JPH01312805A - 磁気シールドルーム - Google Patents

磁気シールドルーム

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JPH01312805A
JPH01312805A JP63141693A JP14169388A JPH01312805A JP H01312805 A JPH01312805 A JP H01312805A JP 63141693 A JP63141693 A JP 63141693A JP 14169388 A JP14169388 A JP 14169388A JP H01312805 A JPH01312805 A JP H01312805A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic flux
joint
room
mri
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Pending
Application number
JP63141693A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Furukawa
浩 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP63141693A priority Critical patent/JPH01312805A/ja
Publication of JPH01312805A publication Critical patent/JPH01312805A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は漏洩磁束の少ない磁気共鳴イメージング肢凶用
磁気シールドルームに関する。
(従来の技術) 周知のように、磁気共鳴イメージング装置(MRl)は
、静磁場中に配置された被検体に対しスライシング用、
エンコーディング用及びリーディング用の各(噴斜磁場
と励起用高周波磁場とを印加して磁気共鳴現象を生じさ
せしめるとともに、この磁気共鳴現象により得られる磁
気共鳴信号を収集してスペクトル分析や画像再構成処理
を行い、これ等の処理結果をCRT等の画面上に表示す
るようになされている。
このようにして、生体内部の観察、病変部の診断等を行
うMRIは、磁気共鳴現象を利用するため0.5Tから
2丁に及ぶ強磁場を用いる。
このような強磁場の外部への漏洩を防ぐため純鉄、ケイ
素鋼板等の磁気シールド板を用い磁気シールドルームを
設け、MRI用磁石を収納することが行われている。
その場合、外部への磁気漏洩を防ぐという点からは一体
の磁気シールド板でシールドルームを作製することが望
ましいがそれは技術的に困難なので、全体を複数の磁気
シールド板に分けて作製することが行われている。
この場合磁気特性の改善のため行う熱処理により生じる
各シールド板形状の歪等のため、複数の磁気シールド板
を接合してシールドルームとするとき、接合部に間隙の
生じることは避けられず、接合部において大きな磁束漏
洩が生じる。
また従来、MRI用磁気シールドルームの稜部、角部の
構成については特に考慮がなされず、磁気シールド板ど
うしは互い直角をなすように配置されていた。
第7図および第8図に、従来技術により厚さ60mmの
純鉄製シールド板を用い高さ3m、幅5I11゜奥行8
mのMRI用磁気シールドルームを設け2丁のMRI用
磁石5を収納した場合の外部への漏洩磁束分布の様子を
示す。
第8図は第7図の一つの稜部Cの周囲の漏洩磁束分布を
示すものである。5Gラインが稜部Cよりほぼ21のと
ころまで達している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこのような従来技術には、磁気シールド板
接合部に空隙が生じ磁気抵抗が増加し、したがってシー
ルド効果が十分でなく、接合部特に第7図および第8図
に示すように稜部での漏洩磁束の広がりが大きく、この
ため磁気シールドルームの外部に設置されたCRTの画
像が歪んだり、撮像管や、リレーを有し定電圧のパルス
を周期的に発生するペースメーカ等の装置の誤動作を招
くという問題がある。
本発明は漏洩磁束が小さく、特に稜部や角部での11!
洩磁束の広がりの小さいMRI用磁気シールドルームを
提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の磁気シールドルー
ムでは、磁気シールド板接合部に高透磁率材料製の継ぎ
板を設け、あるいは/および稜部が面取り構造をもつよ
うに磁気シールド板を配置するものである。
(作用) 上記のように構成された磁気シールドルームにおいては
、その磁気シールド板接合部には高透磁重装の継ぎ板が
設けられ、磁束は当該継ぎ板を経由して流れ、従来技術
のような大きな磁束漏洩を生じることはない。また、稜
部を面取り構造を有するように形成するのでこの部分の
周囲での漏洩磁束も、従来技術に比べ大幅に減少する。
(実施例) 以下、実施例について図面を参照しながら説明する。
第1図(a >ないし第1図(0)に示されるのは、磁
気シールド板の接合部Aに磁束の通路として幅20Cr
Aの純鉄性継ぎ板1を施したMRI用磁気シールドルー
ムである。符号AおよびBはそれぞれ磁束φに対し直角
方向および同一方向にある磁気シールド板接合部を示す
第2図は、該MRI用磁気シールドルームにあける磁気
シールド板接合部Aの断面図を示づ°。
本実施例の磁気シールドルームはシールド材として厚さ
60Illlの純鉄板を用いその形状は高さ3I、幅5
1、奥行8mの直方体であり、2TのMR1用磁石5を
収納している。
なお、当該磁気シールドルームは地下室に設けられるも
のであり、下方向の磁気シールドは必要がないので、水
平方向4面および上方向1面の計5面に磁気シールドが
施される。
また、第2図に示されるように磁束φは継ぎ板1を介し
流れるので、従来技術のように接合部での磁気抵抗の増
大、および磁束漏洩の増大の問題を生じることはない。
一般に該継ぎ板1の幅W1はシールド板の厚さtの3倍
程度以上あれば十分である。
本実施例においては、継ぎ板は第1図(a )ないし第
1図(C)に示されるように、磁束と直角方向にあるシ
ールド材接合部Aに設けられ、磁束と同一方向にある接
合部Bには設けられていない。
磁束方向の接合部Bの存在は本来殆んど磁気抵抗を増加
させないから、特に継ぎ板1を設ける必要がないからで
ある。
継ぎ板1の設置方法としては種々のものを用いることが
できるが本実施例においてはボルトおよびナツトを用い
シールド板に固定する。
また、継ぎ板1は補強板としての機能をも果すものであ
り、特に磁気シールド板が薄いときこの効果は顕著なも
のとなる。
第3図(a )ないし第3図(C)に本発明の第2の実
施例の稜部に面取り構造を設けたMRI用磁気シールド
ルームを示す。
第4図に本実施例のMRI用磁気シールドルームの稜部
Cの構成を示す。
本実施例においても、シールド板に純鉄を用いること、
その厚さ、またシールドルームの形状、収納するMRI
用磁石の強さ等は前記第1の実施例の場合と同様である
第3図および第4図に示されるように面取りを行うこと
により稜部での漏洩磁束を従来技術に比べ大幅に減少さ
せることができる。
それは、従来技術によるMRI用磁気シールドルームの
稜部近傍においては、第7図および第8図に示されるよ
うに各シールド面の端部に磁化が生じ、大ぎな漏洩磁束
が生じることとなるが、本発明に従い稜部に面取り4A
造を設けたことにより、磁化を稜部から分散させ、漏洩
磁束を少なくすることができるからである。
また、面取りの幅、すなわち第4図のW2、はほぼ11
である。
一般に漏洩磁束の減少という点からは、シールドルーム
の形状は球に近いことが望ましく、したがって面取りの
幅W2もある程度大きいことが望ましいが、それはシー
ルドルーム容積あるいは、利用可能空間等の面から制約
を受ける。すなわち、面取りの幅W2を大きくしすぎる
と、シールドルーム容積を減少させ、MRIのため利用
可能な空間が十分とれなくなってしまう。
本実施例の場合、面取りの幅は1111としたが、50
cI程度としても本発明の効果は殆んど変りなく実現さ
れる。通常、前記面取りの幅W2としては50CII程
度以上あれば十分である。
第5図および第6図に、本発明の第3の実施例のMRI
用磁気シールドルームを示す。
第6図は該磁気シールドルームの面取り構造の設けられ
た稜部の構成を示す図である。
本実施例のMRI用磁気シールドルームは、磁束に直角
方向の純鉄製シールド板接合部Aに幅20CI11の純
鉄製継ぎ板1を設けており、また稜部には第5図および
第6図に示されるよう面取り構造が設けられている。
該磁気シールドルームの大きさ、磁気シールド板の厚さ
等は前記第1の実施例の場合と同様である。
第6図には漏洩磁束が5Gの線が示されている。
第6図に示されるように稜部Cでの5Gラインの広がり
は本実施例ではほぼ11Ilであり、従来技術による前
記、磁気シールドルームでほぼ211であったのに比べ
大幅に減少している。
すなわち、磁気シールド板接合部Aに純鉄の継ぎ板を設
けたことにより、磁気抵抗が減少し接合部Aでの漏洩磁
束が減少し、また各稜部において面取りを施し、接合部
に継ぎ板を設けることにより、磁化の発生を軽減し、磁
化を稜部から分散させるので漏洩磁束を減少させること
ができる。
以上3つの実施例においては、シールド板接合部に対す
る継ぎ板は純鉄製であったが、一般に高透磁率材料は好
適に用いることができる。例えば、ケイ素鋼等を用いて
もよい。
「発明の効果」 本発明のMRI用磁気シールドルームは、以上説明した
ように構成されているので、以下に述べるような効果を
奏する。
磁気シールド板接合部に高透磁率材料の継ぎ板を設ける
ので、磁気抵抗を減少させ、漏洩磁束を減少させること
ができる。
また、磁気シールドルームの稜部に面取りを、、施ずの
で、この部分での漏洩磁束の広がりを小さくすることが
できる。
したがって本発明によりMRI用磁気シールドルームを
作製すれば、従来技術に比べ大幅に漏洩磁束を減少させ
ることができ、外部計器、例えばCRTモニタ、撮像管
等外部に設置された機器に及ぼす悪影菅を大幅に減少さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a )ないしくC)はぞれぞれ本発明の第1の
実施例のMRI用磁気シールドルームの上面図、側面図
、正面図、第2図は該第1の実施例のMRI用磁気シー
ルドルームの磁束方向に垂直な磁気シールド板接合部の
断面図、第3図<a >ないしくC)はそれぞれ本発明
の第2の実施例のMRI用磁気シールドルームの上面図
、側面図、正面図、第4図は該第2の実施例のMRI用
磁気シールドルームの稜部の構成図、第5図(a >な
いしくC)はそれぞれ本発明の第3の実施例のMRI用
磁気シールドルームの上面図、側面図、正面図、第6図
は該第3の実施例のMRI用磁気シールドルームの稜部
の構成および漏洩磁束分布を示す図、第7図は従来のM
RI用磁気シールドルームおよびその漏洩磁束分布を示
す図、第8図は該磁気シールドルームの稜部の構成およ
び漏洩磁束分布を示す図である。1・・・接合部継ぎ扱
3・・・磁気シールド板 5・・・MRI用磁石 A・・・磁束方向に垂直な接合部 B・・・磁束方向に平行な接合部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の磁気シールド板を接合して形成され、磁気
    共鳴イメージング装置において発生する磁束が外部へ漏
    洩するのを防止する磁気シールドルームであって、稜部
    が面取り構造をもつように磁気シールド板が配置され、
    磁気シールド板接合部に高透磁率材料製の継ぎ板が設け
    られた構造をもつことを特徴とする磁気シールドルーム
  2. (2)複数の磁気シールド板を接合して形成され、磁気
    共鳴イメージング装置において発生する磁束が外部へ漏
    洩するのを防止する磁気シールドルームであって、稜部
    が面取り構造をもつように磁気シールド板が配置された
    構造をもつことを特徴とする磁気シールドルーム。
  3. (3)複数の磁気シールド板を接合して形成され、磁気
    共鳴イメージング装置において発生する磁束が外部へ漏
    洩するのを防止する磁気シールドルームであって、磁気
    シールド板接合部に高透磁率材料製の継ぎ板が設けられ
    た構造をもつことを特徴とする磁気シールドルーム。
JP63141693A 1988-06-10 1988-06-10 磁気シールドルーム Pending JPH01312805A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009111031A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Nippon Steel Engineering Co Ltd 磁気シールド装置、着磁装置、及び磁気シールド装置の製造方法
JP2017199871A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 新科實業有限公司SAE Magnetics(H.K.)Ltd. 電子部品モジュールおよびその製造方法

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