JPS6223997Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は浴室に使用する収納部付ドアに関する
ものであつて、その目的とするところはドアの一
面に設けた小物収納用の収納本体の水切れをよく
した収納部付ドアを提供するものである。

以下本考案の実施例を図面により詳述する。図
中１は角枠状のドア枠で、このドア枠１の上部と
下部には相対向して２条のレールが形成されてい
て、このレールに２枚のドア２，２が引き違い式
に嵌め込まれている。これらドア２は浴室に配設
されるものである。一方のドア２は両側の縦框
８，８、下框１０および上框１１とで枠組みさ
れ、中央にはガラス９が設けられている。６は例
えば真空成形にて形成されて他方のドア２の中棧
１２と下框１０との間の面に取着された収納本体
で、この収納本体６は上下３段に収納部３を形成
している。上の収納部３は上面及び前面が開口
し、中及び下の収納部３は前面が開口されてい
る。下段の収納部３にはその開口面を覆設する扉
１３が回動自在に取着されている。すなわち、こ
の扉１３は第３図に示すように前面板１９と、上
部を斜めに切欠いた両側の側板１４，１４と、底
板１８とで構成されるものである。扉１３の両側
板１４，１４の外側面の下部前面に凹所２１が削
設してあり、この凹所２１と対応して収納部３の
内壁面に突部が突設してある。そしてこの扉１３
の前面板１８が収納本体６の収納部３の開口面を
被うように且つ前面側に前記突部を軸として回動
自在に取着される。また扉１３の底板１８は後面
側に下方向に傾斜しており、更に底板１８の後面
側に向けて複数条、本実施例では４条のリブ２０
が上面側に突出形成してある。このリブ２０は水
切りを兼ねるとともに、石けんやシヤンプー等の
小物を置いた場合にその裏面が浮いているように
し、衛生上密着するのを防止している。収納本体
６の扉１３を取り付ける収納部３の底面は第４図
に示すように、その底面が前面側に下降する傾斜
面２２が形成されている。従つて、浴室内で湯水
等が収納本体６の収納部３内に入つても、第４図
に示す矢印のように扉１３の底板１８、収納部３
の底面の傾斜面２２を伝つて容易に水抜きができ
るものである。

上述のように本考案は、前面が開口された収納
部を有する収納本体を浴室のドアの一面に形成
し、前面板と両側板と底板とで構成される扉をそ
の両側板の下部を軸として前面側に回動自在に前
記収納部に設け、扉の底板に後面側方向に複数条
のリブを設けるとともに底板を後面側に下方向に
傾斜せしめているので、石けんやシヤンプー等の
小物を扉の底板上に置いてもリブのために小物の
底面に扉の底板に密着せず衛生的となり、また湯
水は傾斜した底板を伝つて水抜きできる利点を有
し、更に収納部の底面を前面側に下方向に傾斜す
る水抜き用の傾斜面を形成しているから、扉の底
板を伝つて水抜きされた湯水は収納部の底面の傾
斜面を伝つて外部に水抜きされるために、収納本
体に入つた湯水は全て外部に水抜きされる利点を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例の正面図、第２図は同
上の収納本体の拡大斜視図、第３図は同上の扉の
拡大斜視図、第４図は同上の要部断面図で、２は
ドア、３は収納部、６は収納本体、１３は扉、１
４は側板、１８は底板、１９は前面板、２０はリ
ブ、２２は傾斜面である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面が開口された収納部を有する収納本体を浴
   室のドアの一面に形成し、前面板と両側板と底板
   とで構成される扉をその両側板の下部を軸として
   前面側に回動自在に前記収納部に設け、扉の底板
   に後面側方向に複数条のリブを設けるとともに底
   板を後面側に下方向に傾斜せしめ、収納部の底面
   を前面側に下方向に傾斜する水抜き用の傾斜面を
   形成して成る収納部付ドア。