JPH048404B2 - - Google Patents

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JPH048404B2
JPH048404B2 JP8553183A JP8553183A JPH048404B2 JP H048404 B2 JPH048404 B2 JP H048404B2 JP 8553183 A JP8553183 A JP 8553183A JP 8553183 A JP8553183 A JP 8553183A JP H048404 B2 JPH048404 B2 JP H048404B2
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acid
salt
methylisothiazolin
industrial
soluble salt
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JP8553183A
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JPS59212406A (ja
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は工業用殺菌殺藻組成物に係り、更に詳
しくは、ジチオカルバミン酸可溶性塩の少なくと
も1種以上と、一般式
【式】 (但し、Rは水素又はハロゲン原子を示す。)
にて示される2−メチルイソチアゾリン−3−オ
ンとマグネシウム塩からなる錯塩化合物を有効成
分として含有することを特徴とする工業用有害生
物防除組成物に関する。 従来から工業用殺菌殺藻剤としては、数多く開
発されてきたが、その用途は、例えば工業用水、
製紙白水、塗料、船底塗料、切削加工油や高分子
エマンジヨン等の広範囲にわたつているが、その
有効性に関して当初から限度があつて、効かない
生物があつたり、また長く使用する間に生物の優
勢種の変遷あるいは薬剤に対する生物の低抗力の
獲得等によつて期待した効果が得られず、例え
ば、工業用水にあつては熱交換機能を低下させあ
るいは発生電位差により、装置の腐蝕を早めた
り、また製紙白水にあたつては、製品の品質低下
は勿論、抄紙工程における紙切れ等の障害によつ
て連続運動を阻害し、生産効率の低下を招くなど
経済的にも多大なる損害を与えている。従つて安
定した持続効果とかつ巾広い適用性を有する工業
用有害生物の防除対策の確立が強く望まれてい
る。このような現状から、また有害生物の変遷と
抵抗性の獲得とその回避の目的で、その一つの方
法として次々と新しい薬剤を施用することが提唱
されているが、薬剤の数や種類およびそれらの性
能の点でおのずから限度があり、また工業用有害
生物の種類の雑多なこと、その上使用しているう
ちに2種又はそれ以上の薬剤に対して同時に抵抗
性をもつ生物が容易に発生しうること、かつそれ
が複雑な生物学的な内容を含んでいて容易に解明
することが困難であることなどの理由から未だに
解決されていない。 そこで本発明者等は、上記のような問題を回避
し、そつ広範囲の用途に耐え得る工業用有害生物
の防除方法を確立すべく研究を重ねた結果、本発
明のジチオカルバミン酸の可溶性塩と、一般式
【式】 (但し、Rは水素又はハロゲン原子を示す。)
にて示される2−メチルイソチアゾリン−3−オ
ン化合物とマグネシウム塩からなる錯塩化合物を
有効成分とする組成物が、安定で、かつ持続する
防除効果を示すことを見い出し、本発明を完成す
るに至つた。 本発明のジチオカルバミン酸可溶性塩は、農園
芸用の分野に殺菌剤、殺線虫剤等として広く使用
されており、優れた作用効果を示すものとして知
られている。そして人畜に対して低毒性であるこ
とから、工業用としても殺菌、殺藻、スライムコ
ントロール剤等の水処理剤としても巾広く使用さ
れているが、その効果において速効性があるのに
対して、持続性がないのでその点で難点がある。 一方、2−メチルイソチアゾリン−3−オン化
合物とマグネシウム塩からなる錯塩化合物は、静
菌力の優れた化合物であり、特公昭53−23968号
や特公昭46−21240号で細菌類や藻類等に対して
巾広い活性があり、かつ持続性があるものとして
知られている。しかし生物の種類によつて有効な
濃度に差があり、また持続効果も例えば1ケ月乃
至3ケ月と差があり、効果の安定性という点で問
題がある。更に上述した如く、使用していると、
発生する耐性生物や生物の種類の変遷による問題
もある。 本発明の組成物は、本発明の化合物の単独使用
では活性を示さない低濃度において著しく増強さ
れ、また持続性においても改良されている。 一方、本発明のジチオカルバミン酸可溶性塩の
ジチオカルバミン酸部としては、エチレンビスジ
チオカルバミン酸、モノメチルジチオカルバミン
酸およびジメチルジチオカルバミン酸が挙げら
れ、可溶性塩部としては、アンモニウムおよびナ
トリウム等が挙げられる。また前記一般式にて示
される2−メチルイソチアゾリン−3−オン化合
物としては、5−クロル−2−メチルイソチアゾ
リン−3−オン、2−メチルイソチアゾリン−3
−オン等が挙げられ、また、これらと金属錯塩を
形成せる金属塩としては、塩化カルシウム、塩化
マグネシウム、硝酸マグネシウム等が挙げられ
る。 本発明の活性成分は所望に応じて任意の割合で
配合することができるが、好ましくは0.01:1乃
至50:1の範囲が望ましい。本発明の組成物は、
そのまま使用してもよいし、更にこれを通常使用
する担体と同時に用いることもできる。形態とし
ては、例えば水溶剤、乳剤、マイクロカプセル
剤、ペースト剤、粒剤、粉剤等のいずれとしても
使用することができ、使用される担体としては、
例えば水、有機溶剤、無機化合物等が利用されう
る。これらの活性成分とともに他の活性成分、例
えば殺菌剤、殺虫剤、殺藻剤、除草剤とともに混
用することも可能であり、更に補助剤、例えば界
面活性剤、乳化剤、防錆剤、顔料、展着剤等を添
加することも可能である。また活性成分を安定化
せしめる安定剤をも添加してもよい。 次に以下の実施例をもつて具体的に本発明を説
明する。 実施例 1 ガラス製10水槽に藻液(Chlorella spp,
Scendesmus sppを主体とするcomplex)を加
え、窒素源として尿素を1当り0.5gの割合で
これに添加した。これに所定の濃度で薬剤を施用
し、藻類の生育を経時的に調査した。その結果を
下表に示す。なお下記のものを使用した。 1) 5−クロル−2−メチルイソチアゾリン−
3−オン・塩化マグネシウム塩 2) 5−クロル−2−メチルイソチアゾリン−
3−オン・硝酸マグネシウム塩 3) 2−メチルイソチアゾリン−3−オン・塩
化マグネシウム塩 4) エチレンビスジチオカルバミン酸アンモニ
ウム 5) エチレンビスジチオカルバミン酸ナトリウ
ム 6) モノメチルジチオカルバミン酸ナトリウム 7) ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム
【表】
【表】 は藻類の生育を認める、を示す

実施例 2 工業用水中に発生して有害なる作用を示す。カ
ビ、バクテリヤについて殺滅力を試験した。供試
薬剤は濃度2ppmとし、それをPoteto Dextrose
Agar平面培地に下記に示した浮遊液(約
106cells/ml)を噴霧接種し、25℃の定温器内に
24時間培養し、それぞれの生育の有無を調査し
た。その結果を下表に示す。
【表】
【表】 実施例 3 工場の冷却用水のパイプ内に附着している凝集
体を採取し、これを培養液(0.1%の尿素水)中
に一定量ずつ加え、次いで下記の濃度で本発明組
成物を加え、撹拌し、20〜30℃で10日間培養して
調べた。その結果を下表に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ジチオカルバミン酸部としてエチレンビスジ
    チオカルバミン酸、モノメチルジチオカルバミン
    酸またはジメチルジチオカルバミン酸から選ば
    れ、可溶性塩部としては、アンモニウムまたはナ
    トリウムから選ばれたジチオカルバミン酸可溶性
    塩の少なくとも1種以上と、 一般式 【式】 (但し、Rは水素又はハロゲン原子を示す。)
    にて示される2−メチルイソチアゾリン−3−オ
    ンとマクネシウム塩からなる錯塩化合物とを有効
    成分として含有することを特徴とする工業用殺菌
    殺藻組成物。
JP58085531A 1983-05-16 1983-05-16 工業用殺菌殺藻組成物 Granted JPS59212406A (ja)

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JP58085531A JPS59212406A (ja) 1983-05-16 1983-05-16 工業用殺菌殺藻組成物

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JP58085531A JPS59212406A (ja) 1983-05-16 1983-05-16 工業用殺菌殺藻組成物

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Publication Number Publication Date
JPS59212406A JPS59212406A (ja) 1984-12-01
JPH048404B2 true JPH048404B2 (ja) 1992-02-17

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0647524B2 (ja) * 1987-06-19 1994-06-22 ソマ−ル株式会社 工業用防菌剤
US5725806A (en) * 1995-12-05 1998-03-10 Rohm And Haas Company Disulfide stabilizers for 3-isothiazolones

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59212406A (ja) 1984-12-01

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