JPS62246502A - 魚毒性を抑制した水田用除草剤 - Google Patents

魚毒性を抑制した水田用除草剤

Info

Publication number
JPS62246502A
JPS62246502A JP9021386A JP9021386A JPS62246502A JP S62246502 A JPS62246502 A JP S62246502A JP 9021386 A JP9021386 A JP 9021386A JP 9021386 A JP9021386 A JP 9021386A JP S62246502 A JPS62246502 A JP S62246502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
herbicide
group
acid
amino
amino acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9021386A
Other languages
English (en)
Inventor
Terukazu Ikeda
池田 輝和
Hiroshi Yano
矢野 寛志
Haruichi Otani
晴一 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIKASA KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
MIKASA KAGAKU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIKASA KAGAKU KOGYO KK filed Critical MIKASA KAGAKU KOGYO KK
Priority to JP9021386A priority Critical patent/JPS62246502A/ja
Publication of JPS62246502A publication Critical patent/JPS62246502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、魚毒性を抑制した水田用除草剤に関する。
〔従来の技術〕
本発明のチオールカーバメート系除草剤であるS−エチ
ル−ヘキサヒドロ−IH−アゼピン−1〜カルボチオエ
ート(以下モリネートと称す)は、鯉に対する急性毒性
は34pp−であり、最も安全性の高い農薬の一つであ
るとして評価されている。
しかし、長期間にわたる曝露試験(亜急性魚毒性試験)
における半数致死濃度は約0.2pp−であることが判
り問題になっている。この長期試験による斃死の原因は
多様な鯉毛細血管の障害による出血性貧血とされている
(1977年3月12日魚病研究談話会、魚毒シンポジ
ウム講演要旨2〜3頁)、そこで、モリネート等のチオ
ールカーバメート系除草剤の魚毒性を軽減、抑制するた
め、ビタミンK。
を餌料に添加することによって、モリネートによる出血
性貧血を抑えられることが報告されている(三重大水産
研究報告、第5号、129〜153頁、1978年)、
また、ビタミンに群を直接養鯉池に投入する方法(特開
昭56−104805号公報)、チオールカーバメート
系除草剤にビタミンEを配合し魚毒性を抑制した除草剤
(特開昭60−214708号公報)。
同除草剤にビタミン類にアドレノクロム系化合物を配合
し魚毒性を抑制した除草剤(特開昭59−216804
号公報)、同除草剤にメナジオン亜硫酸水素塩にピリジ
ル、ピリミジニルチアゾリンを反応して得られた化合物
を配合して魚毒性を抑制した除草剤、(特開昭58−1
5770号公報)、同除草剤にメナジオン亜硫酸を抑制
した除草剤(特開昭59−184108号、特開昭60
−16902号公報)等が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記公知の技術において、モリネートの魚毒性の抑制に
ビタミンKz等のビタミン類を使用する場合は自然界で
の安定性が悪く、モリネートと共に製剤化して魚毒性の
抑制されたモリネート除草剤を製造し、この製品を一般
の流通経路に乗せて一般の使用者が入手する場合は、既
にビタミン類が分解、変成して、圃場にこの製品を使用
する時は、ビタミンに5等の出血性貧血を抑制する効果
が失われてしまう問題点があった。またメナジオン化合
物によって、モリネートの魚毒性を抑制する場合も、こ
れを圃場に散布した時、土壌吸着、太陽光線による分解
等により、これらメナジオン化合物の水中濃度が急激に
低下し、圃場において長時間魚毒性を抑えることが困難
であった。
本発明は、モリネート等のチオールカーバメート系除草
剤と配合して製剤化しても極めて安定で、しかも、この
除草剤を圃場に散布した場合も、自然界の環境でも分解
されずに魚毒性抑制作用を存する水田用除草剤を提供す
ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はチオールカーバメート系除草剤にカルボキシル
基とアミノ基、グアニジル基又はアミノカルボニル基が
炭素原子2個以上を介して存在するアミノ酸又はこのア
ミノ酸誘導体を配合してなる魚毒性を抑制した水田用除
草剤である。
本発明に使用するチオールカーバメート系除草剤として
は、モリネート等の魚介類に対して出血性有毒作用を有
する除草剤である。
カルボキシル基とアミノ基、グアニジル基が炭素原子2
個以上を介して存在するアミノ酸、アミノ酸誘導体は一
般式 %式%(1) 〔式中Xはアミノ基、アルキルアミノ基、アシルアミノ
基、グアニジル基を示し、Yはカルボキシル基、アルキ
ルオキシカルボニル基を示し、Zはアルキレン基(炭素
数2〜8個)又は前記アルキレン基の水素原子が水酸基
、アミノ基又はカルボキシル基と置換したものを示す、
〕で示される化合物。
一般式 〔式中x、Yは前記と同意義を有す、〕で示される化合
物。
一般式 〔式中X、Yは前記と同意義を有す、〕で示される化合
物である。
その化合物としては次のものが挙げられる。
アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタ
ミン、アルギニン、リジン、オキシリジン、β−アラニ
ン、γ−アミノ酪酸、ε−アミノカプロン酸、トランス
−4−アミノシクロヘキサンカルボン酸(以下、トラネ
キサム酸と称す、)、p−アミノメチル安息香酸、4−
グアニジノメチル安息香酸、オルニチン、シトルリン、
α−アミノ−正アジピン酸及びこれらの化合物のアミノ
基をアシル化した化合物、カルボキシル基をアルキルエ
ステル化した化合物等である。
本発明の水田用除草剤はチオールカーバメート系除草剤
又はそのを効成分に上記化合物の一種又は二種以上配合
して、−aに用いられる製剤形にする0例えば、一般に
用いられる有機、無機の担体、色素、高分子化合物、界
面活性剤等を用いて、常法により粒剤、顆粒剤、粉剤、
水和剤、液剤等の製剤にする。また、チオールカーバメ
ート系除草剤の有効成分と上記化合物を配合して上記と
同様の製剤基剤並びに製剤法を用いて、各種の製剤とす
る。この場合、チオールカーバメート系除草剤の有効成
分と上記アミノ酸又はその誘導体との配合割合はチオー
ルカーバメート系除草剤有効成分に対しアミノ酸又はそ
の誘導体を0.1〜100%(重量)使用する。
次に本発明の効果を示す試験例を挙げる。
試験例1 1)試験原液の調整 11)  モリネート原液 モリネートをアセトンに溶かして16.000pp−と
する。
(2)魚毒性抑制剤 ビタミンKs、アミノ酸を水に溶かして10.000p
pvsとする。
II)飼育水の調整 魚毒性試験に用いる飼育水は、上記試験原液、アセトン
、水を用いて第1表の濃度になる様に調整し、総ガラス
製の試験水槽に50リツトルずつ入れる。アセトンの水
中濃度ば各区共100pp蒙とする。
第1表(濃度ppb) A:ロイシン B:リジン C:アルギニンD:C−ア
ミノカプロン酸 Eニドラネキサム酸Fop−アミノメ
チル安息香#I G:ビタミンKs(MPB) I)飼育及び検査結果 各水槽の温度を24℃に調節した後、供試魚(体長約6
1、体重約5gの椎鯉)を10尾ずつ入れた。
水槽の水は毎日273ずつ交換して各薬液濃度を維持し
、また水温は24±1’Cに保った。試験期間は10日
間とし、その間毎日1回、体重の1%相当量の飼料を与
えた。また、水槽には濾過器付循環装置を付け、排泄物
、残餌を除去した。魚毒性試験での効果の判定は斃死率
、ヘマトクリット値(以下Ht値と略す)を採用した。
ここにHt値とは血液中に占める赤血球容積率を示す。
判定結果は第2表に示す。
第  2  表 試験例2 魚毒性抑制並びに薬効、薬害に関する試験1)方法 ■区画IOイの水田(減水法約5鳳−7日)に下記実施
例1.2.3の粒剤を散布した(3kg/10a相当i
t) 、この水田の水を501全ガラス製水槽にポンプ
を用いて移送(50sd/分)し、水槽からの溢流水は
元の水田に戻した。この試験水田の水深は、常時約5c
mになる様に管理した。各水槽には予め稚鯉10尾ずつ
を放飼し、順化した。上記の粒剤を散布した後、10日
間魚の斃死の有無を観察し、試験最終日(10日0)に
は、生残魚の全てについて血液性状(Ht値)を測定し
た。
2)結果 fil  魚毒性抑制効果 (2)薬効、薬害 水稲雑草(ノビエ、ホタルイ、マツバイ)の生育、除草
効果を調査した結果、本発明製品(No、1゜2.3)
は従来製品(No、4)と同等であり、何ら支障は認め
られなかった。
なお、従来製品(No、4)はモリネート8.5%(重
I)、ベントナイト20%(重量)、クレー68.4%
(重量)、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ(以下A
BSと略称する)1.0%(重量)、リグニンスルホン
酸カルシウム(以下LS−Caと略称する)260%(
重量)を混合して粒剤としたものである。
〔実施例〕
実施例1 モリネート8.5%(重量)、ε−アミノカプロン酸0
.1%(重量)、ベントナイト20%(重量)、クレー
68.4%(重量) 、ABSl、Q%(重量)、LS
−(3a2.0%(重量)を混合し、粒剤とした。
実施例2 モリネート8.5%(重量)、トラネキサム酸0.1%
(重量)、ベントナイト20%(重り、り1、−68.
4%(重It) 、ABSl、0%(重量)LS−Ca
 2.0%(MW)を混合し、粒剤とした。
実施例3 モリネート8.5%(重量)、p−アミノメチル安息香
酸0.1%(重量)、ベントナイト20%(重量)、ク
レー68.4%(重It) 、ABSl、0%(重量)
、LS−Ca2.0%(重りを混合して、粒剤とした。
C発明の効果〕 本発明のチオールカーバメート系除草剤はその本来の除
草効果をそのまま保有し、しかも魚毒性を顕著に抑制し
、更に本除草剤を圃場に散布しても魚毒性抑制効果が少
しも減少することがない、極めて安定な除草剤としてそ
の実用性に優れたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、チオールカーバメート系除草剤にカルボキキシル基
    とアミノ基、グアニジル基又はアミノカルボニル基が炭
    素原子2個以上を介して存在するアミノ酸又はこのアミ
    ノ酸誘導体を配合してなることを特徴とする魚毒性を抑
    制した水田用除草剤。 2、チオールカーバメート系除草剤の有効成分がS−エ
    チル−ヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−カルボチオ
    エートである特許請求の範囲第1項記載の水田用除草剤
    。 3、アミノ酸又はその誘導体の配合量がチオールカーバ
    メート系除草剤の有効成分量に対して、0.1〜100
    %(重量)である特許請求の範囲第1項記載の水田用除
    草剤。
JP9021386A 1986-04-18 1986-04-18 魚毒性を抑制した水田用除草剤 Pending JPS62246502A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9021386A JPS62246502A (ja) 1986-04-18 1986-04-18 魚毒性を抑制した水田用除草剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9021386A JPS62246502A (ja) 1986-04-18 1986-04-18 魚毒性を抑制した水田用除草剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62246502A true JPS62246502A (ja) 1987-10-27

Family

ID=13992202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9021386A Pending JPS62246502A (ja) 1986-04-18 1986-04-18 魚毒性を抑制した水田用除草剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62246502A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01502028A (ja) 殺菌剤組成物
EP1022950B1 (en) Stabilised mixtures of an iodopropargyl compound and a formaldehyde donor
US2588969A (en) Certain acylamino-acrylates and-crotonates as insecticides
JPS62246502A (ja) 魚毒性を抑制した水田用除草剤
CN111820214B (zh) 一种含有低共熔溶液的农用助剂及其应用
US2923727A (en) O-alkyl-s-pentachlorophenyl thiolcarbonate
US4092433A (en) Quinone derivatives as molluscicides
JPS6341884B2 (ja)
JPS59167507A (ja) 農薬の魚毒性軽減法
JPS58157708A (ja) 安全な除草剤組成物
JPH019A (ja) 安定化された殺虫・殺菌農薬組成物
JPS58206505A (ja) 魚毒性を軽減した除草剤組成物
JPH04225950A (ja) アルキレンビスジチオカーバメート中のetu含量の減少及び抑制
JPS59184108A (ja) 水田用除草組成物
JPS5877804A (ja) 除草用組成物
JPS60214708A (ja) 水田用除草組成物
JPH04154706A (ja) 薬害の軽減された水稲用の除草剤
JPS5916805A (ja) 水稲用除草剤組成物
JPS62205003A (ja) 除草剤組成物
JPS59216804A (ja) 農薬の魚毒性軽減法
JPS5916808A (ja) 農園芸用殺菌剤
JPH048404B2 (ja)
JPS60149506A (ja) 水田用除草剤組成物
JPH01175908A (ja) 除草剤組成物
JPS6323805A (ja) 混合除草剤組成物