JPH11104109A - 磁場発生装置 - Google Patents
磁場発生装置Info
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- JPH11104109A JPH11104109A JP9274029A JP27402997A JPH11104109A JP H11104109 A JPH11104109 A JP H11104109A JP 9274029 A JP9274029 A JP 9274029A JP 27402997 A JP27402997 A JP 27402997A JP H11104109 A JPH11104109 A JP H11104109A
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- Japan
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- iron frame
- field generator
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Abstract
恐怖感を抑え、かつ広範囲から磁気回路内部へのアクセ
スが可能である磁場発生装置を提供する。 【解決手段】 厚み方向に磁化され、C形継鉄枠内面に
対向配置された一対の円板状或いはリング状の永久磁石
10と、この永久磁石の対向面に設けられた環状突起1
5を有する磁極片14からなる磁場発生装置において、
C形継鉄枠の柱部分の横幅Wが磁極片の半径Rより小さ
いことを特徴とする磁場発生装置。
Description
な磁場を発生させる装置に関するものである。本発明は
核磁気共鳴を利用したコンピュータ断層撮影装置( MRI
装置)に用いて最適である。
均一性に大きく影響を受けるため均一磁場を広範囲に発
生させる必要がある。均一磁場を広範囲に得る装置とし
て、厚み方向に磁化され、継鉄枠内面に対して対向配置
された一対の円板状或いはリング状の永久磁石と、この
永久磁石の対向面に設けられた環状突起を有する磁極片
からなる磁場発生装置が知られている。図2は、従来の
磁場発生装置を用いた MRI装置を示すもので、これは円
板状磁石20と閉磁路を形成する4本柱構造の継鉄枠2
2及び均一磁場を広範囲に発生させる環状突起25を有
する磁極片24で構成されている。26は患者、28は
磁石の磁化方向を表わしている。装置内部の患者へのア
クセスできる範囲は、装置の中心と装置の柱間の開き角
度θ内にあるので、以下これをアクセス角度とする。従
来の MRI装置では図2に示すように、患者は磁極片の間
の狭い空間に置かれるため、圧迫感や恐怖感におそわれ
る。これを避けるために磁極間隔を広くとると、使用さ
れる磁石の量が増え、経済的な欠点や装置の大型化の問
題が生じてくる。そこで、患者への圧迫感を少なくし、
検査技師が装置内部の患者の様子を見やすくするため
に、柱の数を減らす工夫が進められてきた。例えば、図
3に示すように継鉄枠32を2本柱構造としたり、図4
(c)に示すように、継鉄枠42のヨーク形状をC形と
して柱の数を減らすことで、アクセス角度θを大きくと
ることが提案された。しかし、2本柱にしたところで、
アクセス角度はたかだか 180度以下である。板状のC形
継鉄枠にすればアクセス角度は 180度以上にできるが、
継鉄枠の構造が片持ちになるために、C形のコーナー部
分43に応力が集中して機械的な強度不足となってしま
う。
を大型化することなく、患者の圧迫感や恐怖感を抑えた
MRI装置に最適な磁場発生装置を提供することである。
鑑み、鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成させるに至
った。すなわち本発明の要旨は、厚み方向に磁化され、
C形継鉄枠内面に対向配置された一対の円板状或いはリ
ング状の永久磁石と、この永久磁石の対向面に設けられ
た環状突起を有する磁極片からなる磁場発生装置におい
て、C形継鉄枠の柱部分の横幅が磁極片の半径より小さ
いことを特徴とする磁場発生装置にある。これにより、
患者の圧迫感や恐怖感を抑え、かつ広範囲から磁気回路
内部へのアクセスが可能となる。
明する。図1は本発明の磁場発生装置を用いた MRI装置
の一例を示すもので、円板状磁石10と閉磁路を形成す
るC形の継鉄枠12及び磁極片14で構成されている。
磁極片14の表面には、より広範囲に均一な磁場を発生
させるように突起15が設けられている。この磁場発生
装置において、継鉄枠の柱部分の幅Wを、磁極片14の
半径R(=D/2)より小さくすることにより、アクセス
角度θを従来より大きくすることができる。
小限の断面積Sを維持しつつ、磁石の磁束を十分通すた
めに継鉄枠の柱部分の幅Wを小さくして、その分だけ厚
みTを大きくとり、C形継鉄枠の断面比T/Wを大きく
することによって機械的強度を高めることができる。
を、Br(残留磁束密度)=13.2kG、BHmax(最大エネルギ
ー積)=42MGOeの Nd-Fe-B磁石、継鉄枠及び磁極片は構
造用炭素鋼 (SS41) として MRI装置を形成した。この場
合、磁極片間の距離を 500mmとして、空隙の中央部のφ
300mmの球空間で 50ppm以下の均一な磁場を得るための
条件は、磁石重量 1400kg 、磁場強度 2030G、アクセス
角度θ= 320度であった。
の磁場発生装置を用いた以外は、磁石、継鉄枠、磁極片
の材質を実施例と同様にして行った。なお、磁束を通す
のに必要な柱の最小限の断面積Sは、継鉄枠の形状にか
かわらず同じとした。φ 300mm球の空間で均一な磁場を
得るための条件は、磁石重量 1400kg 、磁場強度 2080
G、アクセス角度θ= 100度であった。
置を用いた以外は、磁石、継鉄枠、磁極片の材質を比較
例1と同様にして行ったところ、磁石重量 1400kg 、磁
場強度 2070G、アクセス角度θ= 130度であった。
置を用いた以外は、磁石、継鉄枠、磁極片の材質を比較
例1と同様にして行ったところ、磁石重量 1400kg 、磁
場強度 2050G、アクセス角度θ= 270度であった。以上
から、本発明で磁場均一性を損なうことなく、磁石重量
を増やすことなくアクセス角度を大きくとれることがわ
かる。また、患者から見える柱が小さくなったために狭
い空間に置かれたときの圧迫感がなくなる。さらに継鉄
枠の重量を増やすことなく機械的強度が高められる。
なく、患者の圧迫感や恐怖感を抑えたMRI装置を提供で
きる。
であり、(a)は上面図、(b)はAA面の断面図、
(c)は継鉄枠の斜視図である。
による MRI装置の模式図であり、(a)は上面図、
(b)はBB面の断面図である。
による MRI装置の模式図であり、(a)は上面図、
(b)はCC面の断面図である。
MRI装置の模式図であり、(a)は上面図、(b)はD
D面の断面図、(c)は継鉄枠の斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 厚み方向に磁化され、C形継鉄枠内面に
対向配置された一対の円板状或いはリング状の永久磁石
と、この永久磁石の対向面に設けられた環状突起を有す
る磁極片からなる磁場発生装置において、C形継鉄枠の
柱部分の横幅が磁極片の半径より小さいことを特徴とす
る磁場発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9274029A JPH11104109A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 磁場発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9274029A JPH11104109A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 磁場発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11104109A true JPH11104109A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17535974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9274029A Pending JPH11104109A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 磁場発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11104109A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-10-07 JP JP9274029A patent/JPH11104109A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050420 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050425 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050624 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050907 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060106 |