JPS62240642A - 3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシ芳香族カルボニル化合物の製造方法 - Google Patents

3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシ芳香族カルボニル化合物の製造方法

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JPS62240642A
JPS62240642A JP61082800A JP8280086A JPS62240642A JP S62240642 A JPS62240642 A JP S62240642A JP 61082800 A JP61082800 A JP 61082800A JP 8280086 A JP8280086 A JP 8280086A JP S62240642 A JPS62240642 A JP S62240642A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、アルキル置換フェノール類を酸化して3.5
−ジアルキル−4−ヒドロキシ芳香族カルボニル化合物
を!!4造するための製造方法に関する。発明の技術的
背景ならびにその間一点下記式[I]に代表されるアル
キル置換フェノール類を特定の条件下で酸化すると、酸
化カップリング反応により下記式[II]および下記式
[mlに示すようなビフェノール類および下記式[IV
]に示すようなジフェノキノン類が生成することが知ら
れており、この際副生成物として下記式[V]に示づよ
うな3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシ芳香族カルボ
ニル化合物(以下、芳香族カルボニル化合物ということ
がおる)が得られている。
上記の式中R1およびR2は炭素数1〜6のアルキル基
であり、R3は水素原子または炭素数1〜3のアルキル
基を示す。
ところで、上記式[V]で示される芳香族カルボニル化
合物は、ポリマー原料としての用途が期待されているが
、上述のごとく、アルキル置換フェノール類を通常の条
件下で酸化すると、ビフェノール類およびジフェノキノ
ン類が主として生成し、芳香族カルボニル化合物はごく
わずかしか生成しない。
このため、アルキル置換フェノール類の酸化によって、
上記式[V]で示される芳香族カルボニル化合物を選択
的に高収率で製造しようとする試みもなされており、た
とえばJournal of Org。
Chem、 30.989(1965)には、アルキル
置換フェノール類の酸化反応を、酸化剤として2,3−
ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(DD
Q>を用いて行なうことにより芳香族アルデヒド類が得
られると報告されている。ところがこの方法では、DD
Qなどの特殊な酸化剤が用いられており、工業的に芳香
族カルボニル化合物を製造することはできないという問
題点があった。
また、Bull、of、Chem、Soc、of Ja
pan  52.(2)631 (1979)には、ア
ルキル置換フェノール類の酸化反応を銀、パラジウム、
銅などの金属のアセテートを触媒として用いて行なうこ
とによって、60〜80%の収率で芳香族カルボニル化
合物が得られると報告されている。ところがこの方法で
も、高価な貴金属塩を触媒として用いており、しかも芳
香族カルボニル化合物の収率も必ずしも高いとは言えな
いという問題点があった。
本発明者らは、アルキル置換フェノール類を酸化して高
収率で芳香族カルボニル化合物を製造すべく鋭意研究し
たところ、アルキル置換フェノール類の酸化によってビ
フェノール類およびジフェノキノン類を製造する反応に
おいて、特定の溶媒系を用いることによって芳香族カル
ボニル化合物が高収率で得られることを見出して本発明
を完成するに至った。
1肌り旦仰 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を解決
しようとするものであって、アルキル置換フェノール類
から3.5−ジアルキル−4−ヒドロキシ芳香族カルボ
ニル化合物を高収率で得るための方法を提供することを
目的としている。
及肌二且1 本発明に係る3、5−ジアルキル−4−ヒドロキシ芳香
族カルボニル化合物の製造方法は、下記式〔I〕で示さ
れる2、4.6− トリアルキルフェノール類を金属塩
触媒および溶媒の存在下に酸化させて下記式〔V〕で示
される3、5−ジアルキル−4−ヒドロキシ芳香族カル
ボニル化合物を製造するに際して、触媒としてマンガン
、鉄、銅、セリウム、バナジウム、モリブデン、パラジ
ウムからなる群から選ばれた少なくとも1種の金属の塩
を用い、溶媒としてアルコール類とアミド結合を有する
化合物との混合物を用いることを特徴としている。 本
発明によれば、触媒として特定の金属塩触媒を用い、ま
た溶媒としてアルコール類とアミド結合を右りる化合物
との混合物を用いて、2.4.6−トリアルキルフェノ
ール類を酸化させているため、このフェノール類から高
収率および高選択率で3,5−ジアルキル−4−ヒドロ
キシ芳香族カルボニル化合物が生成する。
なお、上記の反応において本発明で特定する触媒および
溶媒系を用いなければ、3,5−ジアルキル−4−ヒド
ロキシ芳香族カルボニル化合物を高収率および高選択率
で製造することばできない。
発明の詳細な説明 以下本発明に係る3、5−ジアルキル−4−ヒドロキシ
芳香族カルボニル化合物の製造方法を実施例も含めて具
体的に説明りる。
本発明において原料として用いられるアルキル置換フェ
ノール類は下記一般式[I]で示される。
H (式中、R1およびR2は同一であっても異なっていて
もよく、炭素数1〜4のアルキル基であり、R3は水素
原子または炭素数1〜3のアルキル基である。) 上記一般式[1]で示されるアルキル置換フェノール類
としては、具体的には、2,4.6−ドリメチルフエノ
ール、2,6−ジエチル−4−メチルフェノール、2.
6−ジイソプロピル−4−メチルフェノール、2,6−
ジーn−プロピル−メチルフェノール、2.6−シーt
ert−ブチル−4−メチルフェノール(BIIT> 
、2.6−シーtert−アミル−4−メチルフェノー
ル、2.6−ジ−シクロへキシル−4−メチルフェノー
ル、2,4.6−ドリエチルフエノール、2−エチル−
4,6−ジメチルフェノール、2−イソプロピ−ルー4
,6−ジメチルフェノール、2゜6−ジフェニル−4−
メチルフェノール、2,4゜6−ドリエチルフエノール
、2,6−シメチルー4−エチルフェノール、2,6−
シーtert−ブチル−4−エチルフェノール、2,6
−シメチルー4−n−プロピルフェノールなどが例示さ
れる。
金属塩触媒 本発明では、上記のようなアルキル置換フェノール類は
、金属塩触媒および溶媒の存在下に液相で酸化されて、
3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシ芳香族カルボニル
化合物が得られるが、この際用いられる金属塩触媒とし
ては、マンガン、鉄、銅、セリウム、バナジウム、モリ
ブデン、パラジウムからなる群から選ばれた少なくとも
1種の金属の塩が用いられる。
金属塩の種類としては、上記の金属のハロゲン化物、塩
基性八日水酸化物、カルボン酸塩、塩酸塩、硝酸塩、硫
酸塩、炭酸塩、塩基性炭酸塩、水酸化物、塩素酸塩、ア
セチルアセトン塩などが挙げられる。
ハロゲン化物としては、具体的には、塩化マンガン、塩
化鉄、塩化セリウム、塩化バナジル、塩化モリブデン、
塩化パラジウム、塩化鋼、臭化マンガン、臭化鉄、臭化
銅、ヨウ化銅などが例示される。
カルボン酸塩としては、具体的には、酢酸マンガン、酢
酸鉄、酢酸銅、酢酸モリブデン、酢酸セリウム、酢酸パ
ラジウム、安息香酸鉄、安息香酸鋼、シュウ酸バナジル
、シュウ酸マンガンなどが例示される。
硝酸塩として、具体的に硝酸マンガン、硝酸セリウム、
硝酸パラジウム、硝酸銅が、また硫酸塩として硫酸マン
ガン、硫酸鉄、硫酸バ丈ジル、硫酸パラジウム、硫酸銅
などがそれぞれ例示される。
また塩基性炭酸塩としてはCu CO3CLJ(Ol−
1”) 2が、塩素酸塩としてはCu (Cl 03 
)2などが例示される。そのほかアセチルアセトン塩と
しては、マンガンアセチルアセトナート、鉄アセチルア
セトナート、パラジウムアセチルアセトナート、モリブ
デンアセチルアセトナート、酸化モリブデンアセチルア
セトナートなどが例示される。なお、これらの化合物は
乾燥状態で用いられることが望ましいが、結晶水を有づ
るもの、あるいは吸湿したものでも十分使用することが
できる。また、上記の化合物を複数棟組み合せて用いる
こともできる。
上記金属塩触媒のうちハロゲン化物、硝酸塩、酢酸塩、
硫酸塩およびアセチルアセトン塩を用いることが好まし
い。
上記の金属塩触媒は、原料でめるフェノール類1モル部
に対して通常0.005〜1モル部の旦で用いられる。
溶  媒 本発明では、上記のような金属塩触媒を用いたアルキル
置換フェノール類の酸化反応は、アルコール類とアミド
結合を右する化合物との混合物が溶媒として用いられる
本発明で用いられるアルコール類としては、メタノール
、エタノール、n−プロパツール、イソプロパツール、
n−ブタノール、tert−ブタノール、ヘキサノール
などの脂肪族アルコール、シクロヘキサノール、シクロ
ヘプタツールなどの脂環族アルコール、ベンジルアルコ
ール、フェネチルアルコールなどの芳香族アルコール、
などが用いられる。
また本発明で上記のアルコール類とともに用いられるア
ミド結合をイ1する化合物としては、いわゆるアミド化
合物だけでなく、尿素化合物(−NトIC0NH−)あ
るいはイミド化合物(−〇〇NHCO−)などが含まれ
る。
この分子中にアミド結合を有する化合物は、取り扱い上
100〜200℃の温度で液体であることが好ましく、
また酸素存在下で容易には酸化されないものでおること
が好ましい。
このような条件をすべて満たす溶媒としては、アミド結
合に含まれる窒素原子はすべて水素以外の置換基で置換
された、いわゆる3級アミンであることが望ましい。こ
の場合のN−置換基としては、低級脂肪族炭化水素基、
脂環族炭化水素基あるいは芳香族炭化水素基であること
が好ましい。
上記のような分子中にアミド結合を有する化合物として
、具体的には以下のような化合物が挙げられる。
N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジエチルホル
ムアミド、N、N−ジプロピルホルムアミド、N、N−
ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチルアセトアミド
、N、N−ジメチルアセトアミド、ホルムピペリジン、
ホルムピロリジン、アセデルピペリジン、アセチルピロ
リジン、ホルムアニリド、トメチルアセトアニリド、ア
セデルピリジン、N−メチルホルムトルイド、アセトト
ルイド、ジメチルベンズアミド、テトラメチル尿素、N
、N−ジメチルトリル尿素、スクシンイミド、グルタル
イミド、フタルイミドなど。
これらのうち、N、N−ジメチルホルムアミド、N。
N−ジエチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトア
ミド、テトラメチル尿素などが特に好ましい。
このように本発明ではアルコール類とアミド結合を有す
る化合物との混合物が溶媒として用いられるが、アルコ
ール類(A)とアミド結合を有する化合物(B)とは、
重量比でA/Bが1〜30好ましくは2〜20の割合で
用いられる。
アルコール類(A)とアミド結合を有する化合物(B)
とのIfft比A/Bが2未満であると、ビス(3,5
−ジアルキル−4ヒドロキシフエニル)アルカン類、お
よびこのアルカン類がざらに酸化された前記一般式(I
ll]および(IV]で示される化合物が多量に生成す
るため好ましくない。一方、前記重量比A/Bが30を
越えると、芳香族アルデヒド類の生成速度が低下し、反
応終了まで長時間を要する。また過剰のアルコール類を
使用づることは不経済であるため好ましくない。
このようなアルコール類と分子中にアミド結合を有する
化合物との混合溶媒は、原料でおるアルキル置換フェノ
ール類1モル部に対して、通常0゜1〜100モル部好
ましくは5〜50モル部の旦で用いられる。
叉応逢豆 上記のような触媒および溶媒を用いて、アルキル@換フ
ェノール類の酸化反応が行なわれるが、反応温度は通常
O〜200℃好ましくは30〜150’Cであり、反応
時間は反応温度によって大きく変化しうるが通常0.5
〜10時間程度である。
上記のアルキル置換フェノール類の酸化反応は、酸素の
存在下で行なわれる。反応系に導入される酸素としては
、純酸素、空気または酸素を窒素などの不活性ガスで希
釈した酸素含有ガスが用いられる。
上記反応は、通常常圧または加圧下で行なわれる。常圧
で反応を行なう場合には、純酸素あるいは酸素含有ガス
を反応液中にバブリングするなどして反応系に酸素を導
入し、一方加圧下で反応を行なう場合には、純酸素ある
いは@素含°イ1ガスを反応系内に圧入するなどして反
応系に酸素を導入することができる。
本発明に係るアルキル置換フェノール類の酸化反応は、
連続式によっても、バッチ式によっても行なうことがで
きる。
本発明に係るアルキル置換フェノール類の酸化反応によ
る3、5−ジアルキル−4−ヒドロキシ芳香族カルボニ
ル化合物として具体的には3.5−ジメチル−4−ヒド
ロキシベンズアルデヒド、3.5−ジエチル−4−ヒド
ロキシベンズアルデヒド、3.5−ジイソプロピル−4
−ヒドロキシベンズアルデヒド、3.5−ジ−n−プロ
ピル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド、3.5−ジー
ter−ブチルー4−ヒドロキシベンズアルデヒド、3
,5−ジーtert−アミルー4−ヒドロキシベンズア
ルデヒド、等の3.5−ジアルキル−4−ヒドロキシベ
ンズアルデヒド類、3.5−ジシクロへキシル−4−ヒ
ドロキシベンズアルデヒド等の3,5−ジシクロアルキ
ル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド類、3.5−ジメ
チル−4−ヒドロキシアセトフェノン、3,5−ジエチ
ル−4−ヒドロキシアセトフェノン、3,5−ジイソプ
ロピル−4−ヒドロキシアセトフェノン、3゜5−ジー
tert−ブチルー4−ヒドロキシアセトフェノン、3
,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニルエチルケトン
、3,5−ジーtert−フチルー4−ヒドロキシフェ
ニルエチルケトン等の3,5−ジアルキル−4−ヒドロ
キシフェニルアルキルケトン類を例示できる。
なお本発明において、反応終了後に反応混合物から生成
物である3、5−ジアルキル−4−ヒドロキシ芳香族カ
ルボニル化合物を分離するには、以下のようにすればよ
い。すなわち、反応混合物から溶媒であるアルコール類
とアミド結合を有する化合物とを蒸溜などによって除去
したのち、反応混合物に抽出剤として水および水に相溶
しない有機溶媒を加えて、水相および油相の2相とし、
生成物である3、5−ジアルキル−4−ヒドロキシ芳香
族カルボニル化合物を油相に、触媒を水相に抽出剤分離
する。この抽出操作は通常O〜95℃好ましくは20〜
90’Cで行なわれる。また抽出剤としての有機溶媒と
しては、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン、メシチレン、プロピルベンゼン、サイメンなどの芳
香/Jx炭化水素、メチルイソブチルケトン、ジイソプ
ロピルケトンなどのケトン類、クロルベンゼン、ジクロ
ルベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素などのハ[]グ
ン化炭化水素、テトラヒドロフランなどの環状エーテル
類が用いられうる。
これらの抽出剤としての水および有機溶媒は、抽出剤が
添加される反応混合物1重量部に対して、水は通常10
〜100重量部の吊で、また41機溶媒は通常10〜1
00ffiU部の缶で用いられる。
水相に抽出された触媒は、必要に応じて水相から回収し
て再使用することもできる。
一方油相に抽出された3、5−ジアルキル−4−ヒドロ
キシ芳香族カルボニル化合物は、油相を冷却することに
より油相から析出させることができる。油相から析出し
た芳香族カルボニル化合物は、必要に応じて再結晶を繰
り返すことによって純度を高めることができる。また未
反応の原″ll31フェノール類は、芳香族カルボニル
化合物が析出された後の晶析母液を蒸溜することによっ
て回収でき、再使用することができる。
発明の効果 本発明によれば、触媒として特定の金属塩触媒を用い、
また溶媒としてアルコール類とアミド結合を有づる化合
物との混合物を用いて、2,4゜6−トリアルキルフェ
ノール類を酸化させているため、このフェノール類から
高収率および高選択率で3,5−ジアルキル−4−ヒド
ロキシ芳香族カルボニル化合物が生成する。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
実施例 1 塩化第1銅(CuCl )1.Ogおよび2,4゜6−
ドリメヂルフエノール10gをN、N−ジメチルボルム
アミド30Qおよびメタノール1509が導入されたフ
ラスコ(反応器)に入れ、メタノールの還流温度まで昇
温した。500 rpmの速度で撹拌しながら空気を1
50WIIl/minの流速にコントロールしつつ溶液
中に吹き込みバブリングした。
フラスコから排出される溶媒および生成した水を含むガ
スは、冷却後脱ガスした後、反応器に戻しながら反応を
継続した。
8時間反応した復、反応液をガスクロマトグラフィー(
充填剤0V−17>で分析したところ、2.4.6−ド
リメヂルフエノールの転化率は100モル%であり、生
成物の選択率は表1の通りであった。
表1 つぎに、溶媒であるメタノールおよびN、N−ジメチル
ホルムアミドを反応混合物から留去した後、反応混合物
に抽出液として100m1の酢酸水と100m1のメチ
ルイソブチルケトンとを加え、60℃で油相と水相とに
分離して、反応混合物中に溶解している触媒を水相に分
離した。さらに、油相を400m1の水で洗浄後メチル
イソブチルケトンを蒸溜で除去することによって、3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒドの粗結
晶を得た。つぎにトルエンを用いて晶析することにより
、純度99%以上の3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
ベンスアルデヒド7.30を得た。
夫塵■−2 実施例1において、メタノールのかわりにイソプロパツ
ールを用いイソプロパツールの還流温度で反応を行なっ
た以外は、実施例1と同様にした。
結果を表2に示す。
X塵叢−1 実施例1において、メタノールのかわりにターシャリ−
ブタノールを用い、80℃の温度で6時間反応を行なっ
た以外は、実施例1と同様にした。
結果を表2に示す。
実施例 4 実施例1において、メタノールのかわりにシクロヘキサ
ノールを用い、80℃で反応を行なった以外は、実施例
1と同様にした。
結果を表2に示ず。
実施例 5 実施例1において、メタノールのかわりにn−オクブル
アルコールを用い、80℃で反応を行なった以外は、実
施例1と同様にした。
結果を表2に示す。
実施例 6 実施例1において、N、N−ジメチルホルムアミドを1
0yにした以外は同様の操作で反応を行なった結果を表
2に示す。
実施例 7 実施例1において、N、N−ジメチルホルムアミドを1
0y、メメタノールを30yにして反応を行なった以外
は、実施例1と同様にした。
結果を表2に示す。
実施例 8 実施例1において、塩化第1銅のかわりに酢酸第2マン
ガン3.0gを用いた以外は、実施例1と同様にした。
結果を表2に示す。
実施例 9 実施例1において、2,4.6−1−リメチルフェノー
ルのかわりに2,6ジターシヤリーブヂル4−メチルフ
ェノールを用いて反応を行なった以外は、実施例1と同
様にした。
結果を表2示す。
丈底型−ユ旦 実施例1において、2,4.6−ドリメヂルフエノール
のかわりに2,6ジターシヤリーブブル4−エチルフェ
ノールを用いて反応を行なった以外は、実施例1と同様
にした。原おlの転化率は100%で選択率30%で3
,5−シーt e r ’t −ブチル−4−ヒドロキ
シ〜アセトフエノンガ生成した。
結果を表2にした。
比較例1 実施例1において、メタノールのかわりにトルエン還流
下で反応を3時間行゛なった以外は、実施例1と同様に
した。
結果を表2に示す。
比較例2 実施例1において、メタノールを用いず、N。
N−ジメチルホルムアミドの単独溶媒を用い、100℃
で反応を2時間行なった以外は、実施例1と同様にした
結果を表2に示す。
比較例3 実施例1にJ3いて、ジメチルホルムアミドを用いず、
メタノールの単独溶媒を用いてメタノールの還流温度で
反応を5時間行なった以外は、実施例1と同様にした。
結果を表2に示す。
比較例4 実施例1にd3いて、2,4.6トリメヂルフエノール
のかわりに2,4−ジメチルフェノールを用いて反応を
行なった以外は、実施例1と同様にした。
結果を表2に示す。
工較■二 実施例1において、2,4.6−ドリメヂルフエノール
のかわりにP−クレゾールを用いて反応を行なった以外
は、実施例1と同様にした。
結果を表2に示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式〔 I 〕で示される2,4,6−トリアル
    キルフェノール類を金属塩触媒および溶媒の存在下に酸
    化させて下記一般式〔V〕で示される3,5−ジアルキ
    ル−4−ヒドロキシ芳香族カルボニル化合物を製造する
    に際して、触媒としてマンガン、鉄、銅、セリウム、バ
    ナジウム、モリブデン、パラジウムからなる群から選ば
    れた少なくとも1種の金属の塩を用い、溶媒としてアル
    コール類とアミド結合を有する化合物との混合物を用い
    ることを特徴とする3,5−ジアルキル−4−ヒドロキ
    シ芳香族カルボニル化合物の製造方法:▲数式、化学式
    、表等があります▼・・・・〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・〔V〕 (式中、R_1およびR_2は炭素数1〜6のアルキル
    基であり、R_3は水素原子または炭素数1〜3のアル
    キル基である。)
  2. (2)アルコール類が、メタノール、エタノール、であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)アミド結合を有する化合物が、N,N−ジメチル
    ホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N
    −ジメチルアセトアミド、テトラメチル尿素である特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  4. (4)アルコール類(A)とアミド結合を有する化合物
    (B)との重量比(A/B)が1〜30である特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5015778A (en) * 1989-12-18 1991-05-14 The Dow Chemical Company Catalytic method to produce hydroxy substituted arylophenones
US5475156A (en) * 1994-06-06 1995-12-12 General Electric Company Method for making a 2,6-dialkylphenol
US6399838B1 (en) * 2000-11-17 2002-06-04 National Science Council Process for preparing 2,6-dimethylphenol

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