JPS6224669Y2 - - Google Patents

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JPS6224669Y2
JPS6224669Y2 JP1699580U JP1699580U JPS6224669Y2 JP S6224669 Y2 JPS6224669 Y2 JP S6224669Y2 JP 1699580 U JP1699580 U JP 1699580U JP 1699580 U JP1699580 U JP 1699580U JP S6224669 Y2 JPS6224669 Y2 JP S6224669Y2
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JP
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resin
low
frame
shrinkage
tile
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  • Floor Finish (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、辺縁部に目地状枠(囲み枠)を有す
る床用タイルに関する。さらに詳しくは、施工が
容易で強度が大きく耐久性に優れた辺縁部に目地
状枠を有する美麗な床用タイルに関する。
床に装飾効果を与えるために、金属製などの目
地を設けることが従来より行なわれている。この
ような目地入り床は、現場に目地となる金属等の
枠を敷設し、これにテラゾーセメントなどの硬化
組成物を充填し、硬化させた後、表面を磨いて製
作している。そのため、施工性および作業能率が
悪く、コンクリート製やタイル製の床にくらべて
高価なものになつている。また、このようにして
製作した目地入り床は耐摩耗性が十分でなく、通
行量の多い場所では摩耗が激しい欠点を有してい
る。
本考案は上述するような従来の目地入り床の有
する欠点を解決した目地入り床用タイルであり、
従来の目地入り床にくらべて施工性が飛躍的に改
良されており、さらに従来のタイルにくらべて優
れた耐久性を有する床用タイルである。本考案の
タイルは、金属製、木製、合成樹脂製、または合
成ゴム製の目地状の囲み枠(以下目地状枠とい
う)中に低収縮性液状熱硬化性樹脂および骨材を
主成分とする硬化性組成物を充填し、硬化するこ
とにより得られる。
本考案において使用される低収縮性液状熱硬化
性樹脂とは、体積収縮率が3%以下好ましくは2
%以下の液状熱硬化性樹脂である。具体的な例と
しては、飽和エポキシ樹脂およびスチレン系重合
体などの熱可塑性樹脂を配合した不飽和エポキシ
樹脂または不飽和ポリエステル樹脂などを挙げる
ことができる。ここでスチレン系重合体などの熱
可塑性樹脂を配合した不飽和エポキシ樹脂又は不
飽和ポリエステル樹脂には熱可塑性樹脂の分散安
定剤を添加することが良好な表面光沢を有する製
品を得る上で好ましい。このような分散安定剤の
例としては、特開昭52−8058号公報および特開昭
53−74592号公報において開示されているスチレ
ン系重合体連鎖を幹とし、エポキシセグメントま
たはポリエステルセグメントを枝とする櫛形共重
合体を挙げることができる。
本考案において使用される骨材としては、陶磁
器粉末、珪砂、川砂、寒水等を挙げることができ
るが、高い耐摩耗性を要求される場合には陶磁器
粉末が好ましい。
また、低収縮性液状熱硬化性樹脂と骨材を主成
分とする硬化性組成物を充填する囲み枠の具体的
な材質としては、真ちゆう、アルミニウム、鉄、
銅、鉛、ステンレスなどの金属、各種の木材、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、アクリル樹脂、ナ
イロン、ABS樹脂などの合成樹脂およびクロロ
プレンゴム、ブチルゴム、SBR、ポリブタジエン
ゴム、シリコンゴム、ウレタンゴムなどの合成ゴ
ムを挙げることができる。これらの中でも特に真
ちゆう、アルミニウム、銅、ポリプロピレンおよ
びクロロプレンゴムが好ましい。また、使用する
低収縮性液状熱硬化性樹脂に侵されやすいもの
や、樹脂の硬化等に影響を与える材質の枠につい
ては予めコーテイング等の表面処理を施すことが
望ましい。
該目地状枠の形状は、硬化性組成物を充填でき
かつ得られた製品が床に敷設できる形状のものな
らばどのような形状でもよく、また辺縁部以外に
も枠を存在させることができる。第1図〜第3図
に具体的な形状の例を示す。
本考案になるタイルは、この囲み枠中に上述の
低収縮性液状熱硬化性樹脂および骨材を主成分と
する硬化性組成物を充填し、硬化せしめることに
より得られる。本考案になるタイルは、(1)敷設
後、目地模様により装飾効果が得られ、高級感を
有するとともに、(2)枠がタイルを補強するので強
度が大きい、(3)従来の現場打ち工法に比較して施
工が容易である。低収縮性樹脂を使用しているた
め通常の液状熱硬化性樹脂を使用した場合に比較
して(4)目地状枠との密着性が良く、外観が美し
い、(5)樹脂の硬化時の収縮によるそり、たわみが
発生しないなどの特長を有する。低収縮液状熱硬
化性樹脂のかわりに通常の液状熱硬化性樹脂を使
用した場合には、目地状枠と樹脂との密着性が悪
く、枠の脱離、クラツクの発生などが起こりやす
く、タイルとして価値の低いものとなつてしま
う。
低収縮性液状熱硬化性樹脂と骨材を主成分とす
る硬化性組成物には、必要に応じて炭酸カルシウ
ム、タルク、マイカ、水酸化アルミニウムなどの
充填剤、顔料およびワツクス等を含有することが
できる。また、目地状枠はそのまま用いても、着
色したりコーテイング、メツキなどの表面処理を
して用いてもよい。
本考案のタイルは、それ自身で大きな強度を有
するので、補強材を存在させなくても多くの用途
に使用することができるが、さらに大きい強度を
必要とする場合や薄物を製造する場合には、補強
材を使用することができる。補強材は鋼線、鋼棒
等の線状補強材を平行に並べたり、〓目状に並べ
たり、あるいは鋼板、パンチング鋼板、木板等を
使用したりする通常用いられる方法を使用てきる
が、第4図に例示するように目地状枠に対して45
゜の角度で補強材を配置すれば、補強が効率良く
行なわれ好ましい。
以下実施例により本考案を具体的に説明するが
本考案はこれに限定されるものではない。なお、
例中の部はすべて重量基準である。
実施例 オルソ系不飽和ポリエステル樹脂(固形分60
%)57部、スチレンモノマー20部、ポリスチレン
−スチレン溶液(固形分30%)23部、分散安定剤
KNS R−15(株式会社クラレ製、スチレン系重
合体連鎖を幹とし、ポリエステルセグメントを枝
とする櫛形共重合体)1部、メチルエチルケトン
パーオキシド(55%溶液)1.2部、ナフテン酸コ
バルト溶液(6%Co)0.4部、石英粉末50部、陶
磁器粉末(粒径0.3〜3mm)400部を混合し、底面
がナイロン樹脂製で側面が真ちゆう製のタテ300
mm、ヨコ300mm、深さ15mmの型枠中に注入し、型
枠を振動数3600VPM、出力200Wのテーブルバイ
ブレーター上で3分間振動を与えて締め固め、20
〜25゜Cの室温にて24時間静置し、硬化させた。
硬化後型枠の底面を取りはずして辺縁部に真ちゆ
う製の目地状枠を有するタイルを得た。得られた
タイルは目地状枠が本体に完全に密着しており、
タイル表面は均一な光沢を有しており、曲げ強度
は560Kg/cm2であつた。このタイルを80゜Cの熱
水に10分間浸漬し、直ちに0゜Cの氷水中に入れ
10分間冷却するサイクルを50回繰り返したが、ク
ラツク、反り、枠の脱離等は認められなかつた。
また、上記のオルソ系不飽和ポリエステル樹脂
57部、スチレンモノマー20部、ポリスチレン−ス
チレン溶液23部および分散安定剤1部よりなる低
収縮性液状熱硬化性樹脂の硬化時の体積収縮率は
0.2%であつた。
比較例 オルソ系不飽和ポリエステル樹脂(固形分60
%)100部、メチルエチルケトンパーオキシド
(55%溶液)1.2部、ナフテン酸コバルト溶液(6
%Co)0.4部、石英粉末50部、陶磁器粉末(粒径
0.3〜3mm)400部を混合して実施例と同じ型枠中
に注入し、同じ条件で硬化させてタイルを得た。
得られたタイルの目地状枠と本体とは完全に密着
しておらず、一部では0.1〜0.3mmの隙間が認めら
れた。またタイル表面の光沢は不均一であり、曲
げ強度は260Kg/cm2であつた。このタイルを80゜
Cの熱水に10分間浸漬し、直ちに0゜Cの氷水中
に入れ10分間冷却するサイクルを繰り返したとこ
ろ、試験の進行に伴なつて枠と本体との分離が大
きくなり、12サイクル目で枠が本体から脱離して
しまつた。また本体表面には一部にクラツクが認
められた。
オルソ系不飽和ポリエステル樹脂の硬化時の体
積収縮率は8%であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案において使用する目
地状枠の例を示す斜視図である。第3図は目地状
枠の断面の例を示す断面図である。第4図は本考
案のタイルに補強材を入れる場合の補強材の配置
例の1つである。第5図及び第6図は本考案のタ
イルの例を示す斜視図であり、第1図及び第2図
の目地状枠を使用して製造したものである。 1……目地状枠、2……補強材、3……タイル
本体(低収縮性液状熱硬化性樹脂と骨材を主成分
とする硬化組成物)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属製、木製、合成樹脂製または合成ゴム製
    の目地状枠中に、低収縮性液状熱硬化性樹脂お
    よび骨材を主成分とする組成物の硬化物が充填
    された構造であり、且つ該充填物の辺縁部が上
    記目地状枠に密着した構造を有する低収縮樹脂
    コンクリート製床用タイル。 (2) 低収縮性液状熱硬化性樹脂が、a不飽和ポリ
    エステル、b,aに共重合可能なモノマー、c
    スチレン系重合体よりなる樹脂組成物である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のタイル。 (3) 低収縮性液状熱硬化性樹脂が、a不飽和ポリ
    エステル、b,aに共重合可能なモノマー、c
    スチレン系重合体およびdスチレン系重合体連
    鎖を幹とし、ポリエステルセグメントを枝とす
    る櫛形共重合体よりなる樹脂組成物である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のタイル。 (4) 骨材が陶磁器粉末である実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のタイル。
JP1699580U 1980-02-12 1980-02-12 Expired JPS6224669Y2 (ja)

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JP1699580U JPS6224669Y2 (ja) 1980-02-12 1980-02-12

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JPS56118238U JPS56118238U (ja) 1981-09-09
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