JPS62245156A - 分析スライドの封止具 - Google Patents

分析スライドの封止具

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JPS62245156A
JPS62245156A JP8982086A JP8982086A JPS62245156A JP S62245156 A JPS62245156 A JP S62245156A JP 8982086 A JP8982086 A JP 8982086A JP 8982086 A JP8982086 A JP 8982086A JP S62245156 A JPS62245156 A JP S62245156A
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JP
Japan
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analysis
slide
sealing device
multilayer
analytical
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Application number
JP8982086A
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English (en)
Inventor
Nakatsugu Yaginuma
柳沼 仲次
Noriyoshi Sekikawa
関川 宣義
Kikuo Hirai
平井 希久生
Yuzo Iwata
岩田 有三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、分析スライドの封止具に関するものである。
さらに詳しくは本発明は、分析スライドを用いて液体試
料中の特定成分の定量分析を行なう臨床化学検査操作の
際のインキュベーション工程における多層分析要素から
の液体試料の蒸発を低減するRf七を有する封止具の改
良に関するものである。
[発明の背景] 現在の医療においては的確な診断と適切な治療とを行な
うために、生体液中の特定成分の定量分析を行なう臨床
化学検査か重要視されている。この臨休化学検査に頻繁
に用いられる測定原理として、分光学的測定法を挙げる
ことができる。
分光学的測定法は、試料中の測定対象となる特定成分(
アナライト)または酵素反応を含む化学反応の結果生じ
たアナライトの生成物の吸光度あるいは吸光度の変化を
比色測光することを原理として利用する方法である。ア
ナライトまたはその生成物自体が発色もしくは変色を呈
しない場合には、アナライトの化学反応とカップリング
して発色反応する適当な発色試薬を用いることもできる
従来の臨床化学検査において上記測定原理を用いた分析
は、湿式法と呼ばれる分析法で行なわれてきた。湿式法
は、酵素反応を利用する測定を例にとれば、下記のよう
な操作により実施される。
アナライトを含有する血漿等の液体試料(あるいはその
昂釈液)と酵素溶液とをセルに入れ、充分混和した後に
インキュベータに入れて酵素反応を生起させる。この湿
式法におけるインキュベータは、水を入れた浴槽と、こ
の浴槽を所定温度、たとえば約37℃に保つための加熱
源とから構成されており、インキュベーションは浴槽内
に上記のセルを約5〜lO分間放置する操作などにより
実施される。このインキュベーションの後に、セルの一
方から所定波長、たとえば近紫外領域光(波長:190
〜400nm)あるいは可視領域光(波長: 400〜
800 n m )を照射し、このセルと溶液とを透過
した光を光検出器で光電変換し、その吸光度からアナラ
イトを定量分析するのである。
しかしながら、このセルあるいは試験管などを用いる方
法では、多量の液体試料が必要であること、取扱いが面
倒であり、簡易かつ迅速な測定が困難なこと、そして多
数の被検液を連続的に測定することか困難であること等
の問題かある。このような問題に対処するために、多層
分析要素を用いる乾式法による分析方法が上記湿式法の
イーりに提案され、この乾式法は既に一部では実用に供
せられている。
多層分析要素は、一般に透明なシート状プラスチック製
支持体の上にアナライトと直接もしくは間接に反応して
発色、変色などの呈色を示す試薬を含有する反応層が付
設された基本構成からなるものであり、この基本構成に
基づいた各種の態様の多層分析要素が既に知られている
多層分析要素は、通常は、上下両面に開口を有する薄い
プラスチック製のフレームに収容された分析スライドの
形態として用いられる。このような分析スライドの例と
しては、実開昭56−142454号および特開昭57
−63452号各公報に記載されているような、透明な
支持体、試薬層、多孔性展開層か順次積層された一体型
多層分析要素と、中央に比色測光用の開口(円形孔状部
)が形成された下部フレームおよび中央に液体試料を付
与するための開口か形成された上部フレームから構成さ
れ、下部フレームと上部フレームの間に一体型多層分析
要素が収容され、両フレームの周縁が溶着されて接合し
た構造からなるものを挙げることができる。
上記のような分析スライドを用いる液体試料の分析操作
は、一般に、上部フレームの開口部から液体試料を多層
分析要素に点着し、液体試料か分析要素内に展開した後
に、たとえば、37℃、6分間のインキュベーションに
かけ、発色反応を充分性なわせてから、下部フレームの
孔を通して分析要素の発色部に光を投射し1反応層から
の反射光を比色測光して特定成分の定量分析を行なうよ
うな方法により実施されている。
分析スライドを用いる液体試料の分析操作は、正確な分
析測定および測定操作の筒便化を回部とする分析装置を
用いることにより自動的に行なうことができる。このよ
うな分析装置には1分析スライドに液体試料を点着する
ための点着部位、液体試料か点着された分析スライドを
加温してアナライトの呈色反応を進行させる装置(イン
キュベータ)、そして分析スライド内での呈色反応を光
学的に検知するための測光装置が備えられている。この
インキュベータは、分析スライドを、利用する反応系に
応じて適当な温度と時間とを設定してインキュベーショ
ンするための装置である。
分析スライドは、上記のように多層分析要素に液体試料
を点着するための開口を有するものであるか、分析要素
に点着された液体試料が、特にインキュベーション工程
において蒸発するとの問題がある。また、分析要素内で
アナライトと試薬との反応によりアンモニア、二酸化炭
素等の反応性気体を発生させ、この反応性気体を反応成
分として呈色反応を起させるような反応系を利用する場
合には、発生した気体の一部が多孔性展開層を通過し、
上記の開口から外部に放出されて、目的の呈色反応に寄
与せず、このため得られた分析値が真の値よりも低い値
となるとの問題がある。
そこで、液体試料の蒸発を低減させる目的、また分析ス
ライドへの加温を効率化し、かつ加温条件の均一化を図
る目的、そしてまた利用する反応系によっては、生成気
体の外部への放出を防止する目的などのさまざまな目的
で、分析スライドを分析スライドキャリヤに収容封止し
てインキュベーション工程を実施する場合がある0分析
スライドキャリヤとは、インキュベーション工程におい
て分析スライドを収容封止しながら5分析スライドと一
体となって移動するものである。分析スライドキャリヤ
の例としては、特開昭58−21566号公報に記載さ
れているような、多層分析要素の下面(支持体側の面)
に対面する部分において開口されたハウジングの形態に
あるものか挙げられる。
本発明者が、分析スライドと分析スライドキャリヤを用
いた液体試料中の成分の定量分析方法について検討した
ところ、インキュベーション工程においてアンモニアな
どの反応性気体を発生させて、その気体により呈色反応
を起させる反応系を利用する分析スライドの封止に公知
の分析スライドキャリヤを用いた場合、測定精度に影響
を及ぼす重大な問題が発生することが判明した。
すなわち、分析スライドに収容されている分析要素内で
アナライトの化学反応によって発生した反応性気体の内
の少なからぬ部分が呈色反応に寄与せず、分析スライド
キャリヤの内部表面、特に分析要素の液体試料点着面に
対面する内部表面に吸着されるとの問題があることが判
明した0分析スライドキャリヤは、その内部に収容した
分析スライドか−サイクルの分析操作に用いられたのち
、その分析スライドを排出し、次いで未使用の分析スラ
イドを新たに収容封止して、その分析スライドをインキ
ュベーション工程の間封止するように鰻り返し使用され
る。このため、上記のように第一回目のインキュベーシ
ョン工程においては、分析スライドキャリヤの内側表面
が反応性気体か吸着することにより呈色反応が減少し、
従って測定値か真の値よりも低くでる傾向があるのに対
して、第二回]」以降のインキュベーション工程におい
ては、キャリヤ内側表面への吸着による反応性気体の消
費が大幅に低減するか、反応性気体かキャリヤ内側表面
に吸着しなくなるか、あるいはキャリヤ内側表面に吸着
されていた反応性気体か脱離して分析スライドの呈色反
応に寄与し、逆に測定値を真の値よりも高くするなどの
各種の誤差か発生する傾向がある。
すなわち、分析スライドキャリヤなどの公知の分析スラ
イドの封止具を用いても、得られる測定値の変動を依然
として充分に防止することができない。
[発明の目的] 本発明の第一の目的は、改良された分析スライの封止具
を提供することにある。
本発明の第二の目的は、分析スライドに収容されている
多層分析要素内にてアナライトの化学反応によって発生
する反応性気体に対する吸着力が低減された分析スライ
ドの封止具を提供することにある。
本発明の第三の目的は、測定値の変動の低減を可能にす
る分析スライドの封止具を提供することにある。
[発明の要旨] 本発明は、上下両面に開口を有するフレームに収容され
た分析スライドの形態にある多層分析要素に液体試料を
付ケし、これをインキュベーションすることにより多層
分析要素内に発生した反応を検知することからなる液体
試料分析方法の、上記インキュベーション工程における
多層分析要素からの液体試料の蒸発を低減する機悌を有
し、多層分析要素の液体試料付与面を実質的に被覆する
ように分析スライドに隣接して配置される封止具であっ
て、該封止具が弗素含有ポリマーにより形成されている
ことを特徴とする分析スライドの封止具にある。
[発明の効果] 本発明の分析スライドの封止具の形成材料として用いら
れる弗素含有ポリマーは、表面エネルギーが小さく、分
析スライドより発生する反応性気体に対する物理的吸着
、吸収などを起しにくい。
また、弗素含有ポリマーは化学的にも安定した物質であ
るため、上記反応性気体に対して化学的吸着、吸収を起
すこともない。したがって本発明の分析スライドの封止
具は、分析スライドに収容されている多層分析要素にて
アナライトの化学反応によって発生する反応性気体をほ
とんど吸着することかないため、前述のような測定値の
変動の低減に極めて有効である。
また、弗素含有ポリマーは分析スライドと分析スライド
用の封止具との間のすべりを良くする作用も有しており
1分析操作上、特に分析装置を用いた自動分析において
、有利である。そして、弗素含有ポリマーは上記のよう
に化学的に安定した物質であるため、多層分析要素に含
まれる試薬類およびその層構成に悪影響を及ぼすことも
ない。
よって本発明の分析スライドの封止具は1反応性気体が
発生することのない分析スライドに用いる場合にも問題
はなく1分析操作上においては有利である。
[発明の詳細な記述] 本発明の分析スライドの封止具には、具体的には様々な
構成1機能からなるものが包含される。
その例としては、封止具がインキュベーション工程にお
いて分析スライドと一体となって移動するもので、多層
分析要素の下面に対面する部分において開口されたハウ
ジングの形態にあるものを挙げることができる。その具
体例としては、特開昭58−21566号公報記載のイ
ンキュベータに用いられている「キャリヤJ、特開昭5
8−21567号公報記載のインキュベータに用いられ
ているr保持体」とr上部カバー1との組合せ、特開昭
53−812’32号公報記載の分析装   □置に用
いられているrスライド保持部材」のように、分析装置
内での分析スライドの移動を封止具中位で行なうように
、一つの封止具が一つの分析スライドを収容、封止する
ように構成されているものを挙げることができる。
また、封止具がインキュベーション工程において分析ス
ライドと一体となって移動するもので、シート状をなし
、分析スライドを収容するフレームの上面開口な封止て
きるようにされているものもある。その具体例としては
、実公昭59−10620号公報記載の液体試料化学分
析カートリッジに用いられているr水分防止蒸発カバー
1のように、分析スライドの上面に開閉可能となるよう
に設けられているものを挙げることができる。上記公報
に記載されているように、これらの封止具のうちには、
その一端または一辺が分析スライドを収容するフレーム
の一端または一辺に開閉しうるように固定されている封
止具、および少なくとも対向する二辺に清を有する側壁
を有するフレームに、上記溝に沿ってすべらせて出入さ
せることができる封止具が含まれる。
さらに、封止具がインキュベーション工程において分析
スライドと一体となって移動するものの他の例としては
、実開昭57−647号公報記載の化学分析用恒温保持
装置に用いられているr密閉用ガイドベルトJのように
ベルト状に構成されて封止作用を果たしているものもあ
る。
また、J−) Iに具としては、インキュベーション工
程において分析スライドに対して相対的な移動を行なう
MIE具、たとえば特開昭56−77746号公報記載
の分析装置に用いられているr搬送部材」のように円盤
状に構成され、その周囲に複数の分析スライドの挿入部
を有し、これら複数のスライドの分析操作を同時に行な
えるようにしたものもある。
すなわち本発明の対象の封止具は、上下両面に開口を有
するフレームに収容された分析スライドの形態にある多
層分析要素に液体試料を付与し、これをインキュベーシ
ョンにかけることにより多層分析要素内に発生した反応
を検知することからなる液体試料分析方法の、上記イン
キュベーション工程における多層分析要素からの液体試
料の蒸発を低減する機能を有し、多層分析要素の液体試
料付与面を実質的に被覆するように分析スライドに隣接
して配置される封止具である限り、他に特別の限定はな
い、なお1本発明におけるr封止」とはこれまでの記述
からも明らかなように、分析スライドを外気から完全に
遮断する必要はなく、インキュベーション工程における
多層分析要素からの液体試料の蒸発を、分析スライドの
ままの状態にある場合の蒸発に比較して低減することの
できる程度の封止をも包含するものである。
ただし1本発明の対象の封止具は、添付した第1図と第
2図とに示されているような、多層分析要素の下面に対
面する部分において開口されたハウジングの形態にあっ
て分析スライドを収容して移動させるキャリヤであるこ
とが好ましい。
本発明の封止具は、前記のように弗素含有ポリマーによ
り形成されている。
本発明において使用できる弗素含有ポリマーには特に制
限はないが、現在実用的に供給されているものとして、
ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン
・ヘキサフルオロプロピレンコポリマー、ポリクロロト
リフルオロエチレン、ポリ弗化ビニリデン、テトラフル
オロエチレン・ベルフルオロアルキルテトラブルオロビ
ニルエーテルコボリマ−(ペルフルオロアルキルは、た
とえば、ペルフルオロメチル、ペルフルオロエチル、ペ
ルフルオロプロピル、ペルフルオロブチル)、およびポ
リ弗化ビニルを挙げることがてきる。これらの弗素含有
ポリマーについては、高分子材料便覧(高分子学会編)
等の資料を参考にして製造することもできるが、既に多
くの製造会社より様々な性質を有する製品が重版されて
おり、これらの市販品を用いることかできる。
分析スライドの封止具を上記弗素含有ポリマーで形成す
るには、様々な方法を用いることができる。たとえば、
弗素含有ポリマーを公知の成形方法により成形して封止
具を製造する方法が利用される。すなわち、たとえばモ
ールド(v!J型)中に加熱融解されたポリマーあるい
は熱融解性のポリマー粉末を充填してモールド成形する
方法、およびポリマーブロックを切削加工するなどの方
法が利用できる。
次に本発明の弗素含有ポリマーからなる封止具の形状、
構成の例を、第1図および第2図に記載されている分析
スライドキャリヤを例にとって説明する。
第1図および第2図において、弗素含有ポリマーから形
成された分析スライドキャリヤはlOにより示されてお
り、第1図に示すように分析スライド20が収容される
ように形成されている。第2図は、第1図に示した分析
スライドキャリヤを裏返しの状態にして内部が見えるよ
うに示している。このキャリヤは底部(第1図の下側の
面、および第2図の上側の面)と一方の側部が開放され
ている。この構成は、インキュベーション工程の効率化
および均一な熱付与、そしてキャリヤへの分析スライド
の出し入れ操作の効率化に有効である。またキャリヤの
!!13(第1図の上側の面および第2図の下側の面)
の一部に設けられた開口12(分析スライド確認用開口
)は、インキュベーション工程におけるキャリヤ内部の
分析スライド20の検知を容易にする機能を有する。
第1図Sよび第2図に示された分析スライドキャリヤに
おいては、第2図のキャリアの内側表面の略中央部が多
層分析要素の液体試料付与面に(第1図における点着用
開口21を介して)対応する表面部分となる。
分析操作中に反応性気体が発生する多層分析要素として
はいくつかの例が存在するが、具体的には、特開昭58
−77661号公報記載の「アンモニアまたはアンモニ
ア生成基質分析用一体型多層分析材料」、特公昭58−
19062号公報記載のr一体型分析要素」および特願
昭60−122318号記載のrアンモニア生成基質分
析用一体型多層分析22i素Jを挙げることができる。
特に発生する気体がアンモニアである場合、すなわちア
ナライトがアンモニアまたはアンモニア生成基質である
場合には、アンモニアか吸着されやすい気体であること
、また一般にアンモニアは生体液の分析において重要な
アナライトであること等の点から、本発明の分析スライ
ドの封止具は特に有効である。なお、「アンモニア生成
基質」とは、特定の試薬と反応してそれ自体からアンモ
ニアを生成するか、あるいは複数個の反応系を経由して
アンモニアを生成するような化合物または化合物群を意
味するものであり、その具体例としては、尿素、クレア
チニン等を挙げることができる。
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するない が、本発明がこれらに限定されるもので参巷ことはいう
までもない、なお、実施例1において使用された分析ス
ライドは、下記のように作成された一体型多層分析要素
をスライド内に収容したものである。
[尿素窒素分析用一体型多層分析要素の作成]透明なポ
リエチレンテレフタレートフィルム(厚さ1801Lm
)の上に呈色性指示薬層(乾燥層厚10ILm)を塗4
i 、乾燥することにより形成した。次に撥水性が付与
されたメンブランフィルタ−(商品名:富士ミクロフィ
ルターFM500:富士写真フィルム■製:厚さ140
#Lm、空孔率75%、平均孔径5gmを撥水性シリコ
ーン樹脂のヘキサン溶液に浸積後、乾燥することにより
撥水性を付与したもの)を、上記指示薬層(乾燥橿トt
t−1=  ++r、−プ 、ト7番― 〕キ勘← t
z jiI   −1−1,%  ?  S   ?−
ru−h  b亭 1−)接着することによりバリア一
層を形成した。
次いで、バリア一層上に反応層(乾燥層厚2071−m
) 、光遮蔽層(乾燥層厚5 g m )および接着層
を順次塗布、乾燥することにより形成した。
さらに、乾燥状慝にある上記各層を塗布した面を水で膨
潤させ、その上に展開層として、布(コツトンブロード
100番)を圧着ラミネートして接着し血中尿素窒素測
定用の一体型多層分析要素を作成した。
なお指示薬層、反応層、光遮蔽層および接着層の形成に
用いられる塗布液の組成と14製法は、それぞれ以下に
示すものである。各層の塗布液は、前記の乾燥層厚にな
るように塗布した。
指示薬層塗布液 ブロモクレゾールグリーン  60 m gポリ酢酸ビ
ニル・アクリル酸エステル 共重合体ラテックス 固形物含有量的50%。
pH4,4)         5g 3.3−ジメチルグルタル#20mgr水      
                2m文反応層塗布液 ゼラチン           10g水      
              100nJLp−ノニル
フェノキシ ポリグリシドール      0.3gウレアーゼ  
       0.8gエチレンジアミンテトラ酢酸・ 四ナトリウム塩      0.4g 以上の組成からなる塗布液を、オルト燐酸二ナトリムと
水酸化ナトリウムを用いPH8に調整した。
光遮蔽層塗布液 二酸化チタン微粉末       4gゼラチン   
         4gp−ノニルフェノキシ ポリグリシトール    0.15g 水                     40m
交接着層塗布液 ゼラチン          2・5g水      
                50m立p−ノニル
フェノキシ ポリグリシトール     0.15g[実施例1] 」二足の方法により作成した尿素窒素分析用多層分析要
素を、上下用面の中央部に円形の開口部を有するプラス
チック製フレーム内に収容し、第1図の20に示される
形態の尿素窒素分析スライドを調製した。
第1図と第2図にて10で示された形状の分析スライド
キャリヤを、ポリテトラフルオロエチレン(PTEF)
のブロックから切削加工して成形した。
このPTEF製の分析スライドキャリヤと尿素窒;に分
析スライドとを用い、重版コントロール血清、モニトロ
ールI−X(米国ディト社製)について尿素窒素の自動
分析をくり返し行なった。この自動分析操作は前述の特
開昭58−21566号公報に記・戒されているインキ
ュベータが組み込まれた富士ドライケムシステム自動分
析装21(富士写真フィルム株式会社製)を用いて行な
った。
インキュベーションは37℃、6分間の条件にて行なっ
た。
[比較例1] 分析スライドキャリアをアルミニウムから成形し、その
全表面をアルマイト加工した以外は、実施例1と同様に
して尿素窒素の測定を行なった。
実施例1および比較例1の測定結果を下記第1表に示す
第1表 尿素窒素測定値 (試料:モニトロール■・X) 1回口  2回目  3回目 実施例1  14.9 15.0 14.9比較例1 
 14.0 15.0 14.9第1表から明らかなよ
うに、実施例1のキャリヤを用いた場合には、実質的に
同一の値かくり返し得られ、測定値の再現性が高いこと
がわかる。
これに対し、比較例1のキャリヤを用いた場合には、1
回口の測定値は2回目以降の測定値と比較して明らかに
低い値を示す。よって、比較例1の1回口の測定値が、
アンモニアガスのキャリヤ表面への吸着に影響を受けて
いることか明らかである。
[実施例2] 実施例1て使用した尿素窒素分析用一体型多層分析要素
に対して以下の変更(lおよび2)を行なったほかは、
実施例1と同様にして、アンモニア分析用分析スライド
を作成した。
1 ) 、=’X色指示薬層に含まれる発色試薬をブロ
ムクレゾールグリーンからブロムフェノールブルーに変
更した。
2)反応層よりウレアーゼを取り除き、感度増大のため
塗布液のpt−tを10.0に変更した。
このようにして得られたアンモニア分析スライドと実施
例1で用いたポリテトラフルオロエチレン製分析スライ
ドキャリヤとを用いて、同様にして尿素窒素の分析を行
なったのち、キャリヤ内に吸着残存しているアンモニア
ガスの測定を行なった。
[比較例2コ 比較例1と同一のアルミニウム製(表面をアルマイト加
工したもの)の分析スライドキャリアを用いたほかは、
実施例2と同様にして、キャリヤ内に吸着残存するアン
モニアガスの測定を行なった。
実施例2および比較例2の測定結果を第2表に示す。
第2表 キャリア素材  残存アンモニア量 実施例2    PTEF    O,OO05JLg
比較例2  アルマイト   0.3JLg第2表から
明らかなように、実施例2のキャリヤにはアンモニアガ
スの残存はほとんどみられない。これに対して比較例2
のキャリヤはキャリヤ表面への吸着による多量のアンモ
ニアガスの残存か確認された。
[実施例3] 滴下する試料として、市販コントロール血清。
モニトロールI−Xの代りに、約100mg/dlの尿
素窒素を含む7%ヒト血清アルブミン水溶液を用いたほ
かは、実施例1と同様の分析スライド、ポリテトラフル
オロエチレン製分析スライドキャリヤ、および自動分析
装置を用い同じ条件にて尿素窒素の分析を行なった。測
定回数は15回である。
[比較例3] 比較例1と同しアルミニウム製分析スライドキャリヤを
用いたほかは、実施例3と同様にして尿素窒素の分析を
行なった。測定回数は同じ<15回である。
実施例3および比較例3の測定結果を第3表に示す。
第3表 尿素窒素量     CV値 実施例3 100.7mg/dJL  1.0%比較例
3  96.3mg/dfL 1.4%第3表から明ら
かなように、実施例3のキャリヤ(本発明に従う封止具
)は、表面へのアンモニアガスの吸着が殆ど無いため、
比較例3のキャリヤを用いた場合よりも測定値が高く、
測定値の変動(CV値)も減少している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の封止具の一例である分析スライド用
キャリヤの構成、および分析スライドを模式的に示すた
めの済視図である。 第2図は、本発明の封止具の一例である分析スライド用
キャリヤの構成を内側から見た形態にて模式的に示すた
めの斜視図である。 lO:キャリャ、20:分析スライド、21:点着用開
口、12:分析スライド確認用開口、13:乙部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、上下両面に開口を有するフレームに収容された分析
    スライドの形態にある多層分析要素に液体試料を付与し
    、これをインキュベーションすることにより多層分析要
    素内に発生した反応を検知することからなる液体試料分
    析方法の、上記インキュベーション工程における多層分
    析要素からの液体試料の蒸発を低減する機能を有し、多
    層分析要素の液体試料付与面を実質的に被覆するように
    分析スライドに隣接して配置される封止具であって、該
    封止具が弗素含有ポリマーにより形成されていることを
    特徴とする分析スライドの封止具。 2、上部封止具がインキュベーション工程において分析
    スライドと一体となって移動するものであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の封止具。 3、上部封止具が、多層分析要素の下面に対面する部分
    において開口されたハウジングの形態にあることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の封止具。 4、上部封止具が、シート状をなし、上記フレームの上
    面開口を封止できるようにされていることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の封止具。 5、上部封止具がインキュベーション工程において分析
    スライドに対して相対的な移動を行なうものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の封止具。 6、上記弗素含有ポリマーが、ポリテトラフルオロエチ
    レン、テトラフルオロエチレン・へキサフルオロプロピ
    レンコポリマー、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポ
    リ弗化ビニリデン、テトラフルオロエチレン・ベルフル
    オロアルキルテトラフルオロビニルエーテルコポリマー
    、およびポリ弗化ビニルよりなる群より選ばれるもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第5項
    のいずれかの項記載の封止具。 7、上記弗素含有ポリマーが、ポリテトラフルオロエチ
    レンであることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第5項のいずれかの項記載の封止具。 8、上記多層分析要素がアンモニアもしくはアンモニア
    生成基質の測定用のものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項乃至第5項のいずれかの項記載の封止具
    。 9、多層分析要素の液体試料付与面に対応する封止具表
    面の実質的に全面が弗素含有ポリマーにより形成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第5項
    のいずれかの項記載の封止具。
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