレフタレートシート(支持体)Lに、蒸
着層を設けなかったこと以外は実施例1と同様にして支
持体上にポリアクリルアミドゲル膜を形成した。
なお、1−記の支持体の酸素透過係数は17cc/ m
’ −at、++ ・dayてあった。
[参考例1] 支持体としてポリエチレンテレフタレートシートの代り
にガラス板を用い、蒸着層を設けなかったこと以外は実
施例1と同様にして支持体上にポリアクリルアミドゲル
膜を形成した。
[電気泳動試験] 実施例1.比較例1および参考例1で得られたポリアク
リルアミドゲル膜にサンプル注入口を形成し、次いでゲ
ル膜に厚さ63gmのポリエチレンテレフタレートシー
ト(カバーシート)をかぶせた。
このポリアクリルアミドゲル膜を使用して、ジデオキシ
法により調製された試料を電気泳動にかけ、DNA塩基
配列決定の実験を行なった。
すなわち、電気泳動終了後に、ゲル膜に対して一80°
Cてオートラジオグラフィー処理を常法に従って行ない
、得られた泳動パターンの可視画像に基いてDNA塩基
配列の決2操作を行なった。
実施例1および参照例1のゲル膜により得られた泳動パ
ターンは高い解像力(実施例1のゲルIUにおける塩基
解読数二205、参照例1のゲル膜における塩基解読数
:195)を示し、解読が容易であった。一方、比較例
1のゲル膜により得られた。泳動パターンの解像力は、
実施例1および参照例1のゲル膜により得られた泳動パ
ターンの解像力に比較して低く、tl!基解読数も12
0と低かった。
また、実施例1および参照例1のゲル膜により得られた
泳動パターンのスマイリング効果による中央部泳動列と
両測部泳動列(それぞれ中央部泳動列から8cmfiれ
た位置)との泳動距離の差はいずれも約5mm(スロッ
トから30cmの位とての測定値)と低い値であったが
、比較例1のゲル膜により得られた泳動パターンのスマ
イリング効果による中央部泳動列と両測部泳動列(それ
ぞれ中央部泳動列から8cmjljlれた位置)との泳
動距離の差は約30mm(スロットから30cmの位置
での測定flll )と高かった。
[実施例2] 支持体りに設ける蒸着層の厚さをIJLmとして形成し
た以外は実施例1と同様にして蒸着層を有する支持体を
形成した。
tx記の蒸着層か付設された支持体の酸素透過係数(ま
4 c c /ば・at−・dayであった。
次いで、L記支持体、Lの蒸着層の上に実施例1と同様
にしてポリアクリルアミドゲル膜を形成した。
[電気泳動試験] 実施例2、比較例1および参考例1てfiIられたポリ
アクリルアミドゲル膜にサンプル注入口な形成し1次い
でゲル膜に厚さ50#Lmのポリエチレンテレフタレー
トシート(カバーシート)をかぶせた。
L記のポリアクリルアミドゲル膜を使用して、32P 
−D N Aをマキサム・ギルバート分解した試料を電
気泳動にかけ、DNAI′!!基配列決定の実験を行な
った。
すなわち、電気泳動終了後に、ゲル膜に対して−80’
(:でオートラジオグラフィー処理を常法に従って行な
い、得られた泳動パターンの可視画像に)^いてDNA
塩基配列の決定操作を行なった。
実施例2および参照例1のゲル膜により得られた泳動パ
ターンは高い解像力(実施例1のゲル1悶における塩基
解読数=72.参照例1のゲル膜における塩基解読数=
69)を示し、解読か容易であった。一方、比較例1の
ゲル膜により得られた泳動パターンの解像力は、実施例
1および参照例1のゲル膜により得られた泳動パターン
の解像力に比較して低く、塩基解読aも63と低かった
また、実施例1および参照例1のゲル膜により得られた
泳動パターンのスマイリンク効果による中央部泳動列と
両測部泳動列(それぞれ中央部泳動列から8cmfiれ
た位置)との泳動距離の差はそれぞれ約5mm、約8m
m(スロットから30cmの位置での測定値)と低い値
であったか。
比較例1のゲル膜により得られた泳動パターンのスマイ
リング効果による中央部泳動列と両測部泳動列(それぞ
れ中央部泳動列からacmaれた位置)との泳動距離の
差は約30mm(スロ、ントから30cmの位置での測
定値)と高かった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アクリルアミド系化合物と架橋剤とが水の存在下で
    架橋重合してなるポリアクリルアミド系水性ゲルからな
    り、変性剤として少なくとも1個のカルバモイル基をも
    つ化合物を含む電気泳動用媒体層およびプラスチック材
    料製支持体を含む電気泳動用媒体材料であって、該電気
    泳動用媒体層と支持体層との間に、V、Cr、Ni、C
    u、Ga、In、GeおよびSnからなる群より選ばれ
    る金属元素の酸化物もしくは硫化物からなる酸素透過防
    止層が備えられていることを特徴とする電気泳動用媒体
    材料。 2、上記酸素透過防止層が金属酸化物の蒸着層であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電気泳動用
    媒体材料。 3、上記酸素透過防止層が0.05〜3μmの層厚を有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電気
    泳動用媒体材料。 4、上記酸素透過防止層が、In_2O_3・SnO_
    2からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の電気泳動用媒体材料。 5、該酸素透過防止層と支持体とが形成する積層体の酸
    素透過量が10cc/m^2・atm・day以下であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電気泳
    動用媒体材料。 6、プラスチック材料製支持体がポリエチレンテレフタ
    レートからなることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の電気泳動用媒体材料 7、上記電気泳動用媒体層がさらに水溶性ポリマーおよ
    びアガロースを含むことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第6項のいずれかの項記載の電気泳動用媒体材
    料。 8、上記変性剤が尿素またはホルムアミドであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか
    の項記載の電気泳動用媒体材料。
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