JPS62247062A - 腐蝕防止方法 - Google Patents

腐蝕防止方法

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Publication number
JPS62247062A
JPS62247062A JP7943786A JP7943786A JPS62247062A JP S62247062 A JPS62247062 A JP S62247062A JP 7943786 A JP7943786 A JP 7943786A JP 7943786 A JP7943786 A JP 7943786A JP S62247062 A JPS62247062 A JP S62247062A
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JP
Japan
Prior art keywords
corrosion
base material
coating
coating layer
resistant
Prior art date
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Pending
Application number
JP7943786A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Hotta
堀田 泰彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、非耐蝕性金属の腐蝕防止方法に関する。
さらに詳しくは非耐蝕性金属の表面に中間層として耐蝕
性金属の溶射層を付与し、その表面に高分子物質をコー
ディングする事によるWJ&f!ti防止方法に関する
らのである。
(従来技術) 一般に腐蝕性の高い薬品である塩酸水溶液や希硫酸に接
触する、機器や桁順は耐蝕性のある金属やプラスチック
、無機材料などが使用されている。
耐蝕性のある金属としてはCr−N i合金(ハスブロ
イ)、高ケイ素鋳鉄、モネルなど種々の高級金属が使用
されている。
プラスチックとしては、ポリプロピレン、天然ゴム、合
成ゴム、フェノール樹脂、四弗化エヂレンなどのフッ素
系樹脂など種々使用されている。
無機材料としては、ガラス、カーボンなどが使用されて
いる。
腐食性物質は液体でも低温であったり、高温であったり
気体状態の場合もある。
また、圧力が真空から加圧状態まで色々の場合がある。
さらに、固体と混合されている場合もある。
そのためそれらを取り扱う1m器や桁順は苛酷な状態に
おける機械的強度とともに耐蝕性をも具備していないと
いけない。
従来、行なわれている防蝕法の最も初歩的なものとして
は各種塗料による塗装方式および金属メッキなどがある
また、母材(非耐蝕性金1iりの表面に耐食性金属をラ
イニングしたり、PP、天然ゴムなどのライニングも施
工したりしていた。
また、フェノール樹脂やフラン樹脂のライニングら一般
的である。
近年、フッ素系樹脂のコーティングも行なわれるように
なっている。
また、母材の表面を酸化処理して酸化皮膜を形成させ、
この酸化皮膜により耐蝕性を付与する方法も広く行なわ
れている。
また、無機材料の耐食性を利用して、母材にガラスのラ
イニング施工する方法もM B工業などで用いられる機
器、桁順などに対して適用されている。
ガラス以外のセラミックやカーボンはライニング施工が
むずかしいので機器の部品に用いられたりそのままで使
用されるケースが多い。
(発明が解決しようとり−る問題点) しかしながら、複雑な構造をした各種機器(たとえば乾
燥機、遠心分離機、うず巻きポンプなと)では機械的応
力が加わり、且つ、腐蝕性環境にさらされる部位は通常
の防蝕加工だけではクラックなどが発生しやすく、そこ
から腐蝕が発生する。
特に、うず巻きポンプの羽根や、遠心分離機のバスケッ
トなどは構造も複雑で応力も加わる。
これらの機器を耐蝕性のソリッドで製作すると非常に高
価な設備になってしまう。
これらを金属ライニングしても高価になる。
本発明者はこれらの設備の防蝕対策として、当初、母材
(非耐蝕性金属材料である機械M4造用炭素鋼)の表面
を単にサンドブラスト処理し、脱脂後樹脂コーティング
(フェノール樹脂、フラン樹脂、ポリエステル樹脂、弗
素系樹脂など)加工した。
しかしフェノール樹脂、フラン樹脂、ポリエステル樹で
はクラックが発生しこのクラックから浸透した腐蝕性薬
品により母材が腐蝕してしまう。
また、クランクのない弗素系樹脂コーティングでも腐蝕
性液が少しずつ浸透していくため長時間使用後は母材が
腐蝕してコーティング層の剥離現象が発生した。
また、たとえば耐蝕性金属材料を溶射して耐蝕性金属表
面を形成さけたとしても、これだけでは溶射金属面は多
孔質構造になっているので腐蝕性の薬品が浸透して非耐
蝕性金属からなる母材を腐蝕してしまうだけでなく、内
容物、処理物などが付着し易いという問題点がある。
これらの問題点を解決すべく鋭意検討した結果、本発明
者は、非耐蝕性金属の腐蝕防止方法において、耐蝕性金
属を母材(非耐蝕性金属)の表面に溶射し、その溶射金
属の上に高分子物質からなるコーティング層を付与する
防食方法が有効であることを見出し、本発明を完成させ
た。
(発明の構成) 即ち、本発明はr非耐蝕性金属の表面に中間層として耐
蝕性金属の溶射層を付与し、該溶射層表面に高分子物質
からなるコーティング層を付与する事を特徴とする非耐
蝕性金属の腐蝕防止方法」である。
第1図は本発明の方法による防蝕法を施工した材料の断
面を示した模式図であり、1−1が非耐蝕性母材、2−
2が耐蝕性金属からなる溶射層、3−3が高分子物質か
らなるコーティング層である。
ここで、母材(非耐蝕性金属)とは設備の基材になる物
であれば良く、機械構造用炭素鋼、ステンレス鋼などの
ことを言う。
ここで基本的には母材は機械的強度があればよく、かつ
金属の溶射が可能であれば良い。
金属溶射の方法は一般的に電気溶線式溶射法、ガス溶線
式溶射法、粉末式溶射法などがある。
本発明では溶射方法はどの方法でも良い。
ffi材に溶射する場合は、前処理としてサンドブラス
トによって表面を粗面化処理すると同時に素地の酸性液
による脱酸化物処理、カセイソーダなどのアルカリ性液
による脱脂処理を行うのが望ましい。
溶射層の表面は多孔質状および梨地状になっているので
投錨効果により高分子物質からなるコーティング層の付
着性が向上する。
ここで用いる溶射金属は腐蝕環境で耐蝕性である事が必
要である。
溶射層はここでは母材と機械的に密着して母材を被覆し
ているが、多孔質である。
溶射金属としては、ニッケル゛、銀、金、モネル、cr
−x r合金(ハステロイ)などが使用可能である。
溶射金属は溶射可能で耐蝕性があれば良い。
この溶射金属面上に施工する高分子物質からなるコーテ
ィング層は耐蝕性を具備し、溶射層と機械的に密着する
事が必要となる。
用いられる高分子物質としては弗素系樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂などが
あるが、耐蝕性、耐熱性などの点から弗素系樹脂が最適
である。
コーティングする際は表面を十分脱脂しコーティング装
置を用いて粉末を吹付後焼成する方法、脱脂してから静
電粉体塗装後焼成する方法などが適用される。
ここでコーティングは数回繰り返ずのが望ましい。
コーティング層の〃みは厚ければ厚いほど耐蝕性に関し
ては良い訳であるが、他の要求機能、経済性などの点を
考慮すると0.2mm乃至1mm程度が望ましく、実用
上はこの程度で充分である。
また、これ以上コーティング層を厚くしようとしても樹
脂が流れてしまうため均一なコーティング層が得られな
い。
コーティング施工方法は、ここではどの様な方法でも良
いが、母材と溶射層とコーティング層が十分密着してお
り、コーティング層は連続層になっていなければならな
い。
コーティング施工上エツジ部分があるとコーティングが
不良になりやすいので、エツジは無くず様にし丸見をも
たせるのが良い。
なお、このコーティング層として用いる弗素系樹脂など
の高分子物質にはガラス粉末やカーボン粉末などを必要
に応じて混合させてもよい。
これらの粉末を混入させるとコーティング層のガスバリ
ヤ性が向上するので、用途によっては有効である。
(発明の効果) 以下に本発明を実施例および比較例を用いてさらに具体
的に説明するが、これらによって本発明は何ら限定され
るものではない。
[実施例11 塩酸12%、水60%、有機物結晶13%、残りは有l
[15%のメラリー状態の液で、温度は60〜80℃で
ある。
このスラリー液から有機物結晶を分離するため遠心式分
離機を使用した。
遠心分離機のバスケットは高速(900RPn+)で回
転する。
そのため機械的応力が加わるので母材は十分強度を持た
せである。
また濾液が排出される様に周辺に穴がおいている。
このバスケット内外全面に以下のような防蝕コーティン
グを施工した。
ここで施工方法を説明する。
母材(SS鋼)表面をサンドブラスト法により粗面化処
理後、素地の酸化物を取りアルカリ水溶液により脱脂す
る。
次にCr−Ni合金(ハステロイ−C)を平均厚さ50
0μになるように溶射した。
溶射表面は多孔質状および梨地状であった。
その上にフッ素樹脂(三井フロロケミカル製PFA)を
平均600ミクロンになるようにコーティングした。
このコーティングは静電粉体塗装によった。
塗装温度は400℃であった。
母材の形状は溶射施工、コーティング施工上十分施工し
やすいようにエツジ部はなくした。
本方法によると3年以上使用しても腐蝕は起きず問題な
く用いられている。
[比較例] 実施例1と同条件で遠心分111tvsのバスケットの
コーディング施工方法として以下のごと〈実施した。
母材(SS)表面をサンドブラストにより粗面化処理し
、素地の酸化物を取り脱脂する。
その上にフッ素樹脂(三井フロロケミカル!FJPFA
)を平均600ミクロンになるようにコーティングした
このコーティングは静電粉体塗装にJ:つた。
ζ装温度は400℃であった。
母材の形状はコー゛アイング施工上十分施工しやすいよ
うにエツジ部はなくした。
しかし、実施例1と同じ組成のスラリー液を処理したら
この場合は使用開始後8ケ月で母材にサビが発生した。
この場合、コーティング層がふくれて破損し、母材が直
接液にふれ急激に腐蝕した。
[実施例2] 2    実施例1のバスケットと同様な防蝕コーティ
ング施工を行ない以下の薬液で実施例1と同様な遠心分
離機に使用した。
メヂレンジロクライド  73% オキシ塩化リン     11% 有機物結晶       15% 他、有i酸        1% 温度         0〜5℃ 結果は3年以上問題なく使用することが可能となってい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の防蝕方法を適用した素材の断面を示し
た模式図であり、1−1が母材、2−2が金属溶射層、
3−3が高分子物質コーティング層である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非耐蝕性金属の表面に中間層として耐蝕性金属の溶射層
    を付与し、該溶射層表面に高分子物質からなるコーティ
    ング層を付与する事を特徴とする非耐蝕性金属の腐蝕防
    止方法。
JP7943786A 1986-04-07 1986-04-07 腐蝕防止方法 Pending JPS62247062A (ja)

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