JPS62246347A - 歯科観察診断用ハンドピ−ス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、歯科診断における口腔内観察診断装置に係り
、特に固体撮像素子をハンドピースに内蔵した小型、コ
ンパクトな歯科観察診断用ハンドピースに関する。

（従来の技術） 従来、口腔内被写体像を撮影するために接写用カメラが
用いられているが、さらに口腔内の歯牙側部のう食状態
、毛嚢の状態等の見難い細部を観察するためには次のよ
うな方式、すなわち多数の短管を組み合わせて光導管を
構成し、光導管の光路の曲げ箇所にプリズムを取付けて
、せん望鏡のごとき構成としたものによって、被写体像
を伝搬観察するようにしていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、従来方式では、光導管の管径が太く・長くり観
察時の操作性が悪く、口腔内の被写体細部の観察診断が
難しい、すなわち光路内の曲げ箇所に幾つかのプリズム
を配設するため光路管径が太くなり、かつ前記撮像素子
に至る光路が長いため、全体として大型長尺のものとな
り、その操作性が非常に悪く、さらに光の減衰、解像度
の低下等の問題があった。

また、そのように長く・太い導光部を用いると、歯間部
のう食の発見、補綴物と歯粘膜の密着性の確認、根管内
の観察、毛嚢部の診断、患者のブラッシングの啓蒙等の
患部症状に応じて細部被写体を容易に記録・表示するこ
とが難しく、観察診断用としての充分な機能を発揮して
いなかった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記の問題点に鑑みてなされたもので、被写体
をグラスファイバーと小型面体撮像素子を組み会わせて
小型軽量なハンドピース様のものとなした歯科観察診断
用ハンドピースを提供するものであり、これを用いて口
腔内被写体をＣＲＴディスプレーに表示し、あるいは複
写印刷して、観察診断することができる。

すなわち本発明は、ハンドピース前方基端部に画像光伝
搬用導光ロッドの基部を固着し、かつハンドピース内部
に結像用光学系と固体撮像素子とを設けて構成したこと
を特徴とする歯科観察診断用ハンドピースである。

しかして、前記歯科観察診断用ハンドピースの先端を口
腔内被写体、例えば歯牙う蝕に照準すると、該歯牙う蝕
像は導光部内のグラスファイバーを伝搬し、該歯牙う蝕
像を固体撮像素子に結像用光学系を構成するレンズで結
像させることができる。その後、該固体撮像素子からの
画像信号を制御回路とＣＲＴディスプレーによって、記
録・再生・表示をし、該被写体像の観察診断を行う。

また、本発明歯科観察診断用ハンドピースにおいては、
各種拡大倍率の光学系を具備したハンドピース前方基端
部を分離・独立して用意し、ハンドピース本体部に対し
て取付、交換自在となすことにより、例えば、歯牙う蝕
［察の際と歯根根管観察の際等患部症状に応じて、太い
ロッドと細いロッドを適当に選択使用することができ、
それによって適切な観察診断用の画像資料を提供するこ
とができる。

さらに、歯根根管内観察時には、照明用ファイバーを導
光部の外周部に設け、さらにイメージ用ファイバーをそ
の内部に設けた歯科観察診断用ハンドピースにより、根
管内部の詳細観察も明瞭に行うことができる。

（実施例） 本発明の歯科観察診断用ハンドピースの実施例を以下図
面に基づき具体的に説明する。

第１図は本発明に係る歯科観察診・所用ハンドピースを
用いた歯科観察診断用装置のブロック図、第２図（ア）
は実施例歯科観察診断用ハンドピースの断面図、第２図
（イ）は取付、交換用ハンドピース前方基端部、第３図
（ア）は照明用ファイバーを具備したハンドピースの一
部の断面図、第３図〈イ）は画像光伝搬用導光ロッドの
横断面図である。

第１図に示すごとく、本発明ハンドピースは、口腔内被
写体像を伝搬するためのイメージ用グラスファイバーか
らなる画像光伝搬用導光ロッド２ａの基部が固着された
ハンドピース前方基端部２と、該基端部２を伝搬した該
被写体像を画像信号に電気変換する固体撮像素子３ａを
内蔵したハンドピース本体部３とからなる。

また、ハンドピース１内には結像用光学系としての適宜
レンズ２Ｃが配設され、被写体像を任意に拡大、合焦し
て伝搬できるようにしである。

該固体撮像素子３ａから出力される画像信号の記録・再
生は制御回路と、該制御回路からの画像信号を表示する
ＣＲＴディスプレーにより行なわれる。

そして、第２図に示すごとく、被写体像を伝搬する画像
光伝搬用導光ロッド（イメージ用グラスファイバー）２
ａと該像を拡大・合焦するレンズ２Ｃとを一体構造にし
てなるハンドピース前方基端部２を独立して構成し、ス
クリューマウント式又はパイヨネット式によりハンドピ
ース本体３に対して、取付、交換自在とする。

ハンドピース本体部３は、伝搬した該被写体像を結像用
レンズ３ｂを介して、時系列の画像信号に変換するＣＯ
Ｄ、ＢＢＤ、ダイオードアレーとこれを走査するシフト
レジスターを組み合わせた装置等の固体撮像素子３ａを
内蔵して構成される。

イメージ用７グラスフアイバー束２ａの径は用途により
異なるが工ないし１０ＩＩｓ程度である。

また第３図に示すように、該ハンドピース前方基端部２
の外周部に照明用グラスファイバー２ｂを、その内部に
イメージ用グラスファイバー２ａを同軸状に設けて暗部
被写体を明るく照明し、詳細観察できるようにすること
は好ましい。

かくして、患部被写体の症状に応じて歯間部の腐食、補
綴物と歯粘膜の密着性の確認、毛嚢部の診断、根管内の
観察等観察診断が容易かつ明確に実施できる。

なお、固体撮像素子３ａは被写体像を時系列の画像信号
に電気変換するものであり、例えば−次元形のＭＯ３ｌ
’ｌ造のＣＣＤでは、転送用の３枚１組のゲート電極に
それぞれ位相のずれたクロックパルスを加えて、半導体
中のポテンシャル井戸に蓄積している画像信号を順次移
動転送するようにしたものである。

また、制御回路とＣＲＴディスプレーは撮像部からの画
像信号を記録する記憶回路と、該画像信号を時系列的に
再生する制御回路とからなり、観察診断と同時にブラウ
ン管に画像表示することができる。

かくして、本発明の小型・コンパクトな歯科観察診断用
ハンドピース１を用いることにより、口腔内被写体像を
容易かつスムーズなハンドリング操作で、ＣＲＴディス
プレー等に表示して観察することができる。

（発明の効果） 以上のとおり、本発明は小型・コンパクトな歯科観察診
断用ハンドピースを新規に提供するものであり、歯間部
の腐食の発見、補てい物と歯粘膜の密着性の確認、根管
内の観察、毛嚢部の診断等が容易かつスムーズなハンド
リング操作によって実施することを可能とするものであ
る。

また、ハンドピース前方基端部を独立させ、取付、交換
自在とすれば、被写体状況に応じて適宜種の前記ハンド
ピース前方基端部を選択してハンドピース本体に取付使
用し、簡単かつ適切に患部被写体像を記録・表示するこ
とができる。

そして、歯科観察診断用ハンドピースに照明用グラスフ
ァイバーを設ければ、患部被写体の暗部を明瞭に詳細観
察することもできる。

なお、歯科観察結果のビデオ画面を患者に見せることに
よって、治療の必要性を具体的に説明したり、歯牙ブラ
ッシングの指導を適確にすることなどもできる。

このように本発明は新規で優れた作用効果を奏するもの
である。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明に係る歯科観察診断用ハンドピースを用
いた歯科観察診断用装置のブロック図、第２図（ア）は
本発明実施例の歯科観察診断用ハンドピースの断面図、
第２図（イ）は取付、交換用ハンドピース前方基端部の
断面図、第３図（ア）は照明用ファイバーを具備したハ
ンドピースの一部の断面図、第３図（イ）は画像光伝搬
用導光ロッドの横断面図である。 １：ｔＩＩ科観察診断用ハンドピース ２：交換用ハンドピース前方基端部 ２ａ：画像光伝搬用導光ロッド（イメージ用グラスファ
イバー）、２ｂ＝照明用グラスフアイバー２ｃ：結像用
光学系（レンズ） ３：歯科観察診断用ハンドピース本体 ３ａ：固体撮像素子

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハンドピース前方基端部に画像光伝搬用導光ロッ
   ドの基部を固着し、かつハンドピース内部に結像用光学
   系と固体撮像素子とを設けて構成したことを特徴とする
   歯科観察診断用ハンドピース。
2. （２）画像光伝搬用導光ロッドがグラスファイバーから
   なり、その外周側が照明用グラスファイバー、その内側
   がイメージ用グラスファイバーよりなることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の歯科観察診断用ハンドピ
   ース。
3. （３）画像光伝搬用導光ロッドの基部が固着されたハン
   ドピース前方基端部が、各種拡大倍率の光学系を備えた
   ものであり、ハンドピース本体に対して交換・取り付け
   自在としたことを特徴とする特許請求の範囲第１項又は
   第２項に記載の歯科観察診断用ハンドピース。