JPS6224487Y2 - - Google Patents

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JPS6224487Y2
JPS6224487Y2 JP5669786U JP5669786U JPS6224487Y2 JP S6224487 Y2 JPS6224487 Y2 JP S6224487Y2 JP 5669786 U JP5669786 U JP 5669786U JP 5669786 U JP5669786 U JP 5669786U JP S6224487 Y2 JPS6224487 Y2 JP S6224487Y2
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JP
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veneer
winding
tatsuchi
conveyor
carry
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はベニヤ単板(以下、単板という。)の
巻取装置に関するものである。
従来技術 従来、単板の巻取装置にあつては、第8図に示
すように単板を搬送する搬入コンベヤの先端部に
は巻取リールに当接して回転させるタツチロール
を設けると共に、ウエイトを取付け搬入コンベヤ
をその始端部を中心に上方へ揺動する構成である
ため以下の不都合を有していた。
即ち、単板面上に、例えばけびき屑等の異物が
付着したまま単板の巻取りを行うと、巻取リール
に巻取られた単板(以下、巻玉という。)の外周
面に凹凸状の偏心状態が発生し、該偏心状態によ
りタツチロールは下方へ押圧される。該タツチロ
ールの下降に従つて搬入コンベヤ自体も下方へ揺
動し、巻玉18からタツチロール10a全体が離
間して巻玉18に対するタツチロール10aの駆
動力の伝達が中断され、搬入コンベヤ1の回転速
度に比べ巻玉18の回転速度が低下する。このと
き、搬入コンベヤ1の慣性力が大きいため、タツ
チロール10aが再び巻玉18に当接するまでに
時間がかかつていた。従つて、第9図に示すよう
にタツチロール10aが再び巻玉18に当接する
までの間に単板Sはタツチロールと巻玉との間の
間隙において垂れ下がり、単板に波打ち若しくは
重なり等が発生する。そしてタツチロールが再度
巻玉に当接して巻取りを再開した際、単板は波打
つた状態或いは重なり合つたままの状態で巻取ら
れていたが、上記波打ち、重なりは新たな偏心状
態を発生させる原因となるものであつた。
尚、第9図中の距離lは正常な巻取状態におけ
る巻玉外周上の単板長、距離l′は偏心状態が発生
した巻玉によりタツチロールが下動された際の単
板長を示すものであり、l′>lの関係が成立して
いる。
上記欠点を防止するため、巻取リールに対する
タツチロールの当接が中断した際、作業者は搬入
コンベヤ、並びにタツチロールの回転速度を巻玉
の回転速度と同期させる操作、若しくは単板の波
打ち、重なりが発生した場合、巻取装置を停止操
作していたが、該作業は専ら作業者の感に依存す
る処が多く、確実性が欠如すると共に巻取作業の
平均速度が低速化する欠点を有していた。上記欠
点は切削速度と巻取速度とがほぼ一致しない場合
においても現われた。
また、特に専従の作業者を必要とするため、省
力化を阻害する原因でもあつた。
更に、巻初めに際し、巻取リールに対する単板
の巻付けを手作業にて行つているため、上記欠点
を助長していた。
また、上記欠点を解決するため、搬入コンベヤ
の先端部下方に基台を固定的に配置し、該基台に
タツチロールを弾性的に支持し、該タツチロール
を弾性力により巻玉に圧接させる構成にあつて
は、搬入コンベヤの揺動を可能にするため、タツ
チロールを弾性的に支持するばねのストロークを
大きくしなければならず、装置が大型化してい
た。
目 的 本考案の目的は上記した従来の欠点を解決し、
巻玉の外周面に偏心状態が発生した場合、タツチ
ロールの駆動力を確実に伝達して該巻玉を回転す
ることが可能であるとともに単板巻取り時におけ
る単板の重なり、波打ちを有効に防止し得る巻取
装置を提供することにある。
実施例 以下、本考案を実施例に従つて説明する。
第1図は本考案に係る単板の巻取装置を示す略
体側面図、第2図はその略体背面図、第3図はタ
ツチロール部分を示す平面図、第4図は第3図の
側面図であり、搬入コンベヤ1はベニヤレース
(図示せず)により切削された単板Sを切削速度
とほぼ等速で搬送する複数条のコンベヤベルト1
a〜1cからなり、始端軸2を中心に上下方向へ
揺動可能に構成されている。
該搬入コンベヤ1の先端軸3には基台4が軸支
され、該基台4にはチエーン5を介してウエイト
6が搬入コンベヤ1の先端部を常時上方へ付勢す
るように取付けられている。
巻取装置7は先端軸3上で、コンベヤベルト1
a〜1c間に上下方向へ揺動可能に取付けられた
支持アーム8a〜8eと、該支持アーム8a〜8
eに取付けられた支持軸9a〜9eに軸支された
タツチロール10a〜10eと、前記先端軸3に
固着されたスプロケツト11a〜11eと、前記
支持軸9a〜9eに固着されたスプロケツト12
a〜12eと、前記スプロケツト11a〜11
e・12a〜12eとの間に張架され、先端軸3
の回転駆動力を支持軸9a〜9eに伝達するチエ
ーン13a〜13eと、前記支持アーム8a〜8
eと基台4との間に間装された弾性部材としての
コイルスプリング14a〜14eと、本体フレー
ム(図示せず)に昇降可能に取付けられ、前記タ
ツチロール10a〜10eの外周上面に当接して
回転される巻取リール15とから構成されてい
る。
尚、前記スプロケツト11a〜11e・12a
〜12eの外径比は搬入コンベヤ1の搬送速度に
較べ、タツチロール10a〜10eの回転速度が
若干(2〜3%)高速度になるように設定されて
いる。また、図中16は上剥単板を後続する截断
位置へ搬出する搬出コンベヤである。
次に、本実施例の動作を第5図に従つて説明す
る。
搬入コンベヤ1の駆動により先端軸3が回転駆
動されると共に、スプロケツト11a〜11e・
12a〜12e、並びにチエーン13a〜13e
を介してタツチロール10a〜10eが回転駆動
される。またウエイト6により搬入コンベヤ1は
その始端軸2を中心に上方へ揺動して、タツチロ
ール10a〜10eを巻取リール15の外周下面
へ当接している。これによりタツチロール10a
〜10eの回転力が巻取リール15に付与され
る。
該状態において作業者はベニヤレースにより切
削された単板Sの前端縁を巻取リール15外周面
上に巻付けた後、巻取装置7は当接するタツチロ
ール10a〜10eの回転により巻取リール15
を所要の方向へ回転して単板Sを巻取る。
上記作業において、単板S面上にけびき屑等の
異物17が付着したままの状態で単板Sが巻取ら
れると、巻玉18はその外周面の一部が遠心方向
へ突出した偏心状態になる。
第5図に示すように、この偏心箇所がタツチロ
ール10cの外周上面に当接した際、巻玉18の
外径の増大によりタツチロール10cは、巻玉1
8の外周下面に当接しながらコイルスプリング1
4cの弾性力に抗して下動し、正常な巻玉18の
外径と偏心箇所における外径との差を吸収する。
上記作用に伴つて基台4が若干下方へ押し下げら
れ、始端軸2を中心に搬入コンベヤ1が若干下方
へ揺動されるが、他のタツチロール10a・10
b・10d・10eはコイルスプリング14a・
14b・14d・14eの弾性力による上動状態
が維持されるため、巻玉18の外周下面に対して
継続的に当接して巻玉18に回転力を付与する。
従つて本実施例は、 (1) 巻取リール15の軸心方向に対し、タツチロ
ール10a〜10eを分割的でかつ弾性的に支
持して配置しているため、巻玉18の一部外周
面に偏心状態が生じた場合であつても偏心箇所
以外のタツチロール10a〜10eが巻玉18
の外周面に当接して回転力を付与し、単板の巻
取りを確実に行いうる。
(2) 従来の巻取装置7のように、単板S面上に異
物17が付着した状態で単板Sを巻取つた場合
であつても、単板Sに波打ち、重なりを発生さ
せることなく単板Sを確実に巻取ることが出来
る。
(3) コイルスプリング14a〜14eの作用によ
り巻玉18に対しタツチロール10a〜10e
が確実に当接し、巻玉18に対する回転力の付
与を継続しうるため、従来の巻取装置7のよう
に回転力の伝達が中断されることなく、従つて
巻玉18とタツチロール10a〜10eとの回
転速度とを同期させる操作が不要である。
(4) 切削速度と搬送速度との不一致により、単板
Sに波打ち、重なりが発生した場合であつて
も、従来のように巻取装置7自体を停止するこ
となく巻玉18に偏心状態が発生したままの状
態で確実に単板Sを巻取ることが可能である。
次に本考案の変更実施例を第6図及び第7図に
従つて説明する。
第6図は本考案に係る巻取装置を示す側面図、
第7図はその略体背面図であり、前記実施例と共
通の部材に対しては共通の番号を付してその説明
を省略する。
巻取リール15の軸心両側で、かつ搬入側、並
びに搬出側に位置され、軸19a・19bを中心
にロータリアクチエータ等の作動部材20a・2
0bにより上下方へ回動するアーム21a・21
bと、該アーム21a・21bの先端に取付けら
れたスプロケツト22a・22bに噛合されたチ
エーン23a・23bの両側に多数の転動可能な
ローラ24a・24bを取付けてなる第1及び第
2の案内部材25a・25bと、該第1及び第2
の案内部材25a・25bの上端側に取付けら
れ、テンシヨンを付与するためのウエイト26
a・26bと、前記第1及び第2の案内部材25
a・25bの先端ローラ27a・27bに取付け
られ、摺動バー28a・28b上を上下へ摺動す
る摺動アーム29a・29bと、摺動アーム29
a・29bを上方へ付勢するためのウエイト30
a・30bとから自動巻取装置31が構成されて
いる。
尚、先端ローラ27aは巻取リール15の先端
側で、搬入コンベヤ1の搬送面より若干上方位置
に、また先端ローラ27bは巻取リール15の軸
心下方に位置され、先端ローラ27a・27bの
間には搬送された単板Sを巻取リール15の外周
上へ導入するための間隙部32が形成されてい
る。
次に上記のように構成された変更実施例の動作
を説明する。
アーム21a・21bは作動部材20a・20
bにより下方へ回動され、巻取リール15の上方
においてスプロケツト22aは搬出側へ、またス
プロケツト22bは搬入側に位置される。また先
端ローラ27a・27bは摺動アーム29a・2
9bにより夫々巻取リール15の搬入側、搬出側
の外周上を押圧する。
従つて、第1及び第2の案内部材25a・25
bは間隙部32を残して巻取リール15の上方に
おいて一部重複する状態で巻取リール15の外周
を囲巻する。
該状態において搬入コンベヤ1により搬送され
た単板Sの前端縁は間隙部32から巻取リール1
5側に導入され、巻取リール15と先端ローラ2
4bとにより挾持され、タツチロール10a〜1
0eにより回転力が付与された巻取リール15の
回転に従つて巻取リール15の外周面上に巻取ら
れる。
このように上記変更実施例は、ベニヤレースに
より切削された単板Sを自動的に巻取るとともに
単板S面上に異物17が付着し、巻玉18が偏心
状態になつた場合であつても、巻玉18に対する
タツチロール10a〜10eの当接を維持し、確
実に単板Sを巻取ることが可能であり、巻取作業
を省力化、高速度化、効率化することが出来る。
特に、単板Sの前端縁が巻取リール15、若し
くは巻玉18に巻取られる際、切削された単板S
がもつ性状、即ちカーリング現象により単板Sの
前端縁が折重なつて巻玉18の偏心状態を発生さ
せる原因となるが、弾性部材に支持されたタツチ
ロール10a〜10eにより、該偏心状態による
振動を吸収して、単板Sを確実かつ自動的に巻取
ることが可能である。
尚、上記変更例にあつては、自動巻取装置31
を巻取リール15の軸心両端側に配置したが、軸
心中央部にのみ、或いは両端側、並びに中央部に
夫々配置しても本考案として実施しうる。
効 果 以上説明したように実用新案登録請求の範囲に
記載された構成により、異物が付着した単板の巻
取リールにより、巻玉リールの一部外周面に偏心
位置が発生した場合であつても、巻玉に対するタ
ツチロールの当接を中断することなく単板の巻取
りを行うため、巻取作業の高速化、省力化を達成
しうる巻取装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は巻取装置を示す略体側面図、第2図は
第1図の背面要部を示す略体背面図、第3図はタ
ツチロール部分を示す平面図、第4図は第3図の
側面図、第5図は動作状態を示す説明図、第6図
は巻取装置を示す側面図、第7図はその略体背面
図、第8図及び第9図は従来例を示す説明図であ
る。 図中1は搬入コンベヤ、2は始端部、3は先端
部、7は巻取装置、10a〜10eはタツチロー
ル、14a〜14eは弾性部材としてのコイルス
プリング、15は巻取リール、Sは単板である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ベニヤレースにより順次切削されるベニヤ単板
    を搬送すると共に、ベニヤ単板の搬入側における
    始端部を中心にその先端部が上下へ揺動する搬入
    コンベヤと、 前記搬入コンベヤの先端部に連結され、搬送方
    向と直交する方向へ分割的に複数個配置され、か
    つ前記搬入コンベヤの搬送速度より若干高速度で
    回転駆動するタツチロールと、 該タツチロールを夫々弾性的に支持する弾性部
    材と、 前記タツチロールの外周上面に当接し、タツチ
    ロールの回転に従つて従動されベニヤ単板の巻取
    りを行うための巻取リールとからなるベニヤ単板
    の巻取装置。
JP5669786U 1986-04-15 1986-04-15 Expired JPS6224487Y2 (ja)

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