JPS62243507A - キヤビネツトの床固定構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、キッチン等にレイアウトするキャビネットの
床固定構造に関する。

〔従来の技術〕

従来、システムキッチン等においては、複数のキャビネ
ットを床面に固定し、このキャビネットを収納用として
利用したり、シンクやレンジ等を組み込んで各種の調理
作業を行えるようになっている。

このような機器を配列するシステムキッチンでは、機器
のオプション化が進み、据え付け場所に適合した仕様と
することができる。したがって、異なる機器を配置した
ときに各キャビネ７）の高さを一定にするために、キャ
ビネットの下面には高さ及びレベル調整用のアジャスタ
を設けている。

このアジャスタは、キャビネットを支承する棒状体等の
各種のものがあり、上記のように高さ及びレベルの調整
を可能とするａ！構を備えたものとなっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、アジャスタにはキャビネットを床に固定
する機能は付属されていないため、キャビネットは床に
単に置いたままの状態である。

一方、キャビネットには、内部を物品の収納部として利
用するため、前面に扉を開閉自在に取付けているものが
多い。このような扉を開いたり閉じたりすると、振動等
によってキャビネットが移動してしまう。したがって、
オプションとして配置したキャビネットも含めて、キャ
ビネット列の前面が不揃いになることが避けられず、シ
ステムキッチンとして必要な全体的な調和を損なってし
まう。また、特に、ガスを使用するレンジでは、キャビ
ネットが所定の位置からずれると、配管に歪等を生じ、
ガス漏れ事故を招く恐れもあるという問題があった。

本発明は、このような問題に鑑みて案出されたものであ
り、キャビネットを床に固定することによって、所定の
位置からずれることなくキャビネットを設置できるよう
にすることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明は、以
上の問題を解消するために、高さ及びレベルｉｌ［用の
アジャスタをキャビネットの底板に取付けると共に、該
底板にボルト杆を垂下固定し、据え付け位置の床面に前
記ボルト杆を接続する連結片を固定し、該連結片の前側
縁に前記ボルト杆を挿入可能な切欠を設け、上記ボルト
杆に前記切欠部分の周囲の連結片面を着座面とするナン
ドを螺合してなることを特徴とする。

床面に固定した連結片にボルト杆をナツトを利用して接
続することによって、キャビネットを所定の床面位置に
固定する。切欠は、前側縁に設けているので、キャビネ
ットを据えつけるにはボルト杆がこの切欠内に位置する
ようにスライドさせればよく、重いキャビネットを持ち
上げることなく作業を可能とする。

〔実施例〕

以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を具体的に説
明する。

第１図は本発明に係るキャビネットの床固定構造を示す
要部側面図、第２図は同第１図の１−１線矢視による断
面図、第３図はキャビネットを下面側から観た斜視図で
ある。

キャビネット１の底板２には、高さ及びレベル調整用の
アジャスタ３を４個所に固定し、ｍ４側にはボルト杆５
を取付けている。このボルト杆５は上端にフランジ６を
一体化し、ビス７により底板２の下面に固定されている
。

床Ｆ面にはボルト杆５に係合してキャビネット１を床Ｆ
に固定するための連結片ｌＯをビス１１によって固定し
ている。この連結片１０は、第４図に示すように床Ｆ面
に固定する固定座１２と、この固定座１２より上方に位
置するボルト連結部１３とをそれぞれ平行に設けた階段
状である。そして、固定座１２とボルト連結部１３との
間には鉛直方向に立ち上がる縦壁１４が位置する。

ボルト連結部１３には、ボルト杆５が挿通可能な切欠１
５を前縁部に切開し、第２図のようにとの切欠１５がキ
ャビネット１の前面側を向くように床Ｆ面に固定する。

ボルト杆５はこの切欠１５内に位置し、ボルト連結部１
３の上下を挟む２個のナラ）１６．１７及びワッシャ１
８．１９により挟持することにより、ボルト杆５と連結
片１０とを接続固定する。

このようなボルト杆５及び連結片１０によるキャビネッ
ト１の据え付けは、第５図に示す要領で行う。

まず、第５図ｔａｌで示すように、連結片１０を据え付
け位置の壁面Ａから所定距離離れた位置にビス１１で固
定する。このとき、ボルト連結部１３の切欠１５が、据
え付け間口の前側を向くような姿勢とする。なお、この
連結片１０の固定位置は、予めキャビネット１の底板２
に固定したボルト杆５の位置との寸法関係から割り出し
たものとすることは熱論である。

次いで、ボルト杆５にナツト１６．１７を互いに間隔を
おいた状態に螺合し、キャビネット１を壁面入方向にス
ライドさせながら、所定の位置にセットする（同図伽）
）、このとき、ボルト杆５を切欠１５内に挿入して、ボ
ルト杆５を連結片１０に接続できるように施工する。更
に、アジャスタ３で高さ及び水平度の調整をし、前後及
び左右のキャビネット１の位置決めを確認した後、上下
のナツト１６゜１７を締め付けて、ボルト杆５を連結片
１０に固定する。このナツト１６．１７の締め付け作業
は、床Ｆ面と底板２間の隙間から工具を挿入することに
よって容易に行える（同図（ｅ））、なお、固定作業が
終われば、キャビネット１の前面側の下部に蹴込板（図
示せず）を接続する。

この据え付け作業では、ボルト杆５が位置する切欠１５
は前縁側が開口しているので、キャビネット１を壁面Ａ
方向に押すだけの操作でよく、重いキャビネット１を持
ち上げたりする必要はない。

したがって、施工作業が楽に行え、キャビネットｌを傷
付けたりすることなく簡単に作業できる。

また、連結片１０によって、キャビネソ）１は所定の位
置からずれることなく固定できるので、扉４を開閉する
ときの振動等を受けても常に定位置に保持することがで
きる。したがって、キャビネット１単体を決められた位
置に固定し、同時に他のキャビネット列の前面側が不揃
いになることはなく、特にシステムキッチンの場合には
極めて有効に機能する。

〔発明の効果〕

以上に説明したように、本発明のキャビネットの固定構
造においては、床面に固定した連結片にボルト杆を接続
している。したがって、キャビネットを所定の位置から
ずれることなく固定でき、隣接するキャビネット列と整
合状態を保って整然Ａ：壁面　　　　　　Ｆ：床 と配列することができる。また、連結片には前側を切開
した切欠を設けているので、据え付けの際にはキャビネ
ットを壁面方向にスライドさせるだけの１桑作でよ＜、
重いキャビネットを持ち上げる必要がない。したがって
、据え付け作業を軽量化でき、キャビネットの損傷等も
防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るキャビネットの固定構造を示す側
面図、第２図は同第１図のＩ−１線矢視による断面図、
第３図はキャビネットを底面側から観た斜視図、第４図
は連結片の斜視図、第５図は据え付け要領を示す説明図
である。 １：キャビネット　　２：底板 ３：アジャスタ　　　４：ｒＲ ５；ボルト杆　　　　６：フランジ ７：ビス　　　　　　１０：連結片 １１：ビス　　　　　　１２：固定座 １３：ボルト連結部　　１４：縦壁 １５：切欠　　　　　　１６，１７：ナツト１８．１９
：ワッシ＋

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、高さ及びレベル調整用のアジャスタをキャビネット
   の底板に取付けると共に、該底板にボルト杆を垂下固定
   し、据え付け位置の床面に前記ボルト杆を接続する連結
   片を固定し、該連結片の前側縁に前記ボルト杆を挿入可
   能な切欠を設け、上記ボルト杆に前記切欠部分の周囲の
   連結片面を着座面とするナットを螺合してなることを特
   徴とするキャビネットの床固定構造。