JPS62242399A - 建屋磁気シ−ルド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建屋磁気シールド装置に関するものであり
、さらに詳しくいうと、磁気共鳴装置用の高磁界マグネ
ットを収納した室内Ｋ、均一な磁界出力を得るための建
屋磁気シールド装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来の建屋磁気シールド装置を示し、図におい
て、マグネット（１）を収納したマグネット室（２）の
側壁（３）および天井（りの内側に鉄板などでなる磁気
シールド（３−）が配置されている。（Ｉ−）はマグネ
ット室（２）の床面である。

一般に磁気共鳴装置に使用されるマグネツ）　（１）は
、内部に人間が入れる程度の大きさで、θ／〜２Ｔ程度
の高磁界を発生する。また、マグネット（１）の磁界は
、マグネツ）　（１）の内部の中央付近でｌ１００ｒＩ
Ｌ球程度の領域で１０ｐＩｎ程度の高均一磁界を発生す
る。したがって、マグネット（１）の外部に広 は高磁場領域が高範囲に広がるため、磁気をきらうコン
ピュータ記憶装置、モニタテレビ等に悪影譬を与える。

さらに、外部の磁性体の影響を受け、均一度が変化する
等の問題がある。これら問題を解決するため、第３図に
示したような鉄板などの強磁性体でなる磁気シールド（
り）を設け、マグネット（１）から発生する磁界がマグ
ネット室（２）外へ漏洩するのを少なくすると同時に、
マグネット室（２）外からマグネット室（，２）内に侵
入する外部磁性体、特に、移動する磁性体の影響を遮へ
いするよ５Ｋｔ。

ている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上のような従来の建屋磁気シールド装置は、マグネッ
ト室の瞳および天井部に磁性体でなる磁気シールドを設
けていたため、マグネットに対する外部磁界の対称性が
無く、マグネット磁界出力の均一性を乱す問題点があっ
た。また、床下にも室がある場合には、その室に磁界の
影響を与えるという問題点もあった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、マグネットに対する外部磁界の対称性を確保
することができる建屋磁気シールド装置を得ることを目
的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る建屋磁気シールド装置は、マグネット室
の床面下にもマグネットに対する外部磁界の対称性を確
保する磁性体を備えている。

〔作用〕

この発明においては、床面下に設けた磁性体が、マグネ
ットに対し、天井、壁部に設けた磁気シールドと磁気結
合して、外部磁界の対称性を確保する。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示し、図において床面（
６）の下にマグネット（１）に対する外部磁界対称性確
保用の磁性体（り）を配設する。この磁性体（７）は、
磁気シールド（幻と同一の材質および厚さを有する鉄板
などの磁性体であり、さらにマグネット（１）の磁界中
心を通る、水平、垂直各面で磁気シールド（＆）と磁性
体（ワ）の双方にて幾何学的対称性を有するように構成
されている。

その他、第３図におけると同一符号は同一部分を示して
いる。

以上の構成により、磁気シールド（り）と床面下に設け
られた磁性体（り）とで、マグネット（１）に対する外
部磁界の対称性が確保されているので、マグネット（１
）の出力磁界の均一度を損うことなく、マグネット（１
）の発生する磁界のマグネット室（，２）外への漏洩低
減およびマグネット室（２）外に侵入する外部磁界の遮
へいが達成される。

なお、上記実施例では、床面下に設ける磁性体（り）を
、マグネット（１）に対し磁気シールド（り）と幾何学
的に対称なものとしたが、この磁性体は、磁気シールド
（り）と磁気的に対称となるものであればよい。すなわ
ち、磁性体（ワ）の垂直部分に対して磁気的等個性を有
するよ５に、第一図に示すような、周縁部（ｔｙａ）を
厚くした平板状の磁性体（１７）を床面（Ａ）の下に埋
設してもよい。その他、第１図におけると同一符号は同
一部分を示している。

この実施例では、マグネツ）　（１）の磁束は厳密には
対称とならないが、対称性確保用の磁性体（１７）を設
けたことＫよって磁束の流れに対称さが増し、マグネッ
ト（ハ中心部の高均一磁界空間の乱れへの影響を小さく
することが可能となり、そのため、例えば、磁界補正用
コイルの出力を小さくするととができる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、磁気シールドと磁性
一体がマグネットに対し磁気的に対称となるように配置
１〜たので、均一度の高いマグネット磁界出力を得られ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の正断面図、第２図は他の
実施例の正断面図、第３図は従来の建屋磁気シールド装
置の正断面図である。 （１）・・マグネット、（２）・・マグネット室、（３
）・・側壁、（り）・・天井、（り・・磁気シールド、
（４）・・床面、（ｙ）Ｏ７）・・外部磁界対称性確保
用の磁性体。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気共鳴装置用のマグネットが収納されたマグネ
   ット室の側壁および天井に配置された磁気シールドと、
   前記マグネット室の床面下に配設され前記マグネットに
   対する外部磁界対称性確保用の磁性体を備えてなる建屋
   磁気シールド装置。
2. （２）マグネットに関し、磁気シールドと幾何学的対称
   をなす磁性体を備えた特許請求の範囲第１項記載の建屋
   磁気シールド装置。
3. （３）磁性体が磁気シールドと幾何学的対称をなす磁性
   体に対して磁気等価性を有する平板状の別の磁性体であ
   る特許請求の範囲第２項記載の建屋磁気シールド装置。