JP5059764B2 - 歯周疾患検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歯周疾患検査装置に関する。
歯肉炎、歯周炎、歯周病などの歯周疾患を検査する方法としては、金属製のプローブを歯ぐきに挿入し、歯ぐきの中の状態を調べる歯周ポケット検査方法、調べたい歯をピンセットではさんで動かし、そのときの歯の動く状態によって歯周疾患の進行度を調べる歯の動揺度検査方法、及び調べたい部位の口腔内X線写真を撮影することによるX線写真検査方法がある。
しかしながら、歯周ポケット検査方法や歯の動揺度検査方法は、プローブを歯ぐきに挿入したり、歯を動揺させたりするため、患者に苦痛を与えてしまうという問題がある。一方、X線写真検査方法は、X線写真を撮影するための特別の設備が必要となるという問題がある。
そこで、これらの問題を解決することが可能な歯周疾患検査装置が提案されている(例えば、特許文献1〜5参照。)。
図7は、特許文献1に記載された従来の歯周疾患検査装置500を説明するために示す図である。図7(a)は従来の歯周疾患検査装置500の全体構成を示す図であり、図7(b)は従来の歯周疾患検査装置500を用いて歯周疾患を検査している様子を示す図である。
従来の歯周疾患検査装置500は、図7に示すように、投光用光ファイバ513及び受光用光ファイバ519を内部に備える金属性のプローブ525を歯周ポケット508に挿入して光学的に歯周ポケット508の深さを測定することにより、歯周疾患を検査するという歯周疾患検査装置である。このため、従来の歯周疾患検査装置500によれば、プローブを歯ぐきに挿入する必要がなくなるため、患者に苦痛を与えてしまうという問題を軽減することができる。また、従来の歯周疾患検査装置500によれば、X線写真を撮影するための特別の設備が必要となるという問題はなくなる。
図8は、特許文献2に記載された従来の歯周疾患検査装置600を説明するために示す図である。図8(a)は従来の歯周疾患検査装置600の全体構成を示す図であり、図8(b)及び図8(c)は従来の歯周疾患検査装置600を用いて歯周疾患を検査している様子を示す図である。
従来の歯周疾患検査装置600は、図8に示すように、歯肉表面に例えばp偏光からなる照明光L(p)を入射させ、その反射光のうち表面反射光L(p)(専らp偏光成分を有する。)及び内部反射光L(p/s)(p偏光成分L(p)及びs偏光成分L(s)を有する。)の受光強度に基づいて得られる表面反射光画像及び内部反射光画像から表面凹凸等の質感情報及び色調情報を得ることにより、歯周疾患を検査するという歯周疾患検査装置である。このため、従来の歯周疾患検査装置600によれば、プローブを歯ぐきに挿入する必要がなくなるため、患者に苦痛を与えてしまうという問題を抑制することができる。また、従来の歯周疾患検査装置600によれば、X線写真を撮影するための特別の設備が必要となるという問題はなくなる。
図9は、特許文献3に記載された従来の歯周疾患検査装置700を説明するために示す図である。図9(a)は従来の歯周疾患検査装置700の全体構成を示す図であり、図9(b)〜図9(e)は従来の歯周疾患検査装置700の使用方法を示す図である。このうち、図9(b)は検査対象部位に水又はエアを噴射して唾液を除去する様子を示す図であり、図9(c)は検査対象部位に光吸収物質としてのイカスミ761を塗布している様子を示す図であり、図9(d)は検査対象部位をCCDカメラで撮影して得られる画像を示す図であり、図9(e)は図9(d)の画像を2値化して得られる画像を示す図である。
従来の歯周疾患検査装置700は、図9に示すように、歯周疾患盲嚢750だけにイカスミ761が残留するように調整された検査対象部位(図9(b)及び図9(c)参照。)について、当該検査対象部位の光透過状態を測定することにより、歯周疾患を検査するという歯周疾患検査装置である。このため、従来の歯周疾患検査装置700によれば、プローブを歯ぐきに挿入する必要がなくなるため、患者に苦痛を与えてしまうという問題を抑制することができる。また、従来の歯周疾患検査装置700によれば、X線写真を撮影するための特別の設備が必要となるという問題はなくなる。
図10は、特許文献4に記載された従来の歯周疾患検査装置800を説明するために示す図である。
従来の歯周疾患検査装置800は、図10に示すように、被験歯周組織802からの輻射赤外線を赤外線カメラ801で測定することにより、歯周疾患を検査するという歯周疾患検査装置である。このため、従来の歯周疾患検査装置800によれば、プローブを歯ぐきに挿入する必要がなくなるため、患者に苦痛を与えてしまうという問題を抑制することができる。また、従来の歯周疾患検査装置800によれば、X線写真を撮影するための特別の設備が必要となるという問題はなくなる。
特許文献5に記載された従来の歯周疾患検査装置900(図示せず。)は、歯肉部に320nm〜670nmの光を照射し、歯周ポケット内の歯牙、歯垢又は歯石からの励起光を観察して、歯周ポケット内における歯垢や歯石の有無及び歯周ポケットの深さを評価することにより、歯周疾患を検査するという歯周疾患検査装置である。このため、従来の歯周疾患検査装置900によれば、プローブを歯ぐきに挿入する必要がなくなるため、患者に苦痛を与えてしまうという問題を抑制することができる。また、従来の歯周疾患検査装置900によれば、X線写真を撮影するための特別の設備が必要となるという問題はなくなる。
特開2000−14684号公報 特開2001−87223号公報 特開平9−276298号公報 特開2000−166950号公報 特開2006−6373号公報
しかしながら、従来の歯周疾患検査装置500においては、歯周ポケットにプローブ525を挿入するためには、歯肉を押し広げてプローブ525を挿入する必要があり、やはり患者に苦痛を与えてしまうという問題がある。
また、従来の歯周疾患検査装置600においては、歯周の色調は個人差が大きく、観察される色調が正常か否かを決定することが困難であるため、定量性、客観性の高い検査結果を得ることが困難であるという問題がある。
また、従来の歯周疾患検査装置700においては、塗布する光吸収物質の量を正確に制御することが困難であるため、やはり定量性、客観性の高い検査結果を得ることが困難であるという問題がある。
また、従来の歯周疾患検査装置800においては、健全な歯周部分と歯周疾患のある歯周部分との温度差よりも被験者間における温度差や環境が変わったときの温度差の方が大きいため、やはり定量性、客観性の高い検査結果を得ることが困難であるという問題がある。
また、従来の歯周疾患検査装置900においては、歯周ポケット内に歯垢や歯石が存在することを前提として歯周ポケットの深さを評価することとしているため、歯垢や歯石が無い場合には歯周ポケットの深さを評価することができず、やはり定量性、客観性の高い検査結果を得ることが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、患者に苦痛を与えることがなく、かつ、定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能な歯周疾患検査装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の歯周疾患検査装置は、口腔内における検査対象部位を照明する照明装置及び前記照明装置によって照明した検査対象部位に含まれる毛細血管を拡大して撮影する撮像装置を備える口腔内カメラと、前記撮像装置から得られる撮影画像に基づいて、毛細血管の状態を評価する機能を有する画像処理装置とを備えることを特徴とする。
本発明の歯周疾患検査装置においては、「毛細血管の状態」には、「毛細血管の拡張の程度」、「毛細血管の透過性亢進の程度」、「毛細血管からの出血の程度」、「毛細血管から出血した血液の凝固の程度」などが含まれる。
このため、本発明の歯周疾患検査装置によれば、「毛細血管の状態」として、「毛細血管の拡張の程度」、「毛細血管の透過性亢進の程度」、「毛細血管からの出血の程度」、「毛細血管から出血した血液の凝固の程度」などを単独で又は組み合わせて評価することにより、歯周疾患の状態(歯周疾患の有無、歯周疾患の進行状態など。)について、定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能となる。
「毛細血管の拡張の程度」としては、「毛細血管の内径、外径、肉厚(壁厚)が正常範囲にあるかどうか」、「毛細血管の内径、外径、肉厚(壁厚)の値はどのくらいか」、「毛細血管の表面が滑らかか否か」、「毛細血管の表面が滑らかでない場合にはどのくらい滑らかでないか」などを評価する。また、「毛細血管の透過性亢進の程度」としては、「毛細血管に孔が開いていて毛細血管の透過性の亢進が見られるか否か」、「毛細血管の透過性の亢進が見られる場合にはどのくらい透過性の亢進が見られるか」などを評価する。また、「毛細血管からの出血の程度」としては、「毛細血管からの出血が見られるか否か」、「毛細血管からの出血が見られる場合にはどのくらい出血が見られるか」などを評価する。「毛細血管から出血した血液の凝固の程度」としては、「毛細血管から出血した血液の凝固が見られるか否か」、「毛細血管から出血した血液の凝固が見られる場合にはどのくらい凝固が見られるか」などを評価する。
これによって、例えば、毛細血管の内径、外径、肉厚(壁厚)が正常範囲にあり、毛細血管の表面が滑らかである場合には、「歯周疾患がない」と評価し、毛細血管の内径、外径、肉厚(壁厚)が正常範囲よりも大きく、毛細血管の表面が滑らかでない場合には、その程度により「軽度の歯周疾患がある」、「中程度の歯周疾患がある」又は「重度の歯周疾患がある」などと評価する。また、例えば、毛細血管の透過性亢進が見られない場合には、「歯周疾患がない」と評価し、毛細血管の透過性亢進が見られる場合には、その程度により「軽度の歯周疾患がある」、「中程度の歯周疾患がある」又は「重度の歯周疾患がある」などと評価する。また、例えば、毛細血管からの出血が見られない場合には、「歯周疾患がない」又は「軽度の歯周疾患がある」などと評価し、毛細血管からの出血が見られる場合には、その程度により、「中程度の歯周疾患がある」又は「重度の歯周疾患がある」などと評価する。また、例えば、毛細血管から出血した血液の凝固が見られない場合には、「歯周疾患がない」又は「軽度の歯周疾患がある」などと評価し、毛細血管から出血した血液の凝固が見られる場合には、その程度により、「中程度の歯周疾患がある」又は「重度の歯周疾患がある」などと評価する。
なお、画像処理装置による毛細血管の状態の評価は、例えば、多数の患者についての撮影結果を解析して予め評価基準を定めておき、この評価基準を用いて行うのが好ましい。
また、本発明の歯周疾患検査装置によれば、毛細血管の状態を光学的に測定することで歯周疾患を検査することが可能となるため、プローブを歯ぐきや歯周ポケットに挿入する必要がなくなり、患者に苦痛を与えてしまうという問題を抑制することができる。
このため、本発明の歯周疾患検査装置は、患者に苦痛を与えることがなく、かつ、定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能な歯周疾患検査装置となる。
本発明の歯周疾患検査装置においては、前記検査対象部位としては、歯茎や歯間乳頭部が好ましい。
本発明の歯周疾患検査装置においては、前記撮像装置は、撮像素子と、検査対象部位における毛細血管の像を拡大して前記撮像素子に導く光学系とを備えることが好ましい。
このように構成することにより、解像度を低下させることなく毛細血管を十分に拡大して撮影することが可能となる。
本発明の歯周疾患検査装置においては、前記照明装置は、歯茎や歯間乳頭部の内部に到達する波長の光を照射する機能を有することが好ましい。また、前記光学系は、歯茎や歯間乳頭部の内部に存在する毛細血管にピントを合わせる機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、歯茎や歯間乳頭部の内部に存在する毛細血管をピントの合った状態で撮影することが可能となる。
本発明の歯周疾患検査装置においては、前記光学系は、オートフォーカス機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、毛細血管を常にピントの合った状態で撮影することが可能となる。
本発明の歯周疾患検査装置においては、前記光学系は、手振れ防止機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、毛細血管を常に手振れが防止された状態で撮影することが可能となる。
本発明の歯周疾患検査装置においては、前記光学系は、ズーム機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、毛細血管を様々な倍率で撮影することで、毛細血管の状態を多面的に評価することが可能となる。
本発明の歯周疾患検査装置においては、前記光学系は、対物レンズと検査対象部位との距離を変化させる機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、口腔内カメラを動かすことなく検査対象部位までの距離を変化させることで、様々な距離から毛細血管を撮影することが可能となる。
(2)本発明の歯周疾患検査装置においては、前記画像処理装置は、毛細血管を流れる血液の流速を測定する機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、血液の流動性(言い換えると血液のサラサラ度)を判定することで、他の病気(例えば、糖尿病、生活習慣病など。)との関連性を考慮することが可能となり、歯周疾患についてさらに定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能となる。
(3)本発明の歯周疾患検査装置においては、前記画像処理装置は、歯肉における炎症の程度を評価する機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、歯肉における炎症の程度を評価することで、歯周疾患についてさらに定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能となる。
(4)本発明の歯周疾患検査装置においては、前記画像処理装置による評価結果に基づいて歯周疾患の程度を判定する判定装置をさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、評価よりも一歩踏み込んだ判定が可能となるため、さらに定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能となる。また、判定装置による機械的な判定が可能となるため、迅速に検査結果を得ることが可能となる。このため、本発明の歯周疾患検査装置は、集団検診に用いる歯周疾患検査装置として最適な歯周疾患検査装置となる。
なお、画像処理装置による評価結果から歯周疾患の程度を判定するのは、例えば、多数の患者についての検査結果を解析して構築されるエクスパートシステムを用いて行うのが好ましい。
(5)本発明の歯周疾患検査装置においては、前記画像処理装置は、検査対象部位における予備撮影結果に基づいて本撮影領域を決定する機能を有し、前記口腔内カメラは、前記画像処理装置により決定された本撮影領域を撮影する機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、まず粗く予備撮影を行って、その予備撮影結果に基づいて口腔内における本撮影領域を決定することで、本撮影領域を迅速に撮影することが可能となり、迅速に検査結果を得ることが可能となる。
(6)本発明の歯周疾患検査装置においては、口腔内における適切な位置に前記口腔内カメラを固定するための固定手段をさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、高品質な撮影画像(特に動画の場合。)を得ることが可能となり、さらに定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能となる。
(7)本発明の歯周疾患検査装置においては、前記固定手段は、前記口腔内カメラの先端部に取り付けて用いる使い捨てタイプの筒状スペーサであることが好ましい。
このように構成することにより、使い捨てタイプの筒状スペーサを口腔内カメラの先端部に取り付けた状態で、口腔内における適切な位置に口腔内カメラを押し付けることにより、口腔内における適切な位置に口腔内カメラを固定することが可能となる。
また、患者毎に使い捨てタイプの筒状スペーサを取り換えることで、衛生的な歯周疾患検査を行うことが可能となる。
(8)本発明の歯周疾患検査装置においては、前記撮像装置による撮影領域を微動可能な撮影領域微動装置をさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、最適な撮影範囲を精密に決定することが可能となるため、さらに定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能となる。
この場合、口腔内カメラを動かすことにより撮影領域を動かしてもよいし、口腔内カメラは固定しておいて、光学系を動かすことにより撮影領域を動かしてもよい。
(9)本発明の歯周疾患検査装置においては、前記照明装置は、特にヘモグロビンを浮かび上がらせる波長の照明光で検査対象部位を照明する機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、歯茎や歯間乳頭部の内部に存在する毛細血管を高いコントラストで撮影することが可能となる。また、この場合には、毛細血管を流れる血液の流速を特に精度よく測定することが可能となる。
(10)本発明の歯周疾患検査装置においては、前記歯周疾患検査装置は、p偏光及びs偏光のうち一方の偏光を通過させる偏光フィルタをさらに備え、前記照明装置は、p偏光及びs偏光のうち他方の偏光を用いて前記検査対象部位を照明する機能を有し、前記撮像装置は、前記偏光フィルタを介して毛細血管を撮影する機能を有することが好ましい。
照明装置からの照明光(他方の偏光)が検査対象部位(例えば歯茎や歯間乳頭部)の表面で反射される場合には、光の偏光面が保持されるため、そのようにして反射される光(表面反射光)は、偏光フィルタを通過することができない。一方、照明光(他方の偏光)が検査対象部位の内部で反射される場合には、光の偏光面が完全には保持されないため、そのようにして反射される光(内部反射光)の一部(一方の偏光)は、偏光フィルタを通過することができるようになる。このため、上記のように構成することにより、検査対象部位の表面で反射される光の影響を排除することが可能となり、検査対象部位の内部に存在する毛細血管を高いコントラストで撮影することが可能となる。
(11)本発明の歯周疾患検査装置においては、前記歯周疾患検査装置は、所定の第1波長域の光を通過させず、前記第1波長域よりも長波長側にある所定の第2波長域の光を通過させるカラーフィルタをさらに備え、前記照明装置は、前記第1波長域に発光ピークを有する励起光を用いて前記検査対象部位を照明する機能を有し、前記撮像装置は、前記カラーフィルタを介して毛細血管を撮影する機能を有することが好ましい。
照明装置からの照明光(励起光)が検査対象部位の表面で反射される場合には、光の波長変化を伴わないため、そのようにして反射される光(表面反射光)は、カラーフィルタを通過することができない。一方、照明光(励起光)が検査対象部位の表面を通過して内部まで到達した場合には、照明光よりも長い波長を有する蛍光が発生する。その結果、当該蛍光(全部又は一部)は、第2波長域内の波長を有するようになり、カラーフィルタを通過することができるようになる。このため、当該蛍光を検出光として利用することとすれば、上記のように構成することによっても、検査対象部位の表面で反射される光の影響を排除することが可能となり、検査対象部位の内部に存在する毛細血管を高いコントラストで撮影することが可能となる。
(12)本発明の歯周疾患検査装置においては、前記歯周疾患検査装置は、所定の第1期間光を通過させず、前記第1期間の後の所定の第2期間光を通過させる光シャッタをさらに備え、前記照明装置は、前記第1期間内に発光する励起光を用いて前記検査対象部位を照明する機能を有し、前記撮像装置は、前記光シャッタを介して毛細血管を撮影する機能を有することが好ましい。
照明装置からの照明光(励起光)が検査対象部位の表面で反射される場合には、そのようにして反射される光(表面反射光)は、時間遅れなく第1期間内に光シャッタに到達するため、光シャッタを通過することができない。一方、照明光(励起光)が検査対象部位の表面を通過して検査対象部位の内部まで到達した場合には、検査対象部位の内部で若干の時間遅れをもって蛍光が発生する。その結果、当該蛍光(全部又は一部)は第2期間内に光シャッタに到達して、光シャッタを通過することができるようになる。このため、当該蛍光を検出光として利用することとすれば、上記のように構成することによっても、検査対象部位の表面で反射される光の影響を排除することが可能となり、検査対象部位の内部に存在する毛細血管を高いコントラストで撮影することが可能となる。
なお、本発明の歯周疾患検査装置においては、画像モニタをさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、撮影画像を表示する場合には、撮影箇所の確認や決定を容易に行うことができ、評価結果や判定結果を表示する場合には、評価結果や判定結果の確認を容易に行うことができる。
また、本発明の歯周疾患検査装置においては、印刷装置をさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、撮影画像、評価結果、判定結果などをすぐに印刷することで、患者に対して迅速で適切なフィードバックを行うことが可能となる。また、集団検診に用いた場合にも適切な結果出力が可能となる。
実施形態1に係る歯周疾患検査装置100を説明するために示す図である。 実施形態1に係る歯周疾患検査装置100を用いて歯周疾患を検査している様子を示す図である。 実施形態2に係る歯周疾患検査装置100aを説明するために示す図である。 実施形態3に係る歯周疾患検査装置100bを説明するために示す図である。 実施形態4に係る歯周疾患検査装置100cを説明するために示す図である。 実施形態5に係る歯周疾患検査装置100dを説明するために示す図である。 従来の歯周疾患検査装置500を説明するために示す図である。 従来の歯周疾患検査装置600を説明するために示す図である。 従来の歯周疾患検査装置700を説明するために示す図である。 従来の歯周疾患検査装置800を説明するために示す図である。
以下、本発明の歯周疾患検査装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100を説明するために示す図である。図1(a)は歯周疾患検査装置100の全体構成図であり、図1(b)は歯周疾患検査装置100における口腔内カメラ110の構成を示す図であり、図1(c)は口腔内カメラ110におけるヘッド部116を正面から見た図である。
図2は、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100を用いて歯周疾患を検査している様子を示す図である。図2(a)は歯周疾患が見られない場合における図であり、図2(b)は歯周疾患が進行している場合における図である。
実施形態1に係る歯周疾患検査装置100は、図1(a)に示すように、口腔内カメラ110と、装置本体140と、画像モニタ150と、印刷装置160とを備える。口腔内カメラ110と装置本体140とは、接続コード130で接続されており、装置本体140と印刷装置160とは、接続コード132で接続されている。
口腔内カメラ110は、図1(b)及び図1(c)に示すように、口腔内における検査対象部位R(図2参照。)を照明する照明装置126と、照明装置126によって照明した検査対象部位Rに含まれる毛細血管を拡大して撮影する撮像装置118と、手持ち部112と、アーム部114と、ヘッド部116とを備える。
照明装置126は、ヘッド部116の前面における周囲部分に配設された複数のLEDからなる。照明装置126は、歯茎や歯間乳頭部の内部に到達する波長の光を照射する機能を有する。また、照明装置126は、特にヘモグロビンを浮かび上がらせる波長の照明光で検査対象部位Rを照明する機能を有する。
撮像装置118は、撮像素子122と、光学系120と、増幅部124とを備える。光学系120は、検査対象部位Rにおける毛細血管の像を拡大して撮像素子122に導く機能を有する。増幅部124は、撮像素子122からのアナログ信号を増幅するとともにD/A変換する機能を有する。照明装置126の照明動作及び撮像装置118の撮像動作は、制御部128によって制御される。
光学系120は、歯茎や歯間乳頭部の内部に存在する毛細血管にピントを合わせる機能を有する。光学系120は、オートフォーカス機能、手振れ防止機能及びズーム機能を有する。
装置本体140は、画像処理装置142(図示せず。)と、判定装置144(図示せず。)とを備える。
画像処理装置142は、撮像装置118から得られる撮影画像に基づいて、毛細血管の状態を評価する機能、毛細血管を流れる血液の流速を測定する機能、及び歯肉における炎症の程度を評価する機能を有する。画像処理装置142による毛細血管の状態の評価は、例えば、多数の患者についての撮影結果を解析して予め評価基準を定めておき、この評価基準を用いて行う。
また、画像処理装置142は、検査対象部位Rにおける予備撮影結果に基づいて本撮影領域を決定する機能を有し、口腔内カメラ110は、画像処理装置142により決定された本撮影領域を撮影する機能を有する。
判定装置144は、画像処理装置142による評価結果に基づいて歯周疾患の程度を判定する機能を有する。判定装置144における歯周疾患の程度の判定は、例えば、多数の患者についての検査結果を解析して構築されるエクスパートシステムを用いて行う。
実施形態1に係る歯周疾患検査装置100においては、「毛細血管の状態」には、「毛細血管の拡張の程度」、「毛細血管の透過性亢進の程度」、「毛細血管からの出血の程度」及び「毛細血管から出血した血液の凝固の程度」などが含まれる。
以上のように構成された実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、「毛細血管の状態」として、「毛細血管の拡張の程度」、「毛細血管の透過性亢進の程度」、「毛細血管からの出血の程度」、「毛細血管から出血した血液の凝固の程度」などを単独で又は組み合わせて評価することにより、歯周疾患の状態(歯周疾患の有無、歯周疾患の進行状態など。)について、定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能となる。
「毛細血管の拡張の程度」としては、「毛細血管の内径、外径、肉厚(壁厚)が正常範囲にあるかどうか」、「毛細血管の内径、外径、肉厚(壁厚)の値はどのくらいか」、「毛細血管の表面が滑らかか否か」、「毛細血管の表面が滑らかでない場合にはどのくらい滑らかでないか」などを評価する。また、「毛細血管の透過性亢進の程度」としては、「毛細血管に孔が開いていて毛細血管の透過性の亢進が見られるか否か」、「毛細血管の透過性の亢進が見られる場合にはどのくらい透過性の亢進が見られるか」などを評価する。また、「毛細血管からの出血の程度」としては、「毛細血管からの出血が見られるか否か」、「毛細血管からの出血が見られる場合にはどのくらい出血が見られるか」などを評価する。「毛細血管から出血した血液の凝固の程度」としては、「毛細血管から出血した血液の凝固が見られるか否か」、「毛細血管から出血した血液の凝固が見られる場合にはどのくらい凝固が見られるか」などを評価する。
これによって、例えば、毛細血管の内径、外径、肉厚(壁厚)が正常範囲にあり、毛細血管の表面が滑らかである場合には、「歯周疾患がない」と評価し、毛細血管の内径、外径、肉厚(壁厚)が正常範囲よりも大きく、毛細血管の表面が滑らかでない場合には、その程度により「軽度の歯周疾患がある」、「中程度の歯周疾患がある」又は「重度の歯周疾患がある」などと評価する。また、例えば、毛細血管の透過性亢進が見られない場合には、「歯周疾患がない」と評価し、毛細血管の透過性亢進が見られる場合には、その程度により「軽度の歯周疾患がある」、「中程度の歯周疾患がある」又は「重度の歯周疾患がある」などと評価する。また、例えば、毛細血管からの出血が見られない場合には、「歯周疾患がない」又は「軽度の歯周疾患がある」などと評価し、毛細血管からの出血が見られる場合には、その程度により、「中程度の歯周疾患がある」又は「重度の歯周疾患がある」などと評価する。また、例えば、毛細血管から出血した血液の凝固が見られない場合には、「歯周疾患がない」又は「軽度の歯周疾患がある」などと評価し、毛細血管から出血した血液の凝固が見られる場合には、その程度により、「中程度の歯周疾患がある」又は「重度の歯周疾患がある」などと評価する。
また、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、毛細血管の状態を光学的に測定することで歯周疾患を検査することが可能となるため、プローブを歯ぐきや歯周ポケットに挿入する必要がなくなり、患者に苦痛を与えてしまうという問題を抑制することができる。
このため、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100は、患者に苦痛を与えることがなく、かつ、定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能な歯周疾患検査装置となる。
また、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、撮像装置118は、撮像素子122と、検査対象部位Rにおける毛細血管の像を拡大して撮像素子122に導く光学系120とを備えるため、解像度を低下させることなく毛細血管を十分に拡大して撮影することが可能となる。
また、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、照明装置126は、歯茎や歯間乳頭部の内部に到達する波長の光を照射する機能を有し、光学系120は、歯茎や歯間乳頭部の内部に存在する毛細血管にピントを合わせる機能を有するため、歯茎や歯間乳頭部の内部に存在する毛細血管をピントの合った状態で撮影することが可能となる。
また、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、光学系120は、オートフォーカス機能を有するため、毛細血管を常にピントの合った状態で撮影することが可能となる。
また、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、光学系120は、手振れ防止機能を有するため、毛細血管を常に手振れの防止された状態で撮影することが可能となる。
また、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、光学系120は、ズーム機能を有するため、毛細血管を様々な倍率で撮影することで、毛細血管の状態を多面的に評価することが可能となる。
実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、画像処理装置142は、毛細血管を流れる血液の流速を測定する機能をさらに有するため、血液の流動性(言い換えると血液のサラサラ度)を判定して他の病気(例えば、糖尿病、生活習慣病など。)との関連性を考慮することが可能となるため、歯周疾患についてさらに定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能となる。
実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、画像処理装置142は、歯肉における炎症の程度を評価する機能をさらに有するため、歯肉における炎症の程度を評価することで、歯周疾患についてさらに定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能となる。
実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、照明装置126は、特にヘモグロビンを浮かび上がらせる波長の照明光で検査対象部位Rを照明する機能を有するため、歯茎や歯間乳頭部の内部に存在する毛細血管を高いコントラストで撮影することが可能となる。また、毛細血管を流れる血液の流速を精度よく測定することが可能となる。
また、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、画像処理装置142による評価結果に基づいて歯周疾患の程度を判定する判定装置144をさらに備えるため、評価よりも一歩踏み込んだ判定が可能となり、さらに定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能となる。また、判定装置144による機械的な判定が可能となるため、迅速に検査結果を得ることが可能となる。このため、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100は、集団検診に用いる歯周疾患検査装置として最適な歯周疾患検査装置となる。
実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、画像処理装置142は、検査対象部位Rにおける予備撮影結果に基づいて本撮影領域を決定する機能を有し、口腔内カメラ110は、画像処理装置142により決定された本撮影領域を撮影する機能を有するため、まず粗く予備撮影を行って、その予備撮影結果に基づいて口腔内における本撮影領域を決定することで、本撮影領域を迅速に撮影することが可能となり、迅速に検査結果を得ることが可能となる。
実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、画像モニタ150をさらに備えるため、撮影画像を表示する場合には、撮影箇所の確認や決定を容易に行うことができ、評価結果や判定結果を表示する場合には、評価結果や判定結果の確認を容易に行うことができる。
実施形態1に係る歯周疾患検査装置100によれば、印刷装置160をさらに備えるため、撮影結果、評価結果、判定結果などをすぐに印刷することで、患者に対して迅速で適切なフィードバックを行うことが可能となる。また、集団検診に用いた場合にも適切な結果出力が可能となる。
〔実施形態2〕
図3は、実施形態2に係る歯周疾患検査装置100aを説明するために示す図である。図3(a)は歯周疾患検査装置100aを用いて歯周疾患を検査している様子を示す図であり、図3(b)は表面反射光L(p)が偏光フィルタ170に到達する様子を示す図であり、図3(c)は内部反射光L(p/s)が偏光フィルタ170に到達する様子を示す図である。
実施形態2に係る歯周疾患検査装置100a(図示せず。)は、基本的には実施形態1に係る歯周疾患検査装置100と同様の構成を有するが、偏光フィルタ170を備える点並びに照明装置の機能及び撮像装置の機能が実施形態1に係る歯周疾患検査装置100の場合と異なる。すなわち、実施形態2に係る歯周疾患検査装置100aは、図3に示すように、p偏光及びs偏光のうちs偏光を通過させる偏光フィルタ170をさらに備える。また、照明装置として、p偏光及びs偏光のうちp偏光を用いて検査対象部位Rを照明する機能を有する照明装置126aを用いるとともに、撮像装置として、偏光フィルタ170を介して毛細血管を撮影する機能を有する撮像装置118a(図示せず。)を用いることとしている。
照明装置126aからの照明光L(p)が検査対象部位Rの表面で反射される場合(図3(b)参照。)には、光の偏光面が保持されるため、そのようにして反射される光(表面反射光L)は、偏光フィルタ170を通過することができない。一方、照明光L(p)が検査対象部位Rの内部で反射される場合(図3(c)参照。)には、光の偏光面が完全には保持されないため、そのようにして反射される光(内部反射光L(p/s))の一部(s偏光)は、偏光フィルタ170を通過することができるようになる。このため、実施形態2に係る歯周疾患検査装置100aによれば、当該s偏光を検出光として利用することにより、検査対象部位Rの表面で反射される光の影響を排除することが可能となり、検査対象部位Rの内部に存在する毛細血管を高いコントラストで撮影することが可能となる。
なお、実施形態2に係る歯周疾患検査装置100aは、偏光フィルタ170を備える点並びに照明装置の機能及び撮像装置の機能以外の点では実施形態1に係る歯周疾患検査装置100の場合と同じ構成を有するため、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100が有する効果のうち該当する効果を有する。
〔実施形態3〕
図4は、実施形態3に係る歯周疾患検査装置100bを説明するために示す図である。図4(a)は歯周疾患検査装置100bを用いて歯周疾患を検査している様子を示す図であり、図4(b)は表面反射光Lがカラーーフィルタ172に到達する様子を示す図であり、図4(c)は蛍光Lがカラーフィルタ172に到達する様子を示す図であり、図4(d)は照明光L及び蛍光Lの発光強度並びにカラーフィルタ172の光通過率Tを示す図である。
実施形態3に係る歯周疾患検査装置100b(図示せず。)は、基本的には実施形態1に係る歯周疾患検査装置100と同様の構成を有するが、カラーフィルタ172を備える点並びに照明装置の機能及び撮像装置の機能が実施形態1に係る歯周疾患検査装置100の場合と異なる。すなわち、実施形態3に係る歯周疾患検査装置100bは、図4に示すように、所定の第1波長域の光を通過させず、第1波長域よりも長波長側にある所定の第2波長域の光を通過させるカラーフィルタ172をさらに備える。また、照明装置として、第1波長域に発光ピークを有する励起光を用いて検査対象部位Rを照明する機能を有する照明装置126bを用いるとともに、撮像装置として、カラーフィルタ172を介して毛細血管を撮影する機能を有する撮像装置118b(図示せず。)を用いることとしている。
照明装置126bからの照明光L(励起光)が検査対象部位Rの表面で反射される場合(図4(b)参照。)には、光の波長変化を伴わないため、そのようにして反射される光(表面反射光L)は、カラーフィルタ172を通過することができない。一方、照明光L(励起光)が検査対象部位Rの表面を通過して内部まで到達した場合(図4(c)参照。)には、照明光Lよりも長い波長を有する蛍光Lが発生する(図4(d)参照。)。その結果、当該蛍光L(全部又は一部)は、第2波長域内の波長を有するようになり、カラーフィルタ172を通過することができるようになる。このため、実施形態3に係る歯周疾患検査装置100bによれば、当該蛍光Lを検出光として利用することにより、検査対象部位Rの表面で反射される光の影響を排除することが可能となり、検査対象部位Rの内部に存在する毛細血管を高いコントラストで撮影することが可能となる。
なお、実施形態3に係る歯周疾患検査装置100bは、カラーフィルタ172を備える点並びに照明装置の機能及び撮像装置の機能以外の点では実施形態1に係る歯周疾患検査装置100の場合と同じ構成を有するため、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100が有する効果のうち該当する効果を有する。
〔実施形態4〕
図5は、実施形態4に係る歯周疾患検査装置100cを説明するために示す図である。図5(a)は歯周疾患検査装置100cを用いて歯周疾患を検査している様子を示す図であり、図5(b)は表面反射光Lが光シャッタ174に到達する様子を示す図であり、図5(c)は蛍光Lが光シャッタ174に到達する様子を示す図であり、図5(d)は照明光Lの発光強度及び蛍光Lの発光強度並びに光シャッタ174の光通過率Tを示す図である。
実施形態4に係る歯周疾患検査装置100c(図示せず。)は、基本的には実施形態1に係る歯周疾患検査装置100と同様の構成を有するが、光シャッタ174を備える点並びに照明装置の機能及び撮像装置の機能が実施形態1に係る歯周疾患検査装置100の場合と異なる。すなわち、実施形態4に係る歯周疾患検査装置100cは、図5に示すように、所定の第1期間光を通過させず、第1期間の後の所定の第2期間光を通過させる光シャッタ174をさらに備える。また、照明装置として、第1期間内に発光する励起光を用いて検査対象部位Rを照明する機能を有する照明装置126cを用いるとともに、撮像装置として、光シャッタ174を介して毛細血管を撮影する機能を有する撮像装置118c(図示せず。)を用いることとしている。
照明装置126cからの照明光L(励起光)が検査対象部位Rの表面で反射される場合(図5(b)参照。)には、そのようにして反射される光(表面反射光L)は、時間遅れなく第1期間内に光シャッタ174に到達するため、光シャッタ174を通過することができない。一方、照明光L(励起光)が検査対象部位Rの表面を通過して検査対象部位の内部まで到達した場合(図5(c)参照。)には、検査対象部位Rの内部で若干の時間遅れをもって蛍光Lが発生する(図5(d)参照。)。その結果、当該蛍光L(全部又は一部)は第2期間内に光シャッタ174に到達して、光シャッタ174を通過することができるようになる。このため、実施形態4に係る歯周疾患検査装置100cによれば、当該蛍光Lを検出光として利用することにより、検査対象部位Rの表面で反射される光の影響を排除することが可能となり、検査対象部位Rの内部に存在する毛細血管を高いコントラストで撮影することが可能となる。
なお、実施形態4に係る歯周疾患検査装置100cは、光シャッタ174を備える点並びに照明装置の機能及び撮像装置の機能以外の点では実施形態1に係る歯周疾患検査装置100の場合と同じ構成を有するため、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100が有する効果のうち該当する効果を有する。
〔実施形態5〕
図6は、実施形態5に係る歯周疾患検査装置100dを説明するために示す図である。図6(a)は使い捨てタイプの筒状スペーサ176を取り付ける前の歯周疾患検査装置100dの様子を示す図であり、図6(b)は使い捨てタイプの筒状スペーサ176を取り付けた後の歯周疾患検査装置100dの様子を示す図であり、図6(c)は歯周疾患検査装置100dを用いて歯周疾患を検査している様子を示す図である。
実施形態5に係る歯周疾患検査装置100d(図示せず。)は、基本的には実施形態1に係る歯周疾患検査装置100と同様の構成を有するが、口腔内における適切な位置に口腔内カメラを固定するための固定手段をさらに備える点で実施形態1に係る歯周疾患検査装置100の場合と異なる。そして、実施形態5に係る歯周疾患検査装置100dにおいては、固定手段として、口腔内カメラ110dの先端部(ヘッド部116d)に取り付けて用いる使い捨てタイプの筒状スペーサ176を備える。なお、符号178は、使い捨てタイプの筒状スペーサ176の内面に形成された位置調整用突起を示す。
このため、実施形態5に係る歯周疾患検査装置100dによれば、高品質な撮影画像(特に動画の場合。)を得ることが可能となり、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100の場合と比較して、さらに定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能となる。また、口腔内カメラ110dの先端部(ヘッド部116d)に使い捨てタイプの筒状スペーサ176を取り付けた状態で、口腔内における適切な位置に口腔内カメラ110dを押し付けることにより、口腔内における適切な位置に口腔内カメラ110dを固定することが可能となる。さらにまた、患者毎に使い捨てタイプの筒状スペーサ176を取り換えることで、衛生的な歯周疾患検査を行うことが可能となる。
なお、実施形態5に係る歯周疾患検査装置100dは、口腔内における適切な位置に口腔内カメラを固定するための固定手段をさらに備える点以外の点では実施形態1に係る歯周疾患検査装置100の場合と同じ構成を有するため、実施形態1に係る歯周疾患検査装置100が有する効果のうち該当する効果を有する。
以上、本発明の歯周疾患検査装置を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)本発明の歯周疾患検査装置においては、光学系は、対物レンズと検査対象部位Rとの距離を変化させる機能を有してもよい。この場合には、口腔内カメラを動かすことなく検査対象部位Rまでの距離を変化させることで、様々な距離から毛細血管を撮影することが可能となる。
(2)本発明の歯周疾患検査装置においては、撮影領域を微動可能な撮影領域微動装置をさらに備えていてもよい。この場合には、最適な撮影範囲を精密に決定することが可能となるため、さらに定量性、客観性の高い検査結果を得ることが可能となる。なお、この場合、口腔内カメラを動かすことにより撮影領域を動かしてもよいし、口腔内カメラは固定しておいて、光学系を動かすことにより撮影領域を動かしてもよい。
符号の説明
100,500,600,700,800,900…歯周疾患検査装置、110,110a,110d…口腔内カメラ、112…手持ち部、114…アーム部、116,116a,116b,116c,116d…ヘッド部、118…撮像装置、120…光学系、122…撮像素子、124…増幅部、126,126a,126b,126c…照明装置、128…制御部、130,132…接続コード、140…装置本体、150…画像モニタ、160…印刷装置、170…偏光フィルタ、172…カラーフィルタ、174…光シャッタ、176…使い捨てタイプの筒状スペーサ、178…位置調整用突起、501…歯、508…歯周ポケット、511…光源、512…レンズ、513…投光用光ファイバ、514…目盛り、519…受光用光ファイバ、520…フォトダイオード、521…信号処理部、522…スピーカー、523…光源ユニット、524…把持用カバー、525…プローブ、526…データ処理ユニット、601…光源、602…光源側偏光フィルタ、602p…光源側偏光フィルタ(p偏光透過タイプ)、603…受光側偏光フィルタ、603p…光源側偏光フィルタ(p偏光透過タイプ)、603s…光源側偏光フィルタ(s偏光透過タイプ)、604…撮像装置、606…モニタ、711…検査ヘッド、711a…開口、712,713…ミラー、714,715…光ファイバ、714a,715a…遊端部、716…対物レンズ、720…チューブ、721…把持部、750…歯周疾患盲嚢、752…歯、760…ノズル、761…イカスミ、801…赤外線カメラ、802…被験歯周組織、803…画像処理装置、804…コンピュータ、805…モニタ、806…記録再現装置、807…熱的差異強調手段、808…観察補助装置、D…歯、D…歯肉、D…歯槽骨、G…歯茎、L,L(p)……照明光、L,L(p)……表面反射光、L(p/s)…内部反射光、L…蛍光、R…検査対象部位、T…カラーフィルタ172の光通過率、T…光シャッタ174の光通過率

Claims (11)

  1. 口腔内における検査対象部位を照明する照明装置及び前記照明装置によって照明した検査対象部位に含まれる毛細血管を拡大して撮影する撮像装置を備える口腔内カメラと、
    前記撮像装置から得られる撮影画像に基づいて、毛細血管の状態を評価する機能を有する画像処理装置とを備え
    前記画像処理装置は、検査対象部位における予備撮影結果に基づいて本撮影領域を決定する機能を有し、
    前記口腔内カメラは、前記画像処理装置により決定された本撮影領域を撮影する機能を有することを特徴とする歯周疾患検査装置。
  2. 請求項1に記載の歯周疾患検査装置において、
    前記画像処理装置は、毛細血管を流れる血液の流速を測定する機能をさらに有することを特徴とする歯周疾患検査装置。
  3. 請求項1又は2に記載の歯周疾患検査装置において、
    前記画像処理装置は、歯肉における炎症の程度を評価する機能をさらに有することを特徴とする歯周疾患検査装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の歯周疾患検査装置において、
    前記画像処理装置による評価結果に基づいて歯周疾患の程度を判定する判定装置をさらに備えることを特徴とする歯周疾患検査装置。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の歯周疾患検査装置において、
    口腔内における適切な位置に前記口腔内カメラを固定するための固定手段をさらに備えることを特徴とする歯周疾患検査装置。
  6. 請求項に記載の歯周疾患検査装置において、
    前記固定手段は、前記口腔内カメラの先端部に取り付けて用いる使い捨てタイプの筒状スペーサであることを特徴とする歯周疾患検査装置。
  7. 請求項又はに記載の歯周疾患検査装置において、
    前記撮像装置による撮影領域を微動可能な撮影領域微動装置をさらに備えることを特徴とする歯周疾患検査装置。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の歯周疾患検査装置において、
    前記照明装置は、特にヘモグロビンを浮かび上がらせる波長の照明光で検査対象部位を照明する機能を有することを特徴とする歯周疾患検査装置。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載の歯周疾患検査装置において、
    前記歯周疾患検査装置は、p偏光及びs偏光のうち一方の偏光を通過させる偏光フィルタをさらに備え、
    前記照明装置は、p偏光及びs偏光のうち他方の偏光を用いて前記検査対象部位を照明する機能を有し、
    前記撮像装置は、前記偏光フィルタを介して毛細血管を撮影する機能を有することを特徴とする歯周疾患検査装置。
  10. 請求項1〜のいずれかに記載の歯周疾患検査装置において、
    前記歯周疾患検査装置は、所定の第1波長域の光を通過させず、前記第1波長域よりも長波長側にある所定の第2波長域の光を通過させるカラーフィルタをさらに備え、
    前記照明装置は、前記第1波長域に発光ピークを有する励起光を用いて前記検査対象部位を照明する機能を有し、
    前記撮像装置は、前記カラーフィルタを介して毛細血管を撮影する機能を有することを特徴とする歯周疾患検査装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の歯周疾患検査装置において、
    前記歯周疾患検査装置は、所定の第1期間光を通過させず、前記第1期間の後の所定の第2期間光を通過させる光シャッタをさらに備え、
    前記照明装置は、前記第1期間内に発光する励起光を用いて前記検査対象部位を照明する機能を有し、
    前記撮像装置は、前記光シャッタを介して毛細血管を撮影する機能を有することを特徴とする歯周疾患検査装置。
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