JPS6223906Y2 - - Google Patents

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JPS6223906Y2
JPS6223906Y2 JP2911081U JP2911081U JPS6223906Y2 JP S6223906 Y2 JPS6223906 Y2 JP S6223906Y2 JP 2911081 U JP2911081 U JP 2911081U JP 2911081 U JP2911081 U JP 2911081U JP S6223906 Y2 JPS6223906 Y2 JP S6223906Y2
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JP
Japan
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drill
fixed
support plate
guide cell
holes
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JP2911081U
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JPS57142084U (ja
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  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、大口径の基礎孔を掘削するために
用いるドリルに関する。
比較的高い周波数送受信用や送電用の鉄塔を立
てる場合には、それを支持するために地上に大口
径の基礎孔を掘削することが必要である。これら
の鉄塔は、電波伝播の性質の面から確実な通信や
サービスエリアを広く取るためまたは山中の水力
発電所などから送電するために、高い山上や丘陵
上に設置されることが多い、このような山上で
は、電気配線設備がなくかつ各種の掘削機器を運
搬することも容易ではない。したがつて、従来で
は直径2〜3m、深さ6m程度の鉄塔支持用の基礎
孔はだいたい発破によつて形成していた。しかし
ながら、安全管理の点から爆薬の使用が大部分禁
止されたので、現在では主として入力で掘削し、
掘削機器として用いるのは手持ちシンカとハンド
ブレーカぐらいである。このため、掘削すべき岩
石が硬いと前記のような基礎孔の形成完了までに
半年近くを要する場合もあり、人件費や工期の点
で問題が発生しがちである。
この考案は、山上や丘陵上などのあまり交通の
便の良くない場所でも大口径の基礎孔を有利に掘
削するために提案されたものである。したがつ
て、この考案の目的は、各種の台車に着脱可能に
搭載できしかも円形状に多数の穿孔穴を容易に形
成できる期礎孔掘削用ドリルを提供することであ
る。
この考案に係るドリルは、各種の自走台車たと
えばパワーシヨベル、バツクホーなどに搭載可能
であり、該ドリルを基礎孔中へ容易に持ち込むた
めにアーム自体が伸縮自在なテレスコピツクタイ
プの自走台車を使用すると好ましい。また、この
考案のドリルは、基礎孔上に差渡したブリツジに
搭載してもよい。この考案のドリルに設置したド
リフタ、ドリフタ駆動用のフイードモータやシリ
ンダおよびガイドセル回転用モータは、空圧また
は油圧作動のいずれでもよいが、いずれにしても
ビツト先端から圧縮空気の噴射が必要であるから
空圧作動に統一するのが有利である。
次にこの考案を図面に基いて説明すると、第1
図および第2図はこの考案に係るドリル2であ
る。ドリル2は、細長い形状であつて通常横断面
がI字形のガイドセル4を有し、該ガイドセル上
に公知のドリフタ6を摺動自在に設置している。
ライフルバータイプまたはパワーローテーシヨン
タイプのドリフタ6の先端にはロツド8を着脱可
能に取付け、該ロツドはガイドセル4と平行に前
方へ延びている。ロツド8は、その前方において
ガイドセル先端に固着したセントラライザ10で
支持するとともに、ロツド先端にビツト12を着
脱可能に装着する。また、ガイドセル4の先端に
は1対のフートパツド14,14を固着し、該フ
ートパツドはロツド8と平行にガイドセル4の前
方へ延び、かつ平面からみるとロツド8を中心と
して対称に配置する(第2図参照)。このドリル
2は、傾斜角45゜の拡底孔(第6図参照)を形成
するのに用いることもあるため、第1図のように
側面からみると、ドリル2を水平に配置した際
に、セントラライザ10の上端とフートパツド1
4の円錐状先端とを通過する直線を45゜以下の傾
斜に設定することが必要である。一方、ガイドセ
ル4の後端にはフイードモータ16を設置し、該
モータの回転軸にスプロケツトを固着して、この
スプロケツトはドリフタ6に取付けたチエーン1
8とかみ合う。フイードモータ16は、適宜のリ
モートコントロール装置(図示しない)と連絡す
ることにより、該装置を操作してモータ16を正
転または逆転させて、ドリフタ6を前進または後
退させる。この場合、フイードモータ16の代り
に空圧または油圧シリンダを用いてもよく、該シ
リンダのピストンロツドの先端をドリフタに固着
すればよい。
ドリル2において、ガイドセル4の後端には1
対の支持板20,20をボルト止めで固着する。
両支持板20,20は通常同一形状であり、第2
図のように平面からみると、ガイドセル4の軸線
に関して対称に並立している。支持板20,20
には、回転機構22を経て1対のブラケツト2
4,24を後方に設置し、各ブラケツト24にピ
ン孔26,26を設ける。第3図に例示するよう
に、回転機構22は、空圧または油圧の回転モー
タ28と、支持板20およびブラケツト24に対
して直角に配置した1対のデイスク30,32と
からなる。下方のデイスク30は支持板20に固
着し、かつ軸ボルト34に固定している。また、
上方のデイスク32はブラケツト24に固着し、
かつ軸ボルト34の回りで回転自在である。上方
のデイスク32は中空状であり、その内部に下方
のデイスク30を収納してリング36によつて相
互に回転可能に保持する。モータ28はデイスク
32の周辺上に設置し、該モータの軸に固着した
スプロケツト38は、軸ボルト34に固着したス
プロケツト40とチエーン42を介して連結す
る。この結果、デイスク32上のモータ28を回
転すると、チエーン42および軸ボルト34を経
てデイスク30が回転する。したがつて、ドリル
2はガイドセル4の軸線の回りで回転可能とな
る。
この考案のドリル2は、第4図から明らかなよ
うにパワーシヨベル44に搭載可能であり、この
際にドリル2のブラケツト24をピン孔26,2
6によつてパワーシヨベル44のアームおよびピ
ストンロツドに軸着する。ドリル2によつて直径
2〜3m、深6m程度のような基礎孔46を掘削す
るには、パワーシヨベル44は図示のようなテレ
スコピツクタイプのアーム48を有すると好まし
い。一般に、ドリル2のガイドセル4の全長は約
3mであつてロツド8の長さは2m前後であるか
ら、深さ6m程度の基礎孔46を掘削するにはた
とえば約1mずつ6回に分けて掘削することを要
する。そして掘削の際には、第5図に示す位置に
パワーシヨベル44を静止させて、基礎孔46の
直径に対応する地面上の円形50の周囲に沿つ
て、ドリル2によつて多数の穿孔穴52を所定間
隔おいて垂直に設けるとともに、該円形の内部も
図示のように適当に穿孔する。円形50の内部の
穿孔は自由面を得るためであつて、その数は岩石
の破砕強度によつて決定する。この穿孔が完了す
ると、パワーシヨベル44に装着したドリル2を
外してブレーカ(図示しない)を搭載して、円形
50の内部を砕する。ついでパワーシヨベル44
にバケツト(図示しない)を装着して、破砕した
岩石を円形50内から除去すると、第4図に示す
ような浅い円形孔54を得る。次に、円形孔54
の内部において、第5図に示すような多数の穿孔
穴52を設けるには、ビツト12が常に円形孔5
4の内周面に接するようにドリル2を設定しなけ
ればならない。第5図のA〜Dで例示したよう
に、円形孔54内におけるロツド8とガイドセル
4との位置関係は、穿孔穴52の位置に応じて変
えないと穿孔できなくなる。このために、穿孔位
置の移動とともにドリル2をモータ28で徐々に
回転させて、円形孔54を1周するとドリル2も
1回転させることになる。仮に掘削ドリルが回転
しない構造であるならば、穿孔位置に応じてパワ
ーシヨベル44を円周に沿つて徐々に移動させな
ければならないので、穿孔能率は急激に低下し、
場所によつては穿孔できない部分も生じるかまた
は相当の余掘を必要とする。穿孔後には、ブレー
カによる岩石破砕と、バケツトによる岩石除去と
を繰返して、最終的に基礎孔46を形成する。
また、第6図では、この考案のドリル2によつ
て大口径の拡底孔56を掘削する場合を例示して
いる。拡底孔56とは、直径が変化しない同径部
58と、直径が下方に向かつて増大する円錐台形
部60とを有する孔を意味する。拡底孔56は、
比較的軟質の岩石からなる地中に形成して、この
内部にコンクリートを注入することで、立脚すべ
き鉄塔をより強固に支持する。拡底孔56を形成
するには、完成した同径部58の底面62におい
て、ロツド8が内周面に対して所定の角度(たと
えば45゜)を有するように、ドリル2を斜めに設
定して外方へ所定数穿孔する。この際に、フート
パツド14を同径部58の内周面に押圧すること
により、図示のようにロツド8をガイドセル4の
下方に位置させることができる。斜め方向の穿孔
を所定間隔おいて1周行なつた後に、内部の岩石
を破砕して除去すると拡底孔56を得る。
第7図および第8図は、ドリル2における回転
機構の変形例を示している。回転機構62は1対
のデイスク64,66を有し、両デイスクは軸ボ
ルト68で相互に回転可能に連結する。下方のデ
イスク64は支持板20に直交状に固着し、かつ
上方のデイスク66はブラケツト24に固着す
る。また、両デイスク64,66には、それぞれ
同一の円周上に複数の貫通孔70を設ける。第8
図では、たとえば6個の貫通孔70を軸ボルト6
8を中心として60゜の間隔で設けている。そして
重合した上下の貫通孔70,70に固定用ボルト
72を嵌入して締着する。固定用ボルト72は、
図示のような6個の貫通孔70の場合には3本使
用すれば十分である。貫通孔70および固定用ボ
ルト72の数と大きさは、所望に応じて適宜に変
更することができる。この回転機構62では、ド
リル2を回転させる際に固定用ボルト72をすべ
て抜いて、下方のデイスク64を上方のデイスク
66に対して適当に回転させた後に、固定用ボル
ト72で再び締着することを要する。このため、
この回転機構62は構造的に単純であるけれど
も、第9図のA〜Fで示すように円形孔74内に
おけるロツド8とガイドセル4との位置関係は6
通りしかない。したがつて穿孔穴52の位置によ
つては、ビツド12を完全に円形孔74の内周面
に接するようにドリル2を設定することができな
いけれども、実際の穿孔作業上では問題はない。
ただし、ドリル2を回転させる際に、固定用ボル
ト72をいちいち着脱するのは能率的に多少不利
である。
この考案に係るドリルを用いると、鉄塔を支持
するための大口径の基礎孔を容易に掘削できる。
そして、このような基礎孔を交通の便が悪い山上
に形成する場合であつても、1台の自走台車だけ
あれば、このドリルは該自走台車に着脱可能に搭
載するから、別のブレーカやバケツトとも容易に
交換して高能率の掘削作業が期待できる。また、
大口径の基礎孔に応じて多数の穿孔穴を形成する
際に、自走台車自体はほとんど静止させた状態で
穿孔作業が進行するから、円形孔が徐々に深くな
つていつても高能率の穿孔作業を維持できるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案に係るドリルの
側面図と平面図、第3図はこの考案で用いる回転
機構を拡大して示す部分縦断面図、第4図はこの
考案のドリルをパワーシヨベルに搭載して穿孔作
業を行なつている状態を示す側面図、第5図は形
成すべき基礎孔に対応する円形内における穿孔態
様を示す概略平面図、第6図はこの考案のドリル
で拡底孔を形成する状態を示す側面図、第7図お
よび第8図はこの考案で用いる回転機構の変形例
を拡大して示す部分縦断面図と平面図、第9図は
第7図の回転機構による穿孔態様を示す概略平面
図である。 2……ドリル、4……ガイドセル、6……ドリ
フタ、8……ロツド、12……ビツド、14……
フートパツド、16……フイードモータ、20,
20……支持板、22……回転機構、24,24
……ブラケツト、26,26……ピン孔、28…
…回転モータ、30,32……デイスク、34…
…軸ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 細長い形状のガイドセルと、該ガイドセル上
    に摺動自在に設置する空圧または油圧のドリフ
    タと、該ドリフタの先端に着脱可能に取付ける
    ロツドとを有する掘削ドリルにおいて、ガイド
    セルの後端に支持板を固着し、かつ該支持板の
    後方に位置する1対のブラケツトにはピン孔を
    設けるとともに、支持板とブラケツトとの間に
    回転機構を配置することによつて、ドリルをガ
    イドセルの軸線の回りで回転可能とすることを
    特徴とする基礎孔掘削用ドリル。 2 回転機構は、空圧または油圧の回転モータと
    1対のデイスクからなり、上方のデイスクには
    ブラケツトを固着するとともにモータを設置
    し、一方、下方のデイスクには支持板を固着す
    るとともに軸ボルトを固定し、該軸ボルトをモ
    ータで回転させることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載のドリル。 3 回転機構は、1対のデイスクと複数の固定用
    ボルトからなり、1対のデイスクは軸ボルトで
    回転可能に連結するとともにブラケツトまたは
    支持板にそれぞれ固着し、かつ両デイスクには
    同一の円周上に複数の貫通孔を設け、重合させ
    た上下の貫通孔に固定用ボルトを挿入して締着
    することを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載のドリル。
JP2911081U 1981-03-02 1981-03-02 Expired JPS6223906Y2 (ja)

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JP2911081U JPS6223906Y2 (ja) 1981-03-02 1981-03-02

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JP2911081U JPS6223906Y2 (ja) 1981-03-02 1981-03-02

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JPS57142084U JPS57142084U (ja) 1982-09-06
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