JPS62243128A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPS62243128A
JPS62243128A JP8746786A JP8746786A JPS62243128A JP S62243128 A JPS62243128 A JP S62243128A JP 8746786 A JP8746786 A JP 8746786A JP 8746786 A JP8746786 A JP 8746786A JP S62243128 A JPS62243128 A JP S62243128A
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magnetic
powder particles
magnetic field
magnetic powder
substrate
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Mamoru Hoyama
帆山 守
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 この発明は、高密度記録に通した磁気記録媒体の製造方
法に関する。
〔従来の技術〕
一般に磁気テープなどの磁気記録媒体は、第8図に示す
ように、繰り出しロール1より繰り出されるベースフィ
ルム2を一定速度で走行させながら、リバースロール、
グラビアロールなどの塗工機3で磁性塗料を塗布し、そ
の塗114が未乾燥状態にある間に磁場配向装置5に導
いて磁性塗膜4中の磁性粉末粒子の磁化容易軸を一定方
向に配向させ、その後乾燥機6に導通して完全に乾燥、
硬化させたのち、巻き取りロール7に巻き取る方法でつ
(られている。
磁場配向装置5においては、近年、高密度記録に適した
磁気記録媒体を得る方法として、磁場配向装置5を第9
図に示すようにN−3対向磁石5a、5aで構成し、こ
のN−3対向磁石5a、5a間に未乾燥の磁性塗膜4を
有するベースフィルム2を導入出させて、磁性塗膜4中
の磁性粉末粒子の磁化容易軸を垂直方向に配向させるこ
とが行われている。ところが、かかる配向方式にあって
は、N−3対向値石5a、5aにおける中心磁界に対し
てベースフィルム2の導入出側で反磁界がIfh <た
め、中心磁界で一旦垂直方向に配向された磁性粉末粒子
がベースフィルム2の導出側の反磁界の影響を受けてそ
の配向が乱され、このため磁性塗膜4中の磁性粉末粒子
は充分良好に垂直方向に配向されず、いまひとつ磁気特
性を充分に向上して記録密度を高密度化できない難点が
あった。
そこで、かかる問題を克服する方法として、たとえば、
第10図に示すように、N−3対向値石5a、5aを透
磁性材からなるヨーク8を用いてベースフィルム2の幅
方向両側で連結してなる垂直磁場配向袋rit50を使
用し、N−3対向値石5a、5aの反磁界をヨーク8に
より吸収、減衰して磁性粉末粒子の磁化容易軸を垂直方
向へ配向させ易くし、垂直磁界を大きくして、記録密度
を良好に高密度化することが提案されている。(特開昭
59−139141号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、このようなN−3対向値石5a、5aをヨー
ク8でベースフィルム2の幅方向に連結してなる垂直磁
場配向装置50を用いる方法では、未だ、ベースフィル
ム2の導出側で作用する反磁界を充分に吸収、減衰する
ことができず、特に、磁性塗膜4を形成したベースフィ
ルム2の幅が広い場合は、ヨークが非常に大きくなり、
漏洩する反磁界を防ぐことがきわめて困難で、配向の乱
れを充分に抑制することができない。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明はかかる問題を克服するために鋭意検討を行っ
た結果なされたもので、基体上に磁性塗料を塗布し、次
いで、これを、N−3対向値石によって基体の走行方向
に閉となるように形成した少なくとも1以上の閉磁路の
磁性塗料中に含まれる磁性粉末の保磁力より高い磁界強
度をもつN−8磁界中に導入して走行させ、磁性塗料を
徐々に硬化させながら、走行する基体上の磁性塗料中に
含まれる磁性粉末粒子に正負交互に磁界を作用させて、
基体の走行に伴って前記磁性粉末粒子に作用する正から
負または負から正に反転する磁界の反転を、磁性粉末粒
子がこの磁界反転の作用で回転を開始する前に終了させ
ることによって、磁性粉末粒子を回転することなく、磁
性粉末粒子の磁化の方向のみを反転させ、基体の導出側
で作用する反磁界をも磁性粉末粒子の配向に積極的に利
用して、磁性粉末粒子の磁化容易軸を基体の走行方向に
対して垂直方向に一段と良好に配向させ、高密度記録を
充分に向上させたものである。
以下、この発明を図面を参考にして説明する。
第1図および第2図はこの発明に係る垂直磁場配向装置
の一例を示したもので、この垂直磁場配向装置51は、
磁性tX124を形成したベースフィルム2を挟んで、
N−5対向値石5b、5bおよび5c、5cを適宜間隔
でベースフィルム2の走行方向に配置し、透磁性材から
なるヨーク9および10で、それぞれベースフィルム2
に対して同じ側に配置された磁石5bと5cを連結して
構成されている。
しかして、この垂直磁場配向装置51では、ヨーク9お
よびlOで連結されたN−3対向値石5b、5bおよび
5c、5cによって、ベースフィルム2の走行方向に閉
となる閉磁路が形成され、N−3対向値石5b、5bに
よって加えられた磁界は、N−3対向値石5c、5cに
至ると反転する。このため、この閉磁路中に磁性塗膜4
が設けられたベースフィルム2が導入されると、まずN
−S対向磁石5b、5b間で下向きの磁界が作用して、
磁化容易軸方向に自発磁化をもつ磁性塗膜4中の磁性粉
末粒子は、粒子の磁化のS極が上に向き、N極が下に向
くように回転して配向される。そして、ベースフィルム
2の走行によってN−8対向値石5c、5c間に至ると
、こんどは逆向きで上向きの磁界が作用し、一旦N−3
対向磁石5b、5b間でS極を上に、N極を下にして配
向された磁性粉末粒子に、磁界の反転作用が働く。
従って、ベースフィルム2の走行に伴って磁性粉末粒子
に作用する磁界が、正から負または負から正に反転する
際、粒子自体が回転してN極を上にS極を下に方向を変
えるより早(、粒子の自発磁化の方向を反転させれば、
磁性粉末粒子は磁界反転の作用で回転することもなく、
一旦N−3対向磁石5b、5b間でS極を上に、N極を
下にして配向された磁性粉末粒子は、全く配向を乱すこ
となく、S極を上に、N極を下にして良好に配向される
。特に、ベースフィルム2の走行方向に閉となるように
形成されたこのような閉磁路では、N−8対向値石5b
、5bから放出される反磁界はN−3対向値石5c、5
cの配向磁界を高める働きをし、N−3対向値石5b、
5bから放出される反磁界が無駄なく積極的に磁性粉末
粒子の配向に利用されるため、垂直磁界を一段と大きく
することができ、磁性塗194中の磁性粉末粒子は垂直
方向に一段と良好に配向される。
しかして、ベースフィルム2の走行に伴って磁性粉末粒
子に作用する磁界が反転する際、粒子自体が回転してN
極を上にS極を下に方向を変えるより早く、粒子の自発
磁化の方向が反転するように、ヨーク9およびIOで連
結されたN−3対向値石5b、5bおよび5c、5cの
磁界強度を、磁性塗膜4がN−3対向値石5b、5bか
らN−3対向値石5c、5cに到達した時点で、瞬間的
に磁性塗膜4中の磁性粉末粒子の自発磁化の方向が反転
できる強度とし、また磁性塗膜4を形成する磁性塗料の
粘性を瞬間的に磁性粉末粒子の自発磁化の方向が反転す
る際、この反転磁界によって磁性粉末粒子の回転が起こ
らない程度の粘性にし、さらに磁性塗膜4の走行速度を
瞬間的に磁性粉末粒子の自発磁化の方向が反転されて、
磁性粉末粒子の回転が生じたりする余裕のない速度にす
るのが好ましい。
このように、磁性粉末粒子を回転させることなく磁性粉
末粒子の磁化のみを反転させるため、ベースフィルム1
を挟んで対向配設したN−5対向値石5b、5bおよび
5c、5cの磁界強度は、磁性塗膜4中に含まれる磁性
粉末の保磁力より大きくするのが好ましく、対向磁石に
より発生する磁界強度が、磁性塗膜4中に含まれる磁性
粉末の保磁力より小さくては、磁性粉末粒子の磁化の方
向を瞬間的に反転させることができない。
また磁性塗膜4を形成する磁性塗料の粘性は、ブルック
フィールド型粘度計による測定値で20センチポイズ以
上の粘度を有するものであることが好ましく、磁性塗膜
4の粘度が20センチポイズより低くては、磁性粉末粒
子がきわめて動き易く、N−S対向磁石5c、5cに至
ると磁界の反転により磁性塗膜4中の磁性粉末粒子が回
転してしまう。
さらに磁性塗膜4の走行速度は、1mZ分以上の速度で
あることが好ましく、1m/′分以上であればいくら速
くてもよいが、磁性塗膜4の走行速度が1mZ分より遅
い場合は、磁性粉末粒子が、瞬間的な反転磁界でなく、
緩慢な磁界の変化を受けてN−3対向値石により発生す
る磁場の中をゆっくり移動し、磁性塗膜4中の磁性粉末
粒子の移動速度が遅くなるため、磁界の方向の変化に従
って、磁性粉末粒子自体が反転する磁力を受けて回転し
、一旦配向した磁性粉末粒子の配列が乱れ、磁性粉末粒
子の良好な配向が行えない。
このように、ヨーク9および10で連結されたN−3対
向値石5b、5bおよび5c、5cによって、ベースフ
ィルム2の走行方向に閉となる閉磁路を形成した垂直磁
場配向装置51を使用し、N−S対向磁石5b、5bお
よび5c、5cの磁界強度を、磁性塗膜4中に含まれる
磁性粉末の保磁力より大きくし、磁性塗膜4を形成する
磁性塗料の粘性を、ブルックフィールド型粘度計による
測定値で20センチポイズ以上にして、さらに磁性塗膜
4の走行速度を、in/n/分色上ると、磁性粉末粒子
は、磁性塗15!4中で回転することな(、最初のN−
3対向値石5b、5bによって配向された状態で良好に
磁性塗膜4中に保持され、磁性粉末粒子の磁化の方向の
みが反転して、ベースフィルム2の走行方向に対して垂
直方向に一段と容易かつ良好に配向され、高密度記録が
充分に向上された磁気記録媒体が得られる。
第3図ないし第6図は、このようなベースフィルム2の
走行方向に閉となる閉磁路を少なくとも1以上形成した
垂直磁場配向装置の他の実施例を示したもので、第3図
に示ず垂直磁場配向装置52は、N−3対向値石5d、
5dをl\−スフイルム2と平行に配置し、各N−3対
向磁石5d、5dの両側端にヨーク11.11および1
2.12を連結して、これらのヨーク11.11および
12.12をベースフィルム2を挟んで対向させること
によって、これらヨーク11.11および12.12と
各N−3対向磁石5d、5dとで、ベースフィルム2の
走行方向に閉となる閉磁路を形成している。また第4図
に示す垂直磁場配向装置53は、第1図および第2図の
垂直磁場配向装置51で使用したのと同じN−3対向値
石5b、5bに、門型のヨーク13および14を連結し
、N−S対向磁石5b、5bとともにこれらのヨーク1
3および14をベースフィルム2を挟んで対向させるこ
とによって、これらN−3対向値石5b、5bとヨーク
13および14とで、ベースフィルム2の走行方向に閉
となる閉磁路を形成している。さらに第5図に示す垂直
磁場配向装置54は、第1図および第2図の垂直磁場配
向装置51で使用したのと同じN−3対向値石5b、5
bに、L字型のヨーク15および16を連結し、N−3
対向値石5b、5bとともにこれらのヨーク15および
16をベースフィルム2を挟んで対向させることによっ
て、これらN−3対向値石5b、5bとヨーク15およ
び1Gとで、ベースフィルム2の走行方向に閉となる閉
磁路を形成している。
また第6図に示す垂直磁場配向装置55は、第1図およ
び第2図の垂直磁場配向装置51で使用したのと同じN
−3対向値石5b、5bおよび5c+5cにさらにN−
3対向値石5b、5bを配置してこれらのN−5対向値
石をヨーク17および18で連結し、各N−3対向磁石
5b、5b、5c、5c、5b、5bをベースフィルム
2を挟んで対向させることによって、これらヨーク17
および18と各N−5対向磁石5b、5b、5c。
5c、5b、5bとで、ベースフィルム2の走行方向に
閉となる閉磁路を複数に形成している。
このように垂直磁場配向装置は、特に限定されず、少な
くとも1以上の閉磁路を形成したものであれば、これら
第3図ないし第6図に示す垂直磁場配向袋W、52ない
し55であってもよ(、これらの垂直磁場配向装置52
ないし55を使用した場合も、前記の第1図および第2
図に示された垂直磁場配向装置51を使用したときと同
じ効果が得られる。特に第6図に示す垂直磁場配向装置
55は、ベースフィルム2の走行方向に閉となる閉磁路
を複数に形成しているため、磁性塗膜4中の磁性粉末粒
子の配向が一段と良好になり、一段と高密度記録に通し
た磁気記録媒体が得られる。またこれらの例に示すよう
にヨークの形状および大きさなどは特に限定されず、磁
性塗膜の幅の大小とは無関係にきわめて簡単なものでよ
い。さらにヨークの働きをする透磁性材としては任意に
選択できるが、一般には鉄あるいはパーマロイなどの高
透磁率材料が好ましく用いられる。
第7図は、前記の第1図および第2図に示される垂直磁
場配向袋Wt、51を、塗工機3の直後および乾燥機6
内の乾燥が完了する直前の位置まで、多数配置した例を
示したもので、垂直磁場配向装置51をこのように配置
すると、一定速度で走行されるベースフィルム2上に、
塗工機3で磁性塗料が塗布された後、直ちに塗工[3の
直後に配置された垂直磁場配向装置51に導かれて塗膜
4中の磁性粉末粒子の磁化容易軸が垂直方向に配向され
、次いで、乾燥機6に導入され、乾燥が完了する直前ま
で乾燥tae内に配設された垂直磁場配向装置51で磁
性塗膜4中の磁性粒子の磁化容易軸の垂直方向の配向が
行われるため、磁性塗膜4中の磁性粉末粒子は、一段と
良好かつ確実に配向されて、磁性粉末粒子の磁化容易軸
が一段と良好に垂直方向に配向され、高密度記録が充分
に向上された磁気記録媒体が得られる。
なお、第7図では、磁性塗膜4の硬化を乾燥によって行
う場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、たとえば、磁性塗料をm1i!!する際の結合剤
樹脂として、放射線硬化型樹脂を使用し、放射線の照射
によって磁性塗膜4を硬化する場合でも同様にして、放
射線の照射により磁性塗膜4を硬化しながら、この発明
の磁性粉末粒子の配向処理を行うことができ、この場合
も前記の場合と同様な効果が得られる。
磁性塗料を調製する際、使用される磁性粉末としては、
r−Fe203粉末、Fe3O4粉末、r−Fe203
とFe、o、の中間酸化鉄粉末、Co含含有−Fe20
3粉末、CO合含有e3O4粉末、CrO2粉末、Fe
粉末、F eを主体として各種金属を添加した金属粉末
、CO粉末、Ni粉末、あるいはこれらの合金粉末、六
方晶フェライト粉末など、従来一般に広く使用されるも
のがいずれも好適なものとして使用され、六方晶フェラ
イト粉末としてはバリウムフェライト粉末、ストロンヂ
ウムフェライト粉末、鉛フェライト粉末、カルシウムフ
ェライト粉末、およびこれらのフェライト粉末のFe元
素の一部を他の金属元素で置換したものなどが好ましく
使用される。
また、結合剤樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビニル系
共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、繊維素系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、イソシアネ
ート化合物など従来汎用されている結合剤樹脂が広く用
いられる。
有機溶剤としては、トルエン、メチルイソブチルケトン
、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、テトラヒド
ロフラン、酢酸エチルなど従来から汎用されている有機
溶剤が、単独または二種以上混合して使用される。
なお、磁性塗料中には、通常使用されている各種添加剤
、たとえば、分散剤、潤滑剤、充填剤、帯電防止剤など
を任意に添加使用してもよい。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1 、バリウムフェライト粉末     85重量部(保磁
力800エルステツド 飽和磁化157esu/ g > 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニ  7 〃ルアルコール
共重合体 ポリウレタン樹脂         7 〃三官能性低
分子量イソシアネー  1〜ト化合物 メチルイソブチルケトン     60〃トルエン  
         60〃この組成物をボールミルで4
8時間混合分散して粘度4.0ポイズ(リヨン簡易粘度
計)の磁性塗料を調整した。この磁性塗料を、第1図お
よび第2図で示される垂直磁場配向装置51を第8図に
示す塗工機3と乾燥機6との間に配設した磁気記録媒体
製造装置を使用し、塗工機3で厚さ12μmのポリエス
テルベースフィルム2上に塗布速度10m、/sinで
塗布した0次いで、これが未乾燥状態にある間に、垂直
磁場配向装置51のN−3対向磁石5b、5bおよび5
c、5cとヨーク9および10で構成されたN−3磁界
中に導入出させ、乾燥機6で乾燥して、乾燥厚が4μm
の磁性層を形成した。しかる後、所定の1Jに裁断して
磁気テープをつくった。磁界の強さは、対極間中心のな
す面と磁石端面の交線上で対向磁石と直角方向、すなわ
ちフィルムの走行面が磁石端面を通過するところで走行
方向の磁界を測定し、磁界の強さは磁石間隔により50
00エルステツドに調整して行った。
実施例2 実施例1において、第1図および第2図で示される垂直
磁場配向装置51に代えて、第3図で示゛される垂直磁
場配向装置52を使用した以外は、実施例1と同様にし
て磁気テープをつくった。
実施例3 実施例1において、第1図および第2図で示される垂直
磁場配向装置51に代えて、第4図で示される垂直磁場
配向装置53を使用した以外は、実施例1と同様にして
磁気テープをつくった。
実施例4 実施例1において、第1図および第2図で示される垂直
磁場配向装置51に代えて、第5図で示される垂直磁場
配向装置54を使用した以外は、実施例1と同様にして
磁気テープをつくった。
実施例5 実施例1において、第1図および第2図で示される垂直
磁場配向装置51に代えて、第6図で示される垂直磁場
配向装置55を使用した以外は、実施例1と同様にして
磁気テープをつくった。
実施例6 実施例1において、実施例1で使用した磁気記録媒体製
造装置に代えて、第7図で示される磁気記録媒体製造装
置を使用した以外は、実施例1と同様にして磁気テープ
をつくった。なお、磁性塗膜4は多数配設した垂直磁場
配向装置51で配向処理を行うと同時に熱風乾燥した。
最後の垂直磁場配向装置51は塗膜が外観上溶剤光沢を
失うところとし、その後、残存溶剤を無くするため温度
95℃で充分熱風乾燥した。
比較例1 実施例1において、第1図および第2図で示される垂直
磁場配向装置51に代えて、第1O図で示される垂直磁
場配向装置50を使用した以外は、実施例1と同様にし
て磁気テープをつ(った。
比較例2 比較例1において、第1O図で示される垂直磁場配向装
置50にかえて、第9図で示されるヨークで連結してい
ない独立したN−3対向磁石5a、5aを使用した以外
は、比較例1と同様にして磁気テープをつくった。
各実施例及び比較例で得られた磁気テープについて垂直
方向の保磁力、残留磁化、飽和磁化および角型比をそれ
ぞれ測定した。
下表はその結果である。
〔発明の効果〕
上表から明らかなように、この発明の製造方法で得られ
た磁気テープ(実施例1ないし、6)は、比較例1およ
び2で得られた磁気テープに比し、垂直方向の保磁力、
残留磁化および角型比がいずれも高く、このことから、
この発明の磁気記録媒体の製造方法によれば、磁気特性
に優れ、高密度記録に通した磁気記録媒体が得られるこ
とがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の磁気記録媒体を製造する際に使用す
る垂直磁場配向装置の一実施例を示す斜視図、第2図は
同正面図、第3図ないし第6図は同垂直磁場配向装置の
他の実施例を示す正面図、第7図はこの発明の磁気記録
媒体製造工程のその他の例の概略を示す説明図、第8図
は磁気記録媒体の製造工程の概略を示す説明図、第9図
および第10図は従来の磁気記録媒体を製造する際に使
用する垂直磁場配向装置の斜視図である。 2・・・ベースフィルム(基体)、3・・・塗工機、4
・・・磁性塗膜、5・・・磁場配向装置、51,52,
53.54.55・・・垂直磁場配向装置、5a、5b
、sc、5a・・・N−3対向磁石、6・・・乾燥機、
9.10,11.12.13.14,15,16゜17
.18・・・ヨーク 第 2 図 第3図 第4図 第5図 第61 第 8 図 第9図 第10図 n

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、基体上に磁性塗料を塗布し、次いで、これを、N−
    S対向磁石によって基体の走行方向に閉となるように形
    成した少なくとも1以上の閉磁路の磁性塗料中に含まれ
    る磁性粉末の保磁力より高い磁界強度をもつN−S磁界
    中に導入して走行させ、磁性塗料を徐々に硬化させなが
    ら、走行する基体上の磁性塗料中に含まれる磁性粉末粒
    子に正負交互に磁界を作用させて、基体の走行に伴って
    前記磁性粉末粒子に作用する正から負または負から正に
    反転する磁界の反転を、磁性粉末粒子がこの磁界反転の
    作用で回転を開始する前に終了させ、磁性粉末粒子を回
    転させることなく、磁性粉末粒子の磁化の方向のみを反
    転させて、磁性粉末粒子の磁化容易軸を基体の走行方向
    に対して垂直方向に配向させることを特徴とする磁気記
    録媒体の製造方法
JP8746786A 1986-04-16 1986-04-16 磁気記録媒体の製造方法 Pending JPS62243128A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019203204A1 (ja) * 2018-04-18 2019-10-24 国立大学法人京都大学 配向体装置及び配向体製造方法

Cited By (2)

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WO2019203204A1 (ja) * 2018-04-18 2019-10-24 国立大学法人京都大学 配向体装置及び配向体製造方法
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