JPS62241750A - 自動車のシ−トベルト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車のシートベルト装置に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

上記シートベルト装置の従来技術として、第５図に示し
たものがある。このシートベルト装置は、車輌のセンタ
ピラー１の下部に巻取装置２を取付け、その巻取装置２
から上方に引き出したウェビング３をセンタピラー１の
中間部に取付けたウェビングガイド４の挿入孔４ａに挿
通して折り返し、その先端を上記センタピラー１の下部
にアンカー５を介して係止しである。

また、ウェビング３には、ウェビングガイド４とアンカ
ー５との間にタングプレート６をスライド可能に設け、
そのタングプレート６の係脱用バックル！ａ　置？をシ
ート８の側面等に取付けである。

上記の構成から成るシート装置において、タングプレー
ト６をバックル装置７に係合すると、タングプレート６
とウェビングガイド４間のウェビング３がシート８に着
座する乗員の上半身に斜めにかかり、またタングプレー
ト６とアンカー５間におけるウェビング３が腹部の下部
にかかるため、衝突時の街Ｗｌをウェビング３で受ける
ことができ、怪我の防止に効果を挙げる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、上記従来のシートベルト装置においては、セ
ンタピラー１にウェビングガイド４を固定した構成であ
るため、ウェビングガイド４とバックル装置７に係合し
たタングプレート６間のウェビング３の傾き角度が一定
する。このため、乗員の体格に応してウェビング３の係
合位置が異なり、小さな子供に対しては、ウェビング３
が首にかかり、きわめて危険である。

そこで、この発明は上記の不都合を解消し、シートベル
ト装置の安全性を高めることを技術的課題としている。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の課題を解決するために、この発明は、ウェビング
ヘルドを挿通したウェビングガイドを高さ調整可能に設
けた構成としたのである。

〔作用〕

上記ウェビングガイドを高さ調整することにより、その
ウェビングガイドとバックル装置に係合したタングプレ
ート間のタングプレートの傾きが変化する。そこで、乗
員の体型に応じてウェビングガイドの高さを調整するこ
とにより、その乗員に対し°ζ適正な位置にウェビング
を係合させることができる。

〔実施例〕

以Ｆ、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

なお、この発明に係るシートベルト装置と、先に述べた
第５図の従来例のシートベルト装置とはウェビングガイ
ドの支持部において相違するのみであるため、第５図を
援用し、上記ウェビングカイトの支持部の構成を以下に
説明する。

第１図および第２図に示すように、センタピラー１の中
間部にはコの字形支持プレート９の両側に設けた取付板
１０が固定されている。

上記支持プレート９には、複数の係合孔１１が上下に所
要の間隔をおいて設けられ、各係合孔１１の上部に大径
の差し込み孔１２が形成されている。

実施例で示す係合孔１１は上下に長く、その下端が横向
きに曲がる略り字形のものを示したが、係合孔１１の形
状はこれに限定されるものではない。

ウェビング３を挿通したウェビングガイド４′の背面に
は、上記保合孔１１に沿ってスライド可能な突軸１３が
取付けられ、その突軸１３の先端に設けた係合板１４は
、差し込み孔１２に対して抜き差し可能になっている。

いま、係合板１４を差し込み孔１２に挿入し、その係合
板１４が支持プレート９の背面に臨む状態において、突
軸１３を係合孔１１に沿ってスライドさせることにより
、係合板１４の外周部が支持プレート９の背面に係合し
、支持プレート９に対してウェビングガイド４′を取付
けることができる。

上記保合孔１１は支持プレート９の上下方向に複数設け
られているため、ウェビングガイド４′は、係合孔１１
の形成位置に応じてその取付は高さを調整することがで
きる。そこで、ウェビングガイド４′の取付位置を変え
ることにより、そのウェビングガイド４′とバックル装
置７に係合したタングプレート６間のウェビング３の傾
き角度が変わり、ウェビングガイド４′の取付位置を任
意に選ぶことによって、ウェビング３を乗員の体型に応
じて適正な位置に係合させることができる。

第３図および第４図は、ウェビングガイド４′の支持部
の他の実施例を示し、センタピラー１に取付けた支持プ
レート９′には上下に長いガイド溝１５が形成され、そ
のガイド溝１５に沿ってスライド可能に嵌合したスライ
ダ１６は、ガイド溝１５の開口部両側に設けた突条１７
によって抜は止めされている。このスライダ１６にはね
じ軸１８が設けられ、そのねじ軸１８にねじ係合したナ
ンド１９を締付けることにより、そのナツト１９とスラ
イダ１６とで上記突条１７を挾持することができ、スラ
イダ１６を任意の位置に固定することができる。

上記ナンド１９は、表面に支持軸２０を備え、その支持
軸２０の先端にねじ軸２１が設けられている。支持軸２
０にはウェビングガイド４′に形成した孔２２が嵌合さ
れ、上記ねし軸２１にねじ係合したロックナツト２３の
締付けによって、つェビングガイド４′が抜は止めされ
ている。

この実施例においては、ガイド溝１５に沿ってスライダ
１６を移動させることができるため、そのスライダ１６
の（多動によってウェビングガイド４′を任意に高さ調
整することができ、ナツト１９の締付けによってウェビ
ングガイド４′を調整位置に固定することができる。

したがって、この実施例においても、ウェビング３を乗
員の体型に応じて適正な位置に係合させることができる
。

〔効果〕

以上のように、この発明においては、ウェビングを挿通
したウェビングガイドを上下方向に位置調整可能に設け
たので、そのウェビングを高さ調整することにより、ウ
ェビングガイドとバックル装置に係合したタングプレー
ト間のウェビングを乗員の体型に応じた適正な位置に係
合させることができ、きわめて安全である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係るシートベルト装置の一実施例
を示す支持プレートとウェビングガイドの分解斜視図、
第２図は同Ｆの結合状ＩＩを示す断面図、第３図は同上
の他の実施例を示す正面図、第４図は同上の横断平面図
、第５図は従来のシートベルト装置を示す斜視図である
。 ２・・・・・・巻取装置、３・・・・・・ウェビング、
４′・・・・・・ウェビングカイト、４ａ・・・・・・
挿入孔、５・・・・・・アンカー、６・・・・・・タン
グプレート、７・・・・・・バックル装置、８・・・・
・・ソート。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シートの一側方に巻取装置に配置し、この巻取装置から
   引き出したウェビングを車輌内部に取付けたウェビング
   ガイドの挿入孔に挿通して折り返し、その折り返し部に
   設けたスライド可能なタングプレートをシートの他側方
   に設けたバックル装置に対して着脱させるようにした自
   動車のシートベルト装置において、前記ウェビングガイ
   ドを高さ調整可能に取付けたことを特徴とする自動車の
   シートベルト装置。